JP3430941B2 - 棚板の仕切構造 - Google Patents

棚板の仕切構造

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JP3430941B2 JP34620398A JP34620398A JP3430941B2 JP 3430941 B2 JP3430941 B2 JP 3430941B2 JP 34620398 A JP34620398 A JP 34620398A JP 34620398 A JP34620398 A JP 34620398A JP 3430941 B2 JP3430941 B2 JP 3430941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棚板の仕切構造に係
り、更に詳しくは、棚板上で仕切部材を任意にセットす
ることのできる棚板の仕切構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、棚板を形成する載置面の上面
にブックエンドに類似した形状を有する仕切部材を設置
し、これによって棚板上の空間を複数の区分に仕切るよ
うにした仕切構造が知られている。
【0003】前記仕切構造としては、例えば、実用新案
登録第2568798号公報に示されるように、棚板の
後端側に蟻溝形状となるガイド溝を左右方向に形成する
一方、仕切部材側にガイド部を設けて当該ガイド部を前
記ガイド溝に受容させて左右方向に移動可能とした構成
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
用新案登録第2568798号公報に記載された構造
は、ガイド溝を蟻溝状とするために複雑な板金加工を必
要とするだけでなく、ガイド溝の形成位置が棚板の端縁
位置に制約されるという不都合がある。かかる不都合
は、奥行幅が大きな棚板を対象とした場合に、仕切部材
の奥行幅を大きくしなければならないという不都合を惹
起する。
【0005】また、側端面視略L型となる一種の仕切部
材を用いた場合には、当該仕切部材をガイド溝に沿った
移動限に位置させたたとしても、仕切部材における設置
面の左右幅に対応した幅の空間が左右何れかにどうして
も残ってしまい、左右の収納幅を最大とした位置に仕切
部材をセットすることができず、かかる不都合は、棚板
の支持体側が側板を有しない開放型の場合に顕出する。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、仕切部材を移動さ
せるための案内路をスリット穴としても一定の強度維持
を図ることができるとともに、スリット穴の形成位置に
制限も受けることのない棚板の仕切構造を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、支持体側に側板がな
いタイプのものを用いても、仕切部材が側板と同等の作
用を奏することができ、無駄な空間を生じさせることの
ない棚板の仕切構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、所定の支持体に支持される棚板と、この
棚板の載置面上に位置する設置面及び当該設置面から起
立する仕切面を有する仕切部材とを備えた棚板の仕切構
造において、前記載置面の左右方向若しくは前後方向に
載置面側スリット穴を形成するとともに当該載置面側ス
リット穴を含む棚板の下面領域に、載置面側スリット穴
と連通する補強側スリット穴を備えた補強板を固定する
一方、前記仕切部材の設置面に、載置面及び補強板との
肉厚に略相当する落差を形成する傾斜段部を介してガイ
ド部を連設し、このガイド部を前記各スリット穴に挿通
した状態でこれらスリット穴の延出方向に沿って仕切部
材を移動可能に設ける、という構成を採っている。この
ような構成によれば、仕切部材を移動させるためのガイ
ドがスリット穴により構成されていても、補強板によっ
て補強されるため、スリット穴の形成縁等が変形する虞
を防止することができる。また、スリット穴の形成箇所
も限定されることがなく、棚板の平面サイズに応じた最
適な位置にスリットを形成でき、効果的な位置に仕切部
材をセットすることが可能となる。また、補強構造を極
めて簡易な構成とすることができる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明における補強側スリット穴
は、載置面側スリット穴よりも開口幅を大きく設定する
ことが好ましい。これにより、載置面側スリット穴にガ
イド部を挿通する際に、当該ガイド部の先端が補強側ス
リット穴の形成縁に引っ掛かるような虞が回避され、ス
ムースなる挿通作業を行うことができる。
【0011】また、前記載置面側スリット穴及び補強側
スリット穴は、棚板の後部又は前部の左右両端近傍位置
間に延び、これらスリット穴の形成位置と反対側となる
棚板の前部又は後部の少なくとも左右何れか一端側に予
