JPH0763365A - 大空間施設の気流発生装置 - Google Patents

大空間施設の気流発生装置

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JPH0763365A
JPH0763365A JP5209567A JP20956793A JPH0763365A JP H0763365 A JPH0763365 A JP H0763365A JP 5209567 A JP5209567 A JP 5209567A JP 20956793 A JP20956793 A JP 20956793A JP H0763365 A JPH0763365 A JP H0763365A
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silencer
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Keimei Takai
啓明 高井
Eiji Iwata
英二 岩田
Hisashi Hanzawa
久 半澤
Noriyuki Takahashi
紀行 高橋
Hitoshi Fukuhara
均 福原
Kazuo Takano
和男 鷹野
Takao Kobayashi
隆夫 小林
Yoshiaki Nagasawa
佳明 長沢
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、屋根付き多目的スタジアム,円形
スタジアム等の大空間施設の空調に好適する大空間施設
の気流発生装置に関し、暖房時における体感温度の低下
を容易に解消することができるとともに、冷房時におけ
る体感温度を充分に低減することを目的とする。 【構成】 大空間施設の大空間内に、吸込側サイレンサ
ーと吹出側サイレンサーとの間に軸流ファンを配置して
なる複数の送風装置を間隔を置いて配置するとともに、
送風装置の吹出側サイレンサーの吹出方向を、吹出側サ
イレンサーからの気流が、隣接する送風装置の吸込側サ
イレンサーに向けて流れる方向に設定して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根付き多目的スタジ
アム,円形スタジアム等の大空間施設の空調に好適する
大空間施設の気流発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、屋根付き多目的スタジアム,円形
スタジアム等の大空間施設の建設が頻繁に行なわれてい
る。
【0003】従来、この種の大空間施設に使用される空
調は、主に観客席の温熱環境の向上を主眼として、送風
口あるいは排気口が設けられる場合が多く、そのため、
フィールド面上に多数の観客が入場したり、観客席等か
ら汚染ガスが発生した場合に、それ等を効率良く空調,
回収することが困難であった。
【0004】特に、数万人が入退場するような規模の大
空間施設においては、排気効率が不十分な場合には、人
体から発生した二酸化炭素,臭気等が場内に蓄積し、そ
の濃度が著しく高くなるため、良好かつ快適な空気環境
を提供することが困難になる場合がある。
【0005】かかる点から、このような大空間施設にお
いては、より高い換気効率を具備した空調方式が要求さ
れている。従来、大空間施設における空調方法として
は、例えば、特公昭63−31704号公報に開示され
るものが知られている。
【0006】図9は、この公報に開示される大空間施設
を示すもので、この大空間施設では、天井11隅部に配
置される複数の吹出口13から空調空気Aを噴出し、こ
れにより、観客席15に旋回気流を発生させ、この旋回
気流を、例えば、観客席15の下部に配置される排気口
17から排出することにより、大空間施設内の空調が行
なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の大空間施設の空調装置では、冷房あるいは暖
房時に、吹出口13から空調用の冷風あるいは温風を直
接噴出しているため、特に、暖房時に、噴出された温風
の人体への接触により、体感温度が低下し、この体感温
度の低下を補うために、必要以上に温度の高い温風を供
給する必要があり、燃料費等が増大するという問題があ
った。
【0008】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、暖房時における体感温度の低下を
容易に解消することができるとともに、冷房時における
体感温度を充分に低減することができる大空間施設の気
流発生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の大空間施設の気
流発生装置は、大空間施設の大空間内に、吸込側サイレ
ンサーと吹出側サイレンサーとの間に軸流ファンを配置
してなる複数の送風装置を間隔を置いて配置するととも
に、送風装置の吹出側サイレンサーの吹出方向を、吹出
側サイレンサーからの気流が、隣接する送風装置の吸込
側サイレンサーに向けて流れる方向に設定してなるもの
である。
【0010】
【作用】本発明の大空間施設の気流発生装置では、軸流
