JPH11260458A - 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法 - Google Patents

防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法

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JPH11260458A
JPH11260458A JP10060099A JP6009998A JPH11260458A JP H11260458 A JPH11260458 A JP H11260458A JP 10060099 A JP10060099 A JP 10060099A JP 6009998 A JP6009998 A JP 6009998A JP H11260458 A JPH11260458 A JP H11260458A
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spacer
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    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子保持力及びゴム栓の防水性の向上と、部
品点数を削減して全体の低コスト化を図ることができる
小型で多極の防水コネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング11に複数の端子収
容室13を形成し、各端子収容室13に電線20を接続
した端子14を収容し、各端子収容室13と電線20と
をゴム栓18でシールした防水コネクタ10において、
コネクタハウジング11を、各端子収容室13を形成し
たインナハウジング12と、インナハウジング12を嵌
め込むアウタハウジング17と、インナハウジング12
の各端子収容室13に収容された端子14を保持するス
ペーサ28で構成し、アウタハウジング17の一壁部1
7cに電線挿通孔21を形成すると共に、一壁部17c
にゴム栓18が収容されるゴム栓収容凹部19を形成
し、スペーサ28のアウタハウジング17の各電線挿通
孔21に対向する位置に電線挿通孔33を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グと端子を接続した複数の電線との防水性を向上させた
小型で多極の防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防水コネクタとして、図8に示
す特公平5−65996号公報に開示されたものや、図
9に示す特開平7−263076号公報に開示されたも
のや、図10に示す実開昭62−147277号公報に
開示されたものがある。
【0003】図8に示す防水コネクタ1は、そのコネク
タハウジング2に複数の端子収容室3を形成してある。
この各端子収容室3には電線4を接続した雌端子5をラ
ンス(可撓性係止腕)6により係止させて収容してあ
る。また、各端子収容室3の前側はスペーサ7により覆
われている。このスペーサ7はその下側のフック部7a
で雌端子5を更に係止していると共に、該スペーサ7の
基端部でパッキン8を保持している。さらに、各端子収
容室3と電線4とは該各端子収容室3内の後側に圧入さ
れたゴム栓9によりシールされている。
【0004】図9(a)に示す防水コネクタ1′は、そ
のコネクタハウジング2に複数の端子収容室3を形成し
てある。この各端子収容室3には電線4を接続した雌端
子5をランス6により係止させて収容してある。また、
各端子収容室3と電線4とは該各端子収容室3の後側に
圧入されたゴム栓9′によりシールされている。このゴ
ム栓9′は、図9(a),(b)に示すように、コネク
タハウジング2の後部にロック部9aを介して係止され
たゴム栓カバー9Aにより保持されている。
【0005】図10に示す防水コネクタ1″は、そのコ
ネクタハウジング2に複数の端子収容室3を形成してあ
る。この各端子収容室3には電線4を接続した雌端子5
をランス6により係止させて収容してある。また、各端
子収容室3と電線4とは該各端子収容室3内の後側に圧
入されたゴム栓9″によりシールされている。このゴム
栓9″は樹脂製の補強筒9Bに一体成形されていて、リ
