JP3251083B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3251083B2
JP3251083B2 JP02481593A JP2481593A JP3251083B2 JP 3251083 B2 JP3251083 B2 JP 3251083B2 JP 02481593 A JP02481593 A JP 02481593A JP 2481593 A JP2481593 A JP 2481593A JP 3251083 B2 JP3251083 B2 JP 3251083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,スキャナ,ファクシミ
リ装置,複写機等に使用される画像読取装置に関し,よ
り詳細には,原稿上の画像をCCD等の光電変換素子で
電気信号に変換し,メモリに記憶する画像読取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナ等の画像読取装置は,
読み取った原稿の画像データを何らかの形でホストコン
ピュータ等へ送るが,ホストコンピュータのデータ入力
スピードがスキャナの読み取りスピードより遅い場合,
送信できない画像データを内部のメモリ(以下,スキャ
ンバッファと呼ぶ)にためておくのが一般的である。こ
のスキャンバッファは,通常先入れ先出し構造(FIF
O構造)となっており,原稿の走査を止めずにホストコ
ンピュータへ画像データを転送しできるようにしてスル
ープットを下げないようにしている。
【0003】ところが,スキャンバッファ上に原稿1ペ
ージ分の記憶領域が確保できない場合,原稿走査を中断
しなければならないことがある。具体的には,例えば,
データ数が多くなる多値読み込みの場合(1ドット8ビ
ットのデータの場合)には,A4サイズ原稿400dp
iで読み取ると8Mバイトにもなり,スキャンバッファ
の容量にもよるが,一般的に原稿1ページ分の記憶領域
の確保が難しく,途中で原稿走査を中断し,スキャンバ
ッファが使用可能になってから再度原稿の読み取りを開
始する必要がある。
【0004】このような画像読取装置として,例えば,
特開平4−132452号公報に開示された画像読取装
置がある。この画像読取装置は,ラインイメージセンサ
で読み取った画像データを記憶する複数ラインのバッフ
ァを有し,該バッファがフル状態になった時点で原稿の
読み取りを中断し,該バッファ内の読み出すべきライン
数が規定数になったら,副走査方向に走行体を戻して原
稿読み取りを中断した位置から再度読み取りを開始する
ものである。
【0005】また,特開平4−261263号公報の
「データ処理装置のメモリ管理システム」に示されるよ
うに,スキャンバッファがニアフル状態になったときに
注意信号を出力し,データの上書きを確実に回避できる
ようにしたものも開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像読取装置によれば,スキャンバッファがフル状態或
いはニアフル状態となった場合に,画像データの読み取
りを中断しているものの,走行体を駆動するモータとし
てステッピングモータを使用しており,中断時にスルー
ダウンさせながら停止する必要があるため,実際に走行
体が停止するまでに時間がかかり,スループットが低下
する恐れがあるという問題点があった。例えば,読み取
り中断後,すぐに再読み取りが可能となった場合にはス
ルーダウンの時間だけスループットが低下する。また,
走行体がスルーダウン時に移動しているので,それに相
当する距離だけ余分に走行体を戻さなければならず,そ
のために時間がかかる。
【0007】また,従来の画像読取装置によれば,画像
データの読み取りを中断後,読み取りを再開する場合
に,走行体を戻して中断時の位置から再度読み取りを開
始することにより,原稿の画像データを欠落なく読み取
るようにしているものの,実際には画像データの継ぎ目
において,ステッピングモータの起動応答遅れ等の影響
によって画像のずれが発生することが多いが,何ら対策
が取られていないため,画像劣化が起こる恐れがあると
いう問題点があった。換言すれば,従来の構成において
は,画像のずれを検知することができないため,画像劣
化を回避することが困難であった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,スルーダウン時の走行体の移動を有効に利用し,ス
ループットの低下を回避することを第1の目的とする。
【0009】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,画像のずれを検知し,画像ずれによる画像劣
化を低減できるようにすることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために,原稿に照射された光の反射光を入力
して電気信号に変換することにより画像データを読み取
る光電変換手段と,光電変換手段を副走査方向に移動さ
せる走行体と,走行体を駆動する駆動モータとを備えた
画像読取装置において,光電変換手段で読み取った画像
データを記憶する第1の記憶手段と,駆動モータがスル
ーダウン中に光電変換手段で読み取った画像データを記
憶する第2の記憶手段と,第1の記憶手段の使用状態が
フルになった場合に,光電変換手段で読み取った画像デ
ータの記憶先を,第1の記憶手段から第2の記憶手段へ
切り換える切換制御手段と,第1の記憶手段の使用状態
がフルになった場合に,駆動モータをスルーダウンさせ
る制御手段とを備えた画像読取装置を提供するものであ
