JP2002005472A - 換気装置及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

換気装置及びこれを備えた空気調和機

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JP2002005472A
JP2002005472A JP2000182186A JP2000182186A JP2002005472A JP 2002005472 A JP2002005472 A JP 2002005472A JP 2000182186 A JP2000182186 A JP 2000182186A JP 2000182186 A JP2000182186 A JP 2000182186A JP 2002005472 A JP2002005472 A JP 2002005472A
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indoor
unit
outdoor
exhaust
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JP2000182186A
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Hironari Fujiki
裕也 藤木
Kei Matsuda
圭 松田
Kunihiro Kobayashi
国浩 小林
Hiroshi Kanbara
裕志 神原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的に運転でき、且つ小型化、軽量化さ
れ、室内気の排気と室外気の吸気との両方を同時に行う
ことができるとともに、室内気の空調効率低下を抑制し
た換気装置、及びこれを備えた空気調和機を提供する。 【解決手段】 室内熱交換器13を具備する、空気調和
機の室内ユニット100に設けられる換気装置60は、
室内気を室外へ排気する排気ユニット70と室外気を室
内に吸気する吸気ユニット80とを具備し、排気ユニッ
ト70に備えられる排気ファンと吸気ユニット80に備
えられる吸気ファンとは、同一の両軸モータによって回
転駆動されるように構成した。また、吸気ユニット80
の吐出ダクト82aは、室内熱交換器13側に開口する
ように構成し、室外気も空調されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房又は冷房によ
り快適な室内環境を提供する空気調和機の室内ユニット
に用いられる換気装置に係り、特に、室内気を排気し室
外気を吸入することができるようにした換気装置及びこ
れを備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内ユニット及び室外ユ
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
の各ユニットには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外
気との間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱
交換器が備えられている。これら室内熱交換器及び室外
熱交換器は、他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒
回路を構成する要素になっている。冷媒はこの回路を物
理的に循環することで、熱的にも高温高圧気体、低温低
圧気体、高温高圧液体、低温低圧液体という状態変化の
循環プロセスを辿り、室内の冷暖房を実現することにな
る。なお、この室内の冷暖房は、直接的には前記室内熱
交換器内の冷媒と室内気との熱交換により実現されるこ
とになる。
【0003】図6は、一般的な空気調和機の全体構成を
示す説明図である。空気調和機は、室内ユニット10及
び室外ユニット20から構成されている。これら室内ユ
ニット10及び室外ユニット20は、冷媒が導通する冷
媒配管21や図示しない電気配線等により接続されてい
る。冷媒配管21は2本備えられており、冷媒は、その
一方において室内ユニット10から室外ユニット20
へ、また他方において室外ユニット20から室内ユニッ
ト10へと流れることになる。
【0004】室内ユニット10は、ベース11と前面パ
ネル12とが一体的に構成されたものとなっている。ベ
ース11には、プレートフィンチューブ型の室内熱交換
器13、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)1
4等の各種機器が備えられている。ベース11には、こ
