JP2006002969A - 同時給排形換気装置 - Google Patents

同時給排形換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006002969A
JP2006002969A JP2004177865A JP2004177865A JP2006002969A JP 2006002969 A JP2006002969 A JP 2006002969A JP 2004177865 A JP2004177865 A JP 2004177865A JP 2004177865 A JP2004177865 A JP 2004177865A JP 2006002969 A JP2006002969 A JP 2006002969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
fan
port
air supply
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004177865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4432633B2 (ja
Inventor
Hideki Hayashi
英樹 林
Yoshihiro Kusunoki
賀弘 楠
Tomonobu Wakamatsu
朋宜 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004177865A priority Critical patent/JP4432633B2/ja
Priority to PCT/JP2005/010394 priority patent/WO2005124240A1/ja
Priority to CNB200580005353XA priority patent/CN100476309C/zh
Publication of JP2006002969A publication Critical patent/JP2006002969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4432633B2 publication Critical patent/JP4432633B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/007Ventilation with forced flow
    • F24F7/013Ventilation with forced flow using wall or window fans, displacing air through the wall or window
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/04Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation
    • F24F7/06Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit
    • F24F7/10Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit with air supply, or exhaust, through perforated wall, floor or ceiling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】装置本体の奥行き方向の厚さを薄くして装置全体の大きさを小型化できる同時給排形換気装置を提供する。
【解決手段】室内壁2を貫通する二層ダクト3内の仕切り部6により形成される給気風路4と排気風路5にそれぞれ連通し隣り合う室外側給気口7と室外側排気口8を有して室内壁2側に配設される本体の内部に、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2の壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の中心を給気用ファン9の回転の中心と排気用ファン10の回転の中心との間で、給気用ファン9の回転の中心側寄りとなるように配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部が排気風路と給気風路とに分割された二層ダクトを介して室外空気を取り入れ、室内空気を室外に排出する同時給排形換気装置に関するものである。
従来、この種の同時給排形換気装置としては、内部に熱交換素子を有して室内空気と室外空気を熱交換して換気による室内環境のエネルギーロスを軽減する壁掛けタイプの熱交換形換気装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この熱交換形換気装置は、建物の壁面に取り付けられた箱体状の本体内を排気通路と吸気通路とに分割し、この排気通路と吸気通路との内部にその回転軸が前記壁面に対し垂直となる吸排気用の送風機を設け、内部が排気風路と吸気風路に分割されて建物の壁等を貫通させて設けられる二層ダクトに前記排気通路と前記吸気通路とが連通し、前記排気通路と吸気通路とが交差する部分に熱交換素子を設け、室外空気と室内空気を熱交換する構成としている。また、前記吸排気用の送風機は、一つの電動機から両端側に突出する同軸の回転軸の端部にそれぞれ固定された排気用ファンと吸気用ファンで構成され、排気用ファンと吸気用ファンは壁に向かって重なるように本体内の一方側寄りに配置され、他方側寄りには前記熱交換素子が配置されている。
また、他の同時給排形換気装置として、排気風路と吸気風路が同一ダクト内に構成されずに、独立した二本の排気用ダクトおよび吸気用ダクトに接続されて使用される熱交換形換気装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この熱交換形換気装置は、本体内に相互に独立した排気通路と吸気通路とが形成され、前記排気通路と吸気通路とは熱交換器において熱交換可能に交差し、吸気送風機および排気送風機とにより吸排気が同時に行われるものである。また、排気送風機および吸気送風機は本体の取付壁面に対し垂直方向の回転軸を備えて前記取付壁面に沿う方向に並んで配置されている。また、前記排気送風機は前記熱交換器を介して排気用ダクトに連通し、前記吸気送風機は前記熱交換器を介して吸気用ダクトに連通している。
実開昭57−46732号公報(第1図参照) 実開平2−536号公報(第1図参照)
このような従来の同時給排形換気装置では、前者の特許文献1に記載されている熱交換形換気装置においては、吸排気用の送風機が、一つの電動機から両端側に突出する同軸の回転軸の端部にそれぞれ固定された排気用ファンと吸気用ファンで構成され、排気用ファンと吸気用ファンは壁に向かって重なるように本体内の一方側寄りに配置されているので、本体の横方向の長さは小さくできるものの、取付壁面から突出する本体の奥行き厚さは厚くなってしまい、全体として装置が大型化になるという課題があった。
また、後者の特許文献2に記載されている熱交換形換気装置においては、排気送風機および吸気送風機が取付壁面に対し垂直方向の回転軸を有して前記取付壁面に沿う方向に並んで配置されているので、取付壁面から突出する本体の奥行き厚さは、前者の熱交換形換気装置に比べて薄くできるものの、個々に独立した排気用ダクトと吸気用ダクトを有しているため、建物の壁等に二箇所の貫通穴を開口しなければならず、施工性が悪く、建物の気密性を損なうという課題があった。
さらに、後者の熱交換形換気装置に、内部が排気風路と給気風路とに分割された二層ダクトを接続して、施工性および建物の気密性の課題を解消しようとしても、二層ダクトの前記排気風路と前記給気風路をそれぞれ排気送風機と吸気送風機に連通させようと構成することにより、装置が全体として大きくなってしまうという課題があり、また、吸気通路および排気通路の抵抗が大きくなり、同時給排の換気性能が十分に得られないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、装置本体の奥行き方向の厚さを薄くして装置全体の大きさを小型化できる同時給排形換気装置を提供することを目的としている。
