JP3456448B2 - 竜巻気流発生装置 - Google Patents

竜巻気流発生装置

Info

Publication number
JP3456448B2
JP3456448B2 JP18729199A JP18729199A JP3456448B2 JP 3456448 B2 JP3456448 B2 JP 3456448B2 JP 18729199 A JP18729199 A JP 18729199A JP 18729199 A JP18729199 A JP 18729199A JP 3456448 B2 JP3456448 B2 JP 3456448B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
air
suction
tornado
tornado airflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18729199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001012779A (ja
Inventor
芳正 菊池
邦彦 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP18729199A priority Critical patent/JP3456448B2/ja
Publication of JP2001012779A publication Critical patent/JP2001012779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3456448B2 publication Critical patent/JP3456448B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吹出空気による
エアカーテンの内部に強い吸引力をもつ竜巻気流を発生
させる竜巻気流発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、排気とか空調等のゾ
ーニングを局所的に行う場合に、強い吸引力をもつ竜巻
気流を利用することが知られている。この竜巻気流の発
生装置は、対象領域の全周をカバーするように空気を旋
回気流として吹き出して該対象領域の周囲にエアカーテ
ンを生成せしめるとともに、該エアカーテンの内部にお
いて空気を吸引して竜巻状に吸い込まれる竜巻気流を生
成せしめるものである。従って、竜巻気流の発生には、
対象領域に向けて空気を旋回流として吹き出す吹出部
と、該旋回流によるエアカーテンの内側の空気を吸引す
る吸込部とを備えることが必要である。この場合、従来
の竜巻気流発生装置は、上記吹出部と吸込部とを一体化
してこれをユニット化するのが通例であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
竜巻気流発生装置をユニット化したものにあっては、例
えばホテルのロビー等の大空間のゾーニングを行う場合
には、その対象領域が広いことから、竜巻気流発生装置
そのものが非常に大きなものとなり、装置そのものの大
幅なコストアップを招来するとともに、装置の設置工事
性の悪化による工事費が嵩む、等の問題があった。
【0004】そこで本願発明は、低コストで且つ設置工
事性の良好な竜巻気流発生装置を提案することを目的と
してなされたもである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0006】本願の第1の発明では、図1に例示するよ
うに、吸込口4を取り囲むように配置された吹出口5か
ら吹き出される吹出空気流を旋回流として上記吸込口4
の周囲にエアカーテンを形成し、該エアカーテンの内部
において上記吹出口5に吸い込まれる吸込空気流を竜巻
気流となすように構成された竜巻気流発生装置におい
て、上記吸込口4が設けられた吸込ユニット1と上記吹
出口5が設けられた吹出ユニット2とを相互に独立した
構成とするとともに、上記吹出ユニット2はこれを相互
に独立した複数のユニット単体20,20,・・で構成
し、上記吸込ユニット1と上記各ユニット単体20,2
0,・・とをそれぞれ独立した接続ダクト3,3,・・
により接続したことを特徴としている。
【0007】本願の第2の発明では、図1に例示するよ
うに、上記第1の発明にかかる竜巻気流発生装置におい
て、上記吸込ユニット1に送風機12を設けたことを特
徴としている。
【0008】本願の第3の発明では、図5に例示するよ
うに、上記第1の発明にかかる竜巻気流発生装置におい
て、上記吹出ユニット2に送風機22を設けたことを特
徴としている。
【0009】本願の第4の発明では、図1、図5に例示
するように、上記第1又は第2又は第3の発明にかかる
竜巻気流発生装置において、上記吸込ユニット1内に、
又は上記吹出ユニット2内に、又は上記接続ダクト3内
に、熱交換器13又は空気改質デバイス14を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】本願の第5の発明では、図11に例示する
ように、吸込口4を取り囲むように配置された吹出口5
から吹き出される吹出空気流を旋回流として上記吸込口
4の周囲にエアカーテンを形成し、該エアカーテンの内
部において上記吹出口5に吸い込まれる吸込空気流を竜
巻気流となすように構成された竜巻気流発生装置におい
て、上記吸込口4が設けられた吸込ユニット1と上記吹
出口5が設けられた複数の単体ユニット20,20,・
・でなる吹出ユニット2との間に空気調和機6を配置す
る一方、上記吹出ユニット2の各単体ユニット20,2
0,・・をそれぞれ独立した分岐ダクト3a,3a,・
・を介して上記空気調和機6に接続し、上記吸込ユニッ
ト1を接続ダクト3を介して上記空気調和機6に接続す
るととも に、上記吸込ユニット1側には排気用送風機3
6を、上記吹出ユニット2側には給気用送風機34をそ
れぞれ備えたことを特徴としている。
【0011】本願の第6の発明では、図11に例示する
ように、上記第5の発明にかかる竜巻気流発生装置にお
いて、上記吸込ユニット1と吹出ユニット2とをダクト
37により接続したことを特徴としている。