の他室内ユニット10に関する種々の動作制御等を行う
ため、各種電気回路素子から構成された室内ユニット制
御部15が備えられている。室内ユニット制御部15に
は、運転状況やエラーモードを表示するための適当なイ
ンジケータ15aが備えられており、透視部12aによ
って外部から確認可能となっている。なお、ベース11
の後方には、据え付け板16が備えられており、これに
より室内ユニット10を室内の壁等に設置することが可
能となっている。
【0005】前面パネル12には、図5に示すように、
吸込グリル(吸込口)12bが前面及び上面のそれぞれ
に形成されている。室内の空気(室内気)は、これら吸
込グリル12bにより多方向から室内ユニット10内に
吸い込まれるようになっている。ちなみに、吸込グリル
12bの背後には、図6に示すように、エアフィルタ1
7が備えられており、吸い込まれた空気等の粉塵を除く
働きをしている。また、前面パネル12には、図5に示
すように、その下方に吹出口12cが形成されており、
ここから空調された空気、つまり暖められた空気あるい
は冷やされた空気が吹き出されるようになっている。吹
出口12cには、吹き出された空気の向きを上下方向に
調節するフラップ24及び左右方向に調節するルーバ
(図示略)が設けられている。なお、この空気吸込及び
空気吹出は、クロスフローファン14が回転することに
よって行われる。
【0006】また、この室内ユニット10は、室内の空
気を吸入して室外へ排出する換気装置30を備えてい
る。この換気装置30は、図3(a)に示すように、室
内気を吸気し室外側に吐出する換気専用のいわゆるシロ
ッコタイプの換気ファン31と、換気ファン31を回転
可能に収納し且つ室内気の吸入口32を有する換気ファ
ンケーシング33と、換気ファンケーシング33に連結
され吸気した室内気を室外へ導いて換気する換気ホース
34と、換気ファン31を回転可能に支持して回転駆動
させるモータ35を備えている。この換気装置30の吸
入口32と、前面グリル12に開口する換気専用の換気
吸込口12d(図5)とは、図4に示すように、換気ダ
クト32aにより連結されている。換気ファンケーシン
グ33の吐出側には、図4に示すように、換気ホース3
4の一端部が連結されており、この換気ホース34は、
建物の壁1を貫通するスリーブ2を通過して室外まで延
びて、他端部は室外に開口するようになっている。この
ため、換気ファンケーシング33から流れてきた室内気
は、室外へ排出される。換気運転時には、モータ35を
回転させて換気ファン31が作動することにより、換気
吸込口12dから室内気を吸入し、この吸入された室内
気は換気ファンケーシング33及び換気ホース34を通
って室外へと排出され換気される。なお、シロッコタイ
プ以外にも、例えば、プロペラタイプの換気ファンを用
いてもよい。こうした一例を、図3(b)に示す。この
例においては、換気ファン31を、プロペラファン31
aに置き換えている。こうしたファンの形態は、換気装
置30の換気効率や運転音、運転頻度等の諸条件によっ
て、適宜選択されるものである。
【0007】上述した室内ユニット10は、図6に示す
ように、各種の運転操作を行う操作部として、リモート
コントローラ22を備えている。このリモートコントロ
ーラ22には各種スイッチ等が設けられており、空気調
和機の運転操作信号を室内ユニット制御部15の受信部
(図示省略)へ向けて送信することができる。なお、空
気調和機の運転操作は、室内ユニットの適所に設けられ
た図示省略のスイッチ類でも一部実施可能である。
【0008】室外ユニット20には、台座20hに支持
された筐体20a内に室外熱交換器20b、プロペラフ
ァン20c、圧縮機20f、室外ユニット制御部20g
等が備えられて構成されている。室外熱交換器20b及
びプロペラファン20cが外部と向き合う筺体20aの
面には、各々フィンガード20d及びファンガード20
eが設けられている。室外熱交換器20bは、周囲に多
数のコルゲートフィンを備えた冷媒配管により構成され
ており、冷媒と室外気との熱交換を実現するためのもの
である。プロペラファン20cは、筐体20a内に背面
から前面へと抜ける空気流を生じさせることにより新た
な空気を常に筐体20a内に取り込んで、室外熱交換器
20bにおける熱交換効率の向上を図るために設けられ
ている。圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、高温
高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷媒回
路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担うもの
