JPH11281108A - 吸気・送風装置 - Google Patents

吸気・送風装置

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JPH11281108A
JPH11281108A JP8380698A JP8380698A JPH11281108A JP H11281108 A JPH11281108 A JP H11281108A JP 8380698 A JP8380698 A JP 8380698A JP 8380698 A JP8380698 A JP 8380698A JP H11281108 A JPH11281108 A JP H11281108A
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intake
swirling
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blowing
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邦彦 三宅
Toru Iwata
透 岩田
Masashi Kamata
正史 鎌田
Yoshimasa Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化が可能で外乱の影響を受けるこ
となく、安定した吸気旋回流を得ることができる支柱レ
スの吸気・送風装置を提供する。 【解決手段】 本願発明は、上記の目的を達成するため
になされたもので、同一面に空気吸込口5と該空気吸込
口5を囲む空気吹出口9とを設けた本体ケーシング2の
内部に、全周方向に空気の吹出しが可能なターボファン
等の送風ファン11を設置するとともに上記空気吹出口
9に螺旋状の吹出旋回気流を生成する旋回流生成手段を
設けることによって螺旋状に旋回する吹出気流を形成
し、その内側に空気吸込口5方向への強い吸引力を有す
る吸気渦流を生成させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸気・送風され
る空気に螺旋状の渦流を形成することができる吸気・送
風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば局所的な特定の場所の排気を行う
方法として、一般に送風空気との関係で螺旋状の吸気渦
流を発生させる吸気・送風装置が用いられている。
【0003】例えば、その一例として特開昭64−38
540号公報に開示されているように、4本の支柱から
空気流を吹き出し、エアカーテンで仕切られた空間内に
螺旋状の上昇渦流を発生させ、当該空間の中心部におい
て上記渦流に直交する方向に吸気作用を生ぜしめるよう
にしたものがある。
【0004】ところが、該装置の場合、4本の支柱を設
置しなければならない問題があるとともに、設置スペー
スが制約される。
【0005】そこで、上記のような支柱を不要にした吸
気・送風装置として、例えば特開平4−140号公報や
特開平9−25889号公報、特開平8−75208号
公報等に示されるものが提案されている。
【0006】先ず特開平4−140号公報のものでは、
排気対象空間の上部に排気フードを設け、該排気フード
の中央部に排気ファンに連結された排気口を形成すると
ともに、該排気フードの下面に上記排気口の中心と同一
円周の接線方向へ空気を噴出して該噴出空気と上記排気
口からの負圧とにより螺旋状に上昇する渦巻気流を生ぜ
しめ、該渦巻気流によって排気対象空間内の排気を行う
ようにした排気装置において、上記排気フードの下部外
周部に給気チャンバを固定する一方、該給気チャンバの
下面に一定の間隔で上記排気口の中心と同一円周の接線
方向へ空気を噴出させるための噴出口と下方側床面に向
かって空気を噴出させるための固定噴出口とを交互に配
設し、上記噴出口から空気を床面に向けて噴出させるこ
とにより、上記渦巻気流を乱さないようにしながら、上
記渦巻気流により上記排気対象空間内の排気を行うよう
に構成されている。
【0007】次に特開平9−25889号公報のもので
は、羽根車の回転により空気吸込口から空気を吸い込
み、その空気を羽根車の内部から外周に向けて吐き出す
ように構成された遠心送風機を使用し、上記羽根車の吸
い込み側となる端面に回転軸方向下方に延長して筒部を
設け、この筒部の外周面に、上記羽根車と共に回転し、
上記吸込口に向かって吸い込まれる吸込気流の周囲を筒
状に包み込んで旋回気流を発生させるプロペラを設けて
構成されている。
【0008】さらに特開平8−75208号公報のもの
では、空気吸い込み口が円形である排気路と、空気吹き
出し口が上記空気吸い込み口の外側に同心円をなすよう
に環状に配置され、上記空気吹き出し口側が環状路にな
った空気供給路と、該空気供給路の上記環状路内部に当
該環状路の方向に伸長して設けられ、当該環状路の環状
方向を分割するように配置された複数の空気流案内羽根
と、上記空気供給路の空気吹き出し口外周に上記排気路
の空気吸い込み口と同心円をなすように突設された末広
がりの旋回空気流案内フードとを備え、上記排気路と上
記空気供給路とが上記空気吸い込み口および空気吹き出
し口の面に対して同じ側に位置し、また、上記空気流案
内羽根のすべてが上記排気路の空気吸い込み口の空気の
吸い込みによって生じる吸い込み空気流の中心軸方向に
対して斜め同方向に旋回して構成され、上記空気吸い込
み口周囲の環状の空気吹き出し口から、上記案内羽根に
より上記空気吸い込み口の空気吸い込み方向に対して斜
め逆方向に旋回した旋回空気流を上記空気吸い込み口の
外周囲に吹き出させるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
は、それぞれ次のような問題がある。
【0010】すなわち、先ず特開平4−140号公報の
ものの場合、排気ダクトに連続する大きな開口径の排気
フードの外周に対応する外径の給気チャンバを設け、該
給気チャンバに排気口中心に対して接線方向に空気を吹
き出す空気噴出口と下方側床面方向に空気を吹き出す空
気噴出口とを多数並設することが必要であり、排気ダク
トを含む大がかりで、複雑な装置構成が必須となり、騒
音も高く、工場等の大施設のスポット排気装置としてし
か適用することができない。
【0011】したがって、例えば空気調和機や空気清浄
機等の小型で快適性が求められるものには向かない。
【0012】次に特開平9−25889号公報のもの
は、上記快適性の要求には一応対応できるが、ダクト方
式の換気装置にしか適用することができない。また排気
