JP2006085082A - 画像記録担体用装填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の異なるサイズの容器を容易且つ確実に装填することを可能にする。
【解決手段】第1角部保持機構64は、支軸78を支点に揺動可能な角部受け部材80と、前記角部受け部材80が揺動することを規制するロック機構82と、前記ロック機構82による規制を解除して前記角部受け部材80を揺動可能にするロック解除機構84とを備える。ロック機構82は、角部受け部材80に設けられるロッド90の他端90bに係合する係止部材100を備える一方、ロック解除機構84はカセッテ先端部に当接するローラ104と、このローラ104を装着して揺動可能な揺動アーム106と、前記揺動アーム106に係合し、前記係止部材100を揺動させるリンク片110とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像記録担体を収容する2種以上の幅寸法の異なる容器が着脱自在に装填される画像記録担体用装填装置に関する。
人体等の放射線画像を記録する画像記録担体としてX線写真フイルムが知られている。また、X線写真フイルムに代えて、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、その放射線エネルギの一部を蓄積し、後にレーザ光や可視光等の励起光を照射することで、蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光を示す蓄積性蛍光体層を有する蓄積性蛍光体シートも多用されている。
これらの画像記録担体は、通常、遮光性のカセッテやマガジン等の容器に収納した状態で取り扱われる。カセッテは、シート状の画像記録担体を1枚ずつ収納するとともに、取り出し口(及び取り入れ口)が開閉自在な蓋体を備えている。このカセッテが用いられるシステムでは、例えば、予め放射線画像情報を記録した画像記録担体が収容されたカセッテを装填するカセッテ装填部と、ロック解除により開蓋された前記カセッテから取り出された前記画像記録担体に担持されている放射線画像情報を読み取る読取部と、前記画像記録担体に残存する放射線画像情報を消去する消去部とを組み込むカセット方式の画像情報読取装置が採用されている。
ところで、画像記録担体は、多種類の異なるサイズを有しており、例えば、メトリック用、インチ用、マンモ用等が使用されている。従って、これらの画像記録担体を収容するカセッテは、多種類の異なるサイズに設定されている。このため、上記の画像情報読取装置内には、各種異なるサイズのカセッテを装填可能にするための工夫がなされている。
例えば、特許文献1では、図10に示すように、装填装置1の一方の側部には、カセッテ2a〜2dの一方の側部を位置決めする基準固定ガイド3が設けられており、この基準固定ガイド3の先端には、基準ロック解除ピン4が設けられている。基準固定ガイド3から矢印A方向にそれぞれカセッテ2a〜2dの幅寸法に対応して離間する位置にロック解除ピン5a〜5dが配設されるとともに、前記ロック解除ピン5a〜5cは可動ガイド6a〜6cに設けられている。
可動ガイド6a〜6cは、先端に傾斜面7a〜7cを有しており、図示しないスプリングを介してカセッテ摺動面8の内方に進退自在である。ロック解除ピン5dは、装填装置1の他方の側部に設けられる固定ガイド9に対応して配置されている。
このような構成において、例えば、カセッテ2cが装填装置1に挿入されると、このカセッテ2cは、可動ガイド6a、6bの傾斜面7a、7bに当接して前記可動ガイド6a、6bを摺動面8の内方に移動させる。このため、カセッテ2cは、基準固定ガイド3と可動ガイド6cとに位置決めされた状態で、基準ロック解除ピン4及びロック解除ピン5cにより開蓋される。
特開平11−334896号公報(第18図)
ところが、上記の特許文献1では、例えば、カセッテ2aが基準固定ガイド3から離間して装填されると、このカセッテ2aが可動ガイド6aの傾斜面7aに当接し、この可動ガイド6aが摺動面8の内方に移動するおそれがある。このため、ロック解除ピン5aがカセッテ2aから離間してしまい、このカセッテ2aが所望の位置に装填されない場合がある。
本発明はこの種の装填装置に関するものであり、種々の異なるサイズの容器を容易且つ確実に装填することが可能な画像記録担体用装填装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像記録担体を収容する2種以上の幅寸法の異なる容器が着脱自在に装填されるとともに、前記容器の装填方向先端部の両方の角部が位置決め保持される画像記録担体用装填装置であり、相対的に幅寸法の小さな第1の容器の装填方向先端部の一方の角部を保持する保持機構を備えている。