また、装置を大型化しないで、同時給排の換気性能を確保することのできる同時給排形換気装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の同時給排形換気装置は、1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの中心を前記給気用ファンの回転の中心と前記排気用ファンの回転の中心との間で、前記給気用ファンの回転の中心側寄りとなるように配設したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気用ファンの回転の中心が、前記二層ダクトの給気風路に連通する前記室外側給気口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、1本のダクトの内部を仕切って二層ダクト内に形成される給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、前記室外側給気口と対向する位置に吸込口を有し室内側に向かって給気する給気用ファンと、室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの内部に設けられた前記仕切り板の一部が前記給気用ファンの前記吸込口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気風路と排気風路を区画するために二層ダクトの内部中央で仕切られた仕切り部に対し垂直で前記仕切り部から前記二層ダクトの給気風路の内面に至る最も距離のある部分が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口の一部が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口が、室内側に構成される前記排気用ファンの吸込口の内側に含まれない位置に、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンの側方に位置する前記給気用ファンと室内壁との間に、前記排気用ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を備えたことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を形成し、前記排気通路の側壁に前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を全体として前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜するように形成したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路において、前記吐出口に対する前記排気通路の側壁の傾斜角度を上流側よりも下流側の方を大きく形成したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記排気用ファンおよび前記給気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、遠心ファンをターボファンで構成することを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの内部に、前記排気用ファンの外形を囲み、下流側の前記吐出口に向かうにつれて前記排気用ファンの外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部を設けることを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記室内側給気口と室内側排気口を本体に対して対角線上に離して配置したことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、前記室内側給気口または前記室内側排気口を本体の側面に設けたことを特徴とする。
また、本発明の同時給排形換気装置は、排気用ファンの遠心吐き出し方向が排気ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を形成する給気用ファン側の側壁に対して平行な方向となるように前記排気用ファンの回転軸を傾けることを特徴とする。
本発明の同時給排形換気装置によれば、装置本体の奥行き方向の厚さを薄くして装置全体の大きさを小型化することができる。
また、装置を小型化するとともに、同時給排の換気性能を確保することのできる同時給排形換気装置が得られる。
請求項1記載の同時給排形換気装置の発明は、1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの中心を前記給気用ファンの回転の中心と前記排気用ファンの回転の中心との間で、前記給気用ファンの回転の中心側寄りとなるように配設したことを特徴とするものであり、給気用ファンの吸込口を室外側給気口に近づけることにより給気用ファンの吸込口周りの風路抵抗を低減できるとともに、排気用ファンの吐出口から室外側排気口への距離を確保して排気流の風路抵抗を低減することができるので、同時給排換気の給気風量と排気風量とがバランスのとれた性能を有する同時給排形換気装置を得ることができる。
請求項2記載の同時給排形換気装置の発明は、1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気用ファンの回転の中心が、前記二層ダクトの給気風路に連通する前記室外側給気口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とするものであり、給気用ファンの吸込口を室外側給気口に近づけて対向する位置に設定することにより、給気用ファンの吸込口から直接的に形成される風路を経由して室外空気を二層ダクト内から取り込むことができるとともに、室外側排気口を給気用ファン寄りに設けることになり排気用ファンの性能を確保しつつ排気用ファンと給気用ファンを極力接近させて配置させることが可能になり装置本体の横方向寸法を小さくできる。
請求項3記載の同時給排形換気装置の発明は、1本のダクトの内部を仕切って二層ダクト内に形成される給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、前記室外側給気口と対向する位置に吸込口を有し室内側に向かって給気する給気用ファンと、室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの内部に設けられた前記仕切り板の一部が前記給気用ファンの前記吸込口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とするものであり、室外側排気口と排気用ファンの吐出口との距離を長く設けることができるため、排気流の流れの方向を急激に変えることなく室外側排気口に導くことができる。また、室内壁に対して垂直方向の本体の奥行き長さを短くして小型化しても前記排気通路を室内壁に対して斜め方向に長く形成できるので、排気風量を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気風路と排気風路を区画するために二層ダクトの内部中央で仕切られた仕切り部に対して垂直方向で前記仕切り部から前記二層ダクトの給気風路の内面に至る最も距離のある部分が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とするものであり、室外側給気口の中央部を給気用ファンの吸込口に近づけて対向させることにより、給気用ファンの吸込口の中央部付近の室外側に室外側給気口が存在するため、二層ダクト内から取り込む給気流の吸込風路の抵抗を低減することができるとともに、室外側排気口を給気用ファン寄りに設けることにもなり排気用ファンの性能も確保することができる。
請求項5記載の換気装置の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口の一部が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とするものであり、室外側排気口を給気用ファンよりに偏らせて設けることにより、室外側排気口と排気用ファンの吐出口との距離を長く設けることができるため、室外側排気口から排気用ファンの吐出口に至って形成される排気通路を長く形成して排気風量を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1または2に記載の同時給排形換気装置において、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口が、室内側に構成される前記排気用ファンの吸込口の内側に含まれない位置に、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とするものであり、室外側排気口を排気用ファンから離れて設けることにより、室外側排気口と排気用ファンの吐出口との距離を長く設けることができるため、室外側排気口から排気用ファンの吐出口に至って形成される排気通路を長く形成して排気風量を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンの側方に位置する前記給気用ファンと室内壁との間に、前記排気用ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を備えたことを特徴とするものであり、排気用ファンを給気用ファンに近づけて配置することにより、装置本体の横方向寸法を小さくして本体を小型に形成することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を形成し、前記排気通路の側壁に前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とするものであり、排気用ファンから吐き出される気流をスムーズに室外側排気口に導入することができ、排気通路の風路抵抗を低減し排気流の風量特性を向上させることができる。