JPH08252942A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08252942A
JPH08252942A JP5873095A JP5873095A JPH08252942A JP H08252942 A JPH08252942 A JP H08252942A JP 5873095 A JP5873095 A JP 5873095A JP 5873095 A JP5873095 A JP 5873095A JP H08252942 A JPH08252942 A JP H08252942A
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JP5873095A
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Hidetoshi Kanai
英俊 金井
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成中に副走査画像領域信号FGATE
がノンアクティブになっても、再びアクティブになった
時に正常な動作を再開する。 【構成】 ナンド回路48,49及び56,57は、そ
れぞれ1ライン毎に反転するD−FF46,53の出力
レベルに応じて、図示しない2個のFIFO10a,1
0bに交互にライト及びリードのイネーブル信号WE及
びREを出力して、画像データを一方のFIFOにライ
トし、他方のFIFOからリードすることを交互に繰返
して画像を形成する。信号FGATEの入力によりD−
FF46がスタートしてライトが始まる。その信号FG
ATEはD−FF47でライン同期信号LSYNCによ
りラッチされ、さらにD−FF51,52でそれぞれポ
リゴン同期信号PM,画像幅信号RGATEによりラッ
チされる。そのラッチ信号REMによりD−FF53が
スタートしてリードが始まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1ライン毎の画像デ
ータを記憶させるラインバッファを備えた光走査型の画
像形成装置に関る。
【0002】
【従来の技術】画像データに応じて発光するレーザ光
を、ポリゴンミラーを回転させて主走査方向に偏向し、
副走査方向に移動する感光体上に形成した静電潜像を、
現像によりトナー像に変換して用紙上に転写した後、用
紙上のトナー像を定着して画像を形成するレーザプリン
タは、その高解像度による高画質と高速性とによって広
く使用されている。
【0003】用紙のサイズに応じて静電潜像のサイズを
決定する手段は、例えば特開昭60−48665号公報
に示された幅(主走査)方向についての提案等のよう
に、画像の幅方向についても長さ方向についても、各種
の手段がよく知られている。
【0004】また、図14に示すように、幅,長さをそ
れぞれ制御する信号RGATE,FGATEによって決
定された画像の四周に白ヌキの部分(白枠)を形成する
手段も知られている。すなわち、図15に示すように、
4個のコンパレータ92,93,96,97にそれぞれ
予め閾値FA,FB,LA,LBを設定して置く。カウ
ンタ91はスタート時にクリアされて1ライン毎のPM
信号を、カウンタ95はPM信号でクリアされて1画素
毎の画像クロックWCLKをそれぞれカウントアップす
る。
【0005】RS−FF(フリップフロップ)94はカ
ウンタ91のカウント値FCが閾値FAになった時にコ
ンパレータ92によってセットされ、閾値FBになった
時にコンパレータ93によってリセットされる。同様
に、RS−FF98はカウンタ95のカウント値LCが
閾値LAになった時にコンパレータ96によってセット
され、閾値LBになった時にコンパレータ97によって
リセットされる。
【0006】RS−FF94,98の各Q出力TRIM
−F,Lは、ビデオデータVDATAと共に3入力のア
ンド回路99に入力されるから、アンド回路99はRS
−FF94,98の出力TRIM−F,Lが共にハイ
(アクティブ)の時だけビデオデータVDATAを出力
し、図14に示したように、白枠を備えた画像が形成さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラインバッファを備えた画像形成装置は、ライン同期信
号が副走査画像領域信号アクティブ期間内でのみアクテ
ィブになることを前提として、すべての回路が構成され
ているため、ノイズ等によって副走査画像領域信号がノ
ンアクティブになったり、時間ズレが生じたりするとエ
ラーが発生して、異常画像例えば白画像になってしまう
等の異常が現れる可能性が大きかった。
【0008】また、上記の前提があるために、画像に白
ヌキ部分又は白枠等を作成する場合に、従来例として示
したように、特別な回路を設けて行う必要があった。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成中に副走査画像領域信号がノンアクテ
ィブになっても、再びアクティブになった時に正常な動
作を再開出来るようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、1ライン分の画像データを記憶するライ
ンバッファと、該ラインバッファから読み出される画像
データに応じて発光するレーザ光を主走査方向に偏向し
て副走査方向に移動する感光体上に静電潜像を形成させ
るポリゴンミラーとを備えた画像形成装置において、ポ
リゴンミラーにより偏向されたレーザ光を検知して1ラ
イン毎に該ポリゴンミラーの位相に同期したポリゴン同
期信号を出力する手段と、1ページ分の画像データが入
