JP2008002987A - 画像記録担体 - Google Patents

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Abstract

【課題】カセッテの強度を劣化させずに、マンモグラフィ装置等の放射線画像撮影装置で撮影される放射線画像の欠けを軽減することができる画像記録担体を提供する。
【解決手段】板形状を有する支持体と、支持体の表面に重ねられた、画像を担持した放射線の照射を受けて放射線画像が蓄積記録される記録層とを有する画像記録板と、画像記録板が内部に収容されるカセッテとを備え、上記画像記録板は、少なくとも1つの側面が、画像記録板の厚み方向に複数段に形成され、それら複数段のうち記録層が含まれる表部分が、その表部分を除く部分よりも突出したものであり、上記カセッテは、画像記録板が内部に収容された状態において、画像記録板の側面に向き合う対向面の、表部分と対応する対応部分が、対向面の、対応部分を除く部分よりも凹んだものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像を担持した放射線の照射を受けることにより、放射線画像を蓄積記録する画像記録担体に関する。
従来から、放射線が照射されると、その放射線エネルギーの一部を蓄積し、可視光等が照射されると、蓄積された放射線エネルギーに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体が知られている。近年では、被写体を透過してきた放射線を蓄積性蛍光体に照射して放射線画像を蓄積記録し、その蓄積性蛍光体に励起光を照射して蓄積性蛍光体から発せられた輝尽発光光を読み取ることにより、放射線画像を可視化するCR(コンピューテッドラジオグラフィ)が医療分野等で広く用いられてきている。
医療用のCRとしては、基板の表面に蓄積性蛍光体が貼り付けられたIP(イメージングプレート)が、IPにレーザ光等を照射して輝尽発光光を読み取る読取部と一緒に1つの装置内に収容され、その装置内に収容された状態のIPに放射線が照射されるビルトインタイプの画像読取装置(以下では、ビルトインタイプの画像読取装置をビルトイン装置と略記する)や、持ち運び自在なカセッテ内にIPが収容され、撮影により放射線画像が蓄積された後のIPが収容されているカセッテが装着され、カセッテ内からIPを取り出して放射線画像を読み取るカセッテタイプの画像読取装置(カセッテタイプの画像読取装置をカセッテ装置と略記する)などが広く使用されている。
ビルトイン装置は、撮影された放射線画像をその場ですぐに読み取って確認することができるため、撮影ミスなどを素早く発見して再撮影を行うことができ、多数の被写体の放射線画像を確実に撮影することが求められる集団検診などで広く利用されている。
一方、カセッテ装置では、撮影時にカセッテを被写体の撮影部位まで容易に移動させることができるため、骨折時などでも、患者に無理な体勢を強いることなく所望の撮影部位を撮影することができる。また、IPが破損してしまった場合などには、カセッテ内に収容されたIPを予備のIPに手軽に交換することができ、撮影を再開するまでにかかる時間やコストを大幅に抑えることができるという利点がある。
以上のように、ビルトイン装置およびカセッテ装置は、それぞれに異なる利点を有しているため、病院などでは、両タイプの画像読取装置が備えられていることが多く、それらが用途に応じて使い分けられていることが一般的である。
また、近年では、放射線透過性を有する透過板とIPとの間に被写体の乳房を挟んで押し付け、乳房を薄く伸ばした状態で放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置も利用されてきている。マンモグラフィ装置は、乳がんの早期発見に有効であることが知られており、患者が病院を選ぶ際に、このマンモグラフィ装置が備えられているか否かが重要なポイントとなっていることが多い。
マンモグラフィ装置においても、透過板をIPに向けて押し付ける押付機構や、放射線を照射する照射装置に加えて、IPや、放射線画像を読み取る読取部などが一体的に搭載されたビルトインタイプのマンモグラフィ装置と、押付機構や照射装置といった基本要素のみが搭載され、IPが収容されたカセッテが装着されて、そのカセッテに放射線が照射されるカセッテタイプのマンモグラフィ装置とが知られている。カセッテタイプのマンモグラフィ装置では、装着されたカセッテと透過板との間に乳房を挟んで撮影が行われ、撮影後のカセッテがマンモグラフィ装置とは別に備えられた画像読取装置に装着され、画像読取装置でIPに蓄積記録された放射線画像が読み取られる。このカセッテタイプのマンモグラフィ装置では、IPが破損してしまっても交換が容易であり、放射線画像を読み取る画像読取装置として、従来から病院に広く備えられているカセッテ装置を利用することができるため、ビルトインタイプのマンモグラフィ装置よりもコスト面で優れ、導入しやすいという利点がある。