ファンの吸入口を下方に延長して給気用のファンを設け
る必要があるため、小型化が困難である。
【0013】次に特開平8−75208号公報のもので
は、吹出口の外周に旋回流案内フード等が必要となり、
構造が複雑となる。またダクト型の換気装置にしか適用
できない。
【0014】本願発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、同一面に空気吸込口と該吸込口
を囲む空気吹出口とを設けた本体ケーシングの内部に、
全周方向に空気の吹出しが可能な送風ファンを設置する
とともに上記空気吹出口に旋回気流を生成する旋回流生
成手段を設けることによって、螺旋状に旋回する吹出渦
流を生成し、その中心軸方向内側に螺旋状に上昇する竜
巻状の吸気旋回流を生成するようにした吸気・送風装置
を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0016】(1) 請求項1記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、例えば図1〜図28に示
すように、同一面に空気吸込口5と該空気吸込口5を囲
む空気吹出口9とを設けた本体ケーシング2の内部に、
上記空気吸込口5から空気吹出口9に到る通風路10を
形成し、該通風路10中に全周方向に空気の吹出しが可
能な送風ファン11を設置するとともに上記空気吹出口
9に旋回気流を生成する旋回流生成手段を設けることに
よって螺旋状に旋回する吹出気流を形成し、その中心軸
方向内側に上記空気吸込口5方向への強い吸引力を有す
る吸気渦流を生成させるようになっている。
【0017】このような構成によると、上記送風ファン
11が駆動されると、上記空気吸込口5下方の所定スポ
ット領域の空気が当該空気吸込口5から吸い込まれ、さ
らに送風ファン11により、その外周方向に吹き出され
る。
【0018】次に、該送風ファン11の外周方向に吹き
出された空気が、上記空気吹出口9の旋回流生成手段の
作用により旋回気流となって床面方向に吹き出される。
【0019】そして、該空気吹出口9から床面方向に吹
き出される旋回気流が、その中心軸方向内側に床面側か
ら上記空気吸込口5の方向に竜巻状に上昇する大きな吸
引力を伴った吸気旋回流を形成するようになる。
【0020】その結果、上記床面側所定スポット領域の
空気が、上記外側のエアカーテン状の吹出旋回気流によ
って確実に遮断され、外部にリークすることなく確実に
上記空気吸込口5から上述の送風ファン11方向に有効
に吸い込まれるようになり、例えばエアフィルタ等の空
気浄化手段や蒸発器又は凝縮器等の空気熱交換器を設け
れば空気清浄効率とともに空気調和(冷暖房)効率が向
上するようになる。
【0021】(2) 請求項2記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1記載の発明
の吸気・送風装置において、その空気吹出口9が、周方
向に連続する環状の開口よりなっている。
【0022】したがって、該周方向に連続する環状の開
口から上記旋回流生成手段によって生成された旋回気流
が流れを乱されることなく、安定した状態で床面方向に
吹き出され、中心軸方向内側の空間領域に対して確実な
エアカーテン機能を果たすとともに、その中心軸方向内
側に安定した吸気旋回流を生成させる。
【0023】(3) 請求項3記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1又は2記載
の発明の吸気・送風装置において、その空気吹出口9
が、周方向に所定の間隔を保って配設された複数のスリ
ット状の開口よりなっている。
【0024】したがって、該周方向に所定の間隔を保っ
て配設された複数のスリット状の開口から上記旋回流生
成手段によって生成された旋回気流が流れを乱されるこ
となく、安定した状態で床面方向に吹き出され、中心軸
方向内側の空間領域に対して確実なエアカーテン機能を
果たすとともに、その中心軸方向内側に安定した吸気旋
回流を生成させる。
【0025】(4) 請求項4記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1,2又は3
記載の発明の吸気・送風装置において、その旋回流生成
手段は、旋回方向に所定の傾斜角θ2を有して空気吹出
口9に設けられた複数の旋回流生成ステータ14,14
・・・よりなっている。
【0026】したがって、送風ファン11により外周方
向に吹き出された空気は、該旋回方向に所定の傾斜角θ
2を有して上記空気吹出口9に設けられた複数の旋回流
生成ステータ14,14・・・よりなる旋回流生成手段
の作用により安定した旋回気流となって床面方向に吹き
出される。
【0027】そして、該空気吹出口9から吹き出される
安定した旋回気流が、その中心軸方向内側に床面側から
上記空気吸込口5方向に竜巻状に上昇する大きな吸引力
を伴った有効な吸気旋回流を形成するようになる。
【0028】(5) 請求項5記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1,2,3又
は4記載の発明の吸気・送風装置において、その旋回流
生成手段は、空気吹出口9に設けられた旋回方向の角度
θ2を調節する第1の旋回流生成ステータ91,91・
・・、93,93・・・と吹出方向の角度θ1を調節す
る第2の旋回流生成ステータ92,92・・・、94,
94・・・とよりなっている。
【0029】したがって、送風ファン11により外周方
向に吹き出された空気は、先ず旋回方向の角度θ2を調
節する第1の旋回流生成ステータ91,91・・・、9
3,93・・・によって旋回方向のベクトルが与えられ
た後、吹出方向の角度θ1を調節する第2の旋回流生成
ステータ92,92・・・、94,94・・・により旋
回流の吹出方向の広がり角が調節され、所望の旋回角の
旋回流が所望の広がり角で床面方向に吹き出されるよう
になり、所定スポット領域のエリアの広さと吸気すべき
吸引力の必要とする大きさに対応した任意の調整が可能
となる。また、その結果、当該吸気・送風装置の設置条
件に対応した吹出条件の自由な対応が可能となる。
【0030】(6) 請求項6記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1,2,3又
は4記載の発明の吸気・送風装置において、空気吹出口
9は、空気流上流側から下流側にかけて斜め外方に傾斜
して形成されている。
【0031】したがって、送風ファン11から外周方向
に吹き出された空気が、より小さな通風抵抗でスムーズ
に空気吹出口9から吹き出され、効率良く旋回気流が生
