JPH10325565A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH10325565A
JPH10325565A JP13500597A JP13500597A JPH10325565A JP H10325565 A JPH10325565 A JP H10325565A JP 13500597 A JP13500597 A JP 13500597A JP 13500597 A JP13500597 A JP 13500597A JP H10325565 A JPH10325565 A JP H10325565A
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JP
Japan
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air
auxiliary
duct
chamber
indoor unit
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Application number
JP13500597A
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English (en)
Inventor
Junji Matsushima
潤治 松島
Manabu Yoshimi
学 吉見
Kazuhiko Kadowaki
一彦 門脇
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高気密高断熱住宅30内の全室の空気調和を
行う空気調和装置Aとして、1台の室内機1のみで構成
しつつ、その室内機1と各室に空調空気を吹き出すため
のダクトとを小形化して住宅30内への設置を容易に
し、運転費及び設備費並びにファン騒音を低減させる。 【解決手段】 室内機1に、リビング31内に空調空気
を吹き出す主吹出口5と、3つの個室32,32,…内
に空調空気をそれぞれ吹き出す補助吹出口7,7,…と
を設け、上記各補助吹出口7と各個室32とを、上記主
吹出口5からリビング31内に吹き出す風量よりも少な
い風量を補助吹出口7から各個室32内に吹き出すよう
に補助ダクト8でそれぞれ連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に関
し、特に高気密高断熱住宅に適したものの技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】近年、高気密高断熱住宅用の空気調和装
置として、1台の室内機に、複数の室に対応した数の吹
出用及び吸込用ダクトをそれぞれ設け、各室の空気調和
や換気を行うようにしたものが知られている。
【0003】ところが、この種の空気調和装置は、住宅
全体の空気調和能力を確保するために、室内機が大形化
し、上記各ダクトの外径が例えば150〜200mmと大
きくなる傾向にある。このため、室内機及び各ダクトを
住宅内に設置することが困難になると共に、設置可能な
場合であっても、ファン(送風機)の動力が大きくな
り、その騒音が大きくなってしまう。
【0004】そこで、従来、例えば特開平7−2339
70号公報に示されているように、複数の室内機を設
け、室内機1台当たりの空気調和能力を低下させること
によって各室内機及び各ダクトを小形化し、騒音を低減
させるようにすることが提案されている。
【0005】一方、吹出用ダクトを複数室に対応して設
けると共に、吸込用ダクトを1室のみに設けることによ
って、ダクトの数を減らすようにした空気調和装置が知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案例
(特開平7−233970号公報)のものでは、各室内
機及び各ダクト径を小さくすることができるものの、複
数の室内機を設置する必要があるため、住宅内に設置す
ることが困難であることに変わりはなく、全体の運転費
及び設備費は依然として大きいという問題がある。
【0007】一方、吸込用ダクトを1室のみに設ける場
合には、ダクトの数が減少する分だけ設備費等を低減さ
せることができるものの、大径の吹出用ダクトが全室に
対応して必要であるので、その各吹出用ダクトの施工性
が悪いという問題がある。また、室内機が大形化するこ
とに変わりはなく、ファン騒音を低減させることは困難
である。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複数室内の空気を調
和する空気調和装置として、吹出用ダクトを工夫するこ
とによって、1台の室内機のままで、その室内機及び各
吹出用ダクトを小形化して住宅内への設置を容易にし、
運転費及び設備費並びにファン騒音を低減させようとす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、第1室及び少なくとも1つの第2
室の空気を調和する空気調和装置として、第1室内の空
気を吸い込んだ後、空調空気を生成して主吹出口及び補
