JP2012088009A - 多層階建物の空調設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】階別の空調手段についてメンテナンスを考慮した上で好適な設置を実現する。
【解決手段】多層階建物には、階ごとにそれぞれ空調を行う複数の空調手段が設けられている。複数の空調手段はそれぞれ、空調エアを供給する空調装置31,33と、該空調装置31,33から供給される空調エアを空調対象となる建物空間部まで導く空調ダクト32,34とを備えている。多層階建物のうちいずれかの所定階には、各空調装置31,33を設置する複数の機械室40A,40Bが互いに隣接して設けられている。複数の機械室40A,40Bには、各空調装置31,33のメンテナンス作業時に用いられる開口部43と扉体45とが建物内において同一方向にそれぞれ設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層階建物の空調設備に関するものである。
二階建て住宅や三階建て住宅など、各種の多層階建物において、各階ごとに空調装置を設け、階別に分割して建物内の空調を実施するシステムが提案されている。かかる場合、例えば二階建て住宅において、一般には一階の床下部分に一階用の空調装置を設置するとともに、二階の天井裏部分に二階用の空調装置を設置することが考えられる。
また、空調装置に関するメンテナンス性を向上させるための技術として、例えば、特許文献1の住宅建物では、住宅建物の設備配管及び設備装置を、住宅建物の一側壁面のみに設け、これら配管及び設備装置を被覆するように住宅建物の一側壁面に被覆壁を設けている。そして、かかる構成により、住宅建物の外観からは設備装置が一切見えないこととなり、住宅建物と被覆壁とが一体化した優れた外観となる、住宅建物の一側壁面に設備装置と配管とが集中しているのでメンテナンスが容易に行える、といった効果が得られるとしている。
特開2008−2090号公報
しかしながら、上記の特許文献1は、ガス管、空調配管等の設備配管や、給湯器、空調室外機等の設備装置といった主に屋外に設置される設備類について配置の改善を図るものであり、建物内部に設置される設備類について配置の改善を図るものではない。ここで、空調装置は、多層階建物において階別に設けられる場合が多く、その点からすれば各階の空調装置のメンテナンスは、作業者が各階に移動することで実施されるものとなっている。したがって、上下各階に設けられる空調装置についてメンテナンス性向上を図る上で改善の余地が残されている。
本発明は、階別の空調手段についてメンテナンスを考慮した上で好適な設置を実現することができる多層階建物の空調設備を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明は、多層階建物の階ごとにそれぞれ空調を行う複数の空調手段を備える多層階建物の空調設備であって、前記複数の空調手段はそれぞれ、空調エアを供給する空調装置と、該空調装置から供給される空調エアを空調対象となる建物空間部まで導く空調ダクトとを備え、前記多層階建物のうちいずれかの所定階に、前記複数の空調手段の各空調装置を設置する複数の機械室が互いに隣接して設けられ、前記複数の機械室には、前記各空調装置のメンテナンス作業時に用いられるメンテナンス用開口部が建物内において同一方向にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、階別に設けられる複数の空調手段の各空調装置が同一階の各機械室にそれぞれ設けられており、かつ複数の機械室においてメンテナンス用開口部が建物内において同一方向にそれぞれ設けられているため、メンテナンス作業を容易に実施できる。例えば住宅用建物において一階用及び二階用の空調手段が設けられる場合に、各階の空調装置をユーザ等が階間を移動せずともメンテナンス作業を実施できる。その結果、階別の空調手段についてメンテナンスを考慮した上で好適な設置を実現できる。
第2の発明は、前記多層階建物において、前記複数の空調手段は、上下に隣接する上下各階の建物内空間をそれぞれ空調するものであり、それら上下各階の床面、天井面及び壁面のいずれかには前記空調エアを吹き出す吹出し口が設けられており、前記上下各階のうちいずれかに前記複数の機械室が設けられており、前記複数の機械室は、上階側用の空調装置を収容する第1機械室と、下階側用の空調装置を収容する第2機械室とからなり、前記第1機械室を上に、前記第2機械室を下にしてそれら両機械室が上下に配置されている。