成されるようになる。
【0032】(7) 請求項7記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1,2,3,
4又は5記載の発明の吸気・送風装置において、その空
気吹出口9は、空気流上流側から下流側にかけて鉛直方
向に形成されている。
【0033】したがって、送風ファン11から外周方向
に吹き出された空気が、鉛直方向下方の床面方向に水平
方向への付着を生じることなく確実に空気吹出口9から
下方に吹き出され、第1,第2の旋回流生成ステータ9
1,91・・・、93,93・・・、92,92・・
・、94,94・・・によって効率良く旋回気流が生成
されるようになる。
【0034】(8) 請求項8記載の発明 この発明の吸気・送風装置は、上記請求項1,2,3,
4,5,6又は7記載の発明の吸気・送風装置におい
て、その空気吹出口9における空気吹出条件は、周方向
の速度成分Vθと鉛直方向の速度成分Vzとの比が、
0.25〜1となるように設定されている。
【0035】このように、空気吹出口9における空気吹
出条件を、周方向の速度成分Vθと鉛直方向の速度成分
Vzとの比が、0.25〜1となるように設定すると、
所定吸気領域の空気が外部にリークするリーク率が低く
なり、換気効率が向上する。
【0036】
【発明の効果】以上の結果、上記吸気・送風装置による
と、次のような有益な効果を得ることができる。
【0037】(1) 1台の送風ファンにより同一面の
空気吸込口から空気吹出口方向に環流状態で吸気および
送風することができるようになるので、従来の給排気シ
ステムのようなダクト装置を必要とせず、コンパクト化
が可能となる。
【0038】(2) 外乱の影響を受けることなく、安
定したエアカーテン状の吹き出し旋回気流とその内側中
心軸方向内側の吸気旋回流を形成することができるの
で、所定スポット領域の空気を、外部にリークさせるこ
となく、確実に換気することができる。
【0039】(3) 吸気・吹出パネルが、相互に分離
可能な外枠パネルと内枠パネルからなり、内枠パネル外
周面に旋回流生成ステータが設けられているので、旋回
流生成ステータ側を自由に取付け、取外しすることがで
きる。
【0040】したがって、通常の空気清浄機又は空気調
和機の本体ケーシングに対して、上記構成の吸気・吹出
パネルを取り付けるだけで、上記のような吸気・送風機
能を付加することができる。
【0041】(4) 以上の結果、スポット型の空気清
浄機や空気調和機等に適したコンパクトで換気機能の高
い吸気・送風装置を提供することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図10
は、例えば天井埋込型の空気清浄機に適用した本願発明
の実施の形態1にかかる吸気・送風装置の構成および作
用効果を示している。
【0043】図中、先ず符号2は当該天井埋込型空気清
浄機1のカセット型の本体ケーシングである。該本体ケ
ーシング2は、その吸気・吹出パネル(下面パネル部)
4が天井3と略同一平面状に連続するようにして、例え
ば図1に示すように天井3内に埋設されている。
【0044】そして、上記本体ケーシング2の上記吸気
・吹出パネル4には、例えば図2に示すように、中央部
に方形の空気吸込グリル5が設けられ、さらに、その内
側にターボファン11用のベルマウス6が連設されてい
る。そして、それらの間に位置してプレフィルタ7、空
気清浄エレメント8が順次空気流上流側から下流側方向
に並設されている。
【0045】また、上記本体ケーシング2の吸気・吹出
パネル4の上記空気吸込グリル5の外周部には同じく図
2に示されるように、所定の幅の環状の空気吹出口9が
設けられている。
【0046】上記本体ケーシング2は、例えば図1〜図
3に示されるように、上下が開口した箱型の枠体20の
上面側に天井パネル12を一体化するとともに下面側に
吸気・吹出パネル4を取り外し可能に一体化して構成さ
れている。この吸気・吹出パネル4は、例えば図3に詳
細に示されるように、上記環状の空気吹出口9の空気吹
出通路のテーパ面状の外側面を形成するテーパ面状の内
周面40aを有する円形開口を有した方形の外枠パネル
40と該外枠パネル40の上記円形開口内に嵌合され、
上記環状の空気吹出口9の空気吹出通路のテーパ面状の
内側面を形成するテーパ面状の外周面41aを有する円
形の内枠パネル41とからなり、該外枠パネル40と内
枠パネル41とを図1および図2のように相互に分離で
きるように嵌合一体化して形成されている。
【0047】そして、上記内枠パネル41の中央に上記
空気吸込グリル5の開口が形成されている。
【0048】上記環状の空気吹出口9は、上記外枠パネ
ル40の円形開口のテーパ面状の内周面40aと上記内
枠パネル41のテーパ面状の外周面41aとによって外
周方向に所定角θ1傾斜した空気吹出通路を有する環状
の空気吹出口9を形成している。そして、この空気吹出
通路の傾斜角θ1が、結局空気吹出口9の吹出角θ1とな
る。
【0049】そして、以上の構成により上記本体ケーシ
ング2内には上記空気吸込グリル5からプレフィルタ
7、空気清浄エレメント8、ベルマウス6を経て上記空
気吹出口9に到る全周方向の通風路10が形成されてお
り、該通風路10の上記空気清浄エレメント8の背後
(図示上部)に中央位置して空気吸込側(シュラウド
側)が上記ベルマウス6に対応するターボファン11が
ファンモータ11aを介して上記本体ケーシング2の天
井パネル12に吊設されている。
【0050】また、上記本体ケーシング2内には、上記
ターボファン11を囲む状態で上記空気吹出口9方向へ
のスクロール13が設けられている。
【0051】また、上記空気吹出口9には、上記スクロ
ール13に対応して螺旋方向の旋回渦流を生成させるた
めの旋回流生成手段である多数の旋回流生成ステータ
(固定羽根)14,14・・・が所定の旋回方向への傾
斜角θ2を有して周方向に等間隔で設けられている。
【0052】該各ステータ14,14・・・は、上記内
枠パネル41のテーパ面状の外周面41aに対して固定
されている。
【0053】以上のように、本実施の形態に係る吸気・
送風装置では、天井埋込型のカセット型空気清浄機にお
いて、そのカセット型本体ケーシング2の下面部側吸気
・吹出パネル4中央に方形の空気吸込グリル5を、また
該空気吸込グリル5の外周囲に外周方向に所定角θ1
斜した空気吹出通路を有する環状の空気吹出口9を各々
設けるとともに上記空気吸込グリル5から空気吹出口9
に到る環流型の通風路10を形成し、該通風路10の中
央にターボファン11を介設することによって、上記空