備スリット穴が形成される、という構成も採用すること
ができる。予備スリット穴を設けた場合には、例えば、
側端面視L型の仕切部材を採用したときに、当該仕切部
材の前後方向向きを変えて予備スリット穴にガイド部を
挿通するように配置して仕切面を棚板の端部に退避させ
ることができる。
【0012】更に、前記設置面の下面側に滑り防止部材
を設けるとよい。これにより、ガイド部と前記スリット
穴領域との間に滑り防止を達成するための構造を設けな
くてもよくなり、極めて簡単な構成によって仕切部材の
自由な移動を防止することができる。なお、滑り防止部
材としては、例えば、摩擦係数の高い樹脂、ゴム等から
なるシートを例示でき、これらを、設置面の下面に部分
的又は全面的に接着すればよい。
【0013】本発明に係る他の仕切構造としては、棚板
の前後二箇所に左右方向へ延びるスリット穴をそれぞれ
形成するとともに当該載置面側スリット穴を含む棚板の
下面領域に、載置面側スリット穴と連通する補強側スリ
ット穴を備えた補強板を固定する一方、前記仕切部材の
設置面に、載置面及び補強板との肉厚に略相当する落差
を形成する傾斜段部を介してガイド部を連設し、このガ
イド部を前記スリット穴に挿通した状態で当該スリット
穴の延出方向に沿って仕切部材を移動可能に設ける、と
いう構成も採用される。また、本発明に係る更に他の仕
切構造として、棚板の前後二箇所に左右方向へ延びるス
リット穴をそれぞれ形成する一方、前記仕切部材の設置
面にガイド部を連設し、このガイド部を前記スリット穴
に挿通した状態で当該スリット穴の延出方向に沿って仕
切部材を移動可能に設け、前記棚板は、前後相対位置に
配置されて相互内縁側が外縁側に対して低位置となるよ
うに傾斜した前部受け板及び後部受け板と、これら前後
の受け板間に設けられた中間受け部とからなり、前記中
間受け部は、前部受け板及び後部受け板の各内縁から下
向きに延びる前部背板形成面及び後部背板形成面と、こ
れら背板形成面の下部間に位置する前部底板形成面及び
後部底板形成面とにより構成され、前部底板形成面は後
部受け板と略同一平面上に位置する一方、後部底板形成
面は前部受け板と略同一平面上に位置する形状に設けら
れ、前部背板形成面の下端と前部底板形成面の外縁との
間、及び後部背板形成面の下端と後部底板形成面の外縁
との間に前記スリット穴がそれぞれ形成される、という
構成も採用できる。このような構成とすれば、例えば、
本発明が前後双方向からの出し入れを企図したワゴンに
適用されたときに、前後各領域を対象物の載置領域とし
てそれぞれ利用しつつ、各領域を仕切部材を介して個々
に仕切ることができるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1ないし図5には、本発明における棚板
の仕切構造がワゴンに適用された第1の実施例が示され
ている。これらの図において、ワゴン10は複数の角柱
材を組み合わせて構成されたフレーム11と、このフレ
ーム11の上下二箇所位置に配置された上段の棚板12
及び下段の棚板13と、これら棚板12,13上に設置
された仕切部材14と、必要に応じて配置される図示し
ない天板とにより構成されている。
【0016】前記フレーム11は、全体として、左右幅
が奥行幅(前後幅)よりも長くなる外観形状となるよう
に形成されており、当該フレーム11は、前後及び左右
各二箇所に立設された支持体としての支柱15と、これ
ら支柱15の上下各端部間に配置された連結桟16とに
より構成されている。各支柱15において、左右方向に
相対する内面側には、上下方向に沿って等間隔を隔てて
スリット15Aが形成されており、当該スリット15A
に図示しないフック金具が装着され、このフック金具を
介して上段の棚板12が任意の高さ位置に架設できるよ
うになっている。
【0017】前記上段の棚板12は、特に限定されるも
のではないが、平面視略長方形状をなす載置面20と、
この載置面20の外周に起立屈曲部21を介して載置面
20よりも面位置が高く形成された外枠部22とを備
え、その外観形状が浅い受皿状となるように形成されて
いる。載置面20の図1中後部側には、左右両端に位置
する外枠部22,22の近傍位置間に延びる載置面側ス
リット穴23が形成されているとともに、この載置面側
スリット穴23の形成位置と反対側となる前部右端側
に、載置面側スリット穴23のスリット長さよりも短い
長さで、且つ、載置面側スリット穴23の開口幅と同一
となる予備スリット穴24が形成されている。
【0018】図2及び図3に示されるように、載置面2
0の下面側において、載置面側スリット穴23を含むよ
うにこれを囲む領域には、補強部材としての細長い片状
の補強板30が固定されている。補強板30には、載置
面側スリット穴23の位置に対応して当該載置面側スリ
ット穴23と連通する補強側スリット穴31が形成され
ている。この補強側スリット穴31の開口幅は、載置面
側スリット穴23の開口幅よりも若干大きく設定されて
