JPH1126544A - ワーク搬送用キャリアの位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

ワーク搬送用キャリアの位置決め装置および位置決め方法

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JPH1126544A
JPH1126544A JP18201897A JP18201897A JPH1126544A JP H1126544 A JPH1126544 A JP H1126544A JP 18201897 A JP18201897 A JP 18201897A JP 18201897 A JP18201897 A JP 18201897A JP H1126544 A JPH1126544 A JP H1126544A
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JP
Japan
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carrier
work
vacuum
suction pad
backup member
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Application number
JP18201897A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Nakanishi
智昭 中西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアに搭載されたワークにチップを実装
した後、キャリアを確実に搬送面へ下降させることがで
きるワーク搬送用キャリアの位置決め装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ワークが搭載されたキャリアを下方から
押し上げるバックアップ部材20に吸着パッド22を設
ける。吸着パッド22の上面はバックアップ部材20の
上面から上方へ突出させる。バックアップ部材20をシ
リンダ23で上昇させると、吸着パッド22はキャリア
の下面を真空吸着し、偏平に弾性変形してその上面はバ
ックアップ部材20の上面と面一になる。ワークに対す
るチップの実装が終了したならば、バックアップ部材2
0を下降させる。するとキャリアも吸着パッド22に真
空吸着されたまま強制的に下降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装工程
で用いられるワーク搬送用キャリアの位置決め装置およ
び位置決め方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば小形の基板などのワークにウエハ
から切り出されたチップを実装する場合、小形のワーク
は単体で実装ラインを搬送することは困難なことから、
大形のキャリアに小形のワークを複数個搭載し、キャリ
アを実装ラインを搬送することが行われる。
【0003】キャリアに搭載された基板などのワークに
チップを実装する場合、ワークの上面が傾いているとチ
ップを精度よく実装することはできない。ワークの上面
の傾きの主因は、プレート状のキャリアがそりやすいこ
とによる。したがってワークの上面を水平に保持するた
めに、キャリアの位置決め装置が用いられる。
【0004】従来、キャリアの位置決め装置は、キャリ
アを左右からクランプして固定した状態で、キャリアの
下面にバックアップ部材を下方から押し付けることによ
り、キャリアを実装面まで上昇させるとともにキャリア
のそりを矯正し、これによりワークの上面を水平面にす
るようになっていた。またチップの実装が終了したなら
ば、バックアップ部材自体に開口された吸着孔でキャリ
アを真空吸着し、キャリアを強制的に搬送面まで下降さ
せるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の位置決め装置では、キャリアの下面は完全なフラット
面ではないため、バックアップ部材で確実に真空吸着し
てキャリアを下降させにくいものであった。そこで従
来、押打手段によりキャリアの上面を押打することによ
り、キャリアを強制的に下降させる手段も実施されてい
るが、このような押打手段では単に構造が複雑化するだ
けでなく、押打時の衝撃によりワークがキャリアから飛
び出しやすいなどの問題点があった。
【0006】したがって本発明は、ワークにチップを実
装した後、キャリアを確実に搬送面へ下降させることが
できるワーク搬送用キャリアの位置決め装置および位置
決め方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のワーク搬送用キ
ャリアの位置決め装置は、複数個のワークが搭載された
プレート状のキャリアを左右から弾性的にクランプする
クランプ部材と、キャリアの上方にあってワークに対応
する位置に開口部が開口され、かつワークを上方から弾