ここで、カセッテタイプのマンモグラフィ装置で放射線画像を撮影する場合、カセッテの側面が乳房の付け根(以下では、乳房の付け根を胸壁と称する)に押し当てられ、透過板によって乳房がカセッテの表面上に伸ばされた状態で放射線が照射される。このとき、カセッテの側面から、カセッテ内に収容されたIPの、蓄積性蛍光体が貼り付けられた位置までの間の部分(以下では、この部分を非記録部分と称する)は、放射線の照射を受けても放射線画像を蓄積記録することができない。このため、カセッテタイプのマンモグラフィ装置では、乳房の、胸壁よりの一部分の放射線画像が欠けてしまうという問題がある。
この問題に関し、特許文献1には、IPを製造するにあたり、基板の端から0mm以上で4mm以下の位置に蓄積性蛍光体層を形成することにより、IP上の、放射線画像を蓄積記録する記録領域を端まで広げる技術について記載されている。この特許文献1に記載された技術によると、上述した非記録部分を減少させることができ、放射線画像の欠けを軽減することができる。
特開2003−248093号公報
しかし、カセッテは、厚さが数mm程度のプラスチックなどで構成されていることが一般的であり、特許文献1に記載された技術を使ってIPの記録領域を広げても、カセッテを構成するプラスチックの厚み等によって、胸壁から約5mm程度の範囲は撮影できないことが現状である。これは、胸壁に近い側にある腫瘍は5mm程度にまで進行しないと撮影できないことを意味しており、早期発見が求められる乳がん検診において大きなネックとなっている。一方、カセッテを薄いプラスチックで形成して非記録部分を減少させようとすると、カセッテの強度が劣化してしまい、硬質で破損しやすいIPを十分に保護することができなくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、カセッテの強度を劣化させずに、マンモグラフィ装置等の放射線画像撮影装置で撮影される放射線画像の欠けを軽減することができる記録担体を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像記録担体は、板形状を有する支持体と、支持体の表面に重ねられた、画像を担持した放射線の照射を受けて放射線画像が蓄積記録される記録層とを有する画像記録板と、
画像記録板が内部に収容されるカセッテとを備え、
上記画像記録板は、少なくとも1つの側面が、画像記録板の厚み方向に複数段に形成され、それら複数段のうち記録層が含まれる表部分が、その表部分を除く部分よりも突出したものであり、
上記カセッテは、画像記録板が内部に収容された状態において、画像記録板の側面に向き合う対向面の、表部分と対応する対応部分が、対向面の、対応部分を除く部分よりも凹んだものであることを特徴とする。
本発明の画像記録担体によると、画像記録板の側面において、放射線画像が蓄積記録される記録層を含む表部分が、その表部分を除く部分よりも突出しており、カセッテの対向面において、表部分と対応する対応部分が、その対応部分を除く部分よりも凹んでいる。画像記録板をカセッテ内に収容すると、画像記録板の表部分がカセッテの対応部分に嵌り、カセッテの側面側に近づくため、カセッテの側面を被写体の胸壁に突き当てて乳房を撮影したときの放射線画像の欠けを軽減することができる。また、カセッテの対向面の、対応部分を除く部分を突出させることにより、画像記録板の記録層をカセッテの側面に寄せたまま、放射線画像の欠けを増加させずに、カセッテの強度を向上させることができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記画像記録板は、表部分に角取り処理が施されたものであることが好ましい。
画像記録板の表部分に、面取りなどといった角取り処理が施されることによって、画像記録板をカセッテ内に収容する際の衝撃などにより記録層が破損してしまう不具合を軽減することができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記カセッテは、上記対応部分に角取り処理が施されたものであることが好ましい。
カセッテの対応部分に角R処理などが施されることによって、画像記録板の表部分が衝突して、その表部分が欠けてしまう不具合を回避することができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記カセッテは、カセッテの内部に収容されている画像記録板を対向面側に向けて付勢する付勢部材を備えたものであることが好ましい。