助吹出口から上記第1室内及び第2室内にそれぞれ吹き
出すようにし、上記補助吹出口と第2室とを、上記主吹
出口から第1室内に吹き出す風量よりも少ない風量を補
助吹出口から第2室内に吹き出すように補助ダクトで連
通するようにした。
【0010】具体的には、請求項1の発明では、図1に
示すように、第1室(31)及び少なくとも1つの第2
室(32)の空気を調和する空気調和装置を対象とす
る。
【0011】そして、上記第1室(31)内の空気を吸
い込んだ後、空調空気を生成して送風する空調空気生成
手段(13)と、上記空調空気生成手段(13)により
生成された空調空気を上記第1室(31)内に吹き出す
主吹出口(5)と、上記空調空気を上記第2室(32)
内に吹き出す補助吹出口(7)とが設けられた室内機
(1)を備え、上記補助吹出口(7)と第2室(32)
とは、上記主吹出口(5)から第1室(31)内に吹き
出す風量よりも少ない風量を補助吹出口(7)から第2
室(32)内に吹き出すように補助ダクト(8)で連通
されているものとする。
【0012】このことにより、空調空気生成手段(1
3)により生成された空調空気の大部分が主吹出口
(5)から第1室(31)内に吹き出され、第1室(3
1)内の空気調和は十分に行われる。一方、第2室(3
2)内には、補助吹出口(7)から補助ダクト(8)を
介して上記空調空気の残りの僅かの量しか吹き出されな
いが、第1室(31)及び第2室(32)間の通風が十
分に確保されていれば、高気密高断熱住宅では第2室
(32)内の空気調和をも十分に行うことができる。こ
のため、室内機(1)は、その第1室(31)内の空気
調和を十分に行える能力を備えていればよく、補助ダク
ト(8)の径は、第2室(32)内に吹き出す風量を第
1室(31)内と同等にする場合よりも小さくて済む。
この結果、室内機(1)を複数にすることなく1つのま
まで小形化することができる。よって、室内機(1)及
び補助ダクト(8)の住宅内への施工性を向上させるこ
とができ、運転費及び設備費並びにファン騒音を低減さ
せることができる。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、図3に示すように、主吹出口(5)と第1室(3
1)とは、主ダクト(15)で連通されているものとす
る。
【0014】この発明により、室内機(1)の設置場所
に自由度が生じ、室内機(1)を第1室(31)の壁等
に直接設置しなくても済む。一方、主ダクト(15)の
径が補助ダクト(8)よりも大きくなるが、吹出用のダ
クトとしてはこの主ダクト(15)1つのみが大きいだ
けであるので、その施工性は殆ど問題とならない。よっ
て、室内機(1)の設置をより一層容易にしつつ、請求
項1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0015】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、図2及び図4に示すように、補助吹出口
(7)から第2室(32)に吹き出される風量を調整す
る風量調整手段(10)が設けられているものとする。
【0016】このことで、両室(31),(32)の温
度等に基づいて第2室(32)内に吹き出される風量を
調整することができ、両室(31),(32)内の空気
調和を効率良く行うことができる。よって、運転費をさ
らに低減させることができる。
【0017】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明において、図1及び図3に示すように、第2
室(32)が複数設けられており、上記各第2室(3
2)にそれぞれ補助ダクト(8)が連通されているもの
とする。
【0018】このようにすることで、補助ダクト(8)
の数は増加するが、その径が小さいので、その施工性が
悪化したり室内機(1)が大きくなったりすることは殆
どない。よって、低コストでかつ容易に住宅内全室の空
気調和を同時に行うことができる。
【0019】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明において、図3に示すように、各室(3
1),(32)内の換気を行う換気手段(20)が設け
られているものとする。
【0020】このことにより、気密状態にある第1及び
第2室(31),(32)内の汚れた空気を住宅外に排
出し、住宅外の新鮮な空気を吸入して第1及び第2室
(31),(32)内に吹き出すことができる。よっ
て、容易に快適性を向上させることができ、高気密高断
熱住宅に最適な空気調和装置が得られる。
【0021】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明において、図1及び図3に示すように、室内
機(1)は、第1室(31)の天井部に設けられている
ものとする。
【0022】このことで、スペースの比較的大きい場所
に室内機(1)を設置することができると共に、空調空
気を第1室(31)内に吹き出すための吹出用ダクトを
全く設ける必要はないか、設けるとしても短いもので済
むので、第1室(31)内の空気調和を効果的に行うこ