ヤホルダー9Cにより保持されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の防水コネクタ1では、ランス6の剪断力が端子保持
力を決定づけるため、ランス6の剪断面の拡大を図らな
い限り、雌端子5の保持力の大幅な向上は期待できなか
った。さらに、スペーサ7に雌端子5を下側から係止す
るフック部7aを設けているが、該フック部7aが下方
に撓んで所望の端子保持力が十分に得られなかった。
【0007】また、前記従来の防水コネクタ1′,1″
では、ゴム栓9′,9″をゴム栓カバー9A及びリヤホ
ルダー9Cで脱落しないように抜け止めしているが、ゴ
ム栓抜け止め専用部品であるゴム栓カバー9A及びリヤ
ホルダー9Cが必要不可欠となって部品点数が増加し、
その分コスト高になった。さらに、ゴム栓9′,9″を
抜け止めするゴム栓カバー9A及びリヤホルダー9Cの
コネクタハウジング2に対する係止構造が一系統(一
重)のため、ゴム栓9′,9″の脱落が発生して防水の
信頼性が劣った。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、端子保持力及びゴム栓の防水
性の向上をそれぞれ図ることができると共に、部品点数
を削減して全体の低コスト化を図ることができる多極の
防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングに複数の端子収容室を形成し、この各端
子収容室に電線を接続した端子を収容自在にすると共
に、該各端子収容室と前記電線とをゴム栓でシール自在
にした防水コネクタにおいて、前記コネクタハウジング
を、前記各端子収容室を形成したインナハウジングと、
このインナハウジングを内部に嵌め込むアウタハウジン
グと、これらインナハウジングとアウタハウジングとの
間に介在され、該インナハウジングの各端子収容室に収
容された端子を保持するスペーサとで構成し、前記アウ
タハウジングの前記各端子収容室に対向する一壁部に電
線挿通孔を形成すると共に、該一壁部の内側の該各電線
挿通孔に対向する位置に前記ゴム栓が収容されるゴム栓
収容凹部を形成する一方、前記スペーサの前記アウタハ
ウジングの各電線挿通孔に対向する位置に電線挿通孔を
それぞれ形成し、前記アウタハウジングの各電線挿通孔
と前記ゴム栓及び前記スペーサの各電線挿通孔を貫通し
た前記電線を前記インナハウジングの各端子収容室に収
容された前記端子に接続自在にしたことを特徴とする。
【0010】この防水コネクタでは、インナハウジング
とアウタハウジングとの間に介在されるスペーサにより
端子が保持されるため、端子の保持力が増強されて信頼
性の向上が図られる。これにより、例えば、電線が引っ
張られても端子はスペーサを介して端子収容室に確実に
保持される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の防水コ
ネクタであって、前記スペーサに前記インナハウジング
の各端子収容室に収容された端子を保持する突起を形成
し、かつ該スペーサの一壁部で前記ゴム栓を保持自在に
したことを特徴とする。
【0012】この防水コネクタでは、スペーサにより端
子の保持とゴム栓の保持ができるため、ゴム栓抜け止め
専用部品が必要なく、構成部品の部品点数の削減が図ら
れ、その分低コスト化が図られる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載の防水コ
ネクタであって、前記アウタハウジングに係止部を設け
る一方、前記スペーサの該係止部に対向する位置に該係
止部に係脱される他の係止部を設け、これらアウタハウ
ジングとスペーサとの間にパッキンを介在したことを特
徴とする。
【0014】この防水コネクタでは、アウタハウジング
の係止部とスペーサの係止部との係止により、ゴム栓と
パッキンの抜け止めが図られ、コネクタハウジング全体
の防水性がより一段と向上する。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載の防水コ
ネクタであって、前記インナハウジングの前記アウタハ
ウジングの係止部に対向する位置に、該係止部に係脱さ
れる別の係止部を設けたことを特徴とする。
【0016】この防水コネクタでは、スペーサが該スペ
ーサ自身のアウタハウジングへの係止とインナハウジン
グのアウタハウジングへの係止とにより二重に係止され
るため、ゴム栓の脱落が確実に防止され、防水の信頼性
がより一段と向上する。