【0012】本願の第7の発明では、図11に例示する
ように、上記第5又は第6の発明にかかる竜巻気流発生
装置において、上記吹出ユニット2側に熱交換器13又
は空気改質デバイス14を備えたことを特徴としてい
る。
【0013】本願の第8の発明では、上記第4又は第7
の発明にかかる竜巻気流発生装置において、上記空気改
質デバイス14が、除塵デバイス又は脱臭デバイス又は
加湿デバイス又は除湿デバイスであることを特徴として
いる。
【0014】本願の第9の発明では、図1、図4、図5
に例示するように、上記第1,第2,第3,第4,第
5,第6,第7又は第8の発明にかかる竜巻気流発生装
置において、上記吸込ユニット1と吹出ユニット2とを
天井9側に設置したことを特徴としている。
【0015】本願の第10の発明では、図12に例示す
るように、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6,
第7又は第8の発明にかかる竜巻気流発生装置におい
て、上記吸込ユニット1と吹出ユニット2とを床面50
側に設置したことを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0017】(イ) 本願の第1の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、本願の第1の発明では、図1に例
示するように、吸込口4を取り囲むように配置された吹
出口5から吹き出される吹出空気流を旋回流として上記
吸込口4の周囲にエアカーテンを形成し、該エアカーテ
ンの内部において上記吹出口5に吸い込まれる吸込空気
流を竜巻気流となすように構成された竜巻気流発生装置
において、上記吸込口4が設けられた吸込ユニット1と
上記吹出口5が設けられた吹出ユニット2とを相互に独
立した構成とするとともに、上記吹出ユニット2はこれ
を相互に独立した複数のユニット単体20,20,・・
で構成し、上記吸込ユニット1と上記各ユニット単体2
0,20,・・とをそれぞれ独立した接続ダクト3,
3,・・により接続する構成としているので、上記各接
続ダクト3,3,・・の長さを選択することで上記吸込
ユニット1と上記吹出ユニット2の各ユニット単体2
0,20,・・との間隔を任意に設定することができ、
該接続ダクト3の長さを適宜調節するという簡単且つ安
価な手段によって上記吸込ユニット1と吹出ユニット2
とを大きく離間させて配置することができ、この結果、
例えば従来のユニット化された竜巻気流発生装置の如く
装置そのものを大型化することなく、広い範囲での局所
空調とか局所清浄を、低コストで且つ簡単な設置工事に
よって実現することができる。
【0018】(ロ) 本願の第2の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて
次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明で
は、上記吸込ユニット1、即ち、竜巻気流発生装置の中
心に位置する部位に送風機12を設けているので、例え
ば該送風機12を竜巻気流発生装置の外周寄り部位であ
る吹出ユニット2側に設ける場合に比して、より簡単な
構造によって上記竜巻気流発生装置を構成することがで
き、延いてはその低コスト化の促進が期待できるもので
ある。
【0019】(ハ) 本願の第3の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(イ)に記載の効果に加えて
次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明で
は、上記吹出ユニット2に送風機22を設けているの
で、上記送風機22の制御によって吹出口5から吹き出
される吹出空気流をその吹出位置により近い位置におい
て調整することができることから、該吹出空気流に対す
る制御性が良好となり、延いては高い吸引力をもつ竜巻
気流をより確実に実現することが可能となる。
【0020】(ニ) 本願の第4の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(イ),(ロ)又は(ハ)に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられ
る。即ち、この発明では、上記吸込ユニット1内に、又
は上記吹出ユニット2内に、又は上記接続ダクト3内
に、熱交換器13又は空気改質デバイス14を備えてい
るので、簡単な構成によりゾーニング対象領域の空調又
は空気改質を、しかも竜巻気流を利用して効率良く行う
ことができるとともに、特に、上記熱交換器13又は空
気改質デバイス14を上記吸込ユニット1内に配置した
ものにおいては構造の簡略化が期待でき、また上記熱交
換器13又は空気改質デバイス14を上記吹出ユニット
2内に配置したものにおいては空調特性又は空気改質特
性の調整が容易となり、さらに該熱交換器13又は空気
改質デバイス14を上記接続ダクト3内に配置したもの
においても空調特性又は空気改質特性の調整が容易とな
るものである。
【0021】(ホ) 本願の第5の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、吸込口4を取り囲むように配置さ
れた吹出口5から吹き出される吹出空気流を旋回流とし
て上記吸込口4の周囲にエアカーテンを形成し、該エア
カーテンの内部において上記吹出口5に吸い込まれる吸
込空気流を竜巻気流となすように構成された竜巻気流発
生装置において、上記吸込口4が設けられた吸込ユニッ
ト1と上記吹出口5が設けられた複数の単体ユニット2
0,20,・・でなる吹出ユニット2との間に空気調和
機6を配置する一方、上記吹出ユニット2の各単体ユニ
ット20,20,・・をそれぞれ独立した分岐ダクト3
a,3a,・・を介して上記空気調和機6に接続し、上
記吸込ユニット1を接続ダクト3を介して上記空気調和
機6に接続するとともに、上記吸込ユニット1側には排
気用送風機36を、上記吹出ユニット2側には給気用送
風機34をそれぞれ備えているので、換気作用を伴う空
調等のゾーニングが可能となるとともに、上記空気調和
機6が上記吸込ユニット1あるいは吹出ユニット2には
設けられていないことから、例えば空調性能を落と すこ
となく、上記吸込ユニット1及び吹出ユニット2の小型
