JP7295753B2 - 空調システム - Google Patents

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この発明は、空調システムに関するものである。
住宅などの建物には、空調システムを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の空調システムでは、床下空間を、室内の空気を屋外へ排気するための排気空間として使っている。
特開2018-84110号公報
しかしながら、上記空調システムでは、床下空間を排気空間にしていたことから、床下空間へは屋内の空調に使われた空調風が最終的に集められると共に床下空間から屋外へ排気されるようになっていたので、構造的に床下空間を直接空調することができず、床面を積極的に温度調節(温めたり冷やしたり)することができないなどの問題があった。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
建物に設置された空調装置と、
該空調装置からの空調風を床下空間へ導く床導入用ダクトとを備え、
前記空調装置が、前記建物に設けられたふかし天井内のクローゼットの周辺部に設置され、
前記床導入用ダクトが、前記クローゼットの奥部に沿って前記床下空間へ取回され
前記空調装置の下面には、吸込口が形成され、
前記空調装置が前記クローゼットの内外間に亘って設置され、
前記ふかし天井は、少なくとも前記空調装置の下側に、前記吸込口への吸込経路となるスペースを有して部分的に低くなった低位天井部を有しており、
該低位天井部には、前記クローゼットの外側の位置に、吸込グリルが設置されている空調システムを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、床面を積極的に温度調節するのに適した構造となるように空調装置や床導入用ダクトなどを配置することなどができる。
また、空調装置の下面に吸込口が形成されることで、ふかし天井内に設置された空調装置は、下面の吸込口から屋内の空気を吸込むことができる。空調装置がクローゼットの内外間に亘って設置されることで、ふかし天井内における空調装置の設置自由度を増やすことができる。ふかし天井の少なくとも空調装置の下側に、吸込口への吸込経路となるスペースを有して部分的に低くなった低位天井部を有することで、空調装置の下面と低位天井部との間に、吸込口へ屋内の空気の吸込経路となるスペースを確保することができる。低位天井部には、クローゼットの外側の位置に、吸込グリルが設置されることで、空調装置は、クローゼットの外側部分の空気を、低位天井部に設けた吸込グリルおよび吸込経路となるスペースを介して支障なく下面の吸込口から吸込むことができる。
本実施の形態にかかる空調システムを備えた建物の縦断面図である。 実施例1にかかる一階の空調装置や床導入用ダクトの配置を示す建物の部分拡大縦断面図である。 実施例2にかかる一階の空調装置や床導入用ダクトの配置を示す建物の部分拡大縦断面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図3は本実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1に示すように、住宅などの建物1に、空調システム2を設置する。
この空調システム2を、建物1に設置された空調装置3,4と、空調装置3,4からの空調風5を床下空間6へ導く床導入用ダクト7とを備えたものとする。
ここで、建物1は、どのような構造のものとしても良いが、例えば、ユニット建物などとすることができる。ユニット建物は、予め工場で製造した箱型の建物ユニットを建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、簡単に構築できるようにした建物1である。また、建物1は、耐火建築物などとしても良い。
建物1は、例えば、2階建ての場合、基礎9の上に一階フロア11と、二階フロア12とが設けられる。基礎9は、立上部9aと底面部9bとを有して密閉性や断熱性を備えるようにしたものなどとされている。各フロア11,12(一階フロア11と二階フロア12)には、それぞれ床13,14と天井15,16が設けられている。そして、一階フロア11の床13と天井15との間の室内空間17には、例えば、LDKや、洗面や、和室などが適宜設けられている。また、二階フロア12の床14と天井16との間の室内空間18には、例えば、複数の居室などが適宜設けられている。但し、建物1は、2階建てに限らず平屋であっても、3階建て以上であっても良い。また、各フロア11,12の間取りは上記に限るものではない。
空調システム2は、建物1の屋内の空調を行う設備である。空調システム2の構成については、後述する。
空調装置3,4は、空調システム2の主要部を構成する機器であり、例えば、内部にヒートポンプ式の熱交換部と送風部とを備えたものなどとすることができる。空調装置3,4は、屋内の空気をヒートポンプ式の熱交換部で熱交換して温めたり冷やしたりした後に、送風部によって屋内の各部(室内空間17,18)へ送るものとされる。空調装置3,4は、一階フロア11と、二階フロア12とに対してそれぞれ別個に設置される。
