JP4508927B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、その換気に関する。
従来、ルームエアコンなどの空気調和装置は一般的には、換気機能を有しておらず、室内の空気が汚れた際などには適宜、人が窓を開けるなどして、外気を取り入れて換気する必要があった。
そこで、従来より、空気調和装置に換気装置を設けたものが提案されている。たとえば特許文献1に記載されているように、給気ダクトと排気ダクトとを設け、この給気ダクトに給気用送風機を、また、排気ダクトに排気用送風機を設けた空気調和装置がある。
特開2001−304645号公報
ところで、この換気を、室内の空気の汚染度や、外気温、室温に基づいて自動的に行うことが検討されている。この際に、空気の汚染度や外気温、室温などを常時、センシングすることも可能であるが、制御手段の負荷や、消費電力などが増大する場合があった。
解決しようとする問題点は、空気の汚染度や外気温、室温などを常時、センシングすると、制御手段の負荷や、消費電力などが増大することがある点である。
本発明の空気調和装置は、室内機(1)からの冷媒配管(2)が、建屋の孔(4)を通って屋外に導き出されて、室外機(3)に接続されているとともに、前記建屋の孔には通風ダクト(23,24)が挿入されており、前記室内機の内部に設けられた換気用の送風装置(21,22)が前記通風ダクトに接続され、制御手段(46)が、外気温、室温、室内の空気の汚染度などに基づいて前記換気用送風装置を制御する。そして、前記制御手段は、室温のセンシングを所定の時間間隔で有効に成すとともに、この室温のセンシングが有効でない際に、空気の汚染度のセンシングを行っており、この空気の汚染度のセンシングは、少なくとも所定の期間、連続して行われ、かつ、前記空気の汚染度のセンシングが行われていない期間の略中間時点で室温のセンシングを有効としており、前記空気の汚染度のセンシング期間は、前記空気の汚染度のセンシングを行っていない期間よりも長いことを特徴とする
本発明によれば、制御手段は、室温のセンシングを所定の時間間隔で有効に成すとともに、この室温のセンシングが有効でない際に、空気の汚染度のセンシングを行っており、この空気の汚染度のセンシングは、少なくとも所定の期間、連続して行われ、かつ、前記空気の汚染度のセンシングが行われていない期間の略中間時点で室温のセンシングを有効としており、前記空気の汚染度のセンシング期間は、前記空気の汚染度のセンシングを行っていない期間よりも長くなっているので、空気の汚染度に主体を置いた制御手段と室温のセンシングに主体を置いた制御とを交互に用い、誤動作を抑制し制御の安定化を図ることができる。
室内機からの冷媒配管が、建屋の孔を通って屋外に導き出されて、室外機に接続されているとともに、前記建屋の孔には通風ダクトが挿入されており、前記室内機の内部に設けられた換気用の送風装置が前記通風ダクトに接続され、制御手段が、外気温および室温の温度センシング、ならびに、室内の空気の汚染度のセンシングに基づいて前記換気用送風装置を制御している空気調和装置において、制御の安定性を得るという目的や、制御手段の負荷や、消費電力などを削減するという目的も、制御手段が、温度センシングを所定の時間間隔で行い、かつ、この温度センシング間の時間間隔の間において、温度センシングと時間間隔を有して、空気汚染度センシングを行うことで実現した。
次に、本発明における空気調和装置の第1実施例について、図1ないし図11を用いて説明する。図1は本発明における空気調和装置の室内機および室外機の斜視図である。図2は室内機の断面図である。図3は室内機の要部の一部切欠き斜視図である。図4はリモコンの説明図で、(a)が正面図、(b)が前面扉を外した状態の正面図である。図5は空気調和装置の制御の説明図で、(a)が運転パターンの表、(b)が制御装置の入出力図である。図6は給排気運転時の概略の説明図である。図7はダブル排気時の概略の説明図である。図8は操作部から換気運転モードの指示があった際のフローチャートである。図9は空気汚染センサの検出に基づく自動換気運転の際のフローチャートである。図10はセンシングのタイムチャートである。図11はセンシングのフローチャートである。なお、図5(b)においては、換気に関する主な部品のみが記載されており、図示されていない他の部品も制御装置に接続されている。