である。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20fに加
えて、上記した室内熱交換器13、室外熱交換器20
b、冷媒配管21、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規定
する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から概
略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット2
0との間で循環させる回路である。室外ユニット制御部
20gは、前記プロペラファン20c、圧縮機20f、
その他室外ユニット20に備えられた各種機器に関する
動作制御等を行うもので、各種電気回路素子から構成さ
れているものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した換
気装置は、室内ユニットに1つしか設けられておらず、
通常は室内気を室外へ排気する目的でのみ用いられてい
た。そのため、室外気を室内に取り入れようとする場合
には、窓等を開けて換気しなければならなかった。その
際には、室内気の温度は急激に変化してしまい、空調効
率の低下を招いていた。また、室内気の排気と室外気の
吸気との両方を同時に行おうとすれば、1台の空気調和
機に2つ以上の換気装置を設ける必要があり、そのため
のモータ等のアクチュエータはその数だけ必要となり、
その結果、室内ユニットが大型化してしまうとともに、
消費する電力等のエネルギーも大きくなり不経済であっ
た。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、経済的に運転でき、且つ小型化、軽量化され、室
内気の排気と室外気の吸気との両方を同時に行うことが
できるとともに、室内気の空調効率低下を抑制した換気
装置、及びこれを備えた空気調和機を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冷媒と室内気との間で熱交換を行う室内熱交換器を具備
する、空気調和機の室内ユニットに設けられる換気装置
であって、室内気を室外へ排気する排気ユニットと室外
気を室内に吸気する吸気ユニットとを具備してなり、前
記排気ユニットは、室内気を吸気し室外側に吐出する排
気ファンと、該排気ファンを回転可能に収納し且つ前記
室内気の吸入口を有する排気ファンケーシングと、該排
気ファンケーシングに連結され吸気した前記室内気を室
外へ導いて排気する排気手段とを具備し、前記吸気ユニ
ットは、室外気を吸気し室内側に吐出する吸気ファン
と、該吸気ファンを回転可能に収納し且つ前記室外気の
吐出口を有する吸気ファンケーシングと、該吸気ファン
ケーシングに連結され室外気を前記吸気ファン側に導い
て吸気する吸気手段とを具備し、前記排気ファンと前記
吸気ファンは、同一のアクチュエータによって回転駆動
されることを特徴とする。
【0012】このような構成としたことで、排気ファン
と吸気ファンを同一のアクチュエータで回転させること
ができ、換気装置のエネルギー消費量を抑制できるとと
もに、換気装置を小型化できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の換
気装置であって、前記アクチュエータは、両軸モータで
あって、該両軸モータの本体部を貫通し該本体部から両
方向に突出する軸部を有し、該軸部の一端側に前記排気
ファンが連結され、前記軸部の他端側には前記吸気ファ
ンが連結されていることを特徴とする。
【0014】このような構成としたことで、両軸モータ
を用いて換気装置を小型化できるとともに、回転数の制
御などの各種制御を容易に行うことができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の換
気装置であって、前記排気ファンケーシングと前記吸気
ファンケーシングとは一体に連結固定され、前記両軸モ
ータはこれら排気ファンケーシングと吸気ファンケーシ
ングとの連結部分に形成されたモータ固定部に固定され
ていることを特徴とする。
【0016】このような構成としたことで、吸気ユニッ
トと換気ユニットを一体にして、換気装置をより小型
化、軽量化できるとともに、必要な部品点数を減らして
構成を簡易なものとできる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の換気装置であって、前記排気ファンケーシングの吸
入口と前記吸気ファンケーシングの吐出口とは、それぞ
れが前記両軸モータの本体部と反対側に開口するように
設けられていることを特徴とする。
【0018】このような構成としたことで、開口面積を
