JPH11281344A - シート状記録媒体のサイズ検出方法および装置 - Google Patents
シート状記録媒体のサイズ検出方法および装置Info
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- JPH11281344A JPH11281344A JP8201898A JP8201898A JPH11281344A JP H11281344 A JPH11281344 A JP H11281344A JP 8201898 A JP8201898 A JP 8201898A JP 8201898 A JP8201898 A JP 8201898A JP H11281344 A JPH11281344 A JP H11281344A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シート状記録媒体を高速搬送しながら、このシ
ート状記録媒体のサイズを容易かつ正確に判別すること
を可能にする。 【解決手段】蓄積性蛍光体シート22の幅方向の寸法か
ら、この蓄積性蛍光体シート22がインチ系サイズとメ
トリック系サイズのいずれに属するかを判断する第1検
出手段90と、前記蓄積性蛍光体シート22の長さを測
定する第2検出手段92と、前記第1および第2検出手
段90、92の検出結果に基づいて、該蓄積性蛍光体シ
ート22のサイズ判別を行うコントローラ94とを備え
る。
ート状記録媒体のサイズを容易かつ正確に判別すること
を可能にする。 【解決手段】蓄積性蛍光体シート22の幅方向の寸法か
ら、この蓄積性蛍光体シート22がインチ系サイズとメ
トリック系サイズのいずれに属するかを判断する第1検
出手段90と、前記蓄積性蛍光体シート22の長さを測
定する第2検出手段92と、前記第1および第2検出手
段90、92の検出結果に基づいて、該蓄積性蛍光体シ
ート22のサイズ判別を行うコントローラ94とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイズの異なる種
々のシート状記録媒体を200mm/sec以上で高速
搬送しながら前記シート状記録媒体のサイズを検出する
ためのシート状記録媒体のサイズ検出方法および装置に
関する。
々のシート状記録媒体を200mm/sec以上で高速
搬送しながら前記シート状記録媒体のサイズを検出する
ためのシート状記録媒体のサイズ検出方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
【0004】上記システムでは、例えば、蓄積性蛍光体
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。
シートに記録された画像情報の読み取りを行う読取部
と、読み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が
採用されている。この画像情報読取装置では、外部の撮
影装置により被写体の放射線画像情報が記録された蓄積
性蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。
【0005】次いで、カセッテが開蓋された状態で、シ
ート体枚葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光
体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシー
ト体搬送機構を介して読取部に搬送される。読取部で放
射線画像情報の読み取り処理が施された蓄積性蛍光体シ
ートは、消去部で残像の消去が行われた後、装填部に配
置されているカセッテ内に収容される。
ート体枚葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光
体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシー
ト体搬送機構を介して読取部に搬送される。読取部で放
射線画像情報の読み取り処理が施された蓄積性蛍光体シ
ートは、消去部で残像の消去が行われた後、装填部に配
置されているカセッテ内に収容される。
【0006】一方、上記のシステムでは、写真フイルム
等の写真感光材料に放射線画像情報を再生する画像情報
再生装置が用いられている。この画像情報再生装置で
は、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンが装填
部に装填された後、このマガジンからシート体枚葉機構
の作用下に前記写真感光材料が1枚ずつ取り出されて記
録部に移送される。記録部では、蓄積性蛍光体シートか
ら得られた放射線画像情報がレーザ光等の照射によって
露光記録される。
等の写真感光材料に放射線画像情報を再生する画像情報
再生装置が用いられている。この画像情報再生装置で
は、複数枚の写真感光材料が収容されたマガジンが装填
部に装填された後、このマガジンからシート体枚葉機構
の作用下に前記写真感光材料が1枚ずつ取り出されて記
録部に移送される。記録部では、蓄積性蛍光体シートか
ら得られた放射線画像情報がレーザ光等の照射によって
露光記録される。
【0007】ところで、通常、医療診断に使用されてい
る蓄積性蛍光体シートや写真フイルム(以下、シート状
記録媒体という)は、多種類の異なるサイズを有してい
る。具体的には、インチ系サイズとメトリック系サイズ
とがあり、このインチ系サイズとして、六切(8×10
インチ)、四切(10×12インチ)、大角(14×1
4インチ)および半切(14×17インチ)等が知られ
ている一方、前記メトリック系サイズとして、18×2
4メトリックおよび24×30メトリック等が知られて
いる。
る蓄積性蛍光体シートや写真フイルム(以下、シート状
記録媒体という)は、多種類の異なるサイズを有してい
る。具体的には、インチ系サイズとメトリック系サイズ
とがあり、このインチ系サイズとして、六切(8×10
インチ)、四切(10×12インチ)、大角(14×1
4インチ)および半切(14×17インチ)等が知られ
ている一方、前記メトリック系サイズとして、18×2
4メトリックおよび24×30メトリック等が知られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、シート状記録媒体は、一辺(例えば、幅方向)の長
