JPH06121935A - 空調一体型ウェルバランスドラフトチャンバー - Google Patents

空調一体型ウェルバランスドラフトチャンバー

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JPH06121935A
JPH06121935A JP29791992A JP29791992A JPH06121935A JP H06121935 A JPH06121935 A JP H06121935A JP 29791992 A JP29791992 A JP 29791992A JP 29791992 A JP29791992 A JP 29791992A JP H06121935 A JPH06121935 A JP H06121935A
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air
draft chamber
room
exhaust
duct
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Yasuhide Furuya
泰英 降矢
Nagao Yokota
長雄 横田
Yohei Iwasaki
洋平 岩崎
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Kajima Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B15/00Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area
    • B08B15/02Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area using chambers or hoods covering the area
    • B08B15/023Fume cabinets or cupboards, e.g. for laboratories

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  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調設備の負担を軽減するとともに、実験作
業環境を快適に改善できる空調一体型ウェルバランスド
ラフトチャンバーを得ること。 【構成】 給気ダクト3を介して導入される総給気量
と、排気ダクト7を介して排気される総排気量とを等し
くし、同給気量の一部を給気ダクト3から室内9に連通
する室内空気吹出口10を介して室内9に吹出し、その
分に相当する空気量を室内9から前面開口部4を経てド
ラフトチャンバー1内に吸引するとともに、給気ダクト
3内に利用側熱交換器、排気ダクト16内に熱源側熱交
換器を夫々配設したヒートポンプを備えてなる空調一体
型ウェルバランスドラフトチャンバー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学実験の実験過程で
発生する人体に有害な種々のガス、あるいは粉塵などの
有害物質が実験室内に拡散したり、人体を汚染したりす
るのを防止して、これらをスムースに排出できるように
した実験機器設備であるドラフトチャンバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記したようなドラフトチャンバーとし
ては、従来、以下のような構成のものがあげられる。 (1)一般型 チャンバー内を排気ファンによって強制排気するように
し、これに伴うチャンバー内への給気を100%室内空
気を吸引して行うようにした構成のもの。
【0003】(2)エアーカーテン型 給気ファンによって外気を給気し、この給気でドラフト
チャンバーの前面開口部にエアーカーテンを形成すると
ともに、チャンバー内を排気ファンで強制排気するよう
に構成したもの。
【0004】(3)プッシュプル型 給・排気の考え方はエアーカーテン型と同様であるが、
排気ファンによる排気量を給気ファンによる給気量より
多くして給気量の不足分を室内から吸引するようにし、
チャンバー内部と実験室内との遮断性をより高度に構成
したもの。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のドラフ
トチャンバーのうち、一般型は、室内の空気を吸引する
ためのドラフトチャンバーの稼動時と非稼動時とで室内
の給・排気バランスが変わる。従って、空調設備側で送
風量をコントロールするなどの対処が必要であった。
【0006】又、エアーカーテン型、プッシュプル型
は、ドラフトチャンバーの稼動時に給気ファンにより外
気を導入する方式のため、空調設備側で送風量をコント
ロールする必要はないが、外気を直接導入するようにし
ているため、室内との温度差を生じ、実験中の検体が温
度変化を起こしたり、実験者にコールドドラフト等の不
快感を与えるなどの問題点があった。
【0007】本発明は上記した問題点を解消するために
なされたもので、空調設備の負担を軽減するとともに、
実験作業環境を快適に改善できる空調一体型ウェルバラ
ンスドラフトチャンバーを得ることを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明に係る空調一体型ウェルバランスドラフト
チャンバーは、ドラフトチャンバー内に給気ファンを介
して外気を導入する給気ダクトと、ドラフトチャンバー
内の空気を排気ファンを介して排気する排気ダクトとを
具備するとともに、前記給気ダクトを介して導入される
外気でドラフトチャンバーの前面開口部にエアーカーテ
ンを形成するドラフトチャンバーにおいて、前記給気ダ
クトを介して導入される総給気量と、前記排気ダクトを
介して排気される総排気量とを等しくし、同給気量の一
部を給気ダクトから室内に連通する室内空気吹出口を介
して室内に吹出し、その分に相当する空気量を室内から
前記前面開口部を経てドラフトチャンバー内に吸引する
とともに、前記給気ダクト内に利用側熱交換器、前記排
気ダクト内に熱源側熱交換器を夫々配設したヒートポン
プを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明に係る空調一体型ウェルバランスドラフ
トチャンバーは、上記したように総給気量と総排気量を
