JP2573348B2 - 空調換気システム - Google Patents

空調換気システム

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JP2573348B2 JP7601889A JP7601889A JP2573348B2 JP 2573348 B2 JP2573348 B2 JP 2573348B2 JP 7601889 A JP7601889 A JP 7601889A JP 7601889 A JP7601889 A JP 7601889A JP 2573348 B2 JP2573348 B2 JP 2573348B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空調換気システムに係わり、特に、大型店
舗等の大空間空調に好適する空調換気システムに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、建屋の空調換気を行なう空調換気システムとし
ては、例えば、実開昭60-21635号公報,特開昭63-15694
6号公報,特開昭63-217155号公報等に開示されるものが
知られている。
そして、従来、大型店舗等の大空間の空調換気は、主
に、以下述べる2つの方法により行なわれている。
第11図は、各階に空調機と排気ファンを設置する方法
を示すもので、図において機械室11内には、空調機13が
収容され、また、送風機室15内には、排気ファン17が収
容されている。
そして、空調機13には、多数の給気口19へ空気を供給
する給気ダクト21が接続され、一方、排気ファン17に
は、多数の排気口23から空気を吸引するための排気ダク
ト25が接続されている。
第12図は、各階の外気処理用の空調機,排気ファンお
よび天井吊の大型ファンコイルユニットを設置する方法
を示すもので、図において機械室27内には、外気処理用
の空調機29が収容され、また、送風機室31内には、排気
ファン33が収容されている。
そして、空調機29には、給気口35へ空気を供給する給
気ダクト37が接続され、排気ファン33には、排気口39か
ら空気を吸引するための排気ダクト41が接続されてい
る。
また、天井には、冷暖房用の大型ファンコイルユニッ
ト43が所定間隔を置いて配置されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の空調換気システムで
は、空調機13,29を収容するための機械室11,27、あるい
は、排気ファン17,33を収容するための送風機室15,31が
必要であり、また、建屋内に空気を分配するための給気
ダクト21,37および排気ダクト25,41が必要になり、この
結果、空調換気システムが大掛かりになり、また、多大
なスペースが必要になるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決したもので、ダク
トを不要にすることができるとともに、設置スペースを
従来より大幅に低減することのできる空調換気システム
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかわる空調換気システムは、建屋の所定階
に、この所定階の上階または下階に連通する第1の熱回
収型換気ユニットと第2の熱回収型換気ユニットとを所
定間隔を置いて配置し、前記第1の熱回収型換気ユニッ
トで熱交換された外部空気を前記所定階内に給気し、こ
の所定階内を前記第2の熱回収型換気ユニットに向けて
流し、この給気を第2の熱回収型換気ユニット内におい
て新たな外部空気と熱交換した後、外部に排気し、一
方、前記第2の熱回収型換気ユニットで熱交換された新
たな外部空気を、第2の熱回収型換気ユニットから前記
上階または下階に給気し、上階または下階内を前記第1
の熱回収型換気ユニットに向けて流し、この給気を第1
の熱回収型換気ユニット内において第1の熱回収型換気
ユニットに流入する前記外部空気と熱交換し、外部に排
気するものである。
〔作用〕
本発明においては、建屋の所定階に、この所定階の上
階または下階に連通する第1の熱回収型換気ユニットと
第2の熱回収型換気ユニットとが所定間隔を置いて配置
される。
そして、第1の熱回収型換気ユニットで熱交換された
外部空気が所定階内に給気され、この所定階内を第2の
熱回収型換気ユニットに向けて流される。
この給気は第2の熱回収型換気ユニット内において新
たな外部空気と熱交換された後、外部に排気される。
一方、第2の熱回収型換気ユニットで熱交換された新
たな外部空気は、第2の熱回収型換気ユニットから上階
または下階に給気され、上階または下階内を第1の熱回
収型換気ユニットに向けて流され、この給気は第1の熱
回収型換気ユニット内において第1の熱回収型換気ユニ
ットに流入する外部空気と熱交換され、外部に排気され
る。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図および第2図は、本発明の空調換気システムの