また、装置本体を大きくすることなく、給気用ファンの室内壁側のスペースを有効に活用して排気通路を形成することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を全体として前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜するように形成したことを特徴とするものであり、排気用ファンから吐き出される気流をよりスムーズに室外側排気口に導入することができ、風路抵抗を低減し排気流の風量特性をさらに向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の同時給排形換気装置において、前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路において、前記吐出口に対する前記排気通路の側壁の傾斜角度を上流側よりも下流側の方を大きく形成したことを特徴とするものであり、排気通路の上流側を給気用ファンから離れる方向に形成し、かつ、排気通路の下流側の室内壁面に対する角度を上流側よりも小さくすることにより、上流側では給気用ファンの吸込口周囲の空間を大きくして風路抵抗を軽減できるとともに、下流側では本体の室内壁側の奥行き寸法を小さくすることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記排気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とするものであり、ファン周囲の任意の場所に遠心方向に吐出口を設けることが可能となるので、ファンの性能を損なうことなく、室外側排気口へ連通する排気用ファンの吐出口を設定することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記排気用ファンおよび前記給気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とするものであり、排気用ファンの室内側排気口および給気用ファンの室内側給気口を、排気性能および給気性能を損なうことなく、本体の側面に設けることにより、本体を薄形化できることになり、また、排気用ファンの室内側給気口と給気用ファンの室内側排気口をそれぞれ本体の側面に設けられるので、給気流と排気流のショートサーキットを防止する気流を形成することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の同時給排形換気装置において、遠心ファンをターボファンで構成することを特徴とするものであり、渦巻状のケーシングを形成しなくても一定以上のファン特性を発揮することができるので、換気性能を確保しつつ、装置本体を小型化することができる。
請求項14に記載の発明は、請求項11〜13のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの内部に、前記排気用ファンの外形を囲み、下流側の前記吐出口に向かうにつれて前記排気用ファンの外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部を設けることを特徴とするものであり、排気用ファンケーシングの内部空間を有効に活用して吐出口に至る流れを効率化することにより、排気性能を高めることができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、前記室内側給気口と室内側排気口を本体に対して対角線上に離して配置したことを特徴とするものであり、室内へ供給する給気流と室内空気を吸い込む排気流が本体において離れた位置で形成されることにより、給気流と排気流がショートサーキットするのを防止することができ、室内の換気を効果的に行える。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の同時給排形換気装置において、前記室内側給気口または前記室内側排気口を本体の側面に設けたことを特徴とするものであり、給気用ファンまたは排気用ファンと本体の前面裏側とのスペースを大きく設けなくても、給気流路または排気流路が形成できるので装置本体の奥行き寸法を小さくして薄形に形成することができる。
請求項17に記載の発明は、請求項11〜13のいずれかに記載の同時給排形換気装置において、排気用ファンの遠心吐き出し方向が排気ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を形成する給気用ファン側の側壁に対して平行な方向となるように前記排気用ファンの回転軸を傾けることを特徴とするものであり、排気流を排気通路にスムーズに流すことにより、排気性能をさらに向上させることができる。
以下、本発明の同時給排形換気装置の形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の同時給排形換気装置の構成を示す下方からみた断面図である。図2は本発明の同時給排形換気装置における室外側給気口および室外側排気口と給気用ファンの位置関係を示す正面図である。図3は本発明の同時給排形換気装置の各構成要素を示す斜視図である。図4は本発明の同時給排形換気装置の給気用ファンが設けられている側の内部構成を示した側断面図である。図5は本発明の同時給排形換気装置の排気用ファンが設けられている側の内部構成を示した側断面図である。
図1〜図5に示すように、本発明の同時給排形換気装置は、室内壁2を貫通する二層ダクト3内の仕切り部6により形成される給気風路4と排気風路5にそれぞれ連通し隣り合う室外側給気口7と室外側排気口8を有して室内壁2に配設されるフレームベース14と、このフレームベース14とルーバー1とで囲まれる本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン9、および給気用ファン9の側方に設けられ室外側に排気するための排気用ファン10と、給気用ファン9を介して室外側給気口7と連通するようにルーバー1の上面および前面上部に設けられる室内側給気口11、12と、排気用ファン10を介して室外側排気口8と連通するようにルーバー1の下面に設けられる室内側排気口13とを備え、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2の壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の中心を給気用ファン9の回転の中心と排気用ファン10の回転の中心との間で、給気用ファン9の回転の中心側寄りとなるように配設したものである。
なお、給気用ファン9および排気用ファン10のそれぞれの回転軸9a、10aは、同時給排形換気装置が設置される室内壁2に対して垂直な方向であるが、ここでいう「室内壁2に対して垂直方向に配設する」ということは、ファンの形状はその回転軸に平行な方向よりも垂直な方向のほうが長く形成されるものであるため、フレームベース14に対して給気用ファン9および排気用ファン10を配設する際に各ファンの吸込口が室内壁2の壁面に沿ってほぼ平行となるようにすることでファンの室内側への突出長さを小さく押さえ、同時給排形換気装置本体の室内側へ突出する厚さを薄くする作用効果があることを意図している。すなわち、本体を室内壁2に取り付けたときに給気用ファン9および排気用ファン10のそれぞれの回転軸9a、10aが、本体を設置する室内壁2の状態により、結果的に室内壁2に対して垂直方向からわずかに傾いて設置される場合や、給気用ファン9および排気用ファン10のそれぞれの回転軸9a、10aを室内壁2に対して垂直方向からわずかに傾けて同時給排形換気装置を構成した場合でも、本体内に設けられる給気用ファン9および排気用ファン10の各吸込口が室内壁2の壁面に沿ってほぼ平行な状態になるときには、本発明に含まれるものである。
図2に示すように、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2の壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、給気用ファン9の回転の中心となる回転軸9aが、二層ダクト3の給気風路4に連通する室外側給気口7の開口内に含まれるように配設して構成する。また、図2に示す回転軸9aは、室外側給気口7のほぼ重心となる位置に配設されているが、室外側給気口7に含まれる場合にはこれよりも上方または下方の位置に配設されていてもよい。
ここで、本体を室内壁2に向かって正面視したときに、給気用ファン9の回転軸9aと排気用ファン10の回転軸10aとの中間位置から、二層ダクト3の中心(仕切り部6の中ほど)を給気用ファン9寄りに移動させた場合の実験データを説明する。実験データは、二層ダクト3の中心を前記中間位置から給気用ファン9寄りに40mm、55mm移動させたときの給気風量および排気風量である。使用した給気用ファン9および排気用ファン10はともにファン径が120mmのターボファンであり、二層ダクト3は呼び径φ100で仕切り部6により横方向に二分割して給気流路4と排気流路5が形成されている。図1に示す同時給排形換気装置において説明すると、風路仕切り部19が前記中間位置に相当し、図1に示す二層ダクト3の位置は、前記中間位置から給気用ファン9寄りに55mmの位置に相当する。