性的に押え付けるばね材を有するプレート状のマスク部
材と、キャリアの下方に上下動自在に配設されてキャリ
アを押し上げるバックアップ部材と、このバックアップ
部材にその上面をこのバックアップ部材の上面よりも上
方に突出させて装着されてキャリアの下面を真空吸着す
る弾性材から成る吸着パッドと、この吸着パッドを真空
吸引する真空吸引手段とを備えた。
【0008】また本発明のワーク搬送用キャリアの位置
決め方法は、複数個のワークが搭載されたキャリアをガ
イドレールの間に搬入し、そこで上下動手段を駆動する
ことによりバックアップ部材を上昇させてバックアップ
部材の上面から上方へ突出する弾性材から成る吸着パッ
ドの上面をキャリアの下面に当接させ、キャリアを左右
から弾性的にクランプするクランプ部材のクランプ力に
抗してキャリアを更に実装面まで押し上げてキャリア上
のワークをマスク部材に設けられたばね材で上方から弾
性的に押えつけ、かつ吸着パッドでキャリアを真空吸着
することによりキャリアのそりを矯正し、この状態で各
ワーク上にチップを搭載した後、上下動手段を駆動して
バックアップ部材を下降させることにより吸着パッドに
真空吸着されたキャリアを強制的に搬送面まで下降させ
るようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】上記構成の本発明は、バックアッ
プ部材が上昇すると、バックアップ部材の上面から上方
に突出する吸着パッドによりキャリアの下面を確実に真
空吸着することができ、またその状態で吸着パッドが偏
平に弾性変形することにより、バックアップ部材の上面
はキャリアの下面に当接し、キャリアのそりを矯正でき
る。そしてワークへのチップの実装が終了してキャリア
を下降させるときには、吸着パッドはキャリアの下面を
真空吸着しているので、キャリアを搬送面まで確実に強
制的に下降させることができる。
【0010】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施の形態のワーク搬
送用キャリアの位置決め装置の斜視図、図2は同バック
アップ手段の断面図、図3は同バックアップ手段のバッ
クアップ動作時の部分断面図である。
【0011】まず、図1を参照して位置決め装置の全体
構造を説明する。図1において、1はキャリアであり、
多数個のワーク2が搭載されている。キャリア1は、ス
テンレス鋼板などによりプレート状に形成されている。
【0012】キャリア1は、左右一対の断面L字形のガ
イドレール3、4上を搬送される。一方のガイドレール
3の内側面5は、キャリア1の一方の側端面を当接させ
てキャリア1の横方向の位置決めをするための位置基準
面となっている。また他方のガイドレール4にはクラン
プ部材6が装着されている。クランプ部材6は小片状で
あって、ガイドレール4に沿うように複数個並設されて
おり、かつガイドレール4の内側面に介装されたばね材
7(図3(a)参照)により、内方(キャリア1側)へ
弾発されている。図1において、キャリア1は矢印A方
向へ搬送されてガイドレール3,4の間に搬入され、ま
たチップの実装が終了したならば、矢印B方向へ搬出さ
れる。
【0013】図1において、10はマスク部材であっ
て、ステンレス鋼板によりプレート状に形成されてい
る。マスク部材10のワーク2に対応する箇所には、ワ
ーク2を露呈させるための開口部11が多数開口されて
いる。また開口部11の縁部には、ワーク2の上面を上
方から弾性的に押え付けるための舌片状の板ばねから成
るばね材12が装着されている。ばね材12は2つの開
口部11のみ記載し、他の開口部11の記載は省略して
いる。マスク部材10は、ビス13によりガイドレール
3、4に突設されたフランジ14、15上に装着され
る。
【0014】ガイドレール3、4上のキャリア1の下方
にはバックアップ部材20が設けられている。図2にお
いて、バックアップ部材20には凹部21が複数個形成
されており、各凹部21には吸着パッド22が収納され
ている。吸着パッド22は軟質樹脂やゴムなどの弾性材
により上向きのラッパ状に形成されている。吸着パッド
22の上面はバックアップ部材20の上面よりも上方へ
若干(突出長D)突出している。
【0015】バックアップ部材20はシリンダ23のロ
ッド24に上下動自在に結合されており、シリンダ23
のロッド24が突没すると、バックアップ部材20は上
下動する。すなわちシリンダ23はバックアップ部材2
0の上下動手段となっている。また各吸着パッド22
は、チューブ25を介して真空ポンプなどの真空吸引手
段26に接続されている。バックアップ部材20、シリ
ンダ23などはキャリア1のバックアップ手段となって
いる。
【0016】このワーク搬送用キャリアの位置決め装置
は上記のような構成より成り、次に図3を参照して動作
の説明を行う。図3(a)は、ワーク2が搭載されたキ
ャリア1がガイドレール3、4の間に搬送されてきた状
態を示している。この状態で、キャリア1の上面は下降
位置(搬送面)L1にあり、ばね材7のばね力により一