化を図りその設置自由度の向上を図ることが可能とな
る。さらに、上記空気調和機6の性能アップも、上記吸
込ユニット1あるいは吹出ユニット2の形状に影響され
ることなく比較的自由に行うことができる。
【0022】(ヘ) 本願の第6の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(ホ)に記載の効果に加えて
次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明で
は、上記吸込ユニット1と吹出ユニット2とをダクト3
7により接続しているので、室内からの排気の一部が室
内へ還流され、特に暖房・冷房時における熱効率が改善
される。
【0023】(ト) 本願の第7の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、(ホ)又は(ヘ)に記載の効果に
加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この
発明では、上記吹出ユニット2側に熱交換器13又は空
気改質デバイス14を備えているので、簡単な構成によ
りゾーニング対象領域の空調又は空気改質を、しかも竜
巻気流利用して効率良く行うことができる。
【0024】(チ) 本願の第8の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(ニ)又は(ト)に記載の効
果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、
この発明では、上記空気改質デバイス14として、除塵
デバイス又は脱臭デバイス又は加湿デバイス又は除湿デ
バイスを採用することで、上記竜巻気流発生装置の多機
能化が促進され、延いてはその商品価値の向上が期待で
きる。
【0025】(リ) 本願の第9の発明にかかる竜巻気
流発生装置によれば、上記(イ),(ロ),(ハ),
(ニ),(ホ),(ヘ),(ト)又は(チ)に記載の効
果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、
この発明では、上記吸込ユニット1と吹出ユニット2と
を天井9側に設置しているので、上記竜巻気流発生装置
の設置後における空間利用の自由度が高く、それだけ該
竜巻気流発生装置の適用範囲の拡大が期待できる。
【0026】(ヌ) 本願の第10の発明では、上記
(イ),(ロ),(ハ),(ニ),(ホ),(ヘ),
(ト)又は(チ)に記載の効果に加えて次のような特有
の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記吸込ユ
ニット1と吹出ユニット2とを床面50側に設置してい
るので、特に暖房時には床面側から温風が吹き出される
ことで室内の高さ方向における温度分布が改善され、よ
り快適に暖房が実現される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0028】第1の実施形態 図1には、本願発明の第1の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z1を示している。この竜巻気流発生装置Z
1は、室内の天井9側に埋め込み状態で設置されるもの
であって、次述する吸込ユニット1と吹出ユニット2と
接続ダクト3,3,・・とを備えて構成される。
【0029】上記吸込ユニット1は、上記天井9内に埋
め込み配置される下面が開口した矩形筐状のケーシング
11と該ケーシング11の下面開口にこれを閉塞する如
く装着された吸込パネル15とで形成される機内空間1
0内に、遠心式送風機12をその軸心を上下方向に向け
て配置するとともに、該送風機12の外周側にはこれを
囲繞するようにして熱交換器13を配置している。ま
た、上記吸込パネル15の中心部には上記送風機12の
ファン吸込口に臨む吸込口4が形成されており、この吸
込口4と上記送風機12のファン吸込口との間には空気
改質デバイス14が配置されている。尚、上記ケーシン
グ11の四つの側壁のそれぞれにはユニット吹出口1
6,16,・・が設けられている。また、上記空気改質
デバイス14としては、例えば、除塵デバイスとか脱臭
デバイスとか除湿デバイスとか加湿デバイス等が必要に
応じて採用される。
【0030】上記吹出ユニット2は、図1及び図2に示
すように、上記吸込ユニット1を中心としてこれをその
平面方向の四方向から囲繞する如く、四角形の各辺のそ
れぞれに対応する位置に配置された次述する4個のユニ
ット単体20,20,・・で構成される。
【0031】上記ユニット単体20は、図1に示すよう
に、横長矩形筐状の外観形態をもつケーシング21を備
えて構成され、該ケーシング21の下面に設けた吹出口
5を上記天井9から室内側へ臨ましめた状態で該天井9
側に埋め込み配置されている。そして、この実施形態に
おいては、このケーシング21の内部空間25を吹出空
気用チャンバーとして利用するものであって、上記各ユ
ニット単体20,20,・・の吹出口5,5,・・から
それぞれ吹き出される吹出空気流によってその下方の空
間領域を囲繞するエアカーテンを生成させるべく、上記
吹出口5には、吹出空気流を上記吸込ユニット1寄りに
偏向させることでその周辺への拡散を防止するための内
偏向用ステータ26,26,・・と、上記吹出空気流に
旋回成分を付与してこれを旋回流とするための旋回流用
ステータ27,27,・・とが備えられている。尚、こ
の旋回流用ステータ27は、図3に示すように、板材で
構成され、上記吹出口5の長手方向(即ち、上記吸込ユ
ニット1を中心とする仮想円の接線方向)に所定の傾斜
角をもった状態で取り付けられている。
【0032】上記接続ダクト3は、上記吸込ユニット1
と上記吹出ユニット2の各ユニット単体20,20,・
・とをそれぞれ接続するものであって、図1に示すよう
に、その一端は上記吸込ユニット1側の上記ユニット吹
出口16に接続され、またその他端は上記ユニット単体
20の側壁に設けたユニット吸込口24に接続されてい
る。そして、この接続ダクト3は、上記竜巻気流発生装
置Z1が対象とする空間領域の大きさ、換言すれば、上
記吸込ユニット1とその側方に離間配置される上記ユニ
ット単体20との距離に応じて、適宜その長さが増減調
