JP2016033424A - 館内空調システム - Google Patents

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清人 塩原
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清人 塩原
南山 雄一
Yuichi Minamiyama
雄一 南山
明彦 柳澤
Akihiko Yanagisawa
明彦 柳澤
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【課題】建物の内部をさらに制御性よく館内空調するシステムを提供する。【解決手段】1階F1へ空調用の空気を供給する第1の供給ダクト21と、2階F2へ空調用の空気を供給する第2の供給ダクト22と、1階F1から吸気する第1のリターンダクト31と、2階F2から吸気する第2のリターンダクトと、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吸引側と第1のリターンダクト31および第2のリターンダクト32との接続を切り替える第1の切替ユニット41と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吹出側と第1の供給ダクト21および第2の供給ダクト22との接続を切り替える第2の切替ユニット42とを有する館内空調システム10を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅などの建物の内部を空調する館内空調システムに関するものである。
特許文献1には、複数の部屋を個別に応答性良く温度制御でき、かつヒートポンプ式の空調機の送風機や圧縮機の制御可能範囲の問題を解決しつつ、省エネ性に優れた空気調和装置を提供することが記載されている。特許文献1の空気調和装置においては、分岐チャンバから分岐して複数の部屋の下流側まで配管したバイパスダクトのバイパス風量をバイパス風速センサで計測し、室内機の総給気風量を給気風速センサで計測し、バイパス風速センサで計測したバイパス風量と給気風速センサで計測した総給気風量とでバイパス比率を求め、このバイパス比率が所定範囲内になるようヒートポンプ式の空調機の出力制御を行う。
特開2013−185809号公報
建物内部を、さらに効率よく空調(空気調和)するシステムが要求されている。
本発明の一態様は、第1のフロアへ空調用の空気を供給する第1の供給ダクトと、第1のフロアに対して上方の第2のフロアへ空調用の空気を供給する第2の供給ダクトであって第1のダクトに対して独立した第2の供給ダクトと、第1のフロアまたは第1のフロアより下側から吸気する第1のリターンダクトと、第2のフロアまたは第2のフロアより上側から吸気する第2のリターンダクトであって、第1のリターンダクトに対して独立した第2のリターンダクトと、独立して動作する第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットを含む空調システムと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトおよび第2のリターンダクトとの接続を切り替える第1の切替ユニットと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトおよび第2の供給ダクトとの接続を切り替える第2の切替ユニットとを有する館内空調システムである。
第1の切替ユニットは、第1の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続する第1のリターンモードと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続する第2のリターンモードと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続する第3のリターンモードとを備えていることが望ましい。第2の切替ユニットは、第1の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続する第1の吹出モードと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続する第2の吹出モードと、第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続する第3の吹出モードとを備えていることが望ましい。
この館内空調システムは、それぞれ独立したリターンダクトおよび供給ダクトを切り替えることにより、フロア単位で空調することができるとともに、上下のフロアを一体として館内を空調できる。
この館内空調システムは、第1の切替ユニットおよび第2の切替ユニットを制御する制御ユニットを有することが望ましい。制御ユニットは、第1のリターンモードと第1の吹出モードとを組み合わせて各フロアを空調する第1の設定と、以下の第2〜第5の設定のいずれかとを切り替える設定切替ユニットを有する。設定切替ユニットは、第2の設定では、第2のリターンモードと第3の吹出モードとを組み合わせ、第3の設定では、第3のリターンモードと第3の吹出モードとを組み合わせ、第4の設定では、第3のリターンモードと第2の吹出モードとを組み合わせ、第5の設定では第2のリターンモードと第2の吹出モードとを組み合わせる。
