JPH11261776A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11261776A
JPH11261776A JP10059455A JP5945598A JPH11261776A JP H11261776 A JPH11261776 A JP H11261776A JP 10059455 A JP10059455 A JP 10059455A JP 5945598 A JP5945598 A JP 5945598A JP H11261776 A JPH11261776 A JP H11261776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステップパルスとライン信号との位相関係が
非同期の場合の異常なライン抜けをなくせる画像読取装
置を提供する。 【解決手段】 ゲートイネーブル信号発生手段1が、ス
テップパルスSPと入力ゲート信号との位相関係の非同
期に起因してゲートイネーブル信号ENを可とする条件
が1ライン中に2回以上発生した場合には可状態を次の
ラインまで保持する保持手段21と、入力ゲート信号を
有効としない条件下でも保持手段21が可状態を保持し
ているときには入力ゲート信号を有効とするよう切換え
る切換手段22とを有することで、その異常なライン抜
けを生じないように動作させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャ
ナ、ファクシミリ、デジタル複写機のスキャナ部等の画
像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿の画像情報を光学的に読み
取って電気的な信号に変換するデジタル式の画像読取装
置が知られており、大別すると、原稿を所定速度で搬送
させながら位置固定の密着型ラインセンサで読み取る所
謂シートスキャナと、コンタクトガラス上にセットされ
た原稿を光学系のスキャニングにより読み取る所謂ブッ
クスキャナとがある。シートスキャナにあっては原稿を
搬送させる駆動源としてステッピングモータが用いら
れ、ブックスキャナにあっては光学系をスキャニングさ
せる駆動源としてステッピングモータが用いられてい
る。
【0003】何れの方式のスキャナにあっても、通常
は、画像読取密度が切換え可能とされており、主走査方
向に関してはラインセンサに関する電気的な処理により
対処している。副走査方向の画像読取密度に関しては、
原稿又は光学系を移動させるためのステッピングモータ
による移動速度を変更すればよいが、モータの最高速値
及び最低速値には自ずと限界がある。そこで、通常は、
ステッピングモータの速度は最高の画像読取密度に合わ
せて一定とし、この速度により決まる基準画像読取密度
と目的とする画像読取密度との比率に応じてラインゲー
ト信号の間引きを行って画像読取りを行わせる有効ライ
ンゲート信号を決定することにより副走査方向の画像読
取密度を見掛け上、目的とする画像読取密度に合わせる
ようにしている。この種の手法は、例えば、特開平3−
74961号公報等により知られている。
【0004】例えば、ステッピングモータの持つ1ステ
ップパルス分の分解能が基準画像読取密度対応の120
0dpiであるとすると、200dpiの画像読取密度
の読取りを行ないたい場合であれば、6ステップパルス
で1回、1ライン分の画像データを読み取るようにすれ
ばよい。240dpiの画像読取密度の読取りを行ない
たい場合であれば、5ステップパルスで1回、1ライン
分の画像データを読み取るようにすればよい。220d
pi等のように端数を生じてしまう画像読取密度の場合
には、後述する例のように余りを考慮して平均化すれば
よい。
【0005】ところが、ステッピングモータが一定速度
で動作中に、ライン割込みが発生する度に次に間引くた
めのステップパルス数を1ライン毎に計算する手法で
は、割込み処理内の動作時間が長くなり、CPUの負荷
が大きくなってしまう。
【0006】この点、特開平7−226831号公報に
よれば、CPUの負担を軽減し得る手法が示されてい
る。これは、画像データの読取動作を開始する前にステ
ッピングモータのモータステップ数を予め計算してテー
ブル内に格納しておき、実際の読取動作時には、テーブ
ルに記憶されたライン毎のモータステップ数と駆動中の