さが同一のもの、他辺(例えば、長さ方向)の長さが同
一のもの、あるいは長さの差が10mm程度のもの等が
あり、これらを判別する作業が煩雑化している。特に、
画像情報読取装置や画像情報再生装置等の処理装置内で
は、シート状記録媒体を高速で処理することが望まれて
おり、前記シート状記録媒体の搬送を停止させずに、該
シート状記録媒体のサイズ判別を迅速に行う必要があ
る。
に、シート状記録媒体は、一辺(例えば、幅方向)の長
さが同一のもの、他辺(例えば、長さ方向)の長さが同
一のもの、あるいは長さの差が10mm程度のもの等が
あり、これらを判別する作業が煩雑化している。特に、
画像情報読取装置や画像情報再生装置等の処理装置内で
は、シート状記録媒体を高速で処理することが望まれて
おり、前記シート状記録媒体の搬送を停止させずに、該
シート状記録媒体のサイズ判別を迅速に行う必要があ
る。
【0009】しかしながら、シート状記録媒体を、例え
ば、200mm/sec以上で高速搬送しながら前記シ
ート状記録媒体のサイズを検出しようとすると、一般的
に使用されている測長用センサの処理遅れにより、長さ
の差が10mm程度であると正確に識別することができ
ない。これにより、多種類の異なるサイズのシート状記
録媒体を効率的に判別することができないという問題が
指摘されている。
ば、200mm/sec以上で高速搬送しながら前記シ
ート状記録媒体のサイズを検出しようとすると、一般的
に使用されている測長用センサの処理遅れにより、長さ
の差が10mm程度であると正確に識別することができ
ない。これにより、多種類の異なるサイズのシート状記
録媒体を効率的に判別することができないという問題が
指摘されている。
【0010】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、シート状記録媒体を高速搬送しながら、このシー
ト状記録媒体のサイズを容易かつ正確に判別することが
可能なシート状記録媒体のサイズ検出方法および装置を
提供することを目的とする。
あり、シート状記録媒体を高速搬送しながら、このシー
ト状記録媒体のサイズを容易かつ正確に判別することが
可能なシート状記録媒体のサイズ検出方法および装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート状記
録媒体のサイズ検出方法および装置では、サイズの異な
る種々のシート状記録媒体が200mm/sec以上で
高速搬送されながら、このシート状記録媒体の搬送方法
に交差する幅方向の寸法と前記搬送方向の長さとが検出
される。その際、シート状記録媒体の幅方向の寸法か
ら、このシート状記録媒体がインチ系サイズとメトリッ
ク系サイズのいずれに属するかが判断されるため、高速
搬送される前記シート状記録媒体の搬送方向の長さの検
出処理が高精度に遂行されない場合であっても、前記シ
ート状記録媒体のサイズを正確に判別することが可能に
なる。
録媒体のサイズ検出方法および装置では、サイズの異な
る種々のシート状記録媒体が200mm/sec以上で
高速搬送されながら、このシート状記録媒体の搬送方法
に交差する幅方向の寸法と前記搬送方向の長さとが検出
される。その際、シート状記録媒体の幅方向の寸法か
ら、このシート状記録媒体がインチ系サイズとメトリッ
ク系サイズのいずれに属するかが判断されるため、高速
搬送される前記シート状記録媒体の搬送方向の長さの検
出処理が高精度に遂行されない場合であっても、前記シ
ート状記録媒体のサイズを正確に判別することが可能に
なる。
【0012】例えば、四切と24×30メトリックとで
は、それぞれの搬送方向の長さが四切で303mm、2
4×30メトリックで298mmであり、その長さの差
が僅か5mmである。そこで、四切の幅方向の寸法が2
52mmであり、24×30メトリックの幅方向の寸法
が238mmであるため、これらの幅方向の寸法に基づ
いてインチ系サイズかメトリック系サイズか、すなわ
ち、四切か24×30メトリックであるかが判別され
る。従って、高速搬送により長さ測定に誤差が生じて
も、四切と24×30メトリックとを確実に識別するこ
とが可能になる。
は、それぞれの搬送方向の長さが四切で303mm、2
4×30メトリックで298mmであり、その長さの差
が僅か5mmである。そこで、四切の幅方向の寸法が2
52mmであり、24×30メトリックの幅方向の寸法
が238mmであるため、これらの幅方向の寸法に基づ
いてインチ系サイズかメトリック系サイズか、すなわ
ち、四切か24×30メトリックであるかが判別され
る。従って、高速搬送により長さ測定に誤差が生じて
も、四切と24×30メトリックとを確実に識別するこ
とが可能になる。
【0013】これにより、サイズの異なる種々のシート
状記録媒体を高速搬送しながら、それぞれのサイズを容
易かつ確実に判別することができる。特に、シート状記
録媒体として、医療診断に適用される蓄積性蛍光体シー
トや写真フイルムが用いられる際、高速処理が可能にな
って医療診断の効率化が容易に図られる。
状記録媒体を高速搬送しながら、それぞれのサイズを容
易かつ確実に判別することができる。特に、シート状記
録媒体として、医療診断に適用される蓄積性蛍光体シー
トや写真フイルムが用いられる際、高速処理が可能にな
って医療診断の効率化が容易に図られる。
【0014】また、シート状記録媒体の幅方向の寸法を
検出する第1検出手段、および前記シート状記録媒体の
長さを検出する第2検出手段が、前記シート状記録媒体
の通過を検出してオン/オフ作動する第1および第2セ
ンサを備えている。第1センサは、例えば、インチ系サ
イズのシート状記録媒体が通過することにより閉動する
一方、メトリック系サイズのシート状記録媒体が通過す
る際に開動状態を維持し、これによって前記シート状記
録媒体がインチ系サイズとメトリック系サイズのいずれ
に属するかが判断される。
検出する第1検出手段、および前記シート状記録媒体の
長さを検出する第2検出手段が、前記シート状記録媒体
の通過を検出してオン/オフ作動する第1および第2セ
ンサを備えている。第1センサは、例えば、インチ系サ
イズのシート状記録媒体が通過することにより閉動する
一方、メトリック系サイズのシート状記録媒体が通過す
る際に開動状態を維持し、これによって前記シート状記
録媒体がインチ系サイズとメトリック系サイズのいずれ