空調装置3,4からの空調風5は、空調装置3,4の送風部から吹き出される温度や湿度などを調整された空調用の空気のことである。空調装置3,4の送風部には、複数のダクト21,22が接続され、各ダクト21,22を介して屋内の各フロア11,12の各部(室内空間17,18)へ空調風5が送風される。
床下空間6は、基礎9と一階フロア11の床13との間に形成される空間のことである。なお、一階フロア11の天井15と二階フロア12の床14との間には天井空間23が形成される。
床導入用ダクト7は、一階の空調装置3の送風部に接続される複数のダクト21のうちの一本を、床下空間6へ導いて、床下空間6を直接空調するためのものである。
そして、この建物1の空調システム2では、床下空間6に換気装置25が設けられている。換気装置25は、屋外の空気(外気)を、管路26を介して取込むようになっている。換気装置25によって取込まれた屋外の空気は、一部が床下空間6へそのまま供給されて、床下空間6から一階フロア11の床13に設けられた吹出口28(吹出グリル)を通して一階フロア11の各室内空間17へ吹出されるようになっている。
換気装置25によって取込まれた残りの空気は、管路31を介して一階フロア11の天井15と二階フロア12の床14との間の天井空間23へ導かれて、天井空間23から二階フロア12の床14に設けられた吹出口32(吹出グリル)を通して二階フロア12の各室内空間18へ吹出されるようになっている。
そして、一階フロア11および二階フロア12では、各室内空間17,18の空気が、各空調装置3,4に設けられた吸込口33から各空調装置3,4内へ吸込まれて、上記したように各空調装置3,4によって空調風5とされ、ダクト21,22および吹出口35(吹出グリル)を介して各フロア11,12の各室内空間17,18へ吹出されるようになっている。
また、一階の空調装置3の空調風5の一部は床導入用ダクト7を介して床下空間6へ導かれるようになっている。
そして、一階フロア11では、廊下36の空気が吸込口37および管路38を介して換気装置25に吸込まれると共に、換気装置25から管路39を介して屋外へ排出されるようになっている。
そして、この実施例では、空調システム2を、以下のようにすることができる。
(1)図2に示すように(図1も併せて参照)、空調装置3,4が、建物1に設けられたふかし天井41内のクローゼット42の周辺部に設置される。
そして、床導入用ダクト7が、クローゼット42の奥部に沿って床下空間6へ取回される。
ここで、空調装置3,4は、一階フロア11の天井15、および、二階フロア12の天井15,16の下面に対して、それぞれ固定金具43などを用いて固定される。なお、図では一階の様子が示されているが、二階についてもほぼ同様の空調装置4の配置などとすることができる。
ふかし天井41は、ダクト21,22を収容設置するためのダクトスペースなどを形成するために、上記した一階フロア11の天井15や二階フロア12の天井16とは別に、これらの各天井15,16の下側に対し、上下方向45に間隔46を有して部分的に形成される二重天井である。各天井15,16とふかし天井41との間の間隔46は、ふかし天井41部分の天井高が低くなり過ぎないようにするなどのために、空調装置3,4の厚みとほぼ同じかそれよりも若干大きな程度に抑えるのが好ましい。ふかし天井41は、少なくとも、ダクト21,22に沿った部分に設置される。ふかし天井41は、少なくとも、一階のクローゼット42の中にも設けられる。なお、ふかし天井41によって形成されるダクトスペース内におけるダクト21,22の外側部分には、屋内の各室内空間17,18からの空気(戻り空気)が通される。そのために、ふかし天井41には、各フロア11,12の各室内空間17,18に面した位置に、各室内空間17,18からの吸込口47(吸込グリル)や、ダクト21,22のための吹出口35(吹出グリル)が設けられる。
クローゼット42は、各フロア11,12にそれぞれ設けられる収納部である。クローゼット42は、内部に所要の大きさの収納空間を有している。少なくとも一階のクローゼット42は、廊下36に面した位置に設けられている。
床導入用ダクト7は、一階の空調装置3から延びるものとされる。二階の空調装置4については、床下空間6へ延びる床導入用ダクト7は、特に設ける必要がない。但し、天井空間23へ延びるダクトなどを設けても良い。床導入用ダクト7は、一端部が一階の空調装置3のクローゼット42側の端部に接続され、他端部(下端部)が床13を上下に貫通して、床下空間6内へ挿入される。
この床導入用ダクト7は、一端側がクローゼット42の上部のダクトスペースに沿ってクローゼット42の奥部までほぼ水平に延びる水平部7aとされ、水平部7aの他端側がクローゼット42の奥部の位置でほぼ直角に屈曲されてほぼ真下へ延びる垂直部7bとされている。クローゼット42の奥部には、床導入用ダクト7の垂直部7bの周囲を囲って、クローゼット42の収納空間から垂直部7bを隔離する仕切壁48などを設けても良い。垂直部7bは、床13の下側の部分を分岐して、空調風5を床下空間6の各部へ行き渡らせるようにしても良い。