気吸込グリル5から吸込んだ空気を上記プレフィルタ
7、空気清浄エレメント8を介して上記空気吹出口9か
ら室内の下方側床面方向に所定の吹出角度θ1で吹き出
すようになっている。
【0054】そして、上記通風路10を形成する上記本
体ケーシング2の空気吹出口9には上記空気吹出口9か
ら吹き出される空気流に旋回方向のベクトルを与える旋
回流生成ステータ14,14・・・が所定の旋回角θ2
を有して周方向に一定の間隔を保って設けられている。
【0055】したがって、上記ターボファン11が駆動
されると、上記空気吸込グリル5から当該空気吸込グリ
ル5下方の所定のスポット領域の室内空気が吸込まれ、
プレフィルタ7、空気清浄エレメント8を通して清浄化
された後、ターボファン11により外周方向に吹き出さ
れ、上記空気吹出口9の空気吹出通路において上記旋回
流生成ステータ14,14・・・によって旋回方向のベ
クトルが付与され、螺旋状の旋回流となって下方側床面
に向けて斜め方向に吹き出される。
【0056】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流によ
り、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記ター
ボファン11の吸引力により上昇する竜巻状の大きな吸
引力の旋回吸気流が形成される。
【0057】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流によって包まれた所定スポット領域の確実な空気の
清浄化が可能となる。
【0058】ところで、上記環状の空気吹出口9におけ
る空気吹出条件について検討すると、次のようになる。
【0059】上記空気吹出口9における吹出旋回気流の
吹出条件は、例えば図5に示すように、鉛直方向の速度
成分(下向き速度)Vzと半径方向の速度成分(遠心方
向速度)Vr、周方向の速度成分(水平方向速度)Vθ
によって決定される。
【0060】したがって、これらVz、Vr、Vθ相互
の関係を適切に設定することによって、最も換気効率の
高い所望の吹出および吸気旋回気流を生成させることが
できる。
【0061】今例えば図4のような吸気および空気吹出
状態の下において、空気吸込グリル5から所定距離
(2.5m)離れた鉛直方向下方側の床面上の換気領域
(縦横1.1mの正方形領域)の中心に発煙源(ドライ
アイス)を設置し、上記VzとVrの数値を例えば図6
に示すように所望に変えて当該換気領域外への煙のリー
ク率をシュミレーション測定した。
【0062】その結果、先ず図6のグラフに示すよう
に、上記VθとVzの比Vθ/Vzが0.50の時が最
も煙のリーク率が低く、最も換気効率が高いことが判明
した。
【0063】また、上記Vθ/Vzを該0.50に設定
した煙リーク率が10%以下の時のVrとVθとの比V
r/Vθは、例えば図7のグラフに示されるように略0
〜2の範囲が適していた。
【0064】また、上記Vθ/Vzが0.50の時のV
zとVrの関係は、例えば図8のようになり、煙のリー
ク率が10%以下となるVzとVrの比Vz/Vrは0
〜1の範囲が適していた。
【0065】また、上記煙のリーク率が10%以下とな
るVθ/Vzは、例えば図9のようになり、0.4(θ
3=20°)〜0.75(θ3≒27°)の範囲が適して
いた。
【0066】また、上記の状態において吸気旋回流が安
定した状態で形成されるVθ/Vzは、例えば図10の
ようになり、0.25(θ3=15°)〜1(θ3≒45
°)の範囲が適していた。
【0067】したがって、上記図5のVz,Vr,Vθ
が上述のような関係になるように、上記空気吹出口9の
吹出方向の傾斜角θ1を設定するとともに旋回流生成ス
テータ14,14・・・の旋回角θ2を設定することに
より、有効な換気効率を実現することができる。
【0068】(変形例1)先ず図12は、上記本願発明
の実施の形態1に係る吸気・送風装置の要部を改良した
変形例1の構成を示している。
【0069】上記実施の形態1の空気吹出口9の構成で
は、例えば図11に示すように、その空気吹出通路が斜
め外周方向に所定角θ1傾斜して形成されており、しか
も旋回流生成ステータ14,14・・・によって旋回方
向のベクトルを有して空気が吹き出されるために、吹き
出される旋回気流が空気吹出口9の外周側端部から本体
ケーシング2下面の吸気・吹出パネル4の外周側方向に
付着する傾向が生じ、流れが乱れて有効な吹出旋回気流
の生成を阻害する問題がある。
【0070】そこで、該変形例1では、例えば図12に
示すように、上記空気吹出口9の外側外枠パネル40の
円形口内周面40aの吹出し側端部の一部を空気吹出方
向に所定長さ延設することによって空気流ガイド片9a
を設けている。
【0071】この結果、図12中に矢印で示すように、
上記空気吹出口9から吹き出される空気流の吸気・吹出
パネル4面への付着は防止され、スムーズに吹き出され
るようになり、有効な吹出旋回気流が生成されるように
なる。
【0072】(変形例2)次に図13は、上記本願発明
の実施の形態1に係る吸気・送風装置の要部を改良した
変形例2の構成を示している。
【0073】上記実施の形態1の空気吹出口9の構成で
は、上述の図11に示すように空気吹出通路が斜め外周
方向に所定角θ1傾斜して形成されており、しかも旋回
流生成ステータ14,14・・・によって旋回方向のベ
クトルを有して空気が吹き出されるために、吹き出され
る旋回気流が空気吹出口9の外周側端部から本体ケーシ
ング2下面の吸気・吹出パネル4の外周側方向に付着す
る傾向が生じ、流れが乱れて有効な吹出旋回気流の生成
を阻害する問題がある。
【0074】そこで、該変形例2では、例えば図13に
示すように、上記空気吹出口9の外側外枠パネル40の
円形口内周面40aの吹出し側端部に凸片9bを設ける
ことによって外周側の空気流を内周側方向に抑え込むよ
うにしている。
【0075】この結果、図13中に矢印で示すように、
上記空気吹出口9から吹き出される空気流の下面側吸気
・吹出パネル4面への付着は防止され、スムーズに吹き
出されるようになり、有効な吹出旋回気流が生成される
ようになる。
【0076】(変形例3)さらに図14は、上記本願発
明の実施の形態1に係る吸気・送風装置の要部を改良し
た変形例3の構成を示している。
【0077】上記実施の形態1の空気吹出口9の構成で
は、上述の図11に示すように空気吹出通路が斜め外周
方向に所定角θ1傾斜して形成されており、しかも旋回
流生成ステータ14,14・・・によって旋回方向のベ
クトルを有して空気が吹き出されるために、吹き出され
る旋回気流が空気吹出口9の外周側端部から本体ケーシ