に属するかが判断される。
【0015】さらに、第2センサがシート状記録媒体に
遮断されてオフ信号が出力されてからこのシート状記録
媒体の後端が通過してオン信号が出力されるまでの時間
が計時されることにより、前記シート状記録媒体の長さ
が測定される。これにより、簡単な構成および制御で、
高速搬送されるシート状記録媒体のサイズを容易かつ高
精度に判別することが可能になる。
遮断されてオフ信号が出力されてからこのシート状記録
媒体の後端が通過してオン信号が出力されるまでの時間
が計時されることにより、前記シート状記録媒体の長さ
が測定される。これにより、簡単な構成および制御で、
高速搬送されるシート状記録媒体のサイズを容易かつ高
精度に判別することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
シート状記録媒体のサイズ検出装置10を組み込む画像
情報読取装置12の概略構成説明図である。
シート状記録媒体のサイズ検出装置10を組み込む画像
情報読取装置12の概略構成説明図である。
【0017】画像情報読取装置12の前面(操作面)上
部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネ
ル14が設けられ、このタッチパネル14の下方には、
複数、例えば、4つのカセッテ18を着脱自在なカセッ
テ装填部20a〜20dが設けられる。カセッテ18
は、蓄積性蛍光体シート22を収容する筐体24と、こ
の筐体24の開口部26を開閉自在な蓋体28とを有し
ている。
部には、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネ
ル14が設けられ、このタッチパネル14の下方には、
複数、例えば、4つのカセッテ18を着脱自在なカセッ
テ装填部20a〜20dが設けられる。カセッテ18
は、蓄積性蛍光体シート22を収容する筐体24と、こ
の筐体24の開口部26を開閉自在な蓋体28とを有し
ている。
【0018】カセッテ装填部20a〜20dは、上下に
4段に構成されており、それぞれ装置本体12aに設け
られて水平姿勢に維持される支持台32を有する。各支
持台32の内方側には、装置本体12a内を遮光するた
めのシャター部材36が開閉自在に配置されるととも
に、このシャター部材36の内方に位置してカセッテ1
8を開蓋するためのロック解除手段(図示せず)および
このカセッテ18を閉蓋するための閉蓋手段(図示せ
ず)が設けられる。
4段に構成されており、それぞれ装置本体12aに設け
られて水平姿勢に維持される支持台32を有する。各支
持台32の内方側には、装置本体12a内を遮光するた
めのシャター部材36が開閉自在に配置されるととも
に、このシャター部材36の内方に位置してカセッテ1
8を開蓋するためのロック解除手段(図示せず)および
このカセッテ18を閉蓋するための閉蓋手段(図示せ
ず)が設けられる。
【0019】図2に示すように、カセッテ装填部20a
〜20dには、これに装填されるカセッテ18内の蓄積
性蛍光体シート22の種類を識別するためのセンサ40
が設けられる。このセンサ40は、接触式の、例えば、
マイクロスイッチであり、カセッテ装填部20a〜20
dのカセッテ装填用基準面42に対応して設けられる。
カセッテ18を構成する筐体24の側部24aには、こ
のカセッテ18に収容されている蓄積性蛍光体シート2
2の種類によって溝部44が選択的に設けられている。
〜20dには、これに装填されるカセッテ18内の蓄積
性蛍光体シート22の種類を識別するためのセンサ40
が設けられる。このセンサ40は、接触式の、例えば、
マイクロスイッチであり、カセッテ装填部20a〜20
dのカセッテ装填用基準面42に対応して設けられる。
カセッテ18を構成する筐体24の側部24aには、こ
のカセッテ18に収容されている蓄積性蛍光体シート2
2の種類によって溝部44が選択的に設けられている。
【0020】例えば、マンモグラフィに対応するために
高画質な蓄積性蛍光体シート22aを収容するカセッテ
18には、センサ40に対応して溝部44が設けられる
一方(カセッテ装填部20c参照)、通常の医療診断用
の蓄積性蛍光体シート22を収容するカセッテ18に
は、この溝部44は設けられていない。
高画質な蓄積性蛍光体シート22aを収容するカセッテ
18には、センサ40に対応して溝部44が設けられる
一方(カセッテ装填部20c参照)、通常の医療診断用
の蓄積性蛍光体シート22を収容するカセッテ18に
は、この溝部44は設けられていない。
【0021】図1に示すように、カセッテ装填部20a
〜20dの内部には、カセッテ18内に収容されている
蓄積性蛍光体シート22を取り出すとともに、後述する
読み取り消去後の前記蓄積性蛍光体シート22を前記カ
セッテ18内に戻す昇降枚葉部50が設けられる。この
昇降枚葉部50は、負圧発生源に連通する複数の吸着盤
52と、この吸着盤52から受け取った蓄積性蛍光体シ
ート22を送り出すローラ対54とを備え、図示しない
アクチュエータを介して矢印X方向(上下方向)に進退
自在である。
〜20dの内部には、カセッテ18内に収容されている
蓄積性蛍光体シート22を取り出すとともに、後述する
読み取り消去後の前記蓄積性蛍光体シート22を前記カ
セッテ18内に戻す昇降枚葉部50が設けられる。この
昇降枚葉部50は、負圧発生源に連通する複数の吸着盤
52と、この吸着盤52から受け取った蓄積性蛍光体シ
ート22を送り出すローラ対54とを備え、図示しない
アクチュエータを介して矢印X方向(上下方向)に進退
自在である。
【0022】昇降枚葉部50の下方には、搬送系56を
介して消去部58および読取部60が配設される。この
搬送系56は、複数の互いに対をなすローラ対62を備
えており、このローラ対62により構成される鉛直搬送
路の下端側に幅寄せ搬送部63を介して読取部60が配
置される。
介して消去部58および読取部60が配設される。この
搬送系56は、複数の互いに対をなすローラ対62を備
えており、このローラ対62により構成される鉛直搬送
路の下端側に幅寄せ搬送部63を介して読取部60が配
置される。
【0023】読取部60は、カセッテ18から取り出さ
れた蓄積性蛍光体シート22を副走査方向(矢印A方
向)に搬送する副走査搬送機構64と、副走査方向に搬
送される前記蓄積性蛍光体シート22に主走査方向(副
