JP2003269739A - 建物の空調設備システム及びその更新方法 - Google Patents

建物の空調設備システム及びその更新方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフィスビル等の建物における空調設備機器
の取替え、更新を、簡便に行なうことができ、テナント
ニーズ等に応えて、空調設備機器の維持管理をより的確
に行なうことができるようにする。 【解決手段】 多層の建物1の複数の所要階に設けた空
調機械室10に、昇降装置3で鉛直移動可能な大きさに形
成した空調機20を着脱可能に設置する。上記空調機械室
に設置されて稼動される空調機(稼動空調機)20と同様
に昇降装置3で鉛直移動可能な大きさに形成した予備空
調機30を、建物1の内部に備蓄し、備蓄した予備空調機
30を移動させることにより、稼動空調機20に代えて、あ
るいは空調機械室10に補充する態様で設置可能に構成し
た。稼動空調機20及び予備空調機30は、キャスターを装
備しているか、あるいはキャスターを装着可能であり、
該キャスターによる水平移動が可能な空調機として構成
するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の空調設備シ
ステム及びその更新方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビル等の建物の空調設備機器を
適切に維持管理するためには、日常的な保守点検に加え
て様々な作業が行なわれる。例えば、経時使用による機
能低下を解消するため、十数年〜25年程度の周期で設
備機器の更新が行なわれる。この他に、突然の故障や、
部屋の用途の変更による空調負荷の増減に対応するた
め、機器の取替えが必要となる場合がある。従来、空調
設備機器の取替え、更新は、専門業者による工事を必要
とし、工事は、(1) 既設機器の撤去、(2) 新規機器の設
置(配管接続を含む)の各ステップを踏むことにより行
なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(a) 上記のような工事
によって、空調設備機器の運転を停止せざるを得ない期
間が生じる。このため、空調設備機器の更新は、空調設
備機器の運転を停止しても支障のない時季、曜日に限ら
れることとなる。しかし、建築設備の高度化に伴う、建
物に対する高機能な付加価値を考えた場合、維持保全の
ためとはいえ、空調設備機器の運転を停止することは極
力避けなければならない状況にある。高度情報化社会に
おいては、テナントの経済活動を停止させることのない
維持保全計画が実行される必要がある。従来のような維
持保全の考え方では、近年の社会的要求に応えることが
できない。 (b) テナントの変更やテナントニーズの変更による空調
設備機器の取替えにコストが多くかかり、柔軟かつ細か
い対応ができない。 (c) 突然の故障等によって機器の取替えが必要となる場
合、迅速に対応しがたい。
【0004】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、オフィスビル等の建物における空調設備機器の取
替え、更新を、簡便に行なうことができ、テナントニー
ズ等に応えて、空調設備機器の維持管理をより的確に行
なうことのできる、建物の空調設備システム及びその更
新方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 多層の建物の複数の
所要階に設けた空調機械室に、昇降装置で鉛直移動可能
な大きさに形成した空調機を着脱可能に設置するととも
に、上記空調機械室に設置されて稼動される空調機(単
に「稼動空調機」という)と同様に昇降装置で鉛直移動
可能な大きさに形成した予備空調機を、建物の内部に備
蓄し、備蓄した予備空調機を移動させることにより、稼
動空調機に代えて、あるいは補充する態様で設置可能に
構成した、建物の空調設備システムである。この建物の
空調設備システムは、後述する建物の空調設備システム
の更新方法の発明の実施に直接使用されるものである。
【0006】また、上記の建物の空調設備システムを、