まず始めに、空気調和装置の全体構成を説明する。
図1において、空気調和装置は、室内機1および、この室内機1と冷媒配管2で接続される室外機3を備えている。室内機1は屋内に設置され、一方、室外機3は屋外に設置されており、冷媒配管2は、建屋に形成された孔4を通って、室内機1と室外機3とを接続している。また、室外機3は、冷媒を圧縮する圧縮機(図示しない)、室外機用熱交換器(図示しない)、冷媒の循環流路を切り換える冷媒流路切換弁(図示しない)および熱交換器用送風機(図示しない)などの機器を具備している。そして、室外機3の運転時には、冷凍サイクルの冷媒が室外機3から暖冷房のために冷媒配管2を介して室内機1に循環している。
図2において、室内機1は、室内機用熱交換器6および循環用送風機7を具備している。室内機1の前面には、可動な前面パネル8が設けられ、この前面パネル8の後側に、空気吸込口11が設けられている。室内機1の稼働中は、前面パネル8は前側に移動して、空気吸込口11から室内の空気を室内機1内に取り込むことが可能となる。また、室内機1の停止時には、前面パネル8は後側すなわち空気吸込口11側に移動して見栄えを良好にしている。室内機1の下側には、空気吹出口12が設けられている。空気吸込口11と室内機用熱交換器6との間には、フィルタ13が設けられている。また、室内機用熱交換器6の上側には、紫外線ランプ装置14が配置されている。
そして、室内機1の循環用送風機7が稼働すると、室内の空気が、空気吸込口11から吸い込まれ、フィルタ13で濾過された後に、室内機用熱交換器6で熱交換され、空気吹出口12から室内に吹き出している。この様にして、循環用送風機7で室内の空気を循環させながら、この空気を室内機用熱交換器6で熱交換している。
また、空気吹出口12には、空気の吹き出し方向を変更するための、ルーバー16,17が設けられている。左右動ルーバー16は、空気の吹き出しの左右方向の向きを変え、上下動ルーバー17は、空気の吹き出しの上下方向の向きを変える。
図3において、室内機1内の端部には、第1送風装置21および第2送風装置22が設けられている。そして、図1および図6において、各送風装置21,22は、通風ダクトである通風管23,24が接続され、この通風管23,24が、冷媒配管2と同様にして、建屋に形成された孔4を通って、屋外に導かれ、外気と連通している。
図6において、第1送風装置21は給排両用送風装置で、第1送風機31、吸込側ダンパー32および吐出側ダンパー33を具備している。第1送風機31は、十分な風量を得ることができるシロッコファンであり、稼働時には、一定方向に空気を流す。また、図6および図7に図示するように、第1送風機31の吸込側は、吸込側ダンパー32により、第1通風管23または室内機1内の空間の何れかに選択的に接続される。一方、第1送風機31の吐出側は、吐出側ダンパー33により、第1通風管23または室内機1内の空間の何れかに選択的に接続される。この様に、ダンパー32,33は、空気の流れを切り換える風路切換手段として機能する。そして、この第1送風装置21が給気運転の場合には、図6に図示するように、各ダンパー32,33は給気切換位置に切り換わる。すなわち、吸込側ダンパー32は第1送風機31の吸込側を第1通風管23に接続するとともに、吐出側ダンパー33は第1送風機31の吐出側を室内機1内の空間に接続する。一方、第1送風装置21が排気運転の場合には、図7に図示するように、各ダンパー32,33は排気切換位置に切り換わる。すなわち、吸込側ダンパー32は第1送風機31の吸込側を室内機1内の空間に接続するとともに、吐出側ダンパー33は第1送風機31の吐出側を第1通風管23に接続する。