整されるとともに、その施工時の都合によってはこの実
施形態のような直線状配置の外に、例えば曲線上あるい
は屈曲状等、種々の配置形態を選択できるものである。
【0033】尚、図4には、この実施形態にかかる竜巻
気流発生装置Z1を室内の局所的な空調及び空気改質に
適用した場合の設置例を示している。即ち、この設置例
では、上記竜巻気流発生装置Z1を室内の天井9に、所
定間隔をもって一対配置し、室内を上記各竜巻気流発生
装置Z1,Z1のそれぞれの直下に位置する二つの空間領
域を該各竜巻気流発生装置Z1,Z1の選択的使用によっ
て局所的に空調及び空気改質を行うようになっている。
【0034】ここで、この竜巻気流発生装置Z1の作動
を説明すると、この竜巻気流発生装置Z1においては、
上記送風機12が回転することで、室内空気は上記吸込
口4から吸い込まれ、上記空気改質デバイス14におい
て例えば除塵あるいは脱臭等の空気改質が行われた後、
上記送風機12から吹き出され(流線A2参照)、上記
熱交換器13においてその内部を循環する冷媒との間の
熱交換によって温度調整され、温風あるいは冷風とし
て、上記各接続ダクト3,3,・・を介して上記吹出ユ
ニット2の上記各ユニット単体20,20,・・に送ら
れ、該各ユニット単体20,20,・・の吹出口5,
5,・・から室内に向けて吹き出される(流線A3
照)。
【0035】この場合、上記各ユニット単体20,2
0,・・の吹出口5,5,・・から吹き出される吹出空
気流は、該各吹出口5,5,・・に設けた上記内偏向用
ステータ26,26,・・によって周辺への拡散が抑制
されつつ、上記各旋回流用ステータ27,27,・・に
よって旋回成分が付与されて上記吸込ユニット1を中心
としてその周囲を旋回しながら流下する旋回流とされ、
この旋回する吹出空気流によって上記吸込ユニット1の
直下の空気領域を囲繞するエアカーテンが生成される。
【0036】一方、上記送風機12によって上記吸込口
4側に吸い込まれる室内空気は、吸込作用を受けて上昇
する間に、その外側を旋回しながら流下する吹出空気流
との接触によって旋回成分が付与され、竜巻状に旋回し
ながら上昇する竜巻気流(流線A1参照)とされる。こ
の竜巻気流は、非竜巻気流に比してその吸引力が強いこ
とから、上記吸込ユニット1直下の空間領域の空気は、
効率良く上記送風機12側に吸い込まれ、結果的に上記
空間領域における局所的な空気の空調性能及び空気改質
性能が高水準に維持されることになる。
【0037】ところで、この実施形態の竜巻気流発生装
置Z1においては、上述のように、上記上記吸込口4を
備えた上記吸込ユニット1と、上記吹出ユニット2の上
記吹出口5を備えた上記各ユニット単体20,20,・
・とをそれぞれ接続ダクト3,3,・・によって接続し
て構成されるものであって、且つ上記各接続ダクト3,
3,・・の長さを選択することで上記吸込ユニット1と
上記吹出ユニット2の各ユニット単体20,20,・・
との間隔を任意に設定することができるものである。
【0038】従って、例えば上記竜巻気流発生装置Z1
のゾーニング対象となる空間領域の広さが種々異なる場
合であっても、上記接続ダクト3の長さを選択すること
のみによってこれに対処することができ、例えば、ユニ
ット化された従来の竜巻気流発生装置のように、対象空
間領域が広い場合には装置そのものが大きくなってコス
トアップを招来するとか、その設置工事が困難で設置工
事費が嵩むといった問題は生じず、装置の小型化・低コ
スト化と設置工事性の向上とが両立されるものである。
【0039】また、この実施形態のように、上記吸込ユ
ニット1内に上記送風機12を配置した構成にあって
は、該吸込ユニット1が竜巻気流発生装置Z1の中心位
置に配置され、対象空間領域の大きさに影響されないも
のであることから、例えばこの送風機12を上記吹出ユ
ニット2側に配置する場合に比して、構造の簡略化及び
それに基づく低コスト化がさらに促進されるものであ
る。
【0040】第2の実施形態 図5及び図6には、本願発明の第2の実施形態にかかる
竜巻気流発生装置Z2を示している。この竜巻気流発生
装置Z2は、上記第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1
と同様の天井埋め込み式の竜巻気流発生装置であって、
その全体構成は該第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z
1と同様であって、これと異なる点は次の諸点である。
即ち、上記第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1にお
いては、上記吸込ユニット1内に送風機12と熱交換器
13及び空気改質デバイス14を配置していたのに対し
て、この実施形態の竜巻気流発生装置Z2においては、
上記吹出ユニット2の上記各ユニット単体20,20,
・・内に多翼式の送風機22と熱交換器23とを配置
し、また上記接続ダクト3の途中に上記空気改質デバイ
ス14を配置した点である。尚、上記ユニット単体2
0,20,・・の吹出口5に設けられる旋回流用ステー
タ27の傾斜方向は上記第1の実施形態の場合と同様で
ある。
【0041】このように構成された竜巻気流発生装置Z
2においては、上記各ユニット単体20,20,・・の
それぞれに配置した上記送風機22,22,・・の回転
に伴って、室内空気は上記吸込口4から上記吸込ユニッ
ト1の機内空間10内に吸い込まれ、さらに上記各接続
ダクト3,3,・・のそれぞれに分流して上記各ユニッ
ト単体20,20,・・側に導入される(流線A2
照)。そして、このユニット単体20への吸込空気は、
上記接続ダクト3を通過する途中において上記空気改質
デバイス14による空気改質が行われるとともに、該ユ
ニット単体20内で上記熱交換器23により温度調整さ
れた後、上記吹出口5から室内へ吹き出される(流線A
3参照)。
【0042】この場合、上記各ユニット単体20,2
0,・・の吹出口5,5,・・から吹き出される吹出空
気流は、該各吹出口5,5,・・の通路壁によって上記
吸込ユニット1寄りに偏向されつつ、上記各旋回流用ス
テータ27,27,・・によって旋回成分が付与されて
上記吸込ユニット1を中心としてその周囲を旋回しなが
ら流下する旋回流とされ、この旋回する吹出空気流によ