ング2下面の吸気・吹出パネル4の外周側方向に付着す
る傾向が生じ、流れが乱れて有効な吹出旋回気流の生成
を阻害する問題がある。
【0078】そこで、該変形例3では、例えば図14に
示すように、上記空気吹出口9の外側外枠パネル40の
円形口内周面40aの吹出し側端部に断面三角形状の突
部9cを設けると同時に、内枠パネル41の外周面41
aに半流線形状の突起9dを吹出側端部近傍に設け、空
気流を絞り、流速を増すことによって吹き出される空気
流を内周側にスムーズに抑え込むようにしている。
【0079】この結果、図14中に矢印で示すように、
上記空気吹出口9から吹き出される空気流の吸気・吹出
パネル4面への付着は防止され、スムーズに吹き出され
るようになり、有効な吹出旋回気流が生成されるように
なる。
【0080】(実施の形態2)次に図15は、本願発明
の実施の形態2に係る吸気・送風装置の構成を示してい
る。
【0081】この実施の形態のものでは、空気清浄機1
を構成する上述の実施の形態1のものと同一の構成の吸
気・送風装置を、図15に示すように、室内の壁30内
に吸気・吹出パネル4面が壁面と同一平面を形成するよ
うに埋設することによって、壁30側方の空間中の所定
スポット領域の空気を清浄化できるようにしたことを特
徴とするものである。
【0082】(実施の形態3)図16は、本願発明の実
施の形態3に係る吸気・送風装置の構成を示している。
【0083】この実施の形態のものでは、空気清浄機1
を構成する上述の実施の形態1のものと同一の構成の吸
気・送風装置を、図16に示すように、室内の壁30面
に掛けることによって、実施の形態2のものと同様に壁
30側方の空間中の所定スポット領域の空気を清浄化で
きるようにしたことを特徴とするものである。
【0084】(実施の形態4)次に図17は、本願発明
の実施の形態4に係る吸気・送風装置の構成を示してい
る。
【0085】この実施の形態の吸気・送風装置は、空気
清浄機1として構成した上記実施の形態1の吸気・送風
装置における空気清浄エレメント8をターボファン11
の外周囲に環状の構造にして配設したことを特徴とする
ものである。その他の構成は、上述の実施の形態1のも
のと同一である。
【0086】このような構成によっても、ターボファン
11が駆動されると、上記実施の形態1の空気清浄機1
の場合と全く同様に、空気吸込グリル5下方の所定スポ
ット領域の空気が空気吸込グリル5から吸い込まれ、プ
レフィルタ7を介して大きな塵埃が除去された後、ター
ボファン11により、その外周側空気清浄エレメント8
方向に吹き出される。
【0087】次に、該吹き出された空気が、上記空気清
浄エレメント8を通して清浄化された上で、空気吹出口
9から旋回流生成ステータ14,14・・・の作用によ
り螺旋状の旋回気流となって吹き出される。
【0088】そして、該空気吹出口9から吹き出される
螺旋状の旋回気流が、その中心軸方向内側に床面側から
上記空気吸込グリル5方向に竜巻状に上昇する大きな吸
引力を伴った吸気旋回気流を形成するようになる。
【0089】その結果、上記床面側所定スポット領域の
空気が、上記外側のエアカーテン状の吹出旋回流によっ
て確実に遮断され、外部にリークすることなく確実に空
気吸込グリル5から空気清浄エレメント8方向に有効に
吸い込まれるようになり、空気清浄化効率が向上する。
【0090】(実施の形態5)次に図18は、本願発明
の実施の形態5に係る吸気・送風装置の構成を示してい
る。
【0091】この実施の形態の吸気・送風装置は、空気
清浄機1として構成した上記実施の形態1の吸気・送風
装置において、ターボファン11の外周囲に環状の構造
の空気熱交換器22を配設し、冷暖房用の空気調和機と
して構成したことを特徴とするものである。その他の構
成は、上述の実施の形態1のものと同一である。
【0092】このような構成によると、上記ターボファ
ン11が駆動されると、上記実施の形態1の空気清浄機
1の場合と同様に、空気吸込グリル5下方の所定スポッ
ト領域の空気が空気吸込グリル5から吸い込まれ、プレ
フィルタ7を介して大きな塵埃が除去され、さらに空気
清浄エレメント8を介して空気が清浄化された後、ター
ボファン11により、その外周側空気熱交換器22方向
に吹き出される。
【0093】次に、該吹き出された空気が、上記空気熱
交換器22を通して熱交換された上で、空気吹出口9か
ら床面方向にステータ14,14・・・の作用により螺
旋状の旋回気流となって吹き出される。
【0094】そして、該空気吹出口9から吹き出される
螺旋状の旋回気流が、その中心軸方向内側に床面側から
上記空気吸込グリル5方向に竜巻状に上昇する大きな吸
引力を伴った吸気旋回流を形成するようになる。
【0095】その結果、上記床面側所定スポット領域の
空気が、上記外側のエアカーテン状の吹出旋回気流によ
って確実に遮断され、外部にリークすることなく確実に
空気吸込グリル5から空気清浄エレメント8および空気
熱交換器22方向に有効に吸い込まれるようになり、空
気清浄化効率とともに空気調和(冷暖房)効率が向上す
る。
【0096】(実施の形態6)図19〜図23は、例え
ば前述の実施の形態1のものと同様の天井埋込型の空気
清浄機に適用した本願発明の実施の形態6にかかる吸気
・送風装置の構成および作用効果を示している。
【0097】図中、先ず符号2は当該天井埋込型空気清
浄機1のカセット型の本体ケーシングである。該本体ケ
ーシング2は、その一面側吸気・吹出パネル4が本体ケ
ーシング2から取外し可能な1枚のパネル体よりなり、
部屋の天井3と略同一平面状に連続するようにして、図
19に示すように天井3内に埋設されている。
【0098】そして、上記本体ケーシング2の上記吸気
・吹出パネル4には、例えば図20および図21に示す
ように、中央部に方形の空気吸込グリル5が設けられ、
さらに、その内側(上部側)に空気吸込用のベルマウス
6が連設されている。そして、それらの間に位置してプ
レフィルタ7、空気清浄エレメント8が順次空気流上流
側から下流側方向に並設されている。
【0099】また、上記本体ケーシング2の上記吸気・
吹出パネル4の上記空気吸込グリル5の外周部には、例
えば図21に示されるように、所定幅かつ所定長さの複
数のスリット状の空気吹出口9,9・・・が周方向に所
定の間隔を置いて設けられている。
【0100】そして、それにより上記空気吸込グリル5
からプレフィルタ7、空気清浄エレメント8、ベルマウ
ス6を経て上記空気吹出口9に到る全周方向の通風路1
0が形成されており、該通風路10の上記空気清浄エレ
メント8の背後(図示上部)中央に位置して空気吸込側
