JP2001201135A - 家屋換気装置 - Google Patents

家屋換気装置

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JP2001201135A
JP2001201135A JP2000012197A JP2000012197A JP2001201135A JP 2001201135 A JP2001201135 A JP 2001201135A JP 2000012197 A JP2000012197 A JP 2000012197A JP 2000012197 A JP2000012197 A JP 2000012197A JP 2001201135 A JP2001201135 A JP 2001201135A
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fan
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house
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Kazuhisa Ishizuka
一寿 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家屋の壁内部を利用し床下空気を室内に取入
れしうる家屋換気装置を提供する。 【解決手段】 家屋の壁2の内部に、床下空間Uから家
屋空間Rの上部までのびかつ前記家屋空間Rで開口する
空気吹出し口5を有する空気通路3を有する。この空気
通路3は、床下空間Uの床下空気を取り入れかつ空気吹
出し口5から吐出する床下空気取入れ用のファン7を具
える。該ファン7は、垂直軸回りで回転する回転軸11
aの回りに該回転軸に沿ってのびる多数の羽根11bを
リング状に配した翼車11を有する貫流ファン10から
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の壁内部を利
用して床下空気を室内に取入れでき、しかも室内の外観
低下を防ぎうる家屋換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
家屋空間を換気するに当たって、床下空間の空気を家屋
空間に供給する換気装置が種々開発されている。例えば
図9、図10に示すように、この換気装置aは例えば家
屋空間bを間仕切りする間仕切り用の壁パネルc1、c
2間に介在して上下にのびるタワ−状をなすとともに、
その内部に床下空間dから家屋空間bの上部まで延びる
空気通路eが形成されている。
【0003】またこの空気通路eには、上、下のファン
f、gが配されており、例えば夏季には下のファンgを
用いて床下空間dの冷気を吸い込んで下の吹き出し口h
から家屋空間bに吹き出しうる他、冬季には上のファン
fを用いて家屋空間bの上部に滞留しがちな暖気を空気
取入れ口iから取り入れて上の吹出し口jから吹き出し
しうる。また、空気通路e内には、風向調節用のダンパ
−mが設けられており、図9に実線で示す位置に操作し
て上、下のファンf、gを同時に駆動することにより、
床下空間dの空気と家屋空間bの上部の空気とを、同時
に家屋空間bに供給するなど必要な空気の循環を行うこ
とができる。
【0004】しかしながら前記換気装置aは、ファン
f、gには、水平軸f1、g1の回りで回転するロ−タ
を有するシロッコファンなどが用いられていたため、フ
ァンの前面となる空気取入れ口f2、g2の前には空気
を吸い込むための十分な間隙Kを確保する必要がある。
このため前記換気装置aの外面は、図8に示したよう
に、壁パネルc1、c2の厚さWよりも厚さ方向で大き
く張出し、見栄えを損なうという問題があった。
【0005】また、このような換気装置aは、例えば壁
パネルc1、c2とは別個独立した装置として構成され
ていたため、外観上目立ち易く、又人によっては奇抜と
感じることもあるなど屋内の外観を損なうなどの問題が
あった。
【0006】本発明は、以上のような問題に鑑み案出さ
れたもので、家屋の壁内部に、床下空間から家屋空間の
上部までのびかつ前記家屋空間で開口する空気吹出し口
を有する空気通路を形成して床下空気取入れ用のファン
を設けるとともに、該ファンを、垂直軸回りで回転する
回転軸の回りに該回転軸に沿ってのびる多数の羽根をリ
ング状に配した翼車を有する貫流ファンから構成するこ
とを基本として、装置の厚さを減じることを可能として
前記問題点を解決しうる家屋換気装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、家屋の壁内部に、床下空間から家屋空間の
上部までのびかつ前記家屋空間で開口する空気吹出し口
を有する空気通路を有し、この空気通路は、床下空間の
床下空気を取り入れかつ前記空気吹出し口から吐出する
