JP3458811B2 - トルネード型換気システム - Google Patents

トルネード型換気システム

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JP3458811B2
JP3458811B2 JP2000049833A JP2000049833A JP3458811B2 JP 3458811 B2 JP3458811 B2 JP 3458811B2 JP 2000049833 A JP2000049833 A JP 2000049833A JP 2000049833 A JP2000049833 A JP 2000049833A JP 3458811 B2 JP3458811 B2 JP 3458811B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F2013/0616Outlets that have intake openings

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  • Ventilation (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、所定局所領域の
換気を行うトルネード型換気装置を備えた換気システム
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば焼肉店の客室内のロースター設置
部などの所定局所領域には、一般に当該領域の上方に当
該領域を覆う排気フードを備え、該排気フードを介して
上記局所領域の空気を吸引し、排気ダクトを介して戸外
に排気する換気手段が設けられている。 【0003】そして、該換気手段の換気性能を良好にす
るために、当該換気手段が設置された客室等建屋の壁部
には、例えば外気取入用の通気ガラリが併せて設けられ
ている。 【0004】しかし、このように単に排気フードを介し
て室内所定局所領域の空気を排気ファンにより外部に吸
引するだけでは、排気性能が十分でなく、相当に排気フ
ァンの排気方向への吸引力を大きくしたとしても、ロー
スター等臭気や煙の発生部から排気フードに到るまでの
間で臭気や煙等が周囲に漏れ、拡散して客室内に充満す
る問題がある。 【0005】そこで、最近では、このような問題を解決
するために、所定空間内の臭気・煙発生源等の所定局所
領域を囲むように戸外の空気を旋回させてエアカーテン
状に吹き出すとともに該エアカーテン状に吹き出される
戸外空気の内側において当該所定局所領域内の空気を同
じく旋回流状態で戸外に吸引して排気するトルネード型
の換気装置が提案されるようになっており、このような
換気装置を採用すると上記所定局所領域内の空気を周囲
に拡散するようなことがなくなる。 【0006】図5は、そのようなトルネード型の換気装
置を採用して構成した従来のトルネード型換気システム
の一例を示している。 【0007】この換気システムは、例えば一例として上
述のような焼肉店における設置例を示している。 【0008】図5において、符号1A〜1Cは、同図5
に示すような状態で、焼肉店の客室空間内における臭
気、煙等汚染空気発生源であるロースター設置部等所定
局所換気領域S,S・・・の上方に各々対応して設けら
れ、同換気領域S,S・・・の周囲を戸外から導入した
外気(新気)OAによる上方側から下方側への旋回流状
態のエアカーテン流F1で包み込む一方、当該エアカー
テン流F1内中心部に作用する排気方向への吸引負圧に
より当該エアカーテン流F1内で上方に向けて生じる吸
気旋回渦流F2により上記臭気、煙等汚染空気発生源で
あるロースター等からの臭気や煙等を周囲に飛散させる
ことなく効率良く吸引して戸外に排出する複数台のトル
ネード型の換気装置である。 【0009】そして、該複数台の換気装置1A〜1Cの
各々は、それぞれ図6の様に構成されている。 【0010】すなわち、これら各換気装置1A〜1C
は、先ず上述の図5に示すように、上記客室と戸外とを
仕切る建屋の壁10を貫通して設けられ、戸外からの外