次のような構成を有するものとした。 (2) 稼動空調機及び予備空調機を、水平移動が可能な可
動式として構成した。 (3) 稼動空調機及び予備空調機は、キャスターを装備し
ているか、あるいはキャスターを装着可能である。 (4) 稼動空調機及び予備空調機を、エアハンドリングユ
ニットとして構成した。 (5) 稼動空調機が設置される標準スペースと、予備空調
機を設置可能な予備スペースとを有する。予備スペース
は、稼動空調機を設置した空調機械室の内部に設けるの
が好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、稼動空調機を設置した空調機械室の付近に別に設け
た空調機械室に予備スペースを設けるようにしてもよ
い。 (6) 予備スペースに設置する予備空調機を、標準スペー
スに設置された稼動空調機と独立させて運転することが
できるように、予備空調機に接続されるべき少なくとも
空調ダクト(さら好ましくは、接続が必要な空調配管、
配線類すべて)が予め配管されている。 (7) 予備スペースには、出し入れが可能なキャビネット
が設けられている。 (8) 異なる空調負荷容量の予備空調機を複数台、建物の
内部に備蓄してなる。 (9) 異なる空調負荷容量の複数台の予備空調機は、それ
ぞれ稼動空調機とほぼ同じ大きさに形成され、かつ接続
するダクト位置がほぼ同位置に設けられている。
【0007】(10)また、本発明に係る建物の空調設備シ
ステムの更新方法は、多層の建物の複数の所要階に設け
た空調機械室に、昇降装置で鉛直移動可能な大きさに形
成した空調機を着脱可能に設置するとともに、上記空調
機械室に設置されて稼動される空調機(単に「稼動空調
機」という)とほぼ同じ大きさの空調機を稼動空調機の
近傍に設置可能な予備スペースを設け、稼動空調機を取
り替え、あるいは空調機を増設するにあたり、新設する
空調機を予備スペースに設置して運転するようにした。
本発明に係る建物の空調設備システムの更新方法におけ
る「更新」とは、稼動空調機の一部及び全部取替え(原
状回復の他、バージョンアップを含む)、並びに空調機
の増設を含むものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る建物の空調設備シス
テム及び空調設備システムの更新方法の実施の形態を図
面に基いて説明する。なお、各図において同じ要素には
同じ符号を用い、その説明を省略する場合がある。
【0009】先ず、建物の空調設備システムについて図
1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明に係る建
物の空調設備システムの基本的構成例を模式的に示すも
ので、建物1の縦断面図である。建物1は、複数階が積
層された多層のビルディングである。本発明が適用され
る建物の階数は特に限定されない。例えば、大規模なオ
フィスビル等に好適に用いられる。
【0010】建物1の複数の所要階には、空調機械室1
0が設けられている。空調機械室10は、空調管理の行
なわれる建物1の各階に設置するのがよい。比較的大規
模の建物では、同一階に複数の空調機械室10を設け
る。空調機械室10には、昇降装置3で鉛直移動可能な
大きさに形成した空調機(稼動空調機)20が着脱可能
に設置されている。稼動空調機20は、例えば、幅20
00mm、奥行700mm、高さ2000mm程度の大
きさに形成される。昇降装置3は、昇降設備であるエレ
ベータ(乗用のほか、貨物用を含む)が好ましく用いら
れる。機材運搬用のリフトを用いるようにしてもよい。
リフトは建物に付属する態様で設置することができる。
ゴンドラを用いることもできる。
【0011】空調機械室10は、稼動空調機20が設置
される標準スペース11と、後述する予備空調機30を
設置可能な予備スペース12とを有してなる。予備スペ
ース12は、稼動空調機20とほぼ同じ大きさの空調機
を稼動空調機20の隣りに設置可能なスペースとして、
空調機械室10の内部に設けられている。図示の例で
は、一つの空調機械室10の標準スペース11に2台の
稼動空調機20が設置され、予備スペース12は、1台
の予備空調機30が設置されるスペースに形成されてい
る。
【0012】建物1の内部には、上記空調機(稼動空調