広くできるとともに、換気装置から排気される室内気
と、換気装置に吸気される室外気との干渉を抑制し、排
気効率及び吸気効率を高めることができる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の換気装置であって、前記吸気ファンケ
ーシングの吐出口は、前記室内熱交換器側に開口するこ
とを特徴とする。
【0020】このような構成としたことで、室外気を室
内熱交換器に送り空調した後に室内に取り入れることが
できる。そのため、室内気と温度差のある室外気が直接
室内に入り込んで、室内気の温度を変化させることを抑
制することができる。
【0021】請求項6記載の発明は、室内ユニットと室
外ユニットとを備えてなる空気調和機であって、前記室
内ユニットは、吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
器と、請求項1から5のいずれかに記載の換気装置とを
備えてなり、前記室外ユニットは、前記室内熱交換器か
ら流入する前記冷媒と室外気との間で熱交換を行う室外
熱交換器と、該室外熱交換器又は前記室内熱交換器に高
温高圧の気体冷媒を送出する圧縮機とを備えてなること
を特徴とする。
【0022】このような構成としたことで、上記特徴を
有する換気装置を組み込んだ空気調和機を構成すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る換気装置及び
これを備えた空気調和機の一実施の形態について、図
1、図2及び図5を参照して説明する。
【0024】換気装置60は、図1(a)にその概略を
示すように、室内気を室外へ排気するための排気ユニッ
ト70と、室外気を室内に吸気する吸気ユニット80
と、これら排気ユニット70及び吸気ユニット80の双
方を駆動させる両軸モータ90とから構成されている。
排気ユニット70は、室内気を吸気し室外側に吐出する
排気ファン71と、排気ファン71を回転可能に収納し
且つ室内気の吸入口72を有する排気ファンケーシング
73と、排気ファンケーシング73に連結され吸気した
室内気を室外へ導いて排気する排気ホース(排気手段)
74とを具備している。吸気ユニット80は、室外気を
吸気し室内側に吐出する吸気ファン81と、吸気ファン
81を回転可能に収納し且つ室外気の吐出口82を有す
る吸気ファンケーシング83と、吸気ファンケーシング
83に連結され室外気を吸気ファン81側に導いて吸気
する吸気ホース(吸気手段)84とを具備している。
【0025】排気ファンケーシング73と吸気ファンケ
ーシング83とは、一体に連結固定されている。これら
排気ファンケーシング73と吸気ファンケーシング83
との連結部分の中間部分には、モータ固定部75が形成
されており、このモータ固定部75に両軸モータ90が
嵌合、固定されている。このモータ固定部75は、排気
ファンケーシング73と吸気ファンケーシング83との
間で、室内気と室外気とが流通し合わないように、両軸
モータ90の本体部91が嵌合した際に隙間が生じない
ような大きさとなっている。また、排気ファンケーシン
グ73の吸入口72と、吸気ファンケーシング83の吐
出口82とは、それぞれが両軸モータ90の本体部91
とは反対側に開口するように設けられている。このた
め、吸気される室内気と吐出される室外気とが干渉し合
わないようになっている。
【0026】両軸モータ90は、本体部91を貫通して
本体部91から両方向、すなわち吸入口72側及び吐出
口82側に突出する軸部92を有している。この軸部9
2の一端側である吸入口72側には、排気ファン71が
連結されており、軸部92の他端側である吐出口82側
には、吸気ファン81が連結されている。排気ファン7
1、吸気ファン81は、ともに円筒状をなす回転体の内
側に複数枚の羽根が同一方向に連続して設けられた、い
わゆるシロッコタイプのファンである。これら排気ファ
ン71、吸気ファン81は、両軸モータ90によって同
一方向に回転されながら、排気ファン71は室内気を室
外側へ排気し、吸気ファン81は室外気を室内側に吸気
するように動作する。このため、排気ファン71と吸気
ファン81の羽根の傾斜方向は、互いに逆向きとなって
いる。なお、シロッコタイプ以外にも、例えば、プロペ
ラタイプのファンを用いてもよい。こうした一例を、図
1(b)に示す。この例においては、吸気ファン81
を、プロペラファン81aに置き換えている。こうした
ファンの形態は、換気装置60の吸排気効率、運転音、
運転頻度等の諸条件によって、適宜選択されるものであ
る。
【0027】排気ホース74、吸気ホース84は、その
各々の一端側を排気ファンケーシング73及び吸気ファ
ンケーシング83に連結され、建物の壁を貫通するスリ