気(新気)OAを吸入する外気吸入口8を有するメイン
給気ダクト2と、戸外への排気口12部分を客室内から
戸外に貫通させたメイン排気ダクト3との2本の共通す
る給排気ダクトを設置する一方、それらに対応して例え
ばサブ給気ダクト(分岐ダクト)4,4,4およびサブ
排気ダクト(分岐ダクト)5,5,5を介して図6のよ
うに、各トルネード型換気装置1A〜1Cを並設してい
る。 【0011】すなわち、同トルネード型換気装置1A〜
1Cは、集気空間21aを有する径の小さなドーム形状
の排気フード21と空気吹出口23を有する径の大きな
傘形の給気チャンバー22とを上下方向に所定寸法オフ
セットすることにより、内外2層構造に組合わせて設
け、上記排気フード21の天板部中央下方で上記メイン
排気ダクト3からのサブ排気ダクト(分岐ダクト)5先
端の排気吸引口5aを開口させるとともに、また上記給
気チャンバー22の上部で斜め接線方向に上記メイン給
気ダクト2のサブ給気ダクト(分岐ダクト)4の給気導
入口4aと給気旋回空間24とを連通させている。そし
て、上記メイン給気ダクト2およびサブ給気ダクト4,
4・・・の給気導入口4a,4a・・・を介して上記給
気チャンバー22の給気旋回空間24内接線方向に導入
した戸外からの空気OAを効率良く旋回させながら多孔
構造の整流板27を介して整流した後に、上記給気チャ
ンバー22下方側の上記排気ドーム21の外周面と上記
給気チャンバー22の下縁内周面との間に設けた旋回流
生成ステータ26,26・・・を有する環状の空気吹出
口23に供給し、該空気吹出口23から上記ロースター
等臭気・煙発生源を有する所定局所換気領域S,S・・
・の外周囲に螺旋状に吹き出して上述した旋回状態のエ
アカーテン流F1を形成する。そして、それとともに、
該旋回状態のエアカーテン流F1内における空気を当該
局所換気領域S,S・・・外周囲への吹出空気とは逆の
上記サブ排気ダクト5側排気吸引口5a方向に吸気し、
該吸気時の吸引負圧によって当該排気吸引口5a方向に
竜巻状に上昇する吸気旋回渦流F2を発生させて有効に
換気を行う。 【0012】このような構成によると、局所換気領域
S,S・・・の周囲を戸外から導入した外気(新気)O
Aによる上方側から下方側への旋回流状態のエアカーテ
ン流F1で包み込む一方、当該エアカーテン流F1内中心
部に作用する排気方向への吸引負圧により当該エアカー
テン流F1内で上方に向けて生じる吸気旋回渦流F2によ
り上記臭気、煙等汚染空気発生源であるロースター等か
らの臭気や煙等を効率良く吸引して排出するので、同臭
気や煙を周囲に飛散させることなく有効に排出すること
ができる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
トルネード型換気システムでは、各トルネード型換気装
置1A〜1Cの空気吹出口23,23,23より吹出さ
れるエアカーテン流がユーザーの顔等にあたった場合、
給気用の空気として戸外からの外気を100%取入れて
いるために、冬場は寒く、夏場は暑くなり、快適性が阻
害されるとともに空調負荷の増加を招く(実質換気量が
増加するため)問題がある。また、だからと言って完全
に室内の空気のみを循環させたのでは、局所排気効果が
なくなり、換気機能が阻害される。 【0014】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記のようなトルネード型の換気
装置においてエアカーテン流を形成する給気用の空気を
室内空気と室外空気とを混合して形成供給するようにす
ることにより、当該トルネード型換気装置の空気吹出口
から吹き出される空気の温度が適切な温度となるように
し、ユーザーに対し、冬季の寒さ又は夏季の暑さなどを
感じさせないようにするとともに、余分な空調負荷を低
減しながら、しかも十分な局所換気領域の給排気効果を
実現できるトルネード型換気システムを提供することを
目的とするものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備
えて構成されている。 【0016】(1) 請求項1の発明 この発明のトルネード型換気システムは、所定空調空間