ステッピングモータのステップパルス数からパルスカウ
ンタにより得られるカウント値とをコンパレータで比較
し、一致したら次のラインデータを有効ラインデータと
して取り込むようにしたものである。
【0007】この場合、一定速度で回転駆動されるステ
ッピングモータの1ステップ分が1200dpiの分解
能を有するものとし、この条件で、200dpiの画像
読取密度に変更して画像読取りを行うものとすれば、6
ステップで1回入力されたラインデータを読めばよいと
いえる。この場合、まず、読込動作開始前にテーブルカ
ウンタによりテーブルアドレスを更新しながらテーブル
にテーブル値として(TA+1)分(アドレスAま
で)、モータステップ数“6”が書込まれる。一方、実
際の読取動作時にはパルスカウンタによって“6”まで
ステップパルスが計数された時、コンパレータからタイ
ミング発生器に対してイネーブル信号を発生し有効ライ
ンであることを指示する。
【0008】また、目標とする画像読取密度が220d
piの場合であれば、 1ライン目 (1200+ 0)÷220=5 余り 100 2ライン目 (1200+100)÷220=5 余り 200 3ライン目 (1200+200)÷220=6 余り 80 4ライン目 (1200+ 80)÷220=5 余り 180 … のように余りを考慮してステップパルス数が、5,5,
6,5,…となるように算出されて、テーブル中に格納
される。
【0009】従って、従来例において、そのハードウエ
ア構成を考えると、基準画像読取密度1200dpiに
対して目標画像読取密度が220dpiの場合であれ
ば、テーブル2にはアドレス順に、テーブル値が5,
5,6,5,…のように書き込まれ、目標画像読取密度
が200dpiの場合にはテーブルにはアドレス順に全
て同じテーブル値6,6,6,6,…が書き込まれる。
即ち、テーブル値等に関係なくテーブル用のメモリとし
てはそのアドレス分(TA+1)が必ず必要であり、か
つ、各テーブル値のメモリ容量やパルスカウンタのビッ
ト数として最低限3ビット必要とする(例えば、“6”
=“110”であり、3ビット必要)構成となってい
る。即ち、動作制御上は特に支障ない構成ではあるが、
メモリないしはハードウェアの利用面で必ずしも有効に
活用しているとはいえず、未だ、有効利用してメモリ容
量を節約し得る面、或るいは、削減し得る面を有するも
のであり、不十分な構成である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような点を考慮
し、ステッピングモータの速度を一定とする条件下で目
標画像読取密度(指定解像度)への切換えを確実に行う
機能を損なうことなく、極力メモリ容量やハードウェア
を削減して、全体として低コスト化を図れるようにした
画像読取装置が特願平9−66443号として本出願人
により提案されている。
【0011】この既提案例の概要を図4を参照して説明
する。この既提案例は、前述した特開平7−22683
1号公報に示されるような画像読取密度の切換え方式を
前提としており、ステッピングモータの速度を一定速度
に制御するために制御装置(図示せず;例えば、CP
U)から送出されるステップパルスSPと、画像データ
の1ライン分を示す信号として画像処理部(図示せず)
から送出される入力ゲート信号(ラインゲート信号)と
を入力として、ステッピングモータの速度により決まる
基準画像読取密度と目的とする画像読取密度との比率に
応じ入力ゲート信号の間引きを行って実際に画像読取り
を行わせる有効ラインゲート信号なる出力ゲート信号と
して決定することにより副走査方向の画像読取密度を制
御する画像処理装置を備えた画像読取装置に適用され
る。このような前提的な構成において、既提案例では、
1ライン毎に入力される入力ゲート信号を有効ラインゲ
ート信号なる出力ゲート信号とするか否かをステップパ
ルスSP毎に発生するゲートイネーブル信号ENの可否
によって決定するように構成することを基本とする。
【0012】このため、既提案例の画像処理装置では、
まず、ゲートイネーブル信号発生手段1が設けられてい
る。このゲートイネーブル信号発生手段1は、ステップ
パルスSP毎にゲートイネーブル信号ENを発生させる
ゲートイネーブル信号生成回路2と、予め1ライン毎の
ゲートイネーブル信号ENの可否情報(“1”“0”情