床下空気取入れ用のファンを具えるとともに、該床下空
気取入れ用のファンは、垂直軸回りで回転する回転軸の
回りに該回転軸に沿ってのびる多数の羽根をリング状に
配した翼車を有する貫流ファンからなることを特徴とす
る家屋換気装置である。
【0008】また請求項2記載の発明では、前記空気通
路は、一端がこの貫流ファンの空気吸引部に連通しかつ
他端が前記床下空間に連通するダクトを具えるととも
に、前記空気吹出し口を、前記貫流ファンの空気吐出部
に沿って上下にのびる小巾の壁開口部としたことを特徴
とする請求項1記載の家屋換気装置である。
【0009】また請求項3記載の発明は、前記空気通路
は、該空気通路に設けた家屋空間の高所で開口する空気
取り入れ口から高所空気を取り入れて、前記空気吹出し
口から吐出する高所空気取り入れ用のファンを具え、か
つこの高所空気取り入れ用のファンが、垂直軸回りで回
転する回転軸の回りに該回転軸に沿ってのびる多数の羽
根をリング状に配した翼車を有する貫流ファンからなる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の家屋換気
装置である。
【0010】また請求項4記載の発明は、前記空気通路
は、一端がこの高所空気取り入れ用の貫流ファンの空気
吸引部に連通しかつ他端が前記高所で開口する空気取り
入れ口に連通するダクトを具えるとともに、前記空気吹
出し口を、前記高所空気取り入れ用の貫流ファンの空気
吐出部に沿って上下にのびる小巾の壁開口部としたこと
を特徴とする請求項3記載の家屋換気装置である。
【0011】また請求項5記載の発明は、前記空気通路
は、前記床下空気取入れ用のファンと前記高所空気取り
入れ用のファンとにより床下空気と高所空気とを混合し
て前記空気吹出し口から吐出することを特徴とする請求
項3又は請求項4記載の家屋換気装置である。
【0012】また請求項6記載の発明は、前記空気吹出
し口は前記壁に形成される段差部に設けられることを特
徴とする請求項1乃至請求項5記載の家屋換気装置であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の家屋換気装置の
部分斜視図を、図2はその空気通路を壁面と平行な面で
切断した断面図、図3は空気通路を壁面と直角な面で切
断した断面図、図4はそのX−X断面図をそれぞれ示し
ている。図において本実施形態の家屋換気装置1は、家
屋の壁2の内部に床下空間Uから家屋空間Rの上部、例
えば天井付近にまでのびる空気通路3を具えている。前
記壁2は、本例では家屋空間Rを仕切る間仕切り壁であ
って、矩形の枠組2aの両側に面材2bを添設した壁パ
ネルPで構成され、この壁パネルPの内部に前記空気通
路3が形成されている。
【0014】空気通路3は、本例ではその内部の空気を
壁パネルPの内部空気と隔離しうるパイプ状のダクト4
を用いて形成されたものを示す。これにより、壁パネル
P内に堆積した塵埃等がこの空気通路3内に混入するこ
とが防止できる。なおこのダクト4は、壁パネルP内の
縦、横の枠材又は面材などを利用し適宜固定できる。
【0015】本例の空気通路3は、一端が床下空間Uに
連通した床下空気取り入れ口Aに、かつ他端が高所位置
にて家屋空間Rに連通する空気取り入れ口Bにのびる主
流路3Aを有する。またこの主流路3Aには、下の分岐
路3B、上の分岐路3Cがそれぞれ設けられている。下
の分岐路3Bは、主流路3Aの下位側で壁パネルPの面
材2bに沿って水平方向に分岐した後、一方の面材2b
に向かってほぼ直角に折れ曲がり家屋空間Rで開口する
第1の空気吹出し口5に連通している。また上の分岐路
3Cは、主流路3Aの上位側で同様に面材26に沿って
水平方向に分岐した後、一方の面材26に向かってほぼ
直角に折れ曲がり家屋空間Rの上位で開口する第2の空
気吹出し口6に連通している。なお床下空気取り入れ口
Aは、図1、図3に示す如く、例えば床パネルPFと基
礎Fとの間の隙間などによって形成しうる。
【0016】前記下の分岐路3Bには、前記床下空気取
り入れ口Aから床下空間Uの床下空気を取り入れかつ前
記第1の空気吹出し口5から吐出する床下空気取入れ用
のファン7が設けられる。また前記上の分岐路3Cに
は、天井付近の空気を取り入れかつ前記第2の空気吹出
し口6から吐出する高所空気取入れ用のファン9が設け
られる。そして本例では、これらの床下空気取入れ用の
ファン7、高所空気取り入れ用のファン9が、いずれも
同一の貫流ファン10A、10B(以下、単に総称する
ときは貫流ファン10と記載することがある。)で構成
されているものを示す。
【0017】貫流ファン10は、図2、図4に示すよう
に、垂直軸回りで回転する翼車11と、この翼車11を
回転駆動する電動機12とを含む。また翼車11は、回
転軸11aの回りに該回転軸11aに沿ってのびる多数
の羽根11bをリング状に配して構成され、その外周を
本例では各分岐路3B、3Cを形成しているダクト4を
