JP3053720B2 - 大空間施設の気流発生装置 - Google Patents

大空間施設の気流発生装置

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JP3053720B2
JP3053720B2 JP5209567A JP20956793A JP3053720B2 JP 3053720 B2 JP3053720 B2 JP 3053720B2 JP 5209567 A JP5209567 A JP 5209567A JP 20956793 A JP20956793 A JP 20956793A JP 3053720 B2 JP3053720 B2 JP 3053720B2
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啓明 高井
英二 岩田
久 半澤
紀行 高橋
均 福原
和男 鷹野
隆夫 小林
佳明 長沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根付き多目的スタジ
アム,円形スタジアム等の大空間施設の空調に好適する
大空間施設の気流発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、屋根付き多目的スタジアム,円形
スタジアム等の大空間施設の建設が頻繁に行なわれてい
る。
【0003】従来、この種の大空間施設に使用される空
調は、主に観客席の温熱環境の向上を主眼として、送風
口あるいは排気口が設けられる場合が多く、そのため、
フィールド面上に多数の観客が入場したり、観客席等か
ら汚染ガスが発生した場合に、それ等を効率良く空調,
回収することが困難であった。
【0004】特に、数万人が入退場するような規模の大
空間施設においては、排気効率が不十分な場合には、人
体から発生した二酸化炭素,臭気等が場内に蓄積し、そ
の濃度が著しく高くなるため、良好かつ快適な空気環境
を提供することが困難になる場合がある。
【0005】かかる点から、このような大空間施設にお
いては、より高い換気効率を具備した空調方式が要求さ
れている。従来、大空間施設における空調方法として
は、例えば、特公昭63−31704号公報に開示され
るものが知られている。
【0006】図は、この公報に開示される大空間施設
を示すもので、この大空間施設では、天井11隅部に配
置される複数の吹出口13から空調空気Aを噴出し、こ
れにより、観客席15に旋回気流を発生させ、この旋回
気流を、例えば、観客席15の下部に配置される排気口
17から排出することにより、大空間施設内の空調が行
なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の大空間施設の空調装置では、冷房あるいは暖
房時に、吹出口13から空調用の冷風あるいは温風を直
接噴出しているため、特に、暖房時に、噴出された温風
の人体への接触により、体感温度が低下し、この体感温
度の低下を補うために、必要以上に温度の高い温風を供
給する必要があり、燃料費等が増大するという問題があ
った。
【0008】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、暖房時における体感温度の低下を
容易に解消することができるとともに、冷房時における
体感温度を充分に低減することができる大空間施設の気
流発生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の大空間施設の気
流発生装置は、天井により覆われ外周に沿って観客席が
配置され、前記観客席の外側に複数の空調用の吹出口が
配置される大空間施設の前記観客席の上方に、吸込側サ
イレンサーと吹出側サイレンサーとの間に軸流ファンを
配置してなる複数の送風装置を間隔を置いて配置すると
ともに、前記送風装置の吹出側サイレンサーの吹出方向
を、この吹出側サイレンサーからの気流が、隣接する送
風装置の吸込側サイレンサーに向けて流れる方向に設定
してなるものである。
【0010】
【作用】本発明の大空間施設の気流発生装置では、大空
間施設の観客席の上方に、複数の送風装置が間隔を置い
て配置される。 そして、軸流ファンを回転することによ
り、送風装置の吹出側サイレンサーから、隣接する送風
装置の吸込側サイレンサーに向けて比較的速度の大きい
気流が発生する。
【0011】従って、冷房時には、軸流ファンを回転す
ることにより、気流の通過部位に位置する人間の体感温
度を低下することが可能になり、一方、暖房時には、軸
流ファンを停止することにより、気流の通過部位に位置
する人間の体感温度の低下を解消することが可能にな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を用いて説明す
る。図1および図2は、本発明の大空間施設の気流発生
装置の実施例が適用される円形状スタジアムを示すも
ので、図において符号21は、天井23により覆われた
大空間施設を示している。
【0013】この大空間施設21の外周には、観客席2
5が配置され、内部には、各種イベント、あるいは、運
動等を行なうためのフィールド27が形成されている。
大空間施設21の観客席25の上方の外周には、空調装
置の吹出口29が所定角度を置いて多数配置されてい
る。
【0014】そして、空調装置の吹出口29の前方に
は、多数の送風装置31が、所定角度を置いて配置され
ている。これ等の送風装置31は、大空間施設21の天
井23に支持部材33を介して吊り持ち支持されてい
る。
【0015】また、これ等の送風装置31は、吸込側サ
イレンサー35と吹出側サイレンサー37との間に軸流
ファン39を配置して構成されている。そして、各送風
装置31の吹出側サイレンサー37の吹出方向が、吹出
側サイレンサー37からの気流が、隣接する送風装置3
1の吸込側サイレンサー35に向けて流れる方向に設定
されている。
【0016】図3および図4は、送風装置31の詳細を
示すもので、図において符号39は、軸流ファンを示し
ている。この軸流ファン39は、翼41,モータ43お
よびこれ等を支持するシュラウド45とを備えており、
モータ43を回転することにより、吸い込まれた空気が
軸方向に圧送される。
【0017】シュラウド45は、外筒47内に支持され
ており、外筒47の上部には、取付部49が形成されて