報)をアドレスとともに記憶するRAMテーブル3と、
ステップパルスSPに同期してこのRAMテーブル3か
らRAMデータを順に読み出すためのアドレス情報を更
新出力するテーブルカウンタ4とにより構成されてい
る。
【0013】ここに、前記RAMテーブル3に対するデ
ータ作成アルゴリズムは前述した公報例と同様である
が、テーブル値のフォーマットが異なる。例えば、基準
画像読取密度1200dpiを目標画像読取密度220
dpiに変える場合を想定すると、従来はモータステッ
プ数をテーブル値としているため、アドレス順に、5,
5,6,5,…のようなテーブル値とされているが、既
提案例によれば、 アドレス0 テーブル値0 = 0 アドレス1 テーブル値1 = 0 アドレス2 テーブル値2 = 0 アドレス3 テーブル値3 = 0 アドレス4 テーブル値4 = 1 アドレス5 テーブル値5 = 0 アドレス6 テーブル値6 = 0 アドレス7 テーブル値7 = 0 アドレス8 テーブル値8 = 0 アドレス9 テーブル値9 = 1 アドレス10 テーブル値10= 0 アドレス11 テーブル値11= 0 アドレス12 テーブル値12= 0 アドレス13 テーブル値13= 0 アドレス14 テーブル値14= 0 アドレス15 テーブル値15= 1 (以下、同様) のように1アドレス1ビットでゲートイネーブル信号E
Nの可否情報(“1”が可、“0”が否を示す)が実際
に読取りを行わせるべきライン位置に対応させて書き込
まれている。なお、上例ではアドレス0〜4が1ライン
目用、アドレス5〜9が2ライン目用、アドレス10〜
15が3ライン目用、〜とされている。
【0014】一方、入力ゲート信号とRAMテーブル3
から読み出されたRAMデータに基づくゲートイネーブ
ル信号生成回路2からのゲートイネーブル信号ENとの
入力を1ライン毎に受け、その入力ゲート信号を有効ラ
インゲート信号とするか否かをゲートイネーブル信号E
Nの可否によって決定するイネーブル制御手段となるイ
ネーブル制御回路5が設けられている。
【0015】このような構成において、実際の画像読取
動作時には、ステップパルスSPが1パルス出力される
毎にテーブルカウンタ4がカウントアップすることによ
り、RAMテーブル3の読み出すベきアドレスが+1ず
つ更新され(TA+1)、アドレス1(0h)から順に
RAMデータが読出され、ゲートイネーブル信号生成回
路2からゲートイネーブル信号ENとしてイネーブル制
御回路5に出力される。この時、イネーブル制御回路5
には入力ゲート信号も適宜入力されており、“1”であ
るゲートイネーブル信号ENが入力された時に入力ゲー
ト信号が入力されていればその入力ゲート信号に基づき
イネーブル制御回路5の内部処理により内部ゲートイネ
ーブル信号が作成され、有効であることを示す出力ゲー
ト信号として出力される。このようにして、基本的に
は、入力ゲート信号のうち、目標画像読取密度に対応し
て実際に読取動作を行わせたい位置(ライン)の入力ゲ
ート信号のみを出力ゲート信号として通過させるもので
ある。
【0016】既提案例によれば、RAMテーブル3の構
成が1アドレス1ビットで済む上に、ゲートイネーブル
信号ENの可否情報を格納しておりライン毎に直接的な
判断に供されるので、従来のようなパルスカウンタ、コ
ンパレータ、タイミング発生器等のハードウェアを極力
削減することができる。また、ステップパルスSPに同
期してゲートイネーブル信号ENを読出してイネーブル
制御回路5の制御に供しているので、比較的精度のよい
密度変換処理を行える。即ち、ステップパルスSPが目
標とする密度位置分移動した所で、コンパレータなどの
回路処理を経ずに比較的すぐにゲートイネーブル信号E
Nを出力させることができるためである。
【0017】ところが、このような既提案例によって
も、ステップパルスSPとライン信号(入力ゲート信
号)との位相関係が非同期の場合、ステップパルスSP
毎に読取る間引きパターンとライン信号とが徐々にずれ
ていき、間引かなくてもよいラインを間引いてしまうこ
とがある。この点を図5に示す既提案例のゲートイネー
ブル信号生成回路2の構成例、及び、図6に示す既提案
例のゲート信号間引きタイミングの一例を参照して説明
する。
【0018】図5に示すゲートイネーブル信号生成回路
2の構成例では、ステッピングモータのモータドライバ