【0017】請求項5の発明は、コネクタハウジングの
複数の端子収容室に電線を接続した端子をそれぞれ収容
し、この各端子収容室と各電線とをゴム栓によりシール
して防水コネクタを組み付けるようにした該防水コネク
タの組付方法において、前記コネクタハウジングの外側
を成すアウタハウジングの一壁部の内側のゴム栓収容凹
部にコネクタハウジング嵌合方向よりゴム栓を挿入セッ
トした後、前記アウタハウジングの内部にスペーサを嵌
め込んで係止させ、次に、前記アウタハウジングの一壁
部の複数の電線挿通孔より前記ゴム栓及び前記スペーサ
の一壁部の複数の電線挿通孔に電線を外側からそれぞれ
貫通させ、次に、この各電線を前記コネクタハウジング
の内側を成すインナハウジングの複数の端子収容室に収
容した各端子に接続し、次に、前記スペーサの内部に前
記インナハウジングを嵌め込んで該インナハウジングを
前記アウタハウジングに係止させることにより防水コネ
クタの組み付けを完了するようにしたことを特徴とす
る。
【0018】この防水コネクタの組付方法では、端子保
持力及び防水性に優れた小型で多極の防水コネクタが安
価で組み付けられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態の防水コネクタ
の組み付け前の状態を示す断面図、図2は同防止コネク
タの組み付け前の状態を一部断面で示す斜視図、図3は
同防水コネクタの組み付け完了状態を示す断面図、図4
は同防水コネクタの背面図である。
【0021】図1〜図4に示すように、防水コネクタ1
0のコネクタハウジング11は、複数の端子収容室13
を一体形成した合成樹脂製のインナハウジング12と、
このインナハウジング12を内部に嵌め込む合成樹脂製
のアウタハウジング17と、これらインナハウジング1
2とアウタハウジング17との間に介在され、該インナ
ハウジング12の各端子収容室13に収容された雌端子
(端子)14を保持する合成樹脂製のスペーサ28とで
構成されている。
【0022】図1,図2に示すように、インナハウジン
グ12は上下面の後側がそれぞれ開口した箱部12aを
有していて、中央の水平壁12bと仕切壁を兼ねた上下
の各垂直側壁12cとで形成される空間内に上記各端子
収容室13を形成してある。そして、この各端子収容室
13内に雌端子14が収容されるようになっている。ま
た、箱部12aの上下面の両側及び中央には係止爪(別
の係止部)15をそれぞれ一体突出形成してあると共
に、その両側中央の前端にはフランジ部16をそれぞれ
一体突出形成してある。尚、箱部12aの前壁の各端子
収容室13に対向する位置には図示しない相手側コネク
タの雄端子が挿通する矩形の挿通孔12dを形成してあ
る。さらに、雌端子14の箱部14aの後部の両側板部
には各一対の圧接刃14b,14bを折り曲げ形成して
ある。
【0023】図1〜図3に示すように、アウタハウジン
グ17は、略四角筒状の内壁部17aと、この内壁部1
7aを内包する略四角筒状の外壁部17bと、これら
内,外壁部17a,17bの後部を連結した底壁部(一
壁部)17cとで正面側が開口した二重の箱状になって
いる。この底壁部17cの中央は厚肉になっていて、そ
の厚肉部の前側の各端子収容室13に対向する位置に
は、防水ゴム栓18が圧入等により収容される大径で断
面円形のゴム栓収容凹部19をそれぞれ形成してあると
共に、該厚肉部の後側には電線20が貫通する小径で断
面円形の電線挿通孔21を対応するゴム栓収容凹部19
に連通するようにそれぞれ形成してある。この防水ゴム
栓18は内,外周面がそれぞれ凹凸状の略円筒状になっ
ていて、内部に電線20が隙間なく貫通されるようにな
っている。
【0024】また、アウタハウジング17の内壁部17
aの上下壁の前両側には、インナハウジング12の箱部
12aの上下面の両側の各係止爪15が係脱される矩形
の係止孔(係止部)22をそれぞれ形成してあると共
に、該内壁部17aの上下壁の前側中央には、インナハ
ウジング12の箱部12aの上下面の中央の各係止爪1
5が係脱される矩形で長尺の係止孔(係止部)23をそ
れぞれ形成してある。さらに、アウタハウジング17の
内壁部17aの外面側の奥には、環状でゴム製の防水パ
ッキン24を受けるV字状のパッキン受部25を一体突
出形成してある。尚、アウタハウジング17の内壁部1
7aの内面側の前縁の各係止孔22,23に対向する位
置にはテーパ面26をそれぞれ形成してある。また、ア
