JPS63180026A - 空気調和システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は家屋に設けられる部屋の冷暖房および換気を
するようにした空気調和システムに関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は例えば実開昭５０−４４４５１号公報に示され
た従来の多室用空気調和ファンコイルユニットを示す概
略図であり、図において（１）は−側壁に給気口（２）
（２）を設は他側壁に吹出口（３）　（３１を設けたケ
ーシングで、仕切板（４）により給気口■がら吹出口（
３）に至る第１通風路（町と第２通風路（６）が独立し
て形成されている。■（７）はこれらの第１通風路（５
）と第２通風路内）内にそれぞれ設けられた電動機（へ
）、羽根（図示せず）および羽根ケーシング（９）から
成る送風機、ａ〔は上記第１通風路（５）と第２通風路
に跨って設けられ冷温水発生器（図示せず）に連設され
た冷暖房用コイルである。

従来の多室用空気調和ファンコイルユニットは上記のよ
うに構成され、それぞれの送風１！（７）（７）を運転
し冷暖房用コイルＱ（Ｉに冷水あるいは温水を通すこと
により、給気口（２１（２）から吸い込まれた空気は冷
暖房用コイル叫で熱交換され吹出口（３１Ｌ３］から冷
風あるいは温風となって吹き出される。この吹き出され
る冷風あるいは温風を吹出口（３１（３１にダクトの一
端を接続し他端を家屋に設けられた部屋にそれぞれ連設
することで部屋を冷暖房することができ、部屋の密閉度
の高い場合には、これらの部屋と給気口（２１（２１と
をダクトで連設させることにより、部屋の空気を循環さ
せながら冷暖房することができるようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の多室用空気調和ファンコイルユニッ
トでは、室内空気を給気口（２１（２］から吸い込み、
冷暖房用コイル叫で熱交換させて吹出口β）Ｂ）から吹
き出させて冷暖房するようにしているため、例えば食堂
のように空気が汚れやすい部屋を冷暖房するような場合
は、その部屋の窓等を開けて換気をしなければならず、
冷暖房効率が低下する問題点があった。

この発明は係る問題点を解決するなめになされたもので
、冷暖房とともに換気することができ、かつ、換気によ
る排熱を回収可能な冷暖房効率の高い空気調和システム
を得ることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係わる空気調和システムは、吸込口と吐出口
とを室内側と室外側のそれぞれに一組ずつ設けた熱交ケ
ーシング内に上記室内側から室外側に至る排気通路と吸
気通路とを上記吸込口と上記吐出口との間に設けてその
排気通路内には排気流を形成する送風機を、その吸気通
路内には吸気流を形成する送風機を設けるとともに、上
記排気流と上記吸気流との間で熱交換する熱交換器を設
けた熱交換装置と、この熱交換装置の室内側吸込口およ
び室内側吐出口にそれぞれ連設される給気口を一側壁に
設けるとともに、他側壁にこれら給気口と連通する吹出
口を設けた空調機ケーシング内に上記給気口から上記吹
出口に至る第１通風路および第２通風路をそれぞれ独立
して設け、上記第１通風路および上記第２通風路内にそ
れぞれ送風機を設けるとともに、上記第１通風路と上記
第２通風路に跨って冷暖房用コイルを設けたファンコイ
ルユニットと、このファンコイルユニットの上記第１通
風路の吹出口に一端を連設し他端を第１の部屋に連設し
た第１給気ダクトと、上記ファンコイルユニットの上記
第２通風路の吹出口に一端を連設し他端を第２の部屋に
連設した第２給気ダクトと、上記第１の部屋に一端を連
設し他端を上記熱交換装置の室内側吐出口と上記ファン
コイルユニットの給気口との連設部に連設した第１環気
ダクトと、上記第２の部屋に一端を連設し他端を上記熱
交換装置の室内側吸込口と上記ファンコイルユニットの
給気口との連設部に連設した第２環気ダクトとを備えた
ものである。

〔作用〕

この発明においては、ファンコイルユニットにより各部
屋を冷暖房することができるとともに、熱交換装置によ
り排熱を回収しながら換気することができるため、冷暖
房効率が高く環境が快適なものとなる。

〔実施例〕 第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す概略図
およびファンコイルユニットの側面概略図であり、図に
おいて（１１）は家屋で、寝室（１２）子供部屋（１３
）等の比較的空気が汚れにくい第１の部屋（Ａ）と、居
間（１４）台所（１５）等の比較的空気が汚れやすい第
２の部屋（Ｂ）および機械室（Ｃ）が設けられている。