る。
【0011】なお,前記第2の記憶手段に記憶されてい
る画像データに対し、スルーダウン時に発生する画像の
途切れや乱れを防ぐための補正を施す画像処理手段をさ
らに備えることが望ましい。
【0012】また,本発明は上記第1の目的を達成する
ために,原稿に照射された光の反射光を入力して電気信
号に変換することにより画像データを読み取る光電変換
手段と,光電変換手段を副走査方向に移動させる走行体
と,走行体を駆動する駆動モータとを備えた画像読取装
置において,光電変換手段で読み取った画像データを記
憶する記憶手段と,画像データの読取動作開始の前に,
記憶手段の空きメモリ容量を確認し,読み取る原稿一枚
分の空きメモリ容量がない場合,駆動モータがスルーダ
ウン中に光電変換手段で読み取った画像データを記憶す
るための記憶領域を記憶手段上に予約するスルーダウン
記憶領域予約手段とを備えた画像読取装置を提供するも
のである。
【0013】なお,前記記憶手段の空きメモリ容量が予
約した記憶領域に達したら,駆動モータをスルーダウン
させる制御手段を備えることが望ましい。また,前記制
御手段は,記憶手段の空きメモリ容量が予約した記憶領
域に達し,駆動モータをスルーダウンさせた後,記憶手
段からの読み出しにより,空きメモリ容量が増加して所
定量に達した場合,再度読み取りを開始することが望ま
しい。また,前記スルーダウン記憶領域予約手段は,記
憶手段の空きメモリ容量が,スルーダウン中の画像デー
タを記憶するために必要な容量より少ない場合,スルー
ダウン中の画像データが記憶できない旨の信号を出力す
ることが望ましい。
【0014】また,本発明は上記第2の目的を達成する
ために,原稿に照射された光の反射光を入力して電気信
号に変換することにより画像データを読み取る光電変換
手段と,光電変換手段を副走査方向に移動させる走行体
と,走行体を駆動する駆動モータとを備えた画像読取装
置において,駆動モータが定常回転中に光電変換手段で
読み取った画像データを記憶する第1の記憶手段と,第
1の記憶手段の使用状態がフルとなった後,所定ライン
数分の画像データを記憶する第2の記憶手段と,第1の
記憶手段の使用状態がフルになった場合に,光電変換手
段で読み取った画像データの記憶先を,第1の記憶手段
から第2の記憶手段へ切り換える切換制御手段と,第1
の記憶手段の使用状態がフルになった場合に,所定ライ
ン数分の画像データを第2の記憶手段に記憶させた後,
駆動モータをスルーダウンさせる制御手段とを備えた画
像読取装置を提供するものである。
【0015】なお,前記制御手段は,中断した画像デー
タの読み取りを再開する場合,走行体を副走査方向に戻
して,第1の記憶手段の使用状態がフルになった時点か
ら,再度原稿の読み取りを開始し,画像データを第1の
記憶手段に記憶させることが望ましい。また,第2の記
憶手段に記憶した画像データ,および,画像データの読
み取りを再開する際に記憶した第1の記憶手段の画像デ
ータに基づいて,読み取り中断前と再開後との画像ずれ
を検知する検知手段を備えることが望ましい。また,前
記第2の記憶手段に記憶した画像データ,および,画像
データの読み取りを再開する際に記憶した第1の記憶手
段の画像データに基づいて,読み取り中断による画像劣
化を補正する補正手段を備えることが望ましい。
【0016】
【作用】本発明の画像読取装置(請求項1および2)
は,第1の記憶手段の使用状態がフルになった場合に,
駆動モータをスルーダウンさせ,同時に光電変換手段で
読み取った画像データの記憶先を第1の記憶手段から第
2の記憶手段へ切り換える。
【0017】また,本発明の画像読取装置(請求項3〜
6)は,画像データの読取動作開始の前に,記憶手段の
空きメモリ容量を確認し,読み取る原稿一枚分の空きメ
モリ容量がない場合,駆動モータがスルーダウン中に光
電変換手段で読み取った画像データを記憶するための記
憶領域を記憶手段上に予約する。
【0018】また,本発明の画像読取装置(請求項7〜
10)は,第1の記憶手段の使用状態がフルになった場
合に,光電変換手段で読み取った画像データの記憶先
を,第1の記憶手段から第2の記憶手段へ切り換え,所
定ライン数分の画像データを第2の記憶手段に記憶させ
た後,駆動モータをスルーダウンさせる。
【0019】
【実施例】以下,本発明の画像読取装置をスキャナに適
用した場合を例として,〔実施例1〕,〔実施例2〕,
〔実施例3〕,〔実施例4〕,〔実施例5〕の順で図面
を参照して詳細に説明する。
【0020】〔実施例1〕図1は,実施例1の構成を示
す説明図である。原稿に照射された光の反射光を入力し
て電気信号に変換することにより画像データを読み取る
CCD(固体撮像素子)101と,CCD101を駆動
するCCD駆動部102と,CCD101で読み取った
画像データを入力し,各種画像処理を実行する画像処理
部103と,画像処理を施した画像データを記憶するス
キャンバッファ104と,後述するステッピングモータ
114および116のスルーダウン中にCCD101で
読み取った画像データを記憶するラインバッファ105
と,ラインバッファ105に記憶されている画像データ
に画像処理を施す画像補正部106と,スキャンバッフ
ァ104およびラインバッファ105に対する画像デー
タの入出力制御を行うバッファコントローラ107と,
スキャンバッファ104およびラインバッファ105内
の画像データをホストコンピュータ等の外部装置へ出力
するためのI/F(インターフェイース)コントローラ
108と,装置全体の制御を行うCPU109と,CP
U109で実行する制御プログラムおよび各種データを