第2送風装置22は排気専用送風装置で、第2送風機41を具備しているが、第1送風装置21と異なり、風路切換手段であるダンパーは具備していない。第2送風機41は、第1送風機31と同様にシロッコファンであり、稼働時には、一定方向に空気を流す。図6および図7に図示するように、第2送風機41は、その吸込側が室内機1内の空間に接続され、また、吐出側は第2通風管24に接続される。この様に、第1送風装置21が給排両用送風装置で、第2送風装置22が排気専用送風装置であるので、図5(a)に示すように、この第1実施例の空気調和装置の換気パターンには、給排気運転、単独給気運転、単独排気運転およびダブル排気運転の4種類ある。
空気調和装置の制御手段である制御装置46は、室内機1内のマイコンなどで構成され、空気調和装置の運転を制御している。そして、特に換気に関して、図5(b)に図示するように、制御装置46には、室内機用熱交換器6付近に配置されて二酸化炭素ガスの濃度を検出するCO2センサ47、室内機用熱交換器6付近に配置されて煙草の煙の濃度を検出するガスセンサ48、操作部としてのリモコン49、外気温を検出する外気温センサ51、および、室温を検出する室温センサ53からの信号が入力される。CO2センサ47およびガスセンサ48は、空気の汚染を検出する空気汚染センサとして機能している。また、制御装置46から、第1送風装置21の第1送風機31、ダンパー32,33および第2送風装置22の第2送風機41などに駆動信号が出力される。さらに、制御装置46には、その他、室内機1の各種機器および室外機3の各種機器などが入力や出力可能に接続されている。
リモコン49は、図4に図示するように、表示部61および、開閉可能な前面扉62を具備している。そして、各種の操作ボタン63が、前面扉62やリモコン49の本体に複数設けられている。換気に関する操作ボタンである換気切換ボタン63aおよび換気風量ボタン63bは、図4(b)に図示するように、前面扉62を開けると露出し、操作可能となる。また、空気の汚染度に応じて、自動的に換気させる操作ボタンである換気空清ボタン63cは、図4(a)に図示するように、前面扉62に設けられている。換気切換ボタン63aを押すと、順次、給気および排気の両者を行う給排気運転、給気のみを行う給気運転および、排気のみを行う排気運転を室内機1本体の制御装置46に指示することができるとともに、その換気運転モードが表示部61に表示される。また、換気風量ボタン63bを押すと、順次、換気風量の指示を強、中、弱にすることができ、その指示が室内機1本体の制御装置46に入力される。そして、リモコン49の本体には、手動で暖房運転を指示するための暖房ボタン63dや、手動で冷房運転を指示するための冷房ボタン63eが設けられている。
次に、換気運転モードが指示された際の運転のフローを、図8のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ1において、換気切換ボタン63aが押される毎に、給排気運転、給気運転、排気運転に切り換わり、この指示がリモコン49から制御装置46に行く。また、換気風量ボタン63bが押される度に、指示される風量が強、中、弱に切り換わり、この指示もリモコン49から制御装置46に行く。風量の調整は送風機31,41の回転数を変えることおよび、稼働される送風機31,41の個数(すなわち、単独かダブルか)で行われる。そして、制御装置46は、排気運転で風量が中および弱の場合には単独排気を行い、一方、排気運転で風量が強の場合にはダブル排気を行う。なお、この第1実施例の場合には、給気運転は、ダブル給気は行えず、単独給気のみが行われる。
制御装置46は、給排気運転の場合にはステップ2に行き、単独給気の場合にはステップ5に行き、単独排気の場合にはステップ8に行き、ダブル排気の場合にはステップ11に行く。
ステップ2において、制御装置46はダンパー32,33に給気切換位置に切り換わるように駆動信号を出力する。なお、ダンパー32,33が既に給気切換位置にある場合には、制御装置46はダンパー32,33をその位置に維持させる。なお、制御装置46から信号を出力する前に、指示すべき状態にある場合にはその状態を維持させることは当然であるので、以下はその記載を省略する。そして、ステップ3に行く。
