JPH11259637A - 画像合成装置、画像合成方法および記憶媒体 - Google Patents

画像合成装置、画像合成方法および記憶媒体

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JPH11259637A
JPH11259637A JP10071204A JP7120498A JPH11259637A JP H11259637 A JPH11259637 A JP H11259637A JP 10071204 A JP10071204 A JP 10071204A JP 7120498 A JP7120498 A JP 7120498A JP H11259637 A JPH11259637 A JP H11259637A
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JP10071204A
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Kenji Hatori
健司 羽鳥
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量のメモリを占有することなく、画像合成
を行うことができる画像合成装置を提供する。 【解決手段】 選択した画像を構成するときには、キー
ボード211またはマウス216の操作により入力され
た指示に基づき各画像の配置位置を指定し(ステップS
102)、指定された各画像の配置位置に基づき各画像
から互いに隣り合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出
された2つの画像毎にその間の重複部分を整合させた位
置関係を算出し(ステップS103)、算出された各画
像間の位置関係に基づき各画像を合成して合成画像を生
成する(ステップS104)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ少なくと
もいずれかの画像と重複する複数の画像を合成する画像
合成装置、画像合成方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体の一部を分割、撮像するこ
とにより得られた複数の画像を合成し、パノラマまたは
高精細な画像を生成する画像合成方法としては、隣接す
る画像間のつなぎ目が整合するように、各画像に対して
回転、倍率補正、並進などの処理を施し、各画像を合成
するものが知られている。
【0003】この画像合成方法について図18ないし図
22を参照しながら具体的に説明する。図18ないし図
22は従来の画像合成方法による画像合成過程を説明す
るための図である。
【0004】例えば、図18に示すように、3枚の画像
A,B,Cを合成する場合には、まず、画像Aと画像B
とを合成して合成画像Saを作成し、その合成画像Sa
に対して画像Cを合成することによって、各画像A,
B,Cを合成した結果である合成画像Sbを作成してい
る。すなわち、各画像A,B,Cを1枚ずつ順につなげ
て、1つの合成画像を得るものである。
【0005】また、各画像の合成過程において画像Aと
画像Bとを合成する際には、図19に示すように、ま
ず、各画像A,B,Cをその配列順に表示する。次い
で、図20に示すように、画像Aと画像Bとが合成さ
れ、その合成結果(合成画像Sa)が表示される。ここ
で、画像Aと画像Bとの重複部分は、その重複部分にお
ける両者の画像が透けて見えるように透過して表示され
る。そして、図21に示すように、この合成画像Saに
対して画像Cが合成され、その合成結果(合成画像S
b)が表示される。ここでも、同様に、各画像B,Cの
重複部分は、その重複部分における各画像が視認可能な
ように透過して表示される。また、図22に示すよう
に、各画像A,B,Cが互いに重複するときには、同様
に、3つの画像の重複部分を含む重複部分2201が、
その重複部分における各画像A,B,Cが視認可能なよ
うに透過して表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
方法では、各画像を順につなげていく処理を繰り返し行
うことによって画像を合成するから、各処理毎に得られ
た合成画像をメモリに保持する必要があり、最終の合成
画像が得られるまでに大量のメモリが占有されることに
なる。
【0007】また、例えば、3枚の画像の合成結果(合
成画像Sb)において画像Aと画像Bとの合成結果(合
成画像Sa)が所望の結果となっていないときには、再
度画像Aと画像Bとの合成をやり直す作業が行われる
が、画像Aと画像Bとの合成をやり直すことによって得
られた新たな合成画像は前回得られた合成画像(合成画
像Sa)と異なることになり、この新たな合成画像に画
像Cを再度合成する作業が必要となる。よって、所望の
合成結果を得るためのやり直し作業に非常に手間が掛か
る恐れがある。
【0008】さらに、上述したように、各画像A,B,
Cが互いに重複するときには、3つの画像の重複部分を
含む重複部分2201を、その重複部分における各画像
A,B,Cが視認可能なように透過させて表示するか
ら、このように3つ以上の画像が重なり合うような重複
部分においては、その重複部分が非常に見難く、合成結
果が所望の結果になっているか否かを判断することが難
しい。
【0009】本発明の目的は、多量のメモリを占有する
ことなく、画像合成を行うことができる画像合成装置、
画像合成方法および記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
それぞれ少なくともいずれかの画像と重複する複数の画
像を合成する画像合成装置において、各画像の配置位置
を指定する指定手段と、前記指定された各画像の配置位
置に基づき各画像から互いに隣り合う2つの画像の全て
を抽出し、該抽出された2つの画像毎にその間の重複部
分を整合させた位置関係を算出する位置関係算出手段
と、前記算出された各互いに隣り合う2つの画像間の位
置関係に基づき各画像を合成して合成画像を生成する合
成画像生成手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像合成装置において、前記位置関係算出手段により前記
互いに隣り合う2つの位置関係を算出する際に、該2つ
の画像のみを表示する手段を備えることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像合成装置において、前記位置関係算出手段に
より算出された前記互いに隣り合う2つ画像間の位置関
係に基づき該2つの画像を合成し、その合成した画像を
表示する手段を備えることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像合成装置において、前記合成した画像は、該画像を構
成する2枚の画像を重複させて表示するとともにその重
複部分を透過させて表示することにより、表示されるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像合成装置において、前記位置関係算出手段は、前記指
定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部から入
力された概算の位置関係を用いて前記指定された互いに
隣り合う2つの画像間の位置関係を算出することが可能
であることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか1つに記載の画像合成装置において、任意の
互いに隣り合う2枚の画像を指定する画像指定手段と、
前記指定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置関係
を再算出する再位置関係算出手段とを備え、前記各画像
からの合成をやり直す際には、前記画像指定手段で任意
の互いに隣り合う2つの画像を指定し、前記再位置関係
算出手段で前記指定された互いに隣り合う2枚の画像間
の位置関係を再算出し、前記合成画像生成手段で、前記
指定された互いに隣り合う2つの画像に対して再算出さ
れた位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画像に対し
て既に算出されている位置関係とを用いて各画像を合成
することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像合成装置において、前記再位置関係算出手段は、前記
指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部から
入力された概算の位置関係を用いて前記指定された互い
に隣り合う2つの画像間の位置関係を再算出することが
可能なことを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
のいずれか1つに記載の画像合成装置において、前記位
置関係算出手段は、前記互いに隣り合う2つの画像間の
位置関係を一括して自動的に算出するように設定するこ
とが可能であることを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、それぞれ少なくと
もいずれかの画像と重複する複数の画像を合成する画像
合成方法において、各画像の配置位置を指定する工程
と、前記指定された各画像の配置位置に基づき各画像か
ら互いに隣り合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出さ
れた2つの画像毎にその間の重複部分を整合させた位置
関係を算出する工程と、前記算出された各互いに隣り合
う2つの画像間の位置関係に基づき各画像を合成して合
成画像を生成する工程とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像合成方法において、前記互いに隣り合う2つの位置
関係を算出する際に、該2つの画像のみを表示する工程
を備えることを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項9または
10記載の画像合成方法において、前記算出された前記
互いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基づき該2つの
画像を合成し、その合成した画像を表示する工程を備え
ることを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の画像合成方法において、前記合成した画像は、該画像
を構成する2枚の画像を重複させて表示するとともにそ
の重複部分を透過させて表示することにより、表示され
ることを特徴とする。
【0022】請求項13記載の発明は、請求項9記載の
画像合成方法において、前記指定された互いに隣り合う
2つの画像に対して外部から概算の位置関係を入力し、
該入力された概算の位置関係を用いて前記指定された互
いに隣り合う2つの画像間の位置関係を算出するように
設定することが可能であることを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項9ないし
13のいずれか1つに記載の画像合成方法において、前
記各画像からの合成をやり直す際に、任意の互いに隣り
合う2つの画像を指定する工程と、前記指定された互い
に隣り合う2枚の画像間の位置関係を再算出する工程
と、前記指定された互いに隣り合う2つの画像に対して
再算出された位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画
像に対して既に算出されている位置関係とを用いて各画
像を合成する工程を備えることを特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の画像合成方法において、前記指定された互いに隣り合
う2つの画像に対して外部から入力された概算の位置関
係を用いて前記指定された互いに隣り合う2つの画像間
の位置関係を再算出するように設定することが可能であ
ることを特徴とする。
【0025】請求項16記載の発明は、請求項9ないし
15のいずれか1つに記載の画像合成方法において、前
記互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を一括して自
動的に算出するように設定することが可能であることを
特徴とする。
【0026】請求項17記載の発明は、それぞれ少なく
ともいずれかの画像と重複する複数の画像を合成する画
像合成システムを構築するためのプログラムを格納した
記憶媒体において、前記プログラムは、各画像の配置位
置を指定するための指定モジュールと、前記指定された
各画像の配置位置に基づき各画像から互いに隣り合う2
つの画像の全てを抽出し、該抽出された2つの画像毎に
その間の重複部分を整合可能な位置関係を算出する位置
関係算出モジュールと、前記算出された各互いに隣り合
う2つの画像間の位置関係に基づき各画像を合成して合
成画像を生成する合成画像生成モジュールを含むことを
特徴とする。
【0027】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の記憶媒体において、前記プログラムは、前記位置関係
算出モジュールにより前記互いに隣り合う2つの位置関
係を算出する際に、該2つの画像のみを表示するモジュ
ールを含むことを特徴とする。
【0028】請求項19記載の発明は、請求項17また
は18記載の記憶媒体において、前記プログラムは、前
記算出された互いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基
づき該2つの画像を合成し、その合成した画像を表示す
るモジュールを含むことを特徴とする。
【0029】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の記憶媒体において、前記合成した画像を構成する2枚
の画像を重複させて表示するとともにその重複部分を透
過させて表示することにより、前記合成した画像を表示
することを特徴とする。
【0030】請求項21記載の発明は、請求項17記載
の記憶媒体において、前記位置関係算出モジュールは、
前記指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部
から入力された概算の位置関係を用いて前記指定された
互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を算出すること
が可能であることを特徴とする。
【0031】請求項22記載の発明は、請求項17ない
し21のいずれか1つに記載の記憶媒体において、前記
プログラムは、任意の互いに隣り合う2枚の画像を指定
する画像指定モジュールと、前記指定された互いに隣り
合う2枚の画像間の位置関係を再算出する再位置関係算
出モジュールとを含み、前記各画像からの合成をやり直
す際には、前記画像指定モジュールで任意の互いに隣り
合う2つの画像を指定し、前記再位置関係算出モジュー
ルで前記指定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置
関係を再算出し、前記合成画像生成モジュールで、前記
指定された互いに隣り合う2つの画像に対して再算出さ
れた位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画像に対し
て既に算出されている位置関係とを用いて各画像を合成
することを特徴とする。
【0032】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の記憶媒体において、前記再位置関係算出モジュール
は、前記指定された互いに隣り合う2つの画像に対して
外部から入力された概算の位置関係を用いて前記指定さ
れた互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を再算出す
ることが可能であることを特徴とする。
【0033】請求項24記載の発明は、請求項17ない
し23のいずれか1つに記載の記憶媒体において、前記
位置関係算出モジュールは、前記互いに隣り合う2つの
画像間の位置関係を一括して自動的に算出するように設
定することが可能であることを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0035】図1は本発明の画像合成装置を実施の第1
形態の構成を示すブロック図、図2は図1の画像合成装
置を構成するパーソナルコンピュータの外観構成を示す