（１６）は熱交換装置で、吸込口（１７）と吐出口（１
８）とを室内側と室外側のそれぞれに一組ずつ設けた熱
交ケーシング（１９）内に、室内側から室外側に至る排
気通路（２０）と吸気通路（２１）とを上記吸込口（１
７）と吐出口（１８）との間で交差するように設け、上
記排気通路（２０）には排気流を形成する送風機（２２
）を、上記吸気通路（２１）には吸気流を形成する送風
機（２３）を設けるとともに、上記交差部に上記排気流
と吸気流との間で温度と湿度を同時にかつ連続的に全熱
交換する熱交換器（２４）を設けて形成されている。（
２５）はファンコイルユニットで、上記熱交換装置（１
６）の室内側吸込口（１７）と室内側吐出口（１８）に
それぞれダクト（２６）　（２６）を介して連設される
給気口（２７）　（２７）を−側壁に設けるとともに、
他側壁にこれら給気口（２７）　（２７）と連通ずる吹
出口（２８）　（２８）を設けた空調機ケーシング（２
９）内に、上記給気口（２７）から上記吹出口（２８）
に至る第１通風２Ｋ＜３０）および第２通風路（３１）
をそれぞれ仕切板（３２）を介して独立して設け、上記
第１通風路（３０）内および第２通風路（３１）内には
それぞれ単独運転可能に形成した送風機（３３）　（３
４）が設けられているとともに、冷暖房用コイル（３５
）が各通風路（３０）（３１）に跨って設けられている
。　（３６）は冷暖房用コイル（３５）に冷水あるいは
温水を供給するための冷温水発生器、（３７）は上記フ
ァンコイルユニット（２５）の第１通風路（３０）の吹
出口（２８）に一端を連設し他端を第１の部！（Ａ）に
連設した第１給気ダクト、（３８）は上記ファンコイル
ユニット（２５）の第２通風路（３１）の吹出口（２８
）に一端を連設し他端を第２の部屋（Ｂ）に連設した第
２給気ダクト、（３９）は上記第１の部屋（Ａ）に一端
を連設し他端を上記熱交換装置（１６）の室内側吐出口
（１８）と上記ファンコイルユニット（２５）の給気口
（２７）と連設するダクト（２６）に連設した第１環気
ダクト、（４０）は上記第２の部屋（Ｂ）に一端を連設
し他端を上記熱交換装置（１６）の室内側吸込口（１７
）と上記ファンコイルユニット（２５）の給気口（２７
）と連設するダクト（２６）に連設した第２環気ダクト
である。

上記のように構成された空気調和システムにおいては、
各部屋を冷房あるいは暖房するときは、冷温水発生器（
３６）により冷暖房用コイル（３５）に冷水あるいは温
水を供給して送風機（３３）　（３４）を運転すること
により空気を冷風あるいは温風として、第１給気ダクト
（３７）から第１の部屋（Ａ）に吹き出し、第１環気ダ
クト（３９）から給気口（２７）に戻して循環させると
ともに、第２給気ダクト（４０）から第２の部屋（Ｂ）
に吹き出し、第２環気ダクト（４０）から給気口（２７
）に戻して循環させ、第１の部屋（Ａ）と第２の部屋（
Ｂ）を冷暖房する。この冷暖房は送風！　（３３）　（
３４）がそれぞれ単独で運転できることから必要に応じ
て一方の送風機のみを運転し、第１の部屋（Ａ）または
第２の部屋（Ｂ）のみを冷暖房することも可能である。

