JPH0518647U - 空調された室内に設置されるドラフトチヤンバー - Google Patents

空調された室内に設置されるドラフトチヤンバー

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JPH0518647U
JPH0518647U JP983091U JP983091U JPH0518647U JP H0518647 U JPH0518647 U JP H0518647U JP 983091 U JP983091 U JP 983091U JP 983091 U JP983091 U JP 983091U JP H0518647 U JPH0518647 U JP H0518647U
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JP
Japan
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air
draft chamber
air supply
outlet
chamber
Prior art date
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Application number
JP983091U
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English (en)
Inventor
潔 千葉
紘一 二木
直哉 今野
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】室内空調のためのエネルギー消費を低減させる
と共に、作業者に不快感を与えることがなく、またドラ
フトチャンバー内で発生するガスが室へ洩れるのをなく
す。 【構成】ドラフトチャンバー12の前面に設けられる扉
13と、ドラフトチャンバー12の上部又は下部に配設
される給気ファン15及び給気ダクト16と、ドラフト
チャンバー12の前面外部に配置される外部吹出口17
と、ドラフトチャンバー12の奥部に配置される内部吹
出口19と、給気ダクト16内に設けられるコントロー
ルダンパー20、21と、ドラフトチャンバー12の上
部に形成される排気ダクト22と、ドラフトチャンバー
12の奥部に配置される仕切板23とを備え、コントロ
ールダンパー20、21の制御により外気を給気ダクト
16を経て外部吹出口17及び内部吹出口19に供給す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調された室内に実験室、研究室用のために設置されるドラフトチ ャンバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
空調された室内に実験室、研究室用のために設置されるドラフトチャンバーに おいては、ドラフトチャンバー内で薬品等から発生するガスを室内に洩れないよ うにするため、空調された室内エアを導入して外部に排出するようにしており、 エネルギー消費が大きい。そのために、エアーカーテンタイプのドラフトチャン バーが採用されるようになってきた。これを図6により説明すると、室1内に区 画形成されるドラフトチャンバー2は、前面に設けられるガラス扉3と、上部に 形成される外気給気ダクト5及び排気ダクト6と、垂直に配置される仕切板7と から構成され、外気給気ダクト5から外気をガラス扉3の前面に流下させてエア ーカーテンAを形成させ、このエアーカーテンAと空調された室内エアBとをド ラフトチャンバー2内に流入させ、仕切板7の下部及び上部を経て排気ダクト6 から排出させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のドラフトチャンバーにおいては、排気ダクト6から の排気量に対して、外気給気ダクト5からの外気給気量は70〜80%程度であ り、残りの20〜30%程度の空調された室内エアBがドラフトチャンバー2内 に流入し排気されるため、室1を空調するためのエネルギー消費が依然として大 きいという問題を有し、また、外気給気量が多いため夏場、冬場に作業者の頭に エアが直接当たるため作業者に不快感を与えるという問題を有し、さらに、エア ーカーテンAが乱れやすいためにドラフトチャンバー2内で発生するガスが室1 へ洩れる恐れがあるという問題を有している。
【0004】 本考案は、上記問題を解決するものであって、室内空調のためのエネルギー消 費を低減させると共に、作業者に不快感を与えることがなく、また、ドラフトチ ャンバー内で発生するガスが室へ洩れるのをなくすことができる空調された室内 に設置されるドラフトチャンバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案の空調された室内に設置されるドラフトチャンバーは、空調 された室11内に設置されるドラフトチャンバー12であって、該ドラフトチャ ンバー12の前面に設けられる扉13と、ドラフトチャンバー12の上部又は下 部に配設される給気ファン15及び給気ダクト16と、ドラフトチャンバー12 の前面外部に配置される外部吹出口17と、ドラフトチャンバー12の奥部に配 置される内部吹出口19と、給気ダクト16内に設けられるコントロールダンパ ー20、21と、ドラフトチャンバー12の上部に形成される排気ダクト22と 、ドラフトチャンバー12の奥部に配置される仕切板23とを備え、コントロー ルダンパー20、21の制御により外気を給気ダクト16を経て外部吹出口17 及び内部吹出口19に供給することを特徴とする。