記憶したROM110と,ワークエリアとして使用する
RAM111と,原稿を露光するための光源である蛍光
灯112と,蛍光灯112を駆動する蛍光灯ドライバ1
13と,ステッピングモータ114および116をそれ
それ駆動するモータドライバ115および117とを備
えている。なお,バッファコントローラ107は,スキ
ャンバッファ104の使用状態がフルになった場合に,
CCD101で読み取った画像データの記憶先をスキャ
ンバッファ104からラインバッファ105へ切り換え
る制御も併せて実行する。
【0021】図2(a)〜(c)は,スキャナの光学系
および自動原稿搬送ユニット(ADF)の構成を示し,
ADFモードのときに原稿を載置する原稿載置台201
と,ブックモードのときに原稿を載置するコンタクトガ
ラス202と,コンタクトガラス202上に載置した原
稿を押さえる原稿押え203と,原稿載置台201上の
原稿を自動搬送するADFユニット204と,シェーデ
イング補正に使用する白基準板205と,原稿によって
反射された蛍光灯112の光(反射光)をCCD101
へ導くためのミラー206,ミラーユニット208,レ
ンズ209と,蛍光灯112およびミラー206を収納
した走行体207とを備えている。また,同図(b)に
示すように,ADFユニット204内には,原稿載置台
201上の原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ210
と,分離ローラ210で分離された原稿を搬送212に
沿って搬送する搬送ローラ211,213とが配設され
ている。なお,図2(a)に示すように,ステッピング
モータ116は,ADFユニット204内に配置されて
おり,原稿搬送系を駆動するモータである。また,ステ
ッピングモータ114は,光学系を移動(走査)させる
ためのモータである。
【0022】以上の構成において,ブックモードにお
ける読取動作,ADFモードにおける読取動作,ス
キャンバッファフル時の切り換え制御,ラインバッフ
ァの画像データの補正処理の順にその動作を説明する。
【0023】ブックモードにおける読取動作 実施例1のスキャナでは,原稿読取モードとして,コン
タクトガラス202上に原稿を固定し,光学系を走査さ
せて画像入力を行うブックモードと,光学系を固定し,
原稿を移動させながら画像入力を行うADFモードの2
種類のモードを有している。先ず,ブックモードにおけ
る読取動作について説明する。
【0024】原稿をコンタクトガラス202上に載置
し,原稿押え203で押さえる。原稿読み取りが始まる
と,CPU109は蛍光灯ドライバ113を動作させ,
蛍光灯112を点灯する。次に,CCD101で白基準
板205を読み取り,画像処理部103内のA/Dコン
バータでアナログ・デジタル変換を行い,画像データの
シェーディング補正(蛍光灯の光量むら等の補正)用デ
ータとして画像処理部103内のRAMに記憶する。
【0025】CPU109は,ステッピングモータ11
4を動作させるため,モータドライバ115を駆動させ
る。その結果,走行体206が原稿の方向へ移動する。
走行体206は,図2(c)に示すように,原稿を一定
の速さで走査して,その間,原稿上の画像をCCD10
1によって読み込む。読み込まれた画像データは,画像
処理部103において,アナログ信号の増幅,A/D変
換,シェーディング補正処理,2値化処理,画像補正処
理等の各種画像処理が施される。
【0026】画像処理部103で所定の画像処理を施さ
れた画像データは,スキャンバッファ104に順次記憶
される。スキャンバッファ104内に記憶された画像デ
ータはI/Fコントローラ108によって外部のホスト
コンピュータ(図示せず)へ出力される。この際,バッ
ファコントローラ107によってスキャンバッファ10
4の入出力制御が実行される。
【0027】ADFモードにおける読取動作 ADFモードの場合も,同様に白基準板205が読み込
まる。次に,CPU109がモータドライバ117を制
御して,ステッピングモータ116を駆動することによ
り,原稿載置台201に載置された原稿を分離ローラ2
10で分離し,搬送ローラ211,搬送路212,およ
び搬送ローラ213で読み取り部(図2(b)の走行体
207の停止位置)まで搬送する。このとき,原稿は一
定速度で搬送され,走行体207は停止したままで原稿
上の画像をCCD101で読み取る。読み取られた画像
データは,ブックモードのときと同様にスキャンバッフ
ァ104に記憶され,I/Fコントローラ108を介し
てホストコンピュータへ送られる。
【0028】スキャンバッファフル時の切り換え制御 次に,本発明のスキャンバッファフル時の切り換え制御
について,ブックモードの時を例として詳細に説明す
る。モータドライバ115は,走行体207を駆動する
ステッピングモータ114を自起動周波数以外の高速領
域で使用するため,図3に示すようなスルーアップ・ス
ルーダウン制御を行っている。走行体207は,原稿読
み取り開始点aまでモータスルーアップを行い,モータ
定常回転領域cで原稿を読み取る。
【0029】読み取り中にスキャンバッファ104がフ
ル(残メモリがない状態)になると,バッファコントロ
ーラ107は,CPU109へスキャンバッファフルを
通知する。この時点で走行体207をすぐに停止させ,
読み取りを中止できれば良いがステッピングモータ11
4のスルーダウンが必要なため,モータスルーダウン時
間f分,走行体207の移動を続けなければならない。
従って,実施例1では,このときに読み込まれる画像デ
ータをラインバッファ105へ記憶する。具体的には,