機)20と同様に、昇降装置3で鉛直移動可能な大きさ
に形成した予備空調機30が備蓄されている。予備空調
機30は、建物の内部1に設けられた備蓄スペース7に
備蓄されている。備蓄スペース7は、テナントスペース
や居住スペースの減少を防ぐため、設備室や設備階に設
けるのが望ましい。図示の例では、備蓄スペース7を建
物1の地下階に設けている。このため、テナントスペー
スや居住スペースを損なうことがない。予備空調機30
は、稼動空調機20とほぼ同じ大きさに形成され、かつ
接続するダクト位置が同位置に設けられたものが好まし
い。これによって、稼動空調機20と同様の設置・配管
方法を採用し得るため、設置作業を規格化して非常に簡
便なものとすることができる。備蓄する予備空調機30
の台数は、特に限定されないが、好ましくは複数台とす
る。さらに、備蓄スペース3等の建物の内部には、異な
る空調負荷容量の予備空調機30を複数台、備蓄するの
が好ましい。これにより、数種の予備空調機30の中か
ら必要な空調能力を有した適切な機種を選定することが
でき、様々なテナントニーズに対して柔軟かつ迅速な対
応が可能となる。
【0013】備蓄した予備空調機30は、昇降装置3を
用いて移動させることにより、稼動空調機20に代え
て、あるいは空調機械室10に補充する態様で(空調機
械室10の予備スペース12に設置することによって)
設置可能に構成されている。これにより、稼動空調機2
0の故障によってその取替えが必要な場合や、応急措置
として空調機を設置する場合、また、稼動空調機20と
別に空調機を補充設置する場合等において、建物の外部
からの輸送・運搬作業を経ることなく、備蓄した予備空
調機30を、昇降装置を用いて建物の内部を移動させる
のみで迅速に設置することが可能となる。また、本発明
では、建物の内部に備蓄した予備空調機を昇降装置を用
いて移動させることができるから、各フロア毎に所要の
予備空調機を備蓄する必要はなく、したがって、予備空
調機の数(備蓄率)を低減することができ、経済的であ
る。また、各フロア毎に予備の空調機を設置する場合に
生じるテナントスペースや居住スペースの減少を抑える
ことも可能である。
【0014】図2は、空調機械室10における具体的構
成例を模式的に示す側面図である。空調機械室10の標
準スペース11に設置された稼動空調機20は、水平移
動が可能な可動式の空調機として構成されている。この
空調機は工場組立型のものである。分割することなくそ
のままの形で、昇降装置で鉛直移動可能とするのが望ま
しい。図示の例では、エアハンドリングユニットとして
構成され、他の場所に設置された熱源機器と冷温水配管
で結ばれて使用される。もっとも、稼動空調機20及び
予備空調機30の種類は、特に限定されるものではな
く、エアハンドリングユニットの他、例えば、パッケー
ジ型空調機等として構成することもできる。稼動空調機
20の設置方法は特に限定されない。通常、防振ゴムを
介して、適宜固定手段を用いて固定される(図示省
略)。
【0015】稼動空調機20は、その底部にキャスター
21を装備しており、該キャスター21によって水平移
動が可能なものとして構成している。もっとも、例え
ば、キャスターを、稼動空調機20の着脱作業時にのみ
装着できるようにして、水平移動できるように構成して
もよい。水平移動が可能な可動式の稼動空調機20とす
ることにより、移送作業がきわめて簡便なものとなる。
専門業者に頼らずに、建物管理者による移送も可能であ
る。
【0016】空調機械室10の標準スペース11には、
還気用のダクト40,外気導入用ダクト41と給気用の
ダクト43とが配管されている。これらのダクトは、そ
れぞれフレキシブルダクト40a,41a,43aを介
して稼動空調機20と接続できるようになっている。符
号45,46は、冷温水(又は冷媒、ドレン、蒸気等)
の空調用配管、配線を示す。フレキシブルダクト40
a,41a,43aと稼動空調機20との接続は、稼動
空調機20に設けた接続部においてワンタッチで行なえ
るようにするとよい。図2に示す空調機械室10は、二
重天井及び二重床とを有して構成され、二重天井の内部
に配管された還気用のダクト40,外気導入用ダクト4
1と、二重床の内部に配管された空調給気用のダクト4