保持機構は、第1の容器の装填方向先端部と平行する支軸を支点に揺動可能な角部受け部材と、前記第1の容器が前記角部受け部材に保持される際、該角部受け部材が揺動することを規制するロック機構と、前記第1の容器よりも幅寸法の大きな第2の容器が前記角部受け部材に当接する際、前記ロック機構による規制を解除して該角部受け部材を前記第2の容器から離間する方向に揺動させるロック解除機構とを備えている。
また、角部受け部材は、装填方向に向かって第1の容器の他方の角部側に傾斜し、前記第1容器の一方の角部を保持位置に案内する第1傾斜面と、前記装填方向に向かって容器厚さ方向に傾斜し、前記第2の容器が接触する際に前記角部受け部材を揺動させる第2傾斜面とを有することが好ましい。
さらに、ロック機構は、スプリングを介して角部受け部材に係合し、前記角部受け部材の揺動を規制する係止部材を備える一方、ロック解除機構は、前記角部受け部材より装填方向上流に変位自在に配設され、第2の容器が接触する際に前記係止部材を前記角部受け部材から離脱させるロック解除部材を備えることが好ましい。
さらにまた、ロック機構は、角部受け部材に規定力以上の負荷が作用する際に、前記角部受け部材の揺動を許容するロック開放構造を備えることが好ましい。
例えば、第1の容器が位置ずれした状態で強引に押し込まれる際、角部受け部材が揺動して前記第1の容器が損傷することを阻止することができる。
本発明によれば、角部受け部材がロック機構を介して保持されており、幅寸法の小さな第1の容器は、前記角部受け部材に沿って容易且つ確実に位置決め保持される。一方、第1の容器よりも幅寸法の大きな第2の容器が角部受け部材に当接する際に、ロック機構による前記角部受け部材のロック状態が解除されるため、前記角部受け部材が前記第2の容器から離間する方向に揺動する。
これにより、第2の容器は、角部受け部材によって装填動作が阻止されることがなく、前記第2の容器を別の角部受け部材を介して良好に位置決め保持することができる。従って、種々の異なるサイズの容器を容易且つ確実に装填することが可能になる。
図1は、本発明の画像記録担体用装填装置が適用される画像読取装置10の内部構成図である。
画像読取装置10は、ケーシング12の上部に本実施形態に係るカセッテ装填部(装填装置)14を備え、このカセッテ装填部14に形成された装填口15に対して、放射線画像情報が蓄積記録された画像記録担体、例えば、蓄積性蛍光体シート16a、16b又は16cを収容したカセッテ(容器)18a、18b又は18cが着脱自在に装填される。
カセッテ18a〜18cは、それぞれ蓄積性蛍光体シート16a〜16cを収容する本体部20と、前記蓄積性蛍光体シート16a〜16cを出し入れさせるための開口部22を形成する蓋部材24とを備える。2種以上、例えば、3種の幅寸法の異なるカセッテ18a〜18cは、前記カセッテ18aの幅寸法が最小に設定される一方、前記カセッテ18cの幅寸法が最大に設定される。このカセッテ18a〜18cに収容される蓄積性蛍光体シート16a〜16cは、それぞれの幅寸法が、順次、大きく設定される。
画像読取装置10の内部の装填口15に近接する部位には、カセッテ18a(18b、18c)の蓋部材24のロックを解除するロック解除機構28と、前記蓋部材24が開蓋されたカセッテ18a(18b、18c)から蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)を吸着して取り出す吸着盤30と、前記吸着盤30によって取り出された前記蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)を挟持搬送するニップローラ32とが配設される。
ニップローラ32に連設して、複数の搬送ローラ34a〜34h及び複数のガイド板36a〜36iが配置され、これらにより湾曲搬送路38が構成される。ニップローラ32と搬送ローラ34aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)に残存する放射線画像情報を消去するための消去ユニット39が配設される。消去ユニット39は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源41を有する。