走査方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光
学系66と、このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光
体シート22から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る
集光系68とを備えている。
れた蓄積性蛍光体シート22を副走査方向(矢印A方
向)に搬送する副走査搬送機構64と、副走査方向に搬
送される前記蓄積性蛍光体シート22に主走査方向(副
走査方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射する光
学系66と、このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光
体シート22から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る
集光系68とを備えている。
【0024】副走査搬送機構64は、互いに同期して回
転駆動される第1および第2ローラ対70、72を備
え、この第1および第2ローラ対70、72はそれぞれ
開閉自在である。集光系68は、蓄積性蛍光体シート2
2上のレーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置さ
れる光ガイド74と、この光ガイド74の上部に装着さ
れるフォトマルチプライヤ76とを備える。
転駆動される第1および第2ローラ対70、72を備
え、この第1および第2ローラ対70、72はそれぞれ
開閉自在である。集光系68は、蓄積性蛍光体シート2
2上のレーザ光Lの走査位置に主走査線に沿って配置さ
れる光ガイド74と、この光ガイド74の上部に装着さ
れるフォトマルチプライヤ76とを備える。
【0025】読取部60の搬送方向後方側には、読み取
り処理後の蓄積性蛍光体シート22を上方に搬送する搬
送部78が設けられ、この搬送部78を介して上方に搬
送される前記蓄積性蛍光体シート22の搬送方向先端側
が、一旦、電源部80の上方で水平方向に案内される。
電源部80に近接して消去搬送部82が設けられ、この
消去搬送部82は、上方に搬送された蓄積性蛍光体シー
ト22を水平方向に向かって、すなわち、図1中、左側
から右側に向かって搬送する。消去搬送部82の搬送途
上には、消去部58を構成する複数の消去用光源84が
水平方向に向かって配置されている。消去搬送部82
は、消去部58を通過した後に上方向に延在して搬送系
56に連結自在である。
り処理後の蓄積性蛍光体シート22を上方に搬送する搬
送部78が設けられ、この搬送部78を介して上方に搬
送される前記蓄積性蛍光体シート22の搬送方向先端側
が、一旦、電源部80の上方で水平方向に案内される。
電源部80に近接して消去搬送部82が設けられ、この
消去搬送部82は、上方に搬送された蓄積性蛍光体シー
ト22を水平方向に向かって、すなわち、図1中、左側
から右側に向かって搬送する。消去搬送部82の搬送途
上には、消去部58を構成する複数の消去用光源84が
水平方向に向かって配置されている。消去搬送部82
は、消去部58を通過した後に上方向に延在して搬送系
56に連結自在である。
【0026】本実施形態に係るサイズ検出装置10は、
昇降枚葉部50に設けられ、蓄積性蛍光体シート22の
搬送方向(図3中、矢印B方向)に交差する幅方向(図
3中、矢印C方向)の寸法から、前記蓄積性蛍光体シー
ト22がインチ系サイズとメトリック系サイズのいずれ
に属するかを判断する第1検出手段90と、搬送系56
上で幅寄せ搬送部63の直前に設けられ、前記蓄積性蛍
光体シート22の搬送方向の長さを測定する第2検出手
段92と、前記第1および第2検出手段90、92の検
出結果に基づいて、前記蓄積性蛍光体シート22のサイ
ズを判別するコントローラ(判別回路)94とを備え
る。
昇降枚葉部50に設けられ、蓄積性蛍光体シート22の
搬送方向(図3中、矢印B方向)に交差する幅方向(図
3中、矢印C方向)の寸法から、前記蓄積性蛍光体シー
ト22がインチ系サイズとメトリック系サイズのいずれ
に属するかを判断する第1検出手段90と、搬送系56
上で幅寄せ搬送部63の直前に設けられ、前記蓄積性蛍
光体シート22の搬送方向の長さを測定する第2検出手
段92と、前記第1および第2検出手段90、92の検
出結果に基づいて、前記蓄積性蛍光体シート22のサイ
ズを判別するコントローラ(判別回路)94とを備え
る。
【0027】第1および第2検出手段90、92は、蓄
積性蛍光体シート22が通過することによりオン/オフ
作動する第1および第2光センサ96、98を備えると
ともに、コントローラ94は、前記第2光センサ98が
オフ信号を出力してからオン信号を出力するまでの時間
の計時を行うタイマ100を設けている。
積性蛍光体シート22が通過することによりオン/オフ
作動する第1および第2光センサ96、98を備えると
ともに、コントローラ94は、前記第2光センサ98が
オフ信号を出力してからオン信号を出力するまでの時間
の計時を行うタイマ100を設けている。
【0028】図3に示すように、蓄積性蛍光体シート2
2は、基準搬送面102側を基準にして矢印B方向に搬
送されるものであり、インチ系サイズとメトリック系サ
イズに属する種々の異なるサイズのものが使用される。
インチ系サイズに属するものとしては、例えば、搬送方
向の長さが201mmで幅方向の寸法が252mmの六
切サイズの蓄積性蛍光体シート22A1、長さが303
mmで幅寸法が252mmの四切サイズの蓄積性蛍光体
シート22A2、長さが354mmで幅寸法が354m
mの大角サイズの蓄積性蛍光体シート22A3、および
長さが430mmで幅寸法が354mmの半切サイズの
蓄積性蛍光体シート22A4が使用される。メトリック
系サイズに属するものとしては、長さが178mmで幅
寸法が238mmの18×24メトリックの蓄積性蛍光
体シート22B1、および長さが298mmで幅寸法が
238mmの24×30メトリックの蓄積性蛍光体シー
ト22B2が用いられる。
2は、基準搬送面102側を基準にして矢印B方向に搬
送されるものであり、インチ系サイズとメトリック系サ
イズに属する種々の異なるサイズのものが使用される。
インチ系サイズに属するものとしては、例えば、搬送方