って上記吸込ユニット1の直下の空気領域を囲繞するエ
アカーテンが生成される。一方、上記送風機22の吸引
作用を受けて上記吸込口4側に吸い込まれる室内空気
は、該吸込口4に向けて上昇する間に、その外側を旋回
しながら流下する吹出空気流との接触によって旋回成分
が付与され、竜巻状に旋回しながら上昇する竜巻気流
(流線A1参照)とされる。この竜巻気流は、非竜巻気
流に比してその吸引力が強いことから、上記吸込ユニッ
ト1直下の空間領域の空気は、効率良く上記吸込ユニッ
ト1を介して上記吹出ユニット2の上記各ユニット単体
20,20,・・側に導入され、結果的に上記空間領域
における局所的な空気の空調性能及び空気改質性能が高
水準に維持されることになる。
【0043】この実施形態の竜巻気流発生装置Z2にお
いても、上記吸込ユニット1と上記吹出ユニット2の上
記各ユニット単体20,20,・・とを接続ダクト3,
3,・・によって接続して構成されるものであることか
ら、上記第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1と同様
に、例えば、上記竜巻気流発生装置Z2のゾーニング対
象となる空間領域の広さが種々異なる場合であっても、
上記接続ダクト3の長さを選択することのみによってこ
れに対処することができるものであり、従来構造の竜巻
気流発生装置に比して、装置の小型化・低コスト化と設
置工事性の向上とが実現されるものである。
【0044】さらに、この実施形態のように、上記ユニ
ット単体20側に上記送風機22を配置したものにおい
ては、竜巻気流の生成要因となる上記吹出口5からの吹
出空気流の風量とか風速を、その吹出位置、即ち、上記
吹出口5に近い位置に設けられた上記送風機22の運転
制御によって容易に且つ的確に調整し得ることから、竜
巻気流に対する制御性が高められ、使用条件に応じた竜
巻気流を容易に作り出すことができ、延いては竜巻気流
発生装置Z2の適用範囲の拡大が期待できるものであ
る。
【0045】また、この実施形態の竜巻気流発生装置Z
2のように、上記熱交換器23を上記ユニット単体20
内に配置した場合には、例えばこれを上記吸込ユニット
1側に配置した場合に比して、温度調整後の空気の流通
経路が短く、それだけ流通経路途中における温度変化が
少なくなり、結果的に暖冷房時における温度管理が容易
になるという利点もある。
【0046】第3の実施形態 図7には、本願発明の第3の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z3の要部を示している。この実施形態の竜巻
気流発生装置Z3は、上記第1及び第2の実施形態にか
かる竜巻気流発生装置Z1,Z2が共に上記接続ダクト3
を直筒状に形成していたのに対して、これを上記吸込ユ
ニット1から上記吹出ユニット2の上記各ユニット単体
20,20,・・に向かうに従ってその通路面積が次第
に拡大するような形態としたものである。かかる構成の
接続ダクト3を備えることで、上記吸込ユニット1側か
ら上記ユニット単体20側へ導入され且つここから上記
吹出口5を通して室内へ吹き出される吹出空気流の上記
吹出口5における風速分布が可及的に均一化され、その
結果、上記吹出空気流によるエアカーテンの生成、延い
ては上記竜巻気流の生成がより一層確実ならしめられ
る。
【0047】尚、これ以外の作用効果については上記第
1及び第2の実施形態の竜巻気流発生装置Z1,Z2の場
合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0048】第4の実施形態 図8には、本願発明の第4の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z4の要部を示している。この実施形態の竜巻
気流発生装置Z4は、上記第1〜第3の実施形態にかか
る各竜巻気流発生装置Z1〜Z3の展開例として位置付け
られるものであって、上記各実施形態の竜巻気流発生装
置Z1〜Z3においては上記吸込ユニット1の周囲にこれ
を四角形状に囲繞するように上記吹出ユニット2の上記
各ユニット単体20,20,・・を配置していたのに対
して、上記ユニット単体20,20,・・を6個備え且
つこれを上記吸込ユニット1の周囲に六角形状に配置し
たものである。かかる構成とすることで、上記各ユニッ
ト単体20,20,・・がより円形に近いものとなるこ
とから、該各ユニット単体20,20,・・の吹出口
5,5,・・から吹き出される吹出空気流によるエアカ
ーテンの生成が促進され、延いては、より安定的に竜巻
気流を生成することができるものである。
【0049】尚、ここでは、上記ユニット単体20を6
個備えたものを例示しているが、このユニット単体20
の設置数は必要に応じて適宜増減させることができるも
のであり、またその設置形態も正多角形状に限定される
ものでもない。
【0050】第5の実施形態 図9には、本願発明の第5の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z5を示している。この実施形態の竜巻気流発
生装置Z5は、上記吸込口4を備えた吸込ユニット1
と、上記吹出口5を備えた複数のユニット単体20,2
0,・・でなる上記吹出ユニット2とを備え、且つ上記
吸込ユニット1と上記各ユニット単体20,20,・・
とを接続ダクト3を介して接続して構成されるものであ
り、この基本構成は上記各実施形態の竜巻気流発生装置
1〜Z4と同様であるが、送風機の配置構成等において
はこれと異なっている。即ち、この実施形態の竜巻気流
発生装置Z5においては、上記吸込ユニット1及び上記
ユニット単体20,20,・・のそれぞれには送風機等
を設けることなく、上記接続ダクト3の通路途中に、送
風機34と熱交換器35とを備えた空気調和機6を配置
するとともに、該空気調和機6の下流側において上記接
続ダクト3を上記各ユニット単体20,20,・・に対
応した数の分岐ダクト3a,3a,・・に分岐させ、該
各分岐ダクト3a,3a,・・を介して上記空気調和機
6を上記各ユニット単体20,20,・・に接続させて
いる。また、上記各分岐ダクト3a,3a,・・のそれ
ぞれに空気改質デバイス14を備えている。
【0051】かかる構成の竜巻気流発生装置Z5におい
ては、上記空気調和機6が上記吸込ユニット1あるいは