画像記録板が対向面側に付勢されることによって、画像記録板の表部分とカセッテの対応部分との間の隙間が減少し、放射線画像の欠けを確実に抑えることができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記カセッテは、対応部分が、力の印加を受けて変形する材料で構成されたものであり、上記付勢部材によって表部分が対応部分に押し当てられることにより、その対応部分が凹むものであることが好ましい。
カセッテの対応部分が画像記録板の表部分が押し当てられて凹むことにより、画像記録板の表部分の突出量が大きいなどといった寸法誤差が生じていても、画像記録板の破損を確実に回避することができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記カセッテは、対応部分の凹み量が、表部分の突出量よりも大きいものであることが好ましい。
カセッテの対応部分の凹み量が画像記録板の表部分の突出量よりも大きいことにより、画像記録板をカセッテ内に収容する際に、画像記録板の表部分がカセッテの対応部分に衝突せず、記録層の破損を軽減することができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記カセッテは、対応部分に、表部分の衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材を有するものであることが好適である。
本発明の好適な画像記録担体によると、画像記録板の記録層の破損を効率よく軽減することができる。
また、本発明の画像記録担体において、上記画像記録板は、記録層の縁に、縁を保護する保護材が設けられたものであることが好ましい。
記録層の縁が保護材が設けられることによって、記録層の破損を抑えるとともに、記録層を湿度などによる劣化から保護することができる。
本発明によれば、カセッテの強度を劣化させずに、マンモグラフィ装置等の放射線画像撮影装置で撮影される放射線画像の欠けを軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態では、放射線画像が蓄積記録されるIPが持ち運び自在なカセッテ内に収容されており、カセッテがマンモグラフィ装置に装着されて放射線画像の撮影が行われ、撮影後にカセッテが画像読取装置に装着されて、放射線画像が読み取られる。以下では、まず、IPおよびカセッテの概略構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるIPおよびカセッテの概略構成図である。
図1(A)に示すように、本実施形態では、放射線の照射を受けて放射線画像を蓄積記録するIP10が、放射線を透過するプラスチックで構成されたカセッテ20内に収容されている。IP10は、本発明にいう画像記録板の一例にあたり、カセッテ20は、本発明にいうカセッテの一例に相当する。また、IP10とカセッテ20とを合わせたものは、本発明の画像記録担体の一実施形態に相当する。
IP10は、基板10A上に蓄積性蛍光体シート10Bが貼り付けられており、蓄積蛍光体シート10Bの縁には、蓄積蛍光体シート10Bの欠け等を防止するための樹脂製の保護材10Cが設けられている。基板10Aは、本発明にいう支持体の一例にあたり、蓄積性蛍光体シート10Bは、本発明にいう記録層の一例にあたり、保護材10Cは、本発明にいう保護材の一例に相当する。
また、カセッテ20の側面には蓋21が備えられており、蓋21が備えられた側とは逆側の側面22には、ピンを挿入することによってIP10をカセッテ20外に押し出すための押出孔20a,20bも設けられている。カセッテ20からIP10を取り出す際には、蓋21を開け、押出孔20a,20bにピンを挿入してIP10をカセッテ20の外に排出する。尚、このカセッテ20が、被写体の乳房を撮影するマンモグラフィ装置(後述する)に装着される際には、カセッテ20の、蓋21が備えられた側とは逆の側面22が被写体と対向するように装着され、その側面22が被写体の胸壁に突き当てられる。以下では、側面22を突当側面22と称する。
続いて、図1に示すカセッテ20内に収容されたIP10に放射線画像を蓄積記録し、その放射線画像を読み取る放射線撮影システムについて説明する。
図2は、放射線撮影システムの概略構成図である。
図2に示す放射線撮影システム1は、被写体の乳房を撮影するためのマンモグラフィ装置100と、IP10に蓄積記録されている放射線画像を読み取る画像読取装置200と、画像読取装置200で読み取られた放射線画像を表示するとともに、放射線撮影システム1全体を制御するための制御装置300とで構成されている。
制御装置300は、外観上、画像読取装置200で読み取られた放射線画像などが表示される表示モニタ310と、ユーザが指示を入力するための操作子320等が備えられている。