向の長さが201mmで幅方向の寸法が252mmの六
切サイズの蓄積性蛍光体シート22A1、長さが303
mmで幅寸法が252mmの四切サイズの蓄積性蛍光体
シート22A2、長さが354mmで幅寸法が354m
mの大角サイズの蓄積性蛍光体シート22A3、および
長さが430mmで幅寸法が354mmの半切サイズの
蓄積性蛍光体シート22A4が使用される。メトリック
系サイズに属するものとしては、長さが178mmで幅
寸法が238mmの18×24メトリックの蓄積性蛍光
体シート22B1、および長さが298mmで幅寸法が
238mmの24×30メトリックの蓄積性蛍光体シー
ト22B2が用いられる。
【0029】第1光センサ96は、インチ系サイズとメ
トリック系サイズ、すなわち、蓄積性蛍光体シート22
A1〜22A4と、蓄積性蛍光体シート22B1、22
B2とを識別するために、基準搬送面102から距離H
(238mm<H<252mm)の位置に配置されてい
る。
トリック系サイズ、すなわち、蓄積性蛍光体シート22
A1〜22A4と、蓄積性蛍光体シート22B1、22
B2とを識別するために、基準搬送面102から距離H
(238mm<H<252mm)の位置に配置されてい
る。
【0030】このように構成される画像情報読取装置1
2の動作について、本実施形態に係るサイズ検出方法と
の関連で、図4に示すフローチャートを参照して以下に
説明する。なお、図4中、IPは、蓄積性蛍光体シート
22を表している。
2の動作について、本実施形態に係るサイズ検出方法と
の関連で、図4に示すフローチャートを参照して以下に
説明する。なお、図4中、IPは、蓄積性蛍光体シート
22を表している。
【0031】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
22を収容するカセッテ18が、画像情報読取装置12
のカセッテ装填部20a〜20dにセットされる(ステ
ップST1)。ここで、図2に示すように、カセッテ装
填部20a〜20dには、センサ40が配置されてい
る。このため、カセッテ18が基準面42に沿って装填
される際、センサ40が前記カセッテ18の側部24a
に設けられた溝部44を検出すると、このカセッテ18
内には、例えば、高画質の蓄積性蛍光体シート22aが
収容されていることが判別される一方、前記溝部44が
設けられていない該カセッテ18では、通常タイプの蓄
積性蛍光体シート22が収容されていることが判別され
る(ステップST2)。
被写体の画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
22を収容するカセッテ18が、画像情報読取装置12
のカセッテ装填部20a〜20dにセットされる(ステ
ップST1)。ここで、図2に示すように、カセッテ装
填部20a〜20dには、センサ40が配置されてい
る。このため、カセッテ18が基準面42に沿って装填
される際、センサ40が前記カセッテ18の側部24a
に設けられた溝部44を検出すると、このカセッテ18
内には、例えば、高画質の蓄積性蛍光体シート22aが
収容されていることが判別される一方、前記溝部44が
設けられていない該カセッテ18では、通常タイプの蓄
積性蛍光体シート22が収容されていることが判別され
る(ステップST2)。
【0032】図1に示すように、カセッテ装填部20a
〜20dにカセッテ18が装填された後、昇降枚葉部5
0が矢印X方向に移動して任意のカセッテ18、例え
ば、カセッテ装填部20aに装填された前記カセッテ1
8の高さ位置に配置される(ステップST3)。次に、
昇降枚葉部50を構成する吸着盤52がカセッテ18内
に移動され、この吸着盤52により前記カセッテ18内
の蓄積性蛍光体シート22が吸着される。
〜20dにカセッテ18が装填された後、昇降枚葉部5
0が矢印X方向に移動して任意のカセッテ18、例え
ば、カセッテ装填部20aに装填された前記カセッテ1
8の高さ位置に配置される(ステップST3)。次に、
昇降枚葉部50を構成する吸着盤52がカセッテ18内
に移動され、この吸着盤52により前記カセッテ18内
の蓄積性蛍光体シート22が吸着される。
【0033】吸着盤52は、蓄積性蛍光体シート22を
吸着保持した状態でカセッテ18からローラ対54側に
移動し、この蓄積性蛍光体シート22の先端が前記ロー
ラ対54に挟持される。その際、吸着盤52による蓄積
性蛍光体シート22の吸着保持が解除されるため、前記
蓄積性蛍光体シート22が予め回転駆動されているロー
ラ対54の回転作用下に、搬送系56に送り出される
(ステップST4)。
吸着保持した状態でカセッテ18からローラ対54側に
移動し、この蓄積性蛍光体シート22の先端が前記ロー
ラ対54に挟持される。その際、吸着盤52による蓄積
性蛍光体シート22の吸着保持が解除されるため、前記
蓄積性蛍光体シート22が予め回転駆動されているロー
ラ対54の回転作用下に、搬送系56に送り出される
(ステップST4)。
【0034】昇降枚葉部50には、ローラ対54の下流
側に近接して第1検出手段90を構成する第1光センサ
96が装着されている。このため、ローラ対54に挟持
されて矢印B方向に搬送される蓄積性蛍光体シート22
は、図3に示すように、基準搬送面102を基準にして
搬送されながら第1光センサ96によりインチ系サイズ
とメトリック系サイズのいずれに属するかが判断される
(ステップST5および図5参照)。
側に近接して第1検出手段90を構成する第1光センサ
96が装着されている。このため、ローラ対54に挟持
されて矢印B方向に搬送される蓄積性蛍光体シート22
は、図3に示すように、基準搬送面102を基準にして
搬送されながら第1光センサ96によりインチ系サイズ
とメトリック系サイズのいずれに属するかが判断される
(ステップST5および図5参照)。
【0035】すなわち、ステップST5において、蓄積
性蛍光体シート22が第1検出手段90を通過する際
に、第1光センサ96が開状態から閉状態(オンからオ
フ)に移行すると、この蓄積性蛍光体シート22は、幅
寸法がHよりも大きなインチ系サイズの蓄積性蛍光体シ
ート22A1〜22A4に属することが確認される(ス
テップST6)。一方、蓄積性蛍光体シート22が第1
検出手段90を通過しても、第1光センサ96が開(オ
ン)状態であれば、この蓄積性蛍光体シート22は、幅