力している間はアクティブになって入力する副走査画像
領域信号を1ライン分の画像データと共に入力する該画
像データの始端を示すライン同期信号でラッチする第1
のラッチ手段と、該手段によりラッチされた信号をさら
にポリゴン同期信号でラッチする第2のラッチ手段と、
該手段によりラッチされた信号をラインバッファのリー
ドイネーブル信号として出力する手段とを設けたもので
ある。
【0011】さらに、用紙ジャム等の異常発生時に副走
査画像領域信号をネゲートする手段と、該手段により副
走査画像領域信号がネゲートされてからライン同期信号
をカウントするライン同期カウンタと、該カウンタのカ
ウント値が予め設定されたカウント値に達した時に副走
査画像領域信号のネゲートを解除する手段とを設けると
よい。
【0012】あるいは、副走査画像領域信号が入力した
時からライン同期信号又はポリゴン同期信号をカウント
するライン数カウンタと、該カウンタのカウント値が予
め設定した第1の閾値に達した時に副走査画像領域信号
をノンアクティブにし、第1の閾値より大きく設定した
第2の閾値に達した時に副走査画像領域信号をアクティ
ブにする手段とを設けてもよい。
【0013】
【作用】上記のように構成した画像形成装置は、ポリゴ
ン同期信号を出力する手段が1ライン毎にポリゴンミラ
ーの位相に同期したポリゴン同期信号を出力し、第1の
ラッチ手段は1ライン分の画像データに先立って入力す
るライン同期信号によって副走査画像領域信号をラッチ
し、そのラッチした信号をさらに第2のラッチ手段がポ
リゴン同期信号でラッチする。リードイネーブル信号を
出力する手段は第2のラッチ手段がラッチした信号をリ
ードイネーブル信号としてラインバッファに出力する。
【0014】すなわち、ライン同期信号又はポリゴン同
期信号と副走査画像領域信号とが互いに独立に変化して
も、副走査画像領域信号がノンアクティブになったり互
いに時間ズレが生じても、エラーが発生することがな
く、副走査画像領域信号がアクティブになればライン同
期信号とポリゴン同期信号とによって順次ラッチされ
て、正しい位相状態でリードイネーブル信号がアクティ
ブになる。
【0015】さらに、用紙ジャム等の異常発生によって
副走査画像領域信号をネゲートする手段が他の信号と同
時に該領域信号をネゲートすると、動作再開時にライン
同期カウンタがライン同期信号のカウントを開始し、ネ
ゲートを解除する手段はカウンタのカウント値が予め設
定したカウント値に達すると副走査画像領域信号のネゲ
ートを解除する。
【0016】以上の作用によって、異常発生後に画像形
成を再開する時に発生する恐れがある1ページ目の白画
像等の異常を、確実に防止することが出来る。
【0017】あるいは、副走査画像領域信号が入力した
時すなわち1ページ分の画像形成がスタートした時から
ライン数カウンタがライン同期信号又はポリゴン同期信
号のカウントを開始し、副走査画像領域信号をアクティ
ブ/ノンアクティブにする手段は、ライン数カウンタの
カウント値が、第1の閾値に達した時から第2の閾値に
達するまでの間だけ副走査画像領域信号をノンアクティ
ブにするから、第1,第2の閾値をソフト的に設定する
だけで、副走査方向の白ヌキ部分を任意の位置,幅で簡
単に形成することが出来る。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
具体的に説明する。なお、以下この実施例の文中で用い
るアルファベットの組合せからなる信号名(データ,ク
ロックを含む)又はその略号のうち、頭にXを付した信
号名は、そのXの右に続く信号名(図及び数式中ではオ
ーバラインを付して示す)のノット(否定)又は負論理
であることを示す。
【0019】また、頭にS又はPを付した信号名はイメ
ージスキャナ又は他のアプリケーションから入力するデ
ータ及びコマンドを、W又はRを付した信号名は原則と
してラインバッファに対するライト(書き込み)又はリ
ード(読み出し)に関する信号を示す。ただし、WC
K,RCKはそれぞれラインバッファに対する書込クロ
ック,読出クロックであるが、レーザによる画像書き込
み(形成)のための画像クロックWCLKは、ラインバ
ッファに対しては読み出しのクロックになるから、読出
クロックRCKと同じものである。
【0020】図3は、ポリゴンミラーにより偏向された
レーザ光を検出する同期センサの配置の一例を示す概略
構成図である。レーザ光源であるレーザダイオード(以
下「LD」ともいう)1は、LDドライバ2に入力する
多値のビデオデータの値に応じた発光量で発光し、出力
されるレーザ光はコリメートレンズ3によって平行光束
になり、図示しないポリゴンモータにより反時計方向
(矢示A)に回転するポリゴンミラー4によって同方向
(矢示B)に2倍の角速度で偏向される。
【0021】偏向された平行レーザ光は、fθレンズ5
によって集光され、副走査方向に回転するドラム状の感
光体6の主走査線6a上にスポットとして結像し、主走
査方向(矢示C)に走査されて、静電潜像を形成する。
フォトダイオードからなる同期センサ7は、主走査線6
aの延長上の下方に固定的に配設され、スポットは感光
体6に達する直前に同期センサ7を照射する。
【0022】図4は同期センサ7がレーザスポットを検
出した時に同期検知信号DETPを出力する回路の一例
を示す回路図であり、図5は同期センサ7の出力信号V
rと同期検知信号DETP、およびポリゴン同期信号P
Mの位相関係の一例を示す波形図である。
【0023】図4に示した同期センサ7にレーザ光が入
射した時に、同期センサ7に直列に接続した抵抗Rに電
流が流れて、図5の(A)に示したようにその端子電圧