3により、空調配管システムを構築し、エアを床下から
部屋に送る床吹出し方式を採用した例を示しているが、
これに限定されるものではない。
【0017】空調機械室10は、稼動空調機20が設置
される標準スペース11の他に、予備空調機30を設置
可能な予備スペース12を有している。予備スペース1
2には、上記標準スペース11と同様、還気用のダクト
50,外気導入用ダクト51と給気用のダクト53とが
配管されている。これらのダクトは、それぞれフレキシ
ブルダクト50a,51a,53aを介して、予備スペ
ース12に設置される予備空調機30と接続できるよう
になっている。符号55,56は、冷温水(又は冷媒、
ドレン、蒸気等)の空調用配管、配線を示す。フレキシ
ブルダクト50a,51a,53aと予備空調機30と
の接続は、稼動空調機20の場合と同様、予備空調機3
0に設けた接続部においてワンタッチで行なえるように
するとよい。還気用のダクト50,外気導入用ダクト5
1と給気用のダクト53とには、上記標準スペース11
におけるダクトと同様、エアの通過・遮断を行なうダン
パー50b,51b,53bが設けられている。予備ス
ペース12に予備空調機30を設置しない状態ではダン
パー50b,51b,53bは閉状態(●で表示)と
し、予備スペース12に予備空調機30を設置して運転
する際にダンパー50b,51b,53bは開状態とし
て使用するようになっている。空調用配管55,56も
開閉可能なバルブを備えている。上記のように、予備空
調機30に接続されるべき空調ダクトが空調機械室10
に予め配管されており、予備スペース12において、予
備空調機30を、標準スペース12に設置された稼動空
調機20と独立させて運転することができるようになっ
ている。建物内部の備蓄スペースから移動した予備空調
機30を、予備スペース12に設置し、即座に配管接続
を行ない、運転を開始することができるものである。ま
た、予備空調機30も、稼動空調機20と同様、その底
部にキャスター31を装備しており、該キャスター31
によって水平移動が可能なものとして構成されている。
したがって、建物内部の備蓄スペースからの移送作業が
きわめて簡便なものとなる。専門業者に頼らずに、建物
管理者による移送、設置も可能である。
【0018】予備スペース12に予備空調機30を設置
しない状態では、予備スペース12には、空調機械室か
らの出し入れが可能なキャビネットを設けることができ
る(図示省略)。これにより、予備スペース12の有効
利用が図られる。空調機の取替えにより、予備スペース
12が移動した場合、これに伴いキャビネットは移動す
ることができる。キャビネットには、キャスター等を装
着し、水平移動が可能となるように構成するのが望まし
い。キャビネットの構造、キャビネットに収納すべき物
品、キャビネットの利用方法等は特に限定されない。
【0019】図3は、本発明に係る建物の空調設備シス
テムを備えた建物1の具体例を示すもので、基準階の平
面図である。図3に示す建物1は、ほぼ矩形の平面形に
構築され、矩形の平面形の辺部の一部を切欠するように
吹抜け空間2が形成されている。建物1は、高層のオフ
ィスビルとして構築されたものである。建物1のほぼ中
央部に、昇降装置(エレベータ)3が配置され、その周
りに共用廊下4が配置されている。共用廊下4のさらに
外側には、テナント等が使用する事務室5が配置されて
いる。事務室5における各部屋の仕切りとなる壁は図示
省略している。吹抜け空間2には、吹抜け空間2に面す
る共用廊下4の外側位置に、仮設リフトを設置するため
のガイドレール8が設けられている。建物施工時に、ガ
イドレール8に仮設リフト8aを設置し、この仮設リフ
ト8aを用いることによって、建物外部から空調機の搬
入を行なうことができるようになっている。通常、施工
完了後、仮設リフト8aは撤去されるが、稼動空調機の
大規模な更新の際には、再度、仮設リフト8aを設置
し、空調機の搬入、撤去を行なうようにしてもよい。
【0020】共用廊下4と事務室5との間に、共用廊下
4にほぼ沿うように、複数の空調機械室10a,10
b,10c,10d,10eが分散配置されている。5
つの空調機械室の内、3つの空調機械室10a,10