また、マンモグラフィ装置100には、外観上、IP10が収容されたカセッテ20が装着される装着台110と、放射線を透過する透過板120と、透過板120を上下方向に移動させる板駆動部130と、放射線を発する管球141が備えられた放射線照射部140と、装着台110と放射線照射部140とを支持する支持部150と、支持部150を上下方向に移動させる支持駆動部160とが備えられており、制御装置300から伝えられる指示に従ってマンモグラフィ装置100全体を制御する制御部(図示しない)が搭載されている。
放射線画像を撮影する際には、まず、カセッテ20の突当側面22が所定の撮影位置Pに合わせられ、カセッテ20が装着台110上に装着される。
カセッテ20が装着されると、被写体がマンモグラフィ装置100の前に移動される。ユーザは、操作子170を使って、装着台110の位置を被写体の乳房2の位置に調整し、被写体の胸壁2aを撮影位置Pにあるカセッテ20の突当側面22に押し付ける。
続いて、ユーザが制御装置300の操作子320を使って撮影準備を指示すると、撮影準備の指示がマンモグラフィ装置100に伝えられ、板駆動部130によって透過板120が下方向に移動される。透過板120とカセッテ20との間に被写体の乳房2が挟まれて、乳房2が薄く伸ばされると、放射線照射部140から放射線が発せられる。
放射線照射部140から発せられた放射線は、乳房2を透過し、さらにカセッテ20を透過して、カセッテ20内に収容されたIP10に照射される。その結果、IP10に乳房2の放射線画像が蓄積記録される。
撮影が終了すると、IP10がカセッテ20ごと画像読取装置200に装着される。
画像読取装置200の両端には、カセッテ20が装填される装填口201Aと、放射線画像の読み取りが終了したカセッテ20が排出される排出口201Bとが設けられており、画像読取装置200の中央には、画像読取装置200の稼動状態などを表示する表示パネル201Cが備えられている。撮影後のカセッテ20は、装填口201Aに挿入される。
図3は、画像読取装置200の内部構成図である。
図3に示すように、搬入口201Aは、中央から遠ざかるほど下方向に傾斜しており、傾斜の最下部には、カセッテ20を画像読取装置200の内部に取り込む蓋部材210Aが配設されている。また、搬入口201Aには、カセッテ20の装着を検出するためのセンサ(図示しない)が備えられている。
画像読取装置200の内部には、大別して、カセッテ20を搬入口201Aと排出口201Bとの間で搬送する搬送部220、IP10に蓄積記録された放射線画像を読み取る読取部230、IP10上に残存する放射線画像を消去する消去部240、および画像読取装置200全体の動作を制御するとともに、読取部230で読み取られた放射線画像を制御装置300に向けて送信する制御部250が備えられている。
上述したセンサによって、カセッテ20の装着が検出されると、制御部250からの指示によって、搬入口201Aの蓋部材210Aに取り付けられたモータが駆動して蓋部材210Aが開き、搬入口201Aに載せられたカセッテ20が搬送ロール2211によって搬送部220に搬送される。
搬送部220には、搬入口201Aの下の装填位置S1、読取部230の下の読取位置S2、消去部240の下の消去位置S3、および排出口201Bの下の排出位置S4を結ぶ上下2本のガイドレール222,223と、ガイドレール222,223に沿って移動することにより、装填位置S1と排出位置S4との間でカセッテ20を搬送する搬送部材224が備えられている。
搬送ロール2211によって搬送されてきたカセッテ20は、まず、装填位置S1で搬送部材224に保持され、ガイドレール222,223に沿って読取位置S2に搬送される。読取位置S2の、上側のガイドレール222の近くには、カセッテ20の蓋21を開ける蓋開部225が配設されており、下側のガイドレール223には、2本のピンとピンを挿抜するソレノイドとで構成された排出部226が配設されている。カセッテ20が読取位置S2に搬送されると、蓋開部225によってカセッテ20の蓋21が開けられ、排出部226に備えられたピンがカセッテ20の押出孔20a,20bに挿入されて、IP10がカセッテ20から押し出される。カセッテ20から排出されたIP10は、搬送ロール2212によって読取部230に搬送され、IP10が排出された空のカセッテ20は、ガイドレール222,223に沿って消去位置S3に搬送される。