図である。
【0036】まず、本発明の画像合成装置を構成するパ
ーソナルコンピュータについて図2を参照しながら説明
する。パーソナルコンピュータは、図2に示すように、
CPU、ROM、RAM、各デバイスを接続するための
インタフェースなど含むコンピュータ本体101と、ア
プリケーションによる処理結果などを表示するためのデ
ィスプレイ102と、指示、データなどを入力するため
のマウス103およぶキーボード105とを備える。マ
ウス103にはマウスボタン103aが設けられ、マウ
ス103はキーボード105とともにケーブルを介して
コンピュータ本体101に接続されている。
【0037】次に、本画像合成装置の構成について図1
を参照しながら説明する。
【0038】パーソナルコンピュータによって構成され
る画像合成装置は、図1に示すように、ハードウェア2
09と、ハードウェア209上で動作するオペレーティ
ングシステム(OS)205と、オペレーティングシス
テム205上で動作するアプリケーションソフトウェア
とを有する。
【0039】ハードウェア209は、キーボード221
を接続するためのキーボードインターフェース210
と、マウス216を接続するためのマウスインターフェ
ース212と、ディスプレイを接続するためのビデオイ
ンターフェース213と、ハードディスクを接続するた
めのディスクインターフェース214とを含む。
【0040】オペレーティングシステム205は、入力
デバイス管理システム206と、描画管理システム20
7と、ファイルシステム208とを有する。入力デバイ
ス管理システム206は、キーボード211からの入力
をキーボードインタフェース210を介して、マウス2
16からの入力をマウスインターフェース212を介し
てそれぞれ受け取り、必要に応じて受け取った入力をア
プリケーションソフトウェア204に入力する。描画管
理システム207は、アプリケーションソフトウェア2
04がハードウェア209を意識せずにビデオインター
フェース213を介してディスプレイ217に描画を行
うことを可能にするための機能を有する。ファイルシス
テム208は、ディスクIOインタフェース214を介
してハードディスク215とアプリケーションソフトウ
ェア204との間でデータの入出力を行う。
【0041】アプリケーションソフトウェア204は、
画像合成システム201を構築するためのアプリケーシ
ョンプログラムを含み、この画像合成システム201
は、複数の画像を合成して合成画像を生成するための各
種の処理を行う画像処理手段203と、各種処理の過程
におけるその処理状況、処理結果などをディスプレイ2
17に表示するための画像表示手段203とを有し、こ
れらの手段は、予め格納されているプログラムによって
構築されている。この画像処理手段203は、キーボー
ド211またはマウス216の操作により入力された指
示に基づき各画像の配置位置を指定する指定処理と、指
定された各画像の配置位置に基づき各画像から互いに隣
り合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出された2つの
画像毎にその間の重複部分を整合させた位置関係を算出
する位置関係算出処理と、算出された各画像間の位置関
係に基づき各画像を合成して合成画像を生成する合成画
像生成処理と、任意の互いに隣り合う2枚の画像を指定
する画像指定処理と、指定された互いに隣り合う2枚の
画像間の位置関係を再算出する再位置関係算出処理とを
行うとともに、画像表示手段203に対する制御を行
う。
【0042】ここで、位置関係算出処理では、キーボー
ド211またはマウス216の操作により互いに隣り2
つの画像を指定し、該指定した互いに隣り合う2つの画
像に対してキーボード211またはマウス216の操作
により概算の位置関係を入力し、この概算の位置関係を
用いて指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関
係を算出するように設定することが可能である。
【0043】また、位置関係算出処理においては、互い
に隣り合う2つの画像間の位置関係を一括して自動的に
算出するように設定することが可能である。
【0044】さらに、各画像からの合成をやり直す際に
は、画像指定処理で任意の互いに隣り合う2つの画像を
指定し、再位置関係算出処理で指定された互いに隣り合
う2枚の画像間の位置関係を再算出し、合成画像生成処
理で、指定された互いに隣り合う2つの画像に対して再
算出された位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画像
に対して既に算出されている位置関係とを用いて各画像
を合成するように設定することが可能である。この再位
置関係算出処理では、位置関係算出処理と同様に、キー
ボード211またはマウス216の操作により互いに隣
り2つの画像を指定し、該指定した互いに隣り合う2つ
の画像に対してキーボード211またはマウス216の
操作により概算の位置関係を入力し、指定された互いに
隣り合う2つの画像に対して入力された概算の位置関係
を用いて指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置
関係を再算出するように設定することが可能である。
【0045】上記画像表示手段203に対する制御で
は、位置関係算出処理により互いに隣り合う2つの位置
関係を算出する際に、該2つの画像のみをディスプレイ
217に表示するように画像表示手段203を制御す
る。また、位置関係算出処理で算出した互いに隣り合う
2つ画像間の位置関係に基づき該2つの画像を合成し、
その合成した画像をディスプレイ217に表示するよう
に画像表示手段203を制御する。ここで、互いに隣り
合う2つの画像を合成して表示する場合には、2つの画
像を重複させて表示するとともにその重複部分を透過さ
せて表示することにより、合成した画像を表示するよう
に制御が行われる。
【0046】次に、本装置における画像合成処理につい
て図3ないし図13を参照しながら説明する。図3は図
1の画像合成装置における画像合成処理手順を示すフロ
ーチャート、図4ないし図6は図3のステップS102
における画像の配置指定ウィンドウ例を示す図、図7は
図3のステップS103における互いに隣り合う2つの
画像の組合せ例を示す図、図8および図9は図3のステ
ップS103における2枚合成ウィンドウ例を示す図、
図10および図11は図3ステップS103における2
枚合成の結果ウィンドウ例を示す図、図12は図3のス
テップS104における全画像合成の結果ウィンドウ例
を示す図、図13は図1の画像合成装置における画像合
成のやり直し手順を示すフローチャートである。
【0047】図4を参照するに、まずステップS101
において、合成する画像を選択するように要求する。ユ
ーザはキーボード211またはマウス216を用いて、
合成対象となる画像のファイル名などを入力する。ここ
で、選択する画像は、デジタルカメラなどで分割して撮
影された複数の画像であり、これらの画像は、いずれか
の画像と重複する部分をそれぞれ有する。
【0048】合成する画像の選択が行われると、ステッ
プS102に進み、選択した各画像の配置位置を指定す
るように要求する。ここでは、図4に示すように、ディ
スプレイ217に配置指定ウィンドウを表示し、選択し
た画像の配置を予め決められている配置形態の中から選
択して指定することをユーザに要求する。この配置指定
ウィンドウにおいては、「画像の配置を指定して下さ
い」というメッセージと、配置を指定するための各ボタ
ン401,402,403、現在の処理を確定して次の
処理への移行を指示するためのボタン405および一括
合成を指示するためのボタン406と、選択した各画像
404a,404b,404c,404dとが表示され
る。なお、各画像404a,404b,404c,40
4dは縮小されて表示されている。
【0049】ボタン401は、選択した各画像を横方向
に一列に配置する配置形態を指定するためのボタンであ
り、この配置形態は、被写体を横方向に分割して撮影す
ることによって得られた各画像を合成する場合に指定さ
れる。このボタン401が押下されて横方向への画像の
配置が指定されると、図4に示すように、各画像404
a,404b,404c,404dが横方向に配置され