c,10eは、3台の空調機が設置可能な大きさに形成
され、2つの空調機械室10b,10dは、2台の空調
機が設置可能な大きさに形成されている。各空調機は、
前記したエアハンドリングユニットその他の空調機ユニ
ットとして構成されている。
【0021】同一階に複数の空調機械室を設ける場合、
必ずしもすべての空調機械室に予備スペース12を設け
なくてもよい。図3は、3つの空調機械室10a,10
d,10eに予備スペース12を設け、2つの空調機械
室10b,10cには予備スペースを設けていない例を
示している。予備スペース12のある空調機械室10
a,10d,10eは、それぞれ独立した形で稼動空調
機20の盛替え(取替え)が可能である。予備スペース
を設けていない空調機械室10b,10cについては、
予備スペース12のある空調機械室とグループ化(例え
ば空調機械室10b,10cとこれに隣接する空調機械
室10eをグループ化)し、予備スペース12のある空
調機械室10eの予備スペースを利用してグループ単位
での盛替えを行なう。グループ化された各空調機械室の
稼動空調機20を1台づつ順次取替えていくことによっ
て、予備スペースを設けていない空調機械室10b,1
0cの稼動空調機20の盛替えを行なう。この場合、グ
ループ化された空調機械室の間で、予備スペースを設け
ていない空調機械室10b,10cにおいて稼動空調機
20の1台の稼動を停止しても、それに代わってエアを
供給する空調配管ルートを他の空調機械室の稼動空調機
20を用いて補完できるように、予め空調配管ルートの
分岐・選択システムをつくっておく。その空調配管ルー
トの分岐・選択システムは、事務室5の部屋割り(被空
調室のレイアウト)を考慮して設定する。これにより、
予備スペースを設けていない空調機械室10b,10c
の稼動空調機20の盛替えを支障なく行なうことができ
る。
【0022】なお、ほぼ中央部に昇降装置(エレベー
タ)3が配置された建物における空調機械室の配置を例
示して説明したが、これは単なる例示にすぎず、コアの
配置及び空調機械室の配置は、上記のものに限定される
ものではないのは勿論である。
【0023】次に、本発明に係る建物の空調設備システ
ムの更新方法について説明する。本発明に係る建物の空
調設備システムは、基本的に、次の(a)(b)(c) の要件を
備えてなる。 (a) 多層の建物の複数の所要階に設けた空調機械室に、
昇降装置で鉛直移動可能な大きさに形成した空調機を着
脱可能に設置するとともに、 (b) 上記空調機(稼動空調機)とほぼ同じ大きさの空調
機を稼動空調機の隣りに設置可能な予備スペースを、空
調機械室の内部に設け、 (c) 稼動空調機を取り替え、あるいは空調機を増設する
にあたり、新設する空調機を予備スペースに設置して運
転するようにした。
【0024】本発明に係る建物の空調設備システムの更
新方法は、前に説明した建物の空調設備システムを用い
て実施することができるものである。上記(a)(b)につい
ては、既に本発明に係る建物の空調設備システムに関す
る説明で述べたので、主に(c) について、図4〜図6に
基づいて具体的な実施例を説明する。また、以下の説明
では、一つの空調機械室10における実施方法を代表し
て説明する。(c) において、新設する空調機は、備蓄し
た予備空調機あるいは外部から新たに搬入する空調機の
いずれであってもよい。
【0025】<既設の1台の稼動空調機を取り替える場
合>これは、稼動空調機20に故障等の不具合が生じ、
これを交換する場合、あるいは稼動空調機20のバージ
ョンアップを行なう場合等における更新方法の例であ
る。図4(a)は、初期状態を示すもので、空調機械室
10の標準スペース11に2台の稼動空調機20が設置
され、予備スペース12は、1台の予備空調機30が設
置されるスペースに形成されている(予備空調機は設置
されていない)。
【0026】ここで、中央の稼動空調機20が故障等に
よって取り替える必要が生じたとする。この場合、従来
の方法では、予備スペース12がないので、先ず、既設
の中央の稼動空調機20を(稼動を停止してから)撤去
し、次いで新規の空調機を設置する。しかし、本発明で
は、先ず、図4(b)に示すとおり、新規の空調機(予