クローゼット42の奥部は、一階のクローゼット42における扉49とは反対側の部分のことである。床導入用ダクト7は、一階のクローゼット42の奥部のコーナー部などに沿って上下方向45に配設するのが好ましい。
(2)図2に示すように、空調装置3,4の下面には、吸込口33が形成されても良い。
そして、空調装置3,4がクローゼット42の外側に設置されても良い。
ふかし天井41には、少なくとも空調装置3,4の下側に、空調装置3,4と上下方向45に近接した状態で吸込グリル51が設置されても良い。
ここで、空調装置3,4は、一階の空調装置3および二階の空調装置4のことであるが、どちらかと言えば、一階の空調装置3を対象としている。一階の空調装置3は、クローゼット42の周辺部といえる範囲内でクローゼット42の外側に設置される。二階の空調装置4については、一階の空調装置3と同様の位置に設置しても良いし、図1のように、異なる位置に設置しても良い(例えば、クローゼット42の真上の位置となっている)。
吸込口33は、空調装置3,4に設けられる、屋内の空気を吸込むための入口部である。吸込口33は、空調装置3,4のどの位置に設けても良いが、この実施例では、空調装置3,4が天井15,16の下に取付けられることに伴い、空調装置3,4の下面の位置に設けるようにしている。吸込口33は、少なくとも、空調装置3,4の下面の中央の位置などに設けられている。
クローゼット42の外側は、クローゼット42の扉49の位置を基準として、それよりも外となる部分(外部)のことである。空調装置3,4は、クローゼット42と重複する部分がないように、完全にクローゼット42の外に設置される。この実施例では、一階には、クローゼット42と隣接する位置に廊下36が設けられているため、一階の空調装置3は、廊下36の上のダクトスペース内に、クローゼット42と近接した状態で設けられている。
空調装置3,4の下側は、空調装置3,4の真下のことである。
上下方向45に近接とは、ふかし天井41が空調装置3,4の下面ギリギリの高さレベルに設置されることである。これにより、吸込グリル51はふかし天井41における空調装置3,4の下面の真下のギリギリ位置(例えば、数cm程度下の位置)に設けられ、吸込グリル51は空調装置3,4に対してほぼスレスレに近い状態で設置される。
吸込グリル51は、ふかし天井41の下面に設置された、屋内の空気を吸込むためのグリル部品である。吸込グリル51は、空調装置3,4よりも一回り大きなものとされて、空調装置3,4の全体に対して完全に上下に重なるように設けられている。この吸込グリル51は、ふかし天井41に対して着脱可能に設置することによって、空調装置3,4全体に対するメンテナンス口などとして使うことができるものとなる。空調装置3,4をクローゼット42の外側に設置することで、吸込グリル51は、クローゼット42に影響を与えることなく、空調装置3,4よりも一回り大きなものをクローゼット42の外側に設置することが可能になる。
(3)ふかし天井41には、空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の近傍に、メンテナンス口61が設けられても良い。
ここで、メンテナンス口61は、空調装置3,4の制御基板などをメンテナンスするためのものとされる。制御基板は、主に、空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の側に、空調装置3,4から各フロア11,12の各部へ向けて延びるダクト21,22の端部の近傍の位置の真下に、空調装置3,4から横にズレた状態で設けられるようにする。メンテナンス口61は、通常は蓋によって塞がれるようにする。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
図1に示すように、この建物1の空調システム2では、床下空間6に設けられた換気装置25が、屋外の空気を取込む。換気装置25によって取込まれた屋外の空気は、一部が床下空間6へ供給されて、一階フロア11の床13に設けられた吹出口28から一階フロア11へ吹出され、残りが一階フロア11の天井15と二階フロア12の床14との間の天井空間23へ導かれて、二階フロア12の床14に設けられた吹出口32から二階フロア12へ吹出される。そして、一階フロア11および二階フロア12では、各フロア11,12の空気が、吸込口47、ふかし天井41内のダクトスペースを通して各空調装置3,4に設けられた吸込口33から空調装置3,4内へ吸込まれて、上記したように空調装置3,4で空調風5とされ、ダクト21,22および吹出口35を介して各フロア11,12の各室内空間17,18へ吹出される。これにより、各フロア11,12の各室内空間17,18が空調される。また、一階の空調装置3からの空調風5の一部は、床導入用ダクト7を介して床下空間6へ吹出される。これにより、一階フロア11の床13が空調風5によって直接空調される。そして、例えば、一階フロア11の廊下36の空気が床下空間6の換気装置25によって屋外へ排出される。これにより、屋内の換気が行われる。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果 1)空調装置3,4によって建物1の内部を空調することができる。例えば、空調装置3,4を各フロア11,12ごとに設置することで、各フロア11,12ごとに各室内空間17,18の空調が可能になる。
