JP2001213504A - ラック装置 - Google Patents

ラック装置

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JP2001213504A
JP2001213504A JP2000369008A JP2000369008A JP2001213504A JP 2001213504 A JP2001213504 A JP 2001213504A JP 2000369008 A JP2000369008 A JP 2000369008A JP 2000369008 A JP2000369008 A JP 2000369008A JP 2001213504 A JP2001213504 A JP 2001213504A
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hook
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Katsuichi Masuda
勝一 増田
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】底部材とこの底部材から立設した複数の支柱と
を具備し、複数積み上げ可能に構成しているラックが、
多種類の物品収納を柔軟かつ効率的に行えるようにす
る。 【解決手段】ラック1が、各支柱12の中間部に脱着可
能に構成している中間棚7を有し、この中間棚7の取り
付け高さを段階的に変えられるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流倉庫等で使用
され、複数のラックを上下に積み重ねて使用することが
できるラック装置に関し、特に重量物を収納可能なもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のラックを上下に積み重ねて所望の
高さにできる物品収納用のラック装置が知られている。
各ラックは、基本的には、複数のパイプフレームを連結
して構成された直方体状のものである。そして、一のラ
ックの上枠と他のラックの底枠とを係合部による係合で
位置決め係合させ、上下に正確に積み重ね得るようにし
て、物品を載置して通常用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、倉庫の在庫
が少なくなるなど、少量多種の物品を倉庫内に格納する
ような状態であると、スペース上等の都合から、1つの
ラックに形状や大きさの異なった複数種の物品をまとめ
て格納したい場合が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するためになされたものであって、ラックの支柱間
に着脱可能な中間棚を設け、その取り付け高さを変え得
るように構成して、多種類の物品収納を柔軟にかつ効率
的に行えるようにすることを主たる目的としている。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち本発明に係るラック装置
は、底部材とこの底部材から立設した複数の支柱とを具
備し、各支柱の中間部に支持させて中間棚を着脱可能に
構成しているラックを、複数積み上げ可能にしたもので
あり、前記中間棚の取り付け高さを段階的に変えられる
ように構成していることを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、1つのラックに
形状や大きさの異なった複数種の物品をまとめて格納し
得ることとなり、多種類の物品収納を柔軟にかつ効率的
に行える。一方、単純にこのような構成としただけで
は、支柱と中間棚とを固定できない上に、中間棚と支柱
との間の取付部分(例えば特に前述したフック爪)の強
度を大きくできず、このフック爪等にひずみや変形が生
じ易くなるため、支柱間に取り付けた中間棚に重量物を
載置することにより、前述のフック爪等に無理な力が作
用してひずみが生じ、この中間棚を支持する支柱に倒れ
力が作用して特に上端部間を連結されていない前側の支
柱が内方に傾くおそれがある。そしてこの傾きにより、
底枠と上枠とを係合させることが困難になり、ラック同
士を積み重ねる際に不都合が生じ得る。
【0007】かかる問題点を解決するためには、底部材
とこの底部材から立設した複数の支柱とを具備し、各支
柱の中間部に支持させて中間棚を着脱可能に構成してい
るラックを、上下に複数積み上げ可能にしたものであ
り、ラックが、上端部を互いに連結されていない一対の
隣接する支柱を少なくとも具備し、装着した中間棚の対
向する側面を、前記一対の隣接する支柱の向かい合う内
側面に、それぞれ近接または添接するように構成するも
のであって、中間棚の高さを段階的に変えるために、中
間棚を各支柱に取り付け機構を介して取り付ける構成を
有し、その取付機構が、各支柱の前側面に上下に間欠的
に設けられたフック孔と、中間棚に設けられ前記フック
孔に係合可能なフック爪とを具備するものが好ましい。
【0008】このようなものであれば、各支柱に間欠的
に設けられたフック孔と、中間棚に設けられたフック爪
とを利用して中間棚の位置を容易に変更し得るうえ、例
えば、取り付けた中間棚に重量物を載置して、中間棚と
支柱との取付部分を構成する例えばフック爪にねじれる
ようなモーメントが作用し、ひずみや変形が生じて、こ
のひずみ等により中間棚を支持する支柱への倒れ力が作
用するような場合であっても、中間棚の側面と支柱の内
側面とが当接し中間棚がつっかえ棒的な役割を果たすこ
とで支柱の傾動を抑止することができるからである。ま
た、中間棚が重量物の重みでたわみ、支柱を傾動させよ
うとした場合でも、中間棚の側面と支柱の内側面とが当
接することにより、この部分が固定端的な役割を果たす
ため中間棚のたわみ自体を軽減でき、支柱の傾動を抑止
することができるという効果も得られる。そして、この
ような作用で、特に上端部間を連結されていない前側の
支柱が内方に傾くことを防止することが可能になるの
で、ラック同士を好適にかつ安定して積み重ねることが
可能になる。
【0009】中間棚の好適な実施態様としては、中間棚
が、対向する位置においてそれぞれ隣接する支柱間に着
脱可能に横架される一対の棚受と、これら棚受間に着脱
可能に支持される棚板とを具備するものであり、少なく
とも上端部を互いに連結されていない一対の隣接する支
柱の向かい合う内側面に、前記中間棚の側面たる一方の
棚受の各端面が、それぞれ近接または添接するように構
成しているものが挙げられる。
【0010】棚受の端面と支柱の内側面との有効な当接
面積を増大させ、なおかつ、棚受を太くしないようにし
て重量増大や外観上の悪化を招かないようにするには、
棚受が、棚受本体とこの棚受本体の両端に固設したブラ
ケット部とを具備するものであり、このブラケット部の
上下寸法を、棚受本体の上下寸法よりも大きく設定する
とともに、該ブラケット部を前記支柱の内側面に近接ま
たは添接させるように構成しておくことが望ましい。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1から図12を参
照して説明する。本実施例に係るラック装置Lは、図1
に示すように、複数のラック1を上下に積み上げて所望
の高さに設定できるものである。各ラック1は、基本的
には、図1、図2に示すように、主として複数の角パイ
プフレームを溶接等により接合して構成したものであ
り、矩形状の底部材たる底枠11と、この底枠11の四
隅からそれぞれ立設した支柱12と、隣接する支柱12
の上端部間を連結するように形成してある上枠13とを
具備している。そして、数百キロの重量物を載置できる
ように設計されている。
【0012】底枠11は、平面視矩形状となるように4
本の角パイプフレーム同士を接合してなる底枠本体11
aと、底枠本体11aの対向するパイプフレーム間に横
架され、格子を形成するように縦横に配設された角パイ
プフレーム製の横架桁11bとを具備する。そして、底
枠本体11aを構成する左右のパイプフレームの下方に
は、係合部2の構成要素である下レール22がそれぞれ
配設してある。この下レール22は、断面L字形のアン
グル部材を、下方に開口するように配設したものであ
り、後述する上レール21の上面を係合させるための係
合溝22aが形成されるようにしてある。
【0013】支柱12は、前述したように底枠11の四
隅に配設されたもので、底枠11の下方にフォークリフ
トの爪を挿入可能とすべく、底枠11を床面から所定寸
法離間させるように支持する。一方、前側の支柱12の
内側面12a間の距離は、底枠11の左右寸法よりも大
きく設定してあり、後側の支柱12の外側面間の距離は
底枠11の左右寸法よりも小さく設定してある。さら
に、後述する上枠13を、前方に開口した形状とするこ
とにより、図3に示すように、不使用時には、ラック1
同士を、底枠11同士及び上枠13同士が積み重なった
ネスティング状態とし、コンパクトに収納できるように
している。各支柱12には前後に貫通する矩形状のフッ
ク孔61が上下に所定間隔で複数設けてある。
【0014】なお、ここで前後方向について言及してい
るが、これは説明の都合上であって、このラック装置L
を使用する際の使用方向を絶対的に定めるものではな
い。上枠13は、図2に示すように、後側の支柱12の
上端部間に左右方向に沿って横架した角パイプフレーム
製の上後枠13aと、左右それぞれに配設され後側の支
柱12と前側の支柱12との上端部同士を連結する上レ
ール21とからなり、平面視前方に開口するコの字状を
なすものである。係る上レール21は係合部2の構成要
素も兼ねている。しかして、上枠13の前方をこのよう
に開口させているのは、上述したように、ネスティング
可能とするとともに、フォークリフトの爪を前方から挿
入して各ラック1を上昇、下降させる際に、上枠13が
その邪魔にならないようにするためである。各上レール
21は、下方に向かって開口するように配設したL字形
アングル部材を主体として構成されたもので、本実施例
ではこの開口を閉塞するように前記アングル部材の開口
縁に板部材を溶接等で接着している。この上レール21
は、下レール22の直上に位置するように設けてあり、
上面が、下レール22に対して、奥行き方向(前後方
向)に沿ってスライド可能に係合し得る。
【0015】このような構成のラック1は、従来例の欄
でも触れたが、例えばフォークリフトを利用して多段に
積み上げ、空間を効率的に利用することができる。具体
的には、図示しないフォークリフトの爪をラック1の底
枠部11の下方に挿入して持ち上げておき、この持ち上
げたラック1の下レール22の後端部を、図4に示すよ
うに載置されている他のラック1の上レール21の前端
部に係合させる。そして、この積み上げ開始位置Qにあ
る状態から、フォークリフトを操作して、このラック1
を奥行き方向に沿ってスライドさせ、下レール22が他
のラック1のストッパ4に当接する所定積み上げ位置P
にまで移動させる。この状態でラック1は他のラック1
の直上に位置することとなる。この作業を繰り返してラ
ック1を次々積み上げていく。
【0016】しかして、本実施例では、前述したフック
孔61とフック爪62からなる取付機構6を利用して中
間棚7を支柱間に架設できるようにしている。この中間
棚7は、図2、図5、図6、図12に示すように、前側
の支柱12間に着脱可能に横架される前棚受71と、後
側の支柱12間に着脱可能に横架される後棚受72とこ
れら棚受71、72間に跨るように載置される棚板73
とを具備する。
【0017】前棚受71は、図7、図8に示すように、
下面が開口する長尺パイプ材製の棚受本体8とこの棚受
本体8の両端面82に溶接されたブラケット部9とから
なる。棚受本体8は、その後面下半部から後方に突出さ
せた棚支持部81を一体に設けてなるものであり、その
長さ寸法は前側の支柱12の内側面12a間寸法と略同
一に設定されている。正確にいえば、後述するがその両
端面82に溶接されるブラケット部9の、基板91の外
面91a間寸法と略同一となるように設定されている。
【0018】ブラケット部9は、棚受本体8の端面82
にその面板部を溶接される矩形板状の基板91と、この
基板91の前側縁から反棚受本体側へ屈曲延出した屈曲
板92と、この屈曲板92の先端縁における上下両端部
からそれぞれ後方へ屈曲延出した一対のフック爪62と
を具備する。フック爪62はその先端部62aを上下に
突出させてなるもので、この先端部62aにおける上下
寸法はフック孔61の上下寸法と略合致させてある。ま
た、各フック爪62は、1つ間をあけた上下のフック孔
61にそれぞれ挿入可能に設定してある。屈曲板92の
先端縁中央付近からはこの屈曲板92と面一となるよう
にさらに外方に突出板部93が突出させてあり、この突
出板部93におけるフック爪62同士を結ぶ仮想線上に
はピン挿通孔93aが一対穿設してある。係るブラケッ
ト部9は上下対称形状をなしており、上下に反転させる
ことによって棚受本体8の両端に共通して用いることが
できるようにしてある。
【0019】この前棚受71を取り付けるには、前側の
支柱12間に前方から挿入し、各支柱12の前側面12
bに開口する1つ間をあけた上下のフック孔61にフッ
ク爪62をそれぞれ挿入し、落とし込むことによって行
う。このようにして取付けた取付状態においては、図
8、図9に示すように、各ブラケット部9を構成する基
板91の外面91aが該支柱12の内側面12aに添接
あるいは近接する。また、ブラケット部9を構成する屈
曲板92の内面は支柱12の前側面12bに添接あるい
は近接する。そしてフック爪62の基端部下縁がフック
孔61の下端に当接して前棚受71に作用する荷重を支
えるとともに、フック爪62の先端部62aが支柱12
の内壁に係合して前棚受71を抜脱できないように作用
する。逆にこの前棚受71を取り外すには、一旦持ち上
げ前方に抜脱すればよい。なお、前記突出板部93に設
けたピン挿通孔93aのうち上方に位置させたものが、
フック爪62の挿入された上下のフック孔61の間に位
置するフック孔61の上端部と正面視略重合するように
設定されている。これは、このピン挿通孔93a及びこ
れに重合するフック孔61に図示しないピンを挿入する
ことにより、前棚受71の上動を禁止し、前記ピンを抜
かない限り前棚受71が外れないようにして、フォーク
リフトでの移動中等に起こり得る上下振動等での、前棚
受71の不測の脱落を防止できるようにするためであ
る。
【0020】後棚受72も、図前棚受71同様、下面が
開口する長尺パイプ材製の棚受本体8Aとこの棚受本体
8Aに溶接されたブラケット部9Aとからなる。各構成
要素たる棚受本体8A、およびブラケット部9Aは前棚
受71のものと同様なので詳細な説明は省略するが、そ
の配置が異なるため、これについて図10、図11を参
照して説明する。棚受本体8Aは、前棚受71のものと
同様の長さのものであり、棚支持部81Aが、その前面
下半部から前方に突出されるように配設される。しかし
て後側の支柱12間の距離が前側の支柱12間の距離よ
り短く設定してある関係上、ブラケット部9Aは、棚受
本体8Aの両端部後面にその屈曲板93Aの外面を溶接
して固設してある。
【0021】係る後棚受72は、前棚受71同様、後側
の支柱12に前方からフック孔61にフック爪62を係
合させて取り付けられ、取付状態では、各ブラケット部
9Aを構成する基板91Aが該支柱12の内側面12a
に添接あるいは近接し、また屈曲板92Aが支柱12の
前側面12bに添接あるいは近接する。棚板73は、図
12に示すように、このように取り付けた前後棚受7
1、72の、各棚支持部81、81Aに形成される上向
き面Tに跨って載置される。この棚板73は、一枚の金
属板を板金加工によって板状にした中空のもので、その
中央に長手方向に沿って補強用チャネル状部材73aを
溶着してなる。なお、本実施例で取付可能な棚板73は
3枚であり、前側のブラケット9を構成する基板91
が、3枚ならべた外側の棚板73の外側面に添接し位置
決めの役割を果たす。また、前側支柱12の内側面12
aに前記外側面を当接させて位置決めできるように構成
してもよい。
【0022】しかして、このような中間棚7に例えば重
量物を載せた場合、その荷重は、取付機構6に作用す
る。具体的にこの荷重に起因して、前棚受71を構成す
るブラケット9の一対のフック爪61のうち、上のフッ
ク爪61には内側へ向かう分力が発生し、下のフック爪
61には外側へ向かう分力が発生する。この結果、ブラ
ケット9にモーメントが作用するとともにフック爪61
等にひずみが生じ、その作用で前側の支柱12は、拘束
されていない上端部が内方へ移動する向きに傾動しよう
とする。しかしながら、前棚受71の端面たるブラケッ
ト9の基板外面91aが支柱12の内側面12aに当接
して、前棚受71がつっかえ棒的な役割を果たし、支柱
12の傾動を抑制する。
【0023】一方、前棚受71が荷重によってたわもう
とした場合でも、基板外面91aが支柱12の内側面1
2aに当接することで、その部分が固定端的な役割を果
たすため、そのたわみを軽減し、ひいては支柱12の内
方への傾動を抑制する働きをする。このように、取り付
けた中間棚7に重量物を載置しても、上端部間を連結さ
れていない前側の支柱12が内方に傾くことを防止でき
ることとなり、上レール21と下レール22とを確実に
係合させて、ラック1同士を好適にかつ安定して積み重
ねることが可能になる。
【0024】また本実施例では、棚受71の端面の面積
よりも、ブラケット9の基板外面91aの面積を大きく
しているので、支柱12の内側面12aとの有効な当接
面積を増大させ上記効果を顕著にできるとともに、棚受
71を太くしないようにして重量増大や外観上の悪化を
招かないようにすることができる。なお、本発明は上記
実施例に限られたものではない。例えば中間棚は棚板と
棚受とが一体に形成された一枚ものでも構わないし、取
付機構もフック爪とフック孔とに限られたものではな
い。また、前棚板のみ、その強度を大きくする(例えば
太くする)などして、前側支柱の倒れをより小さくでき
るようにしてもよい。
【0025】その他各部の構成は図示例に限られず種々
変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、中間棚の取り付け高さを変えられるので、多種類の
物品収納を柔軟にかつ効率的に行えることとなる。
【0027】底部材とこの底部材から立設した複数の支
柱とを具備し、各支柱の中間部に支持させて中間棚を着
脱可能に構成しているラックを、複数積み上げ可能にし
たものであり、ラックが、上端部を互いに連結されてい
ない一対の隣接する支柱を少なくとも具備し、装着した
中間棚の対向する側面を、前記一対の隣接する支柱の向
かい合う内側面に、それぞれ近接または添接するように
構成しているものであれば、例えば中間棚に重量物を載