すなわち、第1の設定では、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し(第1のリターンモード)、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続する(第1の吹出モード)。第2の設定では、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し(第2のリターンモード)、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続する。第3の設定では、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し(第3のリターンモード)、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続する(第3の吹出モード)。第4の設定では、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し(第3のリターンモード)、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続する(第2の吹出モード)。第5の設定では、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し(第2のリターンモード)、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続する(第2の吹出モード)。
制御ユニットは、ユーザーが手動で設定切替ユニットを制御する第1の設定制御ユニット(ユーザーインターフェイス)を含んでもよい。制御ユニットは、第1のフロアおよび第2のフロアの温度を検出して設定切替ユニットを制御する第2の設定制御ユニットを含んでもよい。制御ユニットにより、各フロアを単独で空調したり、館内を一括して空調する設定切り替え(モード切り替え)を容易に制御できる。
本発明の他の態様の1つは、上記の館内空調システムと、第1のフロアおよび第2のフロアとを有する建物である。この建物は、第2のフロアよりも上方の第3のフロアであって、空調システム、第1の切替ユニットおよび第2の切替ユニットが設置された第3のフロアをさらに有していてもよい。第3のフロアは第2のフロアより上方であってもよく第1のフロアよりも下方であってもよく、第3のフロアから吸引してもよい。
本発明の異なる他の態様の1つは、上記の館内空調システムの制御方法である。当該制御方法は、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続し、第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続すること(第1の設定)と、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続すること(第2の設定)、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第2の供給ダクトとを接続すること(第3の設定)、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第2のリターンダクトとを接続し、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続すること(第4の設定)、および、第1の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吸引側と第1のリターンダクトとを接続し、第2の切替ユニットが第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットの吹出側と第1の供給ダクトとを接続すること(第5の設定)の少なくともいずれかとを有する。
制御方法は、第1の設定〜第5の設定のすべてを含んでいてもよく、これらを制御ユニットにより切り替えることを含んでいてもよい。
館内空調システムが導入された建物を示す断面図。 館内空調システムの動作を示すフローチャート。 建物の内部をフロア単位で空調する設定(第1の設定)を示す図。 フロア単位で空調する一例として下のフロアに限定して空調するモードを示す図。 建屋内部を一体で冷房するモードであって、上下のフロアの空気を循環させる設定(第2の設定)を示す図。 建屋内部を一体で冷房するモードであって、上のフロアを集中して冷房する設定(第3の設定)を示す図。 建屋内部を一体で暖房するモードであって、上下のフロアの空気を循環させる設定(第4の設定)を示す図。 建屋内部を一体で暖房するモードであって、下のフロアを集中して暖房する設定(第5の設定)を示す図。
図1に、館内空調システムを含む建物の概要を断面図により示している。この建物1は、屋根裏を含めると3階建ての住宅であり、建屋内に、居住空間である第1のフロア(1階)F1と、第1のフロアF1に対して上方の居住空間である第2のフロア(2階)F2と、第2のフロアF2よりも上方の第3のフロア(屋根裏、天井裏)F3と、1階F1と2階F2とを接続する階段7と、屋根裏F3に屋内ユニット51および52が設置された館内空調システム10とを含む。館内空調システム10は建屋(建物、住宅)1内の全体を空調する。
建屋1は2階F2と屋根裏F3とを接続する階段を含んでいてもよく、梯子などの2階F2と屋根裏F3と接続する異なる手段を含んでいてもよい。建屋1は、1階F1と2階F2とを接続する吹き抜けなどの構造を含んでいてもよい。また、建屋1は、1階F1と2階F2との間に中間フロアが設けられていてもよい。また、1階F1が地下室であってもよく、2階F2が階段や吹き抜けで1階F1と空気が循環するように接続された居住空間となる3階あるいは4階以上のフロアであってもよい。