内の所定の局所換気領域S,S,Sを囲むように空気を
旋回させてエアカーテン状に吹き出すとともに該エアカ
ーテン状に吹き出される空気の内側において当該所定の
局所換気領域S,S,S内の空気を旋回流状態で外部に
吸引排気するトルネード型の換気装置1A,1B,1C
と、該トルネード型の換気装置1A,1B,1Cに対し
て上記吹き出し用の空気を供給する給気手段2と、上記
トルネード型換気装置1A,1B,1Cで吸引された空
気を戸外に排気する排気手段3,9とを備え、上記給気
手段2は、給気ダクトよりなり、該給気ダクトの空気吸
入口を所定の間隔を置いて建屋の外気取入口11に対向
させて設けることにより、所定空調空間内の空気IAと
戸外の空気OAとを混合して給気するようになっている
ことを特徴としている。 【0017】以上のように、この発明のトルネード型換
気システムの構成では、トルネード型換気装置1A,1
B,1Cへの給気用の空気を空調された所定空調空間内
の室内空気IAと戸外からの室外空気OAと混合して形
成供給するようにしており、トルネード型換気装置1
A,1B,1Cの空気吹出口23,23,23からは、
室外空気OAに対して季節に応じて所望の温度に空調さ
れた室内空気IAが混合された適切な温度の空気が吹き
出されるようになるため、ユーザーの感じる冬季の寒さ
又は夏季の暑さを可及的に低減することができる。特
に、冬場は天井側の室内空気は暖気だまりになっていて
有効に利用されていないため、実質的な空調負荷の増加
は少なくなる。したがって、快適性を確保しながら、空
調負荷の低減が可能となる。 【0018】また、それでいながら戸外への排気作用は
確保されるので、従来同様の局所換気領域S,S,Sで
の給排気効果は略同等に期待することができる。 【0019】しかも、上記給気手段2は、給気ダクト2
よりなり、該給気ダクト2の空気吸入口を所定の間隔を
置いて建屋の外気取入口11に対向させて設けることに
より、所定空調空間内の空気IAと戸外の空気OAとを
混合して給気するようになっていることを特徴としてい
る。 【0020】すなわち、この発明のトルネード型換気シ
ステムの構成では、上記のような給排気作用を実現する
に際し、上記給気手段2を給気ダクト2により構成し、
その給気用空気の吸入口側を、建て屋の壁10に従来か
ら一般的に設けられている外気取入口11に所定の間隔
を置いて対向させることによって実現するようにしてい
る。したがって、現行設備に近い構成で同作用を実現で
きるようになり、既存の換気・空調システムへの適用が
極めて容易となる。 【0021】 【発明の効果】以上の結果、本願発明のトルネード型換
気システムによると、換気効率、空気調和効率共に高
く、しかも空気調和手段が小型で、製造コスト、ランニ
ングコスト共に安価な換気空調システムを提供すること
が可能となる。 【0022】 【発明の実施の形態】(実施の形態1) 先ず図1は、本願発明の実施の形態1に係るトルネード
型換気システムの構成と作用を示している。 【0023】図1において、符号1A〜1Cは、例えば
図に示すような状態で、焼肉店の客室空間内における臭
気、煙等発生源であるロースター部等所定換気領域S,
S・・・の上方に各々対応して設けられ、それら各局所
領域S,S,Sの周囲を戸外から導入した外気(新気)
OAと空調された室内空気IAとの混合気(OA+I
A)による上方側から下方側への旋回流状態のエアカー
テン流F1で包み込む一方、当該エアカーテン流F1内中
心部に作用する排気方向への吸引負圧により当該エアカ
ーテン流F1内で上方に向けて生じる吸気旋回渦流F2
より上記臭気、煙等汚染空気発生源であるロースター部
等からの臭気や煙等を周囲に飛散させることなく効率良
く吸引して戸外に排出する複数台のトルネード型の換気
装置である。 【0024】そして、該複数台の換気装置1A〜1Cの
各々は、それぞれ前述の図6のものと同様に構成されて
いる。 【0025】すなわち、これら各換気装置1A〜1C
は、先ず図1に示すように、上記客室と戸外とを仕切る