図3のb点で示すスキャンバッファフルの時に,バッフ
ァコントローラ107が画像データの記憶先をスキャン
バッファ104からラインバッファ105へ切り換え,
スルーダウン時に読み取られる画像データをラインバッ
ファ105へ記憶させる。即ち,スキャンバッファフル
のb点がスキャンバッファ104からラインバッファ1
05への切り換え点となる。
【0030】ラインバッファの画像データの補正処理 実施例1において,CCD101からの画像データの読
み込みは,走行体207が1ライン分移動したらCCD
101の読み取りを許可するという方法で行う。なお,
この読み込み方法は,公知(特開平3−74961号公
報に開示されている)であるので説明を省略する。
【0031】この方法でスルーダウン時の画像データも
読み取ることになるが,図4(a)〜(c)に示すよう
にスルーダウン時には,ステッピングモータ114のモ
ータパルス間隔が除々に広がって行くので,モータパル
スの6パルスを1ラインのピッチとしたΔP(1ライン
分の移動距離)とCCD101の読み取りタイミング
(図4(a)のラインゲート)が同期せず,読み取りタ
イミングに時間ずれt1およびt2 が生じる。この時間
ずれt1 およびt2 の時間に相当する移動距離が図4
(c)に示すように距離ずれΔPt となり,正しい1ラ
インのピッチで読み取られる画像データが黒データ40
1の場合でも距離ずれΔPt によって白データ402が
読み取られ,画像が途切れたり,乱れたりする恐れがあ
る。
【0032】従って,実施例1では,これらの画像劣化
を防ぐために,ラインバッファ105の画像データに対
して,画像補正部106でドット補完処理等の補正処理
を行っている。
【0033】前述したように実施例1では,スキャンバ
ッファフルの際に,ステッピングモータ114のスルー
ダウンによって走行体207が移動して読み取る画像デ
ータに関しても,ラインバッファ104に記憶するの
で,スルーダウン時の走行体207の移動を有効に利用
し,スループットの低下を回避することができる。ま
た,ブックモードの場合を例として説明したが,ADF
モードでも同様の効果を得ることができるのは勿論であ
る。
【0034】〔実施例2〕図5は,実施例2のスキャナ
の構成を示す。実施例2では,実施例1のラインバッフ
ァ105および画像補正部106に代えて,ラインバッ
ファ501を配置したものである。なお,その他の構成
は実施例1と共通に付き,説明を省略する。
【0035】図6は,実施例2のラインバッファ501
の配置を示す。画像処理部103内には,CCD101
から入力した画像データ(ここでは,アナロク信号)を
増幅するアンプ(AMP)601と,アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ602と,蛍光
灯の光量むら等の補正を行うシェーディング補正回路6
03と,画像データを2値化する2値化回路604と,
ドット補完処理を含む各種画像補正処理を行う画像補正
回路605とが配置されており,この2値化回路604
と画像補正回路605との間にラインバッファ501を
接続し,モータスルーダウン時にCPU109がライン
バッファ501へ画像データの出力先を切り換えること
により,ラインバッファ501に画像データを記憶さ
せ,読み出し時には画像補正回路605をONすること
により,スルーダウン時の画像データに対してドット補
完処理を含む画像補正処理を実行することができる。
【0036】実施例2の構成において,実施例1と同様
の効果を得ることができると共に,画像処理部103内
の画像補正回路605を使用してドット補完処理を行う
ので,図1における画像補正部106を省略することが
でき,コストの低減を図ることができる。
【0037】〔実施例3〕図7は,実施例3のスキャナ
の構成を示す。実施例3では,実施例1のラインバッフ
ァ105の機能をスキャンバッファ104内に取り込む
ことにより,ラインバッファ105を省略したものであ
る。従って,画像補正部106は,スキャンバッファ1
04から画像データを入力し,補正結果をI/Fコント
ローラへ出力できるように配置されている。なお,その
他の構成は実施例1と共通に付き,説明を省略する。
【0038】以上の構成において,その動作を説明す
る。CPU109は,画像データの読取動作開始の前
に,スキャンバッファ104の空きメモリ容量を確認
し,読み取る原稿一枚分の空きメモリ容量がない場合,
ステッピングモータ114がスルーダウン中にCCD1
01で読み取った画像データを記憶するためのスルーダ
ウン用記憶領域をスキャンバッファ104上に予約す
る。
【0039】但し,スルーアップ・ダウンのときにCC
D101で読み取られる画像データ量はステッピングモ
ータ114の到達回転数によって異なる。例えば,図8
(a)に示すように,到達回転数が高いほど,到達時間
が大きくなるため,スルーアップ・ダウン時のデータ量
が多くなる。ここでは,回転数801の到達時間T1
回転数802の到達時間T2 より大きくなるので,スル
ーアップ・ダウン時のデータ量は回転数801>回転数
802となる。このため,図8(b)に示すように,ス
キャンバッファ104上に確保するスルーダウン用記憶
領域を,最大使用量(例えば,T1 時間分)に合わせる
と,最小使用量(例えば,T2 時間分)の場合に余った
分(ΔT)が無駄になる。
【0040】従って,スキャンバッファ104のメモリ
を有効に活用するために,ステッピングモータ114の
到達時間に応じたスルーダウン用記憶領域を確保してお
き,ステッピングモータ114の未使用メモリ量がスル