住宅1では、上下に配置された複数階、本例では1階F1および2階F2とは常時人が行き来する階段7により接続されており、上下に設けられたフロアの間で空気が循環するように構成されている。近年の住宅1においては、吹き抜けなどにより、住宅内の各階の空気がさらに効率よく循環するように構成されている。しかしながら、上下のフロアを接続する階段7あるいは吹き抜けなどのスペースは、温かい空気は上の階に滞留させ、冷たい空気は下の階に滞留させる要因となり、建屋1内の各フロアF1およびF2を空調する際には障害になることが多い。
館内空調システム10は、1階(1のフロア)F1へ空調用の空気11を供給する第1の供給ダクト21と、2階(第2のフロア)F2へ空調用の空気12を供給する第2の供給ダクト22と、1階F1から吸気する第1のリターンダクト31と、2階F2から吸気する第2のリターンダクト32とを含む。第1の供給ダクト21と第2の供給ダクト22とは独立しており、1階F1および2階F2に対して独立して空調用の空気11および12を供給できる。第1のリターンダクト31と第2のリターンダクト32とは独立しており、1階F1および2階F2から独立して吸気することができる。
第1のリターンダクト31は、1階F1の床面3に設けられた吸込口(ガラリ)33に接続され、1階F1のもっとも下側から吸気するようになっている。第1のリターンダクト31の吸込口33は、さらに、下側、たとえば、床下8などから吸い込むように設けられていてもよい。第2のリターンダクト32は、2階F2の天井4に設けられた吸込口(ガラリ)34に接続され、2階F2のもっとも上側から吸気するようになっている。第2のリターンダクト32の吸込口34は、さらに、上側、たとえば、屋根裏F3などから吸い込むように設けられていてもよい。
空調システム10は、さらに、建屋1の館内の1階F1および2階F2を空調するための冷風および温風を生成する空調システム50を含む。空調システム50は、独立して動作する第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吸引側51aおよび52aと第1のリターンダクト31および第2のリターンダクト32との接続を切り替える第1の切替ユニット41と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吹出側51bおよび52bと第1の供給ダクト21および第2の供給ダクト22との接続を切り替える第2の切替ユニット42とを含む。空調システム50は、さらに、屋外に設置された屋外ユニット58および57を含む。
屋内ユニット51および52、第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42は、居住空間としては利用されていない屋根裏F3に設置されている。屋内ユニット51および52、第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42は、1階F1、2階F2、または、地下や中間フロア等の他の居住空間として使用しないスペースに設置することができる。
建屋1の1階F1の各部屋の天井面2には、吹出口(供給口)23が設けられている。これらの吹出口23は第1の供給ダクト21と接続されており、空調システム50から空調用の空気11が供給される。1階F1の床面3には吸込口(取込口、吸気口)33が設けられおり、第1のリターンダクト31と接続され、空調システム50により1階F1の空気13が循環される。吹出口23が設置される場所は、天井面2に限られず、壁面6や床面3等であってもよい。吸込口33は、1か所に限らず、複数個所設けてもよく、また床面3に限らず、壁面6や天井面2などに設けてもよい。吸込口33は、1階F1と空気が流通するように設計された1階F1の床下スペース8や、地下室があれば地下室等に設けることもできる。吸込口33は、後述するように、1階F1の床面3や、1階F1より下側のスペースに設けることにより、建屋1の内部の下側に溜まり易い冷たい空気を空調したり、館内空調のために利用できる。
2階F2の各部屋の天井面4には吹出口24が設けられており、第2の供給ダクト22と接続され、空調システム50から空調用の空気11が供給される。2階F2の天井面4には吸込口34が設置されており、第2のリターンダクト32と接続され、空調システム50により2階F2の空気14が循環される。吹出口24は、天井面4に限らず、2階F2の壁面6や床面5等に設けてもよい。吸込口34は、1か所に限らず複数個所に設置してもよく、天井面4に限らず、壁面6や床面5等に設けてもよい。吸引口(吸込口)34は、2階F2より上方のスペース、例えば2階F2と空気が流通するように設計された屋根裏F3等に設けてもよい。吸引口34を2階F2の天井面4や、2階F2より上側に設けることにより、館内の上方に溜まり易い暖かい空気を空調したり、館内空調のために利用できる。
空調システム50の第1の屋内ユニット(第1の室内ユニット)51は主に1階の空調を行い、第2の屋内ユニット(第2の室内ユニット)52は主に2階の空調を行う。第1の屋内ユニット51と第2の屋内ユニット52とは独立してオンオフでき、並列に使用することも可能である。第1の室内ユニット51よび第2の室内ユニット52は、それぞれ、室内の空気を冷却または加温する室内熱交換ユニット(エバポレータ)53と、室内熱交換ユニット53により熱交換された空気を送風するファン54とを含む。第1の屋内ユニット51よび第2の屋内ユニット52の室内熱交換ユニット53は屋外のユニット57および58にコンプレッサおよび冷媒配管を介してそれぞれ接続されている。このため、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52は、屋外に排熱したり屋外から吸熱して冷房および暖房する処理を個別に行うことができる。第1の室内ユニット51よび第2の室内ユニット52は送風ユニットとしても機能する。