この際、空調装置3,4を、ふかし天井41内に設置することで、空調装置3,4を、例えば、床下空間6内に設置する場合と比べて、水害などに対して強い装置構成にすることができる。
そして、一階の空調装置3からの空調風5の一部を、床導入用ダクト7を介して床下空間6へ導くことで、床下空間6を空調風5で直接かつ積極的に空調することができる。以て、一階の床面を素早く有効に温度調節(温めたり冷やしたり)することができる。これにより、建物1の室内環境をより快適にすることができる。特に、一階の空調装置3を、建物1に設けられたふかし天井41内のクローゼット42の周辺部に設置することで、床下空間6への床導入用ダクト7の取回しを短くすることができる。
そして、床導入用ダクト7を、クローゼット42の奥部に沿って床下空間6へ取回すことで、クローゼット42の内部空間を利用して床導入用ダクト7を目立たないように配置すると共に、クローゼット42内にて邪魔にならないように床導入用ダクト7をスペース効率良く設置することができる。クローゼット42は床導入用ダクト7が設置されても有効な収納空間を確保することができる。
(作用効果 2)空調装置3,4は下面に吸込口33を設けても良い。これにより、ふかし天井41内に設置された空調装置3,4は、下面の吸込口33から屋内の空気を(ふかし天井41内のダクトスペースを通して)吸込むことができる。
空調装置3,4をクローゼット42の外側に設置しても良い。これにより、空調装置3,4の設置によるクローゼット42への影響を少なくすることができる。
ふかし天井41の少なくとも空調装置3,4の下側に、(クローゼット42の外側に設置された)空調装置3,4と上下方向45に近接した状態で吸込グリル51を設けても良い。これにより、吸込グリル51をクローゼット42の外側の位置に無理なく設けることができるようになり、以て、空調装置3,4は、クローゼット42の外側部分の空気を、ふかし天井41に設けた吸込グリル51を通して支障なく下面の吸込口33から吸込むことができる。そのため、ふかし天井41をより高く(または、空調装置3,4の下面により近い高さに)することができ、クローゼット42の容量を増やすことができる。
(作用効果 3)ふかし天井41における、空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の近傍にメンテナンス口61を設けても良い。これにより、クローゼット42の邪魔にならない位置にメンテナンス口61を設けると共に、メンテナンス口61を用いて空調装置3,4や空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の位置に設けられた制御基板などをメンテナンスすることが可能になる。
次に、実施例2について説明する。この実施例では、空調システム2を、以下のようにしている。なお、実施例1の(1)の記載については、この実施例においても同様である。
図3に示すように(図1も併せて参照)、
空調装置3,4の下面には、吸込口33が形成されても良い。
空調装置3,4がクローゼット42の内外間に亘って設置されても良い。
ふかし天井41は、少なくとも空調装置3,4の下側に、吸込口33への吸込経路となるスペース71を有して部分的に低くなった低位天井部72を有しても良い。
低位天井部72には、クローゼット42の外側の位置に、吸込グリル51が設置されても良い。
ここで、空調装置3,4および吸込口33については、実施例1の(2)の記載と同様である。
クローゼット42の内外間は、クローゼット42の扉49を基準として、扉49の内側と外側の両側に跨る状態のことである。この実施例では、少なくとも、一階の空調装置3は、一階のクローゼット42と廊下36の上の部分に跨って設けられている。即ち、一階の空調装置3は、一部が一階のクローゼット42の真上に位置し、残りの部分が廊下36の真上に位置するように設置されている。そして、床導入用ダクト7は、一階の空調装置3の一部が一階のクローゼット42の真上に位置されたことで、水平部7aがほとんど無くなるか、または、かなり短いものとなる。この実施例では、床導入用ダクト7は、一階の空調装置3に対しエルボ部材7dを介して直接的に接続されることで、そのほとんどが真下へ向けられたものとなっている(垂直部7b)。
低位天井部72は、ふかし天井41の空調装置3,4の下側の部分を、ふかし天井41の他の部分に対して局所的に段差部を有して下げた部分のことである。段差部は、例えば、5cm~10cmなどの段差量とすることができる。低位天井部72は、クローゼット42内から、クローゼット42外における、空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部、および、それに接続されるダクト21,22の端部周辺の位置までの間に亘って設けられている。