(図示せず)がステップパルスSPの立上りエッジ及び
立下りエッジの両方エッジで動作する場合を想定してお
り、ステップパルスSPの立上り、立下りエッジを検出
する変化点検出回路11の出力(エッジ信号)とRAM
データとを入力としてANDをとるANDゲート12が
設けられ、このANDゲート12の出力がイネーブルエ
ッジ信号とされている。このイネーブルエッジ信号によ
りセットされるフリップフロップ構成の1ビット記憶素
子13が設けられ、この1ビット記憶素子13の出力が
内部ゲートイネーブル信号とされている。また、入力ゲ
ート信号の立下りエッジを検出する立下りエッジ検出回
路14の出力と前述した内部ゲートイネーブル信号との
ANDをとるANDゲート15が設けられている。この
ANDゲート15の出力によりセットされるフリップフ
ロップ構成の1ビット記憶素子16が設けられ、この1
ビット記憶素子16の出力がゲートイネーブル信号EN
とされている。即ち、入力ゲート信号の立下りエッジの
タイミングで内部ゲートイネーブル信号が“1”であれ
ば、1ビット記憶素子16がセットされ、ゲートイネー
ブル信号ENを生ずる。内部ゲートイネーブル信号(1
ビット記憶素子13)は、立上りエッジ検出回路17に
より検出されるゲートイネーブル信号が“1”となる立
上りエッジでリセットされる。また、ゲートイネーブル
信号EN(1ビット記憶素子16)は、立上りエッジ検
出回路18により検出される入力ゲート信号が“1”と
なる立上りエッジでリセットされる。
【0019】図6は、このようなゲートイネーブル信号
生成回路2の構成例の下に、入力ゲート信号とステップ
パルスSPとの原稿読取時の現実的なタイミング関係の
一例を示すものである。図示例の如く、ステップパルス
SPの立上り、立下りエッジ毎にメモリアドレスが更新
され、それに対応してRAMテーブル3からRAMデー
タが読出される。ここに、図6のRAMテーブル3中の
RAMデータ(可否情報)例“01010010010
0…”は、ステッピングモータの1ステップパルスによ
る移動距離が1130dpi相当で、読取解像度が40
0dpiの場合を示している。この場合、図示の如く、
入力ゲート信号の1周期中ではRAMデータが“1
(可)”となる個所が必ず1個所となっており、毎ライ
ンを通過させる(間引かない)ことを意味している。こ
れにより、ステップパルスSP毎に入力ゲート信号をマ
スク(間引く)するゲートイネーブル信号ENが生成さ
れ、図4に示したようにこのゲートイネーブル信号EN
と入力ゲート信号とのANDをイネーブル制御回路5で
とることにより出力ゲート信号が得られる。
【0020】ところが、図6に示す例のように、入力ゲ
ート信号とステップパルスSPとの位相関係の非同期に
起因してイネーブルエッジ信号が入力ゲート信号の1周
期中に2パルス分存在することがある(タイミングt
1,t2)。このとき、タイミングt1で示す本来のイ
ネーブルエッジ信号で次の入力ゲート信号を許可(ゲー
トイネーブル信号ENが“1”となりマスクされない状
態)した後、タイミングt2のイネーブルエッジ信号で
次のライン(タイミングTに相当するライン)を許可す
るために内部ゲートイネーブル信号を“1”にするはず
が、このタイミングt2での内部ゲートイネーブル信号
は前ラインの処理をまだ終了していないため、まだ、
“1”のままであり(タイミングt3より前)、結局、
タイミングt2のイネーブルエッジ信号に起因する1ラ
インの許可が無視されてしまう。この結果、タイミング
Tでは入力ゲート信号はマスクされてしまい、ライン抜
けとなってしまう。
【0021】そこで、本発明は、このような既提案例を
ベースとしつつ、ステップパルスとライン信号との位相
関係が非同期の場合に、ステップパルス毎に読取る間引
きパターンとライン信号とが徐々にずれていったとして
も、ずれてしまったことを検知することで対処可能な画
像読取装置を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明は、このようなずれが検知さ
れた場合には次のライン抜けを補完することで正常に対
処し得る画像読取装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ステッピングモータの速度を一定速度に制御するために
制御装置から送出されるステップパルスと、画像データ