一実施例を示すもので、図において符号45は、大型店舗
等の大空間を有する建屋を示しており、符号47は2階
を、符号49は1階を示している。
2階47の左側壁面近傍には、2台の第1の熱回収型換
気ユニット51が配置され、一方、右側壁面近傍には、2
台の第2の熱回収型換気ユニット53が配置されている。
これ等の第1および第2の熱回収型換気ユニット51,5
3は、排気口55および給気口57により、1階に連通され
ている。
また、1階49および2階47の天井には、冷房および暖
房を行なうための大型ファンコイルユニット59が配置さ
れている。
第3図ないし第6図は、第1の熱回収型換気ユニット
51の詳細を示すもので、図において符号61はユニット本
体を示している。
このユニット本体61の下面には、第1図で示した排気
口55にダクト63を介して接続される排気ダクト接続口64
が形成されており、また、中央には、全熱交換器65が配
置されている。
そして、この第1の熱回収型換気ユニット51では、排
気ダクト接続口64に流入した排気は、風量調整兼防火ダ
ンパ66を通り、排気ファン67を通過した後、全熱交換器
65で外部空気と熱交換され、外部に排気されるように構
成されている。
一方、外部空気は、全熱交換器65において排気と熱交
換した後、給気ファン68に流入し、ここで、バイパス室
69を通り、外気冷房用ダンパ70を通過した空気と合流
し、風量調節ダンパ71を通過し、給気口72から2階47に
給気されるように構成されている。
なお、図において符号73はフィルタを、符号74は風量
調整ハンドルを示している。
第7図ないし第10図は、第2の熱回収型換気ユニット
53の詳細を示すもので、図において符号75はユニット本
体を示している。
このユニット本体75の下面には、第1図で示した給気
口57にダクト76を介して接続される給気ダクト接続口86
が形成されており、また、中央には、全熱交換器78が配
置されている。
そして、この第2の熱回収型換気ユニット53では、排
気口79からユニット本体75に流入した排気は、風量調整
ダンパ80を通り、排気ファン81を通過した後、全熱交換
器78で外部空気と熱交換され、外部に排気されるように
構成されている。
一方、外部空気は、全熱交換器78において排気と熱交
換した後、給気ファン82に流入し、ここで、バイパス室
83を通り、外気冷房用ダンパ84を通過した空気と合流
し、風量調整兼防火ダンパ85を通過し、給気ダクト接続
口86を通り、給気口57から1階49に給気されるように構
成されている。
なお、図において符号87はフィルタを、符号88は風量
調整ハンドルを示している。
以上のように構成された空調換気システムでは、第1
の熱回収型換気ユニット51の全熱交換器65において、1
階49からの排気と熱交換された外部空気は、第1の熱回
収型換気ユニット51の給気口72から2階47内に給気さ
れ、大型ファンコイルユニット59により攪拌されなが
ら、この2階47内を第2の熱回収型換気ユニット53に向
けて流される。
この給気は第2の熱回収型換気ユニット53の排気口79
から、第2の熱回収型換気ユニット53内に流入し、第2
の熱回収型換気ユニット53の全熱交換器78により新たな
外部空気と熱交換された後、外部に排気される。
一方、第2の熱回収型換気ユニット53の全熱交換器78
で熱交換された新たな外部空気は、第2の熱回収型換気
ユニット53の給気ダクト接続口86を通り、給気口57から
1階49に給気され、大型ファンコイルユニット59により
攪拌されながら、1階49内を第1の熱回収型換気ユニッ
ト51に向けて流され、排気口55から、第1の熱回収型換
気ユニット51の排気ダクト接続口64を通り、第1の熱回
収型換気ユニット51内に流入し、第1の熱回収型換気ユ
ニット51内において、全熱交換器65により、第1の熱回
収型換気ユニット51に流入する外部空気と熱交換され、
外部に排気される。
しかして、以上のように構成された空調換気システム
では、建屋の2階47に、1階49に連通する第1の熱回収
型換気ユニット51と第2の熱回収型換気ユニット53とを
所定間隔を置いて配置し、第1の熱回収型換気ユニット
51で熱交換された外部空気を2階47内に給気し、この2
階47内を第2の熱回収型換気ユニット53に向けて流し、
この給気を第2の熱回収型換気ユニット53内において新
たな外部空気と熱交換した後、外部に排気し、一方、第
2の熱回収型換気ユニット53で熱交換された新たな外部
空気を、第2の熱回収型換気ユニット53から1階49に給
気し、1階49内を第1の熱回収型換気ユニット51に向け
て流し、この給気を第1の熱回収型換気ユニット51内に
おいて第1の熱回収型換気ユニット51に流入する外部空
気と熱交換し、外部に排気するようにしたので、ダクト
を不要にすることができるとともに、設置スペースを従
来より大幅に低減することが可能となる。