吹出ユニット2には設けられていないことから、例えば
空調性能を落とすことなく、上記吸込ユニット1及び吹
出ユニット2の小型化を図りその設置自由度の向上を図
ることが可能となる。また、上記空気調和機6の性能ア
ップも、上記吸込ユニット1あるいは吹出ユニット2の
形状(即ち、設置場所のスペース的な条件)に影響され
ることなく比較的自由に行うことができる。
【0052】尚、竜巻気流の生成作用、及びこれに基づ
く空調性能の向上等の基本的な作用効果は、例えば上記
第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1の場合と同様で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0053】また、この実施形態においては上記各分岐
ダクト3a,3a,・・のそれぞれに空気改質デバイス
14を備えているが、他の実施形態においては、この空
気改質デバイス14に代えて、例えばここにダンパーを
設けることもできる。かかる構成とした場合には、上記
送風機34に拠らずに上記各ダンパーの制御によって吹
出空気流の制御、延いては竜巻気流の制御を行うことも
可能となる。さらに、竜巻気流を必要としない場合に
は、上記各ユニット単体20,20,・・のうち、必要
に応じていずれかのユニット単体20,20,・・を無
効として、竜巻気流を利用しない通常の空調機等として
使用することも可能となる。
【0054】第6の実施形態 図10には、本願発明の第6の実施形態にかかる竜巻気
流発生装置Z6を示している。この実施形態の竜巻気流
発生装置Z6は、上記第5の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z5を基本とし、これに換気機能と熱回収機能
とを付加して、より高い空調性能が得られるようにした
ものである。即ち、上記接続ダクト3の上記空気調和機
6よりも上流側に送風機36を配置するとともに、該接
続ダクト3の上記送風機36の下流側において排気通路
42を分岐させ、さらに、上記空気調和機6には上記接
続ダクト3とは独立した給気通路43を接続している。
そして、上記排気通路42と給気通路43の間に全熱交
換器41を配置している。
【0055】かかる構成とすることで、上記排気通路4
2からの室内空気の排出と給気通路43からの給気とに
よって室内の換気が行われるとともに、該排気通路42
と給気通路43との間に全熱交換器41を配置し、上記
全熱交換器41において上記排気通路42からの排気と
上記給気通路43からの給気(室外空気)との間の熱交
換によって熱回収が行われるものである。
【0056】尚、竜巻気流の生成作用、及びこれに基づ
く空調性能の向上等の基本的な作用効果は、例えば上記
第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1の場合と同様で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0057】第7の実施形態 図11には、本願発明の第7の実施形態にかかる竜巻気
流発生装置Z7を示している。この実施形態の竜巻気流
発生装置Z7は、上記第4の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置Z4においては上記空気調和機6を上記吸込ユ
ニット1と吹出ユニット2の各ユニット単体20,2
0,・・とを接続する上記接続ダクト3の通路途中に設
けていたのに対して、上記各ユニット単体20,20,
・・に至るダクトと上記吸込ユニット1に接続されるダ
クトとを別個独立の構成として換気空調を可能としたも
のである。
【0058】即ち、この実施形態の竜巻気流発生装置Z
7においては、上記吸込ユニット1に送風機36を備え
た排気通路45を接続して、上記吸込口4からの室内空
気を室外へ排出する一方、上記空気調和機6には室外に
開口する給気通路44を接続し、上記送風機34側に室
外空気を導入し、これを温度調節した後に上記各ユニッ
ト単体20,20,・・の吹出口5,5,・・から室内
へ吹き出すようにしている。かかる構成とすることで、
高い換気能力をもつ空気調和機を得ることができるもの
である。
【0059】尚、他の実施形態においては、例えば図1
1に破線図示するように、上記排気通路45と給気通路
44とをダクト37によって接続して排気の一部を室内
へ還流させることもできる。また、上記排気通路45と
給気通路44との間に全熱交換器を配置して熱回収を行
うようにすることもできる。
【0060】また、竜巻気流の生成作用、及びこれに基
づく空調性能の向上等の基本的な作用効果は、例えば上
記第1の実施形態の竜巻気流発生装置Z1の場合と同様
であるので、ここでの説明は省略する。
【0061】第8の実施形態 図12には、本願発明の第8の実施形態にかかる竜巻気
流発生装置Z8を示している。この実施形態の竜巻気流
発生装置Z8は、例えばホテルのロビー等の広い空間に
おける局所的な空調等のゾーニングに好適なものであっ
て、その最大の特徴は、上記各実施形態とは異なって、
上記竜巻気流発生装置Z8を床面50側に配置した点で
ある。
【0062】即ち、この実施形態の竜巻気流発生装置Z
8は、例えば上記第5の実施形態にかかる竜巻気流発生
装置Z5を基本構成とし且つこれを床下配置としたもの
であって、上記床面50上に配置された椅子ユニット5
5の中央部に吸込口4を備えた吸込ユニット1を設ける
とともに、該椅子ユニット55の周囲の床面50上に、
円弧状に延びる吹出口5を備えたユニット単体20,2
0,・・を、全体として円形状を形成するように配置し
てこれを吹出ユニット2とする。尚、この場合、上記各
ユニット単体20,20,・・の各吹出口5,5,・・
は、上記床面50の下側の床下空間51にそれぞれ開口
させている。
【0063】一方、上記吸込ユニット1及び吹出ユニッ
ト2とは別設置とされた空気調和機6を、床下空間51
を通して配置される吸込側ダクト52によって接続する
とともに、該空気調和機6の吹出側ダクト53を上記床
下空間51側に開口させている。
【0064】かかる構成によれば、上記空気調和機6か
ら上記吹出側ダクト53を通して上記床下空間51内に
吹き出された空気(空調風)は、該床下空間51を通っ
て上記床面50上に開口する上記各ユニット単体20,