画像読取装置10の略中央部には、励起光であるレーザビームLを導出して蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)を走査する走査ユニット40が配設される。走査ユニット40は、レーザビームLを出力するレーザ発振器42と、レーザビームLを蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)の主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー44と、レーザビームLを反射させ、ガイド板36e上を通過する蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)に導く反射ミラー46とを備える。
搬送ローラ34eと走査ユニット40との間には、読取ユニット48が配設される。読取ユニット48は、一端部がガイド板36e上の蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)に近接して配置される集光ガイド50と、集光ガイド50の他端部に連結され、蓄積性蛍光体シート16a(16b、16c)から得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ52とを備える。
カセッテ装填部14は、図2に示すように、カセッテ18a〜18cの装填方向先端部の同一側の角部(他方の角部)を保持する基準角部保持機構60を備える。基準角部保持機構60は、ケーシング12内に設けられるブラケット62の矢印B1方向端部に設けられる。この基準角部保持機構60から矢印B2方向にそれぞれ所定距離ずつ離間して、カセッテ18aの一方の角部を保持する第1角部保持機構64と、カセッテ18bの一方の角部を保持する第2角部保持機構66とが変位可能に設けられる。ブラケット62の矢印B2方向端部には、カセッテ18cの一方の角部を保持する固定角部保持機構68が設けられる。
基準角部保持機構60は、カセッテ18a〜18cの同一側面を装填方向(矢印C方向)に案内するためのガイド面70と、前記ガイド面70の下端部に固定され、前記カセッテ18a〜18cの他方の角部を保持する角部受け72とを備える。角部受け72に対向して、ロック解除機構28を構成する基準ロック解除ピン74が進退自在に配設される。
図3〜図5に示すように、第1角部保持機構64は、カセッテ18a〜18cの装填方向先端部と平行する(矢印B方向に延在する)支軸78を支点に揺動可能な角部受け部材80と、前記カセッテ18aが前記角部受け部材80に保持される際、該角部受け部材80が揺動することを規制するロック機構82と、前記カセッテ18aよりも幅寸法の大きな前記カセッテ18b、18cが前記角部受け部材80に当接する際、前記ロック機構82による規制を解除して該角部受け部材80を揺動可能にするロック解除機構84とを備える。
支軸78は、ブラケット86に支持されるとともに、前記支軸78には、揺動ベース88の一端側が揺動可能に支持される。揺動ベース88には、角部受け部材80が固定される一方、前記揺動ベース88の他端側にロッド90が配設される。ロッド90の一端90aとブラケット86との間には、スプリング92が介装されて前記揺動ベース88が前記ブラケット86に係合する方向(カセッテ18aを案内する位置)に付勢されている。
ロッド90の他端90bは、ブラケット86に形成された長孔94に配設され、前記ロッド90の他端90b側と揺動ベース88とにスプリング96が介装される。ロッド90、長孔94及びスプリング96によりロック解放構造98が構成される。
ロック機構82は、ロッド90の他端90bに係合する係止部材100を備え、この係止部材100と支軸78とにスプリング102が介装される。係止部材100には、段部100aが形成されるとともに、前記係止部材100がスプリング102を介して引張されることにより、前記段部100aがロッド90の他端90bに係合し、揺動ベース88の揺動が規制される。
ロック解除機構84は、角部受け部材80より装填方向上流に変位自在に配設されるローラ(ロック解除部材)104を備える。ローラ104は、揺動アーム106の一端部に回転自在に支持されるとともに、前記揺動アーム106の他端部には、ブラケット86に固着された軸108が挿入される。揺動アーム106の途上にリンク片110の一端部が係合しており、前記リンク片110の他端部には、係止部材100が係合する。
図3及び図4に示すように、角部受け部材80は、カセッテ18aの装填方向(矢印C方向)に向かって前記カセッテ18aの他方の角部側に傾斜し、前記カセッテ18aの一方の角部を案内する第1傾斜面112aと、装填方向に向かって前記カセッテ18aの厚さ方向に傾斜し、他のカセッテ18b、18cが接触する際に、前記角部受け部材80を揺動させる第2傾斜面112bとを有する。角部受け部材80の下端部側には、角部受け114が設けられる。