の1ライン分を示す信号として画像処理部から送出され
るラインゲート信号とを入力として、前記ステッピング
モータの速度により決まる基準画像読取密度と目的とす
る画像読取密度との比率に応じて前記ラインゲート信号
の間引きを行って画像読取りを行わせる有効ラインゲー
ト信号を決定することにより副走査方向の画像読取密度
を制御する画像読取装置において、1ライン毎に入力さ
れるラインゲート信号を有効ラインゲート信号とするか
否かを前記ステップパルス毎に発生するゲートイネーブ
ル信号の可否によって決定するようにし、前記ゲートイ
ネーブル信号を可とする条件が1ライン中に2回以上発
生した場合には次のラインまで可状態を保持するように
した。請求項2記載の発明は、ステップパルス毎にゲー
トイネーブル信号を発生させるゲートイネーブル信号発
生手段と、1ライン毎に入力されるラインゲート信号を
有効ラインゲート信号とするか否かをゲートイネーブル
信号発生手段により発生したゲートイネーブル信号の可
否によって決定するイネーブル制御手段とを備え、ゲー
トイネーブル信号発生手段は前記ゲートイネーブル信号
を可とする条件が1ライン中に2回以上発生した場合に
は可状態を次のラインまで保持する保持手段を有する。
【0024】従って、ステップパルスとライン信号との
位相関係の非同期に起因して1ライン中にゲートイネー
ブル信号を可とする条件が2回以上発生した場合にはそ
の可状態を次のラインまで保持するので、少なくともタ
イミングずれによる異常なライン抜けを生じ得ることを
検知でき、何らかの方法でライン抜けを生じないように
対処できる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像読取装置において、ゲートイネーブル信号発生手段
は、ラインゲート信号を有効としない条件下でも保持手
段が可状態を保持しているときにはラインゲート信号を
有効とするよう切換える切換手段を有する。従って、ス
テップパルスとライン信号との位相関係の非同期に起因
するライン抜けを生じ得る事態の検知だけでなく、その
異常なライン抜けを生じないように動作させることがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図3に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、前
述した特願平9−66443号による既提案例をベース
とするものであり、図4ないし図6で示した部分と同一
部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。特に、
図4に示した構成はそのまま用いるものであり、図4中
に示すゲートイネーブル信号生成回路2の構成が図1に
示すように改良されている。
【0027】まず、本実施の形態のゲートイネーブル信
号生成回路2にあっては、保持手段21と切換手段22
とが付加されている。保持手段21はANDゲート12
より得られるイネーブルエッジ信号と1ビット記憶素子
13から得られる内部ゲートイネーブル信号とを入力と
するANDゲート23と、このANDゲート23の出力
によりセットされるフリップフロップ構成の1ビット記
憶素子24と、ゲートイネーブル信号ENの立下りエッ
ジを検出して前記1ビット記憶素子24をリセットする
ための立上りエッジ検出回路25とにより構成されてい
る。即ち、ANDゲート23によりゲートイネーブル信
号ENを可“1”とする条件が1ライン中に2回発生し
たか否かをチェックし、2回発生した場合にはANDゲ
ート23の出力により1ビット記憶素子24をセットす
ることにより、ゲートイネーブル信号ENの立下りが検
知されるまでの次のラインまで記憶保持するものであ
る。この1ビット記憶素子24の出力が誤差吸収信号と
して機能し、この誤差吸収信号が出力された場合にはタ
イミングずれによる異常なライン抜けを生じ得ることが
わかる。
【0028】また、切換手段22はゲートイネーブル信
号ENを出力する1ビット記憶素子16のセット入力側
に付加されており、セット条件を変更するもので、誤差
吸収信号と立下りエッジ検出回路14の出力(入力ゲー
ト信号の立下りエッジ信号)とを入力とするANDゲー
ト26とこのANDゲート26の出力とANDゲート1
5の出力とのORをとり1ビット記憶素子16をセット
するORゲート27とにより構成されている。即ち、A