て表示される。
【0050】ボタン402は、選択した画像を縦方向に
一列に配置する配置形態を指定するためのボタンであ
り、この配置形態は、被写体を縦方向に分割して撮影す
ることによって得られた画像を合成する場合に指定され
る。このボタン402が押下されて縦方向への画像の配
置が指定されると、図5に示すように、各画像404
a,404b,404c,404dが縦方向に配置され
て表示される。
【0051】ボタン403は、選択した画像を2次元的
に配置する配置形態を指定するボタンであり、この配置
形態は、被写体を縦、横方向の2次元方向に分割して撮
影することによって得られた画像を合成する場合に指定
される。このボタン403が押下されて2次元的な画像
の配置が指定されると、図6に示すように、各画像40
4a,404b,404c,404dが2次元方向に配
置されて表示される。
【0052】これらのウィンドウにおいては、配置が指
定されて表示された各画像をマウス216のドラッグア
ンドドロップ操作により、任意の順に並び替え可能なよ
うに設定され、必要に応じてユーザにより各画像の並び
替えが行われる。例えば、配置した画像の順が撮影した
順に一致していないときには、配置した画像が撮影順に
並ぶように並び替えが行われることになる。
【0053】ユーザにより画像が適正な位置に配置され
たことが確認されると、この画像の配置を確定するため
に、ボタン405が押下される。このボタン405の押
下により、次のステップS103への移行が行われる。
ステップS103では、上記ステップS102において
指定された画像の配置に基づき全ての隣り合う2つの画
像の合成を行う。ここで、全ての隣り合う2つの画像と
は、例えば図7(a)に示す横方向に配置された4枚の
画像においては、画像1と画像2、画像2と画像3、画
像3と画像4の計3組を指す。また、図7(b)に示す
縦方向に配置された4枚の画像においては、同様に、画
像1と画像2、画像2と画像3、画像3と画像4の計3
組を指す。さらに、図7(c)に示す2次元的に配置さ
れた4枚の画像においては、画像1と画像2、画像2と
画像4、画像1と画像3、画像3と画像4の計4組を指
す。さらに、図7(d)に示す2次元的に配置された9
枚の画像においては、図中の矢印で示すように、計12
組を指す。
【0054】この隣り合う2つの画像の合成処理では、
ディスプレイ217に2枚合成ウィンドウを表示し、隣
り合う2つの画像を合成するモードとしてオートモード
またはマニュアルモードのいずれかを指定することをユ
ーザに要求する。この2枚合成ウィンドウにおいては、
図8に示すように、「2枚の画像を合成します。」とい
うメッセージと、隣り合う2枚の画像を合成するモード
を指定するための各ボタン801,802、現在の処理
から前回の処理に戻ることを指示するためのボタン80
3、現在の処理を確定して次の処理への移行を指示する
ためのボタン804および一括合成を指示するためのボ
タン805と、隣り合う2つの画像例えば画像404
a,404bとが表示される。なお、ここで表示されて
いる各画像404a,404bは、図4に示す、横方向
に配置されている4枚の画像における隣り合う2枚の画
像組の1つである。
【0055】ここで、ボタン801が押下されると、オ
ートモードが指定され、ボタン804が押下されると、
オートモードが実行される。このオートモードでは、ま
ず、テンプレートマッチングを行い、一方の画像から微
少領域を切り出し、他方の画像上でマッチングをとるこ
とで、2つの画像の共通部分を探し出す。次いで、テン
プレートマッチングの結果に基づき両者の位置関係が算
出され、この位置関係に基づき2つの画像を合成して新
たな画像(すなわち2つの画像から得られる合成画像)
画像が生成する。2つの画像の位置関係は、例えば、一
方の画像を基準として他方の画像を合成する際のパラメ
ータとして生成することができ、この位置関係は次の
(1)式によって表される。
【0056】
【数1】 このように、オートモードでは、上述の処理を自動的に
行い、隣り合う2つの画像を自動的に合成する。
【0057】これに対し、ボタン802が押下される
と、マニュアルモードが指定され、ボタン804が押下
されると、マニュアルモードが実行される。このマニュ
アルモードは、隣り合う2つの画像間の共通している部
分をユーザが指示し、その指示された共通部分に基づき
例えば上記(1)式で示すような両者の位置関係を算出
し、この位置関係に基づき2つの画像を合成して新たな
画像(すなわち2つの画像から得られる合成画像)画像
を生成するモードである。このマニュアルモードにおい
て2つの画像間における共通部分を指示する場合、例え
ば、図9に示すように、2枚合成ウィンドウ上におい
て、マウス216などを用いて画像404aと画像40
4bとの間の共通部分901が指示される。マニュアル
モードでは、ユーザによる操作が多くなるが、2つの画
像間の共通部分を正確に指示することができるから、よ
り精度良く画像合成を行うことができる。
【0058】1つの画像組に対する合成が終了すると、
図10に示すように、この合成の結果を表すウィンドウ
がディスプレイ217に表示される。このウィンドウに
おいては、「次の画像を合成するには「次へ進む」ボタ
ンを押して下さい。合成をやり直す場合には「戻る」ボ
タンを押して下さい。」というメッセージ、前回の処理
へ戻るためのボタン1002、現在の処理を確定して次
の処理への移行を指示するためのボタン1003および
一括合成を指示するためのボタン1004ととともに、
2枚の画像の合成結果1001が表示される。ここで、
ユーザが所望する合成結果が得られると、ボタン100
3が押下されて次の隣り合う2つの画像に対する合成を
行うための処理へ移行する。この移行により、次の隣り
合う画像の合成に対する2枚合成ウィンドウが表示さ
れ、この2つの画像に対する合成が同様の手順で行われ
る。また、所望の合成結果が得られないときには、ボタ
ン1002が押下されて現在の画像に対する2枚合成ウ
ィンドウに戻り、再度合成がやり直される。
【0059】また、合成結果を表示するウィンドウの他
の例として、図11に示すように、図10に示すメッセ
ージと同じメッセージと、前回の処理へ戻るためのボタ
ン1102、現在の処理を確定して次の処理への移行を
指示するためのボタン1103および一括合成を指示す
るためのボタン1104ととともに、2枚の画像の合成
結果1101を表示するウィンドウがある。このウィン
ドウは、図10のウィンドウに対して、合成結果111
01を表すように各画像をその位置関係に基づき重複し
て表示し、その重複部分1105を透過させて表示する
点で異なる。
【0060】このように、全ての隣り合う2つの画像の
合成が終了すると、次のステップS104で、全ての隣
り合う2つの画像の合成結果すなわち全ての隣り合う2
つの画像間の位置関係に基づき全ての画像を合成する。
このステップS104への移行は、2つの画像の合成結
果を表すウィンドウにおいて「次へ進む」のボタンが押
されてときに、全ての隣り合う2つの画像の合成が終了
した判断されたときに自動的に行われる。
【0061】全ての画像の合成が終了すると、全画像合
成の結果を表すウィンドウがディスプレイ217に表示
される。このウィンドウにおいては、例えば、図12に
示すように、「この画像を保存する場合は「開始」を押
して下さい。合成をやり直す場合は「合成やり直し」を
押して下さい。」というメッセージ、画像保存を指示す
るためのボタン1202、合成やり直しを指示するため
のボタン1203とともに、全画像を合成して得られた
合成結果1201が表示される。ここで、所望の合成結
果が得られたときには、ユーザによりボタン1203が
押下されて合成結果として得られた画像1201が保存
され、本処理は終了する。
【0062】所望の合成結果が得られない場合、ボタン
1202を押下することによって、再度隣り合う2つの
画像の合成からやり直すことができる。この場合、ディ
スプレイ217には、再度図8に示すウィンドウが開か
れ、所望の合成結果が得られるように、各隣り合う2枚
の画像の合成をマニュアルモードでやり直すなどの処理
が行われることになる。
【0063】この全画像の合成をやり直す場合には、図
13に示すように、まず、ステップS901で、図12