上記構成によれば、複数の機械室が上下方向に隣接して設けられているため、当該複数の機械室を設置するための建物床面積を小さくすることができる。ゆえに、複数の機械室を備える構成であっても、建物内における空間利用の効率化を図ることができる。
第3の発明では、前記複数の機械室が設けられている建物階においては壁面に前記空調エアを吹き出す吹出し口が設けられ、前記複数の機械室が設けられていない建物階においては床面及び天井面のいずれかに前記吹出し口が設けられている。
上記構成によれば、複数の機械室と同一となる建物階においては、壁面からの空調エアの吹出しを容易に実現できる。例えば、機械室を囲む壁部に吹出し口を設ける構成でもよく、これにより、空調ダクトの長さについて短縮化を図ることができる。
第4の発明では、前記複数の機械室には、前記各空調装置に対して還気を取り込む還気ガラリが設けられており、前記複数の機械室に隣接する空間は建物内の上下各階に通じる吹抜け部を有する空間であり、その空間から、前記還気ガラリを介して前記複数の機械室に還気が取り込まれる。
上記構成では、建物内において上下各階に通じる吹抜け部で還気を取り込む構成としたため、建物全体を考えて空調エアの循環を行わせることができる。例えば、建物内の上下各階に通じる吹抜け部を有する空間は、階段に通じる廊下等である。
第5の発明では、前記多層階建物は、複数の建物ユニットを上下に積層して設けたユニット式の多層階建物であり、前記複数の建物ユニットのうちいずれかの建物ユニットにおいて床板と天井板との間に前記複数の機械室が設けられるとともに、前記床板及び前記天井板の少なくともいずれかに形成された開口部を通じて、前記空調対象となる各階に設けられた吹出し口まで延びる経路で前記空調ダクトが設けられている。
上記構成では、特定の建物ユニットに複数の機械室がまとめて設けられることとなる。したがって、各空調手段の空調ダクトがそれぞれ特定の建物ユニットを基端として延びる構成となる。かかる場合、複数の機械室が複数の建物ユニットに分散して設けられる構成と比べて、ユニット式建物を構築する上で納まりが良好なものになるとともに、建物施工時の作業性も大幅に改善されることとなる。
ユニット式建物の一部についてその内部の構造を示す図であり、(a)は、建物の縦断面を示す図、(b)は、(a)のA−A線断面図。 第1変形例の構成を示す図。 第2変形例の構成を示す図。 (a)は図3のB−B線断面図、(b)は図3のC−C線断面図。 機械室及び収納室を扉体側から見た正面図。 第3変形例の構成を示す図。 別例の構成を示す図。 三階建て住宅での具体例を示す図。 建物の玄関部における納まりを示す図。 別例の構成を示す図。 別例の構成を示す図。 空調制御システムの構成を示すブロック図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、多層階建物として二階建てのユニット式建物を想定し、そのユニット式建物において、階別に空調手段を設置してその階別の各空調手段により建物内空間の空調を実施するものである。図1は、ユニット式建物の一部についてその内部の構造を示す図であり、(a)は、建物の縦断面を示す図であり、(b)は、(a)のA−A線断面図である。
図1において、基礎11の上には、複数の建物ユニット20を上下に積層してなる建物本体12が設置されている。建物本体12と図示しない屋根等により多層階建物が構築されている。建物ユニット20は、鋼鉄製の複数の柱や大梁からなる周知のユニット構造体である。その構成を簡単に説明すると、建物ユニット20は、四隅に立設される柱21と、各柱21の上端部及び下端部にそれぞれ連結された各4本の天井大梁22及び床大梁23とを具備している。天井大梁22及び床大梁23はそれぞれ、長辺部と短辺部とからなる長方形状に連結されており、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。
建物ユニット20において、長辺側の一対の天井大梁22間には複数の天井小梁24が架け渡された状態で設けられ、その天井小梁24の下面側に天井板25が固定されている。また、長辺側の一対の床大梁23間には複数の床小梁26が架け渡された状態で設けられ、その床小梁26の上面側に床板27が固定されている。さらに、天井大梁22と床大梁23との間には壁部28が設けられており、その壁部28により建物内の空間が仕切られてユニット内空間(一階空間S1,二階空間S2)が形成されている(ただし、図1(b)では便宜上、壁部28の図示を略している)。