空調システム50は、さらに、屋外の空気(フレッシュエアー)を、全熱交換器などを介して屋内ユニット51および52に供給するシステムを備えていてもよい。また、寒冷地用においては、暖房用のヒーターを備えていてもよく、加湿器などの他の空調用の機器を備えていてもよい。
第1の切替ユニット(風路切替弁)41の一例は、第1の切替ユニット41の内部を移動可能な仕切弁43を含むものである。切替ユニット41は1または複数のダンパを組み合わせて構成してもよく、切替ユニット41の構成はこれに限定されない。以下においても同様である。リターンダクト31および32が第1の切替ユニット41に到達するところまで(上流側が)独立したダクトであるので、第1の切替ユニット41は、仕切弁43を移動することによりリターンダクト31および32と屋内ユニット51および52との間で以下の3つのモードを設定できる。
第1のリターンモードR1は、第1の屋内ユニット51の吸引側51aと第1のリターンダクト31とを接続し、第2の屋内ユニット52の吸引側52aと第2のリターンダクト32とを接続するモードである。1階F1および2階F2を個別に空調する際に適している。第2のリターンモードR2は、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吸引側51aおよび52aと第1のリターンダクト31とを接続するモードである。第3のリターンモードR3は、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吸引側51aおよび52aと第2のリターンダクト32とを接続するモードである。第2のリターンモードR2および第3のリターンモードR3は1階F1および2階F2を一体で空調する場合に適している。
第2の切替ユニット(風路切替弁)42は、第2の切替ユニット42の内部を移動可能な仕切弁44を含む。供給ダクト21および22は第2の切替ユニット42以降(下流側)においては独立したダクトであるので、仕切弁44を移動することにより、供給ダクト21および22と屋内ユニット51および52との間で以下の3つのモードを設定できる。
第1の吹出モードB1は、第1の屋内ユニット51の吹出側51bと第1の供給ダクト21とを接続し、第2の屋内ユニット52の吹出側52bと第2の供給ダクト22とを接続するモードである。1階F1および2階F2を個別に空調する際に適している。第2の吹出モードB2は、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吹出側51bおよび52bと第1の供給ダクト21とを接続するモードである。第3の吹出モードB3は、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52の吹出側51bおよび52bと第2の供給ダクト22とを接続するモードである。第2の吹出モードB2および第3の吹出モードB3は1階F1および2階F2を一体で空調する場合に適している。
館内空調システム10は、さらに、第1の切替ユニット41、第2の切替ユニット42、第1の屋内ユニット51、第2の屋内ユニット52の動作を制御する制御ユニット60と、1階F1に設置された第1のローカルパネル15と、2階F2に設置された第2のローカルパネル16とを含む。ローカルパネル15および16には、ユーザーが空調システム10を操作するためのユーザーインターフェイスに加え、温度センサ、湿度センサおよび人感センサが組み込まれている。ローカルパネル15および16には、タイマー、空調システム10の状況を示す表示パネルなどの他の機能が組み込まれていてもよい。ローカルパネル15および16は、各部屋に設置されていてもよい。
制御ユニット60は、第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42の設定を切り替える機能(設定切替ユニット)66と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52のそれぞれの冷暖房、送風、さらにオンオフを制御する屋内ユニット制御機能(屋内制御ユニット)67と、ローカルパネル15または16へのユーザーの操作により手動で設定切替ユニット66および屋内制御ユニット67を制御するマニュアル制御ユニット(第1の設定制御ユニット)68と、ローカルパネル15および16に組み込まれた温度センサーなどの測定結果を検出して自動で設定切替ユニット66および屋内制御ユニット67を制御する自動制御ユニット(第2の設定制御ユニット)69とを含む。
設定切替ユニット66は、第1のリターンモードR1と第1の吹出モードB1とを組み合わせる第1の設定61と、第2のリターンモードR2と第3の吹出モードB3とを組み合わせる第2の設定62と、第3のリターンモードR3と第3の吹出モードB3とを組み合わせる第3の設定63と、第3のリターンモードR3と第2の吹出モードB2とを組み合わせる第4の設定64と、第2のリターンモードR2と第2の吹出モードB2とを組み合わせる第5の設定65とを切り替える機能を含む。