ウタハウジング17の外壁部17bの上下壁の前側に
は、図示しない相手側コネクタの可撓性係止アームが係
脱される係止孔(係止部)27をそれぞれ形成してあ
る。
【0025】図1〜図3に示すように、スペーサ28
は、アウタハウジング17の内壁部17aの内面側に嵌
合される略四角筒状の胴体部28aと、この胴体部28
aの前端より後方に折れ曲がるように一体形成され、ア
ウタハウジング17の内壁部17aの外面側に嵌合され
る略四角筒状の鍔部28bと、上記胴体部28aの底壁
部(一壁部)28cとで正面側が開口した箱状になって
いる。
【0026】そして、スペーサ28の胴体部28aの内
部にインナハウジング12の箱部12aが嵌合されるよ
うになっている。このスペーサ28の胴体部28aの上
下壁の内面にはインナハウジング12の箱部12aの後
端縁及び各端子収容室13に収容された雌端子14の箱
部14aの後端縁をそれぞれ係止するリブ状で端子脱落
防止用の突起29をそれぞれ一体突出形成してある。
【0027】また、スペーサ28の胴体部28aと鍔部
28bとの連結部の前側のインナハウジング12の各係
止爪15とフランジ部16に対向する位置には、切欠部
30,31をそれぞれ形成してある。この上下側の各切
欠部30,30間のスペーサ28の胴体部28aの上下
壁の外面側には、アウタハウジング17の各係止孔23
に係脱される係止爪(他の係止部)32を一体突出形成
してある。さらに、スペーサ28の鍔部28bの先端部
は、アウタハウジング17への嵌合完了時に該アウタハ
ウジング17の内壁部17aのパッキン受部25に係止
したパッキン24を保持するようになっている。
【0028】また、スペーサ28の底壁部28cのアウ
タハウジング17の各電線挿通孔21に対向する位置に
は電線挿通孔33をそれぞれ形成してある。また、スペ
ーサ28の底壁部28cは、アウタハウジング17への
嵌合完了時に該アウタハウジング17の底壁部17cの
各ゴム栓収容凹部19に挿入されたゴム栓18を保持す
るようになっている。そして、図1に示すように、アウ
タハウジング17の各電線挿通孔21と各ゴム栓18及
びスペーサ28の各電線挿通孔33を貫通した各電線2
0は、インナハウジング12の各端子収容室13に収容
された各雌端子14の一対の圧接刃14b,14b間に
圧接接続され、各端子収容室13と各電線20とは各ゴ
ム栓18及びバッキン24によりそれぞれシールされる
ようになっている。
【0029】以上実施形態の防水コネクタ10を組み付
ける場合には、図7(a)に示すように、まず、コネク
タハウジング11の外側を成すアウタハウジング17の
底壁部17cの内側の各ゴム栓収容凹部19にコネクタ
ハウジング嵌合方向よりゴム栓18をそれぞれ挿入して
セットすると共に、パッキン24をアウタハウジング1
7の内壁部17aのパッキン受部25に挿入してセット
する。
【0030】その後で、図7(b)に示すように、アウ
タハウジング17の内壁部17aにスペーサ28の胴体
部28aを嵌め込み、アウタハウジング17の内壁部1
7aの各係止孔23にスペーサ28の胴体部28aの各
係止爪32を係止させる。このアウタハウジング17の
内壁部17aの各係止孔23とスペーサ28の胴体部2
8aの各係止爪32との係止により、アウタハウジング
17の底壁部17cにより各ゴム栓18が抜け止めされ
ると共に、スペーサ28の鍔部28bの斜めの先端によ
りパッキン24が抜け止めされ、コネクタハウジング全
体の防水性をより一段と向上させることができる。
【0031】次に、図7(c)に示すように、アウタハ
ウジング17の底壁部17cの各電線挿通孔21より各
ゴム栓18とスペーサ28の底壁部28cの各電線挿通
孔33に電線20を外側からそれぞれ貫通させる。次
に、図7(d)に示すように、各電線20をコネクタハ
ウジング11の内側を成すインナハウジング12の各端
子収容室13に収容した雌端子14の一対の圧接刃14
b,14bに圧接接続させる。
【0032】次に、図7(e)に示すように、スペーサ
28の胴体部28a内にインナハウジング12を嵌め込
み、アウタハウジング17の内壁部17aの各係止孔2
3にインナハウジング12の箱部12aの各係止爪15
を係止させることにより、防水コネクタ10の組み付け
が完了する。この際に、スペーサ28の胴体部28aの
上下壁の内面に突出した各突起29によりインナハウジ
ング12の箱部12aの後端縁及び各端子収容室13に
収容された雌端子14の箱部14aの後端縁がそれぞれ