【0006】 なお、上記構成に付加した番号は、理解を容易にするために図面と対比させる ためのもので、これにより本考案の構成が何等限定されるものではない。
【0007】
【作用】
本考案においては、例えば図1に示すように、給気ファン15において吸入さ れた外気は、コントロールダンパー20、21の制御により、外部吹出口17か らその30%程度がドラフトチャンバー12内に供給され、内部吹出口19から 70%程度が排気ダクト22に向けて供給されるようにし、ドラフトチャンバー 12内に流入したエアは、仕切板23の下部及び上部を経て排気ダクト22から 排出される。
【0008】
【実施例】 以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の空調された室内に設置されるドラフトチャンバーの1実施例を 示す構成図であり、室11内に区画形成されるドラフトチャンバー12は、前面 に設けられるガラス扉13と、ドラフトチャンバー12の下部に配設される給気 ファン15及び給気ダクト16と、ドラフトチャンバー12の前面外部に配置さ れ吹出方向が調整可能な外部吹出口17と、ドラフトチャンバー12の奥部に配 置される内部吹出口19と、給気ダクト16内に設けられるコントロールダンパ ー20、21と、上部に形成される排気ダクト22と、ドラフトチャンバー12 の奥部に垂直に配置される仕切板23と、仕切板23の上部に設けられるバッフ ルダンパー25と、ドラフトチャンバー12の天井に配設される照明26とから 構成される。なお、給気ファン15及び給気ダクト16をドラフトチャンバー1 2の上部に設け、外部吹出口17及び内部吹出口19に接続するようにしてもよ い。
【0009】 上記構成からなる本考案の作用について説明すると、給気ファン15において 吸入された外気は、コントロールダンパー20、21の制御により、外部吹出口 17からその30%程度がドラフトチャンバー12内に供給され、内部吹出口1 9から70%程度が排気ダクト22に向けて供給されるようにし、ドラフトチャ ンバー12内に流入したエアは、仕切板23の下部及びバッフルダンパー25を 経て排気ダクト22から排出される。本考案においては給気量と排気量が同一で あるため、室11内の環境を乱さず室内空調のためのエネルギー消費を低減させ る。また、外部吹出口17からの外気給気量が30%程度と少ないため、作業者 の不快感は少なくなると共に、外部吹出口17の吹出方向を調整することにより ドラフトチャンバー12内で発生するガスが室11へ洩れるのを防止し安全性を 確保できる。
【0010】 図2は本考案の他の実施例を示す構成図であり、図1の実施例と同一の構成に ついては同一番号を付けて説明を省略する。本実施例においては、内部吹出口1 9をガラス扉13の背面上部に設け、内部吹出口19を接続ダクト27により給 気ダクト16に接続するようにし、ガラス扉13の背面にエアーカーテンAを形 成するように構成している。本実施例によれば、エアーカーテンAによりドラフ トチャンバー12内で発生するガスの室11への洩れをより確実になくすことが できる。
【0011】 図3及び図4は本考案の他の実施例を示し、図3は全体構成図、図4は空調機 ユニットの構成図であり、図1の実施例と同一の構成については同一番号を付け て説明を省略する。本実施例においては、図3に示すように、ドラフトチャンバ ー12の下部に空調機ユニット29を配設し、空調機ユニット29において外気 を冷却又は加熱し、これを給気ダクト16a、16bを介して外部吹出口17と 内部吹出口19に供給するものである。空調機ユニット29は、図4に示すよう に、圧縮機30、凝縮器31、膨張弁32及び蒸発器33からなる冷凍サイクル を有し、また点線に示すように、給気ファン15、フィルタ35、切換バルブ3 4、ヒータ36を有する給気通路が形成されている。
【0012】 そして、給気ファン15により外気をフィルタ35、凝縮器31、給気ダクト 16bを経て、内部吹出口19に供給すると共に、外気を蒸発器33又はヒータ 36、給気ダクト16aを経て外部吹出口17に供給するようにしている。従っ て、夏、冬に応じて外気を冷却又は加熱してドラフトチャンバー12内に供給す るため快適な作業空間を得ることができる。なお、本実施例において、図2で説 明したように内部吹出口19をガラス扉13の背面上部に設けるようにしてもよ い。