に示すウィンドウ上においてボタン1201を押下によ
る合成のやり直し指示に基づき、最初の隣り合う2つの
画像の合成ウィンドウ(例えば図8)を表示する。次い
で、ステップS902に進み、この表示された2つの画
像の合成ウィンドウにおいてこの2枚の画像合成をやり
直すか否かの指示がユーザから出だされているか否かを
判定し、合成をやり直す指示が出されているときには、
ステップS903に進み、ユーザの指示に基づきマニュ
アルモードなどでテンプレートマッチングを行う、また
は、ユーザによって変更指示された両画像間の共通部分
に基づきテンプレートマッチングなどを行うなどして、
2つの画像間の位置関係を再度算出し、合成を行う。こ
れに対し、合成のやり直し指示が出されていないときに
は、ステップS904に進み、今回2つの画像間の位置
関係を算出せず、前回に算出した位置関係を利用して合
成を行う。この場合、前回算出した上記(1)式のパラ
メータを保存し、このパラメータを読み出すことにより
前回の位置関係を利用することができる。
【0064】ステップS903またはステップS904
の実行後、ステップS905に進み、次の隣り合う2枚
の画像があるか否かを判定し、次の隣り合う2枚の画像
があるときには、再度上記ステップS902に戻り、該
ステップからの処理を全ての隣り合う2枚の画像に対す
る合成が終了するまで繰り返す。次の隣り合う2枚の画
像がないときには、全ての隣り合う2枚の画像に対する
合成が終了したと判断してステップ906で全画像の合
成を行い、その結果を図12に示すウィンドウに表示
し、本処理を終了する。
【0065】次に、「一括合成」ボタンにより実行が指
示される一括合成の機能について図14ないし図17を
参照しながら説明する。図14ないし図17は図1の画
像合成装置における一括合成機能を説明するためのウィ
ンドウの遷移状態を示す図である。
【0066】上述したように、各ウィンドウにおける
「次へ進む」、「戻る」の各ボタンを押下することによ
り、現在表示されているウィンドウを次のウィンドウま
たは前のウィンドウへ切り替えることができる。
【0067】図14(a)に示す配置指定ウィンドウ1
401において、「一括合成」のボタンが押下される
と、図14(b)に示す2枚合成ウィンドウ1402が
表示され、このウィンドウ1402上に表示されている
2枚の画像に関して自動的にオートモードが実行され
る。このオートモーでは、上述したように、テンプレー
トマッチングを自動的に行い、上記(1)式で表される
位置関係を算出する。すなわち、2枚合成ウィンドウ1
402上でユーザはオートオード、マニュアルモードな
どの指定を行うことなく、また、「次へ進む」のボタン
を押すことなく、オートモーで2枚の画像間の位置関係
が自動的に算出される。位置関係の算出が終了すると、
図15(a)に示す2枚合成の結果ウィンドウ1403
を表示せずに、図15(b)に示す次の2枚の画像に対
する2枚合成ウィンドウ1404が表示され、このウィ
ンドウ1404に表示されている2枚の画像間の位置関
係がオートモードで算出される。以降同様に、図16
(a)に示す2枚合成の結果ウィンドウ1405を表示
せずに、図16(b)に示す次の2枚の画像に対する2
枚合成ウィンドウ1406が表示され、このウィンドウ
1406に表示されている2枚の画像間の位置関係がオ
ートモードで算出される。この2枚の画像に対する合成
結果を表す図17(a)のウィンドウ1407も同様に
表示されず、図17(b)の全画像合成の結果を表すウ
ィンドウ1408が表示される。ここで、ウィンドウ1
408に表示された合成結果が所望の合成結果であると
きには、この合成結果は保存され、所望の合成結果が得
られないときには、再度隣り合う2つの画像の合成から
やり直すことができる。
【0068】次に、図14(b)に示す2枚合成ウィン
ドウ1402において「一括合成」のボタンを押した場
合の処理について説明する。この場合、このウィンドウ
1402上に表示されている2枚の画像に関してユーザ
によって選択されたオートモード、マニュアルモードの
いずれかのモードにより位置関係が算出されるが、図1
5(a)に示す合成結果のウィンドウ1403は表示さ
れない。この位置関係の算出が終了すると、図15
(b)に示す次の2枚の画像に関する2枚合成ウィンド
ウ1404が表示される。次いで、ウィンドウ1404
上に表示されている2枚の画像に関してユーザによって
選択されたオートモード、マニュアルモードのいずれか
のモードにより位置関係が算出されるが、この位置関係
の算出後には、図16(a)に示す合成結果のウィンド
ウ1405は表示されずに、図16(b)に示す次の2
枚の画像に関する2枚合成ウィンドウ1406が表示さ
れる。次いで、同様に、ウィンドウ1406において表
示された2枚の画像に関する位置関係が算出されるが、
図17(a)に示す合成結果のウィンドウ1407は表
示されない。そして、全ての2枚の画像に関してその位
置関係が算出されて2枚の画像の合成が終了すると、図
17(b)に示す全画像合成の結果ウィンドウ1408
が表示される。ここで、ウィンドウ1408に表示され
た合成結果が所望の合成結果であるときには、この合成
結果は保存され、所望の合成結果が得られないときに
は、再度隣り合う2つの画像の合成からやり直すことが
できる。
【0069】次に、図15(a)に示す2枚合成の結果
ウィンドウ1403において「一括合成」のボタンを押
した場合の処理について説明する。ウィンドウ1403
において「一括合成」のボタンを押した場合、まず、図
15(b)に示すウィンドウ1404が表示される。そ
して、このウィンドウ1404上に表示されている2枚
の画像に関してオートモードにより位置関係が算出され
るが、以降、図16(a)、図17(a)に示す合成結
果のウィンドウ1405,1407は表示されずに、図
16(b)に示す次の2枚の画像に関する2枚合成ウィ
ンドウ1406が表示されて、このウィンドウ1406
に表示された画像間に対する位置関係がオートモードで
算出される。そして、全ての2枚の画像に関してその位
置関係がオートモードで算出されると、図17(b)に
示す全画像合成の結果ウィンドウ1408が表示され
る。ここで、ウィンドウ1408に表示された合成結果
が所望の合成結果であるときには、この合成結果は保存
され、所望の合成結果が得られないときには、再度隣り
合う2つの画像の合成からやり直すことができる。
【0070】このように、各ウィンドウにおいて「一括
合成」のボタンを押すことにより、特に指定しない限り
オートモードを用いて2つの画像間に位置関係を算出
し、その位置関係に基づき全ての画像の合成を行う。そ
の際には、2枚の画像の合成結果を表示せずに、その時
点において位置関係を算出している2枚の画像を順次ユ
ーザに表示する。
【0071】以上より、本実施の形態では、キーボード
211またはマウス216の操作により入力された指示
に基づき各画像の配置位置を指定する指定処理と、指定
された各画像の配置位置に基づき各画像から互いに隣り
合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出された2つの画
像毎にその間の重複部分を整合させた位置関係を算出す
る位置関係算出処理と、算出された各画像間の位置関係
に基づき各画像を合成して合成画像を生成する合成画像
生成処理と、任意の互いに隣り合う2枚の画像を指定す
る画像指定処理と、指定された互いに隣り合う2枚の画
像間の位置関係を再算出する再位置関係算出処理とを行
うから、多量のメモリを占有することなく、画像合成を
行うことができる。
【0072】位置関係算出処理では、キーボード211
またはマウス216の操作により互いに隣り2つの画像
を指定し、該指定した互いに隣り合う2つの画像に対し
てキーボード211またはマウス216の操作により概
算の位置関係を入力し、この概算の位置関係を用いて指
定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を算出
するように設定することが可能であるから、より高い精
度で2つの画像間の位置関係を算出することができる。
【0073】また、位置関係算出処理においては、互い
に隣り合う2つの画像間の位置関係を一括して自動的に
算出するように設定することが可能であるから、位置関