なお、図1では、一階空間S1及び二階空間S2を形成する建物ユニット20が1つずつ示されているが、実際にはそれぞれ複数の建物ユニット20により一階空間S1、二階空間S2が形成されている。以下の説明では、一階の建物ユニット20と二階の建物ユニット20とを区別するために、その前者を一階ユニット20A、後者を二階ユニット20Bとも言う。
本実施形態の空調手段システムでは、階別の2つの空調手段を備えており、そのうち一階用の空調手段は、空調装置31と複数の空調ダクト32とを有し、二階用の空調手段は、空調装置33と複数の空調ダクト34とを有している。空調装置31,33は、空調エアとして暖房時の暖気や冷房時の冷気を生成してこれを供給するものであり、空調ダクト32,34は、空調装置31,33から供給される空調エアを空調対象となる一階空間S1や二階空間S2まで導くものである。
建物本体12の一階部分において、所定の建物ユニット20には、空調装置31,33をそれぞれ設置するための2つの機械室40A,40Bが互いに隣接して設けられている。機械室40A,40Bは、階別の2つの空調装置31,33を同一階に設置するための空調設備収容室である。ただし、機械室40A,40Bの詳細は後述する。
一階ユニット20Aの床板27には複数箇所に開口部35が設けられており、そのうち機械室40Aの床部に設けられた開口部35aと、機械室40A以外の床部に設けられた開口部35bとを連通するようにして空調ダクト32(一階用のダクト)が設けられている。なお、一階用の空調装置31にはその下面部(底部)に空調ダクト32が接続されている。開口部35bには一階用の吹出しグリル36が取り付けられている。空調ダクト32は、一階空間S1に対して空調エア(給気SA)を供給する給気ダクトであり、一階ユニット20Aの床下空間を利用して配設されている。一階空間S1に対しては空調ダクト32を通じて吹出しグリル36から給気SAが排出される。
また、一階ユニット20Aの天井板25において機械室40Bの天井部に相当する位置には開口部37が設けられており、二階ユニット20Bの床板27には複数箇所に開口部38が設けられている。そして、開口部37,38を連通するようにして空調ダクト34(二階用のダクト)が設けられている。なお、二階用の空調装置33にはその上面部に空調ダクト34が接続されている。開口部38には二階用の吹出しグリル39が取り付けられている。空調ダクト34は、二階空間S2に対して空調エア(給気SA)を供給する給気ダクトであり、一階ユニット20Aの天井板25と二階ユニット29Bの床板27との間の空間(階間空間)を利用して配設されている。二階空間S2に対しては空調ダクト34を通じて吹出しグリル39から給気SAが排出される。
次に、機械室40A,40Bについて詳しく説明する。機械室40A,40Bは、一階ユニット20Aにおいて周囲が壁部41により囲まれて形成されており、その壁部41により囲まれた空間が中間板42により上下2つに分割されることで、上下に隣接する機械室40A,40Bが形成されている。なお、壁部41は、床板27から天井板25まで延びる壁材よりなり、中間板42は、床板27から天井板25までの機械室内空間を上下に二分するものである。そして、中間板42よりも下方の機械室40A(下空間部)に一階用の空調装置31が設置され、中間板42よりも上方の機械室40B(上空間部)に二階用の空調装置33が設置されている。
機械室40A,40Bの壁部41において、その四方の壁面部のうち2つの壁面部にはそれぞれ開口部43,44が設けられている。開口部43は、空調装置31,33のメンテナンスを行う際に用いられるメンテナンス用開口部(メンテナンス窓)であり、その開口部43には扉体45が取り付けられている。各機械室40A,40Bの扉体45は、メンテナンス作業時に開放されるメンテナンス用扉である。この場合、階別の各空調装置31,33の開口部43と扉体45とは、それぞれ機械室40A,40Bにおいて同一方向に設けられており、階別の各空調装置31,33に対してユーザによる同一方向からのアクセスが可能となっている。