【0013】 図5は本考案の他の実施例を示す構成図であり、図1の実施例と同一の構成に ついては同一番号を付けて説明を省略する。本実施例においては、ドラフトチャ ンバー12の下部に冷温水コイル37を配設し、内部吹出口19には給気ダクト 16bを介して外気を供給し、外部吹出口17には冷温水コイル37で冷却又は 加熱されたエアを供給するようにしている。従って、夏、冬に応じて外気を冷却 又は加熱してドラフトチャンバー12内に供給するため快適な作業空間を得るこ とができる。なお、本実施例においても、図2で説明したように内部吹出口19 をガラス扉13の背面上部に設けるようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、空調された室内に設置されるドラフトチ ャンバーであって、該ドラフトチャンバーの前面に設けられる扉と、ドラフトチ ャンバーの上部又は下部に配設される給気ファン及び給気ダクトと、ドラフトチ ャンバーの前面外部に配置される外部吹出口と、ドラフトチャンバーの奥部に配 置される内部吹出口と、給気ダクト内に設けられるコントロールダンパーと、ド ラフトチャンバーの上部に形成される排気ダクトと、ドラフトチャンバーの奥部 に配置される仕切板とを備え、コントロールダンパーの制御により外気を給気ダ クトを経て外部吹出口及び内部吹出口に供給するように構成したため、次の効果 が奏される。
【0015】 (イ)排気量100%に対して給気量を従来の70〜80%から100%まで増 加させることにより、20〜30%の空調された室内エアの消費を抑えることが でき、室内空調のためのエネルギー消費を低減させることができる。
【0016】 (ロ)給気ファンとコントロールダンパーにより、給気量100%をドラフトチ ャンバーの内部及び外部吹出口に3:7程度の割合にし、作業者に当たるエアを 30%程度と少なくするため、作業者の不快感を少なくすることができる。
【0017】 (ハ)ドラフトチャンバー前面のエアカーテン部分の吹出方向、形状を変えるこ とにより、作業者の不快感を少なくするなると共に、ドラフトチャンバー内で発 生するガスが室へ洩れるのを防止し安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空調された室内に設置されるドラフト
チャンバーの1実施例を示す構成図
【図2】本考案の他の実施例を示す構成図
【図3】本考案の他の実施例を示す構成図
【図4】図3における空調機ユニットの構成図
【図5】本考案の他の実施例を示す構成図
【図6】従来の空調された室内に設置されるドラフトチ
ャンバーの構成図
【符号の説明】
11…室、12…ドラフトチャンバー、13…ガラス
扉、15…給気ファン、16、16a、16b…給気ダ
クト、17…外部吹出口、19…内部吹出口、20、2
1…コントロールダンパー、22…排気ダクト、23…
仕切板、25…バッフルダンパー、26…照明、27…
接続ダクト、29…空調機ユニット、37…冷温水コイ
ル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調された室内に設置されるドラフトチャ
    ンバーであって、該ドラフトチャンバーの前面に設けら
    れる扉と、ドラフトチャンバーの上部又は下部に配設さ
    れる給気ファン及び給気ダクトと、ドラフトチャンバー
    の前面外部に配置される外部吹出口と、ドラフトチャン
    バーの奥部に配置される内部吹出口と、給気ダクト内に
    設けられるコントロールダンパーと、ドラフトチャンバ
    ーの上部に形成される排気ダクトと、ドラフトチャンバ
    ーの奥部に配置される仕切板とを備え、コントロールダ
    ンパーの制御により外気を給気ダクトを経て外部吹出口
    及び内部吹出口に供給することを特徴とする空調された
    室内に設置されるドラフトチャンバー。
  2. 【請求項2】前記外部吹出口に供給する外気を冷却又は
    加熱することを特徴とする請求項1に記載の空調された
    室内に設置されるドラフトチャンバー。
  3. 【請求項3】前記内部吹出口を前記扉の背面上部に設け
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空
    調された室内に設置されるドラフトチャンバー。
JP983091U 1991-02-27 1991-02-27 空調された室内に設置されるドラフトチヤンバー Pending JPH0518647U (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212132A (ja) * 2001-09-18 2007-08-23 Waldner Laboreinrichtungen Gmbh & Co Kg 排気装置
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JP2012198008A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 National Taiwan Univ Of Science & Technology 偏向板を有する排気装置
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