このようにして冷暖房がなされるが、部屋の空気が汚れ
た場合には熱交換装ｆｉ　＜１６）の送風ｆｉ　（２２
）　（２３）を運転して、特に汚れやすい第２の部屋（
Ｂ）の空気を排出するようにし、汚れの少ない第１の部
屋（Ａ）へ外気を供給するようにしてやる。このとき室
外空気は熱交換器（２４）により排気流と吸気流との間
で熱交換され、冷房時には室外空気の温度を下げ、暖房
時には室外空気の温度を上げて第１の部屋（Ａ）に供給
されることになり、冷暖房効率の低下を防止する。この
ようにして換気することにより、汚染度の低い第１の部
屋（Ａ）の圧力は高く、汚染度の高い第２の部屋（Ｂ）
の圧力は低くなり、第１の部屋（Ａ＞から第２の部ｆｆ
１（Ｂ）へ室内空気は移動することになり、快適な環境
が得られるものとなる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、吸込口と吐出口とを室
内側と室外側のそれぞれに一組ずつ設けた熱交ゲージン
グ内に上記室内側から室外側に至る排気通路と吸気通路
とを上記吸込口と上記吐出口との間に設けてその排気通
路内には排気流を形成する送風機を、その吸気通路内に
は吸気流を形成する送風機を設けるとともに、上記排気
流と上記吸気流との間で熱交換する熱交換器を設けた熱
交換装置と、この熱交換装置の室内側吸込口および室内
側吐出口にそれぞれ連設される給気口を一側壁に設ける
とともに、他側壁にこれら給気口と連通ずる吹出口を設
けた空調機ケーシング内に上記給気口から上記吹出口に
至る第１通風路および第２通風路をそれぞれ独立して設
け、上記第１通風路および上記第２通風路内にそれぞれ
送風機を設けるとともに、上記第１通風路と上記第２通
風路に跨って冷暖房用コイルを設けたファンコイルユニ
ットと、このファンコイルユニットの上記第１通風路の
吹出口に一端を連設し他端を第１の部屋に連設した第１
給気ダクトと、上記ファン、コイルユニットの上記第２
通風路の吹出口に一端を連設し他端を第２の部屋に連設
した第２給気ダクトと、上記第１の部屋に一端を連設し
他端を上記熱交換装置の室内側吐出口と上記ファンコイ
ルユニットの給気口との連設部に連設した第１環気ダク
トと、上記第２の部屋に一端を連設し他端を上記熱交換
装置の室内側吸込口と上記ファンコイルユニットの給気
口との連設部に連設した第２環気ダクトとを備えて構成
したことにより、各部屋を冷暖房することができるとと
もに、排熱を回収しながら換気することができるため、
冷暖房効率が高く快速な環境が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す概略図、第２図は同
じくファンコイルユニット（２５）の側面概略図、第３
図は従来の多室用空気調和ファンコイルユニットを示す
概略図である。 なお、各図中同一符号は同一部分を示し、（１６）は熱
交換装置、（１７）は吸込口、（１８）は吐出口、（１
９）は熱交ケーシング、（２０）は排気通路、（２１）
は吸気通路、（２２）　（２３）は送風機、（２４）は
熱交換器、（２５）はファンコイルユニット、（２７）
は給気口、（２８）は吹出口、（２９）は空調機ケーシ
ング、（３０）は第１通風路、（３１）は第２通風路、
（３３）　（３４）は送風機、（３５）は冷暖房用コイ
ル、（３７）は第１給気ダクト、（３８）は第２給気ダ
クト、（３９）は第１環気ダクト、（４０）は第２環気
ダクト、（Ａ）は第１の部屋、（Ｂ）は第２の部屋であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込口と吐出口とを室内側と室外側のそれぞれに一組ず
   つ設けた熱交ケーシング内に上記室内側から室外側に至
   る排気通路と吸気通路とを上記吸込口と上記吐出口との
   間に設けてその排気通路内には排気流を形成する送風機
   を、その吸気通路内には吸気流を形成する送風機を設け
   るとともに、上記排気流と上記吸気流との間で熱交換す
   る熱交換器を設けた熱交換装置と、この熱交換装置の室
   内側吸込口および室内側吐出口にそれぞれ連設される給
   気口を一側壁に設けるとともに、他側壁にこれら給気口
   と連通する吹出口を設けた空調機ケーシング内に上記給
   気口から上記吹出口に至る第１通風路および第２通風路
   をそれぞれ独立して設け、上記第１通風路および上記第
   ２通風路内にそれぞれ送風機を設けるとともに、上記第
   １通風路と上記第２通風路に跨って冷暖房用コイルを設
   けたファンコイルユニットと、このファンコイルユニッ
   トの上記第１通風路の吹出口に一端を連設し他端を第１
   の部屋に連設した第１給気ダクトと、上記ファンコイル
   ユニットの上記第２通風路の吹出口に一端を連設し他端
   を第２の部屋に連設した第２給気ダクトと、上記第１の
   部屋に一端を連設し他端を上記熱交換装置の室内側吐出
   口と上記ファンコイルユニットの給気口との連設部に連
   設した第１環気ダクトと、上記第２の部屋に一端を連設
   し他端を上記熱交換装置の室内側吸込口と上記ファンコ
   イルユニットの給気口との連設部に連設した第２環気ダ
   クトとを備えて成る空気調和システム。