そして、温度26.4℃、湿度58%、気圧1015hPa、60HZ、電源電圧115V、チャンバー内静圧0mmH2Oの条件において、測定結果は、
40mmの場合、給気風量29.3m3/h、排気風量25.6m3/h
55mmの場合、給気風量30.5m3/h、排気風量26.0m3/h
となり、
55mmの場合の40mmに対する風量増加率(=(55mm風量−40mm風量)/40mm風量)は、給気風量の増加率が4.1%、排気風量の増加率が1.6%という結果であった。また、0mmから40mmにかけても同様に、二層ダクト3の仕切り部6を給気用ファン9寄りに近づけるほうが風量が増加する傾向を示していることを確認している。
以上の結果から、本体を室内壁2に向かって正面視したときに、二層ダクト3の給気風路4に連通する室外側給気口7は給気用ファン9の回転軸9aに近づくように配設するのが望ましいといえる。
また、図2に示すように、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、給気風路4と排気風路5を区画するために二層ダクト3の内部中央で仕切られた仕切り部6に対して垂直方向で仕切り部6から二層ダクト3の給気風路4の内面に至る最も距離のある部分が、室外側給気口7と対向する位置に設けた給気用ファン9の吸込口の内側に含まれるように、二層ダクト3を本体に対して設ける構成としている。
また、二層ダクト3は、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の排気風路5に連通する室外側排気口8の開口の一部が室外側給気口7と対向する位置に設けた給気用ファン9の吸込口の内側に含まれるように、設けられている。
なお、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2に壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、二層ダクト3の内部に設けられた仕切り部6の一部が給気用ファン9の吸込口の開口内に含まれるように配設する構成としてもよい。
また、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の排気風路5に連通する室外側排気口8の開口が、室内側に構成される排気用ファン10の吸込口の内側に含まれない位置に、二層ダクト3を本体に対して設けた構成としてもよい。
また、排気用ファン10の回転軸10aは、フレームベース14の縦方向の長さに対する中心線よりも上方に配置されている。つまり、本体内において上方寄りに配置されており、ルーバー1の下面に形成された下面部排気口13から排気用ファン10の吸込口に至る距離を長くとるように構成されている。
また、排気用ファン10の回転軸10aは、給気用ファン9の回転軸9aよりも本体の縦方向の上方に位置するように配置されており、排気用ファン10の吐出口から室外側排気口に至る排気通路30を長く形成可能な構成となる。
図7は本発明の同時給排形換気装置を室内壁に設置した状態を示す斜視図である。 図7に示すように、本発明の同時給排形換気装置は、室内側排気口13の開口にカーテンなどが吸い込まることがないように、または、室内側排気口13の近傍や室内側給気口としての前面部給気口11や上面部給気口12の近傍に気流形成の障害となるものが存在することがないように、窓枠が形成される室内壁2の壁面に前記窓枠や、室内壁2と隣り合う壁面から所定間隔を設けて設置するものである。このとき、本体の上面は天井面から10cm〜40cm程度の下方位置の壁面に配設され、前記本体の側面から10cm以上の距離を設けて前記窓枠や室内壁2と隣り合う壁面が存在するように設置するのが望ましい。
図1に示すように、ルーバー1は、樹脂製の箱体形状でその内側に給気用ファン9、排気用ファン10を含むように前方から覆い、給気用ファン9の室内側給気口としての前面部給気口11と上面部給気口12が開口され、これらの開口と対角線上の下面部に室内側排気口13が開口されている。ルーバー1は側面に2箇所備えられたロック端子1aが、フレームベース14に備えられたロック端子係合口(図示せず)と排気用ファンケーシング17に備えられたロック端子係合口17bとに係合されることにより、ルーバー1は取り外し自在に室内側に設けられる。
ルーバー1の前面裏側には、一方側に排気用ファン10が存在し、排気用ファン10を駆動するモーターは、その側部に形成されたフランジ部を介して排気用モーター固定板15にねじにより固定され、排気用モーター固定板15はフレームベース14に起立した複数のボスにねじにより固定されている。排気用モーター固定板15はボスによりフレームベース14から所定間隔を設けた前方に保持され、排気用モーター固定板15とフレームベース14の間に電装ケース16が配置されている。電装ケース16には排気用モーターおよび給気用モーターを駆動制御する回路基板、各ファンを強弱運転するためのリレー回路、運転状態を表示する表示部などが収納されている。
排気用ファン10は遠心ファンで構成され、ここでいう遠心ファンは、ファンの回転軸に平行な方向に吸引する吸込口を有し、回転軸と垂直方向外方または斜め後方に吐き出す気流を形成するもので、ターボファン、シロッコファンが用いられる。図1に示す給気用ファン9および排気用ファン10は遠心ファンの一例である同一形状のターボファンで構成されている。
この排気用ファン10はその周囲を排気用ファンケーシング17で囲まれ、その吸込口の前方には吸込口の開口直径より小径でファン側に向かって内周部がカールした形状の開口を有するベルマウス17aを設け、ベルマウス17aは排気用ファンケーシング17に着脱自在に取り付けられている。また、ベルマウス17aを取り外し、排気用ファン10を固定しているスピンナー10bをファンの回転方向と同方向に回して緩めると、排気用ファン10を取り外すことが可能である。
図6は本発明の同時給排形換気装置の排気用ファンケーシングと排気用ファンの構成を示す背面図である。図6に示すように、排気用ファンケーシング17の内部に、排気用ファン10のブレードの外形を囲み、下流側の吐出口31に向うにつれて排気用ファン10のブレードの外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部32を設ける。ガイド部32は排気用ファン10のブレードの外形の外側において、その一部または全部について形成するものである。
図1に示すように、ルーバー1の前面裏側の他方側には、排気用ファン10の隣に給気流の流路と排気流の流路を区画する風路仕切り部19を介在させて給気用ファン9をその吸込口を室内壁2側に向けて配設する。給気用ファン9よりもルーバー1の前面側に設けられて給気用ファン9を駆動するモーターは、その側部に形成されたフランジ部を介して給気用モーター固定板18にねじにより固定されている。給気用モーター固定板18は、給気用ファン9の吸込口よりも室内壁2側に位置し、給気用ファン9の吸込口の開口直径より小径でファン側に向かって内周部がカールした形状の開口を有するベルマウス部を備えたオリフィス20に固定されている。オリフィス20はフレームベース14から起立した複数のボスにねじにより固定され、オリフィス20はボスによりフレームベース14から所定間隔を設けて室内側に保持され、オリフィス20とフレームベース14の間に挟み込まれるように吸込側ケーシング21が介在している。吸込側ケーシング21は、室外の冷気が流れる給気流の流路に位置するので結露防止のため、発泡材などの断熱性材料で形成されている。
給気用モーター固定板18の室内側でルーバー1前面の裏側には、モーターのルーバー1の前面側の部分が納まる開口を有した吐出側ケーシング22が給気用モーター固定板18と所定間隔を設けて給気通路を形成するために給気用モーター固定板18を覆って配置されている。吐出側ケーシング22に設けられるモーターのルーバー1の前面側が納まる開口は、モーターがその開口に収納されることにより、モーターと吐出側ケーシング22とが密着するような寸法関係で形成され、給気流が隣の排気流路側へ漏洩するのを防いでいる。吐出側ケーシング22は、室外の冷気が流れる給気流の流路に位置するので結露防止のため、発泡材などの断熱性材料で形成されている。
他の構成として、吸込側ケーシング21、および吐出側ケーシング22をすべて、発泡材などの断熱性材料で形成する構成とする。また、これらの各構成要素を一体部材として発泡材で形成する構成としてもよい。
また、吸込側ケーシング21の排気用ファン10側の側壁を、ルーバー1の前面裏側に当接するように延設して構成するか、または、吐出側ケーシング22の排気用ファン10側の側壁をルーバー1の前面裏側からフレームベース14に至るまで延設して構成するかのいずれかの構成により、給気流路と排気流路を仕切る構成としてもよい。
また、給気用モーター固定板18および排気用モーター固定板15はともに、モーターの取付け部に絞り加工によりリング状の凹部が形成されていて、モーターのフランジ部を前記凹部に設置して固定することにより、ファンの回転軸と平行な方向の本体の大きさを小さくすることができるという効果がある。