とができる。よって、運転費及び設備費をより一層低減
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は、本発明の実施形態1に係る空気
調和装置(A)が高気密高断熱住宅(30)に設けられ
た状態を概略的に示す。この空気調和装置(A)は室内
機(1)と室外機(2)とを有し、この室内機(1)と
室外機(2)とは、接続配管(3)で接続されている。
上記室内機(1)は2階まで吹き抜けのリビング(3
1)(第1室)の天井部つまり屋根裏に、また上記室外
機(2)は住宅(30)の外側にそれぞれ設置されてい
る。この住宅(30)は、上記リビング(31)の他に
3つの個室(32),(32),…(第2室)を有して
いる。この各個室(32)と上記リビング(31)とを
仕切る壁には、その各個室(32)の下部においてリビ
ング(31)と連通する通風口(33),(33),…
がそれぞれ形成されている。
【0024】上記室内機(1)は、リビング(31)の
天井壁上面に直に設置され、所謂天井カセット型とされ
ている。この室内機(1)の下面には、リビング(3
1)内の空気を該室内機(1)内部に吸い込む吸込口
(6)が設けられ、室内機(1)の内部には、冷媒が供
給される室内熱交換器(11)及び循環用送風機(1
2)が設けられている。この室内熱交換器(11)及び
循環用送風機(12)により、上記吸込口(6)よりリ
ビング(31)内の空気を吸い込んだ後、空調空気を生
成して送風する空調空気生成手段(13)が構成されて
いる。すなわち、吸込口(6)より吸い込んだ空気を上
記室内熱交換器(11)により冷媒と熱交換して空調空
気を生成し、その空調空気を循環用送風機(12)によ
り送風するようになっている。
【0025】また、上記室内機(1)の下面には、上記
空調空気生成手段(13)により生成された空調空気を
上記リビング(31)内に吹き出す主吹出口(5)が設
けられている。このことで、リビング(31)内の空気
の調和が行われるようになっている。
【0026】さらに、上記室内機(1)には、上記空調
空気を上記各個室(32)内に吹き出す3つの補助吹出
口(7),(7),…が設けられ、この各補助吹出口
(7)と各個室(32)とは、上記主吹出口(5)から
リビング(31)内に吹き出す風量よりも少ない風量を
各補助吹出口(7)から各個室(32)内上部に吹き出
すようにそれぞれ吹出用補助ダクト(8)で連通されて
いる。すなわち、上記各補助吹出口(7)の口径は、主
吹出口(5)よりもかなり小さく、各吹出用補助ダクト
(8)は、その内径が各補助吹出口(7)の口径と略同
じとなるように細径のものが使用されている。
【0027】上記各吹出用補助ダクト(8)内の各個室
(32)側の端部には、図2に示すように、各補助吹出
口(7)から各個室(32)内に吹き出される風量を調
整する風量調整手段(10)としてのダンパー(9)が
それぞれ設けられ、この各ダンパー(9)の回動位置を
変えることにより各個室(32)内へ吹き出す風量が調
整可能とされている。
【0028】したがって、上記実施形態では、空気調和
装置(A)を運転すると、吸込口(6)よりリビング
(31)内の空気が吸い込まれ、空調空気生成手段(1
3)により空調空気が生成されて送風される。この空調
空気の大部分は、主吹出口(5)からリビング(31)
内に吹き出され、リビング(31)内では対流が生じて
十分に空気調和が行われる。これと同時に、上記空調空
気の残りは、各補助吹出口(7)及び各吹出用補助ダク
ト(8)を介して各個室(32)内上部に吹き出され、
各個室(32)内を上部から下部へと下降した後、各個
室(32)とリビング(31)とを仕切る壁に設けた各
通風口(33)からリビング(31)内へと流れる。そ
して、このリビング(31)内へ流れた空調空気は、リ
ビング(31)内に直接吹き出された空調空気と共に上
昇して再び吸込口(6)から室内機(1)内に吸い込ま
れる。
【0029】このとき、各個室(32)内に吹き出され
る風量はリビング(31)内よりも極めて少ないが、上
記各通風口(33)によりリビング(31)及び各個室
(32)間の通風が十分に確保され、リビング(31)
及び各個室(32)間の対流による熱搬送が促進される
ようになっているので、高気密高断熱住宅(30)では
各個室(32)内の空気調和をも十分に行うことができ
る。このため、各吹出用補助ダクト(8)の内外径は、
各個室(32)内に吹き出す風量をリビング(31)内
と同等にする場合よりも小さく済み、例えばその外径を
施工し易い100mm以下とすることができる。しかも、
室内機(1)は、リビング(31)内の空気調和を十分
に行える能力があればよい。この結果、住宅(30)内
全室の空気調和を行うのに、1つの室内機(1)のまま
でその室内機(1)を小形化することができる。よっ
て、室内機(1)及び各吹出用補助ダクト(8)の住宅
(30)内への施工性を向上させることができ、運転費
及び設備費並びに循環用送風機(12)の騒音を低減し
つつ、容易に住宅(30)内全室の空気調和を同時に行
うことができる。
【0030】また、各吹出用補助ダクト(8)内の各個