読取部230には、鉛直上方向に延びた搬送路Rが設けられており、IP10が出入りする2箇所に設けられたシャッタ231A,231Bと、励起光Lを主走査方向(紙面の奥行方向)に照射する励起光照射部233と、主走査方向に延びた集光ガイド234によって輝尽発光光を集光して、IP10に蓄積記録された放射線画像を読み取る画像読取部235と、水平方向に延びた上下2本のガイドレール236,237と、ガイドレール236,237に沿って移動することにより、IP10を水平方向に搬送する上下一対のニップロール238,239とが備えられている。
カセッテ20から排出されたIP10は、搬送ロール2321,2322によって、搬送路Rに沿ってガイドレール236,237に向けて上方向に搬送される。IP10の先端が励起光照射部233の位置に到達すると、シャッタ231A,231Bが閉じて読取部230内が遮光される。IP10は、搬送ロール2322,2323によってさらに上向きに搬送され、続いて、励起光照射部233から搬送中のIP10に励起光Lが照射されて、画像読取部235によってIP10から発せられる輝尽発光光が読み取られる。画像読取部235で読み取られた放射線画像は、制御部250に伝えられて、図2に示す制御装置300に送られる。
また、放射線画像が読み取られたIP10は、搬送ロール2322,2323によってニップロール238,239に搬送され、ニップロール238,239に挟まれる。ニップロール238,239は、IP10を把持したままガイドレール236,237沿って水平方向に移動し、ガイドレール236,237の端に達すると、IP10を下向きに搬送する。IP10は、搬送ロール2324、2213によってさらに下向きに移動されることにより、消去部240に搬送される。
消去部240には、主走査方向(図の奥行き方向)および副走査方向(上下方向)双方に広がる複数の蛍光ランプ241が備えられている。複数の蛍光ランプ241から消去光Qが発せられると、消去光Qは搬送中のIP10に照射される。その結果、IP10に蓄積された放射線エネルギーが放出され、放射線画像が消去される。
放射線画像が消去されたIP10は、搬送ロール2214によってさらに下方向に搬送され、消去位置S3に搬送されていた空のカセッテ20内に収容される。消去位置S3には、カセッテ20の蓋21を閉める蓋閉部227が配設されており、IP10がカセッテ20に収容されると、カセッテ20の蓋21が閉められる。
放射線画像が読み取られて、放射線エネルギーが消去された後のIP10が収容されたカセッテ20は、ガイドレール222,223に沿って排出位置S4に搬送される。
排出口201Bにも、搬入口201Aと同様に蓋部材210Bが配設されており、カセッテ20が排出位置S4に搬送されてくると、排出口201Bの蓋部材210Bが開かれる。排出位置S4に搬送されたカセッテ20は、搬送ロール2215によって排出口201Bに向けて搬送され、排出口201Bから排出される。
以上のようにして、放射線画像が撮影され、IP10に蓄積記録された放射線画像が読み取られる。
ここで、図2に示すマンモグラフィ装置100では、カセッテ20の突当側面22が被写体の胸壁2aに押し付けられて乳房2が撮影されるが、カセッテ20が厚いプラスチックなどで構成されていると、胸壁2aからカセッテ20内に収容されたIP10までの距離が長くなり、乳房2の、胸壁2aよりの一部分が撮影できなくなってしまう。一方、カセッテ20を薄いプラスチックなどで構成しようとすると、放射線画像の欠けは改善されるが、カセッテ20の強度が劣化し、IP10を保護することができなくなってしまうという問題がある。本実施形態のIP10およびカセッテ20では、このような問題の解決が図られており、以下では、IP10およびカセッテ20の構成について説明する。
図4は、IPが収容されたカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図であり、図5は、IPに蓄積記録される放射線画像のイメージを示す概念図である。
図4に示すように、IP10は、基板10A上に蓄積性蛍光体シート10Bが水平方向にずらして重ねられ、それらが接着剤10Dによって貼り付けられている。その結果、IP10の側面には段が形成されており、蓄積性蛍光体シート10Bが基板10Aよりも突出した側の側面がカセッテ20の突当側面22と対応するようにカセッテ20内に収容される。蓄積性蛍光体シート10Bの、基板10Aよりも突出した部分は、本発明にいう表部分の一例に相当する。
また、蓄積性蛍光体シート10Bの縁11は、水平面からの仰角θが70°〜85°程度に面取りされており、さらに、保護材10Cが設けられている。