Vrが変化する。コンパレータ8は端子電圧Vrを予め
設定した参照電圧Vrefと比較して、VrがVref
以上の間だけ図5の(B)に示したように同期検知信号
DETPを出力する。
【0024】後述するGAVD(ビデオ変調ゲートアレ
イ)は、同期検知信号DETPの立上りを検出し、その
立上りに同期して図5の(C)に示したように、画像ク
ロックWCLKの16パルス分(16WCLK)の幅を
有するポリゴン同期信号PMを発生し、1ライン毎のす
べての信号の基準となる同期信号として出力する。
【0025】図6は、ラインバッファの構成の一例を示
すブロック図である。図6に示したラインバッファであ
るFIFO(ファーストイン・ファーストアウト・メモ
リ)10は、メモリアレイ11を主体として、それぞれ
8ビットの入力バッファ12,出力バッファ13と、ラ
イトコントロール回路14,ライトアドレスカウンタ1
5と、リードコントロール回路16,リードアドレスカ
ウンタ17とにより構成されている。
【0026】ライトコントロール回路14には書き込み
に関係するそれぞれ負論理のライトイネーブル信号XW
E,ライトリセット信号XWRESと書込クロックWC
Kとが入力し、リードコントロール回路16には読み出
しに関係するそれぞれ負論理のリードイネーブル信号X
RE,リードリセット信号XRRESと読出クロックR
CKとが入力する。
【0027】ライトリセット信号XWRESがロー(ア
クティブ)になると、ライトコントロール回路14はラ
イトアドレスカウンタ15をリセットし、リードリセッ
ト信号XRRESがローになると、リードコントロール
回路16はリードアドレスカウンタ17をリセットし
て、それぞれカウンタの内容を0にする。
【0028】ライトイネーブル信号XWEがロー(アク
ティブ)になると、FIFO10はライトモードにな
り、書込クロックWCKに同期して入力バッファ12に
入力した8ビットの入力データD0〜7を、ライトアド
レスカウンタ15が示すメモリアレイ11のアドレスに
書き込む。ライトアドレスカウンタ15は書込クロック
WCKをカウントすることにより、その内容であるメモ
リアドレスをインクリメントする。
【0029】同様に、リードイネーブル信号XREがロ
ーになると、FIFO10はリードモードになり、読出
クロックRCKに同期してリードアドレスカウンタ17
が示すメモリアレイ11のアドレスからデータを読み出
し、出力バッファ13を介して出力データQ0〜7を出
力する。リードアドレスカウンタ17も読出クロックR
CKをカウントすることにより、その内容をインクリメ
ントする。
【0030】したがって、ライトイネーブル信号XWE
とリードイネーブル信号XREとが同時にローになり、
必ずしも同一周波数とは限らず、同期しているとも限ら
ないライトクロックWCKとリードクロックRCKとが
一緒に入力してくると、FIFO10は正規の動作をし
なくなって、エラーが発生する。
【0031】図7は、ライトモード及びリードモードの
時の各信号と動作のタイミングの一例を示す波形図であ
り、図7の(A)はライトモード、同図の(B)はリー
ドモードの状態をそれぞれ示している。ライトモードも
リードモードも、信号名及びデータ名が異なるだけで作
用は同じであるから、ライトモードの場合について簡単
に説明し、リードモードの説明は省略する。
【0032】図7の(A)において、ライトイネーブル
信号XWEがローの間は、書込クロックWCKの立上り
に同期して入力データDはメモリアレイ11のアドレス
n(その時のアドレス)からアドレスn+1,n+2ま
で書込まれ、ライトリセット信号XWRESがローにな
った時にライトアドレスカウンタ15がクリアされて0
になる。
【0033】再びライトイネーブル信号XWEがローに
なると、入力データDはアドレス0からアドレス2に書
き込まれる。次に信号XWEがローになった時には、入
力データDはその直前のアドレスに続くアドレスである
3から書き込まれてゆく。
【0034】図2は、この発明による画像形成装置の一
実施例であるレーザプリンタの画像データ処理系の構成
を、レーザプリンタと共にシステムを構成してそれぞれ
プリントすべき画像データを出力してくる外部装置であ
るイメージスキャナ及びアプリケーションと共に示すブ
ロック図である。
【0035】図2に示したレーザプリンタ20は、図示
しないROM,RAMを含むCPU21と、ビデオ変調
ゲートアレイ(以下「GAVD」という)22及びGA
VD22に入力する各信号と画像データを選択するセレ
クタ23と、交互に画像データの入出力を行う2個のラ
インバッファであるFIFO10a,10bと、読出ク
ロックRCKでもある画像クロックWCLKを出力する
オシレータ24と、LD(レーザダイオード)1及びL
Dドライバ2とから構成されている。
【0036】画像読取装置であるイメージスキャナ26
は、CCD27が原稿画像を電気信号に変換したアナロ
グ多階調の画像データを、画像処理回路であるIPU2
8が多階調デジタルデータに変換して内部メモリに記憶
し、GAVD22が出力するポリゴン同期信号PMに同
期して、1ライン分の画像データSDATAを副走査画
像領域信号(以下「画像長信号」という)SFGAT
E,ライン同期信号SLSYNC,画像データ1ライン
分の長さを示す信号(以下「データ長信号」という)S
LGATE,書込クロックSWCKと共にセレクタ23
に出力する。
【0037】例えばコンピュータグラフィック画像やネ
ットワークから入力した画像等の画像データを出力する
アプリケーション29は、イメージスキャナ26と同様
に、ポリゴン同期信号PMに同期して、1ライン分の画