フレームベース14は、室内壁2に固定される取付板23に上部を爪により係合させ、下部をねじなどで螺合して固定される。フレームベース14には、取付板23との間にシャッターカバー24が取り付けられ、フレームベース14とシャッターカバー24の間には、室外側給気口7および室外側排気口8を開閉させるためのシャッター25を開閉自在に介在させている。取付板23には、室外側給気口7と室外側排気口8を合わせた形状の連通開口が設けられ、この連通開口を二つに分割した給気開口および排気開口を有した二層ダクト接続部材(図示せず)を、室内壁2を貫通して室外と室内を連通するように設けられた二層ダクト3の給気風路4および排気風路5と、室外側給気口7および室外側排気口8とをそれぞれ連通させるために、前記連通開口に取り付け、前記二層ダクト接続部材を取付板23に取り付けた状態で、二層ダクト接続部材を室内壁2に収まっている二層ダクト3に接続して取付板23を室内壁2の壁面に固定する。そして、二層ダクト接続部材により形成された給気開口および排気開口に本体の室外側給気口7および室外側排気口8をそれぞれ一致させてフレームベース14を取付板23に固定する。このようにして、給気風路4と室外側給気口7、排気風路5と室外側排気口8のそれぞれが連通して独立した給気流路と排気流路が構成できる。また、室外には、給気風路4に室外の空気を流入させる給気開口26aと、排気風路5から排気される室内の空気を屋外に排出するための排気開口26bとをそれぞれ備えた屋外フード26を室外壁面から突出した二層ダクト3を覆うように設けている。
図4は、給気用ファン9が設けられている側の本体内部の構成を示した側断面図である。
図4に示すように、給気用ファン9から遠心方向に吐き出される室外空気は、その後、二流路(後述する給気流路Aと給気流路B)に分かれて室内へ供給される。つまり、ルーバー1の上面裏側と給気用モーター固定板18とオリフィス20とで囲まれて給気用ファン9の遠心方向に形成される給気流路Aを経由して上面部給気口12から室内へ上方およびまたは斜め前方に吹き出され、また、給気用ファン9の遠心方向から、吐出側ケーシング22の下部裏側と給気用モーター固定板18の下部との間に形成された空間を通り、本体の上方に向けて折り返すように給気用モーター固定板18と吐出側ケーシング22の裏側との間に形成される給気流路Bを経由して前面部給気口11から室内へ斜め前方上向きに吹き出される。
また、給気用ファンとして遠心ファン、例えばターボファンやシロッコファンを用いた場合には、遠心方向の複数の箇所に吐出口を自由に構成できるという遠心ファンの有する特性を活用して前述のように二流路に給気流を流すことが可能となり、この構成により給気流路の風路抵抗が低減することとになり、ファンの能力をより発揮することができる。特にターボファンを用いる場合には、渦巻状のケーシングを形成しなくても一定以上のファン特性を発揮することができるので、換気性能を確保しつつ、装置本体を小型化することができる。
また、図4に示すように、ルーバー1の前面形状を、その中央部を側方部よりも前方に突出させる形状とし、ルーバー1の前面裏側に形成される給気流路Bの流路体積を確保する構成とする。ここで意図するルーバー1の前面形状とは、ルーバー1の前面の断面形状を全面にわたって湾曲させたものや、ルーバー1の前面の断面形状を、中央部にフラット形状を形成し、上部または下部において大きな曲面を形成したものである。また、給気流路Bを流れる給気流はモーターの下方から上方に向けて上昇して二手に分かれその側面を包むように上方へ流れて前面部給気口11に至る構成とする。
図1および図4に示すように、室外側給気口7と給気用ファン9の吸込口との間には、室外空気に含まれる花粉、粉塵などを室内に供給しないように捕集するフィルター27を柔軟性高い樹脂材料で形成されたフィルター枠28に収納して配設している。このフィルター27はプリーツ状に形成され、フィルター27の中ほどで折り曲げ自在な可撓性を有している。この構成により、フィルター27を清掃したり、交換するために本体内部から取り出す場合には、ルーバー1をフレームベース14から取り外してフィルター枠28の取手部を下方に引き出すときに、フィルター枠28とともにフィルター27が前方側に撓んで引き出されることにより、室内壁2側寄りにフィルター27が設けられていてもフィルター27を引き出す作業性を向上させることができる。この構成は本発明のように小型化、薄形化を目的とする同時給排形換気装置において特に有用である。また、フィルター枠28の下部には、フィルター27を形成していない空気層29を形成している。
図5は、排気用ファン10が設けられている側の本体内部の構成を示した側断面図である。図1、図2、および図5に示すように、排気用ファンケーシング17の吐出口31から室外側排気口8にかけて排気通路30を形成し、この排気通路30の給気用ファン9側の側壁に傾斜部30a、30bを形成する構成とする。また、傾斜部30aと傾斜部30bを連続的に形成することにより排気用ファンケーシング17の吐出口31から室外側排気口8に至る排気通路30を全体として室外側排気口8に向かって室内壁2の壁面に対して傾斜するように形成する構成としている。また、排気通路30の側壁の上流側には傾斜部30aが形成され、下流側には傾斜部30bが形成され、吐出口31に対する傾斜部30bの角度Yは、吐出口31に対する傾斜部30aの角度Xよりも大きくなるように構成されている。すなわち、排気通路30の吐出口31に対する排気通路30の側壁の傾斜角度は上流側よりも下流側の方が大きく形成されている。また、排気用ファンケーシング17の吐出口31から室外側排気口8に至る排気通路30は、排気用ファン10の側方に設けられる給気用ファン9と室内壁2との間に設けられ、その側方にフィルター27が配置されている。
また、排気通路30の給気用ファン9側に面する側壁部分は発泡材で形成され、結露の発生を防止している。図5に示すように、ルーバー1の前面形状を、その中央部を側方部よりも前方に突出させる形状とし、ルーバー1の前面裏側に形成される排気用ファン10の吸込口とルーバー1の前面裏側とで構成される空間の体積を確保する構成とする。この構成により、排気用ファン10の吸込口前方に吸込み空間を形成でき、必要な排気風量を確保しつつ排気性能を犠牲にすることなく、本体の室内壁2側の厚みを小さくして装置を小型化することが可能となる。また、ここで意図するルーバー1の前面形状とは、ルーバー1の前面の断面形状を全面にわたって湾曲させたものや、ルーバー1の前面の断面形状を、中央部にフラット形状を形成し、上部または下部において大きな曲面を形成したものである。
また、排気用ファンケーシング17の室外側排気口8側には室内壁2に向かって斜め下方へ傾斜する傾斜面17cが形成されている。この傾斜面17cとルーバー1の下面との間に室内空気が導入される排気流路が形成され、通気抵抗の軽減に効果を奏する。また、本体を室内壁2に取り付けた際に薄く見せるために、ルーバー1の下部に大きな曲面を形成したとしても、傾斜面17cにより形成される排気流路により、通気抵抗を小さくすることができるので排気性能を犠牲にすることなく、装置本体の薄形化を図ることができる。また、排気用ファン10の回転軸10aはフレームベース14の縦長さに対する中心線よりも上方に配置されるように本体に対して上方寄りに排気用ファン10を配設しているので、上述のように、さらに、排気性能を維持したままで装置本体の薄形化を図ることができる。
以上の本発明を実施することにより、装置本体の寸法を横寸法、室内壁側の奥行き寸法について小さくすることが可能となる。例えば、ファン径120mmのターボファンを排気用ファンおよび給気用ファンのいずれにも使用した場合には、装置本体の大きさは、横寸法約320mm、縦寸法約190mm、室内壁側の奥行き寸法約100mmまで小型化できるとともに、この大きさの同時給排形換気装置において、6畳〜12畳の室内を建築基準法で定められた基準を満たす常時換気風量で換気運転を行うことができることを確認している。
以上のように本実施の形態によれば、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2の壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の中心を給気用ファン9の回転の中心と排気用ファン10の回転の中心との間で、給気用ファン9の回転の中心側寄りとなるように配設したので、給気用ファン9の吸込口を室外側給気口7に近づけることにより給気用ファン9の吸込口周りの風路抵抗を低減できるとともに、排気用ファン10の吐出口から室外側排気口8への距離を確保して排気流の風路抵抗を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、給気用ファン9の回転軸9aおよび排気用ファン10の回転軸10aが室内壁2の壁面に対して垂直方向となるように給気用ファン9および排気用ファン10を室内壁2の壁面に沿う方向に並んで配設し、給気用ファン9の回転の中心となる回転軸9aが、二層ダクト3の給気風路4に連通する室外側給気口7の開口内に含まれるように配設するので、給気用ファン9の吸込口を室外側給気口7に近づけて対向する位置に設定することにより、給気用ファン9の吸込口から直接的に形成される風路を経由して室外空気を二層ダクト3内から取り込むことができるため、優れた給気風量特性が得られる。また、給気用ファン9の吸込口を室外側給気口7に近づけて対向する位置に設定することにより、室外側排気口8を給気用ファン9寄りに設けることになり排気用ファン10の吐出口から室外側排気口8までの距離を確保できるため、排気用ファン10の性能を確保しつつ排気用ファン10と給気用ファン9を極力接近させて配置させることが可能になり装置本体の横方向寸法を小さくすることができる。