図2に示すように、第2角部保持機構66は、矢印C方向に延在する支軸116を支点にして揺動自在な揺動板118を備える。この揺動板118は、図6に示すように、スプリング102を介して常時引張されている。揺動板118に角部受け部材120が装着される。この角部受け部材120は、装填方向に向かって第1角部保持機構64側に傾斜し、カセッテ18bの一方の角部を案内する第1傾斜面122aと、前記装填方向に向かってカセッテ厚さ方向に傾斜し、カセッテ18cが接触する際に、前記角部受け部材120を揺動させる第2傾斜面122bとを有する(図2参照)。
第1傾斜面122aの下端部には、カセッテ18bの一方の角部を保持する角部受け126が設けられるとともに、この角部受け126の下方には、ロック解除機構28を構成するロック解除ピン128が昇降自在に配設される。
固定角部保持機構68は、カセッテ18cの一方の角部を案内するとともに、矢印C方向に対して内方に傾斜するガイド面130を設け、前記ガイド面130の下方に角部受け132が設けられる。角部受け132の下方には、ロック解除機構28を構成するロック解除ピン134が昇降自在に配設される。
本実施形態に係るカセッテ装填部14及びこれを組み込む画像読取装置10は、以上のように構成されるものであり、次に、その動作について説明する。
先ず、例えば、放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート16aを収納したカセッテ18aは、画像読取装置10に供給される。カセッテ18aは、蓋部材24を下にしてカセッテ装填部14の装填口15に装填される。このカセッテ18aは、基準角部保持機構60と第1角部保持機構64との案内作用下に保持位置に挿入される。
具体的には、図2に示すように、カセッテ18aは、基準角部保持機構60を構成するガイド面70に沿って基準側側面が案内されるとともに、反対側の側面は、第1角部保持機構64を構成する角部受け部材80の第1傾斜面112aに沿って案内される。
第1傾斜面112aは、矢印C方向に向かって基準角部保持機構60側に傾斜しており、カセッテ18aは、この第1傾斜面112aの案内作用下に一方の角部が角部受け114に向かうとともに、他方の角部が角部受け72に向かって移動する。このため、カセッテ18aの装填方向先端部の両方の角部は、角部受け114、72によって位置決め保持される。さらに、カセッテ18aは、基準ロック解除ピン74が略上方に移動することにより、蓋部材24のロックが解除される。
次いで、図1に示すように、カセッテ18a内の蓄積性蛍光体シート16aは、吸着盤30の吸引作用下に前記カセッテ18aから取り出される。カセッテ18aから取り出された蓄積性蛍光体シート16aの先端がニップローラ32に挟持されるのと略同時に、吸着盤30による前記蓄積性蛍光体シート16aの吸着保持が解除される。
これにより、蓄積性蛍光体シート16aは、ニップローラ32の回転作用下に鉛直下方向に向かって搬送される。この蓄積性蛍光体シート16aは、搬送ローラ34a〜34h及びガイド板36a〜36iからなる湾曲搬送路38によって搬送される。
蓄積性蛍光体シート16aは、搬送ローラ34d、34e間で副走査搬送されるとともに、走査ユニット40から射出されたレーザビームLが副走査方向と直交する主走査方向に蓄積性蛍光体シート16aを走査する。すなわち、レーザ発振器42から出力されたレーザビームLは、高速で回転するポリゴンミラー44によって反射偏向された後、反射ミラー46を介して蓄積性蛍光体シート16aに導かれる。
一方、レーザビームLが照射された蓄積性蛍光体シート16aは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体シート16aの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド50を介して読取ユニット48を構成するフォトマルチプライヤ52に導かれる。
このようにして放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体シート16aは、搬送ローラ34h側まで搬送された後、湾曲搬送路38により逆転搬送され、搬送ローラ34a、ニップローラ32間に配置される消去ユニット39を通してカセッテ18aに収容される。