20,・・の吹出口5,5,・・からロビー空間に吹き
出される。この場合、上記各吹出口5,5,・・には、
それぞれ上記旋回流用ステータ27が設けられており、
該各吹出口5,5,・・から吹き出される吸込空気流は
旋回流となり、該各ユニット単体20,20,・・の内
側の空間領域を覆うエアカーテンを生成する。一方、上
記空気調和機6の送風機34によって上記吸込口4から
吸い込まれる上記空間領域内の空気は、吸込に伴う下降
時にその外側を囲繞する旋回流との接触に拠って次第に
竜巻気流となって吸い込まれる(流線A1参照)。
【0065】この竜巻気流は、非竜巻気流に比してその
吸引力が強いことから、上記吸込ユニット1直上の空間
領域の空気は、効率良く上記吸込口4から上記送風機3
4側に吸い込まれ、結果的に上記空間領域における局所
的な空気の高水準の空調性能及び空気改質性能が確保さ
れることになる。
【0066】このように、特に広い範囲の局所的な空調
等を行う場合には、この実施形態の竜巻気流発生装置Z
8の如く、上記床下空間51をダクトとして活用する構
成とすれば装置の大型化を招くことなく容易にこれを実
現できることから、特に好適である。また、この実施形
態のように床面50側から空気を吹き出す構成によれ
ば、特に暖房時には床面50側から温風が吹き出される
ことで空調空間の高さ方向における温度分布が改善さ
れ、より快適な暖房特性が得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる竜巻気流発
生装置を示す断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1に示した旋回流用ステータの拡大斜視図で
ある。
【図4】図1に示した竜巻気流発生装置の設置例を示す
斜視図である。
【図5】本願発明の第2の実施形態にかかる竜巻気流発
生装置を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】本願発明の第3の実施形態にかかる竜巻気流発
生装置の要部構成説明図である。
【図8】本願発明の第4の実施形態にかかる竜巻気流発
生装置の要部構成説明図である。
【図9】本願発明の第5の実施形態にかかる竜巻気流発
生装置の全体システム図である。
【図10】本願発明の第6の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置の全体システム図である。
【図11】本願発明の第7の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置の全体システム図である。
【図12】本願発明の第8の実施形態にかかる竜巻気流
発生装置のシステム構成及び設置例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1は吸込ユニット、2は吹出ユニット、3は接続ダク
ト、4は吸込口、5は吹出口、6は空気調和機、9は天
井、10は機内空間、11はケーシング、12は送風
機、13は熱交換器、14は空気改質デバイス、15は
吸込パネル、16はユニット吹出口、20はユニット単
体、21はケーシング、22は送風機、23は熱交換
器、24はユニット吸込口、25は内部空間、26は内
偏向用ステータ、27は旋回流用ステータ、34は送風
機、35は熱交換器、36は送風機、37はダクト、4
1は全熱交換器、42は排気通路、43は給気通路、4
4は給気通路、45は排気通路、50は床面、51は床
下空間、52は吸込側ダクト、53は吹出側ダクト、5
5は椅子ユニット、Z1〜Z8は竜巻気流発生装置であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−83097(JP,A) 特開 平6−249480(JP,A) 特開 平4−356644(JP,A) 特開 平7−63390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/00 - 7/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口(4)を取り囲むように配置され
    た吹出口(5)から吹き出される吹出空気流を旋回流と
    して上記吸込口(4)の周囲にエアカーテンを形成し、
    該エアカーテンの内部において上記吹出口(5)に吸い
    込まれる吸込空気流を竜巻気流となすように構成された
    竜巻気流発生装置であって、 上記吸込口(4)が設けられた吸込ユニット(1)と上
    記吹出口(5)が設けられた吹出ユニット(2)とが相
    互に独立した構成とされるとともに、 上記吹出ユニット(2)はこれが相互に独立した複数の
    ユニット単体(20),(20),・・で構成され、 上記吸込ユニット(1)と上記各ユニット単体(2
    0),(20),・・とがそれぞれ独立した 接続ダクト
    (3),(3),・・により接続されていることを特徴
    とする竜巻気流発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記吸込ユニット(1)に送風機(12)を設けたこと
    を特徴とする竜巻気流発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記吹出ユニット(2)に送風機(22)を設けたこと
    を特徴とする竜巻気流発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、 上記吸込ユニット(1)内に、又は上記吹出ユニット
    (2)内に、又は上記接続ダクト(3)内に、熱交換器
    (13)又は空気改質デバイス(14)が備えられてい
    ることを特徴とする竜巻気流発生装置。
  5. 【請求項5】 吸込口(4)を取り囲むように配置され
    た吹出口(5)から吹き出される吹出空気流を旋回流と
    して上記吸込口(4)の周囲にエアカーテンを形成し、
    該エアカーテンの内部において上記吹出口(5)に吸い
    込まれる吸込空気流を竜巻気流となすように構成された
    竜巻気流発生装置であって、 上記吸込口(4)が設けられた吸込ユニット(1)と上
    記吹出口(5)が設け られた複数の単体ユニット(2