カセッテ20は、突当側面22の、IP10の蓄積性蛍光体シート10Bと対応する記録側部分22aの壁の厚さW1が、IP10の基板10Aと対応する基板側部分22bの壁の厚さW3よりも薄く形成されている。尚、蓄積性蛍光体シート10Bの、基板10Aよりも突出した部分の長さLは、基板側部分22bの壁の厚さW3と記録側部分22aの壁の厚さW1との差(W3−W1)よりも短く、蓄積性蛍光体シート10Bと記録側部分22aとの間にはわずかな隙間が空いている。また、カセッテ20は、記録側部分22aに角R処理が施されており、カセッテ20の蓋21には、収容されたIP10を突当側面22に向けて付勢する板バネ23が備えられている。記録側部分22aは、本発明にいう対応部分の一例にあたり、板バネ23は、本発明にいう付勢部材の一例に相当する。
カセッテ20内にIP10が収容されると、蓄積性蛍光体シート10Bがカセッテ20の記録側部分22aに嵌り、さらに、基板10Aが板バネ23によって付勢されてカセッテ20の基板側部分22bに突き当てられることにより、蓄積性蛍光体シート10Bがカセッテ20の突当側面22側に寄せられる。尚、蓄積性蛍光体シート10Bの縁11は、面取り処理が施されているうえ、保護材10Cが設けられている。また、カセッテ20の記録側部分22aは角R処理が施されており、さらに、蓄積性蛍光体シート10Bと記録側部分22aとの間にはわずかな隙間が設けられているため、カセッテ20内にIP10を収容する際などに、蓄積性蛍光体シート10Bがカセッテ20に衝突して、IP10が破損してしまう不具合を軽減することができる。
IP10が収容されたカセッテ20を図2に示すマンモグラフィ装置100に装着し、カセッテ20の突当側面22に被写体の胸壁を突き当てると、図5に示すように、IP10の蓄積性蛍光体シート10Bが基板10Aよりもカセッテ20の突当側面22側に突き出ているため、蓄積性蛍光体シート10Bが被写体の乳房2の根元(胸壁)に近づく。
従来は、IPをカセッテに収容して放射線画像を撮影する場合、被写体の胸壁から数mm程度の範囲は撮影できないという不具合が生じていたが、本実施形態のIP10およびカセッテ20では、カセッテ20の記録側部分22aの厚さW1を薄くして、IP10の蓄積性蛍光体シート10Bをカセッテ20の突当側面22側に近づけることによって、放射線画像の欠けを胸壁から0.5mm程度の範囲にまで軽減することができる。また、カセッテ20の、放射線画像の記録には関係しない基板10Aと対応する基板側部分22bの壁の厚さW1を厚くすることにより、蓄積性蛍光体シート10Bとカセッテ20の突当側面22との間の距離W2を増加させずに、カセッテ20の強度を向上させることができる。
このように、本実施形態によると、カセッテ20の強度を劣化させずに、マンモグラフィ装置で撮影される放射線画像の欠けを軽減することができ、胸壁に近い位置にある小さな腫瘍なども確実に発見することができる。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了し、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、第1実施形態のIPおよびカセッテとほぼ同様の構成を有しているため、第1実施形態と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点に注目して説明する。
図6は、本発明の第2実施形態であるIPおよびカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図である。
本実施形態のIP40は、図4に示す第1実施形態のIP10とほぼ同様の構成を有しているが、第1実施形態のIP10に設けられていた保護財10Cが設けられていない点が第1実施形態とは異なる。
また、本実施形態のカセッテ30も、図4に示す第1実施形態のカセッテ20とほぼ同様の構成を有しているが、IP40の蓄積性蛍光体シート10Bと対応する記録側部分32a、およびIP40の基板10Aと対応する基板側部分22bに角R処理が施されておらず、記録側部分32aが押圧されると凹む材料(例えば、スポンジなど)で構成されている点が第1実施形態とは異なる。
IP40をカセッテ30に挿入すると、基板10Aが板バネ23によって付勢されてカセッテ30の基板側部分22bに突き当てられるとともに、蓄積性蛍光体シート10Bが記録側部分32aを押圧して凹ませることにより、蓄積性蛍光体シート10Bがカセッテ30の突当側面22に寄せられる。このように、記録側部分32aが変形しやすいスポンジなどで構成されることによって、蓄積性蛍光体シート10Bの突出部分が長すぎるなどといった寸法誤差が生じていても、蓄積性蛍光体シート10Bを確実にカセッテ30の突当側面22に寄せることができるとともに、蓄積性蛍光体シート10Bの破損を防止することができる。
以上で、本発明の第2実施形態の説明を終了し、本発明の第3実施形態について説明する。本発明の第3実施形態も、第1実施形態のIPおよびカセッテとほぼ同様の構成を有しているため、第1実施形態と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点に注目して説明する。