いる。なお、載置面20の下面側における前後方向略中
間位置には、当該載置面20へのスポット溶接領域を備
えた断面略暗渠状の補強桟33が配設されている。
【0019】前記仕切部材14は、図4及び図5にも示
されるように、載置面20上に位置して当該載置面20
の前後方向に延びる略長方形状の設置面35と、この設
置面35の短寸幅方向一端に連設された仕切面36とを
備え、側端面視略L字状の外観形状を形成するように設
けられている。前記設置面35の長手方向一端側にはガ
イド部37が連設されているとともに、設置面35の両
端側には滑り防止部材としての薄肉の合成ゴム38が接
着等の手段を介して固定されている。
【0020】前記ガイド部37は、図2に示されるよう
に、載置面20及び補強板30との肉厚に略相当する落
差を形成する傾斜段部39を介して設置面35に連設さ
れている。このガイド部37は、平面視長方形状をな
し、その長手方向寸法が設置面35の短寸幅方向の約1
/2となる程度に設定され、これにより、ガイド部37
を載置面側スリット穴23及び補強側スリット穴31へ
の差し込み作業が容易且つスムースに行えるようになっ
ている。なお、図5中、符号37Aは穴であり、当該穴
37Aは仕切部材14の塗装の便宜上設けられたもので
ある。
【0021】前記下段の棚板13は、フレーム11の下
端側に位置する連結桟16上に着座可能となるフランジ
40を外縁に備えているが、その他の構成は、上段の棚
板12と実質的に同一の構成となっている。従って、図
1において同一符号を用いて説明を省略する。
【0022】以上の構成において、仕切部材14は、そ
のガイド部37を載置面側スリット穴23及び補強側ス
リット穴31に挿通した状態で左右方向に移動すること
ができる。この際、設置面35に滑り防止部材としての
合成ゴム38が設けられていることとの関係でスライド
抵抗を受けるため、前記傾斜段部39位置を支点として
設置面35を若干浮き上がらせるように僅かに傾斜姿勢
にし、任意の仕切位置で設置面35を載置面20に設置
させればよい。図1の状態で、仕切部材14を最も左側
まで移動させた状態では、前記仕切面36が前述した外
枠部22の起立屈曲部21に略接する位置をとるように
なっており、従って、この仕切面36が側板と同等の作
用を奏する他、仕切りを必要としないときに当該位置に
退避させておけば、仕切部材14が邪魔な存在となるこ
とは全くない。この一方、仕切部材14の前後向きを代
えて、そのガイド部37を予備スリット穴24に挿通す
れば、仕切面36が右側の起立屈曲部21に略接する位
置をとり、これにより、同一形状の仕切部材14を用い
ても、仕切面36を最も右側に位置させることが可能と
なる。
【0023】なお、前記実施例において、上段及び下段
の各棚板12,13は、それらの前後向きが反対となる
状態に配置してもよい。このような配置とした場合に
は、載置面側スリット穴23及び補強側スリット穴31
が前部に位置する一方、予備スリット穴24が後部の左
側に位置することとなる。また、各スリット穴の延出方
向は左右方向に限らず、前後方向とすることもできる。
更に、補強部材も図示の補強板30に限らず、載置面側
スリット穴23側に開放する略コ字状の部材等に代替し
てもよい。
【0024】また、予備スリット穴24を、載置面20
の図1中左側に設けたり、左右それぞれに設けたりして
もよい。これにより、仕切部材14の形状として図示構
成例以外の形状、例えば、仕切面26が設置面35の図
1中右側から立設したタイプのものも適用することがで
きる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例を図6及び図
7を参照しながら説明する。なお、以下の説明におい
て、「前部」とは図7中左側について用い、「後部」と
は同図中右側について用いられる。従って、「左右」の
方向は、図7中紙面直交方向となる。
【0026】この実施例は、前後各位置において傾斜姿
勢として収納対象物を出し入れするに好適な棚板とし、
この棚板の前後各領域をそれぞれ任意の位置で仕切れる
ようにしたところに特徴を有する。これを更に詳述する
と、棚板50は、前部受け板51と、この前部受け板5
1と所定間隔を隔てた後方位置に相対配置された後部受
け板52と、前部受け板51及び後部受け板52間に位
置する中間受け部53と、各受け板51〜53の左右両
側に配置された一対の側板54,54とにより構成され
ている。
【0027】前部受け板51は、前部外縁51Aに対し
て後部内縁51Bが下方に位置する傾斜方向に延びてい
る一方、後部受け板52は、後部外縁52Aに対して前
部内縁52Bが下方に位置する傾斜方向に延び、これら
の各受け板51,52は、中心線Cを挟んで前後対称形
状となるように設けられている。各受け板51,52の
外縁51A,52Aには、図7に示されるように、略鉛
直下向きの前部折り返し片61及び後部折り返し片62
が連設されているとともに、左右(紙面直交方向)両側