係の算出に伴う操作入力に関する作業を軽減することが
できる。
【0074】さらに、各画像からの合成をやり直す際に
は、画像指定処理で任意の互いに隣り合う2つの画像を
指定し、再位置関係算出処理で指定された互いに隣り合
う2枚の画像間の位置関係を再算出し、合成画像生成処
理で、指定された互いに隣り合う2つの画像に対して再
算出された位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画像
に対して既に算出されている位置関係とを用いて各画像
を合成するように設定することが可能であるから、画像
合成のやり直しを簡単に行うことができる。
【0075】位置関係算出処理により互いに隣り合う2
つの位置関係を算出する際に、該2つの画像のみをディ
スプレイ217に表示するから、合成する2つの画像の
確認を容易に行うことができる。また、位置関係算出処
理で算出した互いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基
づき該2つの画像を合成し、その合成した画像をディス
プレイ217に表示するから、2枚の画像の合成結果を
容易に確認することができる。さらに、互いに隣り合う
2つの画像を合成して表示する場合には、2つの画像を
重複させて表示するとともにその重複部分を透過させて
表示することにより、合成した画像を表示するから、そ
の重複部分の視認性が3つ以上の画像が重複した場合に
おける視認性より優れ、その重複部分の確認を容易に行
うことができる。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
画像合成装置によれば、各画像の配置位置を指定する指
定手段と、指定された各画像の配置位置に基づき各画像
から互いに隣り合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出
された2つの画像毎にその間の重複部分を整合させた位
置関係を算出する位置関係算出手段と、算出された各互
いに隣り合う2つの画像間の位置関係に基づき各画像を
合成して合成画像を生成する合成画像生成手段とを備え
るから、多量のメモリを占有することなく画像合成を行
うことができる。
【0077】請求項2記載の画像合成装置によれば、位
置関係算出手段により互いに隣り合う2つの位置関係を
算出する際に、該2つの画像のみを表示する手段を備え
るから、合成する2つの画像の確認を容易に行うことが
できる。
【0078】請求項3記載の画像合成装置によれば、位
置関係算出手段により算出された互いに隣り合う2つ画
像間の位置関係に基づき該2つの画像を合成し、その合
成した画像を表示する手段を備えるから、2つの画像の
合成結果を容易に確認することができる。
【0079】請求項4記載の画像合成装置によれば、合
成した画像が、該画像を構成する2枚の画像を重複させ
て表示するとともにその重複部分を透過させて表示する
ことにより、表示されるから、その重複部分の視認性が
3つ以上の画像が重複した場合における視認性より優
れ、その重複部分の確認を容易に行うことができる。
【0080】請求項5記載の画像合成装置によれば、位
置関係算出手段が、指定された互いに隣り合う2つの画
像に対して外部から入力された概算の位置関係を用いて
指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を算
出することが可能であるから、より高い精度で2つの画
像間の位置関係を算出することができる。
【0081】請求項6記載の画像合成装置によれば、任
意の互いに隣り合う2枚の画像を指定する画像指定手段
と、指定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置関係
を再算出する再位置関係算出手段とを備え、各画像から
の合成をやり直す際には、画像指定手段で任意の互いに
隣り合う2つの画像を指定し、再位置関係算出手段で指
定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置関係を再算
出し、合成画像生成手段で、指定された互いに隣り合う
2つの画像に対して再算出された位置関係と、他の互い
に隣り合う2つの画像に対して既に算出されている位置
関係とを用いて各画像を合成するから、画像合成のやり
直しを簡単に行うことができる。
【0082】請求項7記載の画像合成装置によれば、再
位置関係算出手段が、指定された互いに隣り合う2つの
画像に対して外部から入力された概算の位置関係を用い
て指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を
再算出することが可能であるから、合成のやり直しの際
に、さらに精度良く2つの画像間の位置関係を算出する
ことができる。
【0083】請求項8記載の画像合成装置によれば、位
置関係算出手段が、互いに隣り合う2つの画像間の位置
関係を一括して自動的に算出するように設定することが
可能であるから、ユーザによる入力操作を軽減すること
ができる。
【0084】請求項9記載の画像合成方法によれば、各
画像の配置位置を指定する工程と、指定された各画像の
配置位置に基づき各画像から互いに隣り合う2つの画像
の全てを抽出し、該抽出された2つの画像毎にその間の
重複部分を整合させた位置関係を算出する工程と、前記
算出された各互いに隣り合う2つの画像間の位置関係に
基づき各画像を合成して合成画像を生成する工程とを備
えるから、多量のメモリを占有することなく画像合成を
行うことができる。
【0085】請求項10記載の画像合成方法によれば、
互いに隣り合う2つの位置関係を算出する際に、該2つ
の画像のみを表示する工程を備えるから、合成する2つ
の画像の確認を容易に行うことができる。
【0086】請求項11記載の画像合成方法によれば、
算出された互いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基づ
き該2つの画像を合成し、その合成した画像を表示する
工程を備えるから、2つの画像の合成結果を容易に確認
することができる。
【0087】請求項12記載の画像合成方法によれば、
合成した画像が、該画像を構成する2枚の画像を重複さ
せて表示するとともにその重複部分を透過させて表示す
ることにより、表示されるから、その重複部分の視認性
が3つ以上の画像が重複した場合における視認性より優
れ、その重複部分の確認を容易に行うことができる。
【0088】請求項13記載の画像合成方法によれば、
指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部から
概算の位置関係を入力し、該入力された概算の位置関係
を用いて前記指定された互いに隣り合う2つの画像間の
位置関係を算出するように設定することが可能であるか
ら、より高い精度で2つの画像間の位置関係を算出する
ことができる。
【0089】請求項14記載の画像合成方法によれば、
各画像からの合成をやり直す際に、任意の互いに隣り合
う2つの画像を指定する工程と、指定された互いに隣り
合う2枚の画像間の位置関係を再算出する工程と、指定
された互いに隣り合う2つの画像に対して再算出された
位置関係と、他の互いに隣り合う2つの画像に対して既
に算出されている位置関係とを用いて各画像を合成する
工程を備えるから、画像の合成のやり直しを容易に行う
ことができる。
【0090】請求項15記載の画像合成方法によれば、
指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部から
入力された概算の位置関係を用いて指定された互いに隣
り合う2つの画像間の位置関係を再算出するように設定
することが可能であるから、合成のやり直しの際に、さ
らに精度良く2つの画像間の位置関係を算出することが
できる。
【0091】請求項16記載の画像合成方法によれば、
互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を一括して自動
的に算出するように設定することが可能であるから、ユ
ーザによる入力操作を軽減することができる。
【0092】請求項17記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、各画像の配置位置を指定するための指定モジ