方の側端面にクランプ部材6を押し付け、他方の側端面
をガイドレール3の内側面(位置基準面)5に押し付け
られることにより、キャリア1は左右から弾性的にクラ
ンプされて横方向の位置決めがなされている。
【0017】次に図3(b)に示すようにシリンダ23
のロッド24が突出すると、バックアップ部材20は上
昇し、バックアップ部材20の上面から突出する吸着パ
ッド22の上面はキャリア1の下面に密着してキャリア
1を真空吸着する。この状態で吸着パッド22は偏平に
弾性変形してその上面はバックアップ部材20の上面と
面一若しくは略面一になる。そしてバックアップ部材2
0の上面はキャリア1の下面に当接してキャリア1を実
装面L2まで押し上げ、キャリア1上のワーク2はばね
材12に押し付けられる。したがってキャリア1のそり
は矯正されてキャリア1はフラットとなり、またワーク
2はしっかり固定される。そこで実装機の移載ヘッド3
0のノズル31に真空吸着されたチップ32をワーク2
上に実装する。なおワーク2上には、チップ32をボン
ディングするためのボンドが前工程で塗布される。
【0018】すべてのワーク2にチップ32を実装した
ならば、シリンダ23のロッド24を引き込ませ、バッ
クアップ部材20を下降させる。すると、吸着パッド2
2はキャリア1を真空吸着しているので、バックアップ
部材20の下降とともに、キャリア1はクランプ部材6
のクランプ力に抗して強制的に搬送面L1まで下降され
る(図3(c))。そこで吸着パッド22によるキャリ
ア1の真空吸着状態を解除し、バックアップ部材20を
図3(a)に示す位置まで更に下降させた後(図3
(c)の鎖線で示すバックアップ部材20を参照)、キ
ャリア1はガイドレール3、4に沿って次の工程へ搬送
される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、バックアップ部材によ
りキャリアを実装面まで押し上げてワークにマスク部材
のばね材を押し付け、キャリアのそりを矯正するととも
にワークをしっかり固定したうえで、ワークに対するチ
ップの実装を行うことができる。またワークに対するチ
ップの実装が終了したならば、吸着パッドでキャリアを
真空吸着してキャリアを確実に強制的に下降させ、次の
工程へ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワーク搬送用キャリア
の位置決め装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のワーク搬送用キャリア
の位置決め装置のバックアップ手段の断面図
【図3】本発明の一実施の形態のワーク搬送用キャリア
の位置決め装置のバックアップ手段のバックアップ動作
時の部分断面図
【符号の説明】
1 キャリア 2 ワーク 3、4 ガイドレール 6 クランプ部材 7 ばね材 10 マスク部材 11 開口部 12 ばね材 20 バックアップ部材 22 吸着パッド 23 シリンダ 26 真空吸引手段 L1 搬送面 L2 実装面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のワークが搭載されたプレート状の
    キャリアを左右から弾性的にクランプするクランプ部材
    と、キャリアの上方にあってワークに対応する位置に開
    口部が開口され、かつワークを上方から弾性的に押え付
    けるばね材を有するプレート状のマスク部材と、キャリ
    アの下方に上下動自在に配設されてキャリアを押し上げ
    るバックアップ部材と、このバックアップ部材にその上
    面をこのバックアップ部材の上面よりも上方に突出させ
    て装着されてキャリアの下面を真空吸着する弾性材から
    成る吸着パッドと、この吸着パッドを真空吸引する真空
    吸引手段とを備えたことを特徴とするワーク搬送用キャ
    リアの位置決め装置。
  2. 【請求項2】複数個のワークが搭載されたキャリアをガ
    イドレールの間に搬入し、そこで上下動手段を駆動する
    ことによりバックアップ部材を上昇させてバックアップ
    部材の上面から上方へ突出する弾性材から成る吸着パッ
    ドの上面をキャリアの下面に当接させ、キャリアを左右
    から弾性的にクランプするクランプ部材のクランプ力に
    抗してキャリアを更に実装面まで押し上げてキャリア上
    のワークをマスク部材に設けられたばね材で上方から弾
    性的に押えつけ、かつ吸着パッドでキャリアを真空吸着
    することによりキャリアのそりを矯正し、この状態で各
    ワーク上にチップを搭載した後、上下動手段を駆動して
    バックアップ部材を下降させることにより吸着パッドに
    真空吸着されたキャリアを強制的に搬送面まで下降させ
    るようにしたことを特徴とするワーク搬送用キャリアの
    位置決め方法。
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