壁10に従来から一般的に設置されている外気取入口で
あるガラリ11に対向した給気用空気の吸入口6を有す
るメイン給気ダクト2と、戸外への排気口8部分を客室
内から戸外に貫通露出させたメイン排気ダクト3との2
本のメインダクトを相互に並列な状態で設置する一方、
次に図6に示すように、それらに対応して集気空間21
aを有する相対的に径の小さなドーム形状の排気フード
21と上記エアカーテン流F1形成用の空気吹出口23
を有する相対的に径の大きな傘形の給気チャンバー22
とを上下方向に所定寸法オフセットすることにより相互
に所定の間隔を置いて内外2層構造に組合わせて設け、
上記排気フード21の天板部中央で上記メイン排気ダク
ト3からのサブ排気ダクト(分岐排気ダクト)5先端の
排気吸引口5aとを連通させ、また上記給気チャンバー
22の上部で斜め接線方向に上記メイン給気ダクト2か
らのサブ給気ダクト(分岐給気ダクト)4の給気導入口
4aと給気旋回空間24とを連通させている。そして、
上記サブ給気ダクト4の給気導入口4aを介して上記給
気チャンバー22の給気旋回空間24内接線方向に導入
した上述の室外空気OAと空調された室内空気IAとを
効率良く旋回させながら多孔構造の整流板27を介して
整流した後に、上記給気チャンバー22下方側の上記排
気フード21の上部外周面側と上記給気チャンバー22
下縁内周面との間に設けた旋回流生成ステータ26,2
6・・・を有する環状の空気吹出口23に供給し、該空
気吹出口23から上記ロースター部分等の臭気・煙発生
源を有する所定局所領域S,S・・・の外周囲に螺旋状
に吹き出して上述した旋回状態のエアカーテン流F1
形成する。そして、それとともに、該旋回状態のエアカ
ーテン流F1内における空気を当該局所領域S,S・・
・外周囲への吹出空気とは逆の上記サブ排気ダクト5側
排気吸引口5a方向に吸気し、該吸気時の吸引負圧によ
って当該排気吸引口5a方向に竜巻状に上昇する吸気旋
回渦流F2を発生させて有効に換気を行うトルネード型
の換気装置に形成されている。 【0026】そして、この実施の形態の場合、上記のよ
うにメイン給気ダクト2の外気吸入口6は、給気用ファ
ン7を具備しているとともに戸外との仕切壁である建屋
の壁10に一般的に設けられている外気取入用のガラリ
(外気取入口)11に対し、所定の間隔(室内空間)を
置いて対向せしめられており、上記ガラリ11を介して
導入される室外空気OAと客室内の室内空気IAとを混
合した上で吸入するようになっている。他方、メイン排
気ダクト3は、その途中に排気ファン9を有するととも
に排気口8部分が戸外に延設露出されている。 【0027】以上のように、この実施の形態のトルネー
ド型換気システムの構成では、トルネード型換気装置1
A〜1Cへの給気用の空気を空調された客室空間内の室
内空気IAと戸外からの室外空気OAと混合して形成供
給するようにしており、各トルネード型換気装置1A〜
1Cの空気吹出口23,23,23からは、室外空気O
Aに対して季節に応じて所望の温度に空調された室内空
気IAを混合した適切な温度の空気が吹き出されるよう
になっているため、ユーザーの感じる冬季の寒さ又は夏
季の暑さを可及的に低減することができる。特に、冬場
は天井側の室内空気は暖気だまりになっていて有効に利
用されていないため、実質的な空調負荷の増加は少なく
なる。したがって、快適性を確保しながら、空調負荷の
低減が可能となる。 【0028】また、それでいながら戸外への排気作用は
確保されるので、従来同様の局所換気領域S,S,Sで
の給排気効果は略同等に期待することができる。 【0029】しかも、この実施の形態の場合、そのよう
に構成するに際し、上記メイン給気ダクト2の給気用フ
ァン7を有する給気用空気の吸入口側を、建て屋の壁1
0に従来から一般的に設けられている外気取入口である
ガラリ11に所定の間隔を置いて対向させることによっ
て実現するようにしているので、殆んど現行設備に近い
構成で上記の作用を実現できるため、既存の換気・空調
システムへの適用が容易となる。 【0030】(実施の形態2) 次に図2は、本願発明の実施の形態2に係るトルネード
型換気システムの構成と作用を示している。 【0031】図2において、符号1A〜1Cは、例えば
図2に示すような状態で、焼肉店の客室空間内における
臭気、煙等汚染空気発生源であるロースター設置部等の
所定換気領域S,S・・・の上方に各々対応して設けら
れ、同換気領域S,S・・・の周囲を戸外から導入した
外気(新気)OAによる上方側から下方側への旋回流状
態のエアカーテン流F1で包み込む一方、当該エアカー
テン流F1内中心部に作用する排気方向への吸引負圧に
より当該エアカーテン流F1内で上方に向けて生じる吸
気旋回渦流F2により上記臭気、煙等汚染空気発生源で
あるロースター等からの臭気や煙等を周囲に飛散させる
ことなく効率良く吸引して戸外に排出する複数台のトル
ネード型の換気装置である。 【0032】そして、該複数台の換気装置1A〜1Cの
各々は、それぞれ前述の例えば図6のものと同様に構成
されている。 【0033】すなわち、これら各換気装置1A〜1C
は、先ず図2に示すように、上記客室と戸外とを仕切る
建屋の壁10に設置されているガラリ11からの外気
(新気)OAと内気IAとを混合させながら吸入する給
気ファン7,7・・・を有する空気吸入口13,13・
・・を各々独立に備えた複数本の給気ダクト4,4・・
・と排気口8を客室内から戸外に貫通させたメイン排気
ダクト3との複数本のダクトを設置する一方、それらに
対応して、図6に示すような集気空間21aを有する径
の小さなドーム形状の排気フード21と空気吹出口23
を有する径の大きな傘形の給気チャンバー22とを上下
方向に所定寸法オフセットすることにより内外2層構造
に組合わせて設け、上記排気フード21の天板部中央下
方で上記排気ダクト3からのサブ排気ダクト(分岐ダク
ト)5先端の排気吸引口5aを開口させ、また上記給気
チャンバー22の上部で斜め接線方向に各給気ダクト
4,4・・・の給気導入口4a,4a・・・と給気旋回
空間24とを各々連通させる。そして、上記給気ダクト
4,4・・・の給気導入口4a,4a・・・を介して上
記給気チャンバー22の給気旋回空間24内接線方向に
導入した外気を効率良く旋回させながら多孔構造の整流
板27を介して整流した後に、上記給気チャンバー22
下方側の上記排気ドーム21の外周面側と給気チャンバ
ー22の下縁部内周面との間に設けた旋回流生成ステー
タ26,26・・・を有する環状の空気吹出口23に供
給し、該空気吹出口23から上記ロースター等臭気・煙
発生源を有する所定局所換気領域S,S・・・の外周囲
に螺旋状に吹き出して上述した旋回状態のエアカーテン
流F1を形成する。そして、それとともに、該旋回状態
のエアカーテン流F1内における空気を当該局所換気領
域S,S・・・外周囲への吹出空気とは逆の上記サブ排
気ダクト(分岐ダクト)5側排気吸引口5a方向に吸気
し、該吸気時の吸引負圧によって当該排気吸引口5a方
向に竜巻状に上昇する吸気旋回渦流F2を発生させて有
効に換気を行うトルネード型の換気装置に形成されてい
る。 【0034】そして、この実施の形態の場合、上述のよ
うに上記実施の形態1のようなメイン給気ダクト2は設
けられておらず、各換気装置1A〜1Cの各々給気ファ
ン7,7・・・を有する相互に独立した給気ダクト4,
4・・・の空気吸入口13,13・・・は、建屋の壁1
0の換気用のガラリ11を介して導入される外気OAと
内気IAとを客室空間内において適切に混合した上で吸
入するようになっている。 【0035】他方、メイン排気ダクト3は、上記実施の
形態1のものと同様に排気ファン9を介してその排気口
8部分が戸外に延設されている。 【0036】以上のように、この実施の形態のトルネー
ド型換気システムの構成では、給気ダクト4,4・・・
および給気用ファン7,7・・・を各トルネード型換気
装置1A〜1Cのそれぞれに独立に設置して、外気OA
と内気IAとの混合が可能となるようにしている。 【0037】したがって、給気用メインダクト2を施工
する必要がなくなるため、イニシャル費用削減、天井配
管設備の簡素化が可能となる。 【0038】また、給気用ファン7,7・・・を給気ダ