第1の設定61では、第1の切替ユニット41により、第1のリターンダクト31と第1の屋内ユニット51とが接続され、第2の切替ユニット42により屋内ユニット51と第1の供給ダクト21とが接続される。同時に、第1の切替ユニット41により第2のリターンダクト32と第2の屋内ユニット52とが接続され、第2の切替ユニット42により第2の屋内ユニット52と第2の供給ダクト22とが接続される。したがって、第1の設定61においては、1階F1の空気13を吸引して空調し、1階F1に戻す空気の経路と、2階F2の空気14を吸引して空調し、2階F2に戻す空気の経路が並列に形成される。このため、屋内ユニット制御機能67により、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52のそれぞれのモードを暖房、冷房または送風に切り替えたりオンオフを切り替えることにより1階F1および2階F2を異なる条件で個別に空調できる。
第2の設定62では、第1の切替ユニット41により、第1のリターンダクト31と、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52とが接続され、第2のリターンダクト32は不使用になる。また、第2の切替ユニット42により、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52と第2の供給ダクト22とが接続され、第1の供給ダクト21が不使用になる。このため、第2の設定62では、1階F1の空気13を第1および第2の屋内ユニット51および52により空調して2階F2に供給する経路を形成できる。
この設定62は、夏場に全館を冷房する際に有効であり、1階F1の床面3近傍の比較的冷たい空気を第1の屋内ユニット51および/または第2の屋内ユニット52を介して2階F2に供給し、暑くなりやすい2階F2を冷房できる。第1の屋内ユニット51および/または第2の屋内ユニット52は冷房モードでも送風モードでもよく、風量によっては一方の屋内ユニットのみを稼働させてもよい。外気または外界の条件により上下のフロアF1およびF2に生ずる温度差を利用し、その温度差を解消する方向で全館を空調できる。このため、空調に要する電気等のエネルギー消費量を抑制できるとともに、建屋1の内部の温度差を小さくできる。したがって、ヒートショックが少なく、快適で過ごしやすい居住空間を形成できる。
第3の設定63では、第1の切替ユニット41により、第2のリターンダクト32と第1および第2の屋内ユニット51および52とが接続され、第1のリターンダクト31は不使用になる。また、第2の切替ユニット42により、第1および第2の屋内ユニット51および52と第2の供給ダクト22とが接続され、第1の供給ダクト21が不使用になる。このため、設定63では、2階F2の空気14を第1の屋内ユニット51および/または第2の屋内ユニット52を介して再び2階F2に供給する空気の経路を形成できる。
この設定63は、夏場に建屋1の内部を急速冷房する際に適しており、1階F1に対して高温となる2階F2を、2台の室内ユニット51および52により、急速に冷房し温度差をなくすとともに、2階F2の冷気と1階F1の暖気とを自然循環で入れ替えられることにより建屋1の内部全体の温度を制御できる。
第4の設定64では、第1の切替ユニット41により、第2のリターンダクト32と第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52とが接続され第1のリターンダクト31が不使用になる。また、第2の切替ユニット42により、第1の供給ダクト21と第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52とが接続され、第2の供給ダクト22が不使用になる。したがって、2階の空気14を第1および第2の屋内ユニット51および52を介して1階F1に供給する空気の経路を形成できる。
この設定64は、冬場に全館を暖房する際に有効であり、2階F2の天井面4近傍の暖かい空気を第1の屋内ユニット51および/または第2の屋内ユニット52を介して1階F1に供給し、寒くなり易い1階F1を暖房できる。第1の屋内ユニット51および/または第2の屋内ユニット52は暖房モードでも送風モードでもよく、風量によっては一方の屋内ユニットのみを稼働させてもよい。上下のフロアF1およびF2に生ずる温度差を利用して暖房でき、1階F1と2階F2との温度差を解消できる。したがって、空調システム10により、省エネで、ヒートショックが少なく、居住空間を快適に維持することができる。
第5の設定65では、第1の切替ユニット41により、第1のリターンダクト31と第1および第2の屋内ユニット51および52とが接続され、第2のリターンダクト32が不使用になる。また、第2の切替ユニット42により第1および第2の屋内ユニット51および52と第1の供給ダクト21とが接続され、第2の供給ダクト22が不使用になる。したがって、1階F1の空気13を屋内ユニット51および/または屋内ユニット52を介して再び1階F1に供給する空気の経路を形成できる。
設定65は、全館を暖房する際に有効であり、寒くなり易い1階F1を、2台の室内ユニット51および52により、急速に暖房することにより1階F1と2階F2との温度差をなくすことができる。1階F1の暖気と2階F2の冷気とが自然循環で入れ替えられることにより建屋1の内部全体の温度を制御できる。
図2に、館内空調システム10の動作をフローチャートにより示している。ステップ71において、建物1の内部を全体として空調する全館空調モードか判断する。制御ユニット60において手動操作が設定されていればマニュアル制御ユニット68がマニュアル設定を参照して判断し、自動操作が設定されていれば自動制御ユニット69が館内の温度、外気温、人感センサによる各階F1およびF2の空調の必要性などのパラメータから所定のアルゴリズムで判断する。以下においても同様である。