兼ねたケーシング部Cにより包囲されている。
【0018】下の分岐路3Bにおいて、ケーシング部C
は、上下で前記回転軸11aを回動自在に支持するとと
もに、翼車11の外周部の非対称位置に、主流路3Aを
介して床下空間Uに連通する広い開口部をなす空気吸引
部13と、前記第1の空気吹出し口5に連通する狭い開
口部をなす空気吐出部14とを具えている。また上の分
岐路3Cにおいても、ケーシング部Cは、上下で前記回
転軸11aを回動自在に支持するとともに、図4と同様
に翼車11の外周部に、主流路3Aを介して家屋空間R
に連通する広い開口部をなす空気吸引部と、前記第2の
空気吹出し口6に連通する狭い開口部をなす空気吐出部
とを具えている。なお高所空気取入れ用の貫流ファン1
0Bは、本実施形態では床下空気取り入れ用の貫流ファ
ン10Aと同軸上に設置し省スペース化を図っている。
【0019】貫流ファン10は、図4に示す如く翼車1
1が垂直軸回りで回転することにより、該翼車11の外
周かつ空気吐出部14側に遠心力を強く発生させること
により、前記空気吸引部13から空気吐出部14へと翼
車11内を貫通する貫通流FLを生じさせ送風を行うこ
とができる。
【0020】また例えば、貫流ファン10は、空気吸引
部13を、翼車11の面材2b側を向くファンの前面で
はなく、壁パネルPの面材2bの平面方向に沿った側面
に設けている。そしてこの側面から例えば下の分岐路3
Bにおいては、床下空気取り入れ口Aから床下空間Uの
床下空気を吸い込むとともに、この吸い込んだ空気を水
平面内で約90゜向き変えして空気吐出部14から第1
の空気吹出し口5を経て家屋空間Rに吹き出ししうる。
また上の分岐路3Cにおいては、天井付近の高所空気を
吸い込むとともに、この吸い込んだ空気を同様に水平面
内で約90゜向き変えして第2の空気吹出し口6を経て
家屋空間Rに吹き出ししうる。
【0021】このように貫流ファン10を用いることに
より、その空気吸引部13を翼車11の外周面の自在な
位置に設定できるため、従来の回転軸を水平として配さ
れたシロッコファンのようにファンと壁2の内面との間
に大きな空気吸引スペースを確保することを不要としう
る。従って、家屋換気装置1の厚さ寸法を小、すなわち
壁2の厚さとの差を小とし、或いは本例のように壁パネ
ルP内に家屋換気装置1を収めることも可能になり、壁
2との一体性を高めて屋内の外観低下を防止しうる。な
お壁パネルPの前記面材2bは、家屋換気装置1のメン
テナンス用として部分的に脱着自在な取り外し部を設け
るのが好ましい。
【0022】また各貫流ファン10の空気吐出部14
は、例えば翼車11の軸方向長さとほぼ等しい上下範囲
に亘り形成されるとともに、第1、第2の空気吹出し口
5、6は、貫流ファン10の空気吐出部14に沿って上
下にのびるスリット状の小巾、例えば50〜300mm程
度、より好ましくは50〜100mmの巾をなす壁開口部
16で形成されている。これにより、壁2に形成される
各空気吹出し口5、6を目立ち難くし、かつ効率よく貫
流ファン10からの風量を通過させうる。なお壁開口部
16、空気取り入れ口Bには、本例ではそれぞれ防虫、
防塵用のフィルタ17と、吹き出し風向を変化させ又は
この空気の吹き出しを閉止しうるルーバ15とを付設し
たものを例示している。
【0023】また本実施形態の空気通路3は、床下空間
Uの空気と家屋空間Rの上部の空気を混合しうるバイパ
ス路20を具えたものを例示している。バイパス路20
は、本例では一端が前記下の分岐路3Bの空気吐出部1
4に連通し、かつ他端が該下の分岐路3Bと上の分岐路
3Cとの間において前記主流路3Aに交わり部21で連
通している。またバイパス路20は、前記交わり部21
に切替弁22を具える。
【0024】切替弁22は、操作レバー(図示省略)の
操作により、図2に示す如く、交わり部21において、
床下空間Uと空気取り入れ口Bとを連通させる第1の位
置S1と、床下空気取り入れ用の貫流ファン10Aから
吐出された空気吐出部14と上の分岐路3Cの空気吸引
部13とを連通させる第2の位置S2とに切り換えしう
る。
【0025】以上のように構成された本実施形態の家屋
換気装置1の動作について図5に示す空気通路3の略図
を用いて説明する。例えば切替弁22を第1の位置S1
に切り換えて、床下空気取り入れ用の貫流ファン10A
と高所空気取り入れ用の貫流ファン10Bの双方を駆動
する。これにより、床下空気取り入れ口Aより床下空間
Uの空気が第1の空気吹出し口5を経て家屋空間Rへ供
給される。また天井付近の空気は空気取り入れ口Bより
第2の空気吹出し口6を経て家屋空間Rに供給される。
これにより、冬季には外気に比べて暖かく、又夏季にお
いては外気に比べて冷たい新鮮な床下空気を、家屋空間
Rに供給することができる他、家屋空間Rの天井付近の
暖気を家屋空間R下方に循環することができ、例えば居
室内の高位とと低位で温度変化を均一化するなど快適な