クト4,4・・・の給気導入口4a,4a・・・近傍に
設置できるようになるため、給気ダクト4,4・・・の
設置状況によっては給気導入口4a,4a・・・部分で
の速度分布の偏差を少なくすることができ、製品の性能
を安定化させることができる。 【0039】(実施の形態3) 次に図3は、本願発明の実施の形態3に係るトルネード
型換気システムの構成と作用を示している。 【0040】図3において、符号1は、例えば図3に示
すような状態で、焼肉店の客室空間内における臭気、煙
等汚染空気発生源であるロースター設置部等の所定換気
領域S,S・・・の上方に各々対応して設けられ、同換
気領域S,S・・・の周囲を戸外から導入した外気(新
気)OAによる上方側から下方側への旋回流状態のエア
カーテン流F1で包み込む一方、当該エアカーテン流F1
内中心部に作用する排気方向への吸引負圧により当該エ
アカーテン流F1内で上方に向けて生じる吸気旋回渦流
2により上記臭気、煙等汚染空気発生源であるロース
ター等からの臭気や煙等を周囲に飛散させることなく効
率良く吸引して戸外に排出する複数のトルネード型の換
気装置であり、この換気装置1は実際には実施の形態
1,2の場合と同様に複数台並設される。 【0041】そして、該換気装置1の各々は、前述の例
えば図6のものと同様に構成されている。 【0042】すなわち、この各換気装置1は、先ず図3
に示すように、上記客室と戸外とを仕切る建屋の壁10
を貫通した外気吸入口12とその内側の内気吸入口(下
面側)17との2組の空気吸入口を有し、室内側内気吸
入口17部分に図示のようなダンパー15を設けたメイ
ン給気ダクト2と、排気口8を客室内から戸外に貫通さ
せたメイン排気ダクト3との2本のメインダクトを設置
する一方、それらに対応して図6のような集気空間21
aを有する径の小さなドーム形状の排気フード21と空
気吹出口23を有する径の大きな傘形の給気チャンバー
22とを前述のように内外2層構造に組合わせて設け、
上記メイン排気フード21の天板部中央下方で上記メイ
ン排気ダクト3からのサブ排気ダクト5先端の排気吸引
口5aとを、また上記給気チャンバー22の上部で斜め
接線方向にメイン給気ダクト2のサブ排気ダクト4の給
気導入口4aと給気旋回空間24とを各々連通させる。
そして、上記給気分岐ダクト4の給気導入口4aを介し
て上記給気チャンバー22の給気旋回空間24内接線方
向に導入した外気を効率良く旋回させながら多孔構造の
整流板27を介して整流した後に、上記給気チャンバー
22下面の上記排気ドーム21の外周側と給気チャンバ
ー22下縁内周との間に設けた旋回流生成ステータ2
6,26・・・を有する環状の空気吹出口23に供給
し、該空気吹出口23から上記ロースター等臭気・煙発
生源を有する所定局所換気領域S,S・・・の外周囲に
螺旋状に吹き出して上述した旋回状態のエアカーテン流
1を形成する。そして、それとともに、該旋回状態の
エアカーテン流F1内における空気を当該局所換気領域
S,S・・・外周囲への吹出空気とは逆の上記サブ排気
ダクト5側排気吸引口5a方向に吸気し、該吸気時の吸
引負圧によって当該排気吸引口5a方向に竜巻状に上昇
する吸気旋回渦流F2を発生させて有効に換気を行うト
ルネード型の換気装置に形成されている。 【0043】そして、この実施の形態の場合、上記のよ
うにメイン給気ダクト2の外気吸入口12と室内側給気
用ファン7との間には、室内側に開口した内気導入用の
内気吸入口17が設けられ、該内気吸入口17部分に該
内気吸入口17の開口面積と上記メイン給気ダクト2内
の外気吸入口12側の通路面積とを相互に逆比例する形
で可変するダンパー15が設置されていて、上記外気吸
入口12を介して導入される外気OAと内気吸入口17
を介して供給される内気IAとを所定の割合で混合した
上で吸入給気するようになっている。他方、上記各実施
の形態のものと同様に上記メイン排気ダクト3は排気フ
ァン9を介して排気口8部分が戸外に延設されている。 【0044】そして、上記ダンパー15はダンパーコン
トローラー14によって回転駆動制御されるダンパーモ
ータ16により所定の相対開度θに回転駆動されるよう
になっている。 【0045】以上のように、この実施の形態のトルネー
ド型換気システムの構成では、ダンパー15によって室
内空気IAと室外空気OAとの混合比を任意に可変でき
るようになる。 【0046】したがって、例えば図4のフローチャート
のステップS1からステップS3に示すように、図3中に
設けた外気温度センサS3、内気温度センサS2により、
それぞれ外気温度と室内温度とを各々センシングしなが
ら、空気吹出口23の吹出温度センサS1の検出温度が
適切な温度になるように、それらの混合比(内外風量
比)を決定し、ダンパー15の相対開度θを調節するよ
うにすると、本来の空調温度を損なわず、最低限の快適
性を確保しながら、最大の局所給排気効果を得ることが
できるようになるため、より有効に空調負荷を削減する
ことができ、さらに有効にランニングコストを抑制でき
るようになる。 【0047】しかも、その構造は、図5に示す従来の場
合と略同様にメインとなる給排気ダクト2,3を同様に
接続し、内気吸入口17とダンパー15とを設けること
のみによって、簡単かつ確実に室内外空気の混合比を調
整制御することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明の実施の形態1に係るトルネード型換
気システムの構成と作用を示す図である。 【図2】本願発明の実施の形態2に係るトルネード型換
気システムの構成と作用を示す図である。 【図3】本願発明の実施の形態3に係るトルネード型換
気システムの構成と作用を示す図である。 【図4】同システムのダンパーコントロールユニットに
よるダンパー開度θの調整制御機能を示すフローチャー
トである。 【図5】従来のトルネード型換気システムの構成を示す
図である。 【図6】同システムの換気装置本体部分の構成を示す断
面図である。 【符号の説明】 1,1A,1B,1Cはトルネード型換気装置、2はメ
イン給気ダクト、3はメイン給気ダクト、4はサブ給気
ダクト、5はサブ排気ダクト、7は給気ファン、9は排
気ファン、10は壁、11はガラリ、14はダンパーコ
ントローラー、15はダンパー、16はダンパーモー
タ、17は内気吸入口、S1は吹出温度センサ、S2は内
気温度センサ、S3は外気温度センサである。
フロントページの続き (72)発明者 菊池 芳正 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (72)発明者 成川 嘉則 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社 堺製作所 金岡工場内 (56)参考文献 特開 平5−277013(JP,A) 特開 昭63−123939(JP,A) 実用新案登録3008827(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定空調空間内の所定の局所換気領域
    (S),(S),(S)を囲むように空気を旋回させて
    エアカーテン状に吹き出すとともに該エアカーテン状に
    吹き出される空気の内側において当該所定の局所換気領
    域(S),(S),(S)内の空気を旋回流状態で外部
    に吸引排気するトルネード型の換気装置(1A),(1
    B),(1C)と、該トルネード型の換気装置(1
    A),(1B),(1C)に対して上記吹き出し用の空
    気を供給する給気手段(2)と、上記トルネード型換気
    装置(1A),(1B),(1C)で吸引された空気を
    戸外に排気する排気手段(3),(9)とを備え、上記
    給気手段(2)は、給気ダクトよりなり、該給気ダクト
    の空気吸入口を所定の間隔を置いて建屋の外気取入口
    (11)に対向させて設けることにより、所定空調空間
    内の空気(IA)と戸外の空気(OA)とを混合して給
    気するようになっていることを特徴とするトルネード型
    換気システム。
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