また、本実施の形態によれば、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の内部に設けられた仕切り部6の一部が給気用ファン9の吸込口の開口内に含まれるように配設するので、室外側排気口8と排気用ファン10の吐出口との距離を長く設けることができることにより、室外側排気口8から排気用ファン10の吐出口に至って形成される排気通路30を長く形成でき、また、室内壁2に対して垂直方向の本体の奥行き長さを短くして小型化しても排気通路30を室内壁2に対して斜め方向に長く形成できることにより、排気流の流れの方向を急激に変えることなく室外側排気口に導くことができ、排気風量を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、二層ダクト3の内部中央で仕切られた仕切り部6に対して垂直方向で、仕切り部6から二層ダクト3の給気風路の内面に至る最も距離のある部分が、室外側給気口7と対向する位置に設けた給気用ファン9の吸込口の内側に含まれるように、二層ダクト3を本体に対して設けるので、室外側給気口7の中央部を給気用ファン9の吸込口に近づけて対向させることにより、給気用ファン9の吸込口中央部付近の室外側に室外側給気口7が存在するため、二層ダクト3内から取り込む給気流の吸込風路の抵抗を低減することができるとともに、室外側排気口8を給気用ファン9寄りに設けることにもなり排気用ファン10の性能も確保することができる。
また、本実施の形態によれば、二層ダクト3は、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、室外側排気口8の開口の一部が室外側給気口7と対向する位置に設けた給気用ファン9の吸込口の内側に含まれるように、設けられているので、室外側排気口8を給気用ファン9寄りに偏らせて設けることにより、室外側排気口8と排気用ファン10の吐出口との距離を長く設けることができるため、排気風量を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、本体を室内壁2に向かって正面視したとき、室外側排気口8の開口が排気用ファン10の吸込口の内側に含まれない位置に、二層ダクト3を本体に対して設けたので、室外側排気口8を排気用ファン10から離れて設けることにより、室外側排気口8と排気用ファン10の吐出口との距離を長く設けることができるため、排気風量を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、排気通路30は、排気用ファン10の側方に設けられる給気用ファン9と室内壁2との間に設けられているので、排気用ファン10を給気用ファン9に近づけて配置することにより、装置本体の横方向寸法を小さくすることができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファン10の回転軸10aは、本体内において上方寄りに配置されているので、ルーバー1の下面に形成された室内側排気口13から排気用ファン10の吸込口に至る距離を長くとることにより、小型化のため室内壁2に垂直方向の本体の厚さを薄くして排気用ファン10の吸込口と本体の前面裏側との間隔を小さくしても、排気用ファン10が室内空気を吸い込むための吸込み空間を確保することができる。
また、本実施の形態によれば、前面部給気口11はルーバー1の前面の上方に横長形状で設けられているので、本体の前面には非開口面積が大きく、凹凸部分の少ない滑らかな面で形成されることにより、ほこりなどが付着しにくく掃除性や外観に優れている。
また、本実施の形態によれば、吸込側ケーシング21および吐出側ケーシング22をすべて、発泡材などの断熱性材料で形成する構成としたことにより、吸込側ケーシング21、および吐出側ケーシング22はすべて室外の冷気が流れる給気流の流路に位置するので、結露防止に効果がある。
また、本実施の形態によれば、吸込側ケーシング21、および吐出側ケーシング22の各構成要素を一体部材として発泡材で形成する構成としたことにより、部品削減、一体化による流路内の隙間漏れ面積の削減において効果を有し、発泡材形成部品による製品の強度向上が図れるという効果を有する。
また、本実施の形態によれば、吸込側ケーシング21の排気用ファン10側の側壁をルーバー1の前面裏側に当接するように延設して構成するか、または、吐出側ケーシング22の排気用ファン10側の側壁をルーバー1の前面裏側からフレームベース14に至るまで延設して構成するいずれかの構成とすることにより、風路仕切り部19が不要となり、本体の横長寸法をより短くして本体を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、ルーバー1の上面裏側と給気用モーター固定板18とオリフィス20とで囲まれて給気用ファン9の遠心方向に形成される給気流路Aを経由して上面部給気口12から室内へ上方およびまたは斜め前方に吹き出され、給気用ファン9の遠心方向から、吐出側ケーシング22の下部裏側と給気用モーター固定板18の下部との間に形成された空間を通り、本体の上方に向けて折り返すように給気用モーター固定板18と吐出側ケーシング22の裏側に形成される給気流路Bを経由して前面部給気口11から室内へ斜め前方上向きに吹き出されて、本体内部の給気流の経路を二流路に構成することにより、室内への吹き出し気流を一方向に偏らせないで、室内に向けて広範囲に吹き出させることとなるので、室内全体に給気空気を効率よく行き渡らすことができる。
また、本実施の形態によれば、給気用モーター固定板18のルーバー1側に生じる空間を単なる空間ではなく、給気流路Bとして活用できるので、装置の小型化とともに換気性能、効率が向上することとなる。
また、本実施の形態によれば、ルーバー1の前面形状を中央部を側方部よりも前方に突出させる形状とし、ルーバー1の前面裏側に形成される給気流路Bの流路体積を確保する構成とすることにより、モーター周囲における給気流路Bの体積をより大きく形成することができるので、装置の小型化を実現しつつ、風路抵抗をより軽減して給気流の吹き出し性能を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、給気流路Bを流れる給気流はモーターの下方から二手に分かれその側面を包むように上方へ流れて前面部給気口11に至る構成としたことにより、モーターを冷却して温度上昇を緩和させる作用効果がある。
また、本実施の形態によれば、フィルター枠28の下部には、フィルター27を形成していない空気層29を形成する構成としたことにより、取り込まれた室外空気を空気層29で断熱することとなり、結露防止の効果が得られる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファンケーシング17の吐出口31から室外側排気口8にかけての排気通路30の側壁に傾斜部30a、30bを設ける構成としたので、排気用ファン10から吐き出される気流をスムーズに室外側排気口8に導入することができ、風路抵抗を低減し排気流の風量特性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファンケーシング17の吐出口31から室外側排気口8に至る排気通路30を全体として室内壁2の壁面に対して傾斜するように形成する構成とするので、排気用ファン10から吐き出される気流をよりスムーズに室外側排気口8に導入することができ、風路抵抗を低減し排気流の風量特性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、吐出口31に対する排気通路30の側壁の傾斜角度を上流側よりも下流側の方を大きく形成したので、上流側の排気通路30を給気用ファン9から離れる方向に形成して、下流側の排気通路30を室内壁面に対する角度を上流側よりも小さくすることにより、上流側では給気用ファン9の吸込口周囲の空間を大きく形成して風路抵抗を軽減できるとともに、下流側では本体の室内壁2側の奥行き寸法を小さく形成して、換気性能の向上と装置の小型化を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファン10を遠心ファンで構成することにより、ファン周囲の任意の場所の遠心方向に吐出口を設けることが可能となるので、ファンの性能を損なうことなく、室外側排気口へ連通する排気用ファンの吐出口を設定することができるとともに、排気用ファンの後方側の空間を必要としないため、室内壁に垂直方向の本体の厚みを薄くすることができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファン10および給気用ファンを遠心ファンで構成することにより、排気用ファン10の室内側排気口13および給気用ファン9の室内側給気口を、排気性能および給気性能を損なうことなく、本体の側面に設けることができるので、本体を薄形化することができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファン10または給気用ファン9をターボファンで構成するので、渦巻状のケーシングを形成しなくても一定以上のファン特性を発揮することができるため、換気性能を確保しつつ装置本体を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファンケーシング17の内部に、排気用ファン10の外形を囲み、下流側の吐出口31に向かうにつれて排気用ファン10の外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部32を設けるので、排気用ファンケーシング17の内部空間を有効に活用して吐出口31に至る流れを効率化することができる。