ステップ3において、制御装置46は第1送風機31に稼働信号を出力し、第1送風機31を稼働させる。すると、給排両用送風装置である第1送風装置21が、給気運転を行う。そして、ステップ4に行く。
ステップ4において、制御装置46は排気専用送風装置である第2送風装置22に稼働信号を出力し、第2送風装置22を稼働させて、ステップ1に戻る。そして、再度、リモコン49が操作され、換気運転モードが変更されるまで、その状態を維持する。
そして、ステップ1において単独給気の場合には、ステップ5に行く。ステップ5および6において、ステップ2および3と同様にして、制御装置46は、給排両用送風装置である第1送風装置21を、給気運転させる。そして、ステップ7に行く。
ステップ7において、制御装置46は排気専用送風装置である第2送風装置22を停止し、ステップ1に戻り、換気運転モードが変更されるまで、その状態を維持する。
また、ステップ1において単独排気の場合にはステップ8に行く。ステップ8において、制御装置46はダンパー32,33に信号を出力せずに、ステップ9に行く。
ステップ9において、制御装置46は第1送風機31に停止信号を出力し、第1送風機31を停止させる。すると、給排両用送風装置である第1送風装置21が、停止する。そして、ステップ10に行く。
ステップ10において、制御装置46は排気専用送風装置である第2送風装置22に稼働信号を出力し、第2送風装置22を稼働させて、ステップ1に戻る。そして、再度、換気運転モードが変更されるまで、その状態を維持する。
そして、ステップ1においてダブル排気の場合にはステップ11に行く。ステップ11において、制御装置46はダンパー32,33に排気切換位置に切り換わるように駆動信号を出力する。そして、ステップ12に行く。
ステップ12において、制御装置46は第1送風機31に稼働信号を出力し、第1送風機31を稼働させる。すると、給排両用送風装置である第1送風装置21が、排気運転を行う。そして、ステップ13に行く。
ステップ13において、制御装置46は排気専用送風装置である第2送風装置22に稼働信号を出力し、第2送風装置22を稼働させて、ステップ1に戻る。そして、再度、リモコン49が操作され、換気運転モードが変更されるまで、その状態を維持する。
次に、CO2センサ47やガスセンサ48などの空気汚染センサの検出した空気汚染度に基づいて行われる換気運転のフローを、図9のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ20において、リモコン49の換気空清ボタン63cが押されると、換気空気清浄運転(すなわち、空気汚染度に基づく自動換気運転)の指示信号が制御装置46に送信され、換気空気清浄運転が開始する。そして、ステップ21に行く。
ステップ21において、CO2センサ47やガスセンサ48の検出値である空気汚染度が制御装置46に入力される。そして、ステップ22に行く。ステップ22において、制御装置46はその空気汚染度が、予め設定されている高位設定値および中位設定値と比較して、高、中、低を決定し、高の場合にはステップ23に行き、中の場合にはステップ24に行き、低の場合にはステップ25に行く。
そして、ステップ23において、制御装置46は、前述のステップ11〜13を実行し、ダブル排気運転を行う。そして、ステップ21に戻り、空気汚染度が高以外になるまで、その状態を維持する。
また、ステップ24において、制御装置46は、前述のステップ8〜10を実行し、単独排気運転を行う。そして、ステップ21に戻り、空気汚染度が中以外になるまで、その状態を維持する。
さらに、ステップ25において、制御装置46は、送風装置21,22に停止信号を出力し、送風装置21,22を停止させる。そして、ステップ21に戻り、空気汚染度が低以外になるまで、その停止状態を維持する。
この様にして、空気汚染度が高の場合にはダブル排気運転を、また、中の場合には単独排気運転を行い、さらに、低の場合には排気運転を停止させる。