いる。この取付部49は、図2に示した支持部材33に
対して回動可能とされており、送風装置31を所定の方
向に向けて固定可能とされている。
【0018】外筒47の一側には、吸込側サイレンサー
35が連結され、他側には、吹出側サイレンサー37が
連結されている。吸込側サイレンサー35の吸込口およ
び吹出側サイレンサー37の吹出口には、金網51が配
置されている。
【0019】しかして、上述した大空間施設の気流発生
装置では、軸流ファン39を回転することにより、送風
装置31の吹出側サイレンサー37から、隣接する送風
装置31の吸込側サイレンサー35に向けて、図1に矢
符Bで示したように比較的速度の大きい気流が発生する
ため、暖房時における体感温度の低下を容易に解消する
ことができるとともに、冷房時における体感温度を充分
に低減することができる。
【0020】すなわち、上述した大空間施設の気流発生
装置では、冷房時には、軸流ファン39を回転すること
により、気流Bの通過部位に位置する人間の体感温度を
低下することが容易に可能になる。
【0021】例えば、大空間施設21内の空調条件が、
気流発生装置が作動されていない状態で、空調装置の吹
出口29からの冷風の温度が26℃、風速が0.2m/
sに設定されている場合には、気流発生装置により、冷
風の風速を0.8m/sにすることにより、空調装置の
吹出口29からの冷風の温度を29℃にしても、同様の
体感温度を得ることが可能になるため、空調装置の吹出
口29からの冷風の温度を高くすることができ、エネル
ギーの省力化を図ることができる。
【0022】また、この大空間施設の気流発生装置で
は、軸流ファン39の作動,停止がスイッチのオン,オ
フにより容易に可能であるため、暖房時には、軸流ファ
ン39を停止することにより、気流Bの通過部位に位置
する人間の体感温度の低下を容易に解消することが可能
になる。
【0023】さらに、この大空間施設の気流発生装置で
は、軸流ファン39の回転数を制御することにより揺ら
ぎ状態の気流を発生させることが容易に可能になる。ま
た、ダクトを使用することなく、少ない動力で空気を流
動することができるため、換気効果を向上することが可
能になる。
【0024】
【0025】
【0026】お、以上述べた実施例では、送風装置3
1の各設置点に一台の送風装置31を配置した例につい
て述べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、図に示すように、2台の送風装置
31を並列に配置し、これ等を連結部材61により連結
し、各設置点に配置するようにしても良いことは勿論で
ある。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の大空間施設
の気流発生装置では、大空間施設の観客席の上方に配置
される送風装置の軸流ファンを回転することにより、送
風装置の吹出側サイレンサーから、隣接する送風装置の
吸込側サイレンサーに向けて、比較的速度の大きい気流
が発生するため、暖房時における体感温度の低下を容易
に解消することができるとともに、冷房時における体感
温度を充分に低減することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大空間施設の気流発生装置の実施例
が適用される大空間施設を示す断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図1の送風装置の詳細を示す断面図である。
【図4】図3の送風装置の正面図である。
【図5】送風装置を連結した例を示す正面図である。
【図6】従来の大空間施設の空調装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
21 大空間施設23 天井 25 観客席 29 吹出口 31 送風装置 35 吸込側サイレンサー 37 吹出側サイレンサー 39 軸流ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 紀行 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 福原 均 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番20号 株式会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 鷹野 和男 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番20号 株式会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 小林 隆夫 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 長沢 佳明 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−105099(JP,A) 特開 平4−175500(JP,A) 特開 平4−208349(JP,A) 特開 平4−2521(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 316 F24F 7/007

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井により覆われ外周に沿って観客席が
    配置され、前記観客席の外側に複数の空調用の吹出口が
    配置される大空間施設の前記観客席の上方に、吸込側サ
    イレンサーと吹出側サイレンサーとの間に軸流ファンを
    配置してなる複数の送風装置を間隔を置いて配置すると
    ともに、前記送風装置の吹出側サイレンサーの吹出方向
    を、この吹出側サイレンサーからの気流が、隣接する送
    風装置の吸込側サイレンサーに向けて流れる方向に設定
    してなることを特徴とする大空間施設の気流発生装置。
JP5209567A 1993-08-24 1993-08-24 大空間施設の気流発生装置 Expired - Fee Related JP3053720B2 (ja)

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