等しくし、給気の一部を室内へ吹出し、その分に相当す
る室内空気をチャンバー内へ吸引するようにしているた
め室内側への有害ガス、粉塵の拡散を防ぐと同時に、稼
動時、非稼動時に係わらず室内の給・排気バランスを保
持することができる。
【0010】又、給気ダクトにヒートポンプの利用側熱
交換器を配設し、空調した空気を給気できるようにして
いるため室内の温度変動を防ぐことができるとともに、
実験中の検体及びその周辺の温度を一定範囲内に保持す
ることができ、しかも、実験者のドラフトチャンバー内
でのコールドドラフトを解消することができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図示のようにドラフトチャンバー1に対して、給
気ファン2より給気ダクト3を介して導入される外気
を、ドラフトチャンバーの前面開口部4に設けられてい
るエアーカーテン吹出口5からエアーカーテン吸込口6
に向かって吹出すことによって給気し、一方、ドラフト
チャンバー1内の空気を、排気ダクト7を介して排気フ
ァン8により排気できるようにしている。
【0012】ここで、給気ダクト3を経て導入される総
給気量と、排気ダクト7を経て排気される総排気量とを
等しくなるように総給気量の75%をエアーカーテン吹
出口5からドラフトチャンバー1に吹出し、他の25%
を給気ダクト3から室内9に連通する室内空気吹出口1
0を経て室内9へ吹出すようにしている。
【0013】このように総給気量と総排気量とを等しく
し、給気量の一部を室内に吹出すことによって生じるド
ラフトチャンバー1内の給・排気量のアンバランスを、
ドラフトチャンバー1の前面開口部4より室内9の空気
を25%吸引することによってバランスさせ、そして、
このことによりドラフトチャンバー1内で発生した有害
物質の室内9への拡散を防止している。
【0014】又、給気ダクト3内に設けられた利用側熱
交換器11と、給気ダクト3から分岐して排気ダクト7
に接続される排気ダクト16中に設けられた熱源側熱交
換器12と圧縮機13及び四方弁14とによってヒート
ポンプ15を構成し、給気される外気を冷房又は暖房で
きるようにしている。
【0015】しかして、上記の構成によると、総給気量
と総排気量とを等しくするとともに、その給気の一部を
室内空気吹出口10から室内9へ吹出し、室内へ吹出し
た空気量に相当する分の室内空気を前面開口部4からド
ラフトチャンバー1内へ吸引するようにしているため、
稼動時、非稼動時に係わらず、室内の空気バランスを保
持することができ、空調負荷の変動を少なくすることが
できるとともに、ドラフトチャンバー1内で発生した有
害物質の室内への拡散防止効果を高めることができる。
【0016】又、夏期にはヒートポンプ15の冷媒循環
方向を四方弁14によって実線矢印方向とし、利用側熱
交換器11を蒸発器、熱源側熱交換器12を凝縮器とし
て作用させ給気を冷却し、汲み上げた熱を排気側へ放出
して冷房を行ない、一方冬期は、四方弁14で冷媒循環
方向を破線矢印方向とし、利用側熱交換器11を凝縮
器、熱源側熱交換器12を蒸発器として作用させ給気を
加熱して暖房を行うことができるため、外気を空調して
ドラフトチャンバー1に給気できる。従って、実験の検
体及びその周辺の空気温度を一定範囲内に保持できると
ともに、実験者に直接外気が当たることによるコールド
ドラフトの不快感を解消することができる。
【0017】更に、空調用の熱交換器11、12を給・
排気ダクト3、16内に配設し、給気の一部を利用する
ようにしているため、ヒートポンプ15を構成する冷媒
配管の引き回し工事や室外機の設置スペースなどが不要
となり、コンパクトで、かつ、スマートにドラフトチャ
ンバー1内の空調を実現することができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る空
調一体型ウェルバランスドラフトチャンバーによると、
ドラフトチャンバーの稼動時と非稼動時での室内空気バ
ランスの不釣り合いや、空調負荷の変動をなくすること
ができるため、空調設備の負荷を軽減することができる
とともに、外気を空調して給気するようにしているため
実験中の検体の温度変化の防止と、実験環境の改善向上
を図ることができる。又、ドラフトチャンバー内を空調
するヒートポンプをコンパクトに設置しているためスペ
ースセービングと工事の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ドラフトチャンバー 2 給気ファン 3 給気ダクト 4 前面開口部 5 エアーカーテン吹出口 6 エアーカーテン吸込口 7 排気ダクト 8 排気ファン 9 室内 10 室内空気吹出口 11 利用側熱交換器 12 熱源側熱交換器 13 圧縮機 14 四方弁 15 ヒートポンプ 16 排気ダクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラフトチャンバー内に給気ファンを介
    して外気を導入する給気ダクトと、ドラフトチャンバー
    内の空気を排気ファンを介して排気する排気ダクトとを
    具備するとともに、前記給気ダクトを介して導入される
    外気でドラフトチャンバーの前面開口部にエアーカーテ
    ンを形成するドラフトチャンバーにおいて、前記給気ダ
    クトを介して導入される総給気量と前記排気ダクトを介
    して排気される総排気量とを等しくし、同給気量の一部
    を給気ダクトから室内に連通する室内空気吹出口を介し
    て室内に吹出し、その分に相当する空気量を室内から前
    記前面開口部を経てドラフトチャンバー内に吸引すると
    ともに、前記給気ダクト内に利用側熱交換器、前記排気
    ダクト内に熱源側熱交換器を夫々配設したヒートポンプ
    を備えてなることを特徴とする空調一体型ウェルバラン
    スドラフトチャンバー。
JP4297919A 1992-10-09 1992-10-09 空調一体型ウェルバランスドラフトチャンバー Expired - Lifetime JP2586866B2 (ja)

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Cited By (4)

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