備空調機30)を右端の予備スペース12に設置し、配
管接続を完了する。次いで、図4(c)に示すとおり、
既設の中央の稼動空調機20を(稼動を停止し予備空調
機30に運転をスイッチしてから)撤去する。これによ
り、図4(d)に示すとおり、稼動する空調機が空調機
械室10の中央から右端のスペースに移動した形とな
り、中央に予備スペース12が形成されることになる。
【0027】従来の方法と異なり、既設の中央の稼動空
調機20は予備空調機30を予備スペース12に設置し
た後で撤去すればよいので、空調機の取替えを迅速に行
なうことができる。また、空調機の運転を殆ど中断する
ことなく作業が行なわれるため、空調環境が維持され、
テナントの活動に支障を来すことがない。
【0028】<既設の稼動空調機に加えて新たに空調機
を増設する場合>これは、テナントニーズの変更等によ
って空調負荷が増大し、既設の稼動空調機20に加えて
新たに空調機を増設する場合における更新方法の例であ
る。図5(a)は、初期状態を示すもので、空調機械室
10の標準スペース11に2台の稼動空調機20が設置
され、予備スペース12は、1台の予備空調機30が設
置されるスペースに形成されている(予備空調機は設置
されていない)。
【0029】ここで、2台の稼動空調機20では空調負
荷容量が不足な事態が生じたとする。この場合、従来の
方法では、予備スペース12がないので、先ず、既設の
2台の稼動空調機20の一方あるいは両方を交換するべ
く、これらの稼動空調機20を(稼動を停止してから)
撤去し、次いで新規の空調機を設置しなければならな
い。しかし、本発明では、先ず、図5(b)に示すとお
り、新規の空調機(予備空調機30)を右端の予備スペ
ース12に補充する態様で設置し、配管接続を完了す
る。次いで、増設した予備空調機30を運転する。これ
により、図5(c)に示すとおり、空調機械室10にお
いて3台の空調機が稼動する結果となる。
【0030】従来の方法と異なり、既設の稼動空調機2
0の撤去は不要となり、空調機の増設を迅速に行なうこ
とができる。既設の稼動空調機20をそのまま使用でき
るため、経済性にも優れる。また、空調機の運転を殆ど
中断することなく作業が行なわれるため、空調環境が維
持され、テナントの活動に支障を来すことがない。
【0031】<既設の稼動空調機を全面的に取り替える
場合>これは、定期的に行なわれるような稼動空調機2
0の全面的取替えの場合における更新方法の例である。
図6(a)は、初期状態を示すもので、空調機械室10
の標準スペース11に2台の稼動空調機20が設置さ
れ、予備スペース12は、1台の予備空調機30が設置
されるスペースに形成されている(予備空調機は設置さ
れていない)。
【0032】ここで、既設の稼動空調機を全面的に取り
替える場合、従来の方法では、予備スペース12がない
ので、先ず、既設の2台の稼動空調機20,20を交換
するべく、これらの稼動空調機20,20を(稼動を停
止してから)撤去し、次いで新規の空調機を設置しなけ
ればならない。しかし、本発明では、先ず、図6(b)
に示すとおり、新規の空調機A(予備空調機30でもよ
い)を右端の予備スペース12に補充する態様で設置
し、配管接続を完了する。次いで、図6(c)に示すと
おり、既設の中央の稼動空調機20の稼動を停止し右端
の空調機Aに運転をスイッチしてから、中央の稼動空調
機20を撤去する。そして、図6(d)に示すとおり、
撤去することにより空いた中央のスペースに新規の空調
機Bを設置し、配管接続を完了する。そして、図6
(e)に示すとおり、既設の左端の稼動空調機20の稼
動を停止し中央の空調機Bに運転をスイッチしてから、
左端の稼動空調機20を撤去する。これにより、図6
(f)に示すとおり、空調機械室10の左端及び中央に
あった稼動する空調機が、中央及び右端のスペースに移
動した形となり、右端にあった予備スペース12が左端
に形成されることになる。同様の手順で、順次「設置ー
撤去ー設置ー撤去」という作業を繰り返すことにより、
複数の空調機械室10における既設の稼動空調機の全面
的な取替えを実施することができる。また、前述のよう
に、予備スペースを設けていない空調機械室がある場合
でも、これを予備スペース12のある空調機械室とグル