吸込グリル51は、空調装置3,4よりも小さいものとされて、低位天井部72のクローゼット42とは反対側のダクト21,22の端部の位置の下部に、空調装置3,4から横にズレた状態で設けられている。
そして、この空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の近傍に設けられた吸込グリル51を、ふかし天井41に対して着脱可能に設置することによって、空調装置3,4の制御基板などをメンテナンスするためのメンテナンス口61などとして使用できるようにしても良い。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
空調装置3,4は下面に吸込口33を設けても良い。これにより、ふかし天井41内に設置された空調装置3,4は、下面の吸込口33から屋内の空気を(ふかし天井41内のダクトスペースを通して)吸込むことができる。
空調装置3,4をクローゼット42の内外間に亘って設置しても良い。これにより、ふかし天井41内における空調装置3,4の設置自由度を増やすことができる。
ふかし天井41の少なくとも空調装置3,4の下側に、部分的に低くなった低位天井部72を設けても良い。これにより、空調装置3,4の下面と低位天井部72との間に、吸込口33へ屋内の空気の吸込経路となるスペース71を確保することができる。よって、屋内の空気を吸込口33へより吸い込み易くすることができる。
低位天井部72のクローゼット42の外側の位置に、吸込グリル51を設けても良い。これにより、空調装置3,4は、クローゼット42の外側部分の空気を、低位天井部72に設けた吸込グリル51および吸込経路となるスペース71を介して支障なく下面の吸込口33から吸込むことができる。
ふかし天井41における、空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の近傍に設けた吸込グリル51をメンテナンス口61としても良い。これにより、クローゼット42に邪魔にならない位置にメンテナンス口61を設けると共に、メンテナンス口61を用いて空調装置3,4のクローゼット42とは反対側の端部の位置に設けられた制御基板などをメンテナンスすることが可能になる。
なお、その他の作用効果については、上記実施例1と同様である。
1 建物
2 空調システム
3 空調装置
4 空調装置
5 空調風
6 床下空間
7 床導入用ダクト
33 吸込口
41 ふかし天井
42 クローゼット
45 上下方向
51 吸込グリル
61 メンテナンス口
71 スペース
72 低位天井部

Claims (4)

  1. 建物に設置された空調装置と、
    該空調装置からの空調風を床下空間へ導く床導入用ダクトとを備え、
    前記空調装置が、前記建物に設けられたふかし天井内のクローゼットの周辺部に設置され、
    前記床導入用ダクトが、前記クローゼットの奥部に沿って前記床下空間へ取回され
    前記空調装置の下面には、吸込口が形成され、
    前記空調装置が前記クローゼットの内外間に亘って設置され、
    前記ふかし天井は、少なくとも前記空調装置の下側に、前記吸込口への吸込経路となるスペースを有して部分的に低くなった低位天井部を有しており、
    該低位天井部には、前記クローゼットの外側の位置に、吸込グリルが設置されていることを特徴とする空調システム。
  2. 建物に設置された空調装置と、
    該空調装置からの空調風を床下空間へ導く床導入用ダクトとを備え、
    前記空調装置が、前記建物に設けられたふかし天井内のクローゼットの周辺部に設置され、
    前記床導入用ダクトが、前記クローゼットの奥部に沿って前記床下空間へ取回され、
    前記ふかし天井には、前記空調装置の前記クローゼットとは反対側の端部の近傍に、メンテナンス口が設けられていることを特徴とする空調システム。
  3. 請求項に記載の空調システムであって、
    前記空調装置の下面には、吸込口が形成され、
    前記空調装置が前記クローゼットの外側に設置され、
    前記ふかし天井には、少なくとも前記空調装置の下側に、該空調装置と上下方向に近接した状態で吸込グリルが設置されていることを特徴とする空調システム。
  4. 請求項に記載の空調システムであって、
    前記空調装置の下面には、吸込口が形成され、
    前記空調装置が前記クローゼットの内外間に亘って設置され、
    前記ふかし天井は、少なくとも前記空調装置の下側に、前記吸込口への吸込経路となるスペースを有して部分的に低くなった低位天井部を有しており、
    該低位天井部には、前記クローゼットの外側の位置に、吸込グリルが設置されていることを特徴とする空調システム。
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