すなわち、以上のように構成された空調換気システム
では、2階47および1階49には、第1の熱回収型換気ユ
ニット51から第2の熱回収型換気ユニット53に向けて、
および、第2の熱回収型換気ユニット53から第1の熱回
収型換気ユニット51に向けての空気の流れが生ずるた
め、室内に一方の換気気流を形成することが可能とな
り、ダクトを不要にすることが可能となる。
そして、この実施例では、大型ファンコイルユニット
59を設けたので、大型ファンコイルユニット59の攪拌効
果により、室内環境を全域にわたり快適なものにするこ
とが可能となる。
また、以上のように構成された空調換気システムで
は、柱際のデッドスペースを利用して、第1および第2
の熱回収型換気ユニット51,53を配置することが可能と
なるため、機械室および送風機室が不要となり、スペー
スの有効利用を図ることが可能となる。
さらに、この実施例では、2階47に第1および第2の
熱回収型換気ユニット51,53を配置するようにしたの
で、営業的に価値の高い1階49の床面スペースを全域に
わたって有効利用することが可能となる。
また、この実施例では、第1および第2の熱回収型換
気ユニット51,53により、熱回収と外気冷房運転とが可
能になり、運転台数の選択により換気風量の制御が可能
であり、さらに、ダクトによる摩擦損失が少ないので搬
送動力を低減することが可能であり、これ等により、従
来より大幅に省エネルギー化を図ることが可能となる。
なお、以上述べた実施例では、2階47に第1および第
2の熱回収型換気ユニット51,53を配置し、2階47と1
階49との空調換気を行なった例について述べたが、本発
明は、かかる実施例に限定されるものではなく、適当な
所定階に第1および第2の熱回収型換気ユニットを配置
し、この所定階と、この所定階の上階または下階の空調
換気を行なうようにしても良いことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、建屋の所定階
に、この所定階の上階または下階に連通する第1の熱回
収型換気ユニットと第2の熱回収型換気ユニットとを所
定間隔を置いて配置し、前記第1の熱回収型換気ユニッ
トで熱交換された外部空気を前記所定階内に給気し、こ
の所定階内を前記第2の熱回収型換気ユニットに向けて
流し、この給気を第2の熱回収型換気ユニット内におい
て新たな外部空気と熱交換した後、外部に排気し、一
方、前記第2の熱回収型換気ユニットで熱交換された新
たな外部空気を、第2の熱回収型換気ユニットから前記
上階または下階に給気し、上階または下階内を前記第1
の熱回収型換気ユニットに向けて流し、この給気を第1
の熱回収型換気ユニット内において第1の熱回収型換気
ユニットに流入する前記外部空気と熱交換し、外部に排
気するようにしたので、ダクトを不要にすることができ
るとともに、設置スペースを従来より大幅に低減するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空調換気システムの一実施例を示す縦
断面図である。 第2図は第1図の横面図である。 第3図は第1図の第1の熱回収型換気ユニットの詳細を
示す縦断面図である。 第4図は第3図の縦断面図である。 第5図は第3図の正面図である。 第6図は第3図の側面図である。 第7図は第1図の第2の熱回収型換気ユニットの詳細を
示す縦断面図である。 第8図は第7図の縦断面図である。 第9図は第7図の正面図である。 第10図は第7図の側面図である。 第11図および第12図はそれぞれ従来の空調換気システム
を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 47……1階 49……2階 51……第1の熱回収型換気ユニット 53……第2の熱回収型換気ユニット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋の所定階に、この所定階の上階または
    下階に連通する第1の熱回収型換気ユニットと第2の熱
    回収型換気ユニットとを所定間隔を置いて配置し、前記
    第1の熱回収型換気ユニットで熱交換された外部空気を
    前記所定階内に給気し、この所定階内を前記第2の熱回
    収型換気ユニットに向けて流し、この給気を第2の熱回
    収型換気ユニット内において新たな外部空気と熱交換し
    た後、外部に排気し、一方、前記第2の熱回収型換気ユ
    ニットで熱交換された新たな外部空気を、第2の熱回収
    型換気ユニットから前記上階または下階に給気し、上階
    または下階内を前記第1の熱回収型換気ユニットに向け
    て流し、この給気を第1の熱回収型換気ユニット内にお
    いて第1の熱回収型換気ユニットに流入する前記外部空
    気と熱交換し、外部に排気することを特徴とする空調換
    気システム。
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