ーダウン用記憶領域のメモリ量に達したとき,バッファ
コントローラ107がCPU109へバッファフル信号
を出力し,CPU109はバッファフル信号を入力する
と,ステッピングモータ114のスルーダウン制御を実
行する。図8(c)は,上記の動作におけるスキャンバ
ッファ104のメモリ構造を示し,画像読み取りを行う
前に,スキャンバッファ104上にスルーダウンに必要
なデータ量分のメモリ領域(スルーダウン用記憶領域8
03)を確保する。次に0番地からデータを記憶してい
き,スルーダウン用記憶領域803に達したら,CPU
109はスルーダウン制御を実行し,スルーダウン用記
憶領域803にスルーダウン時の画像データが記憶され
る。
【0041】一方,読み取る原稿分のメモリ量がスキャ
ンバッファ104上にある場合には,途中でバッファフ
ルになることはないので,スルーダウン用記憶領域を確
保する必要がない。従って,スルーダウン用記憶領域を
予約する場合に,CPU109は,バッファコンローラ
107を介して,スキャンバッファ104のメモリ量を
確認し,バッファフルになると判断された場合に,スル
ーダウン用記憶領域を確保する。
【0042】また,CPU109は,スキャンバッファ
104の空きメモリ容量が,スルーダウン中の画像デー
タを記憶するために必要なスルーダウン用記憶領域の容
量より少ない場合,スルーダウン中の画像データが記憶
できない旨の信号をI/Fコントローラ108を介して
ホストコンピュータ(図示せず)へ出力する。ホストコ
ンピュータはこれを受けて再読み込みするか,或いは読
み込めるまでの画像データを読み込むか等の判断を行う
ことができる。
【0043】次に,図9(a)〜(d)を参照して,ス
ルーダウンの開始およびスルーダウン後の読み取り再開
について説明する。同図(a)に示すように,スキャン
バッファ104上に前述したスルーダウンに必要なスル
ーダウン用記憶領域(以下,領域αと記載する)が確保
されているものとする。画像が読み込まれて,スキャン
バッファ104に画像データが書き込まれると,書き込
まれたアドレスを示すライトポインタWPが移動する。
画像データの書き込みが進んでライトポインタWPが領
域αの開始アドレスSTARTに達すると,CPU10
9がスルーダンウン制御を開始し,走行体207がスル
ーダウンを始めて,スルーダウン中の画像データが領域
αのエンドアドレスENDまで書き込まれて,ライトポ
インタWPがエンドアドレスENDで停止する。
【0044】一方,スキャンバッファ104から画像デ
ータを読み出す際の読み出すアドレスを示すリードポイ
ンタRPは,画像データが読み出されるのに従って移動
する。このリードポインタRPが領域αのエンドアドレ
スENDまで達した時点で読み出しが終了する。本実施
例のスキャンバッファ104は,FIFO(ファースト
・イン・ファースト・アウト)構造のリングバッファで
構成されており,最終アドレスであるXXXX番地の次
に0番地へ戻り,かつ,リードとライトが同時に可能で
ある。
【0045】従って,ライトポインタWPが,例えば,
スタートアドレスSTARTの番地に達する間に,同図
(a)のライトポインタWP0 =リードポインタRP0
のようにリードポインタRPが追いついてしまう場合も
ある。この場合,スキャンバッファ104の使用領域は
ゼロとなるので,リードポインタRPがスタートアドレ
スSTARTに近づいていった分,スタートアドレスS
TARTが更新されて行かなければならない。具体的に
は,同図(b)に示すように,リードポインタRPの示
すアドレスが領域αのエンドアドレスENDと一致する
ように,リードポインタRPの移動分(領域β分),ス
タートアドレスSTARTを更新する。これによって,
不必要にスルーダウン制御に以降してしまうのを避ける
ことができる。なお,この領域αのスタートアドレスS
TARTの更新は,バッファコントローラ107で行わ
れる。
【0046】従来の制御においては,リードポインタR
Pが記憶されいる画像データの最終アドレス(即ち,エ
ンドアドレスEND)に達するまで,換言すれば,スキ
ャンバッファ104内の全ての画像データが読み出され
るまで,再読み込むを行わなかった。これはバッファフ
ルになる原因を,「ホストコンピュータ等の外部装置の
読み出し速度がスキャナの読み取り速度より遅いためで
ある」ということを前提としていたためである。この場
合には,必要最低限の空きメモリが確保された時点でス
キャナの読み取りを再開しても,すぐに再度バッファフ
ルとなり,走行体207の間欠動作が増え,結果的にス
ループットが低下し,かつ,画像品質が低下することに
なる。
【0047】しかし,外部装置の入力速度がスキャナの
読み取り速度以上であっても,例えば,ホストコンピュ
ータが1ページの画像データを分割して読み込み,何ら
かの理由でデータ1ブロックの読み取りを中止した場合
には,スキャナの読み取り動作を中断することになる。
このような場合には,外部装置が読み出しを再開した場
合に,スキャナの読み取りを早く再開した分だけ,シス
テム全体の処理速度が向上することになる。従って,本
実施例では,同図(c)に示すように,スールダウンと
スルーアップに必要なメモリを足し合わせた領域γ(領
域γ=2×領域α)のff点にリードポインタRPが達
したときに,スキャナの読み取りを再開する。同図
(d)はリードポインタRPがff点に達したときの状
態を示し,領域αのスタートアドレスSTARTは新し
いアドレスに更新されている。なお,ff点のアドレス
は任意に設定できる。
【0048】また,スキャンバッファ104の領域αに
記憶された画像データは,スキャンバッファ104から