ーブを通過して室外まで延びて、他端側は室外に開口す
るようになっている。換気装置60の運転時には、排気
ファン71が作動することにより吸込口72から吸入さ
れた室内気は排気ホース74を通って室外へと排出さ
れ、また、吸気ファン81が作動することにより室外気
は吸気ホース84を通って室内側に導かれ吐出口82か
ら吐出されるようになっている
【0028】こうした換気装置60を、空気調和機に備
えた場合の一例について、図2に示す。なお、この空気
調和機と従来例として示した空気調和機とは、室内ユニ
ットの構成が異なるだけであり、この室内ユニット10
0と従来例として示した室内ユニット10とは、換気装
置の構成が異なるだけである。そのため、共通する構成
要素については同一の符号を付することとする。この例
においては、排気ファンケーシング73には、一端部が
吸入口(図示せず)に連結され他端部が換気吸入口12
dと連結されている筒状の吸入ダクト72aが設けられ
ている。また、吸気ファンケーシング83には、一端部
が吐出口(図示せず)に連結され他端部が室内熱交換器
13側に開口する筒状の吐出ダクト82aが設けられて
いる。
【0029】換気装置60の運転時には、排気ファン7
1が作動することにより、室内気は換気吸入口12dか
ら吸入ダクト72aを経て排気ファンケーシング73へ
吸入され、この吸入された室内気は、排気ホース74を
通って室外へと排出される。また、吸気ファン81が作
動することにより、室外気は吸気ホース84から吸気フ
ァンケーシング83へ吸入され、この吸入された室外気
は、吐出ダクト82aから室内ユニット100の室内熱
交換器13側に吐出される。この室外気は、吸込グリル
12bから室内ユニット10内に吸い込まれた室内気と
合流され、室内熱交換器13によって熱交換され空調さ
れた後に、クロスフローファン(図示せず)の回転によ
って吹出口12cから室内に向けて、空調された空気と
して吹き出される。
【0030】本実施形態に係る換気装置及びこれを用い
た空気調和機においては、排気ユニット70と吸気ユニ
ット80とが一体に、すなわち排気ファンケーシング7
3と吸気ファンケーシング83とが一体に連結固定され
るようにし、その連結部分のモータ固定部75に本体部
91が固定された両軸モータ90によって排気ファン7
1、吸気ファン81が回転駆動されるようにしている。
そのため、排気ファン71と吸気ファン81を同一のモ
ータで回転させ、回転数の制御などの各種制御を容易に
行うことができるとともに、換気装置60の消費電力を
抑制し、換気装置を小型化、軽量化して、部品点数を減
らし構成を簡易なものとできる。これにより、室内ユニ
ット100内で占める容積を少なくでき、運転コストを
低減できるとともに、メンテナンスも容易とできる。
【0031】また、排気ファンケーシング73の吸入口
72と吸気ファンケーシング83の吐出口82の各々
は、両軸モータ90の本体部91と反対側に開口するよ
うに設けられているので、開口面積を広くできるととも
に、排気される室内気と吸気される室外気との干渉を抑
制することができ、排気ダクトや吸気ダクト等を設けな
い場合であっても、排気効率及び吸気効率を高めること
ができる。
【0032】更に、吸気ファンケーシング83の吐出ダ
クト82aの他端部を室内熱交換器13側に開口するよ
うにしているので、室外気を、室内熱交換器13によっ
て熱交換し空調した後に、空調空気として吹き出し室内
に取り入れることができる。そのため、室内気と温度差
のある室外気が直接室内に入り込んで、室内気の温度を
変化させることを抑制でき、室内の温度を一定に保ちな
がら換気して、室内気の空調効率の低下を抑制し、空気
調和機の運転効率を高めることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る換気
装置及びこれを備えた空気調和機においては、上記の如
き構成としているので、経済的に運転でき、且つ小型
化、軽量化され、室内気の排気と室外気の吸気との両方
を同時に行うことができるとともに、室内気の空調効率
低下を抑制した換気装置、及びこれを備えた空気調和機
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る換気装置の一実施形態を示す
図であって、(a)はその一例を示す部分断面図、
(b)は他の一例を示す部分断面図である。
【図2】 図1に示した換気装置を備えた空気調和機
の室内ユニットを示す部分断面斜視図である。
【図3】 従来の換気装置を示す図であって、(a)
はその一例を示す部分断面図、(b)は他の一例を示す
部分断面図である。
【図4】 図3に示した換気装置を備えた空気調和機
の室内ユニットを示す側断面図である。