せた場合、この荷重に起因して、フック爪等の支柱と中
間棚との取付部分にモーメントが作用するとともにひず
み等が生じ、そのひずみ等により上端部を拘束されてい
ない支柱に内方へ傾動させようとする力が作用するが、
中間棚の側面が支柱の内側面に当接して、中間棚がつっ
かえ棒的な役割を果たし、支柱の傾動を抑制する。一
方、中間棚が荷重によってたわもうとした場合でも、中
間棚の側面が支柱の内側面に当接することで、この部分
が固定端的な役割を果たし、たわみを軽減し、ひいては
支柱の内方への傾動を抑制する働きをする。このような
効果で、上端部間を連結されていない支柱が内方に傾く
ことを防止できるので、ラック同士を好適にかつ安定し
て積み重ねることが可能になる。
【0028】中間棚の取付機構が、各支柱の前側面に上
下に間欠的に設けられたフック孔と、中間棚に設けられ
前記フック孔に係合可能なフック爪とを具備するもので
あれば、中間棚の高さを段階的に変えられるので物品収
納に柔軟性を持たせられるうえに、中間棚の着脱作業が
容易になる。中間棚が、対向する位置においてそれぞれ
隣接する支柱間に着脱可能に横架される一対の棚受と、
これら棚受間に着脱可能に支持される棚板とを具備する
ものであり、少なくとも上端部を互いに連結されていな
い一対の隣接する支柱の向かい合う内側面に、前記中間
棚の側面たる一方の棚受の各端面が、それぞれ近接また
は添接するように構成しているものであれば、例えば、
一方の棚受の強度のみを増大させて、全体としての重量
増加や大幅な設計変更を招くことなく、本発明の効果を
より顕著にすることができる。
【0029】棚受が、棚受本体とこの棚受本体の両端に
固設したブラケット部とを具備するものであり、このブ
ラケット部の上下寸法を、棚受本体の上下寸法よりも大
きく設定するとともに、該ブラケット部を前記支柱の内
側面に近接または添接させるように構成しておけば、棚
受の端面と支柱の内側面との有効な当接面積を増大さ
せ、なおかつ、棚受を太くしないようにして重量増大や
外観上の悪化を招かないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるラック装置の一形態
を示す全体斜視図。
【図2】同実施例におけるラックを示す分解斜視図。
【図3】同実施例におけるネスティング状態を示す全体
斜視図。
【図4】同実施例におけるラックの積み上げ作業を説明
する動作説明図。
【図5】同実施例におけるラックを示す全体斜視図。
【図6】同実施例における中間棚を主として示す平面
図。
【図7】同実施例における前棚受の取付機構を主として
示す部分分解斜視図。
【図8】同実施例における前棚受の取付機構を主として
示す部分斜視図。
【図9】同実施例における前棚受の取付機構を主として
示す部分正面図。
【図10】同実施例における後棚受の取付機構を主とし
て示す部分分解斜視図。
【図11】同実施例における後棚受の取付機構を主とし
て示す部分斜視図。
【図12】同実施例における中間棚を主として示す縦断
面図。
【符号の説明】
L…ラック装置 1…ラック 11…底部材(底枠) 12…支柱 12a…支柱の内側面 6…取付機構 61…フック孔 62…フック爪 7…中間棚 71、72…棚受 73…棚板 8…棚受本体 9…ブラケット部 91a…中間棚の対向する側面(基板外面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部材とこの底部材から立設した複数の支
    柱とを具備し、各支柱の中間部に支持させて中間棚を着
    脱可能に構成しているラックを、複数積み上げ可能にし
    たものであり、前記中間棚の取り付け高さを段階的に変
    えられるように構成していることを特徴とするラック装
    置。
  2. 【請求項2】上端部を互いに連結されていない一対の隣
    接する支柱を少なくとも具備することを特徴とする請求
    項1記載のラック装置。
  3. 【請求項3】ラック同士を底部材同士が積み重なったネ
    スティング状態にできるようにしていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のラック装置。
  4. 【請求項4】中間棚を各支柱に取付機構を介して取り付
    けるものであって、この取付機構が各支柱に上下に間欠
    的に設けられたフック孔と、中間棚に設けられ前記フッ
    ク孔に係合可能なフック爪とを具備するものであること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載のラック装置。
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