ステップ71において全館空調モードが選択されず、各フロアF1およびF2を個別に空調する場合は、ステップ72において、設定切替ユニット66は1階F1および2階F2毎に循環経路を生成する第1の設定61を選択し、第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42が第1の設定61にセットされていなければ、第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42の設定を切り替える。第1の切替ユニット41および第2の切替ユニット42が第1の設定61にセットされていれば、それを維持する。
図3に、建物1をフロア単位で空調する設定を示している。ステップ73において、第1のフロアF1のパネル15の人感センサがオンであれば、ステップ74において、第1の屋内ユニット51がオンになる。第1の屋内ユニット51の動作は、手動または自動により、冷房、暖房および送風等が選択される。1階F1の空気13が第1のリターンダクト31により吸気され、第1の屋内ユニット51で空調された空気11が、第1の供給ダクト21から1階F1の各部屋に供給される。したがって、1階F1を単独で空調できる。
ステップ73において、リモコン(パネル)15の人感センサがオフであれば、ステップ75において、第1の屋内ユニット51はオフになり、1階F1は空調されない。
ステップ76において、2階F2のリモコン(パネル)16の人感センサがオンであれば、ステップ77において、制御ユニット60の機能67により第2の屋内ユニット52がオンになる。1階F1の空気とは独立して、2階F2の空気14が第2のリターンダクト32により吸気され、第2の屋内ユニット52で空調された空気12が、第2の供給ダクト22から2階F2の各部屋に供給される。したがって、2階F2を1階F1とは独立して空調できる。
一方、図4に示すように、ステップ76において、リモコン16の人感センサがオフであれば、ステップ78において、第2の屋内ユニット52はオフになり、2階F2は空調されない。第1の設定61が選択されると、人感センサにより、人がいるフロアのみを空調できる。このため、エネルギー消費が少なく、効率よく館内を空調できる。第1および第2の屋内ユニット51および52のオンオフ制御には、各階の人感センサ以外に、温度センサや湿度センサの測定結果を用いてもよい。
ステップ71において、全館空調モードが選択されると、ステップ81において、冷房を行うか暖房を行うかが判断される。手動または自動により冷房モードが選択されると、ステップ82において、1階F1および2階F2の温度差が確認される。温度差が大きく、館内空調に利用可能であれば、ステップ83において、手動または自動により設定切替ユニット66が第2の設定62を設定し、第1の切替ユニット41を第2のリターンモードR2とし、第2の切替ユニット42を第3の吹出モードB3とする。第2の設定62にセットされているときは、ステップ83では切替ユニット41および42の状態を維持する。以下においても同様である。ステップ84において、エコモードが設定されていれば、ステップ85において、空調システム50のコンプレッサを停止し、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52のファン54を稼働して、送風のみにより1階F1の空気(冷気)を2階F2に送り、1階F1と2階F2との空気を入れ替える。
図5に、第2の設定62により、第1のリターンダクト31と、第1および第2の屋内ユニット51および52と、第2の供給ダクト22とにより形成される通風ルートを示している。第1および第2の屋内ユニット51および52により、1階F1の床面3の冷たい空気13aが第1のリターンダクト31から吸引され、第2の供給ダクト22から2階F2の各部屋に供給される。建屋1の内部では、2階F2の各部屋から空気12は階段7を通って1階F1へと流れ、建屋1の内部の空気が循環する。したがって、1階F1の冷たい空気13aにより、2階F2を冷却でき、1階F1と2階F2との温度差を縮小できる。
ステップ84において、エコモードでなければ、ステップ87において、空調システム50のコンプレッサを駆動し、第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52で強制的に冷気を生成する。冷気は2階F2に供給され、階段7を通って1階F1へと流れ、建屋1の内部の空気が循環し建屋1の内部が冷房される。空調システム50は、どちらか一方の屋内ユニットのみを稼働させてもよい。
ステップ82において、上下のフロアF1およびF2の温度差が大きくないとき、あるいは第2の設定62を用いたプレ冷却によりより温度差が縮小されたときは、ステップ86において、設定切替ユニット66により第3の設定63を選択できる。設定切替ユニット66は、第1の切替ユニット41を第3のリターンモードR3とし、第2の切替ユニット42を第3の吹出モードB3とする。
図6に、第2のリターンダクト32と、第1および第2の屋内ユニット51および52と、第2の供給ダクト22とにより第3の設定63の通風ルートが形成された状態を示している。第3の設定63においては、ステップ87において、第1および第2の屋内ユニット51および52を冷房駆動することにより、2階F2の天井面4近傍に溜まった温度の高い空気14aを、2台の屋内ユニット51および52で冷却して、2階F2を急速に冷房できる。2階F2の温度を下げることにより1階F1との温度差をなくすことができる。さらに、2階F2の温度を下げることにより冷気が階段7を介して1階F1に供給され、建屋1の内部全体を冷房できる。急速の冷房を必要としないときや、エネルギーの消費をより抑えられるとき等には、いずれか一方の屋内ユニット51または52のみを稼働するようにしてもよい。以下においても同様である。