また、開口部44には、還気ガラリ46が設けられている。還気ガラリ46は、並列に設けられた複数のスラットよりなり、スラット間隙間を通じて機械室40A,40B内に還気RAが取り込まれる。例えば、還気ガラリ46に還気ダクトが接続され、その還気ダクトを通じて還気RAが空調装置31,33に取り込まれる構成であってもよい。この場合、階別の空調装置31,33に対応する各還気ガラリ46は、機械室40A,40Bにおいて同一方向に設けられており、階別の空調装置31,33に対して同一方向からの還気RAの導入、言い換えれば同一エリアからの還気RAの導入が可能となっている。
上記構成では、各機械室40A,40Bに収容されている空調装置31,33についてメンテナンスを実施する際、2つの空調装置31,33のうちいずれについてメンテナンスを実施するのであっても、同一階での作業が可能となる。このとき、両方の空調装置31,33をそれぞれメンテナンスする場合にも、作業者が一階/二階間を移動することが不要となる。また、上下に並ぶ2つの機械室40A,40Bには、同一方向に開口部43(メンテナンス用開口部)と扉体45(メンテナンス用扉)とが設けられているため、両方の空調装置31,33のメンテナンスを実施する場合にもその作業を容易に実施できる。
次に、機械室40A,40Bの設置形態に関する変形例を説明する。なお、各変形例の構成を示す図2,図3,図6は、図1の一部を変更したものであり、以下、図1の構成との相違点を中心に説明する。
[第1変形例]
図2の構成では、二階ユニット20Bに機械室40A,40Bが設けられている。本構成では、機械室40A,40Bの設置階を一階から二階に変更したこと以外に基本的に変更はなく、機械室40A,40Bにメンテナンス用開口部としての開口部43が設けられている点も同様である。ただし、機械室40A,40Bの設置階の変更に伴い空調ダクト32,34の設置位置が変更されており、一階用の空調ダクト32は一階/二階の階間空間を利用して配設され、二階用の空調ダクト34は二階ユニット20Bの天井裏空間を利用して配設されている。
[第2変形例]
図3の構成では、二階ユニット20Bに機械室40A,40Bが設けられている。特に、機械室40A,40Bは、二階ユニット20Bの床板27と中間床板51との間において仕切り壁52により横方向に二分されて形成されている。そして、そのうち一方の空間部に一階用の空調装置31が設置され、他方の空間部に二階用の空調装置33が設置されている。また、機械室40A,40Bの上方に収納室50が設けられている。この場合、収納室50は、中間床板51と天井板25との間に形成されている。収納室50は、衣服や生活用品等、様々な物品を収納するための収納空間として利用される。また、収納室50の隅部となる位置には、機械室40B(二階用空調装置33の設置空間)と天井裏空間とを連通する連通部53が設けられており、その連通部53を設置経路として二階用の空調ダクト34が設けられている。
図4の(a)は図3のB−B線断面図であり、(b)は図3のC−C線断面図である(ただし、図4(a)、(b)では便宜上、壁部28の図示を略している)。
機械室40A,40B及び収納室50では、その周囲の壁部のうち同一方向となる位置が開口部54,55となっており、その開口部54,55にそれぞれ機械室用の扉体56、収納室用の扉体57が設けられている。この場合、各開口部54,55が設けられる方向は同じであり、各扉体56,57は同一方向から開閉が可能となっている。開口部54がメンテナンス用開口部に相当し、扉体56がメンテナンス用扉に相当する。
図5は、機械室40A,40B及び収納室50を扉体側から見た正面図である。機械室用の扉体56と収納室用の扉体57とは上下に並べて設けられており、扉体56を開放することにより機械室40A,40B内へのアクセスが可能となり、扉体57を開放することにより収納室50内へのアクセスが可能となる構成となっている。機械室用の扉体56は、2つの機械室40A,40Bにそれぞれ設けられている。
扉体56は、ガラリ付き開き戸にて構成されており、それぞれ一部に換気用のガラリ部56aが設けられた構成となっている。ガラリ部56aには、複数のスラットが並列に設けられている。扉体56を開放することで、両方の空調装置31,33についてメンテナンスを実施できる。また、扉体56のガラリ部56aを通じて各空調装置31,33への還気RAの取り込みが行われる。
[第3変形例]
