JP2010096430A - 温熱環境提供装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温熱環境提供装置が、集会施設の座席位置情報と集会施設の座席エリア内の空調制御可能なエリアとを関連付けた温熱環境能力情報を取得する取得手段と、当該温熱環境能力情報に基づいて上記集会施設の座席エリアが区分けされた複数の温熱環境ゾーンに関する情報、及び該各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を取得するゾーン情報取得手段と、上記各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を提供することにより各参加予定者から希望の温熱環境を示す情報をそれぞれ収集する収集手段と、この収集手段により収集された情報に基づいて、各参加予定者の座席を希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席にそれぞれ決定する座席決定手段と、を備える。
【選択図】図9
Description
空調を制御する制御装置に設定される。これにより、集会施設内の各座席は、いずれか1つの温熱環境ゾーンにそれぞれ属し、所属する温熱環境ゾーンの設定温度で制御される温熱環境にそれぞれ位置することになる。本発明では、このように決定され取得された設定温度に関する情報が各参加予定者に提供され、各参加予定者から希望の温熱環境を示す情報が収集される。結果、各参加予定者の座席が希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席にそれぞれ決定される。
する施設(例えば、ホール、劇場、講堂、屋内競技場、礼拝堂など)であれば適用可能である。以下に挙げた各実施例はそれぞれ例示であり、本発明は以下の各実施例の構成に限定されない。
まず、実施例1の温熱環境提供装置が利用される集会施設及びその空調設備の例について図面を用いて説明する。
れる空調機12、VAV(Variable Air Volume)13、温度センサ14等が接続される
。
次に、実施例1における温熱環境提供装置の構成について図6を用いて説明する。図6は、実施例1における温熱環境提供装置の概略構成を示す図である。図6に示すように実施例1における温熱環境提供装置5は、上述の空調制御システム1の中央監視装置2にネットワークを介して接続され、インターネット(ネットワーク)6を介してサーバ7と接続される。なお、温熱環境提供装置5は、空調制御システム1の中央監視装置2から所定の情報を取得することができれば、中央監視装置2とネットワークで接続される必要はない。
、各種入出力インタフェース等を備える。各ユニットは例えばバス29で接続される。入出力インタフェースには、例えば、ユーザインタフェース(UI)コントローラ25、ネットワークインタフェース(NI)コントローラ26等がある。UIコントローラ25には、ディスプレイ等の表示装置、マウスやキーボード等の入力装置が接続される。NIコントローラ26には、NIカードやUSB(Universal Serial Bus)等の通信カードが接続される。温熱環境提供装置5が中央監視装置2とネットワークを介して接続される場合には、その通信線がNIコントローラ26に接続される。また、NIコントローラ26は、インターネット6と接続するための通信線も収容する。
6、座席決定部37、座席通知部38等を有する。これら各機能部は、ソフトウェアの構成要素として実現される(その他の項参照)。
度まで均一に分布すると仮定して、消費電力量が出来る限り小さくなるように設定温度を決定する。具体的には、環境ゾーン決定部31は、座席数の最も多い温熱環境ゾーンを最大設定温度に、座席数の最も少ない温熱環境ゾーンを快適設定温度に決定し、座席数の多い順に最大設定温度から快適設定温度に近づくように決定する。
以下、実施例1における温熱環境提供装置の動作例について図11を用いて説明する。図11は、実施例1における温熱環境提供装置の温熱環境提供処理を示すフローチャート
である。
上述のように実施例1における温熱環境提供装置5では、対象となる集会を催す施設に関し、空調制御システム1等の空調設備の温熱環境能力情報、座席情報等が取得され、当該集会の参加予定者に関する情報が取得される。温熱環境提供装置5では、温熱環境能力情報に応じて集会施設の客席エリアが複数の温熱環境ゾーンに区分けされ、各温熱環境ゾーンの設定温度がそれぞれ決定される。このように決定された設定温度のリストが参加予定者へ通知されることで、各参加予定者から希望の設定温度に関する情報が収集される。
性よりも省エネルギを重視した温熱環境下にあっても参加予定者の不満を低減させることができる。
図12は、実施例2における温熱環境提供装置の機能構成を示すブロック図である。実施例2における温熱環境提供装置のハードウェア構成については実施例1と同様である。実施例2における温熱環境提供装置5は、実施例1の構成に加えて、設備設置情報出力部39を更に備える。以下、実施例2の温熱環境提供装置5の各機能部について実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
井吹出し口の近辺の気流感を得やすいエリアであり、体感温度が空調系統D内の他のエリアよりも冷房時には低いエリアである。従って、この温熱環境ゾーンTの設定温度は、空調系統Dの設定温度よりも1度から2度低い値が決定される。
上述のように実施例2における温熱環境提供装置5では、温熱環境ゾーンを空調系統に制限されず予備空調設備及び局所空調状態等により細かく区分け可能にする。このような細かい区分けは、例えば、ユーザインタフェース機器が利用されて本温熱環境提供装置5にユーザにより入力される。
上述の実施形態では、温熱環境提供装置5の情報収集部33が、環境ゾーン決定部31により決定された各温熱環境ゾーンの設定温度のリストを各参加予定者にそれぞれ通知し、各参加予定者から希望の設定温度に関する情報をそれぞれ収集していた。温熱環境指標には、温度の他に、湿度や風速、人体からの代謝量、熱放射等が含まれるため、各参加予定者からは設定温度の他に、他の温熱環境指標を収集するようにしてもよい。
に省エネルギーの貢献度に応じたポイント(以降、エコポイントと表記する)を付与するように構成してもよい。例えば、省エネルギーの貢献度が大きい程、付与されるエコポイントを高く設定する。温熱環境提供装置5は、座席情報と共にこのエコポイントを各参加予定者に通知するように構成してもよい。
上述の実施形態では、冷房運転時を例に挙げ説明したが、本発明は、冷房運転時に限定されるものではなく、暖房運転時でも同様に適用可能である。暖房運転時には、快適設定温度は高く設定され他の設定温度はそれよりも低い温度に決定される。
ソフトウェアの構成要素とは、ソフトウェアとして上記機能を実現する部品(断片)であり、そのソフトウェアを実現する言語、開発環境等を限定する概念ではない。ソフトウェアの構成要素としては、例えば、タスク、プロセス、スレッド、ドライバ、ファームウェア、データベース、テーブル、関数、プロシジャ、サブルーチン、プログラムコードの所定の部分、データ構造、配列、変数、パラメータ等がある。これらソフトウェアの構成要素は、1又は複数のメモリ(1または複数のプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等)上で実現される。