(シュラウド側)が上記ベルマウス6に対応するターボ
ファン11がファンモータ11aを介して上記本体ケー
シング2の天井パネル12に吊設されている。
【0101】また、上記本体ケーシング2内には、上記
ターボファン11を囲む状態で空気吹出口9方向へのス
クロール13が設けられている。
【0102】また、上記空気吹出口9の上部には、例え
ば図22および図23に示すように、半径方向外周側第
1のスリーブ17と半径方向内周側第2のスリーブ18
とを所定の間隔を保って嵌合させることにより空気吹出
通路90が形成されており、該空気吹出通路90には、
上記スクロール13に対応して螺旋方向の旋回渦流を生
成させるための旋回流生成手段である第1の旋回流生成
ステータ91,91・・・と第2の旋回流生成ステータ
92,92・・・が各々上下に対応して直交方向に設け
られている。
【0103】第1の旋回流生成ステータ91,91・・
・は、空気吹出通路90の長手方向と直交する軸97,
97・・・によって吹出気流の旋回角θ2を設定できる
ように回転可能に支持され、空気吹出通路90の長手方
向に所定の等しい間隔を保って並設されている。
【0104】他方、第2の旋回流生成ステータ92,9
2・・・は、空気吹出通路90の長手方向に延びる軸9
8によって吹出気流の広がり角(吹出角)θ1を設定で
きるように回転可能に支持され、空気吹出通路90の長
手方向に所定の等しい間隔を保って並設されている。
【0105】以上のように、本実施の形態に係る吸気・
送風装置では、天井埋込型のカセット型空気清浄機にお
いて、そのカセット型本体ケーシング2の下面側吸気・
吹出パネル4の中央に方形の空気吸込グリル5を、また
該空気吸込グリル5の外周囲に全体として環状に配設さ
れた複数のスリット状の空気吹出口9を各々設けるとと
もに上記空気吸込グリル5から空気吹出口9に到る環流
型の通風路10を形成し、該通風路10の途中にターボ
ファン11を介設することによって、上記空気吸込グリ
ル5から吸い込んだ空気を上記プレフィルタ7、空気清
浄エレメント8を介して清浄化した後に上記空気吹出口
9から室内の下方側床面方向に吹き出すようになってい
る。
【0106】そして、上記通風路10を形成する上記本
体ケーシング2の上記空気吹出口9,9・・・の上部に
は空気噴出用の空気吹出通路90が形成されており、該
空気吹出通路90には上記空気吹出口9から吹き出され
る空気流に旋回方向のベクトルを与える第1の旋回流生
成ステータ91,91・・・と該第1の旋回流生成ステ
ータ91,91・・・によって生成された螺旋状の旋回
気流を外周方向に広げ、また内周方向に所定角縮めて広
がり角(吹出角)θ1を調節する第2の旋回流生成ステ
ータ92,92・・・とが、それぞれ複数組周方向に所
定の間隔を保って設けられている。
【0107】したがって、上記ターボファン11が駆動
されると、上記空気吸込グリル5から当該空気吸込グリ
ル5下方の床面側所定スポット領域の室内空気が吸込ま
れ、プレフィルタ7、空気清浄エレメント8を通して清
浄化された後、ターボファン11により外周方向に吹き
出され、スクロール13から第1の旋回流生成ステータ
91,91・・・によって先ず第1段階として旋回方向
のベクトルが付与される。そして、その後、上記第2の
旋回流生成ステータ92,92・・・により第2段階と
して空気吹出口9からの広がり方向のベクトルが付与さ
れて下方側床面に対して所望の広がり角の螺旋状の旋回
吹出気流となって吹き出される。
【0108】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流によ
り、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記ター
ボファン11の吸引力により上昇する竜巻状の螺旋状の
大きな吸引力の旋回吸気流が形成される。
【0109】そして、それにより上記所望の広がり角の
螺旋状の吹出気流によって包まれた所定スポット領域の
確実な空気の清浄化が可能となる。
【0110】特に、以上の構成では、第1,第2の旋回
流生成ステータ91,91・・・、92,92・・・が
それぞれ固定ではなく任意の傾斜角に調整できるから、
旋回角やその広がり角を任意に調節することができ、ス
ポット領域の広さに対応した広がり角に設定することが
できる。
【0111】以上の結果、上記吸気・送風装置による
と、次のような有益な効果を得ることができる。
【0112】(1) 1台の送風ファンにより同一面の
空気吸込口から空気吹出口方向に環流状態で吸気および
送風することができるようになるので、従来の給排気シ
ステムのようなダクト装置を必要とせず、コンパクト化
が可能となる。
【0113】(2) 外乱の影響を受けることなく、安
定したエアカーテン状の吹き出し旋回気流とその内側中
心軸方向内側の吸気旋回流を形成することができるの
で、所定スポット領域の空気を、外部にリークさせるこ
となく、確実に換気することができる。
【0114】(3) 空気吹出口および該空気吹出口に
旋回流生成ステータが設けられている吸気・吹出パネル
が、本体ケーシングに取付けられるようになっているの
で、旋回流生成ステータ側を自由に取付け、取外しする
ことができる。
【0115】したがって、通常の空気清浄機又は空気調
和機の本体ケーシングに対して、上記構成の吸気・吹出
パネルを取り付けるだけで、上記のような吸気・送風機
能を付加することができる。
【0116】(4) 以上の結果、スポット型の空気清
浄機や空気調和機等に適したコンパクトで換気機能の高
い吸気・送風装置を提供することができる。
【0117】(実施の形態7)図24〜図28は、例え
ば前述の実施の形態1のものと同様の天井埋込型の空気
清浄機に適用した本願発明の実施の形態7にかかる吸気
・送風装置の構成および作用効果を示している。
【0118】図中、先ず符号2は当該天井埋込型空気清
浄機1のカセット型の本体ケーシングである。該本体ケ
ーシング2は、その一面側吸気・吹出パネル4が図26
に示すような1枚のパネル体よりなり、部屋の天井3と
略同一平面状に連続するようにして、例えば図24に示
すように天井3内に埋設されている。
【0119】そして、上記本体ケーシング2の上記吸気
・吹出パネル4には、例えば図25および図26に示す
ように、中央部に方形の空気吸込グリル5が設けられ、
さらに、その内側(上部側)にターボファン11の空気
吸込用のベルマウス6が連設されている。そして、それ
らの間に位置してプレフィルタ7、空気清浄エレメント
8が順次空気流上流側から下流側方向に並設されてい
る。
【0120】また、上記本体ケーシング2の上記吸気・