ープ化し、予備スペース12のある空調機械室10eの
予備スペースを利用して、グループ単位での取替えを行
なうことにより、上記したのとほぼ同じ手順で既設の稼
動空調機の全面的な取替えを実施することができる。
【0033】従来の方法と異なり、空調機の運転を殆ど
中断することなく作業が行なわれるため、空調環境が維
持され、テナントの活動に支障を来すことがない。
【0034】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲で種々の変形、付加等が可能であ
る。建物の形状、構造種別、用途に制約されずに実施可
能である。
【0035】
【発明の効果】(1) 本発明に係る建物の空調設備システ
ムによれば、空調機の初期の搬入、設置が簡便であるの
は勿論、稼動空調機の故障によってその取替えが必要な
場合や、応急措置として空調機を設置する場合、また、
稼動空調機と別に空調機を補充設置する場合等におい
て、建物の外部からの輸送・運搬作業を経ることなく、
建物の内部に備蓄した予備空調機を、昇降装置を用いて
移動させるのみで空調機械室に設置することができ、簡
便かつ迅速な対応が可能となる。設置作業に要するコス
トを抑えることもできる。緊急時のリスクを低減し、安
全性を高めることができる。テナントニーズ等に応えて
空調設備機器の維持管理をより的確に行なうことができ
るものである。
【0036】(2) 稼動空調機及び予備空調機を、水平移
動が可能な可動式として構成することにより、鉛直移動
のみならず水平移動を含む移送作業がきわめて簡便なも
のとなる。
【0037】(3) 稼動空調機及び予備空調機は、キャス
ターを装備しているか、あるいはキャスターを装着可能
であるものとすることにより、移送作業がさらに簡便と
なる。(4) 稼動空調機及び予備空調機を、エアハンドリ
ングユニットとして構成することにより、設置作業もよ
り簡便となる。
【0038】(5) 稼動空調機が設置される標準スペース
と、予備空調機を設置可能な予備スペースとを有するも
のとすることにより、予備スペースを用いて空調機の取
替え、更新を行なうことができる。空調機の運転を殆ど
中断することなく作業を行なうことができるため、空調
環境が維持され、テナント等の活動に支障を来すことが
ない。
【0039】(6) 予備スペースに設置する予備空調機
を、標準スペースに設置された稼動空調機と独立させて
運転することができるように、予備空調機に接続される
べき空調ダクトが予め配管されている構成とすることに
より、予備スペースを用いた空調機の取替え、更新をよ
り簡便に行なうことができる。
【0040】(7) 予備スペースには、出し入れが可能な
キャビネットが設けられている構成とすることにより、
予備スペースを空きスペースとせずに有効利用すること
ができる。予備スペースは、倉庫等の他の用途に使用可
能である。
【0041】(8) 異なる空調負荷容量の予備空調機を複
数台、建物の内部に備蓄してなる構成とすることによ
り、数種の予備空調機の中から必要な空調負荷の増大に
対応した適切な機種を選定することができ、様々なテナ
ントニーズ等に対して柔軟かつ迅速な対応が可能とな
る。
【0042】(9) 異なる空調負荷容量の複数台の予備空
調機は、それぞれ稼動空調機とほぼ同じ大きさに形成さ
れ、かつ接続するダクト位置がほぼ同位置に設けられて
いる構成とすることにより、空調負荷の増大に対応した
適切な機種を選定することができることに加え、稼動空
調機と同様の設置・配管方法を採用し得るため、設置作
業を規格化して非常に簡便なものとすることができる。
【0043】(10)本発明に係る建物の空調設備システム
の更新方法によれば、空調機械室の内部に設けた予備ス
ペースを用いて空調機の取替え、更新を簡便に行なうこ
とができる。空調機の移送作業も楽で効率的に行なわれ
る。空調機の更新にあたり、オフィスを使いながら工事
を行なう「居ながら工事」も可能となる。空調機の運転
を殆ど中断することなく作業を行なうことができるた
め、空調環境が維持され、テナント等の活動に支障を来
すことがない。予備スペースは、倉庫等の他の用途に使
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物の空調設備システムの基本的