図7は、本発明の第3実施形態であるIPおよびカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図である。
本実施形態のIP60は、図4に示す第1実施形態のIP10のように、蓄積性蛍光体シート10Bが基板10A上にずらして貼り付けられているのではなく、基板60Aの側面が段に形成されており、蓄積性蛍光体シート60Bが基板60A上に貼り付けられることによって、蓄積性蛍光体シート60Bと、基板60Aの上側とで構成される突出部分60´が形成される。このように、蓄積性蛍光体シート60Bと基板60Aの上側とで突出部分60´を形成することによって、突出部分60´の強度を向上させることができる。この突出部分60´も、本発明にいう表部分の一例に相当する。
また、本実施形態のカセッテ50は、IP60の突出部分60´と対応する記録側部分52aが、基板60Aの下側と対応する基板側部分52bよりも凹んでおり、記録側部分52aに、突出部分60´の衝突などによる衝撃を吸収する緩衝材52c(例えば、皮など)が備えられている。緩衝材52cは、本発明にいう衝撃吸収部材の一例に相当する。
本実施形態のIP60およびカセッテ50によると、IP60の突出部分60´の強度が向上されており、さらに、その突出部分60´にかかる衝撃がカセッテ50の緩衝材52cによって吸収されるため、蓄積性蛍光体シート60Bの欠けを効率的に軽減することができる。
ここで、上記では、IPの側面が2段に形成されている例について説明したが、本発明にいう画像記録板は、側面が3段以上に形成されているものであってもよい。
また、上記では、IPをカセッテに向けて付勢する付勢部材として板バネを適用する例について説明したが、本発明にいう付勢部材は、板バネ以外の弾性部材などであってもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。
(1)IPを構成する各種部材の準備
高さ0.7mm、幅5mmのPOM(ポリオキシメチレン)製の枠が短辺2辺と長辺1辺に形成された平面基板(枠内の基板寸法:174mm×239mm)と、放射線像変換パネル(寸法:178mm×238mm、縁に面取処理を施す)と、両面接着シート(寸法:172mm×237mm、3M株式会社製 4597FL)とを用意した。
(2)両面接着シートの基板への貼り付け
まず、両面接着シートの表面側の離型フィルムを剥がして、接着面を露出させた。
続いて、枠が形成された基板を、枠内の面が平面もしくは僅かに凸面となるような台上に固定し、基板上の埃を完全に除去した。その後、基板の枠内中央に両面接着シートを完全に密着させた。貼り付けられた両面接着シートを目視で観察したところ、ゴミや気泡は見られなかった。
(3)放射線変換パネルの基板への貼り付け
次に、両面接着シートの代わりに、蛍光体層端部の面取処理後に樹脂で縁貼処理された放射線像変換パネルの読取面側を、基板の、枠が設けられていない長辺よりも放射線像変換パネルの両側辺縁端部が各2mmはみ出されるように(短辺を先頭に基板の短辺が放射線像変換パネルの短辺と合うように)貼り合せた。ただし、貼り合わせ直前に基板の両面接着シートの離型フィルムは剥がされた状態とした。目視で貼り付けられた放射線像変換パネルを観察すると、基板枠がない長辺から放射線像変換パネルにダメージは見られなかった。
(4)カセッテの準備とIPの挿入
本IPが長辺方向から挿入可能であり、カセッテ内遊びが全0.5mmであるカセッテを用意した。本カセッテの挿入口から最も遠い辺には、IPの出っ張り部(2mm)が収容可能な凹部(深さ2.3mm、幅1.0mm、長さ240mmのIPが収容できる溝)があり、挿入蓋にはIPを500gfの力で奥側に付勢するバネ機構が備わっている。IPが挿入されたとき、カセッテ口から最も遠いIPの出っ張り部の蛍光体層辺端は、カセッテ口から最も遠いカセッテ外側辺端(マンモグラフィ胸壁側辺)に対し0.5mmとなる位置関係となった。
(5)マンモグラフィの撮影
本カセッテ内に装填されたIPをMo(モリブデン)管球(28KV)のX線発生装置でX線撮影した。その際、カセッテ撮影面上にマンモグラフィファントーム(被写体のサンプル)を乗せ、カセッテ胸壁外辺とマンモグラフィファントームの一辺が接するように設置され、撮影された。その後、フィルムを観察すると、画像上のマンモグラフィファントームは胸壁側0.5mmが欠損していた。
以上のように、従来は、胸壁側から5mm程度の放射線画像が欠けてしまっていたが、本実施例では、画像欠損を胸壁側0.5mm程度にまで軽減することができ、本発明の有用性が実証された。