読み出す際に,ドット補完等の処理を施す画像補正部1
06を選択的に通過させる。
【0049】実施例3では,実施例1の効果に加えて,
スキャンバッファ104内にステッピングモータの到達
時間に応じたスルーダウン用記憶領域を設けたので,メ
モリを無駄なく活用することができる。また,スルーダ
ウンさせた後,スキャンバッファ104からの読み出し
により,空きメモリ容量が増加して所定量に達した場
合,再度読み取りを開始するので,システム全体の処理
速度を向上させることができる。
【0050】〔実施例4〕実施例4のスキャナは,スキ
ャンバッファ104がバッファフルになった場合に,C
CD101で読み取った画像データの記憶先を,スキャ
ンバッファ104からラインバッファ105へ切り換
え,ラインバッファ105に所定ライン数分の画像デー
タを記憶させた後,ステッピングモータ114(或い
は,116)のスルーダウンを実行するものである。な
お,実施例4の構成は,実施例1から画像補正部106
を除いた構成であり,その他の構成は実施例1と共通に
付き,説明を省略する。
【0051】以上の構成において,その動作を説明す
る。図10は,スキャンバッファ104とラインバッフ
ァ105の切り換え制御を示す説明図である。CCD1
01で読み込まれた画像データは,画像処理部103を
画像処理を施された後,スキャンバッファ104に記憶
される。図10のPa 点においてスキャンバッファ10
4がバッファフルになり,バッファコントローラ107
からCPU109へバッファフル信号が出力されると,
CPU109は,ステッピングモータ114或いは11
6をスルーダウンしないで,ラインバッファ105に記
憶できるだけ(図10のPb 点まで)画像データを読み
続ける。このときラインバッファ105に記憶される画
像データは定常速度での読み込みデータであるので,画
像劣化がなく,実施例1の画像補正部106が不要とな
る。
【0052】一方,スルーダウン時の画像データを読み
込まないので,ブックモードの時は走行体207を,A
DFモードの時は原稿を戻す必要がある。図10に示す
ようにステッピングモータ114或いは116を停止さ
せた時点(Pc 点)より逆回転させて戻し,原稿読み取
りを中止した位置(Pf 点)より読み込みを始める。こ
こでは,スキャンバッファ104に空き領域ができるま
での時間待って,Pd点からPe 点まで逆回転を行って
いるが,スルーダウン後,すぐに逆回転を開始してPe
点でスキャンバッファ104に空き領域ができるまでの
時間待っても良い。
【0053】前述したように実施例4では,スキャンバ
ッファ104がバッファフルになった後,所定ライン分
の画像データをラインバッファ105に記憶させるの
で,スループットを向上させることができる。また,C
PU109等において,スキャンバッファ104がバッ
ファフルになるタイミングを監視する必要がなくなるの
で,CPU109を他の処理で充分活用することがで
き,全体のスループットの向上を図ることができる。
【0054】〔実施例5〕図11は,実施例5のスキャ
ナの構成を示す。実施例5では,実施例1の画像補正部
106に代えて,画像処理部1101を配置したもので
ある。なお,その他の構成は実施例1と共通に付き,説
明を省略する。
【0055】実施例5は,実施例4と同様の方法で,ス
キャンバッファ104がバッファフルになった場合に,
CCD101で読み取った画像データの記憶先を,スキ
ャンバッファ104からラインバッファ105へ切り換
え,ラインバッファ105に所定ライン数分の画像デー
タを記憶させた後,ステッピングモータ114(或い
は,116)のスルーダウンを実行する。その後,原稿
の読み取りを再開する際に,ラインバッファ105に記
憶された所定ライン数分の画像データと同一領域の原稿
を再度読み取り,画像処理部1101において,ライン
バッファ105に記憶されている画像データとラインバ
ッファ105の領域に相当するスキャンバッファ104
上の画像データとに基づいて,読み取り中断前と再開後
との画像ずれを検知し,読み取り中断による画像劣化を
補正するものである。
【0056】例えば,図12(a)に示すように,スキ
ャンバッファ104がバッファフルとなった原稿上の位
置(Pa 点)からラインバッファ105がバッファフル
になった原稿上の位置(Pb 点)の間の領域を1201
とすると,ラインバッファ105に記憶した画像データ
の後か読み取りを再開する場合,再読込開始点はPb
の位置となる。一方,実施例5では,ラインバッファ1
05に記憶された所定ライン数分の画像データと同一領
域の原稿を再度読み取るので,図12(b)に示すよう
に再読込開始点はPa 点の位置となる。
【0057】一般に,画像の継ぎ目はステッピングモー
タの起動応答の遅れ等の影響できれいにつながらない恐
れがある。例えば,図12(c)に示すような原稿(直
線情報)を読み取った場合,継ぎ目をx点とすると,実
際には起動応答の遅れ等の影響でy点からの読み取りと
なり,読み込む画像の再生画像が,図12(d)に示す
ように,画像の抜けによってずれてしまう。
【0058】実施例5では,図13(a)に示すように
原稿画像の領域1201をスキャンバッファ104とラ
インバッファ105の両方に記憶するので,例えば,ス
キャンバッファ104に記憶した領域1201部分を1
201a,ラインバッファ105に記憶した領域120
1部分を1201bとすると,図13(b)および
(c)に示すように継ぎ目部分をPa 点にするか,或い
はPb 点にするか選択が可能となる。この継ぎ目部分の