このとき、消去ユニット39を構成する消去光源41が点灯し、出力される消去光が蓄積性蛍光体シート16aに照射されることで、残存する放射線エネルギが除去される。放射線エネルギの除去された蓄積性蛍光体シート16aを収容したカセッテ18aは、画像読取装置10から抜き取られた後、次なる放射線画像情報の撮影に供される。
ところで、カセッテ18aよりも幅寸法の大きなカセッテ18bがカセッテ装填部14の装填口15に装填されると、このカセッテ18bは、基準角部保持機構60と第2角部保持機構66とに案内される(図2参照)。その際、カセッテ18bは、第1角部保持機構64のロック解除機構84を構成するローラ104に当接する。
このため、図7に示すように、ローラ104を設ける揺動アーム106は、軸108を支点に矢印D方向に揺動し、前記揺動アーム106に一端が係合するリンク片110は、矢印E方向に変位する。リンク片110の他端には、係止部材100が係合しており、この係止部材100は、リンク片110が矢印E方向に変位することによって、スプリング102の弾性力に抗して矢印F方向に揺動する。従って、係止部材100は、ロッド90の他端90bから離間してロック機構82による前記ロッド90のロック状態が解除される。
次いで、カセッテ18bの装填方向先端部は、第1角部保持機構64を構成する角部受け部材80の第2傾斜面112bに当接する。これにより、角部受け部材80には、第2傾斜面112bの傾斜によって内方(図8中、矢印G方向)への押圧力が作用し、前記角部受け部材80が装着される揺動ベース88は、支軸78を支点にしてスプリング92の弾性力に抗して矢印G方向に揺動する。このため、角部受け部材80は、カセッテ18bの装填軌跡上から退避し、この角部受け部材80が前記カセッテ18bの装填の障害となることはない。
図2に示すように、カセッテ18bの側面は、第2角部保持機構66の角部受け部材120を構成する第1傾斜面122aに沿って案内され、前記カセッテ18bの装填方向先端部の両角部が角部受け72、126に位置決め保持される。このカセッテ18bでは、基準ロック解除ピン74及びロック解除ピン128が上昇することにより、蓋部材24のロック解除が行われる。
さらにまた、カセッテ18bよりも幅寸法の大きなカセッテ18cがカセッテ装填部14に装填される。このカセッテ18cは、ロック解除機構84に係合して第1角部保持機構64のロック機構82によるロックを解除する一方、第2角部保持機構66を構成する角部受け部材120の第2傾斜面122bに当接する。従って、角部受け部材120は、支軸116を支点にして揺動変位し、前記カセッテ18cの装填に干渉することはない。
これにより、カセッテ18cは、固定角部保持機構68のガイド面130の案内作用下に、角部受け72、132に装填方向先端部の両角部が位置決め保持される。そして、基準ロック解除ピン74及びロック解除ピン134が上昇することにより、蓋部材24のロックが解除される。
この場合、本実施形態では、第1角部保持機構64を構成する角部受け部材80は、ロック機構82を介して揺動動作が規制されている。このため、カセッテ18aが角部受け部材80に当接する際、この角部受け部材80が支軸78を支点にして揺動することがない。従って、カセッテ18aは、基準角部保持機構60のガイド面70及び角部受け部材80の第1傾斜面112aの案内作用下に矢印C方向に移動し、前記カセッテ18aの装填方向先端部の両角部は、角部受け72、114に容易且つ確実に位置決め保持される。
ところで、カセッテ18aがガイド面70から矢印B2方向に離間した状態で装填され、このカセッテ18aの装填方向先端部が角部受け部材80の第2傾斜面112bに当接する場合がある。その際、角部受け部材80は、ロック機構82によって揺動が規制されており、このカセッテ18aの装填に干渉して前記カセッテ18aの誤装填が知覚される。
しかしながら、この状態で、カセッテ18aがさらに矢印C方向に押圧されるおそれがあるが、本実施形態では、このカセッテ18aの押圧力を介してロック解放構造98が付勢される。
具体的には、角部受け部材80がロック機構82によりロックされた状態で、図9に示すように、矢印G方向に前記ロック機構82が破損するおそれがある力(規定力)以上の負荷が作用すると、ロッド90は、スプリング96の弾性力に抗して長孔94に沿って移動する。このため、ロッド90の他端90bは、係止部材100の段部100aから離脱し、ロック機構82による前記ロッド90の係止作用が解除される。従って、角部受け部材80が支軸78を支点にして矢印G方向に揺動し、カセッテ18aの他、ロック機構82の破損を確実に阻止することができるという利点がある。