ステップ81において、暖房モードが手動または自動により選択されると、ステップ91において、1階F1と2階F2との温度差が確認される。温度差が大きく、暖房に利用可能と判断されれば、ステップ92において、設定切替ユニット66は第4の設定64を選択し、第1の切替ユニット41を第3のリターンモードR3とし、第2の切替ユニット42を第2の吹出モードB2とする。ステップ93において、エコモードが設定されていれば、ステップ94において、空調システム50はコンプレッサを駆動せず第1の屋内ユニット51および第2の屋内ユニット52を送風装置として使用する。
図7に、第4の設定64により、第2のリターンダクト32と、第1および第2の屋内ユニット51および52と、第1の供給ダクト21とにより通風ルートが形成された状態を示している。2階F2の天井面4近傍の温かい空気14aが第2のリターンダクト32から吸引され、屋内ユニット51および52を介して第1の供給ダクト21から1階の各部屋に供給される。空調システム50のコンプレッサを稼働することなく、2階F2の温かい空気14aを用いて、1階F1を温め、1階F1と2階F2との温度差を小さくできる。
ステップ93において、エコモードでなければ、ステップ96において、第1および第2の屋内ユニット51および52をヒートポンプとして利用し、屋内ユニット51および52にヒーターが内蔵されていればそれをオンしてさらに強力に1階F1を暖房できる。1階F1に供給された暖気は階段7を通って2階F2に循環する。このため、建屋1の内部を暖房できる。
ステップ91において、1階F1と2階F2の温度差が小さいとき、上記の運転で1階F1と2階F2とをプレ加熱して温度差が小さくなったときは、ステップ95において、設定切替ユニット66が第5の設定65を選択する。設定切替ユニット66は、第1の切替ユニット41を第2のリターンモードR2とし、第2の切替ユニット42を第2の吹出モードB2とする。さらに、ステップ96において、第1および第2の屋内ユニット51および52が暖房駆動される。
図8は、第5の設定65において、第1のリターンダクト31と、第1および第2の屋内ユニット51および52と、第2の供給ダクト22とにより通風ルートが形成された状態を示している。第1および第2の屋内ユニット51および52を暖房稼働することにより、1階F1を急速に暖房できる。1階F1に供給された暖気は階段7を介して2階F2にも広がるので、建屋1の内部を暖房できる。
このように、館内空調システム10は、建屋1の内部を1階、2階の単位で空調することも可能であり、1階F1および2階F2を1つの階段7などにより接続された連続した空間として空調することも可能である。このため、建屋1の内部に大きな温度差が生ずることを抑制でき、四季を通じてヒートショックが少なく、快適に過ごすことができる住宅を提供できる。
なお、上記においては、館内空調システム10が設置された建物として住宅を例に説明を行ったが、館内空調システムは、複数のフロアを含む住宅以外の建物や、乗り物等に設置してもよい。また、上記では、空調システム50が2台の屋内ユニット51および52を含む例を説明しているが、3台以上であってもよい。
1 建物
10 館内空調システム
21 第1の供給ダクト、 22 第2の供給ダクト
31 第1のリターンダクト、 32 第2のリターンダクト
41 第1の切替ユニット、 42 第2の切替ユニット
50 空調システム、 51 第1の屋内ユニット、 52 第2の屋内ユニット

Claims (10)

  1. 第1のフロアへ空調用の空気を供給する第1の供給ダクトと、
    前記第1のフロアに対して上方の第2のフロアへ空調用の空気を供給する第2の供給ダクトであって、前記第1の供給ダクトに対して独立した第2の供給ダクトと、
    前記第1のフロアまたは前記第1のフロアより下側から吸気する第1のリターンダクトと、
    前記第2のフロアまたは前記第2のフロアより上側から吸気する第2のリターンダクトであって、前記第1のリターンダクトに対して独立した第2のリターンダクトと、
    独立して動作する第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットを含む空調システムと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトおよび前記第2のリターンダクトとの接続を切り替える第1の切替ユニットと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトおよび前記第2の供給ダクトとの接続を切り替える第2の切替ユニットとを有する館内空調システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1の切替ユニットは、
    前記第1の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続する第1のリターンモードと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続する第2のリターンモードと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続する第3のリターンモードとを含み、
    前記第2の切替ユニットは、