選択は,継ぎ目部分に重要な画像データが存在する場合
に有効となる。
【0059】また,画像処理部1101は,スキャンバ
ッファ104に記憶した1201a部分の画像データ
と,ラインバッファ105に1201b部分の画像デー
タとを比較し,各継ぎ目における画像のずれを検知し,
画像のずれの少ない継ぎ目を選択する。また,この際,
例えば図13(d)に示すように,画像の継ぎ目をPa
点とPb 点の中間に持ってくる等の補正を行うこともで
きる。
【0060】なお,継ぎ目部分をPa 点,Pb 点,或い
はPa 点とPb 点の間のいずれにするかの選択は,例え
ば,オペレータがキー操作によって選択する方法や,継
ぎ目部分にかかる画像データ中の黒画素数の大小で自動
的に選択する方法等が考えられる。
【0061】画像処理部1101で検知された画像劣化
の情報は,CPU109により処理され,I/Fコント
ローラ108を介してホストコンピュータへ通知するこ
ともできる。ホストコンピュータは,画像劣化の通知を
受けることにより,画像の取り直しの処理等を行うこと
ができる。
【0062】前述したように実施例5は,原稿の読み取
りを再開する際に,ラインバッファ105に記憶された
所定ライン数分の画像データと同一領域の原稿を再度読
み取り,画像処理部1101において,ラインバッファ
105に記憶されている画像データとラインバッファ1
05の領域に相当するスキャンバッファ104上の画像
データとに基づいて,読み取り中断前と再開後との画像
ずれを検知し,読み取り中断による画像劣化を補正する
ので,画像のずれを検知することができ,画像ずれによ
る画像劣化を低減することができる。
【0063】実施例5の方法は,実施例3のスキャンバ
ッファ104内にスルーダウン用記憶領域を確保する方
法にも応用することができる。この場合には,スキャン
バッファ104内のスルーダウン用記憶領域に達したと
ころで,バッファフル信号を出すので,その時点からス
ルーダウン用記憶領域分画像を取り込む,その後スルー
ダウンすれば良い。
【0064】なお,上記実施例1〜実施例5において,
スルーダウン時の画像データを記憶するスキャナの例
と,スルーダウン時の画像データを記憶しないスキャナ
の例とを別々の装置として説明したが,例えば,1つの
装置において,それぞれのモードによって選択可能と
し,画像品質よりスピードを重視する2値モードで画像
データを出力する場合にはスルーダウン時の画像データ
を記憶するモードを実行し,画像品質を重視する多値デ
ータで画像データを出力する場合にはスルーダウン時の
画像データを記憶しないモードを実行するようにしても
良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像読取装
置は,第1の記憶手段の使用状態がフルになった場合
に,駆動モータをスルーダウンさせ,同時に光電変換手
段で読み取った画像データの記憶先を第1の記憶手段か
ら第2の記憶手段へ切り換えるため,スルーダウン時の
走行体の移動を有効に利用し,スループットの低下を回
避することができる。
【0066】また,本発明の画像読取装置は,画像デー
タの読取動作開始の前に,記憶手段の空きメモリ容量を
確認し,読み取る原稿一枚分の空きメモリ容量がない場
合,駆動モータがスルーダウン中に光電変換手段で読み
取った画像データを記憶するための記憶領域を記憶手段
上に予約するため,スルーダウン時の走行体の移動を有
効に利用し,スループットの低下を回避することができ
る。
【0067】また,本発明の画像読取装置は,画像中断
の前後において,第1の記憶手段と第2の記憶手段とに
同一の画像データを記憶させるため,両方の画像データ
を用いて画像のずれを検知することができ,画像ずれに
よる画像劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成を示す説明図である。
【図2】実施例1のスキャナの光学系および自動原稿搬
送ユニット(ADF)の構成を示す説明図である。
【図3】ステッピングモータのスルーアップ・スルーダ
ウン制御を示す説明図である。
【図4】ステッピングモータのスルーダウン時における
画像データのずれを示す説明図である。
【図5】実施例2の構成を示す説明図である。
【図6】実施例2のラインバッファの配置を示す説明図
である。
【図7】実施例3の構成を示す説明図である。
【図8】ステッピングモータの到達回転数とスルーアッ
プ・ダウン時のデータ量との関係を示す説明図である。
【図9】スルーダウンの開始およびスルーダウン後の読
み取り再開について示す説明図である。
【図10】実施例4におけるスキャンバッファとライン
バッファの切り換え制御を示す説明図である。
【図11】実施例5の構成を示す説明図である。
【図12】実施例5における画像データの再読込開始点
を示す説明図,および画像データの継ぎ目における問題
点を示す説明図である。
【図13】実施例5における画像データの継ぎ目部分の
選択,および画像データの補正を示す説明図である。
【符号の説明】
101 CCD 103 画像処理部 104 スキャンバッファ 105 ラインバッファ 106 画像補正部 107 バッファコントローラ 109 CPU 114 116 ステッピングモータ 501 ラインバッファ 1101 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/21

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に照射された光の反射光を入力して
    電気信号に変換することにより画像データを読み取る光