NDゲート26のルートにより、ゲートイネーブル信号
ENを出力し得る許可条件が増やされている。
【0029】このような構成において、図6に示したケ
ースの場合の動作のタイムチャートを示す図2を参照し
て動作を説明する。まず、内部ゲートイネーブル信号が
“1”の状態でイネーブルエッジ信号が発生した場合
(即ち、ゲートイネーブル信号ENを可“1”とする条
件が1ライン中に2回発生した場合)(タイミングt
2)、ANDゲート23の出力により1ビット記憶素子
24がセット(保持)され、誤差吸収信号が出力され
る。その後、タイミングt4において、図6の場合には
内部ゲートイネーブル信号が“1”のため、ゲートイネ
ーブル信号はセットされなかったが、本実施の形態の場
合には、誤差吸収信号がOR回路27を通してOR処理
されて1ビット記憶素子16をセットするので、このタ
イミングt4でもゲートイネーブル信号ENが出力され
る。この結果、次のライン(タイミングTに相当するラ
イン)でイネーブル制御回路5からは出力ゲート信号が
アクティブ状態で出力される。よって、このライン分が
誤って間引かれることなく、出力が得られることにな
る。
【0030】ゲートイネーブル信号ENを可“1”とす
る条件が1ライン中に2回発生しない場合の動作は前述
した図6の場合と同様である。
【0031】なお、図1中に示す立下りエッジ検出回路
14としては、例えば、図3(a)に示すように、入力
信号(入力ゲート信号)を遅延回路31で遅延させた信
号と入力信号の反転信号とを入力とするANDゲート3
2により構成すればよい。また、立下りエッジ検出回路
17,18,25としては、例えば、図3(b)に示す
ように入力信号(ゲートイネーブル信号ENや入力ゲー
ト信号)を遅延回路33で遅延させてさらに反転させた
信号と入力信号とを入力とするANDゲート34により
構成すればよい。さらに、変化点検出回路11として
は、例えば、図3(c)に示すように、入力信号(ステ
ップパルスSP)を遅延回路35で遅延させた信号と入
力信号の反転信号とを入力とするANDゲート36と、
入力信号(ステップパルスSP)を遅延回路37で遅延
させてさらに反転させた信号と入力信号とを入力とする
ANDゲート38と、これらのANDゲート34,36
の出力のORをとるORゲート39とにより構成すれば
よい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ステッピ
ングモータの速度を一定速度に制御するために制御装置
から送出されるステップパルスと、画像データの1ライ
ン分を示す信号として画像処理部から送出されるライン
ゲート信号とを入力として、ステッピングモータの速度
により決まる基準画像読取密度と目的とする画像読取密
度との比率に応じてラインゲート信号の間引きを行って
画像読取りを行わせる有効ラインゲート信号を決定する
ことにより副走査方向の画像読取密度を制御する画像読
取装置において、1ライン毎に入力されるラインゲート
信号を有効ラインゲート信号とするか否かをステップパ
ルス毎に発生するゲートイネーブル信号の可否によって
決定するようにし、ゲートイネーブル信号を可とする条
件が1ライン中に2回以上発生した場合には次のライン
まで可状態を保持するようにし、また、請求項2記載の
発明によれば、ステップパルス毎にゲートイネーブル信
号を発生させるゲートイネーブル信号発生手段と、1ラ
イン毎に入力されるラインゲート信号を有効ラインゲー
ト信号とするか否かをゲートイネーブル信号発生手段に
より発生したゲートイネーブル信号の可否によって決定
するイネーブル制御手段とを備え、ゲートイネーブル信
号発生手段はゲートイネーブル信号を可とする条件が1
ライン中に2回以上発生した場合には可状態を次のライ
ンまで保持する保持手段を有することで、ステップパル
スとライン信号との位相関係の非同期に起因して1ライ
ン中にゲートイネーブル信号を可とする条件が2回以上
発生した場合にはその可状態を次のラインまで保持する
ようにしたので、少なくともタイミングずれによる異常
なライン抜けを生じ得ることを検知することができで
き、よって、何らかの方法でライン抜けを生じないよう
に対処することができる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の画像読取装置において、ゲートイネーブル信号発生