図6の構成は、図3の構成と同様に、二階ユニット20Bにおいて、機械室40A,40Bが横方向に隣接して設けられ、その機械室40A,40Bの上方に収納室50が設けられている。また、図3の構成との相違点として、空調ダクト32,34の取り回しが異なる構成となっている。各空調ダクト32,34は、いずれも一階/二階の階間空間を利用して配設されており、その結果、一階の空調は天井吹出し、二階の空調は床吹出しとなっている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
二階建てのユニット式建物において、一階部分に2つの機械室40A,40Bを互いに隣接させて設けるとともに、それら機械室40A,40Bに、同一方向に開口部43,44(メンテナンス用開口部)と扉体45(メンテナンス用扉)とを設けたため、階別の各空調装置31,33についてメンテナンス作業を容易に実施できる。
同一階において2つの機械室40A,40Bを、一方を上、他方を下にして上下に配置した構成(図1,図2の構成)では、それら2つの機械室40A,40Bを設置するための建物床面積を極力小さくすることができる。ゆえに、建物内における空間利用の効率化を図ることができる。この場合、一階用空調装置31を収容する機械室40Aを下、二階用空調装置33を収容する機械室40Bを上に配置しているため、各階における空調ダクト32,34の長さを極力短くすることも可能となる。
建物本体12のいずれかの建物ユニット20において床板27と天井板25との間に2つの機械室40A,40Bを設け、床板27及び天井板25にそれぞれ形成した開口部35,37を通じて、空調対象となる各階の吹出しグリル36(吹出し口)まで延びる経路で空調ダクト32,34を設ける構成とした。かかる構成によれば、特定の建物ユニット20に各機械室40A,40Bがまとめて設けられるため、各機械室40A,40Bが複数の建物ユニット20に分散して設けられる構成と比べて、ユニット式建物を構築する上で納まりが良好なものになるとともに、建物施工時の作業性も大幅に改善されることとなる。
機械室40A,40Bを横並びで設け、その上方において天井板25までの空間部を収納室50とした構成(図3,図6の構成)では、空調装置31,33の高さ寸法を考慮して機械室40A,40Bを形成した場合に、その上で余剰となる空間(デッドスペース)を収納空間として利用でき、建物内における空間利用の効率化を図ることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、上下各階において、建物ユニット20の床板27及び天井板25にそれぞれ吹出しグリル36(吹出し口)を設ける構成としたが(図1参照)、これを変更する。例えば図7(a)に示すように、上下各階のうち機械室40A,40Bが設けられている一階部分において、一階空間S1の壁部となる壁面に吹出しグリル36(吹出し口)を設ける構成とする。特に本構成では、一階空間S1の床面の一部を低くし(空調装置31の設置床ラインよりも低くし)、それにより形成された段差部に吹出しグリル36を設ける構成としている。なお、機械室40A,40Bが設けられていない建物階(図7(a)では二階)では、床面に吹出しグリル39が設けられている。
又は、図7(b)に示すように、上下各階のうち機械室40A,40Bが設けられている二階部分において、二階空間S2の壁部となる壁面に吹出しグリル39(吹出し口)を設ける構成とする。特に本構成では、二階空間S2の天井面の一部を高くし、それにより形成された段差部に吹出しグリル39を設ける構成としている。
上記の各構成によれば、機械室40A,40Bと同一となる建物階においては、壁面からの空調エアの吹出しを容易に実現できる。また、空調ダクト32の長さについて短縮化を図ることができる。
・上記実施形態では、上下に隣接する二階分の建物内空間を空調対象とする構成について説明したが、これに代えて、上下に隣接する三階分の建物内空間を空調対象とする構成であってもよい。この場合、上階、中階、下階のそれぞれについて空調手段が設けられる構成となる。図8は、三階建て住宅での具体例を示す図面である。図8では、建物の一階部分、二階部分及び三階部分のうち、二階部分(真ん中の建物階)に機械室60A,60B,60Cが設けられている。これらの機械室60A〜60Cは、上下三階分の空調装置61,62,63がそれぞれ設置されるものであり、上下三段に並ぶように互いに隣接して設けられている。また、一階用の吹出しグリル64は一階空間の天井面に設けられ、二階用の吹出しグリル65は二階空間の壁面に設けられ、三階用の吹出しグリル66は三階空間の床面に設けられている。各階の空調ダクトは、階別の空調装置61〜63と吹出しグリル64〜66とをそれぞれ接続するようにして設けられている。