ロックされ、かつ各突起29が外側に変形することがな
いので、各端子収容室13からの雌端子14の脱落が確
実に防止される。しかも、スペーサ28により各雌端子
14の保持と各ゴム栓18の保持が同時にできるため、
ゴム栓抜け止め専用部品が必要なく、構成部品の部品点
数の削減を図って低コスト化を図ることができる。さら
に、スペーサ28が該スペーサ28自身の各係止爪32
のアウタハウジング17の各係止孔23への係止とイン
ナパネル12の各係止爪15のアウタハウジング17の
各係止孔23への係止とにより二重にロックされるた
め、各ゴム栓18及びパッキン24の脱落を確実に防止
することができ、防水の信頼性をより一段と向上させる
ことができる。
【0033】このように、インナハウジング12とアウ
タハウジング17との間に介在されるスペーサ28によ
り雌端子14を確実に保持することができるため、雌端
子14の保持力を増強することができて信頼性の向上を
図ることができる。これにより、端子保持力及び防水性
に優れた多極で小型の防水コネクタ10を簡単かつ短時
間でスムーズに安価に組み付けることができる。そし
て、防水コネクタ10の組み付け完了後、例えば、電線
20が引っ張られても雌端子14をスペーサ28を介し
て端子収容室13に確実に保持することができる。
【0034】また、図3に示すように、アウタハウジン
グ17の底壁部17cに形成されるゴム栓収容凹部19
の直径Lをインナハウジング12の端子収容室13の大
きさに影響されることなく可及的に小さくすることがで
きるので、従来のものに比べて、図4に示す端子間ピッ
チXを小さくすることができ、多極のコネクタハウジン
グ11の小型化を図ることができる。さらに、図3に示
すように、ゴム栓18がアウタハウジング17の底壁部
17cのゴム栓収容凹部19により完全に包囲されて該
底壁部17cより外側に露出しないので、外力によるゴ
ム栓18のシール性能の低下を確実に防止することがで
き、防水コネクタ10全体の防水の信頼性をより一段と
向上させることができる。
【0035】尚、前記実施形態によれば、圧接端子に電
線を圧接接続する場合について説明したが、端子は圧接
端子に限らず、圧着端子に電線を圧着接続する場合にも
前記実施形態を適用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
防水コネクタによれば、インナハウジングとアウタハウ
ジングとの間に介在されるスペーサにより端子を保持す
ることができるため、端子の保持力を常に高めることが
できて信頼性の向上を図ることができる。これにより、
例えば、電線が引っ張られても端子をスペーサを介して
端子収容室に確実に保持させておくことができる。
【0037】請求項2の発明の防水コネクタによれば、
スペーサにより端子とゴム栓とをそれぞれ保持すること
ができるため、ゴム栓抜け止め専用部品が必要なく、構
成部品の部品点数の削減して全体の低コスト化を図るこ
とができる。
【0038】請求項3の発明の防水コネクタによれば、
アウタハウジングの係止部とスペーサの係止部との係止
により、ゴム栓とパッキンの抜け止めを確実に図ること
ができ、コネクタハウジング全体の防水性をより一段と
向上させることができる。
【0039】請求項4の発明の防水コネクタによれば、
スペーサが該スペーサ自身のアウタハウジングへの係止
とインナハウジングのアウタハウジングへの係止とによ
り二重に係止されるため、ゴム栓の脱落を確実に防止す
ることができ、防水の信頼性をより一段と向上させるこ
とができる。
【0040】請求項5の発明の防水コネクタの組付方法
によれば、端子保持力及び防水性に優れた小型で多極の
防水コネクタを安価で組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の防水コネクタの組み付け
前の状態を示す断面図である。
【図2】上記防水コネクタの組み付け前の状態を一部断
面で示す斜視図である。
【図3】上記防水コネクタの組み付け完了状態を示す断
面図である。
【図4】上記防水コネクタの背面図である。
【図5】図3中G−G線に沿う断面図である。
【図6】図3中P−P線に沿う断面図である。
【図7】(a)は上記防水コネクタの組み付け前の状態
を示す断面図、(b)は同防水コネクタのアウタハウジ
ングにスペーサを嵌合した状態を示す断面図、(c)は
同アウタハウジングとスペーサに電線を貫通させた状態