ファンを回転することにより、送風装置の吹出側サイレ
ンサーから、隣接する送風装置の吸込側サイレンサーに
向けて比較的速度の大きい気流が発生する。
【0011】従って、冷房時には、軸流ファンを回転す
ることにより、気流の通過部位に位置する人間の体感温
度を低下することが可能になり、一方、暖房時には、軸
流ファンを停止することにより、気流の通過部位に位置
する人間の体感温度の低下を解消することが可能にな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を用いて説明す
る。図1および図2は、本発明の大空間施設の気流発生
装置の第1の実施例が適用される円形状スタジアムを示
すもので、図において符号21は、天井23により覆わ
れた大空間施設を示している。
【0013】この大空間施設21の外周には、観客席2
5が配置され、内部には、各種イベント、あるいは、運
動等を行なうためのフィールド27が形成されている。
大空間施設21の観客席25の上方の外周には、空調装
置の吹出口29が所定角度を置いて多数配置されてい
る。
【0014】そして、空調装置の吹出口29の前方に
は、多数の送風装置31が、所定角度を置いて配置され
ている。これ等の送風装置31は、大空間施設21の天
井23に支持部材33を介して吊り持ち支持されてい
る。
【0015】また、これ等の送風装置31は、吸込側サ
イレンサー35と吹出側サイレンサー37との間に軸流
ファン39を配置して構成されている。そして、各送風
装置31の吹出側サイレンサー37の吹出方向が、吹出
側サイレンサー37からの気流が、隣接する送風装置3
1の吸込側サイレンサー35に向けて流れる方向に設定
されている。
【0016】図3および図4は、送風装置31の詳細を
示すもので、図において符号39は、軸流ファンを示し
ている。この軸流ファン39は、翼41,モータ43お
よびこれ等を支持するシュラウド45とを備えており、
モータ43を回転することにより、吸い込まれた空気が
軸方向に圧送される。
【0017】シュラウド45は、外筒47内に支持され
ており、外筒47の上部には、取付部49が形成されて
いる。この取付部49は、図2に示した支持部材33に
対して回動可能とされており、送風装置31を所定の方
向に向けて固定可能とされている。
【0018】外筒47の一側には、吸込側サイレンサー
35が連結され、他側には、吹出側サイレンサー37が
連結されている。吸込側サイレンサー35の吸込口およ
び吹出側サイレンサー37の吹出口には、金網51が配
置されている。
【0019】しかして、上述した大空間施設の気流発生
装置では、軸流ファン39を回転することにより、送風
装置31の吹出側サイレンサー37から、隣接する送風
装置31の吸込側サイレンサー35に向けて、図1に矢
符Bで示したように比較的速度の大きい気流が発生する
ため、暖房時における体感温度の低下を容易に解消する
ことができるとともに、冷房時における体感温度を充分
に低減することができる。
【0020】すなわち、上述した大空間施設の気流発生
装置では、冷房時には、軸流ファン39を回転すること
により、気流Bの通過部位に位置する人間の体感温度を
低下することが容易に可能になる。
【0021】例えば、大空間施設21内の空調条件が、
気流発生装置が作動されていない状態で、空調装置の吹
出口29からの冷風の温度が26℃、風速が0.2m/
sに設定されている場合には、気流発生装置により、冷
風の風速を0.8m/sにすることにより、空調装置の
吹出口29からの冷風の温度を29℃にしても、同様の
体感温度を得ることが可能になるため、空調装置の吹出
口29からの冷風の温度を高くすることができ、エネル
ギーの省力化を図ることができる。
【0022】また、この大空間施設の気流発生装置で
は、軸流ファン39の作動,停止がスイッチのオン,オ
フにより容易に可能であるため、暖房時には、軸流ファ
ン39を停止することにより、気流Bの通過部位に位置
する人間の体感温度の低下を容易に解消することが可能
になる。
【0023】さらに、この大空間施設の気流発生装置で
は、軸流ファン39の回転数を制御することにより揺ら
ぎ状態の気流を発生させることが容易に可能になる。ま
た、ダクトを使用することなく、少ない動力で空気を流
動することができるため、換気効果を向上することが可
能になる。
【0024】図5および図6は、展示場あるいは駐車場
のように、両側が壁面53により囲まれた直方体状の大
空間施設55に本発明を適用した第2の実施例を示すも
ので、この実施例では、所定間隔を置いて、送風装置3
1が直線状に配置されている。
【0025】そして、送風装置31の吹出側サイレンサ
ー37の吹出方向が、隣接する送風装置31の吸込側サ
イレンサー35の方向に設定されている。また、各送風
装置31は、大空間施設55の天井57に支持部材59
により吊り持ち支持されている。
【0026】この実施例の大空間施設の気流発生装置に
おいても、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることが
できる。なお、以上述べた実施例では、送風装置31の
各設置点に一台の送風装置31を配置した例について述
べたが、本発明は、かかる実施例に限定されるものでは
なく、例えば、図7に示すように、2台の送風装置31
を並列に配置し、これ等を連結部材61により連結し、
各設置点に配置するようにしても良いことは勿論であ
る。
【0027】また、本発明において大空間とは、空調装
置の空気吹出口とは別に、送風装置を設けることにより
良好な気流分布が得られる全ての空間を言い、例えば図
8に示すような地下駐車場にも適用できることは勿論で
ある。
【0028】すなわち、図8において、地下駐車場の中
央には、ドア63,エレベータ65,階段67,空調装
置の空気流入口69および空気吹出口71等が配置され
るコアー部73が設けられている。
【0029】そして、コアー部73の外側に、4台の送
風装置31が、送風装置31からの空気が循環するよう
に配置されている。この大空間施設の気流発生装置にお
いても、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の大空間施設
の気流発生装置では、軸流ファンを回転することによ
り、送風装置の吹出側サイレンサーから、隣接する送風
装置の吸込側サイレンサーに向けて、比較的速度の大き
い気流が発生するため、暖房時における体感温度の低下
を容易に解消することができるとともに、冷房時におけ
る体感温度を充分に低減することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大空間施設の気流発生装置の第1の実
施例が適用される大空間施設を示す断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図1の送風装置の詳細を示す断面図である。
【図4】図3の送風装置の正面図である。
【図5】本発明の大空間施設の気流発生装置の第2の実
施例が適用される大空間施設を示す断面図である。
【図6】図5のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図7】送風装置を連結した例を示す正面図である。
【図8】本発明の大空間施設の気流発生装置の第3の実
施例が適用される大空間施設を示す断面図である。
【図9】従来の大空間施設の空調装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
21 大空間施設 29 吹出口 31 送風装置 35 吸込側サイレンサー 37 吹出側サイレンサー 39 軸流ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 紀行 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 福原 均 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番20号 株式会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 鷹野 和男 福岡県福岡市中央区天神4丁目2番20号 株式会社竹中工務店九州支店内 (72)発明者 小林 隆夫 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 長沢 佳明 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大空間施設の大空間内に、吸込側サイレ
    ンサーと吹出側サイレンサーとの間に軸流ファンを配置
    してなる複数の送風装置を間隔を置いて配置するととも
    に、前記送風装置の吹出側サイレンサーの吹出方向を、
    この吹出側サイレンサーからの気流が、隣接する送風装
    置の吸込側サイレンサーに向けて流れる方向に設定して
    なることを特徴とする大空間施設の気流発生装置。
JP5209567A 1993-08-24 1993-08-24 大空間施設の気流発生装置 Expired - Fee Related JP3053720B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781846A3 (en) * 1995-12-25 1998-05-13 FUJIREBIO Inc. Treponema pallidum fused antigen and assay for anti-treponema pallidum antibodies using the same fused antigen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781846A3 (en) * 1995-12-25 1998-05-13 FUJIREBIO Inc. Treponema pallidum fused antigen and assay for anti-treponema pallidum antibodies using the same fused antigen

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