上記図8の構成では、上下三階分の空調手段について良好なる納まりを実現できる。また、各機械室60A〜60Cにおいて同一方向にメンテナンス用開口部とメンテナンス用扉とを設けることにより、階別の各空調装置61〜63についてメンテナンス作業を容易に実施できることとなる。
・図8に示すように、各建物階のいずれかにおいて上下三段に小空間部(図8の60A,60B,60C)を設ける構成において、そのうち2つを機械室、1つを収納室として利用する構成としてもよい。例えば、上下三段の小空間部のうち、真ん中を収納室とすることも可能である。つまり、上下二段(三段も可)の機械室と、その上下いずれかに設けられる収納室とを具備する構成としてもよい。
・機械室を、建物の玄関に通じる玄関ホール又は正面廊下に設ける構成としてもよい。具体的には、図9に示すように、玄関に通じる正面廊下71には2つの機械室72A,72Bが上下に並べて設けられている。各機械室72A,72Bにおいて、玄関側から見える正面の壁部にはそれぞれメンテナンス用開口部としての開口部73と、メンテナンス用扉としての扉体74とが設けられている。また、各扉体74の下側には還気ガラリ75が設けられている。ここで、正面廊下71は、建物内の上下各階に通じる吹抜け部(階段を含む)を有する空間となっており、その吹抜け部を有する空間から、還気ガラリ75を介して各機械室72A,72Bに還気が取り込まれる。
本構成では、機械室72A,72Bを玄関部に設けることで、メンテナンスを業者に依頼する場合にも、そのメンテナンス作業を容易に実施してもらうことができる。また、建物内において上下各階に通じる吹抜け部で還気を取り込む構成となるため、建物全体を考えて空調エアの循環を行わせることができる。
・上記実施形態では、各階の空調装置への還気RAの取り込みを、複数の機械室をまとめて設置した建物階で行わせる構成としたが、これを変更し、各階の空調装置への還気RAの取り込みを、各空調装置で空調対象となる建物階においてそれぞれ行わせる構成としてもよい。この場合、給気SAが排出される階で、還気RAの取り込みを行わせる。こうした構成を採用することで、より正確な温度制御を実現できる。
具体的な構成を以下に説明する。図10は、図1の構成の一部を変更したものであり、一階用の空調装置31については一階空間から還気RAが取り込まれ、二階用の空調装置33については二階空間から還気RAが取り込まれる構成となっている。より具体的には、二階の床部に還気グリル76が設けられ、その還気グリル76と二階用の空調装置33とが還気ダクト77により連通されている。なお、機械室40A,40Bのうち一階用の空調装置31が設置されている機械室40Aにのみ還気ガラリ46が設けられている。
また、図11は、図3の構成の一部を変更したものであり、図10と同様に、一階用の空調装置31については一階空間から還気RAが取り込まれ、二階用の空調装置33については二階空間から還気RAが取り込まれる構成となっている。より具体的には、一階の天井部に還気グリル78が設けられ、その還気グリル78と一階用の空調装置31とが還気ダクト79により連通されている。なお、この変更に伴い機械室用の扉体の構成が変更される。つまり、図5に示す機械室用の扉体56においては、各機械室40A,40Bの扉体のうち機械室40B(二階用の空調装置33が設置されている機械室)の扉体にのみガラリ部56aが設けられている。
・上記構成の空調設備において、空調装置を制御対象として空調制御を実施する構成としてもよい。図12は、空調制御システムの構成を示すブロック図である。本制御システムは、CPUや各種メモリからなるコントローラ80を備えており、そのコントローラ80に対して建物の各階に設けられた人感センサ81,82の検出信号が入力される。図1の構成で言えば、人感センサ81,82は、一階空間S1と二階空間S2とにそれぞれ設けられている。また、コントローラ80は、人感センサ81,82の検出信号に基づいて空調装置31,33の稼働状況を制御する。この場合、例えば、人感センサ81,82の検出信号により人がいると判定された空間について空調空気(給気SA)を供給し、人がいないと判定された空間について空調空気(給気SA)を供給しない構成とする。