寸法がH未満のメトリック系サイズの蓄積性蛍光体シー
ト22B1、22B2のいずれかであることが検出され
る(ステップST7)。
性蛍光体シート22が第1検出手段90を通過する際
に、第1光センサ96が開状態から閉状態(オンからオ
フ)に移行すると、この蓄積性蛍光体シート22は、幅
寸法がHよりも大きなインチ系サイズの蓄積性蛍光体シ
ート22A1〜22A4に属することが確認される(ス
テップST6)。一方、蓄積性蛍光体シート22が第1
検出手段90を通過しても、第1光センサ96が開(オ
ン)状態であれば、この蓄積性蛍光体シート22は、幅
寸法がH未満のメトリック系サイズの蓄積性蛍光体シー
ト22B1、22B2のいずれかであることが検出され
る(ステップST7)。
【0036】次いで、蓄積性蛍光体シート22は、ロー
ラ対54の回転作用下に搬送系56に送り出され、この
搬送系56の駆動により前記蓄積性蛍光体シート22が
第2検出手段92側に搬送される(ステップST8)。
第2検出手段92では、蓄積性蛍光体シート22の先端
が通過する際に第2光センサ98が開状態から閉状態
(オンからオフ)に作動し、このオフ信号が入力される
ことにより、コントローラ94はタイマ100により時
間の計時を開始する(ステップST9およびステップS
T10)。
ラ対54の回転作用下に搬送系56に送り出され、この
搬送系56の駆動により前記蓄積性蛍光体シート22が
第2検出手段92側に搬送される(ステップST8)。
第2検出手段92では、蓄積性蛍光体シート22の先端
が通過する際に第2光センサ98が開状態から閉状態
(オンからオフ)に作動し、このオフ信号が入力される
ことにより、コントローラ94はタイマ100により時
間の計時を開始する(ステップST9およびステップS
T10)。
【0037】そして、蓄積性蛍光体シート22の搬送方
向後端が第2光センサ98を通過することにより、この
第2光センサ98が閉状態から開状態(オフからオン)
に切り換わる(ステップST11)。第2光センサ98
がオン作動することにより、蓄積性蛍光体シート22は
搬送系56から幅寄せ搬送部63に受け渡され、この搬
送系56の駆動が停止される(ステップST12)。
向後端が第2光センサ98を通過することにより、この
第2光センサ98が閉状態から開状態(オフからオン)
に切り換わる(ステップST11)。第2光センサ98
がオン作動することにより、蓄積性蛍光体シート22は
搬送系56から幅寄せ搬送部63に受け渡され、この搬
送系56の駆動が停止される(ステップST12)。
【0038】なお、ステップST9で第2光センサ98
が開状態のままである際、および、ステップST11で
前記第2光センサ98が閉状態のままである際には、搬
送不良であると判断され、ステップST13に進んで搬
送系56が停止された後、エラー信号が出力される(ス
テップST14)。
が開状態のままである際、および、ステップST11で
前記第2光センサ98が閉状態のままである際には、搬
送不良であると判断され、ステップST13に進んで搬
送系56が停止された後、エラー信号が出力される(ス
テップST14)。
【0039】蓄積性蛍光体シート22が幅寄せ搬送部6
3に移送された後、ステップST15に進んで、蓄積性
蛍光体シート22のサイズ判定処理(IP判別処理)が
施される。すなわち、図6に示すように、蓄積性蛍光体
シート22の種類に応じて第1光センサ96の作動状態
およびそれぞれの搬送方向の長さが設定されており、第
1検出手段90でインチ系サイズとメトリック系サイズ
とに分類された後、第2検出手段92で搬送方向の長さ
が検出され、これらの結果に基づいて蓄積性蛍光体シー
ト22の種類が判別される。なお、予め設定された種類
に該当しない場合には、蓄積性蛍光体シート22のサイ
ズが規格外であると判断されて、異常処理が行われる。
3に移送された後、ステップST15に進んで、蓄積性
蛍光体シート22のサイズ判定処理(IP判別処理)が
施される。すなわち、図6に示すように、蓄積性蛍光体
シート22の種類に応じて第1光センサ96の作動状態
およびそれぞれの搬送方向の長さが設定されており、第
1検出手段90でインチ系サイズとメトリック系サイズ
とに分類された後、第2検出手段92で搬送方向の長さ
が検出され、これらの結果に基づいて蓄積性蛍光体シー
ト22の種類が判別される。なお、予め設定された種類
に該当しない場合には、蓄積性蛍光体シート22のサイ
ズが規格外であると判断されて、異常処理が行われる。
【0040】この場合、画像情報読取装置12内で蓄積
性蛍光体シート22を高速処理する要請があり、搬送系
56が、例えば、200mm/sec以上、より望まし
くは400mm/sec以上でこの蓄積性蛍光体シート
22の高速搬送を行いながら、前記蓄積性蛍光体シート
22のサイズ判別を行う必要がある。ここで、蓄積性蛍
光体シート22は、インチ系サイズおよびメトリック系
サイズを含む多種類の異なるサイズの蓄積性蛍光体シー
ト22A1〜22A4および22B1、22Bが含まれ
るため、この蓄積性蛍光体シート22を高速搬送しなが
らそれぞれの長さを検出するだけでは、正確な判別処理
が達成されない。
性蛍光体シート22を高速処理する要請があり、搬送系
56が、例えば、200mm/sec以上、より望まし
くは400mm/sec以上でこの蓄積性蛍光体シート
22の高速搬送を行いながら、前記蓄積性蛍光体シート
22のサイズ判別を行う必要がある。ここで、蓄積性蛍
光体シート22は、インチ系サイズおよびメトリック系
サイズを含む多種類の異なるサイズの蓄積性蛍光体シー
ト22A1〜22A4および22B1、22Bが含まれ
るため、この蓄積性蛍光体シート22を高速搬送しなが
らそれぞれの長さを検出するだけでは、正確な判別処理
が達成されない。
【0041】そこで、本実施形態では、第1検出手段9
0を構成する第1光センサ96を介して蓄積性蛍光体シ
ート22の幅方向の寸法を検出することにより、前記蓄
積性蛍光体シート22がインチ系サイズであるかメトリ
ック系サイズであるかの判断が行われる。さらに、蓄積
性蛍光体シート22は、第2検出手段92を構成する第
2光センサ98を介して搬送方向の長さが測定され、こ
の第1および第2検出手段90、92の検出結果に基づ
いて、該蓄積性蛍光体シート22のサイズ判別処理が容
易かつ高精度に遂行されるという効果が得られる。