には、側部折り返し片63,64がそれぞれ連設されて
いる。これら側部折り返し片63,64の下縁前端側又
は下縁後端側は略L字状の切欠部65,65とされ、こ
れら切欠部65,66は、支柱15のスリット15Aに
装着されたフック67に係合可能に設けられ、これによ
って、棚板50が所定高さ位置に架設可能となってい
る。
【0028】前記中間受け部53は、前部受け板51及
び後部受け板52の各内縁51B,52Bに連設されて
下端側が次第に接近する下向き方向に延びる前部背板形
成面70及び後部背板形成面71と、これら各背板形成
面70,71の下端間に配置されるとともに、前記中心
線C上に位置する中間部72位置が高く、且つ、当該中
間部72位置が前記内縁51B,52Bの高さ位置より
も低くなるように設けられた前部底板形成面73及び後
部底板形成面74とにより構成され、これにより、中間
受け部53の側端面形状が略W字型の軌跡に沿う形状と
なっている。ここで、前部底板形成面73は、後部受け
板52の面と略同一面上に位置する一方、後部底板形成
面74は、前部受け板51の面と略同一平面上に位置す
るようになっている。
【0029】前後の各背板形成面70,71及び底板形
成面73,74の左右両側(図7中紙面直交方向両側)
には略鉛直下向きに延びる側部折り返し片80〜83が
それぞれ連設され、これらの各側部折り返し片80〜8
3が側板54にスポット溶接されている。
【0030】前部背板形成面70及び後部背板形成面7
1の各下端は、これら各背板形成面と略直交する外側に
向けられた折り返し片70A,71Aとして形成されて
いる一方、前部底板形成面73及び後部底板形成面74
の各外縁も、同様の折り返し片73A,74Aとして形
成され、前部背板形成面70の下端と前部底板形成面7
3の外縁との間、及び後部背板形成面71下端と後部底
板形成面74の外縁との間にスリット穴75,75がそ
れぞれ形成されている。
【0031】前部受け板51と後部底板形成面74の上
面、又は、後部受け板52と前部底板形成面73の上面
には、前記第1の実施例で示したのと実質的に同様の仕
切部材14が配置可能とされ、当該仕切部材14のガイ
ド部37が前記スリット穴75に挿通された状態で仕切
部材14が棚板50の左右方向に沿って移動可能に設け
られている。
【0032】従って、このような実施例によれば、一つ
の棚板50を用いて前後二箇所領域を載置領域として利
用でき、且つ、各領域において、任意の位置で仕切部材
をセットすることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
載置面側スリット穴を形成するとともに当該載置面側ス
リット穴を含む棚板の下面領域に、載置面側スリット穴
を隠蔽しないように補強部材を設けたから、スリット穴
の形成箇所が限定されることがなく、棚板の平面サイズ
に応じた最適な位置にスリットを形成して仕切部材をセ
ットすることが可能となる。しかも、載置面側スリット
を含む下面領域に補強板を設けているため、極めて簡単
な構成によって載置面の変形等も回避可能となる。
【0034】また、補強側スリット穴が載置面側スリッ
ト穴よりも開口幅を大きく設定されているため、載置面
側スリット穴にガイド部を挿通する作業も容易に行うこ
とができる。
【0035】更に、載置面に予備スリット穴を設けた構
成では、例えば、側端面視L型の仕切部材を採用したと
きに、当該仕切部材の前後方向向きを変えて予備スリッ
ト穴にガイド部を挿通するように配置して仕切面を棚板
の端部に位置させることができる。
【0036】また、前記設置面の下面側に滑り防止部材
を設けたから、ガイド部と前記スリット穴領域との間に
滑り防止を達成するための構造を設けなくてもよくな
り、極めて簡単な構成によって仕切部材の自由な移動を
防止することができる。
【0037】また、前後相対位置に位置する前部受け板
及び後部受け板と、これら前後の受け板間に設けられた
中間受け部とを備えた棚板を設けるとともに、中間受け
部を形成する前部背板形成面の下端と前部底板形成面の
外縁との間、及び後部背板形成面の下端と後部底板形成
面の外縁との間に前記スリット穴を設けて前記仕切部材
を移動可能とした構成とした場合には、前後開放型のワ
ゴンに同構造を適用したときに、前後各領域を対象物の
載置領域としてそれぞれ利用しつつ、各領域を仕切部材
を介して各々仕切ることができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るワゴンの概略斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視拡大断面図。
【図3】棚板の裏面図。
【図4】仕切部材の側面図。
【図5】仕切部材の底面図。
【図6】第2の実施例に係る棚板の概略斜視図。
【図7】図6のB−B線に沿う矢視拡大断面図。
【符号の説明】