    電変換手段と,前記光電変換手段を副走査方向に移動さ
    せる走行体と,前記走行体を駆動する駆動モータとを備
    えた画像読取装置において,前記光電変換手段で読み取
    った画像データを記憶する第1の記憶手段と,前記駆動
    モータがスルーダウン中に前記光電変換手段で読み取っ
    た画像データを記憶する第2の記憶手段と,前記第1の
    記憶手段の使用状態がフルになった場合に,前記光電変
    換手段で読み取った画像データの記憶先を,前記第1の
    記憶手段から第2の記憶手段へ切り換える切換制御手段
    と,前記第1の記憶手段の使用状態がフルになった場合
    に,前記駆動モータをスルーダウンさせる制御手段とを
    備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段に記憶されている画
    像データに対し、スルーダウン時に発生する画像の途切
    れや乱れを防ぐための補正を施す画像処理手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿に照射された光の反射光を入力して
    電気信号に変換することにより画像データを読み取る光
    電変換手段と,前記光電変換手段を副走査方向に移動さ
    せる走行体と,前記走行体を駆動する駆動モータとを備
    えた画像読取装置において,前記光電変換手段で読み取
    った画像データを記憶する記憶手段と,前記画像データ
    の読取動作開始の前に,前記記憶手段の空きメモリ容量
    を確認し,読み取る原稿一枚分の空きメモリ容量がない
    場合,前記駆動モータがスルーダウン中に前記光電変換
    手段で読み取った画像データを記憶するための記憶領域
    を前記記憶手段上に予約するスルーダウン記憶領域予約
    手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の空きメモリ容量が前記予
    約した記憶領域に達したら,前記駆動モータをスルーダ
    ウンさせる制御手段を備えたことを特徴とする請求項3
    記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は,前記記憶手段の空きメ
    モリ容量が前記予約した記憶領域に達し,前記駆動モー
    タをスルーダウンさせた後,前記記憶手段からの読み出
    しにより,空きメモリ容量が増加して所定量に達した場
    合,再度読み取りを開始することを特徴とする請求項4
    記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記スルーダウン記憶領域予約手段は,
    前記記憶手段の空きメモリ容量が,前記スルーダウン中
    の画像データを記憶するために必要な容量より少ない場
    合,スルーダウン中の画像データが記憶できない旨の信
    号を出力することを特徴とする請求項3,4または5記
    載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 原稿に照射された光の反射光を入力して
    電気信号に変換することにより画像データを読み取る光
    電変換手段と,前記光電変換手段を副走査方向に移動さ
    せる走行体と,前記走行体を駆動する駆動モータとを備
    えた画像読取装置において,前記駆動モータが定常回転
    中に前記光電変換手段で読み取った画像データを記憶す
    る第1の記憶手段と,前記第1の記憶手段の使用状態が
    フルとなった後,所定ライン数分の画像データを記憶す
    る第2の記憶手段と,前記第1の記憶手段の使用状態が
    フルになった場合に,前記光電変換手段で読み取った画
    像データの記憶先を,前記第1の記憶手段から第2の記
    憶手段へ切り換える切換制御手段と,前記第1の記憶手
    段の使用状態がフルになった場合に,所定ライン数分の
    画像データを前記第2の記憶手段に記憶させた後,前記
    駆動モータをスルーダウンさせる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は,中断した画像データの
    読み取りを再開する場合,走行体を副走査方向に戻し
    て,前記第1の記憶手段の使用状態がフルになった時点
    から,再度原稿の読み取りを開始し,画像データを第1
    の記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項7記載
    の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶手段に記憶した画像デー
    タ,および,前記画像データの読み取りを再開する際に
    記憶した前記第1の記憶手段の画像データに基づいて,
    読み取り中断前と再開後との画像ずれを検知する検知手
    段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第2の記憶手段に記憶した画像デ
    ータ,および,前記画像データの読み取りを再開する際
    に記憶した前記第1の記憶手段の画像データに基づい
    て,読み取り中断による画像劣化を補正する補正手段を
    備えたことを特徴とする請求項8または9記載の画像読
    取装置。
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