ところで、空気調和装置は、外気の導入により、冷暖房が促進される時がある。この様な場合には、自動的に、換気を行うことがエネルギー効率上好ましい。そこで、冷房時に、設定温度、室温および外気温の順で温度が低く、かつ、室温と外気温との温度差が所定の範囲内の際には、換気を自動的に行っている。また、暖房時に、設定温度、室温および外気温の順で温度が高く、かつ、外気温と室温との温度差が所定の範囲内の際にも、換気を自動的に行っている。この室温と外気温との温度差の下限は、あまり温度差が小さいと、外気を導入する意味がないため設定されており、また、室温と外気温との温度差の上限は、あまり温度差が大きいと、不用意に室温が急変する可能性があるため設定されている。
そして、制御装置46は、外気温センサ51の外気温および室温センサ53の室温の温度センシング、ならびに、空気汚染センサ47,48の室内の空気の汚染度のセンシングに基づいて第1送風装置21および第2送風装置22を制御する。このセンシングのフローを、図11のフローチャートに基づいて説明する。
ステップ30において、空気調和装置の運転が開始すると、ステップ31に行き、所定の期間(すなわち、安定化期間、たとえば約2分)の間、換気運転が行われる。そして、ステップ32に行く。
ステップ32に行き、センシング用のタイマがカウントを開始する。そして、ステップ33に行く。ステップ33において、制御装置46は、外気温センサ51および室温センサ53から外気温および室温を入手して温度センシングを行い、ステップ34に行く。
ステップ34において、制御装置46は、換気が冷暖房を促進するか否かを判定する。より具体的には、冷房時には、設定温度、室温および外気温の順で温度が低く、かつ、室温と外気温との温度差が所定の範囲内であるかを判定し、また、暖房時には、設定温度、室温および外気温の順で温度が高く、かつ、外気温と室温との温度差が所定の範囲内であるかを判定する。そして、促進する場合にはステップ35に行き、温度換気フラグをONにして、ステップ37に行く。一方、促進しない場合にはステップ36に行き、温度換気フラグをOFFにして、ステップ37に行く。
ステップ37において、制御装置46は、温度換気フラグおよび汚染換気フラグの何れか一方がONの場合には、送風装置21,22に稼働信号を出力して換気を行う。また、温度換気フラグおよび汚染換気フラグの両者がOFFの場合には、送風装置21,22に停止信号を出力して換気を停止する。なお、初期値として、汚染換気フラグはONとなっているので、最初は換気を行っている。また、送風装置21,22の運転モードは、汚染換気フラグがONの場合は、図9のフローチャートに基づいて決定される。汚染換気フラグがOFFで、温度換気フラグがONの場合は、単独吸気モードとなる。そして、ステップ38に行く。
ステップ38において、前側休止期間(たとえば約1分)の間待機し、その後、ステップ39に行く。ステップ39において、制御装置46は、空気汚染センサ47,48から室内の空気の汚染度を入手して空気汚染度センシングを行い、ステップ40に行く。
ステップ40において、制御装置46は、空気の汚染度に基づいて換気が必要か否かを判定する。そして、換気が必要な場合にはステップ41に行き、汚染換気フラグをONにして、ステップ43に行く。一方、換気が不要な場合にはステップ42に行き、汚染換気フラグをOFFにして、ステップ43に行く。
ステップ43において、制御装置46は、温度換気フラグおよび汚染換気フラグの何れか一方がONの場合には、送風装置21,22に稼働信号を出力して換気を行う。また、温度換気フラグおよび汚染換気フラグの両者がOFFの場合には、送風装置21,22に停止信号を出力して換気を停止する。そして、ステップ44に行く。
ステップ44において、制御装置46は、ステップ39の空気汚染度センシングの開始からの所定の期間である空気汚染度センシング期間(たとえば、約8分)が経過したかを判断し、経過していない場合には、ステップ39に戻る。一方、経過した場合には、ステップ45に行く。
ステップ45において、後側休止期間(たとえば約1分)の間待機し、その後、ステップ46に行く。そして、ステップ46において、センシング用のタイマをリセットして、ステップ32に戻る。