を示す断面図、(d)は同電線をインナハウジングの端
子収容室に収容された端子に接続した状態を示す断面
図、(e)は同防水コネクタの組み付け完了状態を示す
断面図である。
【図8】従来例の防水コネクタの断面図である。
【図9】(a)は他の従来例の防水コネクタの断面図、
(b)は同コネクタに用いられるゴム栓とゴム栓カバー
の斜視図である。
【図10】別の従来例の防水コネクタの断面図である。
【符号の説明】
10 防水コネクタ 11 コネクタハウジング 12 インナハウジング 13 端子収容室 14 雌端子(端子) 17 アウタハウジング 17c 底壁部(一壁部) 18 ゴム栓 19 ゴム栓収容凹部 20 電線 21 電線挿通孔 28 スペーサ 33 電線挿通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに複数の端子収容室
    を形成し、この各端子収容室に電線を接続した端子を収
    容自在にすると共に、該各端子収容室と前記電線とをゴ
    ム栓でシール自在にした防水コネクタにおいて、 前記コネクタハウジングを、前記各端子収容室を形成し
    たインナハウジングと、このインナハウジングを内部に
    嵌め込むアウタハウジングと、これらインナハウジング
    とアウタハウジングとの間に介在され、該インナハウジ
    ングの各端子収容室に収容された端子を保持するスペー
    サとで構成し、前記アウタハウジングの前記各端子収容
    室に対向する一壁部に電線挿通孔を形成すると共に、該
    一壁部の内側の該各電線挿通孔に対向する位置に前記ゴ
    ム栓が収容されるゴム栓収容凹部を形成する一方、前記
    スペーサの前記アウタハウジングの各電線挿通孔に対向
    する位置に電線挿通孔をそれぞれ形成し、前記アウタハ
    ウジングの各電線挿通孔と前記ゴム栓及び前記スペーサ
    の各電線挿通孔を貫通した前記電線を前記インナハウジ
    ングの各端子収容室に収容された前記端子に接続自在に
    したことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記スペーサに前記インナハウジングの各端子収容室に
    収容された端子を保持する突起を形成し、かつ該スペー
    サの一壁部で前記ゴム栓を保持自在にしたことを特徴と
    する防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防水コネクタであって、 前記アウタハウジングに係止部を設ける一方、前記スペ
    ーサの該係止部に対向する位置に該係止部に係脱される
    他の係止部を設け、これらアウタハウジングとスペーサ
    との間にパッキンを介在したことを特徴とする防水コネ
    クタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の防水コネクタであって、 前記インナハウジングの前記アウタハウジングの係止部
    に対向する位置に、該係止部に係脱される別の係止部を
    設けたことを特徴とする防水コネクタ。
  5. 【請求項5】 コネクタハウジングの複数の端子収容室
    に電線を接続した端子をそれぞれ収容し、この各端子収
    容室と各電線とをゴム栓によりシールして防水コネクタ
    を組み付けるようにした該防水コネクタの組付方法にお
    いて、 前記コネクタハウジングの外側を成すアウタハウジング
    の一壁部の内側のゴム栓収容凹部にコネクタハウジング
    嵌合方向よりゴム栓を挿入セットした後、前記アウタハ
    ウジングの内部にスペーサを嵌め込んで係止させ、次
    に、前記アウタハウジングの一壁部の複数の電線挿通孔
    より前記ゴム栓及び前記スペーサの一壁部の複数の電線
    挿通孔に電線を外側からそれぞれ貫通させ、次に、この
    各電線を前記コネクタハウジングの内側を成すインナハ
    ウジングの複数の端子収容室に収容した各端子に接続
    し、次に、前記スペーサの内部に前記インナハウジング
    を嵌め込んで該インナハウジングを前記アウタハウジン
    グに係止させることにより防水コネクタの組み付けを完
    了するようにしたことを特徴とする防水コネクタの組付
    方法。
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