吹出パネル4の上記空気吸込グリル5の外周部には、例
えば図26に示されるように、所定幅かつ所定長さの複
数のスリット状の空気吹出口9,9・・・が縦横4ケ所
に所定の間隔を置いて設けられている。
【0121】そして、それにより上記空気吸込グリル5
からプレフィルタ7、空気清浄エレメント8、ベルマウ
ス6を経て上記空気吹出口9に到る全周方向の通風路1
0が形成されており、該通風路10の上記空気清浄エレ
メント8の背後(図示上部)中央に位置して空気吸込側
(シュラウド側)が上記ベルマウス6に対応するターボ
ファン11がファンモータ11aを介して上記本体ケー
シング2の天井パネル12に吊設されている。
【0122】また、上記本体ケーシング2内には、上記
ターボファン11を囲む状態で空気吹出口9方向へのス
クロール13が設けられている。
【0123】さらに、上記空気吹出口9,9・・・の上
部には、例えば図27および図28に示すように、半径
方向外周側角筒状の第1のスリーブ17と半径方向内周
側角筒状の第2のスリーブ18とを所定の間隔を保って
嵌合させることにより空気吹出通路90,90・・・が
形成されており、該空気吹出通路90には、上記スクロ
ール13に対応して螺旋方向の旋回渦流を生成させるた
めの旋回流生成手段である第1の旋回流生成ステータ9
3,93・・・と第2の旋回流生成ステータ94,94
・・・が各々上下に対向するように位置して相互に直交
する状態で回転可能に軸支されている。
【0124】第1の旋回流生成ステータ93,93・・
・は、各空気吹出通路90,90・・・の長手方向と直
交する軸97,97・・・によって吹出気流の旋回角θ
2を設定できるように回転可能に支持され、各空気吹出
通路90,90・・・の長手方向に所定の等しい間隔を
保って並設されている。
【0125】そして、その上部側に軸95,95・・・
を介して相対回動可能に連接された連接ロッド96の操
作によって各空気吹出通路90,90・・・の複数の第
1の旋回流生成ステータ93,93・・・の旋回方向の
傾斜角θ2が共通に可変されるようになっている。
【0126】他方、第2の旋回流生成ステータ94,9
4・・・は、各空気吹出通路90,90・・・の長手方
向に延びる軸98,98・・・によって吹出気流の広が
り角(吹出角)θ1を設定できるように回転可能に支持
され、各空気吹出通路90,90・・・の長手方向に所
定の等しい間隔を保って並設されている。
【0127】以上のように、本実施の形態に係る吸気・
送風装置では、天井埋込型のカセット型空気清浄機にお
いて、そのカセット型本体ケーシング2の下面側吸気・
吹出パネル4の中央に方形の空気吸込グリル5を、また
該空気吸込グリル5の外周囲の縦横4ケ所に配設された
スリット状の複数の空気吹出口9,9・・・を各々設け
るとともに上記空気吸込グリル5から空気吹出口9,9
・・・に到る環流型の通風路10を形成し、該通風路1
0の中央にターボファン11を介設することによって、
上記空気吸込グリル5から吸い込んだ空気を上記プレフ
ィルタ7、空気清浄エレメント8を介して清浄化した後
に上記空気吹出口9,9・・・から室内の下方側床面方
向に吹き出すようになっている。
【0128】そして、上記通風路10を形成する上記本
体ケーシング2の上記空気吹出口9,9・・・の上部に
は鉛直方向に空気吹出通路90,90・・・が形成され
ており、該空気吹出通路90,90・・・には上記空気
吹出口9,9・・・から吹き出される空気流に旋回方向
のベクトルを与える第1の旋回流生成ステータ93,9
3・・・と該第1の旋回流生成ステータ93,93・・
・によって生成された旋回流を外周方向に広げ、また内
周方向に縮めて広がり角を調節する第2の旋回流生成ス
テータ94,94・・・とが、それぞれ複数組通路方向
に所定の間隔を保って設けられている。
【0129】したがって、上記ターボファン11が駆動
されると、上記空気吸込グリル5から当該空気吸込グリ
ル5下方の床面側所定スポット領域の室内空気が吸込ま
れ、プレフィルタ7、空気清浄エレメント8を通して清
浄化された後、ターボファン11により外周方向に吹き
出され、スクロール13から第1の旋回流生成ステータ
93,93・・・によって先ず第1段階として旋回方向
のベクトルが付与される。そして、その後、上記第2の
旋回流生成ステータ94,94・・・により第2段階と
して空気吹出口9,9・・・からの広がり又は縮み方向
のベクトルが付与されて下方側床面に対して所望の広が
り角の螺旋状の旋回気流となって吹き出される。
【0130】この結果、該螺旋状の旋回吹出気流によ
り、その中心軸方向内側には、それと逆方向に上記ター
ボファン11の吸引力により上昇する竜巻状の螺旋状の
大きな吸引力の旋回吸気流が形成される。
【0131】そして、それにより上記所望の広がり角の
螺旋状の吹出気流によって包まれた所定スポット領域内
の確実な空気の清浄化が可能となる。
【0132】特に、以上の構成では、第1,第2の旋回
流生成ステータ93,93・・・、94,94・・・
が、それぞれ固定ではなく任意の傾斜角に連接ロッド9
6による共通の操作で任意に調整できるようになってい
るから、旋回角θ2やその吹出方向広がり角θ1を所望に
調節することができ、空気清浄機や空気調和機の設置条
件に対応した適切な空気吹出条件に自由に対応できる。
また、スポット領域の広さに対応した任意の広がり角に
設定することができる。
【0133】以上の結果、上記吸気・送風装置による
と、次のような有益な効果を得ることができる。
【0134】(1) 1台の送風ファンにより同一面の
空気吸込口から空気吹出口方向に環流状態で吸気および
送風することができるようになるので、従来の給排気シ
ステムのようなダクト装置を必要とせず、コンパクト化
が可能となる。
【0135】(2) 外乱の影響を受けることなく、安
定したエアカーテン状の吹き出し旋回気流とその内側中
心軸方向内側の吸気旋回流を形成することができるの
で、所定スポット領域の空気を、外部にリークさせるこ
となく、確実に換気することができる。
【0136】(3) 吸気・吹出パネルに空気吹出口と
旋回流生成ステータが設けられているので、旋回流生成
ステータ側を自由に取付け、取外しすることができる。
【0137】したがって、通常の空気清浄機又は空気調
和機の本体ケーシングに対して、上記構成の吸気・吹出
パネルを取り付けるだけで、上記のような吸気・送風機
能を付加することができる。
【0138】(4) 以上の結果、スポット型の空気清
浄機や空気調和機等に適したコンパクトで換気機能の高
い吸気・送風装置を提供することができる。
【0139】(他の実施の形態)以上の実施の形態で