室(32)側の端部に、風量調整を行うダンパー(9)
がそれぞれ設けられているので、リビング(31)及び
各個室(32)の温度等に基づいて各個室(32)内に
吹き出される風量を調整することができ、リビング(3
1)及び各個室(32)内の空気調和を効率良く行うこ
とができる。よって、運転費をさらに低減させることが
できる。
【0031】さらに、室内機(1)は、リビング(3
1)の天井壁に直に設けられているので、スペースの比
較的大きい場所に室内機(1)を設置することができる
と共に、空調空気をリビング(31)内に吹き出すため
の吹出用ダクトと、リビング(31)内の空気を室内機
(1)内部に吸い込むための吸込用ダクトとを全く設け
ることなくリビング(31)内の空気調和を効果的に行
うことができる。よって、運転費及び設備費をより一層
低減させることができる。
【0032】(実施形態2)図3及び図4は、本発明の
実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1及
び図2と同じ部分については同じ符号を付してその詳細
な説明は省略し、他の異なる箇所のみを説明する)、室
内機(1)は、リビング(31)の天井部(屋根裏)に
その天井壁から離れて埋設され、所謂天井埋設型とされ
たものである。
【0033】すなわち、この実施形態では、主吹出口
(5)及び吸込口(6)とリビング(31)とがそれぞ
れ吹出用主ダクト(15)及び吸込用ダクト(16)で
連通され、空調空気生成手段(13)により生成された
空調空気は主吹出口(5)から吹出用主ダクト(15)
を介してリビング(31)内に吹き出されると共に、リ
ビング(31)内の空気は吸込用ダクト(16)を介し
て吸込口(6)より室内機(1)に吸い込まれるように
なっている。この吹出用主ダクト(15)の内径は主吹
出口(5)の口径と略同じであり、その内外径は各吹出
用補助ダクト(8)よりも大きい。つまり、上記実施形
態1と同様に、各補助吹出口(7)から各吹出用補助ダ
クト(8)を介して各個室(32)内に吹き出す風量
が、主吹出口(5)から主ダクト(15)を介してリビ
ング(31)内に吹き出す風量よりも少なくなるように
なっている。また、上記吸込用ダクト(16)の内外径
は、上記吹出用主ダクト(15)と略同じとされてい
る。
【0034】上記各吹出用補助ダクト(8)内の各個室
(32)側の端部には、図4に示すように、各補助吹出
口(7)から各個室(32)内に吹き出される風量を調
整する風量調整手段(10)としての風量調整用ファン
(18)がそれぞれ設けられ、上記実施形態1における
各ダンパー(9)と同様に、この各風量調整用ファン
(18)の回転速度を変えることにより各個室(32)
内へ吹き出す風量が調整可能とされている。尚、この各
吹出用風量調整用ファン(18)が最大回転速度で回転
しても、各個室(32)内に吹き出す風量がリビング
(31)内に吹き出す風量よりも多くなることはない。
【0035】また、この実施形態では、各室(31),
(32)内の換気を行う換気手段(20)が設けられて
いる。この換気手段(20)は、吸込口(6)から吸い
込んだリビング(31)内及び各個室(32)内の汚れ
た空気を住宅(30)外に排出するための排出用ダクト
(21)及び排出用ファン(22)と、住宅(30)外
の新鮮な空気を吸入してリビング(31)及び各個室
(32)内に吹き出すための吸入用ダクト(23)及び
吸入用送風機(24)と、上記排出空気及び吸入空気を
熱交換させる排熱回収用熱交換器(25)とからなる。
上記排出用ファン(22)、吸入用送風機(24)及び
排熱回収用熱交換器(25)は室内機(1)内部に設け
られ、上記排出用ダクト(21)及び吸入用ダクト(2
3)は、室内機(1)から住宅(30)の外側まで延び
るように設けられている。
【0036】したがって、上記実施形態2では、主吹出
口(5)及び吸込口(6)にそれぞれ連通する吹出用主
ダクト(15)及び吸込用ダクト(16)が設けられて
いるので、室内機(1)の設置場所に自由度が生じ、室
内機(1)をリビング(31)の天井壁上面に直に設置
することができない場合でも問題はない。一方、吹出用
主ダクト(15)及び吸込用ダクト(16)の内外径
は、各吹出用補助ダクト(8)よりも大きくなるが、ダ
クトとしてはこの吹出用主ダクト(15)及び吸込用ダ
クト(16)の2つのみが大きいだけであり、しかも、
室内機(1)はリビング(31)の天井部に埋設されて
いるので、吹出用主ダクト(15)及び吸込用ダクト
(16)の長さは短くて済み、その施工性は殆ど問題と
ならない。よって、上記実施形態1と同様の作用効果が
得られると共に、室内機(1)の設置をより一層容易に
することができる。
【0037】また、各室(31),(32)内の換気を
行う換気手段(20)が設けられているので、気密状態
にあるリビング(31)及び各個室(32)内の汚れた
空気を住宅(30)外に排出し、住宅(30)外の新鮮
な空気を吸入してリビング(31)及び各個室(32)
内に吹き出すことができる。よって、容易に快適性を向
上させることができ、高気密高断熱住宅(30)に最適