構成例を模式的に示すもので、建物1の縦断面図であ
る。
【図2】空調機械室10における具体的構成例を模式的
に示す側面図である。
【図3】本発明に係る建物の空調設備システムを備えた
建物1の具体例を示すもので、基準階の平面図である。
【図4】本発明に係る建物の空調設備システムの更新方
法の説明図である。
【図5】本発明に係る建物の空調設備システムの更新方
法の説明図である。
【図6】本発明に係る建物の空調設備システムの更新方
法の説明図である。
【符号の説明】
1 建物 3 昇降装置 7 備蓄スペース 10 空調機械室 11 標準スペース 12 予備スペース 20 稼動空調機 21 キャスター 30 予備空調機 31 キャスター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 育郎 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目36番5号 三井建設株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BA00 BB12 3L051 BJ01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層の建物の複数の所要階に設けた空調
    機械室に、昇降装置で鉛直移動可能な大きさに形成した
    空調機を着脱可能に設置するとともに、 上記空調機械室に設置されて稼動される空調機(稼動空
    調機)と同様に昇降装置で鉛直移動可能な大きさに形成
    した予備空調機を、建物の内部に備蓄し、 備蓄した予備空調機を移動させることにより、稼動空調
    機に代えて、あるいは補充する態様で設置可能に構成し
    た、建物の空調設備システム。
  2. 【請求項2】 稼動空調機及び予備空調機を、水平移動
    が可能な可動式として構成した、 請求項1に記載の建物の空調設備システム。
  3. 【請求項3】 稼動空調機及び予備空調機は、キャスタ
    ーを装備しているか、あるいはキャスターを装着可能で
    ある、 請求項2に記載の建物の空調設備システム。
  4. 【請求項4】 稼動空調機及び予備空調機を、エアハン
    ドリングユニットとして構成した、 請求項3に記載の建物の空調設備システム。
  5. 【請求項5】 稼動空調機が設置される標準スペース
    と、予備空調機を設置可能な予備スペースとを有する、 請求項1〜4のいずれかに記載の建物の空調設備システ
    ム。
  6. 【請求項6】 予備スペースに設置する予備空調機を、
    標準スペースに設置された稼動空調機と独立させて運転
    することができるように、予備空調機に接続されるべき
    少なくとも空調ダクトが予め配管されている、 請求項5に記載の建物の空調設備システム。
  7. 【請求項7】 予備スペースには、出し入れが可能なキ
    ャビネットが設けられている、 請求項5又は6に記載の建物の空調設備システム。
  8. 【請求項8】 異なる空調負荷容量の予備空調機を複数
    台、建物の内部に備蓄してなる、 請求項1〜7のいずれかに記載の建物の空調設備システ
    ム。
  9. 【請求項9】 異なる空調負荷容量の複数台の予備空調
    機は、それぞれ稼動空調機とほぼ同じ大きさに形成さ
    れ、かつ接続するダクト位置がほぼ同位置に設けられて
    いる、 請求項8に記載の建物の空調設備システム。
  10. 【請求項10】 多層の建物の複数の所要階に設けた空
    調機械室に、昇降装置で鉛直移動可能な大きさに形成し
    た空調機を着脱可能に設置するとともに、 上記空調機械室に設置されて稼動される空調機(稼動空
    調機)とほぼ同じ大きさの空調機を稼動空調機の近傍に
    設置可能な予備スペースを設け、 稼動空調機を取り替え、あるいは空調機を増設するにあ
    たり、新設する空調機を予備スペースに設置して運転す
    るようにした、 建物の空調設備システムの更新方法。
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