12 棚板 13 棚板 14 仕切部材 15 支柱(支持体) 20 載置面 23 載置面側スリット穴 24 予備スリット穴 30 補強板 31 補強側スリット穴 35 設置面 36 仕切面 37 ガイド部 38 合成ゴム(滑り防止部材) 50 棚板 51 前部受け板 52 後部受け板 53 中間受け部 70 前部背板形成面 71 後部背板形成面 73 前部底板形成面 74 後部底板形成面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭36−14417(JP,Y1) 実公 昭13−18505(JP,Y1) 実公 昭47−7051(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 57/58 A47B 65/00 602

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の支持体に支持される棚板と、この
    棚板の載置面上に位置する設置面及び当該設置面から起
    立する仕切面を有する仕切部材とを備えた棚板の仕切構
    造において、 前記載置面の左右方向若しくは前後方向に載置面側スリ
    ット穴を形成するとともに当該載置面側スリット穴を含
    む棚板の下面領域に、載置面側スリット穴と連通する補
    強側スリット穴を備えた補強板を固定する一方、 前記仕切部材の設置面に、載置面及び補強板との肉厚に
    略相当する落差を形成する傾斜段部を介してガイド部を
    連設し、このガイド部を前記各スリット穴に挿通した状
    態でこれらスリット穴の延出方向に沿って仕切部材を移
    動可能に設けたことを特徴とする棚板の仕切構造。
  2. 【請求項2】 前記補強側スリット穴は、載置面側スリ
    ット穴よりも開口幅が大きく設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の棚板の仕切構造。
  3. 【請求項3】 前記載置面側スリット穴及び補強側スリ
    ット穴は、載置面の後部又は前部の左右両端近傍位置間
    に延び、これらスリット穴の形成位置と反対側となる載
    置面の前部又は後部の少なくとも左右何れか一端側に予
    備スリット穴が形成されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の棚板の仕切構造。
  4. 【請求項4】 前記設置面の下面側に滑り防止部材を設
    けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の棚板の
    仕切構造。
  5. 【請求項5】 所定の支持体に支持される棚板と、この
    棚板の載置面上に位置する設置面及び当該設置面から起
    立する仕切面を有する仕切部材とを備えた棚板の仕切構
    造において、 前記棚板の前後二箇所に左右方向へ延びるスリット穴を
    それぞれ形成するとともに当該載置面側スリット穴を含
    む棚板の下面領域に、前記スリット穴と連通する補強側
    スリット穴を備えた補強板を固定する一方、前記仕切部
    材の設置面に、載置面及び補強板との肉厚に略相当する
    落差を形成する傾斜段部を介してガイド部を連設し、こ
    のガイド部を前記スリット穴に挿通した状態で当該スリ
    ット穴の延出方向に沿って仕切部材を移動可能に設けた
    ことを特徴とする 棚板の仕切構造。
  6. 【請求項6】 所定の支持体に支持される棚板と、この
    棚板の載置面上に位置する設置面及び当該設置面から起
    立する仕切面を有する仕切部材とを備えた棚板の仕切構
    造において、 前記棚板の前後二箇所に左右方向へ延びるスリット穴を
    それぞれ形成する一方、前記仕切部材の設置面にガイド
    部を連設し、このガイド部を前記スリット穴に挿通した
    状態で当該スリット穴の延出方向に沿って仕切部材を移
    動可能に設け、 前記棚板は、前後相対位置に配置されて相互内縁側が外
    縁側に対して低位置となるように傾斜した前部受け板及
    び後部受け板と、これら前後の受け板間に設けられた中
    間受け部とからなり、 前記中間受け部は、前部受け板及び後部受け板の各内縁
    から下向きに延びる前部背板形成面及び後部背板形成面
    と、これら背板形成面の下部間に位置する前部底板形成
    面及び後部底板形成面とにより構成され、 前部底板形成面は後部受け板と略同一平面上に位置する
    一方、後部底板形成面は前部受け板と略同一平面上に位
    置する形状に設けられ、 前部背板形成面の下端と前部底板形成面の外縁との間、
    及び後部背板形成面の下端と後部底板形成面の外縁との
    間に前記スリット穴がそれぞれ形成されていることを特
    徴とする 棚板の仕切構造。
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