この様にして、図10のタイムチャートに示すように、安定化時間の経過後は、温度センシングポイント、前側休止期間、空気汚染度センシング期間、後側休止期間、ついで、温度センシングポイントと順次繰り返す。すなわち、外気温および室温の温度センシングが、所定の時間間隔毎に1回行われ、この温度センシングの間の時間間隔の間において、温度センシングと時間間隔を有して、空気汚染度センシングが行われている。そして、この空気汚染度センシングは、温度センシング間の時間間隔の間において、所定の空気汚染度センシング期間の間、連続的に行われている。なお、温度センシングは常に連続して行い、このセンシング時点の値を有効な値としても同等の制御を得ることができる。
この様にして、制御手段として制御装置は、1)温度センシングを所定の時間間隔で行う温度センシング手段、2)温度センシング間の時間間隔の間において、温度センシングと時間間隔を有して、空気汚染度センシングを行う空気汚染度センシング手段、および3)上記センシング手段のデータに基づいて、換気用送風装置を制御する手段などを具備している。
そして、制御手段は、上記手段以外にも、実行される各工程に対応して各工程を実行する手段を具備している。また、上記手段を全て具備する必要は必ずしもない。
次に、本発明における空気調和装置の第2実施例について説明する。図12は第2実施例の空気調和装置の制御の運転パターンの表である。図13はダブル給気時の概略の説明図である。なお、この第2実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
前述の第1実施例では第2送風装置22は排気専用送風装置であるが、第2実施例では、この第2送風装置22に代えて、第2送風装置70が設けられている。第2送風装置70は、第1送風装置21と同じ給排両用送風装置で、第2送風機71、吸込側ダンパー72および吐出側ダンパー73を具備している。この第2送風機71、吸込側ダンパー72および吐出側ダンパー73は、第1送風装置21の第1送風機31、吸込側ダンパー32および吐出側ダンパー33と同じ構造で、同じ働きをしており、第2送風装置70は、給気および排気の両者を行うことができる。したがって、第2実施例では、図12に示すように、ダブル給気運転を行うことができる。
次に、この第2実施例の空気調和装置において、換気運転モードが指示された際の運転のフローを説明する。なお、追加または修正されるステップのみを記載する。図8のステップ1において、給気運転時に、制御装置46は、風量が中および弱の場合には単独給気を行い、一方、風量が強の場合にはダブル給気を行う。そして、ダブル給気の際には、図8に図示するフローに下記ステップ14〜16(図示は省略)が追加される。第1送風装置21を給気運転させる(ステップ14)とともに、ダンパー72,73を給気切換位置にし(ステップ15)、第2送風機71を稼働させる(ステップ16)。すると、図13に図示するように、第1送風装置21および第2送風装置70の両者が給気運転する。
また、ステップ4,7,10,13は、第2送風装置70は給排両用送風装置であるので、「排気専用装置」の表示は「給排両用送風装置」となり、また、「稼働」の表示は「排気運転」となる。そして、第2送風装置70を排気運転させるフローは、第1送風装置21を排気運転させるフロー(ステップ11,12)と同じであり、ダンパー72,73を排気切換位置にし、第2送風機71を稼働させる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)送風機はシロッコファンであることが好ましいが、他の形式の送風機であることも可能である。
(2)各フローチャートのステップの順序は適宜変更可能である。
(3)制御手段はマイコンで構成されているが、それ以外の構成でも可能である。
(4)冷媒配管2と通風管23,24は、建屋の同じ孔に挿入されることも可能であるし、また、各々別の孔に挿入されることも可能である。なお、建屋の空気調和装置用の孔には、冷媒配管2や通風管23,24以外に、ドレンパイプ、電力線や通信線などを挿入することも可能である。
(5)空気汚染度に基づく自動換気の際に、単独排気運転やダブル排気運転を行っているが、単独給気運転やダブル給気運転を行うことも可能である。