像データPDATAを画像長信号PFGATE,ライン
同期信号PLSYNC,データ長信号PLGATE,書
込クロックPWCKと共にセレクタ23に出力する。
【0038】セレクタ23は、CPU21が出力するコ
マンドに応じて、イメージスキャナ26とアプリケーシ
ョン29とからそれぞれ入力する画像データSDAT
A,PDATAと各種の信号SFGATE,PFGAT
E、信号SLSYNC,PLSYNC、信号SLGAT
E,PLGATE及びクロックSWCK,PWCKのう
ち、対をなすデータ,信号,クロックのいずれか一方を
選択し、画像データDATAと各種の信号FGATE,
LSYNC,LGATE及び書込クロックWCKとして
GAVD22に出力する。
【0039】図8は、それぞれ正論理の各領域信号及び
各同期信号の間の位相関係の一例を示す波形図である。
【0040】図8の(A)に示した画像長信号FGAT
E(副走査の領域)は、イメージスキャナ26又はアプ
リケーション29、すなわちソースマシンが画像データ
を出力する前に先ずハイ(アクティブ)にし、一般的に
は1ページ分の画像データの出力を終了するまでハイの
状態を維持する。
【0041】図8の(B)に示したポリゴン同期信号P
Mは、図5の(C)に示して説明したように、1ライン
毎にスポット走査の直前にGAVD22から出力される
16WCLK(画像クロック)の幅を有する同期信号で
あり、ソースマシンは入力した信号PMに同期して、先
ず図8の(C)に示した書込クロックWCKの8パルス
分(8WCK)の幅を有するライン同期信号LSYNC
を出力し、それから8WCK遅れて同図の(D)に示し
たデータ長信号LGATEをハイ(アクティブ)にす
る。
【0042】データ長信号LGATEの立上りと同時
に、ソースマシンは図8の(E)に示した1ライン分の
画像データDATAを書込クロックWCKに同期して出
力開始し、1ライン分の画像データDATAの出力が終
ると信号LGATEをロー(ノンアクティブ)に戻す。
信号LGATEの最大長さは4800WCK、すなわち
1ライン分の画像データの最大画素数は4800個であ
る。
【0043】書込クロックWCKの周波数は、ソースマ
シンがイメージスキャナ26かアプリケーション29か
によってそれぞれ異なることが多いが、画像クロックW
CLK即ち読出クロックRCKの周波数より高い。一般
的には、イメージスキャナ26,アプリケーション29
のスループットを上げるために、FIFO10の書き込
みの速度に応じた高い周波数が設定されている。
【0044】図2に戻って、GAVD22は、セレクタ
23から入力する1ライン分の画像データを、2個のF
IFO10a,10bのいずれか、例えば或るサイクル
ではFIFO10aに書き込むと共に、他のFIFO1
0bに書き込まれている画像データをオシレータ24が
出力する画像クロックWCLK即ち読出クロックRCK
に同期して読み出し、ビデオデータVDATAとして画
像クロックWCLKと共にLDドライバ2に出力してL
D1を発光させる。
【0045】次のサイクルは、入力する1ライン分の画
像データをFIFO10bに書き込むと共に、FIFO
10aに書き込まれた画像データを読み出す。このよう
にして、1ライン毎に2個のFIFO10a,10bへ
の書き込みと読み出しとが交互に繰返されて行く。
【0046】また、GAVD22は、書き込むべきFI
FOへはライトリセット信号XWRES,ライトイネー
ブル信号XWEを出力してライトモードにしてから、書
込クロックWCKと共に書込画像データWDATAを出
力して書き込み、読み出すべきFIFOへはリードリセ
ット信号XRRES,リードイネーブル信号XREを出
力してリードモードにしてから、読出クロックRCKを
出力し、該クロックに同期して読み出した読出画像デー
タRDATAを入力する。
【0047】図9は、図2に示したGAVD22内に設
けた、FIFO10の画像データを読み出して画像を形
成する時の主走査画像領域信号すなわち画像幅信号RG
ATEを出力する画像幅信号出力部の構成の一例を示す
回路図である。図9に示した画像幅信号出力部30は、
画像クロックWCLKをカウントする主走査カウンタ3
1と、それぞれ一対のレジスタ32,33及びコンパレ
ータ34,35と、オア回路36及びRS−FF(フリ
ップフロップ)37とにより構成されている。
【0048】一対のD−FFからなるレジスタ32,3
3には、形成すべき画像の(横)位置と幅とを決定する
ための、それぞれラインの始端と終端とを示す閾値A,
Bが予めCPU21からラッチパルスにより設定され、
その内容は常にそれぞれコンパレータ34,35に出力
されている。主走査カウンタ31は、1ライン毎にポリ
ゴン同期信号PMによってクリアされた後、画像クロッ
クWCLKをカウントアップし、カウント値Cをコンパ
レータ34,35に出力する。
【0049】コンパレータ34,35は主走査カウンタ
31から入力するカウント値Cを、それぞれレジスタ3
2,33から入力している閾値A,Bと比較して、カウ
ント値が閾値と一致した時にそれぞれパルス信号を出力
する。コンパレータ34が出力するパルス信号はRS−
FF37のセット端子Sに、コンパレータ35が出力す
るパルス信号はオア回路36によってポリゴン同期信号
PMとのオアがとられた後、RS−FF37のリセット
端子Rにそれぞれ入力する。
【0050】したがって、RS−FF37は、オア回路
36を介して入力するポリゴン同期信号PMによって、
主走査カウンタ31がクリアされると同時にリセットさ
れた後、カウント値Cが閾値Aになった時にセットさ
れ、閾値Bになった時にリセットされるから、その出力
端子Qからは、形成される画像の幅の始端でハイにな
り、終端でローになる正論理のライン幅信号RGATE
が出力される。
【0051】図1は、同じく図2に示したGAVD22
内に設けた、主としてFIFO10a,10bに対して
各種の制御信号を出力するFIFO制御部の構成の一例
を示す回路図である。図1に示したFIFO制御部40
は、7個のD−FF41〜47と2個のナンド回路4
8,49とからなるライト制御系と、5個のD−FF5
1〜55と2個の3入力のナンド回路56,57とから
なるリード制御系と、副走査カウンタ50とにより構成
されている。
【0052】セレクタ23により選択されたライン同期
信号LSYNC,画像長信号FGATE,データ長信号
LGATE,画像データDATAは、それぞれライト制
御系のD−FF41〜44の各D端子に入力し、同じく
セレクタ23から入力する書込クロックWCKの立上り
でそれぞれラッチされる。
【0053】D−FF41のXQ端子からは、ライン同
期信号LSYNCがラッチされインバートされた信号X
LSYNCがD−FF46,47の各クロック端子に出
力されると共に、その信号XLSYNCがそのままライ
トリセット信号XWRESとして2個のFIFO10
a,10bに出力される。
【0054】D−FF42のQ端子から出力される書込
クロックWCKの立上りでラッチされた画像長信号FG
ATEは、さらにD−FF45により同じクロックWC
Kの立下りで再びラッチされるから、他のラッチされた
信号に対してクロックWCKの1/2周期だけ遅れてD
−FF47のD端子に出力されると共に、D−FF46
のクリア端子に出力されてその立下りによりD−FF4
6をクリアして、信号FGATEがローの間はノンアク
ティブに保持する。
【0055】D−FF43のQ端子から出力するラッチ
されたデータ長信号LGATEは、2個のナンド回路4
8,49の一方の端子にそれぞれ入力する。D−FF4
4のD端子に入力する画像データDATAは、書込クロ
ックWCKの立上りでラッチされ、書込画像データWD
ATAとしてFIFO10a,10bにそれぞれ出力さ
れる。
【0056】D−FF46は、そのXQ端子がD端子に
接続されているから、クロック端子に入力する信号XL
SYNCの立上り、即ちライン同期信号LSYNCの立
下り毎にその出力端子Q,XQのレベルが反転して、そ
れぞれナンド回路48,49の他の端子に出力するXW
E信号トグル回路である。また、D−FF46は既に説
明したように画像長信号FGATEの立下りでクリアさ
れ、ノンアクティブに保持される。
【0057】第1のラッチ手段であるD−FF47は、
D−FF45から入力するラッチされた副走査画像領域
信号である画像長信号FGATEを、D−FF41から
入力する信号XLSYNCの立上り、即ちライン同期信
号LSYNCの立下りでラッチし、信号FGATEと同
じレベルのリードイネーブル信号XREのもとになる信
号RENをD−FF51に出力する。
【0058】第2のラッチ手段であるD−FF51は、
D−FF47から入力する信号RENをポリゴン同期信
号PMの立上りでラッチし、クリア信号XFCLRとし
て副走査カウンタ50のクリア端子とD−FF52とに
出力する。D−FF52はD−FF51から入力する信
号XFCLRを、画像幅信号出力部30(図9)から入
力する画像幅信号RGATEの立上りでラッチして、画
像長信号FGATEに遅れて追随する信号REMをナン
ド回路56,57の第1の端子とD−FF53のクリア
端子とに出力する。
【0059】D−FF53は、D−FF46と同様に、
1ライン毎に画像幅信号RGATEの立上りでレベルが
反転し、そのQ端子,XQ端子からそれぞれナンド回路
57,56の第2の端子に出力するXRE信号トグル回
路であり、D−FF52から入力する信号REMの立下
りでクリアされる。D−FF54は、D端子に入力する
ポリゴン同期信号PMを読出クロックRCKの立下りで
ラッチし、信号PMがハイの間はXQ端子からインバー
トされたラッチ信号を負論理のリードリセット信号XR
RESとしてFIFO10a,10bに出力する。
【0060】D−FF55は、FIFO10a又は10
bから読出クロックRCKに同期して読み出された読出
画像データRDATAを、同じ読出クロックRCKの立
下りでラッチし、Q端子からラッチされた信号をビデオ
データVDATAとして出力し、読出クロックRCKす
なわち画像クロックWCLKと共にLDドライバ2に送
り出す。
【0061】ナンド回路48,49はそれぞれ一方の端
子にD−FF43によりラッチされたデータ長信号LG
ATEを入力し、他方の端子にはD−FF46のQ端
子,XQ端子から交互に反転する信号を入力して、信号
LGATEがハイの間は、負論理のライトイネーブル信
号XWEa,XWEbをそれぞれFIFO10a,10
bに1ライン毎に交互に出力し、信号LGATEがロー
であれば、出力はいずれもハイになって信号XWEa,
XWEbは出力されない。
【0062】同様に、3入力のナンド回路56,57
は、第1の端子にD−FF52が出力する信号REM
を、第3の端子に画像幅信号RGATEをそれぞれ入力
し、第2の端子にはD−FF53のXQ端子,Q端子か
ら交互に反転する信号を入力しているから、画像長信号
FGATEと画像幅信号RGATEが共にハイである間
だけ、負論理のリードイネーブル信号XREa,XRE
bをそれぞれFIFO10a,10bに1ライン毎に交
互に出力する。
【0063】副走査カウンタ50は、D−FF51が出
力するクリア信号XFCLRの立下りでクリアされる。
即ち、画像長信号FGATEの立下りでクリアされ、信
号FGATEがローの間はノンアクティブに保持され
る。信号FGATEがハイになると、ポリゴン同期信号
PMをカウントアップして、その内容であるライン数を
副走査アドレス信号FADRとして出力する。
【0064】図10はFIFO制御部40の各信号のタ
イミングの一例を示す波形図であり、同図に示した信号
名は既に説明しているので省略する。ただし、FF46
及びFF53は、信号トグル回路であるD−FF46及
びD−FF53の状態をそれぞれ示し、Q端子がハイな
らばオン、ローならばオフとする。従って、D−FF4
6がオンであればライトイネーブル信号XWEaがFI
FO10aに出力され、D−FF53がオンであればリ
ードイネーブル信号XREbがFIFO10bに出力さ
れる。
【0065】以下、図10に示した波形図を参照してF
IFO制御部40(図1)の作用を説明する。画像長信
号FGATEがローの時は、D−FF46,53は共に
クリアされてオフであり、ノンアクティブに保持されて
いる。また、信号REN,XFCLR,REMもローに
なっている。画像クロックWCLKすなわち読出クロッ
クRCKは常に出力され、書込クロックWCKも常に入
力してる。
【0066】信号FGATEがハイになると図示しない
D−FF45の出力もハイになり、D−FF46はアク
ティブになるが、まだオフのままである。最初のポリゴ
ン同期信号PMが入力すると、D−FF54から信号P
Mがインバートされたリードリセット信号XRRESが
出力して、FIFO10a,10bのリードアドレスカ
ウンタをリセットする。
【0067】一方、信号PMに同期して少し遅れたライ
ン同期信号LSYNCが入力し、続いてデータ長信号L
GATEが、図示しない画像データDATAと共に入力
してくる。信号LSYNCはD−FF41によりインバ
ートされてライトリセット信号XWRESとしてFIF
O10a,10bに出力され、FIFO10a,10b
のライトアドレスカウンタをリセットする。同時に、そ
の信号XWRESの立上りでD−FF46を反転させて
オンにすると共に、D−FF47をラッチさせて出力信
号RENをハイにする。
【0068】D−FF46はオンになっているから、続
いて信号LGATEがハイになると、ナンド回路48は
ライトイネーブル信号XWEaをFIFO10aに出力
し、D−FF44を介して出力された書込画像データW
DATAはFIFO10aに書き込まれる。信号PMに
同期して若干遅れたタイミングで画像幅信号出力部30
(図9)から入力する画像幅信号RGATEは、この最
初のサイクルでは何も作用しない。
【0069】2番目のポリゴン同期信号PMが入力して
第2のサイクルに入ると、ライト制御系は最初のサイク
ルと同様に作用するが、信号LSYNCがインバートさ
れた信号XWRESの立上りにより、D−FF46が反
転してオフになるから、ナンド回路49がXWEbを出
力し、書込画像データWDATAはFIFO10bに書
き込まれる。
【0070】一方、リード制御系では、2番目の信号P
Mの入力によって信号XRRESが再び出力されると共
に、D−FF51は信号PMの立上りで、既にハイにな
っている信号RENをラッチするから、そのQ端子の出
力であるクリア信号XFCLRがハイになる。D−FF
52はハイになった信号XFCLRを2番目の信号RG
ATEの立上りでラッチし、そのQ端子の出力である信
号REMをハイにする。
【0071】D−FF53は、信号REMがハイになる
とアクティブになるが、さらに次の信号RGATEが入
力するまで反転しないでオフの状態を保持するから、X
Q端子はハイのままである。したがって、この第2のサ
イクルではナンド回路56がリードイネーブル信号XR
Eaを出力するから、FIFO10aから第1のサイク
ルで書き込まれた画像データが読出画像データのRDA
TAとして読み出され、D−FF55を介してビデオデ
ータVDATAとしてLDドライバ2へ出力される。
【0072】3番目のポリゴン同期信号PMが入力して
第3のサイクルに入ると、ライト制御系はナンド回路4
8が再び信号XWEaを出力して、画像データWDAT
AはFIFO10aに書き込まれ、リード制御系では信
号REN,XFCLR,REMがすべてハイの状態を保
持しているから、D−FF53は信号RGATEの立上
りで反転してオンになり、ナンド回路57が信号XRE
bを出力して、FIFO10bから第2のサイクルで書
き込まれた画像データが読み出される。
【0073】以降は同様に、奇数番目のサイクルではF
IFO10aに新しい画像データが書き込まれ、FIF
O10bからは直前の画像データが読み出される。ま
た、偶数番目のサイクルではFIFO10bに新しい画
像データが書き込まれ、FIFO10aからはその前の
画像データが読み出されることが確実に繰返されて、1
頁の画像形成が終了する。
【0074】以上の説明から明らかなように、この実施
例は、副走査画像領域信号である画像長信号FGATE
を、第1のラッチ手段であるD−FF47がライン同期
信号LSYNC(の立下り)でラッチし、そのラッチ信
号RENを、さらに第2のラッチ手段であるD−FF5
1がポリゴン同期信号PM(の立上り)でラッチする。
【0075】そのラッチ信号XFCLRがさらにラッチ
された信号REMによって、リードイネーブル信号XR
Eを出力する手段を構成するD−FF53及びナンド回
路56,57は、信号XREa,XREbを交互にそれ
ぞれFIFO10a,10bに出力するから、同時に同
じFIFOに信号XREと信号XWEとが出力される恐
れはなく、確実に画像データの書き込みと読み出しが交
互に行われる。
【0076】また、そのために、ライン同期信号LSY
NC及びポリゴン同期信号PMは、それぞれ副走査画像
領域信号FGATEに対して、例えばタイミングがずれ
たり、信号FGATEが出力しない間に信号LSYNC
又はPMが出力されるような、全く独立な変化をして
も、信号FGATEがハイになった時に再び確実な同期
がとられるから、エラーになることがない。
【0077】しかしながら、或る特殊な異常が発生した
場合、例えば一般に給紙ジャム等が発生してCPU21
からソースマシンであるイメージスキャナ26又はアプ
リケーション29に異常発生を通信すると、ソースマシ
ンは直ちに信号LSYNC,FGATE,LGATE及
び画像データDATAをネゲートしてノンアクティブに
する。異常原因を除去した後、CPU21から正常復帰
を通信すると、ソースマシンは再び各信号及びデータを
出力してくるが、この時の第1枚目に異常画像を発生す
る恐れがある。
【0078】すなわち、信号FGATEがハイになる前
に信号LSYNCが少くとも1回入力しないと、第1の
ラッチ手段であるD−FF47の出力信号RENがロー
にならないから、第2のラッチ手段であるD−FF51
の出力信号XFCLRもローにならず、FIFO制御部
40以外の回路のうちクリアを必要とする回路がクリア
されないまま第1枚目の画像形成に入るため、全面白画
像等の異常画像が発生する(2枚目以降は正常)。
【0079】正常な作動時には何ら問題がなくても、異
常発生時にはソースマシンが信号FGATEと信号LS
YNCを同時にネゲートするので、このようなトラブル
が発生する恐れがある。そのような異常モードを解除す
る時に、他の異常の発生を防止する手段を次に説明す
る。
【0080】図11は異常モード解除回路の一例を示す
回路図であり、図12はその各部信号のタイミングの一
例を示す波形図である。図11に示した異常モード解除
回路60は、異常発生時にネゲートする手段であるソー
スマシンによりネゲートされた画像長信号FGATEの
立下りを検出すると、その後に入力するライン同期信号
LSYNCをカウントしてから信号FGATEの入力を
許可する信号を出力する回路である。
【0081】異常モード解除回路60は、各2個のD−
FF61,62及びアンド回路63,64と、各1個の
JK−FF65,ライン同期カウンタ66,コンパレー
タ67とにより構成され、D−FF61,62は画像ク
ロックWCLKの立上りでD端子の入力レベルをそれぞ
れラッチし、JK−FF65はJ端子とK端子とが結ば
れているから、両端子の入力レベルがハイの時に画像ク
ロックWCLKの立下りで反転する。
【0082】図12に示した波形図から明らかなよう
に、画像長信号FGATEがハイになるとD−FF61
はその画像クロックWCLKの立上りでラッチして、そ
のQ端子はハイ、XQ端子はローになる。D−FF62
は、D−FF61のQ端子の出力を次のクロックWCL
Kの立上りでラッチするから、D−FF61のQ端子の
出力からは常にクロックWCLKの1周期分遅れた波形
をアンド回路63の一方の端子に出力する。
【0083】アンド回路63の他の端子には、D−FF
61のXQ端子のレベルが入力しているから、それらの
アンドをとることによって、異常発生による画像長信号
FGATEの立下りを検出したクロックWCLKの1周
期分のパルスをJK−FF65のJ,K端子に出力す
る。JK−FF65は、入力するパルスがハイである期
間の中央で、クロックWCLKの立下りにより反転して
Q端子がハイになり、以後その状態を保持する。
【0084】アンド回路64は、JK−FF65のQ端
子がハイである間はゲートを開いて、異常原因が除去さ
れて再びソースマシンから入力するライン同期信号LS
YNCを通過させる。ライン同期カウンタ66は、入力
する信号LSYNCをカウントアップし、その内容Cを
コンパレータ67に出力する。ネゲートを解除する手段
であるコンパレータ67は、入力するカウント値Cが予
めCPU21から設定されている閾値Sに達すると、F
GATE入力許可信号をソースマシンに出力して、画像
形成を開始させる。
【0085】そのため、異常モードが解除された時に
は、数パルス分のライン同期信号LSYNCが入力し
て、D−FF61が出力するクリア信号XFCLRがロ
ーになり、クリアを必要とする各回路が確実にクリアさ
れてから、信号FGATEが入力する。したがって、先
に述べた再開後の1枚目に異常画像が発生する問題は完
全に防止することが出来る。
【0086】図1に示した実施例は、ライン同期信号L
SYNCと副走査画像領域信号FGATEとが互いに独
立であり、信号FGATEがローの間に信号LSYNC
が入力してもエラーにならないため、副走査方向の白抜
きは次に示すような極めて簡単な回路で実行することが
出来る。
【0087】図13は、副走査白抜回路の構成の一例を
示す回路図であり、該副走査白抜回路70は、各1個の
D−FF71とアンド回路72とからなっている。D−
FF71は、D端子に入力するCPU21がソフト的に
設定するフラグWTGを、ソースマシンから入力するラ
イン同期信号LSYNCによりラッチし、インバートさ
れたラッチ信号をXQ端子からアンド回路72の一方の
端子に出力する。従って、アンド回路72は、他方の端
子にソースマシンから入力する画像長信号FGATEに
対するゲート回路として作用する。
【0088】すなわち、副走査画像領域信号をアクティ
ブ/ノンアクティブにする手段であるCPU21は、ラ
イン数カウンタである副走査カウンタ50(図1)が出
力するアドレス信号FADRをソフト的に設定した閾値
と比較して、第1の閾値に達した時にフラグWTGをハ
イにし、第2の閾値に達した時にローにする。
【0089】フラグWTGがハイの間は、D−FF71
のXQ端子はローになるから、アンド回路72はゲート
を閉じて画像長信号FGATEを遮断するため、FIF
O制御部40はライトイネーブル信号XWEもリードイ
ネーブル信号XREも出力しなくなる。従って、その間
だけ副走査方向の白抜きが生じる。フラグWTGがロー
に復帰すれば、再び通常の状態に戻って画像が形成され
る。
【0090】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明による画像
形成装置は、画像形成中に副走査画像領域信号がノンア
クティブになっても、再びアクティブになった時に正常
な動作を再開することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラインバッファであるFIFOに対して制御信
号を出力するFIFO制御部の構成の一例を示す回路図
である。
【図2】この発明の一実施例であるレーザプリンタの画
像データ処理系の構成を示すブロック図である。
【図3】ポリゴンミラーにより偏向されたレーザ光を検
出する同期センサの配置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図4】図3に示した同期センサがレーザ光を検出した
時に同期検知信号DETPを出力する回路の一例を示す
回路図である。
【図5】同期センサの出力信号と同期検知信号DETP
及びポリゴン同期信号PMの位相関係の一例を示す波形
図である。
【図6】ラインバッファであるFIFOの構成の一例を
示すブロック図である。
【図7】ライトモード及びリードモードにおける各信号
と動作のタイミングの一例を示す波形図である。
【図8】各領域信号及び各同期信号の位相関係の一例を
示す波形図である。
【図9】図2に示したGAVD内に設けた画像幅信号出
力部の構成の一例を示す回路図である。
【図10】図1に示したFIFO制御部の各信号及びD
−FF反転のタイミングの一例を示す波形図である。
【図11】異常モード解除回路の構成の一例を示す回路
図である。
【図12】図11に示した異常モード解除回路の各部信
号のタイミングの一例を示す波形図である。
【図13】副走査白抜回路の構成の一例を示す回路図で
ある。
【図14】1ページの画像の四周に白枠を形成する一例
を示す説明図である。
【図15】図14に示した白枠を形成する従来例の回路
の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1:LD(レーザダイオード) 2:LDドライバ 4:ポリゴンミラー 7:同期センサ 10,10a,10b:FIFO(ラインバッファ) 20:レーザプリンタ(画像形成装置) 21:CPU(副走査画像領域信号をアクティブ又はノ ンアクティブにする手段) 22:GAVD(ビデオ変調ゲートアレイ) 26:イメージスキャナ(ソースマシン) 29:アプリケーション(ソースマシン) 40:FIFO制御部 47:D−FF(第1のラッチ手段) 48,49,56,57:ナンド回路 50:副走査カウンタ(ライン数カウンタ) 51:D−FF(第2のラッチ手段) 66:ライン同期カウンタ 67:コンパレータ(副走査画像領域信号のネゲートを
解除する手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ライン分の画像データを記憶するライ
    ンバッファと、該ラインバッファから読み出される画像
    データに応じて発光するレーザ光を主走査方向に偏向し
    て副走査方向に移動する感光体上に静電潜像を形成させ
    るポリゴンミラーとを備えた画像形成装置において、 前記ポリゴンミラーにより偏向されたレーザ光を検知し
    て1ライン毎に該ポリゴンミラーの位相に同期したポリ
    ゴン同期信号を出力する手段と、 1ページ分の画像データが入力している間はアクティブ
    になって入力する副走査画像領域信号を、1ライン分の
    画像データと共に入力する該画像データの始端を示すラ
    イン同期信号でラッチする第1のラッチ手段と、 該手段によりラッチされた信号をさらに前記ポリゴン同
    期信号でラッチする第2のラッチ手段と、 該手段によりラッチされた信号を前記ラインバッファの
    リードイネーブル信号として出力する手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 用紙ジャム等の異常発生時に前記副走査画像領域信号を
    ネゲートする手段と、 該手段により副走査画像領域信号がネゲートされてから
    前記ライン同期信号をカウントするライン同期カウンタ
    と、 該カウンタのカウント値が予め設定されたカウント値に
    達した時に前記副走査画像領域信号のネゲートを解除す
    る手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記副走査画像領域信号が入力した時から前記ライン同
    期信号又は前記ポリゴン同期信号をカウントするライン
    数カウンタと、 該カウンタのカウント値が予め設定した第1の閾値に達
    した時に前記副走査画像領域信号をノンアクティブに
    し、前記第1の閾値より大きく設定した第2の閾値に達
    した時に前記副走査画像領域信号をアクティブにする手
    段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
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