2 中央監視装置
5 温熱環境提供装置
6 インターネット(ネットワーク)
21 CPU
22 メモリ
23 ハードディスク
25 ユーザインタフェース(UI)コントローラ
26 ネットワークインタフェース(NI)コントローラ
30 設備情報取得部
31 環境ゾーン決定部
33 情報収集部
34 参加予定者情報データベース(DB)
36 調整部
37 座席決定部
38 座席通知部
39 設備設置情報出力部
Claims (8)
- 集会施設で開催される集会への参加予定者に対して所望の温熱環境を提供する温熱環境提供装置において、
前記集会施設の座席位置情報と前記集会施設の座席エリア内の空調制御可能なエリアとを関連付けた温熱環境能力情報を取得する取得手段と、
前記温熱環境能力情報に基づいて前記集会施設の座席エリアが区分けされた複数の温熱環境ゾーンに関する情報、及び該各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を取得するゾーン情報取得手段と、
前記各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を提供することにより前記各参加予定者から希望の温熱環境を示す情報をそれぞれ収集する収集手段と、
前記収集手段により収集された情報に基づいて、各参加予定者の座席を希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席にそれぞれ決定する座席決定手段と、
を備えることを特徴とする温熱環境提供装置。 - 前記収集手段により収集された情報に基づいて、各参加予定者の座席が希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席に決まるように、前記ゾーン情報取得手段により取得された複数の温熱環境ゾーン及び設定温度の少なくとも一方が変更された変更情報を取得する変更情報取得手段、を更に備え、
前記座席決定手段は、前記変更情報取得手段により取得された変更情報に基づいて、各参加予定者の座席をそれぞれ決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の温熱環境提供装置。 - 前記取得手段により取得される温熱環境能力情報は、空調制御可能なエリアを形成する空調設備として、常備されている空調設備を示す第1情報と共に、任意に設置可能な予備の空調設備及び局所的な温熱傾向の少なくとも一方を示す第2情報を含み、
前記ゾーン情報取得手段及び前記変更情報取得手段は、前記第1情報及び第2情報が用いられることにより決定された各温熱環境ゾーンに関する情報とその温熱環境ゾーンを形成するために利用された第1情報及び第2情報の少なくとも一方をそれぞれ取得し、格納部に格納する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の温熱環境提供装置。 - 前記格納部に格納される情報を参照することにより前記予備の空調設備が利用されて形成された温熱環境ゾーンが存在すると判断すると、この予備の空調設備を示す情報を出力する設備情報出力手段、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の温熱環境提供装置。 - 前記座席決定手段により決定された座席情報を各参加予定者へそれぞれ通知する通知手段、を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の温熱環境提供装置。
- 前記複数の温熱環境ゾーン及び設定温度に関する情報に基づいて、前記集会時の消費電力量を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された消費電力量の情報及びこの消費電力量により達成された消費電力削減量の少なくとも一方を出力する消費電力情報出力手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の温熱環境提供装置。 - 集会施設で開催される集会への参加予定者に対して所望の温熱環境を提供する温熱環境提供方法であって、
コンピュータが、
前記集会施設の座席位置情報と前記集会施設の座席エリア内の空調制御可能なエリアとを関連付けた温熱環境能力情報を取得する取得ステップと、
前記温熱環境能力情報に基づいて前記集会施設の座席エリアが区分けされた複数の温熱環境ゾーンに関する情報、及び該各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を取得するゾーン情報取得ステップと、
前記各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を提供することにより前記各参加予定者から希望の温熱環境を示す情報をそれぞれ収集する収集ステップと、
前記収集ステップにより収集された情報に基づいて、各参加予定者の座席を希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席にそれぞれ決定する座席決定ステップと、
を実行することを特徴とする温熱環境提供方法。 - 集会施設で開催される集会への参加予定者に対して所望の温熱環境を提供する温熱環境提供プログラムであって、
コンピュータに、
前記集会施設の座席位置情報と前記集会施設の座席エリア内の空調制御可能なエリアとを関連付けた温熱環境能力情報を取得する取得ステップと、
前記温熱環境能力情報に基づいて前記集会施設の座席エリアが区分けされた複数の温熱環境ゾーンに関する情報、及び該各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を取得するゾーン情報取得ステップと、
前記各温熱環境ゾーンの設定温度に関する情報を提供することにより前記各参加予定者から希望の温熱環境を示す情報をそれぞれ収集する収集ステップと、
前記収集ステップにより収集された情報に基づいて、各参加予定者の座席を希望温熱環境となる温熱環境ゾーン内の座席にそれぞれ決定する座席決定ステップと、
を実行させることを特徴とする温熱環境提供プログラム。
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JP2008267626A JP5213635B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 温熱環境提供装置、方法及びプログラム |
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JP2008267626A Active JP5213635B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 温熱環境提供装置、方法及びプログラム |
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- 2008-10-16 JP JP2008267626A patent/JP5213635B2/ja active Active
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