また、各階の還気ガラリ46を制御対象にすることも可能である。具体的には、還気ガラリ46のスラットをモータ等により可動式にする。そして、コントローラ80は、人感センサ81,82の検出信号に基づいて還気ガラリ46の可動スラットを開閉制御する。この場合、還気ガラリ46の開閉状態を制御することで、空間ごとに空気循環の状況を制御できる。
・住宅建物において、洗面所、浴室、トイレ等が設けられた建物階(例えば一階)は、建物内におけるヒートショック抑制の観点から全体を一括して空調することが望ましく、それ以外の建物階(例えば二階)は、人が居ない場合も多いため、各部屋を個別に空調することが望ましい。この場合、建物の階ごとに、個別空調の制御と全体空調の制御とを使い分けるとよい。
・上記実施形態では、ユニット式建物について本発明の具体例を説明したが、ユニット式建物以外での具体化も可能である。例えば、鉄骨軸組み工法による建物や、木造の在来工法による建物にも適用できる。
12…建物本体、20…建物ユニット、25…天井板、27…床板、31,33…空調装置、32,34…空調ダクト、35,37…開口部、36…吹出しグリル(吹出し口)、40A,40B…機械室、43…開口部(メンテナンス用開口部)、45…扉体、46…還気ガラリ、54…開口部(メンテナンス用開口部)、56…扉体、60A〜60C…機械室、61〜63…空調装置、72A,72B…機械室、73…開口部(メンテナンス用開口部)、74…扉体。

Claims (5)

  1. 多層階建物の階ごとにそれぞれ空調を行う複数の空調手段を備える多層階建物の空調設備であって、
    前記複数の空調手段はそれぞれ、空調エアを供給する空調装置と、該空調装置から供給される空調エアを空調対象となる建物空間部まで導く空調ダクトとを備え、
    前記多層階建物のうちいずれかの所定階に、前記複数の空調手段の各空調装置を設置する複数の機械室が互いに隣接して設けられ、前記複数の機械室には、前記各空調装置のメンテナンス作業時に用いられるメンテナンス用開口部が建物内において同一方向にそれぞれ設けられていることを特徴とする多層階建物の空調設備。
  2. 前記多層階建物において、前記複数の空調手段は、上下に隣接する上下各階の建物内空間をそれぞれ空調するものであり、それら上下各階の床面、天井面及び壁面のいずれかには前記空調エアを吹き出す吹出し口が設けられており、
    前記上下各階のうちいずれかに前記複数の機械室が設けられており、
    前記複数の機械室は、上階側用の空調装置を収容する第1機械室と、下階側用の空調装置を収容する第2機械室とからなり、前記第1機械室を上に、前記第2機械室を下にしてそれら両機械室が上下に配置されている請求項1に記載の多層階建物の空調設備。
  3. 前記複数の機械室が設けられている建物階においては壁面に前記空調エアを吹き出す吹出し口が設けられ、前記複数の機械室が設けられていない建物階においては床面及び天井面のいずれかに前記吹出し口が設けられている請求項1又は2に記載の多層階建物の空調設備。
  4. 前記複数の機械室には、前記各空調装置に対して還気を取り込む還気ガラリが設けられており、
    前記複数の機械室に隣接する空間は建物内の上下各階に通じる吹抜け部を有する空間であり、その空間から、前記還気ガラリを介して前記複数の機械室に還気が取り込まれる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の多層階建物の空調設備。
  5. 前記多層階建物は、複数の建物ユニットを上下に積層して設けたユニット式の多層階建物であり、
    前記複数の建物ユニットのうちいずれかの建物ユニットにおいて床板と天井板との間に前記複数の機械室が設けられるとともに、前記床板及び前記天井板の少なくともいずれかに形成された開口部を通じて、前記空調対象となる各階に設けられた吹出し口まで延びる経路で前記空調ダクトが設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の多層階建物の空調設備。
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