さらに、本実施形態では、角部受け部材80の上流側に、ロック機構82による規制を解除するためのロック解除機構84を構成するローラ104が配設されている。これにより、カセッテ18aよりも幅寸法の大きなカセッテ18b、18cが装填される際、前記カセッテ18b、18cの装填方向先端部は、角部受け部材80に当接する前にローラ104に当接する。
このため、揺動アーム106の揺動作用下に、係止部材100がロッド90から離脱し、カセッテ18b、18cの装填方向先端部が角部受け部材80の第2傾斜面112bに当接すると、この角部受け部材80は、支軸78を支点にして揺動する。従って、カセッテ18b、18cは、角部受け部材80によって装填動作が阻止されることがなく、前記カセッテ18b、18cの装填が良好且つ確実に遂行されるという効果が得られる。
本発明の画像記録担体用装填装置が適用される画像読取装置の内部構成図である。 前記画像記録担体用装填装置を含むカセッテ装填部の正面説明図である。 前記画像記録担体用装填装置を構成する第1角部保持機構の一方からの斜視説明図である。 前記第1角部保持機構の他方からの斜視説明図である。 前記第1角部保持機構の背面説明図である。 前記画像記録担体用装填装置を構成する第2角部保持機構の背面説明図である。 前記第1角部保持機構の動作説明図である。 前記第1角部保持機構の動作説明図である。 前記第1角部保持機構の動作説明図である。 特許文献1のカセッテ装填部の説明図である。
符号の説明
10…画像読取装置 14…カセッテ装填部
16a〜16c…蓄積性蛍光体シート 18a〜18c…カセッテ
28、84…ロック解除機構 30…吸着盤
34a〜34h…搬送ローラ 36a〜36i…ガイド板
39…消去ユニット 40…走査ユニット
48…読取ユニット 60…基準角部保持機構
64、66…角部保持機構 68…固定角部保持機構
70、130…ガイド面 72、114、126、132…角部受け
78…支軸 80、120…角部受け部材
82…ロック機構 88…揺動ベース
90…ロッド 92、96、102…スプリング
94…長孔 98…ロック解放構造
100…係止部材 104…ローラ
106…揺動アーム 108…軸
110…リンク片
112a、112b、122a、122b…傾斜面

Claims (4)

  1. 画像記録担体を収容する2種以上の幅寸法の異なる容器が着脱自在に装填されるとともに、前記容器の装填方向先端部の両方の角部が位置決め保持される画像記録担体用装填装置であって、
    相対的に幅寸法の小さな第1の容器の装填方向先端部の一方の角部を保持する保持機構を備え、
    前記保持機構は、前記第1の容器の装填方向先端部と平行する支軸を支点に揺動可能な角部受け部材と、
    前記第1の容器が前記角部受け部材に保持される際、該角部受け部材が揺動することを規制するロック機構と、
    前記第1の容器よりも幅寸法の大きな第2の容器が前記角部受け部材に当接する際、前記ロック機構による規制を解除して該角部受け部材を前記第2の容器から離間する方向に揺動させるロック解除機構と、
    を備えることを特徴とする画像記録担体用装填装置。
  2. 請求項1記載の画像記録担体用装填装置において、前記角部受け部材は、前記装填方向に向かって前記第1の容器の他方の角部側に傾斜し、前記第1容器の一方の角部を保持位置に案内する第1傾斜面と、
    前記装填方向に向かって容器厚さ方向に傾斜し、前記第2の容器が接触する際に前記角部受け部材を揺動させる第2傾斜面と、
    を有することを特徴とする画像記録担体用装填装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像記録担体用装填装置において、前記ロック機構は、スプリングを介して前記角部受け部材に係合し、該角部受け部材の揺動を規制する係止部材を備える一方、
    前記ロック解除機構は、前記角部受け部材より装填方向上流に変位自在に配設され、前記第2の容器が接触する際に前記係止部材を前記角部受け部材から離脱させるロック解除部材を備えることを特徴とする画像記録担体用装填装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録担体用装填装置において、前記ロック機構は、前記角部受け部材に規定力以上の負荷が作用する際に、前記角部受け部材の揺動を許容するロック開放構造を備えることを特徴とする画像記録担体用装填装置。
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