0を構成する第1光センサ96を介して蓄積性蛍光体シ
ート22の幅方向の寸法を検出することにより、前記蓄
積性蛍光体シート22がインチ系サイズであるかメトリ
ック系サイズであるかの判断が行われる。さらに、蓄積
性蛍光体シート22は、第2検出手段92を構成する第
2光センサ98を介して搬送方向の長さが測定され、こ
の第1および第2検出手段90、92の検出結果に基づ
いて、該蓄積性蛍光体シート22のサイズ判別処理が容
易かつ高精度に遂行されるという効果が得られる。
【0042】これにより、特に、長さ方向の寸法差が少
ないインチ系サイズとメトリック系サイズが混在してい
ても、蓄積性蛍光体シート22をインチ系サイズとメト
リック系サイズとに判別するため、第2検出手段92で
は、それぞれインチ系サイズ内の長さの変化、および、
メトリック系サイズ内の長さの変化を検出するだけでよ
く、高速搬送される蓄積性蛍光体シート22のサイズ判
別処理が高精度に遂行されることになる。
ないインチ系サイズとメトリック系サイズが混在してい
ても、蓄積性蛍光体シート22をインチ系サイズとメト
リック系サイズとに判別するため、第2検出手段92で
は、それぞれインチ系サイズ内の長さの変化、および、
メトリック系サイズ内の長さの変化を検出するだけでよ
く、高速搬送される蓄積性蛍光体シート22のサイズ判
別処理が高精度に遂行されることになる。
【0043】しかも、それぞれ第1および第2光センサ
96、98を備えた第1および第2検出手段90、92
を設けるだけでよく、サイズ検出装置10全体の構成が
有効に簡素化されるとともに、極めて経済的であるとい
う利点が得られる。
96、98を備えた第1および第2検出手段90、92
を設けるだけでよく、サイズ検出装置10全体の構成が
有効に簡素化されるとともに、極めて経済的であるとい
う利点が得られる。
【0044】ところで、サイズ判別が行われた蓄積性蛍
光体シート22は、図1に示すように、幅寄せ搬送部6
3によりその幅寸法に応じて幅寄せ処理が行われた後、
読取部60に送られる。読取部60では、蓄積性蛍光体
シート22が副走査搬送機構64を構成する第1および
第2ローラ対70、72の作用下に矢印A方向に副走査
搬送されながら、この蓄積性蛍光体シート22の記録面
側に光学系66からレーザ光Lが主走査される。これに
より、蓄積性蛍光体シート22に蓄積記録されていた放
射線画像情報が、集光系68により光電的に読み取られ
ることになる。
光体シート22は、図1に示すように、幅寄せ搬送部6
3によりその幅寸法に応じて幅寄せ処理が行われた後、
読取部60に送られる。読取部60では、蓄積性蛍光体
シート22が副走査搬送機構64を構成する第1および
第2ローラ対70、72の作用下に矢印A方向に副走査
搬送されながら、この蓄積性蛍光体シート22の記録面
側に光学系66からレーザ光Lが主走査される。これに
より、蓄積性蛍光体シート22に蓄積記録されていた放
射線画像情報が、集光系68により光電的に読み取られ
ることになる。
【0045】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シート22
は、搬送部78を介して鉛直上方向に向かって搬送さ
れ、その搬送方向先端側が電源部80の上方で水平方向
に案内され、この蓄積性蛍光体シート22が前記搬送部
78から消去搬送部82に受け渡される。消去搬送部8
2では、蓄積性蛍光体シート22が搬送部78による搬
送方向後端部を先端として水平方向に搬送され、消去部
58に設けられた複数の消去用光源84を介してこの蓄
積性蛍光体シート22に残存する放射線画像情報の消去
が行われる。消去処理後の蓄積性蛍光体シート22は、
搬送系56に合流して上方に搬送された後、昇降枚葉部
50の作用下にカセッテ装填部20aに配置されている
空のカセッテ18内に送り込まれる。
は、搬送部78を介して鉛直上方向に向かって搬送さ
れ、その搬送方向先端側が電源部80の上方で水平方向
に案内され、この蓄積性蛍光体シート22が前記搬送部
78から消去搬送部82に受け渡される。消去搬送部8
2では、蓄積性蛍光体シート22が搬送部78による搬
送方向後端部を先端として水平方向に搬送され、消去部
58に設けられた複数の消去用光源84を介してこの蓄
積性蛍光体シート22に残存する放射線画像情報の消去
が行われる。消去処理後の蓄積性蛍光体シート22は、
搬送系56に合流して上方に搬送された後、昇降枚葉部
50の作用下にカセッテ装填部20aに配置されている
空のカセッテ18内に送り込まれる。
【0046】なお、本実施形態では、シート状記録媒体
として蓄積性蛍光体シート22を用いて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、写真フイルム等の写真感
光材料が装填される画像情報再生装置に適用することが
可能である。
として蓄積性蛍光体シート22を用いて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、写真フイルム等の写真感
光材料が装填される画像情報再生装置に適用することが
可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るシート状記録媒体のサイズ
検出方法および装置では、シート状記録媒体の幅方向の
寸法からこのシート状記録媒体がインチ系サイズとメト
リック系サイズのいずれに属するかが判断される一方、
該シート状記録媒体の搬送方向の長さが測定され、これ
らの判定結果に基づいて前記シート状記録媒体のサイズ
が判別される。このため、シート状記録媒体を200m
m/sec以上で高速搬送しながら、前記シート状記録
媒体のサイズ判別を高精度に行うことができる。従っ
て、シート状記録媒体を処理装置内で容易かつ正確に高
速処理することが可能になる。
検出方法および装置では、シート状記録媒体の幅方向の
寸法からこのシート状記録媒体がインチ系サイズとメト
リック系サイズのいずれに属するかが判断される一方、
該シート状記録媒体の搬送方向の長さが測定され、これ
らの判定結果に基づいて前記シート状記録媒体のサイズ
が判別される。このため、シート状記録媒体を200m
m/sec以上で高速搬送しながら、前記シート状記録
媒体のサイズ判別を高精度に行うことができる。従っ
て、シート状記録媒体を処理装置内で容易かつ正確に高
速処理することが可能になる。