尚、本実施例においては、画像記録板として、蓄積性蛍光体からなるIPを用いたが、このIPは蓄積性蛍光体を結合剤に分散し塗布してなる塗布型のものでもよいし、蓄積性蛍光体を蒸着により柱状構造に形成してなる蒸着型のものでもよいし、その他いかなる形態のIPでもよいことはもちろんである。
さらに、画像記録板として、放射線の照射を受けて電荷を発生し、その電荷を蓄積または読み取ることにより被写体に関する放射線画像を取得する固定検出器型の放射線画像検出器を用いてもよい。この場合、IPと異なり読み出しに際してカセッテから画像記録板を取り出すことはないものの、カセッテの強度を劣化させずに、撮影される放射線画像の欠けを軽減するという意味でIPの場合と同様の効果を有するものである。
本発明の一実施形態であるIPおよびカセッテの概略構成図である。 放射線撮影システムの概略構成図である。 画像読取装置の内部構成図である。 IPが収容されたカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図である。 IPに蓄積記録される放射線画像のイメージを示す概念図である。 本発明の第2実施形態であるIPおよびカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図である。 本発明の第3実施形態であるIPおよびカセッテを図1の直線AA´を通る面で切断したときの断面図である。
符号の説明
1 放射線撮影システム
10,40,60 IP
10A,60A 基板
10B,60B 蓄積性蛍光体シート
10C 保護材
10D 接着剤
20,30,50 カセッテ
20a,20b 押出孔
100 マンモグラフィ装置
110 装着台
120 透過板
130 板駆動部
140 放射線照射部
150 支持部
160 支持駆動
200 画像読取装置
201A 搬入口
201B 排出口
201C 表示パネル
210A,210B 蓋部材
220 搬送部
222,223 ガイドレール
224 搬送部材
230 読取部
231A,231B シャッタ
233 励起光照射部
234 集光ガイド
235 画像読取部
236,237 ガイドレール
238,239 ニップロール
240 消去部
241 蛍光ランプ
250 制御部
300 制御装置
310 表示モニタ
320 操作子

Claims (8)

  1. 板形状を有する支持体と、該支持体の表面に重ねられた、画像を担持した放射線の照射を受けて放射線画像が蓄積記録される記録層とを有する画像記録板と、
    前記画像記録板が内部に収容されるカセッテとを備え、
    前記画像記録板は、少なくとも1つの側面が、該画像記録板の厚み方向に複数段に形成され、該複数段のうち前記記録層が含まれる表部分が、該表部分を除く部分よりも突出したものであり、
    前記カセッテは、前記画像記録板が内部に収容された状態において、該画像記録板の前記側面に向き合う対向面の、前記表部分と対応する対応部分が、該対向面の、該対応部分を除く部分よりも凹んだものであることを特徴とする画像記録担体。
  2. 前記画像記録板は、前記表部分に角取り処理が施されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
  3. 前記カセッテは、前記対応部分に角取り処理が施されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
  4. 前記カセッテは、該カセッテの内部に収容されている画像記録板を前記対向面側に向けて付勢する付勢部材を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
  5. 前記カセッテは、前記対応部分が、力の印加を受けて変形する材料で構成されたものであり、前記付勢部材によって前記表部分が該対応部分に押し当てられることにより、該対応部分が凹むものであることを特徴とする請求項4記載の画像記録担体。
  6. 前記カセッテは、前記対応部分の凹み量が、前記表部分の突出量よりも大きいものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
  7. 前記カセッテは、前記対応部分に、前記表部分の衝突による衝撃を吸収する衝撃吸収部材を有するものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
  8. 前記画像記録板は、前記記録層の縁に、該縁を保護する保護材が設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の画像記録担体。
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