また、本実施の形態によれば、上面部給気口12および前面部給気口11と室内側排気口13を本体に対して対角線上に離して配置したので、室内へ供給する給気流と室内空気を吸い込む排気流が本体において離れた位置で形成されることにより、給気流と排気流がショートサーキットするのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、上面部給気口12または室内側排気口13を本体の側面に設けたので、給気用ファン9または排気用ファン10と本体の前面裏側とのスペースを大きく設けなくても、給気流路または排気流路が形成できるため、装置本体の奥行き寸法を小さくすることができる。
また、本実施の形態によれば、排気用ファンケーシング17の内部に、排気用ファン10のブレードの外形を囲み、下流側の吐出口31に向かうにつれて排気用ファン10のブレードの外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部32を設けることにより、排気用ファンケーシング17の内部空間を有効に活用して吐出口31に至る流れを効率化することができる。
(実施の形態2)
図8は、本実施の形態の同時給排形換気装置における排気用ファンの構成を示す部分断面図である。図8に示すように、遠心ファンを用いた排気用ファン10の遠心吐き出し方向33が排気通路30を形成する給気用ファン9側の側壁に対して平行な方向となるように排気用ファン10の回転軸10aを傾けて排気用ファン10を配置する構成とする。給気用ファン9側の側壁を形成する上流側の傾斜部30a、下流側の傾斜部30bのいずれか、または側壁の全体に排気用ファン10の吐き出し遠心方向33が平行な方向となるように排気用ファン10の回転軸を傾けるものである。
なお、本実施の形態は、実施の形態1の構成に対して上述の記載のみ異なるものであり、その他の構成は同様でありその説明は省略する。
以上のように本実施の形態によれば、遠心ファンである排気用ファン10の遠心吐き出し方向33が排気通路30を形成する給気用ファン9側の側壁に対して平行な方向となるように排気用ファン10の回転軸を傾けて排気用ファン10を配置する構成とするので、排気流を排気通路30にスムーズに流すことにより、排気性能をさらに向上させることができる。
本発明にかかる同時給排形換気装置は、装置本体を小型化、薄形化できる構成を備えるもので、同時に給気と排気を行って二層ダクトと接続されるその他の装置に適用することが可能であり、熱交換形換気装置などに適用することにおいて有用である。
本発明の実施の形態1における同時給排形換気装置の内部構成を示す下方からみた断面図 同同時給排形換気装置における室外側給気口および室外側排気口と給気用ファンの位置関係を示す正面図 同同時給排形換気装置の構成を示す斜視図 同同時給排形換気装置の給気用ファンが設けられている側の内部構成を示す側断面図 同同時給排形換気装置の排気用ファンが設けられている側の内部構成を示す側断面図 同同時給排形換気装置の排気用ファンケーシングと排気用ファンの構成を示す背面図 同同時給排形換気装置を室内壁に設置した状態を示す斜視図 本発明の実施の形態2における同時給排形換気装置における排気用ファンの構成を示す部分断面図
符号の説明
1 ルーバー
2 室内壁
3 二層ダクト
4 給気風路
5 排気風路
6 仕切り部
7 室外側給気口
8 室外側排気口
9 給気用ファン
9a 回転軸
10 排気用ファン
10a 回転軸
11 前面部給気口
12 上面部給気口
13 室内側排気口
14 フレームベース
15 排気用モーター固定板
16 電装ケース
17 排気用ファンケーシング
17a ベルマウス
17b ロック端子係合口
17c 傾斜面
18 給気用モーター固定板
19 風路仕切り部
20 オリフィス
21 吸込側ケーシング
22 吐出側ケーシング
23 取付板
24 シャッターカバー
25 シャッター
26 屋外フード
26a 給気開口
26b 排気開口
27 フィルター
28 フィルター枠
29 空気層
30 排気通路
30a 傾斜部
30b 傾斜部
31 吐出口
32 ガイド部
33 遠心吐き出し方向

Claims (17)

  1. 1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの中心を前記給気用ファンの回転の中心と前記排気用ファンの回転の中心との間で、前記給気用ファンの回転の中心側寄りとなるように配設したことを特徴とする同時給排形換気装置。
  2. 1本のダクトの内部を仕切って給気風路と排気風路を形成した二層ダクトの前記給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、室内側に向かって給気するための給気用ファン、および室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気用ファンの回転の中心が、前記二層ダクトの給気風路に連通する前記室外側給気口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とする同時給排形換気装置。
  3. 1本のダクトの内部を仕切って二層ダクト内に形成される給気風路と排気風路にそれぞれ連通して隣り合って形成される室外側給気口と室外側排気口を有して室内側に配設される本体と、この本体の内部に設けられ、前記室外側給気口と対向する位置に吸込口を有し室内側に向かって給気する給気用ファンと、室外側に排気するための排気用ファンと、前記給気用ファンを介して前記室外側給気口と連通するように前記本体に設けられる室内側給気口と、前記排気用ファンを介して前記室外側排気口と連通するように前記本体に設けられる室内側排気口とを備えた同時給排形換気装置であって、前記給気用ファンの回転軸および前記排気用ファンの回転軸が室内側壁面に対して垂直方向となるように前記給気用ファンおよび前記排気用ファンを前記室内側壁面に沿う方向に並んで配設し、前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの内部に設けられた前記仕切り部の一部が前記給気用ファンの前記吸込口の開口内に含まれるように配設したことを特徴とする同時給排形換気装置。
  4. 前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記給気風路と排気風路を区画するために二層ダクトの内部中央で仕切られた仕切り部に対して垂直方向で前記仕切り部から前記二層ダクトの給気風路の内面に至る最も距離のある部分が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  5. 前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口の一部が、前記室外側給気口と対向する位置に設けた前記給気用ファンの吸込口の内側に含まれるように、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  6. 前記本体を前記室内側壁面に向かって正面視したとき、前記二層ダクトの排気風路に連通する前記室外側排気口の開口が、室内側に構成される前記排気用ファンの吸込口の内側に含まれない位置に、前記二層ダクトを本体に対して設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の同時給排形換気装置。
  7. 前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンの側方に位置する前記給気用ファンと室内壁との間に、前記排気用ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  8. 前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を形成し、前記排気通路を形成する側壁に前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  9. 前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路を全体として前記室外側排気口に向かって室内壁面に対して傾斜するように形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  10. 前記排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの吐出口から前記室外側排気口に至る排気通路において、前記吐出口に対する前記排気通路の側壁の傾斜角度を上流側よりも下流側の方を大きく形成したことを特徴とする請求項8に記載の同時給排形換気装置。
