JP3435535B2 - 棚板の補強・支持構造 - Google Patents

棚板の補強・支持構造

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JP3435535B2 JP18074998A JP18074998A JP3435535B2 JP 3435535 B2 JP3435535 B2 JP 3435535B2 JP 18074998 A JP18074998 A JP 18074998A JP 18074998 A JP18074998 A JP 18074998A JP 3435535 B2 JP3435535 B2 JP 3435535B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列棚における棚
板、特に中央部が両側部より前方に膨出して形成された
形状の棚板を安定して良好に取り付けることができる棚
板の補強・支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】店舗などで商品の陳列に使用される陳列
棚は、一般に、基台フレーム上に複数の支柱が立設さ
れ、支柱の前面に縦長の係止孔が縦に間隔を置いて形成
され、末端に係止部を有する棚受け部材がその係止部を
支柱の係止孔に挿入して係止され、その棚受け部材の上
に棚板が上から載置されように嵌着される。
【0003】棚板の形状は、一般に矩形であり、その両
側を支持する棚受け部材はその長さが棚板の両側縁部と
略同じ長さに形成され、棚板の両側縁部に設けた折り曲
げ部にそって棚受け部材を挿入するように嵌着し、棚板
を支持する。
【0004】ところで、近年、商品の陳列形態の多様化
に伴い、陳列棚の棚板の平面形状が単純な矩形から変化
したものが現れ、例えば中央部を前方に円弧状に膨出し
た形状の棚板が、発案され試作されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな中央部を前方に円弧状に膨出した形状の棚板は、必
然的に棚板の両側縁部が中央部より短くなるため、両側
縁部を支持する棚受け部材の長さも棚板中央部の長さよ
り短くなる。このため、この種の形状の棚板の中央前部
(前に突出した部分)に商品を載せた場合、棚板には、
その棚受け部材の先端部を支点にして棚板を前方下側に
反転させる力が作用し、棚板の組み付け構造上、その後
縁部が支柱や棚受け部材に対し強固に固定されていない
ために、前部に載せた商品の重さによっては、棚板の前
部が下がり後部が上がるように動きやすく、棚板が非常
に不安定となる恐れがあった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、中央部が両側部より前方に膨出して形成された棚板
を、安定して良好に取り付けることができる棚板の補強
・支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の棚板の補強・支持構造は、陳列棚の支柱の
前面に縦長の係止孔が縦に間隔をおいて複数個設けら
れ、末端に係止部を突設した棚受け部材が係止部を係止
孔に挿入・係止して支柱の前面側に装着され、棚受け部
材の上に棚板が載置される形態で係合・支持されてなる
棚板の補強・支持構造において、棚板の中央部が両側部
より前方に膨出して形成され、棚板の裏面中央前寄りに
補強板が側面視で三角形の斜辺部を構成するように固定
され、棚板の両側後角部に、支柱の係止孔に係止される
係止部を有する止め金具が嵌着され、止め金具には、棚
板の後折曲縁部を挟持する挟持部が設けられ、支柱の係
止孔に差し込んで係止される板状の係止部が設けられる
と共に、棚受け部材の元部を挿通させるための凹部が設
けられたことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用・効果】このような構成の棚板の補強・支
持構造では、棚板の中央部が両側部より前方に膨出して
形成されているため、棚板の中央前部(前に突出した部
分)に商品を載せた場合、棚受け部材の先端部を支点に
して棚板を前方下側に反転させる力が作用し、棚板の後
端部を上方に持ち上げる力が働く。しかし、棚板の後両
角部に止め金具が取り付けられ、その係止部が支柱の係
止孔に嵌入して・係止されるため、棚板の後端部を上方
に持ち上げる力は、棚板の後端部に取り付けた止め金具
を介して支柱の係止孔で支持されるから、棚板の前部に
商品を載せた場合でも、棚板が不安定になることはな
く、商品を安全に陳列することができる。
【0009】また、棚板の裏面中央前寄りに補強板が固
定され、補強板は側面視で三角形の斜辺部を構成するよ
うに配置されるから、この補強板によって、棚板の膨出
した前部に上からかかる荷重をその板面に沿って分散さ
せ、支持することができ、膨出した棚板の前部に重量物
を載せた場合でも、棚板の変形を効果的に防止すること
ができる。
【0010】更に、止め金具には、棚板の後折曲縁部を
挟持する挟持部を設け、支柱の係止孔に差し込んで係止
される板状の係止部を設ければ、棚板の後部を良好に係
止することができる。また、棚板の裏面横方向に補強リ
ブを固定することができ、その場合、補強板はその中間
部を補強リブの下側に交差して固定すれば、補強板は側
面視で三角形の斜辺部を形成するから、棚板前部上にか
かる荷重を補強板の板面に沿って分散させ、それを補強
リブで保持することができ、大きな補強効果が得られ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は陳列棚の棚板1の平面図等
を、図2はその底面図を示している。棚板1は、略矩形
で前部を円弧状に膨出した形状の鋼板の前後及び両側縁
部を下側に略直角に折り曲げ、これによって、後部に後
折曲縁部12を形成し、両側に側部折曲縁部13を設
け、さらに、前部にはカードレール部11を取り付けて
構成される。特に、棚板1の平面形状は、その元部(後
部から両側部にかけて)が矩形に形成されているのに対
し、その中央前部が両側部より前方に円弧状に膨出した
形状に形成され、その円弧状膨出部にカードレール部1
1が固定される。
【0012】後折曲縁部12の下端には、内側に折り曲
げた小幅の折曲支持部12aが設けられ、この折曲支持
部12aは後述の止め金具2、3を嵌着した際、それを
下側から支持する。また、棚板1の後部の両側角部に
は、陳列棚の支柱4を導入するための矩形凹部14が形
成される。
【0013】更に、棚板1の裏面には、図2に示すよう
に、2或は3本の補強リブ(鋼板を断面矩形に曲折した
部材)15が横方向に溶接等で固定され、また、裏面中
央前寄りに鋼板製の補強板16が固定される。この中央
の補強板16は、前部寄りの補強リブ15の下側を覆う
ように交差し、その中間部16bを下側に出すように少
し曲げた状態で、その前部16aを棚板1の裏面に固定
し、その中間部16bを補強リブ15上に固定し、その
末端部16cを棚板1の裏面に溶接等により固定して取
り付けられる。
【0014】これにより補強板16は、側面視で三角形
の斜辺部を構成するように棚板1の裏面に配置され、棚
板1の膨出した前部を下方に変形する力はこの補強板1
6と補強リブ15によって支持され、棚板1の前部の変
形が防止される。
【0015】図3、図4に示すように、棚板1の後部両
側角部の矩形凹部14に、止め金具2、3が取り付けら
れる。止め金具2、3は左右対称形で同様な形状に形成
され、棚板1の後折曲縁部12を挟持する挟持片22、
32を切り起した挟持部21、31と、支柱4の前面に
設けた係止孔4aに挿入・係止される係止部23、33
とを備え、矩形凹部14内に導入され支柱4との間に介
装可能な形状に形成される。
【0016】この一対の止め金具2、3は、基本的には
板状本体の両側に挟持部21、31と係止部23、33
を、棚板1の後折曲縁部12の方向と支柱4の係止孔4
aの方向に設けて形成されるが、陳列棚の棚受け部材7
の元部を挿通させるための凹部24、34がその正面側
に設けられる。
【0017】図7に示すように、陳列棚においては、複
数の矩形断面を有する支柱4が、陳列棚の基台フレーム
5上に垂直に立設され、支柱4間に背面パネル8が取り
付けられる。支柱4の前面には、縦長の係止孔4aが多
数個縦に間隔をおいて穿設され、基台フレーム5上には
下棚板6がその係止孔4aを使用して係止され且つ載置
される。
【0018】支柱4の前面に、複数の棚受け部材7が係
止孔4aを利用して前方に突き出した形態で係止され
る。棚受け部材7は鋼板を略長三角形状に打ち抜いた板
状に形成され、その末端部に複数の係止部7aが設けら
れる。棚受け部材7の末端部は略扇形に形成され、そこ
に複数の係止部7aを突設し、係止部7aを係止孔4a
に係止させる。
【0019】棚板1を支柱4に係止した棚受け部材7上
に取り付ける場合、上記のように、棚板1の後角部の矩
形凹部14内に、止め金具2、3を装着する。止め金具
2、3はその挟持片22、32と挟持部21、31で、
棚板1の後折曲縁部12を挟持するように取り付ける。
この状態で、止め金具2、3の係止部23、33は後方
を向く。
【0020】このように後角部に止め金具2、3を取り
付けた棚板1を、支柱4上の棚受け部材7、7の上から
被せるように、つまり両側部折曲縁部13の内側に両側
の棚受け部材7、7を挿入するように嵌め込み、同時に
止め金具2、3の係止部23、33を、支柱4の1つ上
の係止孔4aに差し込み(図6)、棚板1の装着を完了
する。
【0021】この棚板1は、上記のように、その中央部
を前方に円弧状に膨出した形状を有し、棚板の両側縁部
は中央部より短くなるため、棚受け部材7によって支持
する両側縁部の長さは、図6に示すように、棚板中央部
の長さより短い。このため、棚板1の中央前部(前に突
出した部分)に商品を載せた場合、棚受け部材7の先端
部を支点にして棚板1を前方下側に反転させる力が作用
し、棚板1の後端部を上方に持ち上げる力が働く。
【0022】しかし、棚板1の後角部には止め金具2、
3が取り付けられ、その係止部23、33が支柱4の係
止孔4aに嵌入して・係止され、棚板1の後端部を上方
に持ち上げる力は、棚板1の後端部における後折曲縁部
12下の折曲支持部12aから止め金具2、3を通して
支柱4の係止孔4aで支持されるから、棚板1の前部に
商品を載せた場合でも、棚板1が不安定になることはな
く、商品を安全に陳列することができる。
【0023】また、上記のように、棚板1の裏面中央に
鋼板製の補強板16が固定され、この補強板16は、図
1(c)の断面図に示すように、前部寄りの補強リブ1
5の下側を覆うように交差し、その中間部16bを下側
に出すように少し曲げた状態で、その前部16aを棚板
1の裏面に固定し、その中間部16bを補強リブ15上
に固定し、その末端部16cを棚板1の裏面に溶接等に
より固定して取り付けられる。
【0024】従って、棚板1の膨出した中央前部上に重
量物の荷重がかかった場合、この荷重は、補強板16の
前部16aから中間部16bにかけて板面に沿って分力
・分散され、補強リブ15に固定された中間部16bで
保持される。更に、それに続く補強板16の中間部16
bから末端部16cの板面に沿ってかかる力は、棚板1
裏面に固定された末端部16cで支持されるため、その
末端部16c上で棚板を上方に押し上げる力を、板の面
方向に分散させることができ、これによって、棚板1の
変形を効果的に防止することができる。
【0025】このような中央部が前方に膨出した棚板1
は、陳列棚上において、図8に示すように、通常の矩形
の棚板9を設けた陳列棚の間に、配置することができ
る。このように、矩形棚板9を設けた通常の陳列棚の間
に、中央前部を円弧状に膨出した棚板1をもつ陳列棚を
ポイント的に配設することにより、単純な形状となりが
ちな陳列棚の意匠性を向上させることができ、そのよう
な陳列棚には、各種の商品を多様的・効果的に陳列する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)は棚板1の
平面図、(b)はその背面図、(c)はそのC−C断面
図である。
【図2】棚板1の底面図である。
【図3】棚板1の後右角部に取り付けた止め金具2の斜
視図である。
【図4】棚板1の後左角部に取り付けた止め金具3の斜
視図である。
【図5】止め金具2、3を取り付けた棚板1の平面図
(a)と背面図(b)である。
【図6】支柱4に取り付けた棚受け部材7と棚板1の側
面である。
【図7】陳列棚の基台フレーム上に立設された支柱の斜
視図である。
【図8】棚板1を設けた陳列棚の斜視図である。
【符号の説明】 1−棚板 2、3−止め金具 4−支柱 4a−係止孔 7−棚受け部材 12−後折曲縁部 13−側部折曲縁部 16−補強板 21、31−挟持部 23、33−係止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陳列棚の支柱の前面に縦長の係止孔が縦
    に間隔をおいて複数個設けられ、末端に係止部を突設し
    た棚受け部材が該係止部を該係止孔に挿入・係止して該
    支柱の前面側に装着され、該棚受け部材の上に棚板が載
    置される形態で係合・支持されてなる棚板の補強・支持
    構造において、 該棚板の中央部が両側部より前方に膨出して形成され、
    該棚板の裏面中央前寄りに補強板が側面視で三角形の斜
    辺部を構成するように固定され、該棚板の両側後角部に
    前記支柱の係止孔に係止される係止部を有する止め金具
    が嵌着され、該止め金具には、棚板の後折曲縁部を挟持
    する挟持部が設けられ、支柱の係止孔に差し込んで係止
    される板状の係止部が設けられると共に、棚受け部材の
    元部を挿通させるための凹部が設けられたことを特徴と
    する棚板の補強・支持構造。
  2. 【請求項2】 前記棚板の裏面には横方向に補強リブが
    固定され、前記補強板の中間部は該補強リブの下側を交
    差して配設されている請求項1記載の棚板の補強・支持
    構造。
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JP5259982B2 (ja) * 2007-05-14 2013-08-07 株式会社岡村製作所 商品陳列棚
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