な空気調和装置(A)を得ることができる。
【0038】尚、上記各実施形態では、各吹出用補助ダ
クト(8)内の各個室(32)側端部に風量調整手段
(10)としてのダンパー(9)又は風量調整用ファン
(18)を設けたが、このダンパー(9)又はファン
(18)は、各吹出用補助ダクト(8)内のどこにあっ
てもよく、室内機(1)内において各補助吹出口(7)
近傍に設けるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、第1室及び少なくとも1つの第2室の空気を調
和する空気調和装置として、第1室内の空気を吸い込ん
だ後、空調空気を生成して主吹出口及び補助吹出口から
上記第1室内及び第2室内にそれぞれ吹き出すように
し、上記補助吹出口と第2室とを、上記主吹出口から第
1室内に吹き出す風量よりも少ない風量を補助吹出口か
ら第2室内に吹き出すように補助ダクトで連通するよう
にしたので、室内機及び補助ダクトの住宅内への施工性
を向上させることができ、運転費及び設備費並びにファ
ン騒音の低減化を図ることができる。
【0040】請求項2の発明によると、主吹出口と第1
室とを、主ダクトで連通するようにしたので、室内機の
設置性をより一層向上しつつ、請求項1の発明と同様の
作用効果を得ることができる。
【0041】請求項3の発明によると、補助吹出口から
第2室に吹き出される風量を調整する風量調整手段を設
けたことにより、運転費のさらなる低減化を図ることが
できる。
【0042】請求項4の発明によると、第2室を複数設
け、その各第2室にそれぞれ補助ダクトを連通するよう
にしたことにより、住宅内全室の空気調和を低コストで
かつ容易に行うことができる。
【0043】請求項5の発明によると、各室内の換気を
行う換気手段を設けたことにより、快適性の向上化を容
易に図ることができ、高気密高断熱住宅に最適な空気調
和装置を得ることができる。
【0044】請求項6の発明によると、室内機を、第1
室の天井部に設けたことにより、運転費及び設備費のさ
らなる低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る空気調和装置が高気
密高断熱住宅に設けられた状態を示す概略図である。
【図2】風量調整手段としてのダンパーを示す吹出用補
助ダクトの個室側端部の拡大図である。
【図3】実施形態2における図1相当図である。
【図4】風量調整手段としての風量調整用ファンを示す
図2相当図である。
【符号の説明】
(A) 空気調和装置 (1) 室内機 (5) 主吹出口 (7) 補助吹出口 (8) 吹出用補助ダクト (9) ダンパー (10) 風量調整手段 (13) 空調空気生成手段 (15) 吹出用主ダクト (18) 風量調整用ファン (20) 換気手段 (31) リビング(第1室) (32) 個室(第2室)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1室(31)及び少なくとも1つの第
    2室(32)の空気を調和する空気調和装置であって、 上記第1室(31)内の空気を吸い込んだ後、空調空気
    を生成して送風する空調空気生成手段(13)と、 上記空調空気生成手段(13)により生成された空調空
    気を上記第1室(31)内に吹き出す主吹出口(5)
    と、 上記空調空気を上記第2室(32)内に吹き出す補助吹
    出口(7)とが設けられた室内機(1)を備え、 上記補助吹出口(7)と第2室(32)とは、上記主吹
    出口(5)から第1室(31)内に吹き出す風量よりも
    少ない風量を補助吹出口(7)から第2室(32)内に
    吹き出すように補助ダクト(8)で連通されていること
    を特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置において、 主吹出口(5)と第1室(31)とは、主ダクト(1
    5)で連通されていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 補助吹出口(7)から第2室(32)に吹き出される風
    量を調整する風量調整手段(10)が設けられているこ
    とを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の空気調
    和装置において、 第2室(32)が複数設けられており、 上記各第2室(32)にそれぞれ補助ダクト(8)が連
    通されていることを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の空気調
    和装置において、 各室(31),(32)内の換気を行う換気手段(2
    0)が設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の空気調
    和装置において、 室内機(1)は、第1室(31)の天井部に設けられて
    いることを特徴とする空気調和装置。
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