  11. 前記排気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  12. 前記排気用ファンおよび前記給気用ファンを遠心ファンで構成することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  13. 遠心ファンをターボファンで構成することを特徴とする請求項11または12に記載の同時給排形換気装置。
  14. 排気用ファンを覆う形状で吸込口と吐出口を備えた排気用ファンケーシングを設け、前記排気用ファンケーシングの内部に、前記排気用ファンの外形を囲み、下流側の前記吐出口に向かうにつれて前記排気用ファンの外形との間隔が大きくなるように形成されたガイド部を設けることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  15. 前記室内側給気口と室内側排気口を本体に対して対角線上に離して配置したことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
  16. 前記室内側給気口または前記室内側排気口を本体の側面に設けたことを特徴とする請求項15に記載の同時給排形換気装置。
  17. 排気用ファンの遠心吐き出し方向が排気ファンケーシングの吐出口から室外側排気口に至る排気通路を形成する給気用ファン側の側壁に対して平行な方向となるように前記排気用ファンの回転軸を傾けることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の同時給排形換気装置。
JP2004177865A 2004-06-16 2004-06-16 同時給排形換気装置 Expired - Fee Related JP4432633B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177865A JP4432633B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 同時給排形換気装置
PCT/JP2005/010394 WO2005124240A1 (ja) 2004-06-16 2005-06-07 同時給排型換気装置
CNB200580005353XA CN100476309C (zh) 2004-06-16 2005-06-07 同时给排型换气装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004177865A JP4432633B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 同時給排形換気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002969A true JP2006002969A (ja) 2006-01-05
JP4432633B2 JP4432633B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=35509778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004177865A Expired - Fee Related JP4432633B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 同時給排形換気装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4432633B2 (ja)
CN (1) CN100476309C (ja)
WO (1) WO2005124240A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263510A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給気型換気装置
JP2011137628A (ja) * 2009-12-21 2011-07-14 Electricite De France 二重流れ設備の二方向空気流分離器、二方向二重空気流設備、及びこの二方向二重空気流設備を取り付ける方法
JP2014142077A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Panasonic Corp 換気装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102279407B1 (ko) * 2019-11-07 2021-07-20 주식회사 엔이알 환기형 공기청정기
CN113606689A (zh) * 2020-04-16 2021-11-05 株式会社青木房屋企画公司 加压型换热换气式房屋

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617454Y2 (ja) * 1980-08-29 1986-03-07
JPS61186027U (ja) * 1985-05-13 1986-11-20
US4711293A (en) * 1986-08-28 1987-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Ventilator of the heat exchange type
JP3144977B2 (ja) * 1994-02-21 2001-03-12 松下精工株式会社 換気装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263510A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給気型換気装置
JP4720577B2 (ja) * 2006-03-29 2011-07-13 パナソニック株式会社 給気型換気装置
JP2011137628A (ja) * 2009-12-21 2011-07-14 Electricite De France 二重流れ設備の二方向空気流分離器、二方向二重空気流設備、及びこの二方向二重空気流設備を取り付ける方法
JP2014142077A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Panasonic Corp 換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1922443A (zh) 2007-02-28
WO2005124240A1 (ja) 2005-12-29
CN100476309C (zh) 2009-04-08
JP4432633B2 (ja) 2010-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3724273B2 (ja) 送風機、送風システム、送風システムの送風方法
KR101189310B1 (ko) 열교환형 환기 장치
WO2005124240A1 (ja) 同時給排型換気装置
JP4661068B2 (ja) ダクトファン
JP5061928B2 (ja) 換気装置
JP5814840B2 (ja) 換気装置
WO2010097884A1 (ja) 同時給排形換気扇
JP6053540B2 (ja) 換気装置
JP6142284B2 (ja) 換気装置
JP5316508B2 (ja) 空気調和機の床置き室内機
WO2014115297A1 (ja) 換気装置
KR100638101B1 (ko) 환기장치
KR102541476B1 (ko) 전열교환기
KR100474325B1 (ko) 공기조화기의 실외유니트
JP5217893B2 (ja) 消音ボックス付送風機
JPH11264592A (ja) 熱交換形換気ユニットおよび換気装置
KR20050101757A (ko) 공기조화기
CN105180265A (zh) 空调器
JP6249605B2 (ja) 換気装置
JPS62223541A (ja) 空冷式空気調和機
KR20220102968A (ko) 전열교환기
JPH1078250A (ja) 給気装置
JP5527342B2 (ja) 換気装置
JP2001201135A (ja) 家屋換気装置
JP2005055032A (ja) 給排気換気扇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060807

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091015

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4432633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees