JP2717282B2 - 原稿読取装置の制御方法 - Google Patents

原稿読取装置の制御方法

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JP2717282B2 JP24903188A JP24903188A JP2717282B2 JP 2717282 B2 JP2717282 B2 JP 2717282B2 JP 24903188 A JP24903188 A JP 24903188A JP 24903188 A JP24903188 A JP 24903188A JP 2717282 B2 JP2717282 B2 JP 2717282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原稿搬送型の原稿読取装置の制御方法に関
する。
[従来の技術] 画像処理装置などに、原稿画像のデータを入力するも
のとして、原稿読取装置が広く使用されている。
この原稿読取装置は、ラインイメージセンサを用いて
主走査方向の画像走査を行なうとともに、その主走査方
向の画像読取に同期して主走査位置を1ステップずつ移
動させることで副走査を行ない、原稿に記録されている
画像を走査し、画像データを形成している。
また、副走査の機構としては、読取光学系を固定し、
原稿を副走査方向に移動して副走査を行なうものが、副
走査機構を小型化できるので、小型の原稿読取装置に用
いられている。
[発明が解決しようとする課題] さて、一般に、画像データは非常に情報量が大きくな
るため、原稿読取装置が読み取った画信号を入力する画
情報処理装置が一度に大量の画像データを取り込めない
場合には、原稿読取装置から画情報処理装置への画信号
の転送を一時的に中断する必要がある。
このように、画信号の転送を中断するとき、副走査方
向への原稿搬送を停止し、画像の読取動作も中断する
と、原稿搬送が間欠的に行なわれる。
通常、原稿搬送機構の動力源としてはステップモータ
が使用されており、原稿搬送はオープンループで行なわ
れている。したがって、このように原稿搬送を間欠的に
行なうと、停止位置が不確実となり、読取原稿が副走査
方向に伸びたり縮んだりするという不都合を生じる。
このような不都合を解消するものとしては、従来、例
えば、1ページ分の読取画信号を記憶できるような大容
量のバッファメモリを備え、画情報処理装置が画信号の
転送を中断しているときには、この読取画信号をバッフ
ァメモリに蓄積するものや、副走査方向の読取位置を位
置センサで検出し、その検出位置をフィードバックして
読取位置をクローズループで制御するものがあった。
しかしながら、この前者の従来装置では、非常に大き
いバッファメモリを必要とするため、メモリコストが大
きく、原稿読取装置が高価になるという不都合を生じて
いた。
また、後者の従来装置では、副走査の位置をフィード
バック制御しているため、制御処理が複雑となり、ま
た、精度よく読取位置を制御することが困難であるとい
う不都合を生じていた。
本発明は、このような従来技術の課題を解決し、画質
劣化を防止でき、安価な装置を実現できる原稿読取装置
の制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、読取画信号を複数ライン分記憶するライン
バッファを備え、このラインバッファへの読取画信号の
入力とラインバッファから読み出した画信号の外部装置
への転送を並列的に行なうとともに、ラインバッファの
空き容量に基づいて主走査間隔における副走査方向の移
動距離および主走査により得られた画信号の入力/破棄
を制御する一方、ラインバッファの空き容量が規定値よ
りも少ないときには、入力/破棄ラインの画信号に基づ
いて入力ラインの画信号を合成するものである。
[作用] したがって、ラインバッファに必要なメモリの容量が
小さいために装置コストを低減でき、また、停止時ある
いは始動時など、原稿搬送が不安定になっているとき、
そのときの原稿搬送速度に応じたライン数の画信号か
ら、1ライン分の画信号を形成しているので、画像の劣
化を防止することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる原稿読取装置の
読取系を示している。
同図において、読取原稿1は、その画像面を下に向け
た状態で、コンタクトガラス2をはさんで副走査の前後
方向に配置されている搬送ローラ対3,4により、副走査
方向に搬送される。
コンタクトガラス2の下側には、画像の読取位置で原
稿面を照明する光源5が配置されており、読取位置にお
ける原稿画像は、鏡6により反射され、レンズ7により
縮小さてラインイメージセンサ8に結像される。
そして、このラインイメージセンサ8の読取動作と、
搬送ローラ対3,4による読取原稿1の搬送動作を同期す
ることにより、読取原稿1の画像が、ライン単位に読み
取られる。
第2図は、本発明の位置実施例にかかる原稿読取装置
の制御系を示している。
同図において、センサ駆動部10は、ラインイメージセ
ンサ8の読取動作を制御するものであり、ラインイメー
ジセンサ8から入力した1ライン分のアナログ画信号AV
は、このセンサ駆動部10から画信号処理部11に出力され
る。
画信号処理部11は、センサ駆動部10より入力したアナ
ログ画信号AVに所定の画像補正処理演算を適用するとと
もに、その演算後のアナログ画信号AVを所定ビット数の
デジタル画信号DVに変換するものであり、そのデジタル
画信号DVは、一旦ローカルラインバッファ12に蓄積さ
れ、このローカルラインバッファ12から読み出されてラ
インバッファ制御部13に出力される。
さらに、画信号処理部11は、ローカルラインバッファ
12に蓄積しているデジタル画信号DVと、あらたに入力し
たアナログ画信号AVを変換して形成した次のラインのテ
ジタル画信号DVを合成し、1つのラインのデジタル画信
号DVを形成して、その合成後のデジタル画信号DVを記憶
する、信号合成機能を備えている。
この信号合成機能には、2つのモードがあり、そのい
ずれかを指定することができる。その1つのモードは、
2つのデジタル画信号DVを画素に比較してより大きい値
のデジタル画信号DVを選択し、その選択したデジタル画
信号DVをローカルラインバッファ12に蓄積する画素比較
モードである。また、他の1つのモードは、2つのデジ
タル画信号DVの平均値を画素ごとに算出し、その平均値
をローカルラインバッファ12に蓄積する画素平均モード
である。
ラインバッファ制御部13は、画信号処理部11より入力
したデジタル画信号DVを複数ライン数の容量をもつライ
ンバッファ14に順次蓄積するとともに、ラインバッファ
14に蓄積しているデジタル画信号DVを読み出して、外部
インタフェース回路15に転送するものである。また、こ
の場合、ラインバッファ14は、4ライン分のデジタル画
信号DVを蓄積できる容量を備えている。
外部インタフェース回路15は、この原稿読取装置を用
いて画信号を入力する外部装置と種々のデータ転送を行
なうためのものであり、外部装置よりデータ転送要求を
受けると、主制御部16に割込み信号ICを出力する。
タイマ回路17は、ラインイメージセンサ8の主走査時
間間隔で割込み信号IAを発生するとともに、この割込み
信号IAの1/2の周期で割込み信号IBを発生するものであ
り、これらの割込み信号IA,ICは、主制御部16に出力さ
れている。
モータ駆動回路18は、搬送ローラ対3,4を駆動するス
テップモータ19を駆動するものであり、主制御部16より
ステップモータ駆動が指令されるたびに、ステップモー
タ19を1ステップ駆動する。また、この場合、ステップ
モータ19が1ステップ動作すると、読取原稿1は、副走
査方向に、読取ライン間隔の1/2の距離移動する。すな
わち、この場合、ステップモータ19が2次ステップ動作
すると、読取原稿1が副走査方向に1ライン分移動す
る。
光源駆動回路20は、光源5を点灯するものであり、主
制御部16より光源5の点灯が指令されると、光源5を点
灯駆動する。
主制御部16は、この原稿読取装置の動作を制御するた
めのものであり、基本的には、割込み信号IAが入力され
ると、センサ駆動部10に主走査同期信号LSを出力し、モ
ータ駆動回路18にステップモータ19の1ステップ駆動を
指令し、画信号処理部11に1ライン分の画信号の読み取
りを指令する。また、割込み信号IBが入力されると、モ
ータ駆動回路18にステップモータ19の1ステップ駆動を
指令し、割込み信号ICが入力位されると、ラインバッフ
ァ制御部13に、ラインバッファ14に蓄積されているデー
タのうち最も古いラインのデータ読み出しを指令すると
ともに、その読み出したデータを外部インタフェース回
路15に転送する。
なお、割込み信号の優先度は、割込み信号IAが最も高
く、割込み信号IBが次に高く、割込み信号ICが最も低く
なるように設定されており、また、割込み信号IBは禁止
可能である。また、外部インタフェース回路15へのデー
タ転送の速度は、画信号処理部11からラインバッファ制
御部13へのデータ転送のほぼ2倍である。
以上の構成で、外部装置からのデータ要求が連続して
出されているときの動作を説明する。
すなわち、第3図(a)〜(n)に示すように、主制
御部16は、割込み信号IA,IB,ICのいずれかが発生するこ
とを検出しており、割込み信号ICが入力されると、主制
御部16は、割込み信号ICが出力されたことを記憶するた
めの割込みフラグをセットする。
また、割込み信号IAが入力されると、まず、主走査同
期信号LSを出力すると同時にステップモータ19の1ステ
ップ駆動をモータ駆動回路18に指令する。これにより、
センサ駆動部10は、(k+1)ライン目の画像読取の動
作を開始するとともに、モータ駆動回路18は、ステップ
モータ19を1ステップ駆動する。また、主制御部16は、
モータ駆動回路18へのステップ駆動の指令を終了する
と、その時点でのラインバッファ14の空きライン数(以
下、ラインバッファ状態ともいう)チェックする。
この場合には、画信号処理部11からラインバッファ制
御部13へのデータ転送と、ラインバッファ14から外部イ
ンタフェース回路15へのデータ転送が並列的に行なわれ
るので(後述)、ラインバッファ14にデータが蓄積しな
い状態となり、その結果、ラインバッファ14の空きライ
ン数が「4」となる。
これにより、主制御部16は、画信号処理部11にデータ
読み取りを指令するとともに、ラインバッファ制御部13
にデータ入力イネーブルを出力して画信号処理部11から
出力されるデジタル画信号DVを入力するように指令す
る。
したがって、主走査同期信号LSが出力されてから所定
時間を経過し、センサ駆動部10から出力された(k+
1)ライン目のアナログ画信号AVは、画信号処理部11に
入力され、画信号処理部11は、その入力した(k+1)
ライン目のアナログ画信号AVに所定の画像処理を加え、
デジタル画信号DVに変換した状態で、ローカルラインバ
ッファ12に蓄積すると同時に、そのときにローカルライ
ンバッファ12に蓄積していたkライン目のデジタル画信
号DVを順次読み出して、ラインバッファ制御部13に出力
する。
ラインバッファ制御部13は、画信号処理部11より出力
されるデジタル画信号DVを入力して順次ラインバッファ
14に蓄積する。
また、主制御部16は、ラインバッファ制御部13にデー
タ入力イネーブルを出力した直後に、割込みフラグがセ
ットされているかどうかを調べ、このときには、セット
されているので、ラインバッファ制御部13にデータ読み
出しを指令するとともに、ラインバッファ制御部13から
の読み出しデータの外部インタフェース回路15への転送
処理を起動する。
これにより、ラインバッファ制御部13は、そのときラ
インバッファ14に蓄積したデジタル画信号DVを順次読み
出し、その読み出されたデジダル画信号DVは、外部イン
タフェース回路15に順次転送される。
このとき、外部インタフェース回路15へのデータ転送
が指令されたときには、ラインバッファ14に蓄積されて
いるデジタル画信号DVがわずかであり、また、外部イン
タフェース回路15へのデータ転送速度が、画信号処理部
11からラインバッファ制御部13へのデータ転送速度の2
倍程度になっているので、ラインバッファ制御部13は、
ラインバッファ14からのデータ読み出しをごく短時間で
終了し、その後、ラインバッファ制御部13は、画信号処
理部11から転送されてくるデジタル画信号DVはラインバ
ッファ14に蓄積せずに、直接、外部インタフェース回路
15に転送する。
したがって、外部インタフェース回路15には、kライ
ン目のデジタル画信号DVが転送され、外部装置に出力さ
れる。
このデジタル画信号DVの転送の途中で、割込み信号IB
が発生し、これにより、主制御部16は、モータ駆動回路
18に1ステップ駆動を指令する。それによって、モータ
駆動回路18はステップモータ19を1ステップ駆動する。
その結果、読取原稿1は、次の割込み信号IAが発生す
るまでの間に、前の割込み信号IAが発生してから1ライ
ン間隔の距離を移動し、それにより、ラインイメージセ
ンサ8の読み取りラインが次のライン(k+2)ライン
目)に移動する。
また、割込みフラグは、外部インタフェース回路15へ
のデータ転送を起動した直後にリセットされる。
このようにして、1ライン分の画像読み取り、およ
び、1ライン分のデジタル画信号DVの外部インタフェー
ス回路15への転送が行なわれる。
外部装置は、1ライン分のデジタル画信号DVの入力を
完了すると、若干の時間をおいて、再度データ転送要求
を出力する。
このように、外部装置からのデータ転送要求が連続し
て行なわれるときには、上述の動作が繰返し行なわれ、
それにより、デジタル画信号DVはラインバッファ14に蓄
積されることなく、外部インタフェース回路15から外部
装置へと順次転送される。
ここで、例えば、mライン目の読み取りを終了した時
点で、外部装置からのデータ転送要求が停止したことを
考える。
すなわち、上記と同様にして、mライン目までは、割
込み信号ICが加えられているが、(m+1)ライン目か
ら加えられなくなると、原稿読み取りが進むにつれて、
ラインバッファ14の空きライン数が徐々に少なくなる。
このとき、主制御部16は、第4図(a)〜(n)に示
すように、ラインバッファ14の空きライン数に応じて、
徐々にステップモータ19の駆動を停止するとともに、読
み取り動作を停止する。
すなわち、この場合、上述と同様にして、空きライン
数が「4」になっているときには、画信号処理部11のデ
ータ読み取り指令を行うとともにラインバッファ制御部
13にデータ入力イネーブルを指令し、また、割込み信号
IBの発生タイミングでステップモータ19を1ステップ駆
動する。
したがって、外部装置からのデータ転送要求が停止し
てから1回目の割込み信号IAが発生したときには、外部
インタフェース回路15に転送されなかった(m+1)ラ
イン目のデジタル画信号DVがラインバッファ14に蓄積さ
れるとともに、(m+2)ライン目のアナログ画信号AV
が画信号処理部11に入力される。また、これによって、
ラインバッファ14の空きライン数が「3」になる。
主制御部16は、外部装置からのデータ転送要求が停止
してから2回目の割込み信号IAが発生すると、主走査制
御信号LSを出力し、ステップモータ19を1ステップ駆動
し、画信号処理部11にデータ読み取り指令を出力し、ラ
インバッファ制御部13にデータ入力イネーブルを指令
し、空きライン数が「3」になったことを検出する。ま
た、この時点では、ラインイメージセンサ8の読取位置
は、1つ前の割込み信号IAが発生した時点から搬送方向
に1ライン間隔の距離移動している。
このように、空きライン数が「3」になったことを検
出すると、主制御部16は、割込み信号IBの入力を禁止し
(禁止した信号には、×印を付加している)、また、次
に外部装置からのデータ転送要求が停止してから3回目
の割込み信号IAが発生したときには、画信号処理部11に
データ読み取り指令を行なわないとともに、ラインバッ
ファ制御部13にデータ入力イネーブルを指令しない。
したがって、外部装置からのデータ転送要求が停止し
てから3回目の割込み信号IAが発生するまでの間に、
(m+3)ライン目のアナログ画信号AVが画信号処理部
11に入力されるとともに、(m+2)ライン目のデジタ
ル画信号DVがラインバッファ14に蓄積される。
主制御部16は、外部装置からのデータ転送要求が停止
してから3回目の割込み信号IAが発生すると、主走査同
期信号LSを出力するとともに、ステップモータ19を1ス
テップ駆動し、また、その直後に、ラインバッファ14の
空きライン数「2」を1回目検出する。また、このとき
には、ラインイメージセンサ1の読取位置は、1つ前の
割込み信号IAが発生してからライン間隔の1/2の距離副
走査方向に移動している。
このようにして、ラインバッファ14の空きライン数
「2」を1回目検出したときには、主制御部16は、割込
み信号IBの入力を禁止する。
したがって、外部装置からのデータ転送要求が停止し
てから4回目の割込み信号IAが発生するまでの間では、
画信号処理部11にはアナログ画信号AVが入力されず、ま
た、ラインバッファ14にあらたにデータが蓄積されな
い。
そして、主制御部16は、外部装置からのデータ転送要
求が停止してから4回目の割込み信号IAが発生すると、
主走査同期信号LSを出力し、ステップモータ19を1ステ
ップ駆動し、画信号処理部11にデータ読み取りを指令
し、ラインバッファ制御部13にデータ入力イネーブルを
指令し、ラインバッファ14の空きライン数「2」を2回
目検出する。
このように、主制御部16は、ラインバッファ14の空き
ライン数「2」を2回目検出すると、次に外部装置から
のデータ転送要求が停止してから5回目の割込み信号IA
が発生したときには、画信号処理部11にデータ読み取り
指令を行なわないとともに、ラインバッファ制御部13に
データ入力イネーブルを指令しない。
また、このときには、ラインイメージセンサ8の読取
位置は1つ前の割込み信号IAが発生した時点から搬送方
向にライン間隔の1/2の距離移動しており、したがっ
て、センサ駆動部10からは、画信号処理部11が直前に入
力してから次のラインのアナログ画信号AVが出力され、
それにより、外部装置からのデータ転送要求が停止して
から5回目の割込み信号IAが発生するまでの間に、(m
+4)ライン目のアナログ画信号AVが画信号処理部11に
入力されるとともに、(m+3)ライン目のデジタル画
信号DVがラインバッファ14に蓄積される。
主制御部16は、外部装置からのデータ転送要求が停止
してから5回目の割込み信号IAが発生すると、主走査同
期信号LSを出力するとともに、ステップモータ19を1ス
テップ駆動し、また、その直後に、ラインバッファ14の
空きライン数「1」を1回目検出する。また、このとき
には、ラインイメージセンサ1の読取位置は、1つ前の
割込み信号IAが発生してからライン間隔の1/2の距離副
走査方向に移動している。
このようにして、ラインバッファ14の空きライン数
「1」を1回目検出したときには、主制御部16は、割込
み信号IBの入力を禁止する。
したがって、外部装置からのデータ転送要求が停止し
てから6回目の割込み信号IAが発生するまでの間では、
画信号処理部11にはアナログ画信号AVが入力されず、ま
た、ラインバッファ14にあらたにデータが蓄積されな
い。
そして、主制御部16は、外部装置からのデータ転送要
求が停止してから6回目の割込み信号IAが発生すると、
主走査同期信号LSを出力し、ステップモータ19を1ステ
ップ駆動し、画信号処理部11に信号合成機能を指定した
状態でデータ読み取りを指令し、ラインバッファ制御部
13にデータ入力イネーブルを指令し、ラインバッファ14
の空きライン数「1」を2回目検出する。
このように、主制御部16は、ラインバッファ14の空き
ライン数「1」を2回目検出すると、次に外部装置から
のデータ転送要求が停止してから7回目の割込み信号IA
が発生したときには、主走査同期信号LSを出力せず、ス
テップモータ19を駆動せず、画信号処理部11にデータ読
み取り指令を行なわず、ラインバッファ制御部13にデー
タ入力イネーブルを指令しない。
また、このときには、ラインイメージセンサ8の読取
位置は1つ前の割込み信号IAが発生した時点から搬送方
向にライン間隔の1/2の距離移動しており、したがっ
て、センサ駆動部10からは、画信号処理部11が直前に入
力してから次のラインのアナログ画信号AVが出力され
る。それにより、外部装置からのデータ転送要求が停止
してから7回目の割込み信号IAが発生するまでの間に
は、(m+5)ライン目のアナログ画信号AVが画信号処
理部11に入力されるとともに、(m+4)ライン目のデ
ジタル画信号DVがラインバッファ14に蓄積される。ま
た、このときローカルラインバッファ12に蓄積される
(m+5)ライン目のデジタル画信号DVは、上述した信
号合成機能により、(m+4)ライン目のデジタル画信
号DVと画素単位に合成された内容となる。
このようにして、外部装置からのデータ転送要求が停
止されると、ラインバッファ14の空きライン数に応じ、
読取原稿1の搬送速度が徐々に減速されて停止されると
ともに、ラインイメージセンサ8の読み取り動作も停止
される。
これ以降、主制御部16は、外部装置よりデータ転送要
求の出力が再開されて、外部インタフェース回路15より
割込み信号ICが出力されるまで、待機する。
この待機状態では、ラインバッファ14には(m+1)
〜(m+4)ライン目のデジタル画信号DVが蓄積され、
画信号処理部11のローカルラインバッファ12には、(m
+4)ライン目のデジタル画信号DVと合成された(m+
5)ライン目のデジタル画信号DVが蓄積されている。
通常、読取原稿1が停止する直前の状態で読み取った
(m+5)ライン目の画信号は、読取原稿1の搬送が等
速でなくて不安定な状態であるため、読取位置の誤差が
ある程度大きくなるが、本実施例では、画信号処理部11
の信号合成機能を用い、直前の(m+4)ライン目の画
信号と合成しているので、その読取位置の誤差を補正す
ることができ、画質劣化を防止することができる。
さて、この状態で、外部装置からのデータ転送要求が
再開されると、第5図(a)〜(n)に示すように、割
込み信号ICが外部インタフェース回路15から主制御部16
に出力され、それにより、割込みフラグがセットされ
る。
これにより、主制御部16は、ラインバッファ制御部13
にデータ読み出しを指令するとともに、ラインバッファ
制御部13からの読み出しデータの外部インタフェース回
路15への転送処理を起動し、次の割込み信号ICの検出に
備えて、割込みフラグをリセットする。
これにより、ラインバッファ制御部13は、そのときラ
インバッファ14の蓄積している最も古い(m+1)ライ
ン目のデジタル画信号DVを順次読み出し、その読み出さ
れたデジタル画信号DVは、外部インタフェース回路15に
順次転送される。
それにより、外部装置には、(m+1)ライン目のデ
ジタル画信号DVが出力される。
ここで、ラインバッファ制御部13から外部インタフェ
ース回路15へのデータ転送は、独立して行なわれ、ま
た、外部装置は、1ライン分のデジタル画信号DVを入力
すると、その直後に次のラインのデータ転送要求を出力
するので、ラインバッファ14に蓄積された4ライン分の
デジタル画信号DVは、外部装置の独立した動作により、
順次読み出される。
一方、主制御部16は、ラインバッファ14の空きライン
数が「1」になったことを1回目検出すると、上述と同
様にして、割込み信号IBの入力を禁止した状態で割込み
信号IAが発生するまで待つ。
そして、外部装置のデータ転送要求が再開されて1回
目の割込み信号IAを検出すると、主走査同期信号LSを出
力するとともにステップモータ19を1ステップ駆動し、
その後に、ラインバッファ14の空きライン数を検出す
る。
ところで、上述のように、ラインバッファ制御部13か
ら外部インタフェース回路15へのデータ転送速度は、画
信号処理部11からラインバッファ制御部13へのデータ転
送速度のほぼ2倍であり、また、ラインバッファ14に蓄
積されているデジタル画信号DVの外部装置への読み出し
は独立して行なわれているので、この場合、外部装置の
データ転送要求が再開されて1回目の割込み信号IAの直
後のラインバッファ14の空きライン数は「2」になって
おり、それにより、その時点で、主制御部16は、空きラ
イン数「2」を1回目検出する。
したがって、主制御部16は、上述と同様に、割込み信
号IBの入力を禁止した状態で、割込み信号IAの発生を待
ち、外部装置のデータ転送要求が再開されてから2回目
の割込み信号IAが発生すると、主走査同期信号LSを出力
し、ステップモータ19を1ステップ駆動し、画信号処理
部11にデータ読み取りを指令し、ラインバッファ制御部
13にデータ入力イネーブルを指令し、ラインバッファ14
の空きライン数を検出する。このとき、上述と同様の理
由により、空きライン数が「4」となっている。
また、このとき、外部装置のデータ転送要求が再開さ
れてから、ステップモータ19が2ステップ駆動されてお
り、センサ駆動部10からは、画信号処理部11が直前に入
力してから次のラインのアナログ画信号AVが出力され、
それにより、外部装置からのデータ転送要求が再開して
から3回目の割込み信号IAが発生するまでの間に、(m
+6)ライン目のアナログ画信号AVが画信号処理部11に
入力されるとともに、そのときにローカルラインバッフ
ァ12に蓄積されている(m+4)ライン目のデジタル画
信号DVと合成された(m+5)ライン目のデジタル画信
号DVがラインバッファ制御部13に出力される。
一方、このときには、外部装置は、ラインバッファ14
に蓄積されていたデジタル画信号DVの読み出しを完了し
ていて、次のラインのデジタル画信号DVの転送を待機し
ている状態であり、割込みフラグがセットされている。
したがって、主制御部16は、ラインバッファ制御部13
にデータ入力イネーブルを指令した直後に、ラインバッ
ファ制御部13にデータ読み出しを指令するとともに、ラ
インバッファ制御部13からの読み出しデータの外部イン
タフェース回路15への転送処理を起動する。
これにより、上述と同様にして、ラインバッファ制御
部13が入力した(m+5)ライン目のデジタル画信号DV
は、ラインバッファ14に蓄積されることなく、外部イン
タフェース回路15に順次転送される。
また、外部装置がデータ転送要求を再開してから2回
目の割込み信号IAが発生した直後に、ラインバッファ14
の空きライン数「4」を検出すると、主制御部16は、割
込み信号IBの入力禁止を解除し、それ以降には、第3図
(a)〜(n)に示したと同様の動作を繰返し行なう。
このようにして、外部装置からのデータ転送要求が再
開されると、ラインバッファ14に蓄積されているデジタ
ル画信号DVが順次読み出されるとともに、読取原稿1の
搬送およびラインイメージセンサ8の読み取り動作が再
開される。
このようにして、本実施例では、ラインバッファ14の
空きライン数に応じ、ステップモータ19の駆動と、読み
取った画信号の入力を制御しているので、外部装置から
のデータ転送要求の状態に応じた画像読み取りを行なう
ことができる。したがって、ラインバッファ14に必要な
記憶容量をごく数ラインにまで減少することができるの
で、1ページのバッファメモリを備える場合に比べて、
コスト的に有利となる。
また、主制御部16の制御内容も、ラインイメージセン
サの読取位置を検出してフィードバック制御する場合に
比べて、格段に簡単なものとなり、そのためのコストも
安くてすむ。
さらに、読取原稿1の搬送が停止する直前には、2ラ
インを1つのラインに合成することで、読取位置の誤差
を抑制しているので、読取画像の画質劣化を防止するこ
とができる。
したがって、本実施例では、読取画像の劣化が少ない
画像読取装置を、安価に実現することができる。
このような画像読み取り動作を行なうときの主制御部
16の処理例を、第6図(a)〜(d)に示す。
なお、以下の処理において、ラインカウンタnは、読
み取りラインの位置を管理するものであり、前ライン状
態ST1は前回割込み信号IAが発生したときのラインバッ
ファ14の空きライン数を記憶するものであり、前ライン
状態ST2は、前前回に割込み信号IAが発生したときのラ
インバッファ14の空きライン数を記憶するものである。
主制御部16は、この処理を開始する前に、まず、ライ
ンカウンタnを0にクリアし、かつ、前ライン状態ST1,
ST2に「4」を代入して、それぞれを初期設定してお
く。
その状態で、ラインバッファ14の空きライン数を検査
し(処理101)、空きライン数が「0」であるか、
「1」であるか、「2」であるか、「3」であるか、
「4」であるかを調べる(判断102,103,104,105)。
空きライン数が「4」の場合、判断105の結果がNOと
なり、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の内容を代入
し、前ライン状態ST1に「4」を代入して前ライン状態S
T1,ST2を更新し(処理106)、割込み信号IBの入力の禁
止を解除し(処理107)、ラインバッファ制御部13に対
するラインバッファデータ入力イネーブル指令をオンす
る(処理108)。
そして、割込み信号IC,IB,IAのいずれかが発生するの
を待ち(判断109,110,111のNOループ)、割込み信号IC
を検出すると(判断109の結果がYES)、ラインバッファ
制御部13がラインバッファ14からデータを読み出す処理
を起動するとともに(処理112)、ラインバッファ制御
部13から出力されたデジタル画信号DVを外部インタフェ
ース回路15に転送するデータ転送処理を起動する(処理
113)。また、処理113を終了すると、判断110に移行す
る。
判断110の結果がYESになると、ステップモータ駆動回
路18に、ステップモータ19を1ステップ駆動するように
指令する(処理114)。また、処理114を終了すると、判
断111に移行する。
判断111の結果がYESになると、主走査同期信号LSを生
成してセンサ駆動部10に出力し(処理115)、ステップ
モータ駆動回路18にステップモータ19を1ステップ駆動
するように指令し(処理116)、画信号処理部13にデー
タ読み取りを指令し(処理117)、ラインカウンタnを
インクリメントする(処理118)。
そして、そのときのラインカウンタnの値に基づい
て、読み取りを終了したかどうかを判断し(判断11
9)、判断119の結果がNOになるときには、処理101に戻
って次のラインの読み取りを行なう。また、判断119の
結果がYESになるときには、この読み取り処理を終了す
る。
ラインバッファ14の空きライン数が「3」の場合に
は、判断105の結果がYESになる。
この場合、まず、前ライン状態ST1を検査し(処理12
0)、前ライン状態ST1が「3」になっているかどうかを
調べる(判断121)。
判断121の結果がNOになるときには、ラインバッファ1
4の空きライン数が「3」になって1回目の場合なの
で、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入し、
前ライン状態ST1に「3」を代入して前ライン状態ST1,S
T2を更新し(処理122)、割込み信号IBの入力を禁止し
(処理123)、ラインバッファ制御部13に対するライン
バッファデータ入力イネーブル指令をオフする(処理12
4)。
そして、割込み信号IC,IAのいずれかが発生するのを
待ち(判断125,126のNOループ)、割込み信号ICを検出
すると(判断125の結果がYES)、ラインバッファ制御部
13がラインバッファ14からデータを読み出す処理を起動
するとともに(処理127)、ラインバッファ制御部13か
ら出力されたデジタル画信号DVを外部インタフェース回
路15に転送するデータ転送処理を起動する(処理12
8)。また、処理128を終了すると、判断126に移行す
る。
判断126の結果がYESになると、主走査同期信号LSを生
成してセンサ駆動部10に出力し(処理129)、ステップ
モータ駆動回路18にステップモータ19を1ステップ駆動
するように指令して(処理130)、判断119に移行する。
また、判断121の結果がYESになるときには、ラインバ
ッファ14の空きライン数が「3」になって2回目の状態
なので、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入
し、前ライン状態ST1に「3」を代入して前ライン状態S
T1,ST2を更新し(処理131)、処理107に移行してそれ以
降の処理を実行する。
ラインバッファ14の空きライン数が「2」の場合に
は、判断104の結果がYESとなる。
この場合、まず、前ライン状態ST1を検査し(処理13
2)、前ライン状態ST1が「2」になっているかどうかを
調べる(判断133)。
判断133の結果がNOになるときには、ラインバッファ1
4の空きライン数が「2」になって1回目の場合なの
で、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入し、
前ライン状態ST1に「2」を代入して前ライン状態ST1,S
T2を更新し(処理134)、割込み信号IBの入力を禁止し
(処理135)、ラインバッファ制御部13に対するライン
バッファデータ入力イネーブル指令をオンする(処理13
6)。
そして、割込み信号IC,IAのいずれかが発生するのを
待ち(判断137,138のNOループ)、割込み信号ICを検出
すると(判断137の結果がYES)、ラインバッファ制御部
13がラインバッファ14からデータを読み出す処理を起動
するとともに(処理139)、ラインバッファ制御部13か
ら出力されたデジタル画信号DVを外部インタフェース回
路15に転送するデータ転送処理を起動する(処理14
0)。また、処理140を終了すると、判断138に移行す
る。
判断138の結果がYESになると、主走査同期信号LSを生
成してセンサ駆動部10に出力し(処理141)、ステップ
モータ駆動回路18にステップモータ19を1ステップ駆動
するように指令し(処理142)、画信号処理部13にデー
タ読み取りを指令して(処理117)前ライン状態ST2が
「1」になっているかどうかを調べる(判断144)。
判断144の結果がYESになるときには、ラインバッファ
14の空きライン数が増加している状態なので、ラインカ
ウンタnをインクリメントし(処理145)、判断119に移
行する。また、判断144の結果がNOになるときには、処
理145を実行せずに、判断119に移行する。
また、判断133の結果がYESになるときには、ラインバ
ッファ14の空きライン数が「2」になって2回目の状態
なので、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入
し、前ライン状態ST1に「2」を代入して前ライン状態S
T1,ST2を更新し(処理146)、割込み信号IBの入力を禁
止し(処理147)、ラインバッファ制御部13に対するラ
インバッファデータ入力イネーブル指令をオフする(処
理148)。
そして、割込み信号IC,IAのいずれかが発生するのを
待ち(判断149,150のNOループ)、割込み信号ICを検出
すると(判断149の結果がYES)、ラインバッファ制御部
13がラインバッファ14からデータを読み出す処理を起動
するとともに(処理151)、ラインバッファ制御部13か
ら出力されたデジタル画信号DVを外部インタフェース回
路15に転送するデータ転送処理を起動する(処理15
2)。また、処理152を終了すると、判断150に移行す
る。
判断150の結果がYESになると、主走査同期信号LSを生
成してセンサ駆動部10に出力し(処理153)、ステップ
モータ駆動回路18にステップモータ19を1ステップ駆動
するように指令し(処理154)、前ライン状態ST2が
「2」になっているかどうかを調べる(判断155)。
判断155の結果がYESになるときには、ラインバッファ
14の空きライン数が減少傾向にある状態なので、ライン
カウンタnをインクリメントし(処理156)、判断119に
移行する。また、判断155の結果がNOになるときには、
処理156を実行せずに、判断119に移行する。
ラインバッファ14の空きライン数が「1」の場合に
は、判断103の結果がYESとなる。
この場合、まず、前ライン状態ST1を検査し(処理15
7)、前ライン状態ST1が「1」になっているかどうかを
調べる(判断158)。
判断133の結果がNOになるときには、ラインバッファ1
4の空きライン数が「1」になって1回目の場合なの
で、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入し、
前ライン状態ST1に「1」を代入して前ライン状態ST1,S
T2を更新し(処理159)、割込み信号IBの入力を禁止し
(処理160)、画信号処理部11に信号合成機能をオンす
るように指令し(処理161)ラインバッファ制御部13に
対するラインバッファデータ入力イネーブル指令をオン
する(処理162)。
そして、割込み信号IC,IAのいずれかが発生するのを
待ち(判断163,164のNOループ)、割込み信号ICを検出
すると(判断163の結果がYES)、ラインバッファ制御部
13がラインバッファ14からデータを読み出す処理を起動
するとともに(処理165)、ラインバッファ制御部13か
ら出力されたデジタル画信号DVを外部インタフェース回
路15に転送するデータ転送処理を起動する(処理16
6)。また、処理166を終了すると、判断164に移行す
る。
判断164の結果がYESになると、主走査同期信号LSを生
成してセンサ駆動部10に出力し(処理167)、前ライン
状態ST2が「0」になっているかどうかを調べる(判断1
68)。
判断168の結果がYESになるときには、ステップモータ
駆動回路18にステップモータ19を1ステップ駆動するよ
うに指令し(処理169)、判断168の結果がNOになるとき
には、画信号処理部13にデータ読み取りを指令する(処
理170)。処理169,170を終了すると、判断119に移行す
る。
また、判断158の結果がYESになるときには、ラインバ
ッファ14の空きライン数が「1」になって2回目の場合
なので、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を代入
し、前ライン状態ST1に「1」を代入して前ライン状態S
T1,ST2を更新し(処理171)、割込み信号IBの入力を禁
止し(処理172)、画信号処理部11に信号合成機能をオ
ンするように指令し(処理173)、ラインカウンタnを
インクリメントし(処理174)、ラインバッファ制御部1
3に対するラインバッファデータ入力イネーブル指令を
オフする(処理175)。
そして、割込み信号ICが発生するのを待ち(判断176
のNOループ)、割込み信号ICを検出すると(判断176の
結果がYES)、ラインバッファ制御部13がラインバッフ
ァ14からデータを読み出す処理を起動するとともに(処
理177)、ラインバッファ制御部13から出力されたデジ
タル画信号DVを外部インタフェース回路15に転送するデ
ータ転送処理を起動し(処理178)、処理101に戻る。
また、ラインバッファ14の空きライン数が「0」の場
合、判断102の結果がYESとなる。
この場合、前ライン状態ST2に前ライン状態ST1の値を
代入し、前ライン状態ST1に「0」を代入して前ライン
状態ST1,ST2を更新し(処理180)、割込み信号IBの入力
を禁止し(処理181)、ラインバッファ制御部13に対す
るラインバッファデータ入力イネーブル指令をオフする
(処理182)。
そして、割込み信号ICが発生するのを待ち(判断183
のNOループ)、割込み信号ICを検出すると(判断183の
結果がYES)、ラインバッファ制御部13がラインバッフ
ァ14からデータを読み出す処理を起動するとともに(処
理184)、ラインバッファ制御部13から出力されたデジ
タル画信号DVを外部インタフェース回路15に転送するデ
ータ転送処理を起動し(処理185)、処理101に戻る。
なお、この処理例は、単純にラインバッファ14の空き
ライン数が単純に増加/減少する場合に適用でき、例え
ば、外部装置からのデータ転送要求が間欠的に行なわれ
てラインバッファ14の空きライン数が一時的に保持され
るような場合には、適宜に修正する必要が生じることも
ある。
ところで、上述した実施例では、ラインバッファの記
憶容量を、4ライン分のデジタル画信号DVを蓄積できる
値に設定しているが、この記憶容量の大きさは、これに
限ることはない。
また、上述した実施例において、1つのデジタル画信
号のビット数は、例えば、8ビットに設定することがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、読取画信号を
複数ライン分記憶するラインバッファを備え、このライ
ンバッファへの読取画信号の入力とラインバッファから
読み出した画信号の外部装置への転送を並列的に行なう
とともに、ラインバッファの空き容量に基づいて主走査
間隔における副走査方向の移動距離および主走査により
得られた画信号の入力/破棄を制御する一方、ラインバ
ッファの空き容量が規定値よりも少ないときには、入力
/破棄ラインの画信号に基づいて入力ラインの画信号を
合成している。したがって、ラインバッファに必要なメ
モリの容量が小さいために装置コストを低減でき、ま
た、停止時あるいは始動時など、原稿搬送が不安定にな
っているとき、そのときの原稿搬送速度に応じたライン
数の画信号から、1ライン分の画信号を形成しているの
で、画像の劣化を防止することができるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる原稿読取装置の光学
系の一例を示す概略構成図、第2図は本発明の一実施例
にかかる原稿読取装置の制御系の一例を示すブロック
図、第3図は通常の画像読取時の動作を説明するための
波形図、第4図は外部装置からのデータ転送要求が停止
した場合の動作を説明するための波形図、第5図は外部
装置からのデータ転送要求が再開された場合の動作を説
明するための波形図、第6図(a)〜(d)は主制御部
が実行する処理例を示すフローチャートである。 11……画信号処理部、12……ローカルラインバッファ、
13……ラインバッファ制御部、14……ラインバッファ、
15……外部インタフェース回路、16……主制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン単位の画像読取に同期して複数ステ
    ップ移動し読取原稿を副走査方向にライン間隔に対応し
    た距離搬送するとともに、その読み取った画信号を外部
    装置に順次転送する原稿読取装置の制御方法において、
    読取画信号を複数ライン分記憶するラインバッファを備
    え、このラインバッファへの読取画信号の入力とライン
    バッファから読み出した画信号の外部装置への転送を並
    列的に行なうとともに、ラインバッファの空き容量に基
    づいて主走査間隔における副走査方向の移動距離および
    主走査により得られた画信号の入力/破棄を制御する一
    方、ラインバッファの空き容量が規定値よりも少ないと
    きには、入力/破棄ラインの画信号に基づいて入力ライ
    ンの画信号を合成することを特徴とする原稿読取装置の
    制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8368967B2 (en) 2009-02-26 2013-02-05 Genesys Logic, Inc. Scanning controller, scanning apparatus and method for performing the scanning controller

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8368967B2 (en) 2009-02-26 2013-02-05 Genesys Logic, Inc. Scanning controller, scanning apparatus and method for performing the scanning controller

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