ュールと、指定された各画像の配置位置に基づき各画像
から互いに隣り合う2つの画像の全てを抽出し、該抽出
された2つの画像毎にその間の重複部分を整合可能な位
置関係を算出する位置関係算出モジュールと、算出され
た各互いに隣り合う2つの画像間の位置関係に基づき各
画像を合成して合成画像を生成する合成画像生成モジュ
ールを含むから、多量のメモリを占有することなく画像
合成を行うことができる。
【0093】請求項18記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、位置関係算出モジュールにより前記互いに隣
り合う2つの位置関係を算出する際に、該2つの画像の
みを表示するモジュールを含むから、合成する2つの画
像の確認を容易に行うことができる。
【0094】請求項19記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、算出された互いに隣り合う2つ画像間の位置
関係に基づき該2つの画像を合成し、その合成した画像
を表示するモジュールを含むから、2つの画像の合成結
果を容易に確認することができる。
【0095】請求項20記載の記憶媒体によれば、合成
した画像を構成する2枚の画像を重複させて表示すると
ともにその重複部分を透過させて表示することにより、
合成した画像を表示するから、その重複部分の視認性が
3つ以上の画像が重複した場合における視認性より優
れ、その重複部分の確認を容易に行うことができる。
【0096】請求項21記載の記憶媒体によれば、位置
関係算出モジュールが、指定された互いに隣り合う2つ
の画像に対して外部から入力された概算の位置関係を用
いて指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関係
を算出することが可能であるから、より高い精度で2つ
の画像間の位置関係を算出することができる。
【0097】請求項22記載の記憶媒体によれば、プロ
グラムが、任意の互いに隣り合う2枚の画像を指定する
画像指定モジュールと、指定された互いに隣り合う2枚
の画像間の位置関係を再算出する再位置関係算出モジュ
ールとを含み、各画像からの合成をやり直す際には、画
像指定モジュールで任意の互いに隣り合う2つの画像を
指定し、再位置関係算出モジュールで前記指定された互
いに隣り合う2枚の画像間の位置関係を再算出し、合成
画像生成モジュールで、前記指定された互いに隣り合う
2つの画像に対して再算出された位置関係と、他の互い
に隣り合う2つの画像に対して既に算出されている位置
関係とを用いて各画像を合成するから、画像の合成のや
り直しを容易に行うことができる。
【0098】請求項23記載の記憶媒体によれば、再位
置関係算出モジュールが、指定された互いに隣り合う2
つの画像に対して外部から入力された概算の位置関係を
用いて指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関
係を再算出することが可能であるから、さらに精度良く
2つの画像間の位置関係を算出することができる。
【0099】請求項24記載の記憶媒体によれば、位置
関係算出モジュールが、互いに隣り合う2つの画像間の
位置関係を一括して自動的に算出するように設定するこ
とが可能であるから、ユーザによる入力操作を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像合成装置を実施の第1形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の画像合成装置を構成するパーソナルコン
ピュータの外観構成を示す図である。
【図3】図1の画像合成装置における画像合成処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS102における画像の配置指
定ウィンドウ例を示す図である。
【図5】図3のステップS102における画像の配置指
定ウィンドウ例を示す図である。
【図6】図3のステップS102における画像の配置指
定ウィンドウ例を示す図である。
【図7】図3のステップS103における互いに隣り合
う2つの画像の組合せ例を示す図である。
【図8】図3のステップS103における2枚合成ウィ
ンドウ例を示す図である。
【図9】図3のステップS103における2枚合成ウィ
ンドウ例を示す図である。
【図10】図3のステップS103における2枚合成の
結果ウィンドウ例を示す図である。
【図11】図3のステップS103における2枚合成の
結果ウィンドウ例を示す図である。
【図12】図3のステップS104における全画像合成
の結果ウィンドウ例を示す図である。
【図13】図1の画像合成装置における画像合成のやり
直し手順を示すフローチャートである。
【図14】図1の画像合成装置における一括合成機能を
説明するためのウィンドウの遷移状態を示す図である。
【図15】図1の画像合成装置における一括合成機能を
説明するためのウィンドウの遷移状態を示す図である。
【図16】図1の画像合成装置における一括合成機能を
説明するためのウィンドウの遷移状態を示す図である。
【図17】図1の画像合成装置における一括合成機能を
説明するためのウィンドウの遷移状態を示す図である。
【図18】従来の画像合成方法による画像合成過程を説
明するための図である。
【図19】従来の画像合成方法による画像合成過程を説
明するための図である。
【図20】従来の画像合成方法による画像合成過程を説
明するための図である。
【図21】従来の画像合成方法による画像合成過程を説
明するための図である。
【図22】従来の画像合成方法による画像合成過程を説
明するための図である。
【符号の説明】
201 画像合成システム 202 画像処理手段 203 画像表示手段 204 アプリケーションソフトウェア 205 オペレーティングシステム 206 ハードウェア 211 キーボード 216 マウス

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ少なくともいずれかの画像と重
    複する複数の画像を合成する画像合成装置において、各
    画像の配置位置を指定する指定手段と、前記指定された
    各画像の配置位置に基づき各画像から互いに隣り合う2
    つの画像の全てを抽出し、該抽出された2つの画像毎に
    その間の重複部分を整合させた位置関係を算出する位置
    関係算出手段と、前記算出された各互いに隣り合う2つ
    の画像間の位置関係に基づき各画像を合成して合成画像
    を生成する合成画像生成手段とを備えることを特徴とす
    る画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記位置関係算出手段により前記互いに
    隣り合う2つの位置関係を算出する際に、該2つの画像
    のみを表示する手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記位置関係算出手段により算出された
    前記互いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基づき該2
    つの画像を合成し、その合成した画像を表示する手段を
    備えることを特徴とする請求項1または2記載の画像合
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記合成した画像は、該画像を構成する
    2枚の画像を重複させて表示するとともにその重複部分
    を透過させて表示することにより、表示されることを特
    徴とする請求項3記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】 前記位置関係算出手段は、前記指定され
    た互いに隣り合う2つの画像に対して外部から入力され
    た概算の位置関係を用いて前記指定された互いに隣り合
    う2つの画像間の位置関係を算出することが可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 任意の互いに隣り合う2枚の画像を指定
    する画像指定手段と、前記指定された互いに隣り合う2
    枚の画像間の位置関係を再算出する再位置関係算出手段