【図5】 一般的な空気調和機の室内ユニットの一例
を示す斜視図である。
【図6】 一般的な空気調和機の一例を示す部分断面
斜視図である。
【符号の説明】
12b 吸込グリル(吸込口) 12c 吹出口 12d 換気吸込口 13 室内熱交換器 14 クロスフローファン(ファン) 20 室外ユニット 20b 室外熱交換器 20f 圧縮機 60 換気装置 70 排気ユニット 71 排気ファン 72 吸入口 73 排気ファンケーシング 74 排気ホース(排気手段) 75 モータ固定部 80 吸気ユニット 81 吸気ファン 82 吐出口 83 吸気ファンケーシング 84 吸気ホース(吸気手段) 90 両軸モータ 91 本体部 92 軸部 100 室内ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 国浩 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 神原 裕志 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 Fターム(参考) 3L050 BA02 BA03 BA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と室内気との間で熱交換を行う室
    内熱交換器を具備する、空気調和機の室内ユニットに設
    けられる換気装置であって、 室内気を室外へ排気する排気ユニットと室外気を室内に
    吸気する吸気ユニットとを具備してなり、 前記排気ユニットは、室内気を吸気し室外側に吐出する
    排気ファンと、該排気ファンを回転可能に収納し且つ前
    記室内気の吸入口を有する排気ファンケーシングと、該
    排気ファンケーシングに連結され吸気した前記室内気を
    室外へ導いて排気する排気手段とを具備し、 前記吸気ユニットは、室外気を吸気し室内側に吐出する
    吸気ファンと、該吸気ファンを回転可能に収納し且つ前
    記室外気の吐出口を有する吸気ファンケーシングと、該
    吸気ファンケーシングに連結され室外気を前記吸気ファ
    ン側に導いて吸気する吸気手段とを具備し、 前記排気ファンと前記吸気ファンは、同一のアクチュエ
    ータによって回転駆動されることを特徴とする換気装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータは、両軸モータで
    あって、該両軸モータの本体部を貫通し該本体部から両
    方向に突出する軸部を有し、該軸部の一端側に前記排気
    ファンが連結され、前記軸部の他端側には前記吸気ファ
    ンが連結されていることを特徴とする請求項1記載の換
    気装置。
  3. 【請求項3】 前記排気ファンケーシングと前記吸気
    ファンケーシングとは一体に連結固定され、前記両軸モ
    ータはこれら排気ファンケーシングと吸気ファンケーシ
    ングとの連結部分に形成されたモータ固定部に固定され
    ていることを特徴とする請求項2記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 前記排気ファンケーシングの吸入口と
    前記吸気ファンケーシングの吐出口とは、それぞれが前
    記両軸モータの本体部と反対側に開口するように設けら
    れていることを特徴とする請求項2又は3記載の換気装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吸気ファンケーシングの吐出口
    は、前記室内熱交換器側に開口することを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の換気装置。
  6. 【請求項6】 室内ユニットと室外ユニットとを備え
    てなる空気調和機であって、 前記室内ユニットは、吸込口から室内気を吸い込みかつ
    吹出口から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外
    ユニットから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内
    熱交換器と、請求項1から5のいずれかに記載の換気装
    置とを備えてなり、 前記室外ユニットは、前記室内熱交換器から流入する前
    記冷媒と室外気との間で熱交換を行う室外熱交換器と、
    該室外熱交換器又は前記室内熱交換器に高温高圧の気体
    冷媒を送出する圧縮機とを備えてなることを特徴とする
    空気調和機。
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