    前記第1の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続する第1の吹出モードと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続する第2の吹出モードと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続する第3の吹出モードとを含む、館内空調システム。
  3. 請求項1または2において、前記第1の切替ユニットおよび前記第2の切替ユニットを制御する制御ユニットを有し、
    前記制御ユニットは、前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続する第1の設定と、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続する第2の設定、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続する第3の設定、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続する第4の設定、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続する第5の設定の少なくともいずれかとを切り替える設定切替ユニットを含む、館内空調システム。
  4. 請求項3において、前記設定切替ユニットは、前記第1の設定と、前記第2の設定と、前記第3の設定と、前記第4の設定と、前記第5の設定とを切り替える、館内空調システム。
  5. 請求項3または4において、前記制御ユニットは、手動で前記設定切替ユニットを制御する第1の設定制御ユニットを含む、館内空調システム。
  6. 請求項3ないし5のいずれかにおいて、前記制御ユニットは、前記第1のフロアおよび前記第2のフロアの温度を検出して前記設定切替ユニットを制御する第2の設定制御ユニットを含む、館内空調システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の館内空調システムと、
    前記第1のフロアおよび前記第2のフロアとを有する建物。
  8. 請求項7において、
    前記第2のフロアよりも上方の第3のフロアであって、前記空調システム、前記第1の切替ユニットおよび前記第2の切替ユニットが設置された第3のフロアをさらに有する建物。
  9. 館内空調システムの制御方法であって、
    前記館内空調システムは、
    第1のフロアへ空調用の空気を供給する第1の供給ダクトと、
    前記第1のフロアに対して上方の第2のフロアへ空調用の空気を供給する第2の供給ダクトであって、前記第1の供給ダクトに対して独立した第2の供給ダクトと、
    前記第1のフロアまたは前記第1のフロアより下側から吸気する第1のリターンダクトと、
    前記第2のフロアまたは前記第2のフロアより上側から吸気する第2のリターンダクトであって、前記第1のリターンダクトに対して独立した第2のリターンダクトと、
    独立して動作する第1の屋内ユニットおよび第2の屋内ユニットを含む空調システムと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトおよび前記第2のリターンダクトとの接続を切り替える第1の切替ユニットと、
    前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトおよび前記第2の供給ダクトとの接続を切り替える第2の切替ユニットとを有し、
    当該制御方法は、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続し、前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続することと、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続すること、前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続すること、前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続すること、および、前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続することの少なくともいずれかとを有する、制御方法。
  10. 請求項9において、前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続することと、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第2の供給ダクトとを接続することと、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第2のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続することと、
    前記第1の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吸引側と前記第1のリターンダクトとを接続し、前記第2の切替ユニットが前記第1の屋内ユニットおよび前記第2の屋内ユニットの吹出側と前記第1の供給ダクトとを接続することとを有する、制御方法。
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