(6)空気汚染センサは、室内の空気の汚れを検出することができるならば、適宜選択可能で、CO2センサやガスセンサ以外のセンサでも可能である。
(7)空気汚染度に基づく自動換気運転の際に、送風量を単独排気運転やダブル排気運転で切り換えているが、送風機の回転数を変更することで、空気汚染度に応じて送風量を調整することも可能である。たとえば、給排気運転、単独排気運転または単独給気運転などで、制御装置により、空気汚染度に応じて、送風機の回転数を変更することも可能である。
(8)時間間隔の具体的な値は、適宜変更可能である。
(9)前側休止期間および後側休止期間に他のセンシングを行うことも可能である。また、前後の休止期間の値は同じであるが、異ならしめることも可能である。
(10)温度センシングおよび空気汚染度センシングにより行われる送風装置21,22の具体的制御は、適宜変更可能である。たとえば、ステップ34において、温度センシングに基づいて、冷房時には、設定温度、室温および外気温の順で温度が低く、かつ、室温と外気温との温度差が所定の範囲内であるかを判定し、また、暖房時には、設定温度、室温および外気温の順で温度が高く、かつ、外気温と室温との温度差が所定の範囲内であるかを判定しているが、冷房時のみ判定を行うことも可能であるし、また、温度差の上限や下限を無くしたりすることも可能である。
換気用送風装置を制御する制御手段が、室温のセンシングを所定の時間間隔で有効に成すとともに、この室温のセンシングが有効でない際に、空気の汚染度のセンシングを行うことにより、空気の汚染度に主体を置いた制御手段と室温のセンシングに主体を置いた制御とを交互に用い誤動作を抑制し制御の安定化を図ることができる。したがって、空気調和とともに換気を行う空気調和装置に適用することが最適である。
図1は本発明における空気調和装置の室内機および室外機の斜視図である。 図2は室内機の断面図である。 図3は室内機の要部の一部切欠き斜視図である。 図4はリモコンの説明図で、(a)が正面図、(b)が前面扉を外した状態の正面図である。 図5は空気調和装置の制御の説明図で、(a)が運転パターンの表、(b)が制御装置の入出力図である。 図6は給排気運転時の概略の説明図である。 図7はダブル排気時の概略の説明図である。 図8は操作部から換気運転モードの指示があった際のフローチャートである。 図9は空気汚染センサの検出に基づく自動換気運転の際のフローチャートである。 図10はセンシングのタイムチャートである。 図11はセンシングのフローチャートである。 図12は第2実施例の空気調和装置の制御の運転パターンの表である。 図13はダブル給気時の概略の説明図である。
1 室内機
2 冷媒配管
3 室外機
4 建屋の孔
21 第1送風装置
22 第2送風装置
23 第1通風管(通風ダクト)
24 第2通風管(通風ダクト)
46 制御装置(制御手段)
47 CO2センサ(空気汚染センサ)
48 ガスセンサ(空気汚染センサ)
51 外気温センサ
53 室温センサ
70 第2送風装置

Claims (1)

  1. 室内機からの冷媒配管が、建屋の孔を通って屋外に導き出されて、室外機に接続されているとともに、前記建屋の孔には通風ダクトが挿入されており、前記室内機の内部に設けられた換気用の送風装置が前記通風ダクトに接続され、制御手段が、外気温、室温、室内の空気の汚染度などに基づいて前記換気用送風装置を制御する空気調和装置であって、
    前記制御手段は、室温のセンシングを所定の時間間隔で有効に成すとともに、この室温のセンシングが有効でない際に、空気の汚染度のセンシングを行っており、この空気の汚染度のセンシングは、少なくとも所定の期間、連続して行われ、かつ、前記空気の汚染度のセンシングが行われていない期間の略中間時点で室温のセンシングを有効としており、前記空気の汚染度のセンシング期間は、前記空気の汚染度のセンシングを行っていない期間よりも長いことを特徴とする空気調和装置。
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