手段は、ラインゲート信号を有効としない条件下でも保
持手段が可状態を保持しているときにはラインゲート信
号を有効とするよう切換える切換手段を有するので、ス
テップパルスとライン信号との位相関係の非同期に起因
するライン抜けを生じ得る事態の検知だけでなく、その
異常なライン抜けを生じないように動作させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のゲートイネーブル信号
生成回路の構成例を示すブロック図である。
【図2】その動作を示すタイムチャートである。
【図3】エッジ検出回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】既提案例の画像読取装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】そのゲートイネーブル信号生成回路の構成例を
示すブロック図である。
【図6】その動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】 1 ゲートイネーブル信号発生手段 5 イネーブル制御手段 21 保持手段 22 切換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータの速度を一定速度に
    制御するために制御装置から送出されるステップパルス
    と、画像データの1ライン分を示す信号として画像処理
    部から送出されるラインゲート信号とを入力として、前
    記ステッピングモータの速度により決まる基準画像読取
    密度と目的とする画像読取密度との比率に応じて前記ラ
    インゲート信号の間引きを行って画像読取りを行わせる
    有効ラインゲート信号を決定することにより副走査方向
    の画像読取密度を制御する画像読取装置において、1ラ
    イン毎に入力されるラインゲート信号を有効ラインゲー
    ト信号とするか否かを前記ステップパルス毎に発生する
    ゲートイネーブル信号の可否によって決定するように
    し、前記ゲートイネーブル信号を可とする条件が1ライ
    ン中に2回以上発生した場合には次のラインまで可状態
    を保持するようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータの速度を一定速度に
    制御するために制御装置から送出されるステップパルス
    と、画像データの1ライン分を示す信号として画像処理
    部から送出されるラインゲート信号とを入力として、前
    記ステッピングモータの速度により決まる基準画像読取
    密度と目的とする画像読取密度との比率に応じて前記ラ
    インゲート信号の間引きを行って画像読取りを行わせる
    有効ラインゲート信号を決定することにより副走査方向
    の画像読取密度を制御する画像読取装置において、前記
    ステップパルス毎にゲートイネーブル信号を発生させる
    ゲートイネーブル信号発生手段と、1ライン毎に入力さ
    れるラインゲート信号を有効ラインゲート信号とするか
    否かを前記ゲートイネーブル信号発生手段により発生し
    たゲートイネーブル信号の可否によって決定するイネー
    ブル制御手段とを備え、前記ゲートイネーブル信号発生
    手段は前記ゲートイネーブル信号を可とする条件が1ラ
    イン中に2回以上発生した場合には可状態を次のライン
    まで保持する保持手段を有することを特徴とする画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 ゲートイネーブル信号発生手段は、ライ
    ンゲート信号を有効としない条件下でも保持手段が可状
    態を保持しているときにはラインゲート信号を有効とす
    るよう切換える切換手段を有することを特徴とする請求
    項2記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020198558A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

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