換気をなしうる。
【0026】また、前記空気通路3は、床下空気取り入
れ口Aから家屋空間Rの高所で開口する空気取り入れ口
Bまで上下にのびる主流路3Aを具えることにより、床
下空気取入れ用の貫流ファン10A又は高所空気取り入
れ用の貫流ファン10Bのいずれか一方のみを駆動する
ことにより、高位又は低位のいずれか好みの位置から床
下空気を家屋空間Rに供給することが可能となる点でも
好ましい。
【0027】また、図6に示すように、例えば切替弁2
2を第2の位置S2に切り換えかつ第1の空気吹出し口
5のルーバ15を操作して該第1の空気吹出し口5を閉
止した状態において、床下空気取り入れ用の貫流ファン
10Aと高所空気取り入れ用の貫流ファン10Bの両方
を駆動させることができる。これにより、床下空気取入
れ用の貫流ファン10Aから吐出された床下空間Uの空
気は、バイパス路20を経て高所空気取り入れ用の貫流
ファン10Bの空気吸引部13に送給され、空気取り入
れ口Bから吸い込まれた天井付近の空気と混合して、高
所空気取り入れ用の貫流ファン10Bにより第2の空気
吹出し口6から家屋空間Rに供給される。このように家
屋空間Rの上部の暖かい空気と床下空間Uの新鮮な空気
とが適度に混合されて快適な換気を行うことができる。
【0028】なお、本例のバイパス路20は、床下空気
取入れ用の貫流ファン10Aの空気吐出部14から上方
にのびて主流路3Aに接続されたものを例示したが、該
バイパス路20は、高所空気取り入れ用の貫流ファン1
0Bの空気吐出部14に連通させるものや、前記高所空
気取り入れ用の貫流ファン10Bの空気吐出口14から
主流路3Aに連通するものなど、種々変更しうるのは言
うまでもない。
【0029】図7、図8には本発明の他の実施形態とし
て図3のX−X線断面に相当する壁2の断面図を示して
いる。本例では、壁2が、基壁部30と、この基壁部3
0よりも厚さが大の厚壁部31とを具えることにより段
差部32を有し、前記空気吹き出し口5(又は6)が、
この段差部32に設けられたものを例示している。なお
段差部32に空気吹き出し口5、6を設ける態様として
は、図7の如く空気吹出し口5(又は6)を段差部32
に直接設ける場合の他、図8の如く、段差部32に沿っ
た基壁部30に設ける場合も含まれる。これにより、空
気吹き出し口5、6は該段差部32により視界から遮ら
れ易くなるなど、より目立ち難くなり、家屋換気装置1
の壁2との一体感をさらに高めうる。
【0030】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれらの実施形態に限られず、例えば空気
吹き出し口を1つとして簡易に構成しうることは言うま
でもなく、また壁2として間仕切り壁を例示したが、例
えば外壁などをを用いることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、壁の内部に配される床下空気取り入れ用のファ
ンが貫流ファンからなることにより、その空気吸引部を
翼車の外周面の自在な位置に設定できるため、従来のシ
ロッコファンのようにファンと壁面との間に大きな空気
吸引スペースを確保することが不要となり家屋換気装置
の厚さ寸法を小とし、壁との一体性を高めて屋内の外観
低下を防止しうる。
【0032】また請求項2記載の発明では、一端が貫流
ファンの空気吸引部に連通しかつ他端が前記床下空間に
連通するダクトを設けることにより、床下空気と壁の内
部空気との混合を防止しつつ床下空気を効率よく貫流フ
ァンの空気吸引部に導くことができる。また空気吹き出
し口を貫流ファンの空気吐出部に沿って上下にのびる小
巾の壁開口部としたことにより、吹出し口を目立ちにく
くしつつ効率よく家屋空間に供給することができる。
【0033】また請求項3ないし4記載の発明では、空
気通路は該空気通路に設けた家屋空間の高所で開口する
空気取り入れ口から高所空気を取り入れて、前記空気吹
出し口から吐出する高所空気取り入れ用のファンを具え
ることにより、家屋空間の上方の暖かい空気を家屋空間
の下方に循環させることが可能となるため、例えば居室
内での温度むらを無くすなど快適な換気を行いうる。
【0034】また請求項5の発明は、前記空気通路は前
記床下空気取入れ用のファンと前記高所空気取り入れ用
のファンとにより床下空気と高所空気とを混合して前記
空気吹出し口から吐出しうる結果、家屋空間の上部の暖
かい空気と床下空間の新鮮な空気とを混合して家屋空間
に供給でき、より快適な換気をなしうる。
【0035】また請求項6の発明では、前記空気吹出し
口は前記壁に形成される段差部に設けることにより、空
気吹出し口を段差部の影を利用して外部から視認しづら
くでき、デザイン性に優れた家屋空間の形成が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の家屋換気装置の斜視図であ
る。
【図2】その空気通路を示す壁面と平行な断面図であ
る。
【図3】その空気通路を示す壁面と直角な断面図であ
る。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】空気の流れを説明する概略断面図である。
【図6】空気の流れを説明する概略断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す壁の断面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施形態を示す壁の断面図であ
る。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【図10】その壁面と直角な断面図である。
【符号の説明】
1 家屋換気装置 2 壁 3 空気通路 4 ダクト 5 第1の空気吹き出し口 6 第2の空気吹き出し口 7 床下空気取り入れ用のファン 9 高所空気取り入れ用のファン 10、10A、10B 貫流ファン 11 翼車 11a 回転軸 11b 羽根 13 空気吸引部 14 空気吐出部 16 壁開口部 32 段差部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の壁内部に、床下空間から家屋空間の
    上部までのびかつ前記家屋空間で開口する空気吹出し口
    を有する空気通路を有し、 この空気通路は、床下空間の床下空気を取り入れかつ前
    記空気吹出し口から吐出する床下空気取入れ用のファン
    を具えるとともに、 該床下空気取入れ用のファンは、垂直軸回りで回転する
    回転軸の回りに該回転軸に沿ってのびる多数の羽根をリ
    ング状に配した翼車を有する貫流ファンからなることを
    特徴とする家屋換気装置。
  2. 【請求項2】前記空気通路は、一端がこの貫流ファンの
    空気吸引部に連通しかつ他端が前記床下空間に連通する
    ダクトを具えるとともに、 前記空気吹出し口を、前記貫流ファンの空気吐出部に沿
    って上下にのびる小巾の壁開口部としたことを特徴とす
    る請求項1記載の家屋換気装置。
  3. 【請求項3】前記空気通路は、該空気通路に設けた家屋
    空間の高所で開口する空気取り入れ口から高所空気を取
    り入れて、前記空気吹出し口から吐出する高所空気取り
    入れ用のファンを具え、 かつこの高所空気取り入れ用のファンが、垂直軸回りで
    回転する回転軸の回りに該回転軸に沿ってのびる多数の
    羽根をリング状に配した翼車を有する貫流ファンからな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の家屋換
    気装置。
  4. 【請求項4】前記空気通路は、一端がこの高所空気取り
    入れ用の貫流ファンの空気吸引部に連通しかつ他端が前
    記高所で開口する空気取り入れ口に連通するダクトを具
    えるとともに、 前記空気吹出し口を、前記高所空気取り入れ用の貫流フ
    ァンの空気吐出部に沿って上下にのびる小巾の壁開口部
    としたことを特徴とする請求項3記載の家屋換気装置。
  5. 【請求項5】前記空気通路は、前記床下空気取入れ用の
    ファンと前記高所空気取り入れ用のファンとにより床下
    空気と高所空気とを混合して前記空気吹出し口から吐出
    することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の家屋
    換気装置。
  6. 【請求項6】前記空気吹出し口は前記壁に形成される段
    差部に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項
    5記載の家屋換気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139232A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Panahome Corp 換気構造
JP2007139233A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Panahome Corp 換気構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007139232A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Panahome Corp 換気構造
JP2007139233A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Panahome Corp 換気構造

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