は、その何れにあっても、送風ファンとしてターボファ
ン11を採用したが、これは通風路10の構成を工夫す
ることによって、例えば軸流ファンや斜流ファンに変更
することも可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る吸気・送風装置
の構成を示す断面図(図2のA−A)である。
【図2】同装置の底面図である。
【図3】同装置の分解斜視図である。
【図4】同装置の空気吹出口の旋回流生成作用を示す説
明図である。
【図5】同装置の空気吹出口における旋回流生成原理を
解析した説明用ベクトル図である。
【図6】図5のベクトル図における吹出気流の鉛直方向
の速度成分Vzと周方向の速度成分Vθの関係を示すシ
ュミレーション測定データのグラフであるる。
【図7】図5のベクトル図における吹出気流の半径方向
の速度成分Vrと周方向の速度成分Vθの関係を示すシ
ュミレーション測定データのグラフであるる。
【図8】図5のベクトル図における吹出気流の鉛直方向
の速度成分Vzと半径方向の速度成分Vrの関係を示す
シュミレーション測定データのグラフであるる。
【図9】図5のベクトル図における煙リーク率が10%
以下となる上記VzとVθの関係を示すシュミレーショ
ン測定データのグラフであるる。
【図10】図5のベクトル図において吸気旋回流が安定
した状態で形成される上記VzとVθとの関係を示すシ
ュミレーション測定データのグラフであるる。
【図11】同装置の要部の構成の第1の変形例を示す断
面図である。
【図12】同装置の要部の構成の第2の変形例を示す断
面図である。
【図13】同装置の要部の構成の第3の変形例を示す断
面図である。
【図14】同装置の要部の構成の第4の変形例を示す断
面図である。
【図15】本願発明の実施の形態2に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図である。
【図16】本願発明の実施の形態3に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図である。
【図17】本願発明の実施の形態4に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図である。
【図18】本願発明の実施の形態5に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図である。
【図19】本願発明の実施の形態6に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図(図20のB−B)である。
【図20】同装置の要部の平面図である。
【図21】同装置の要部の底面側斜視図である。
【図22】同装置の要部の側面図である。
【図23】同装置の要部の断面図(図20のC−C)で
ある。
【図24】本願発明の実施の形態7に係る吸気・送風装
置の構成を示す断面図(図25のD−D)である。
【図25】同装置の要部の平面図である。
【図26】同装置の要部の底面側斜視図である。
【図27】同装置の要部の側面図である。
【図28】同装置の要部の断面図(図25のE−E)で
ある。
【符号の説明】
2は本体ケーシング、3は天井、4は吸気・吹出パネ
ル、5は空気吸込グリル、6はベルマウス、7はプレフ
ィルタ、8は空気清浄エレメント、9は空気吹出口、1
0は通風路、11はターボファン、30は壁である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 正史 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 菊池 芳正 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一面に空気吸込口(5)と該空気吸込
    口(5)を囲む空気吹出口(9)とを設けた本体ケーシ
    ング(2)の内部に、上記空気吸込口(5)から空気吹
    出口(9)に到る通風路(10)を形成し、該通風路
    (10)中に全周方向に空気の吹出しが可能な送風ファ
    ン(11)を設置するとともに上記空気吹出口(9)に
    旋回気流を生成する旋回流生成手段を設けることによっ
    て螺旋状に旋回する吹出気流を形成し、その中心軸方向
    内側に上記空気吸込口(5)方向への強い吸引力を有す
    る吸気渦流を生成させるようにした吸気・送風装置。
  2. 【請求項2】 空気吹出口(9)が、周方向に連続する
    環状の開口よりなることを特徴とする請求項1記載の吸
    気・送風装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出口(9)が、周方向に所定の間
    隔を保って配設された複数のスリット状の開口よりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気・送風装置。
  4. 【請求項4】 旋回流生成手段は、旋回方向に所定の傾
    斜角(θ2)を有して空気吹出口(9)に設けられた複
    数のステータ(14),(14)・・・よりなることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の吸気・送風装置。
  5. 【請求項5】 旋回流生成手段は、空気吹出口(9)に
    設けられた旋回方向の角度(θ2)を調節する複数の第
    1のステータ(91),(91)・・・と吹出方向の角
    度(θ1)を調節する複数の第2のステータ(92),
    (92)・・・とよりなることを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の吸気・送風装置。
  6. 【請求項6】 空気吹出口(9)は、空気流上流側から
    下流側にかけて斜め外方に傾斜して形成されていること
    を特徴とする1,2,3又は4記載の吸気・送風装置。
  7. 【請求項7】 空気吹出口(9)は、空気流上流側から
    下流側にかけて鉛直方向に形成されていることを特徴と
    する1,2,3又は5記載の吸気・送風装置。
  8. 【請求項8】 空気吹出口(9)における空気吹出条件
    は、周方向の速度成分(Vθ)と鉛直方向の速度成分
    (Vz)との比が、0.25〜1となるように設定され
    ていることを特徴とする1,2,3,4,5,6又は7
    記載の吸気・送風装置。
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