    とを備え、前記各画像からの合成をやり直す際には、前
    記画像指定手段で任意の互いに隣り合う2つの画像を指
    定し、前記再位置関係算出手段で前記指定された互いに
    隣り合う2枚の画像間の位置関係を再算出し、前記合成
    画像生成手段で、前記指定された互いに隣り合う2つの
    画像に対して再算出された位置関係と、他の互いに隣り
    合う2つの画像に対して既に算出されている位置関係と
    を用いて各画像を合成することを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1つに記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 前記再位置関係算出手段は、前記指定さ
    れた互いに隣り合う2つの画像に対して外部から入力さ
    れた概算の位置関係を用いて前記指定された互いに隣り
    合う2つの画像間の位置関係を再算出することが可能な
    ことを特徴とする請求項6記載の画像合成装置。
  8. 【請求項8】 前記位置関係算出手段は、前記互いに隣
    り合う2つの画像間の位置関係を一括して自動的に算出
    するように設定することが可能であることを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像合成装
    置。
  9. 【請求項9】 それぞれ少なくともいずれかの画像と重
    複する複数の画像を合成する画像合成方法において、各
    画像の配置位置を指定する工程と、前記指定された各画
    像の配置位置に基づき各画像から互いに隣り合う2つの
    画像の全てを抽出し、該抽出された2つの画像毎にその
    間の重複部分を整合させた位置関係を算出する工程と、
    前記算出された各互いに隣り合う2つの画像間の位置関
    係に基づき各画像を合成して合成画像を生成する工程と
    を備えることを特徴とする画像合成方法。
  10. 【請求項10】 前記互いに隣り合う2つの位置関係を
    算出する際に、該2つの画像のみを表示する工程を備え
    ることを特徴とする請求項9記載の画像合成方法。
  11. 【請求項11】 前記算出された前記互いに隣り合う2
    つ画像間の位置関係に基づき該2つの画像を合成し、そ
    の合成した画像を表示する工程を備えることを特徴とす
    る請求項9または10記載の画像合成方法。
  12. 【請求項12】 前記合成した画像は、該画像を構成す
    る2枚の画像を重複させて表示するとともにその重複部
    分を透過させて表示することにより、表示されることを
    特徴とする請求項11記載の画像合成方法。
  13. 【請求項13】 前記指定された互いに隣り合う2つの
    画像に対して外部から概算の位置関係を入力し、該入力
    された概算の位置関係を用いて前記指定された互いに隣
    り合う2つの画像間の位置関係を算出するように設定す
    ることが可能であることを特徴とする請求項9記載の画
    像合成方法。
  14. 【請求項14】 前記各画像からの合成をやり直す際
    に、任意の互いに隣り合う2つの画像を指定する工程
    と、前記指定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置
    関係を再算出する工程と、前記指定された互いに隣り合
    う2つの画像に対して再算出された位置関係と、他の互
    いに隣り合う2つの画像に対して既に算出されている位
    置関係とを用いて各画像を合成する工程を備えることを
    特徴とする請求項9ないし13のいずれか1つに記載の
    画像合成方法。
  15. 【請求項15】 前記指定された互いに隣り合う2つの
    画像に対して外部から入力された概算の位置関係を用い
    て前記指定された互いに隣り合う2つの画像間の位置関
    係を再算出するように設定することが可能であることを
    特徴とする請求項14記載の画像合成方法。
  16. 【請求項16】 前記互いに隣り合う2つの画像間の位
    置関係を一括して自動的に算出するように設定すること
    が可能であることを特徴とする請求項9ないし15のい
    ずれか1つに記載の画像合成方法。
  17. 【請求項17】 それぞれ少なくともいずれかの画像と
    重複する複数の画像を合成する画像合成システムを構築
    するためのプログラムを格納した記憶媒体において、前
    記プログラムは、各画像の配置位置を指定するための指
    定モジュールと、前記指定された各画像の配置位置に基
    づき各画像から互いに隣り合う2つの画像の全てを抽出
    し、該抽出された2つの画像毎にその間の重複部分を整
    合可能な位置関係を算出する位置関係算出モジュール
    と、前記算出された各互いに隣り合う2つの画像間の位
    置関係に基づき各画像を合成して合成画像を生成する合
    成画像生成モジュールを含むことを特徴とする記憶媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記プログラムは、前記位置関係算出
    モジュールにより前記互いに隣り合う2つの位置関係を
    算出する際に、該2つの画像のみを表示するモジュール
    を含むことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記プログラムは、前記算出された互
    いに隣り合う2つ画像間の位置関係に基づき該2つの画
    像を合成し、その合成した画像を表示するモジュールを
    含むことを特徴とする請求項17または18記載の記憶
    媒体。
  20. 【請求項20】 前記合成した画像を構成する2枚の画
    像を重複させて表示するとともにその重複部分を透過さ
    せて表示することにより、前記合成した画像を表示する
    ことを特徴とする請求項19記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記位置関係算出モジュールは、前記
    指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部から
    入力された概算の位置関係を用いて前記指定された互い
    に隣り合う2つの画像間の位置関係を算出することが可
    能であることを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記プログラムは、任意の互いに隣り
    合う2枚の画像を指定する画像指定モジュールと、前記
    指定された互いに隣り合う2枚の画像間の位置関係を再
    算出する再位置関係算出モジュールとを含み、前記各画
    像からの合成をやり直す際には、前記画像指定モジュー
    ルで任意の互いに隣り合う2つの画像を指定し、前記再
    位置関係算出モジュールで前記指定された互いに隣り合
    う2枚の画像間の位置関係を再算出し、前記合成画像生
    成モジュールで、前記指定された互いに隣り合う2つの
    画像に対して再算出された位置関係と、他の互いに隣り
    合う2つの画像に対して既に算出されている位置関係と
    を用いて各画像を合成することを特徴とする請求項17
    ないし21のいずれか1つに記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記再位置関係算出モジュールは、前
    記指定された互いに隣り合う2つの画像に対して外部か
    ら入力された概算の位置関係を用いて前記指定された互
    いに隣り合う2つの画像間の位置関係を再算出すること
    が可能であることを特徴とする請求項22記載の記憶媒
    体。
  24. 【請求項24】 前記位置関係算出モジュールは、前記
    互いに隣り合う2つの画像間の位置関係を一括して自動
    的に算出するように設定することが可能であることを特
    徴とする請求項17ないし23のいずれか1つに記載の
    記憶媒体。
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