【図1】本発明の実施態様に係るシート状記録媒体のサ
イズ検出装置を組み込む画像情報読取装置の概略構成説
明図である。
イズ検出装置を組み込む画像情報読取装置の概略構成説
明図である。
【図2】前記画像情報読取装置を構成するカセッテ装填
部の一部斜視説明図である。
部の一部斜視説明図である。
【図3】前記サイズ検出装置によりサイズ判別される各
種蓄積性蛍光体シートのサイズの説明図である。
種蓄積性蛍光体シートのサイズの説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係るサイズ検出方法を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図5】前記蓄積性蛍光体シートをインチ系サイズとメ
トリック系サイズとに判別する際の斜視説明図である。
トリック系サイズとに判別する際の斜視説明図である。
【図6】前記蓄積性蛍光体シートの判別を行うための組
み合わせの説明図である。
み合わせの説明図である。
10…サイズ検出装置 12…画像情報読取
装置 18…カセッテ 20a〜20d…カ
セッテ装填部 22、22A1〜22A4、22B1、22B2…蓄積
性蛍光体シート 40…センサ 50…昇降枚葉部 52…吸着盤 54…ローラ対 58…消去部 60…読取部 90、92…検出手段 94…コントローラ 96、98…光センサ 100…タイマ 102…基準搬送面
装置 18…カセッテ 20a〜20d…カ
セッテ装填部 22、22A1〜22A4、22B1、22B2…蓄積
性蛍光体シート 40…センサ 50…昇降枚葉部 52…吸着盤 54…ローラ対 58…消去部 60…読取部 90、92…検出手段 94…コントローラ 96、98…光センサ 100…タイマ 102…基準搬送面
Claims (5)
- 【請求項1】サイズの異なる種々のシート状記録媒体を
200mm/sec以上で高速搬送しながら前記シート
状記録媒体のサイズを検出するためのシート状記録媒体
のサイズ検出方法であって、 前記シート状記録媒体の搬送方向に交差する幅方向の寸
法から、該シート状記録媒体がインチ系サイズとメトリ
ック系サイズのいずれに属するかを判断する工程と、 前記シート状記録媒体の搬送方向の長さを測定する工程
と、 前記幅方向の寸法および前記長さに基づいて、前記シー
ト状記録媒体のサイズを判別する工程と、 を有することを特徴とするシート状記録媒体のサイズ検
出方法。 - 【請求項2】請求項1記載のサイズ検出方法において、
前記シート状記録媒体は、医療診断に適用される蓄積性
蛍光体シートおよび/または写真フイルムであることを
特徴とするシート状記録媒体のサイズ検出方法。 - 【請求項3】サイズの異なる種々のシート状記録媒体を
200mm/sec以上で高速搬送しながら前記シート
状記録媒体のサイズを検出するためのシート状記録媒体
のサイズ検出装置であって、 前記シート状記録媒体の搬送方向に交差する幅方向の寸
法から、該シート状記録媒体がインチ系サイズとメトリ
ック系サイズのいずれに属するかを判断する第1検出手
段と、 前記シート状記録媒体の搬送方向の長さを測定する第2
検出手段と、 前記第1および第2検出手段の検出結果に基づいて、前
記シート状記録媒体のサイズを判別する判別回路と、 を備えることを特徴とするシート状記録媒体のサイズ検
出装置。 - 【請求項4】請求項3記載のサイズ検出装置において、
前記第1および第2検出手段は、前記シート状記録媒体
が通過することにより、オン/オフ作動する第1および
第2センサを備えるとともに、 前記第2判定回路は、前記第2センサのオフ信号からオ
ン信号までを計時するタイマを設けることを特徴とする
シート状記録媒体のサイズ検出装置。 - 【請求項5】請求項3記載のサイズ検出装置において、
前記シート状記録媒体は、医療診断に適用される蓄積性
蛍光体シートおよび/または写真フイルムであることを
特徴とするシート状記録媒体のサイズ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201898A JPH11281344A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | シート状記録媒体のサイズ検出方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201898A JPH11281344A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | シート状記録媒体のサイズ検出方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11281344A true JPH11281344A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13762794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8201898A Pending JPH11281344A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | シート状記録媒体のサイズ検出方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11281344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004109996A (ja) * | 2002-08-16 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings Inc | 放射線画像読取装置 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8201898A patent/JPH11281344A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004109996A (ja) * | 2002-08-16 | 2004-04-08 | Konica Minolta Holdings Inc | 放射線画像読取装置 |
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