    0),(20),・・でなる吹出ユニット(2)との間
    に空気調和機(6)が配置される一方、 上記吹出ユニット(2)の各単体ユニット(20),
    (20),・・はそれぞれ独立した分岐ダクト(3
    a),(3a),・・を介して上記空気調和機(6)に
    接続され、上記吸込ユニット(1)は接続ダクト(3)
    を介して上記空気調和機(6)に接続されるとともに、 上記 吸込ユニット(1)側には排気用送風機(36)
    が、上記吹出ユニット(2)側には給気用送風機(3
    4)がそれぞれ備えられていることを特徴とする竜巻気
    流発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記吸込ユニット(1)と吹出ユニット(2)とがダク
    ト(37)により接続されていることを特徴とする竜巻
    気流発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、 上記吹出ユニット(2)側に熱交換器(13)又は空気
    改質デバイス(14)が備えられていることを特徴とす
    る竜巻気流発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は7において、 上記空気改質デバイス(14)が、除塵デバイス又は脱
    臭デバイス又は加湿デバイス又は除湿デバイスであるこ
    とを特徴とする竜巻気流発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7又は
    8において、 上記吸込ユニット(1)と吹出ユニット(2)とが天井
    (9)側に設置されていることを特徴とする竜巻気流発
    生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7又
    は8において、 上記吸込ユニット(1)と吹出ユニット(2)とが床面
    (50)側に設置されていることを特徴とする竜巻気流
    発生装置。
JP18729199A 1999-07-01 1999-07-01 竜巻気流発生装置 Expired - Fee Related JP3456448B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18729199A JP3456448B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 竜巻気流発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18729199A JP3456448B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 竜巻気流発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001012779A JP2001012779A (ja) 2001-01-19
JP3456448B2 true JP3456448B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=16203439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18729199A Expired - Fee Related JP3456448B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 竜巻気流発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3456448B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6937889B2 (ja) * 2018-03-06 2021-09-22 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP7329332B2 (ja) * 2019-02-06 2023-08-18 三菱電機株式会社 空気調和システム及び空気調和システムの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001012779A (ja) 2001-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100392302B1 (ko) 흡기·송풍 장치
JP3731397B2 (ja) 送風機、空気調和装置、送風機の送風方法
JP2003114036A (ja) 3面吐出型空気調和機
KR100854760B1 (ko) 바닥용 선회 취출구
JP4604313B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP3456448B2 (ja) 竜巻気流発生装置
JP5206365B2 (ja) 送風装置
JP2017009259A (ja) 換気装置及び換気システム
JP2000130808A (ja) 吸気・送風装置
JP3680643B2 (ja) 吸気・送風装置
JP2012017896A (ja) 空気調和機
JP2002039606A (ja) 給気ファンユニット
JPH05141718A (ja) 輻射空調機器
JPH06159783A (ja) 吹出用チャンバ
JP2001027428A (ja) 空気調和装置
JP2002243186A (ja) 天井設置型空気調和機
JPH10325565A (ja) 空気調和装置
JP3663502B2 (ja) カセットエアコン用室温均一化装置
JP3070400B2 (ja) 空気調和機の換気装置
JP2697419B2 (ja) 空気調和機
JP3218458B2 (ja) 空気調和機
JPH09145147A (ja) セパレート型空気調和機の送風回路
JP3053720B2 (ja) 大空間施設の気流発生装置
JPH11237077A (ja) 空気調和装置
JP3458811B2 (ja) トルネード型換気システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees