JP3701267B2 - 図形編集方法および図形編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は図形編集方法および図形編集装置に関し、特にアニメーションのように、画面上で変化する図形の図形編集方法および図形編集装置に関する。画面上における図形の変化には、図形の位置の移動、円を楕円に変える等の図形の変形、図形の大きさの拡大縮小、所定点を中心とした図形の回転、等がある。
【0002】
【従来の技術】
従来技術により、図形間または図形と複数の図形からなるグループ図形間に相互関係をもたせて編集したいとき、例えば一方の図形が移動、変形、回転または相似拡大により変化するときに、その図形と相互関係をもたせて図形またはグループ図形をその変化に応じて同様に変化させたいときは、一方の図形の前記変化をその図形に対応する変化基準図形における属性値として数値で捕らえ、その数値をプログラムを介して使用し、相互関係をもたせて連動させたい図形を変化させるように編集していた。
【0003】
ここで、変化基準図形とは、図形が移動、変形、回転または相似拡大、色、等により変化するのに応じて、画面上で位置を変化させる点の集合で得られる図形をいう。また、属性とは所定の図形に対する変化の対象をいい、例えば図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化は、図形の位置という属性の変化または時間という属性の変化として捕らえることができる。属性値とは、その属性の変化を数値で表したときの数値をいう。
【0004】
また従来技術により、複数の図形からなるグループ図形内の各図形を独立に移動、変形、回転または相似拡大して編集するときは、独立に編集したい図形のみとその図形を抜き取った図形に対する各画面を用意し、独立に編集したい図形の画面を編集処理後に、編集処理した図形の画面とその図形を抜き取った図形の画面とを重ね合わせて表示するような位置決め処理が必要であった。
【0005】
また従来技術により、図形とグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形において所定図形または所定グループ図形(グループ図形はさらに下位のサブ階層構造図形を含む場合もある)を独立に座標変換して編集したいときは、上位の階層の図形も含めた画面全体に表示される階層構造図形の中で、独立に座標変換したい前記下位の階層構造図形をプログラムにより座標変換後、表示させる等の複雑な処理を必要とした。
【0006】
さらに従来技術により、所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化を定量的に捕らえ、その変化に応じて数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示するよう編集したいときは、変化する図形の変化をその図形に対応する変化基準図形における属性値として数値で捕らえ、その数値をプログラムを介して使用し、直接表示するか、または他の図形を変化させて表示させるよう編集していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の図形の編集を遂行する従来技術による編集装置およびその方法は、プログラムを介して編集したり、図形を重ね合わせて位置決め処理して編集したりする必要があり、編集に多くの時間と労力を必要とするという問題がある。
【0008】
本発明は前記問題点に鑑み、図形間または図形と複数の図形からなるグループ図形間に相互関係をもたせ、例えば一方の図形が移動、変形、回転または相似拡大により変化するとき、その図形と相互関係をもたせた図形またはグループ図形をその変化に応じて同様に変化するよう編集する図形編集方法および図形編集装置を提供することを第一目的とする。
【0009】
本発明はまた前記問題点に鑑み、複数の図形からなるグループ図形内の各図形を、独立に移動、変形、回転または相似拡大して編集する図形編集方法および図形編集装置を提供することを第二目的とする。
【0010】
本発明はまた前記問題点に鑑み、図形とグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形において、所定図形または所定グループ図形(グループ図形はさらに下位のサブ階層構造図形を含むことができる)を独立に座標変換して編集する図形編集方法および図形編集装置を提供することを第三目的とする。
【0011】
本発明はさらに前記問題点に鑑み、所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化を定量的に捕らえ、その変化に応じて数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示するよう編集する図形編集方法および図形編集装置を提供することを第四目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明による図形編集方法は、入力手段によって入力されたユーザの指定に基づいて、複数の図形が集まって階層構造をなす階層構造図形を編集する図形編集方法において、
前記ユーザの指定に基づいて、メイン階層の下位に位置する下位階層の図形の少なくとも1点を解放点として指定し、
前記下位階層の前記解放点を含む図形を除いた図形を固定図形情報として記憶し、
前記固定情報を変更せず表示し、
前記解放点を含む図形のみ、メイン階層からのユーザの指定を受付け、独立して移動、変形、回転または相似拡大する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明による図形編集装置は、入力手段によって入力されたユーザの指定に基づいて、複数の図形が集まって階層構造をなす階層構造図形を編集する図形編集装置において、
前記ユーザの指定に基づいて、メイン階層の下位に位置する下位階層の図形の少なくとも1点を解放点として指定し、該解放点を含む図形を除いた図形を固定図形情報として記憶する指定手段と、
前記固定情報を変更せず表示し、前記解放点を含む図形のみ、メイン階層からのユーザの指定を受付け、独立して移動、変形、回転または相似拡大する図形表示処理手段と、
を有することを特徴とする。
図1は本発明による図形編集装置の基本構成図である。
前記第一目的を達成する本発明の図形編集方法は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、図形または複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集方法において、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成し、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成し、
属性図形を射影元属性図形に選択し、
他方の図形またはグループ図形に対する属性図形として、射影元属性図形を射影した射影先属性図形を、属性表示領域に作成し、
射影元図形の属性情報に対しては射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、射影先図形の属性情報に対しては射影元図形の属性情報のアドレスを伝達する同期伝播情報を介して情報交換し、
一方の図形またはグループ図形の属性の変化に応じて、他方の図形またはグループ図形の属性の変化を生じるように図形を編集する。
【0013】
前記第二目的を達成する本発明の図形編集方法は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集方法において、
複数の図形からなるグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にある所定の図形における少なくとも1点を解放点とし、
その解放点とグループ枠図形とをグループ枠図形情報として記憶し、
解放点を含む図形を除いたグループ枠図形の内部の図形を固定図形情報として記憶し、
固定図形情報に記憶された図形をそのまま変更せずに表示し、
解放点を含む図形のみを、独立に移動、変形、回転または相似拡大し、
所定の図形を独立に変化させて表示し、
グループ図形を編集する。
【0014】
前記第三目的を達成する本発明の図形編集方法は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、図形と複数の図形からなるグループ図形が複数個集まって階層構造をなす図形集合であるメイン階層構造図形を作成または編集する図形編集方法において、
メイン階層構造図形における所定のグループ図形からなる下位のサブ階層構造図形を管理するサブグループ管理情報とメイン階層構造図形を管理するメイングループ管理情報の各々は座標変換情報を備え、
サブ階層構造図形を編集するときは、
メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて座標変換し、
その変換された座標により、サブ階層構造図形を表示し、
メイン階層構造図形を編集する。
【0015】
また、本発明によるグループ図形を管理するグループ管理情報の座標変換情報は、グループ管理情報が管理する各階層における各グループ管理情報の各座標変換情報の積で求められる。
【0016】
また、本発明によるグループ管理情報の座標変換情報は、グループ管理情報が管理する全ての階層の中で最上位の階層におけるグループ管理情報の座標変換情報としてもよい。
【0017】
前記第四目的を達成する本発明の図形編集方法は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、複数の図形を作成または編集する図形編集方法において、
所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大、色、等により属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた可動点図形を有する変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成し、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換える属性図形を属性表示領域に作成し、
属性の変化に対応する変化基準図形上の可動点図形の位置を補間演算して数値データとして求め、
求めた数値データに応じて変化基準図形の可動点図形の位置を変化させ、
変化基準図形の可動点図形の位置の変化に応じて属性図形の可動点図形の位置を変化させ、
属性図形の可動点図形の位置の変化から所定の図形の属性の変化を数値データに換算し、
複数の図形を編集する。
【0018】
また、本発明による図形編集方法は、属性の変化に応じて、前記数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示する。
【0019】
前記第一目的を達成する本発明の図形編集装置は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、図形または複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集装置において、
図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段14と、
図形編集処理手段14で作成した図形を図形表示領域に表示する図形表示処理手段16と、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段15と、
属性編集処理手段15で作成した属性図形を属性表示領域に表示する属性表示処理手段17と、を備え、
属性編集処理手段15は、
属性図形を射影元属性図形に選択し、
他方の図形またはグループ図形に対する属性図形として、射影元属性図形を射影した射影先属性図形を、属性表示領域に作成し、
射影元図形の属性情報に対しては射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、射影先図形の属性情報に対しては射影元図形の属性情報のアドレスを伝達する同期伝播情報を介して情報交換し、
一方の図形またはグループ図形の属性の変化に応じて、他方の図形またはグループ図形の属性の変化を生じるように図形を編集する属性射影作成処理手段を備えることを特徴とする図形編集装置。
【0020】
前記第二目的を達成する本発明の図形編集装置は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集装置において、
図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段14と、
図形編集処理手段14で作成した図形を図形表示領域に表示する図形表示処理手段16と、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段15と、
属性編集処理手段15で作成した属性を属性表示領域に表示する属性表示処理手段17と、を備え、
図形表示処理手段14は、
複数の図形からなるグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にある所定の図形における少なくとも1点を解放点とし、
その解放点とグループ枠図形とをグループ枠図形情報として記憶し、
解放点を含む図形を除いたグループ枠図形の内部の図形を固定図形情報として記憶し、
固定図形情報に記憶された図形をそのまま変更せずに表示し、
解放点を含む図形のみを、独立に移動、変形、回転または相似拡大し、
所定の図形を独立に変化させて表示するように、グループ図形を編集する解放点作成処理手段を、さらに備える。
【0021】
前記第三目的を達成する本発明の図形編集装置は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、図形と複数の図形からなるグループ図形が複数個集まって階層構造をなす図形集合であるメイン階層構造図形を作成または編集する図形編集装置において、
図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段14と、
図形編集処理手段14で作成した図形を図形表示領域に表示する図形表示処理手段16と、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段15と、
属性編集処理手段15で作成した属性図形を属性表示領域に表示する属性表示処理手段17と、を備え、
図形表示処理手段14は、
メイン階層構造図形における所定のグループ図形からなる下位のサブ階層構造図形を管理するサブグループ管理情報とメイン階層構造図形を管理するメイングループ管理情報の各々は座標変換情報を備え、
サブ階層構造図形を編集するときは、
メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて、座標変換処理手段により座標変換し、
その変換された座標により、サブ階層構造図形を表示し、
メイン階層構造図形を編集するグループ図形処理作成手段をさらに備える。
【0022】
また、本発明によるグループ図形を管理するグループ管理情報の座標変換情報は、グループ管理情報が管理する各階層における各グループ管理情報の各座標変換情報の積で求められる。
【0023】
また、本発明によるグループ管理情報の座標変換情報は、グループ管理情報が管理する全ての階層の中で最上位の階層におけるグループ管理情報の座標変換情報としてもよい。
【0024】
前記第四目的を達成する本発明の図形編集装置は、画面に表示する図形を作成または編集する処理装置10と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置11と、表示装置11の画面上の位置を指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備え、複数の図形を作成または編集する図形編集装置において、
図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段14と、
図形編集処理手段14で作成した図形を図形表示領域に表示する図形表示処理手段16と、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段15と、
属性編集処理手段15で作成した属性を属性表示領域に表示する属性表示処理手段17と、を備え、
図形編集処理手段14は、
所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大、色、等により属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた可動点図形を有する変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成し、
属性の変化に対応する変化基準図形上の可動点図形の位置を補間演算して数値データとして求め、
求めた数値データに応じて変化基準図形の可動点図形の位置を変化させ、複数の図形を編集する可動点図形位置決定手段を備え、
属性編集処理手段15は、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換える属性図形を属性表示領域に作成し、
変化基準図形の可動点図形の位置の変化に応じて属性図形の可動点図形の位置を変化させ、
属性図形の可動点図形の位置の変化から所定の図形の属性の変化を数値データに換算し、複数の図形を編集する(可動点図形位置による)属性変更処理手段を備える。
【0025】
また本発明による図形編集装置は、属性の変化に応じて、数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示する。
【0026】
【作用】
前記第一目的を達成する本発明の図形編集装置およびその方法は、図形間または図形と複数の図形からなるグループ図形間に相互関係をもたせ、例えば一方の図形が移動、変形、回転または相似拡大により変化するとき、その図形と相互関係をもたせた図形またはグループ図形をその変化に応じて同様に変化させて編集する。
【0027】
前記第二目的を達成する本発明の図形編集装置およびその方法は、複数の図形からなるグループ図形内の各図形を、独立に移動、変形、回転または相似拡大して編集する。
【0028】
前記第三目的を達成する本発明の図形編集装置およびその方法は、図形とグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形において、所定図形または所定グループ図形(グループ図形はさらに下位のサブ階層構造図形を含むことができる)を独立に座標変換して編集する。
【0029】
前記第四目的を達成する本発明の図形編集装置およびその方法は、所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化を定量的に捕らえ、その変化に応じて数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示するよう編集する。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の図形編集装置は、図1に示したように、CPUおよびメモリ等からなる処理装置10と、作成または編集した図形を表示する表示装置11と、表示装置11に設けられた画面の座標上の位置をマウス、ライトペン、キーボード等により指定して処理装置10に入力する位置指定装置12とを備える。
【0031】
表示装置11の画面上には2つのウィンドウが割り当てられる。一方のウィンドウには、図形および変化基準図形を表示する図形表示領域18が、他方のウィンドウには、図形表示領域18内に表示された変化基準図形に対応し、図形の属性の変化を表現する属性図形を表示する属性表示領域19がそれぞれ割り当てられる。表示装置は、2つの画面を設け各画面に各ウィンドウを割り当てて構成してもよい。
【0032】
処理装置10は、図形情報記憶部13、図形編集処理手段14、属性編集処理手段15、図形表示処理手段16および属性表示処理手段17を有する。
【0033】
図形情報記憶部13には、図形および属性を編集するために必要な編集情報が記憶される。その編集情報は図形と複数の図形からなるグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形を管理するためのグループ管理情報を複数個有する。
【0034】
本発明において、グループ図形とは複数の図形が集合して得られた図形集合をいう。また、図形と前記グループ図形が複数個集まって階層構造をなす図形集合を階層構造図形という。複数の階層をなすメイン階層構造図形において、最上位の階層に1つのグループ図形があり、そのグループ図形の下位の階層に他のグループ図形である場合、その下位の階層のグループ図形を含めて下方の階層の図形集合をサブ階層構造図形という。メイン階層構造図形のグループ管理情報を根情報と称し、編集中のサブ階層構造図形のグループ管理情報をスコープ情報と称する。
【0035】
前述の編集情報は、根情報とスコープ情報、および現在編集中のグループ図形の図形/属性管理情報を有する。図形/属性管理情報は、スコープ情報、すなわちサブ階層構造図形のグループ管理情報における各図形と各グループ図形に対する図形ヘッダ情報の有無、その図形ヘッダ情報に対応する属性情報の有無、およびグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にグループ図形があるとき、そのグループ図形のグループ管理情報のアドレスを記憶する情報である。
【0036】
図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の図形またはグループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段14と、
図形編集処理手段14で作成した図形を図形表示領域に表示する図形表示処理手段16と、
変化基準図形に対応する属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段15と、
属性編集処理手段15で作成した属性を属性表示領域に表示する属性表示処理手段17と、を備える。
図形編集処理手段14は、図形基本編集処理手段、グループ図形処理作成処理手段、解放点作成処理手段、座標編集処理手段、および可動点図形位置決定処理手段を有する。
【0037】
図形基本編集処理手段は、上述の図形編集処理手段14における基本的処理を実行する手段である。
【0038】
グループ図形処理作成処理手段は、
図形表示処理手段14において、
メイン階層構造図形における所定のグループ図形からなる下位のサブ階層構造図形を管理するサブグループ管理情報とメイン階層構造図形を管理するメイングループ管理情報の各々は座標変換情報を備え、
サブ階層構造図形を編集するときは、
メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて座標変換し、
その変換された座標により、サブ階層構造図形を表示し、
メイン階層構造図形を編集する。
解放点作成処理手段は、前記図形表示処理手段14において、
複数の図形からなるグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にある所定の図形における1点を解放点とし、
その解放点とグループ枠図形とをグループ枠図形情報として記憶し、
解放点を含む図形を除いたグループ枠図形の内部の図形を固定図形情報として記憶し、
固定図形情報に記憶された図形をそのまま変更せずに表示し、
解放点を含む図形のみを、独立に移動、変形、回転または相似拡大し、
所定の図形を独立に変化させて表示するように、グループ図形を編集する。
【0039】
座標編集処理手段は、図形編集処理装置14において、
メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて、座標変換処理手段により座標変換する。
可動点図形(センサ)位置決定処理手段は、図形編集処理装置14において、
所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大、色、等により属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた可動点図形を有する変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成し、
前記属性の変化に対応する前記変化基準図形上の前記可動点図形の位置を補間演算して数値データとして求め、
求めた前記数値データに応じて前記変化基準図形の前記可動点図形の位置を変化させ、複数の図形を編集する。
【0040】
可動点図形(センサ)位置による属性変更処理手段は、属性編集処理手段15において、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を画面上の位置の変化に置き換える属性図形を属性表示領域に作成し、
前記変化基準図形の前記可動点図形の位置の変化に応じて前記属性図形の可動点図形の位置を変化させ、
前記属性図形の可動点図形の位置の変化から前記所定の図形の属性の変化を数値データに換算し、複数の図形を編集する。
【0041】
属性編集処理手段15は、属性基本編集処理手段、属性射影作成処理手段、およびセンサ位置による属性変更処理手段を有する。
属性基本編集処理手段は、前述の属性編集処理手段15における基本的処理を実行する手段である。
【0042】
属性射影作成処理手段は、属性編集処理手段15において、
属性図形を射影元属性図形に選択し、
他方の図形またはグループ図形に対する属性図形として、射影元属性図形を射影した射影先属性図形を属性表示領域に作成し、
射影元図形の属性情報に対しては射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、射影先図形の属性情報に対しては射影元図形の属性情報のアドレスを伝達する同期伝播情報を介して情報交換し、
一方の図形またはグループ図形の属性の変化に応じて、他方の図形またはグループ図形の属性の変化を生じるように図形を編集する。
センサ位置による属性変更処理手段は、
【0043】
図形表示処理手段16は、図形情報記憶部13に記憶された複数の図形ヘッダ情報から所定の図形を表示装置11の図形表示領域18に表示する処理を実行する手段である。
【0044】
属性表示処理手段17は、図形情報記憶部13に記憶された複数の属性情報から所定の属性図形を表示装置11の属性表示領域19に表示する処理を実行する手段である。
【0045】
図2は編集情報の概略構成図である。以下に図1で示す図形情報記憶部13に記憶される編集情報について詳細に説明する。編集情報は、複数のグループ管理情報21−1、21−2、…、21−nを有する。前述したように編集情報は、根情報、スコープ情報、および図形/属性管理情報に大別される。
【0046】
根情報は、図形とグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形の1つを管理するための情報であり、図2に示す図形管理情報22、属性管理情報24、および図形/属性管理情報23a〜23dを有する。
【0047】
図形管理情報22は、1つの階層構造図形を構成する図形とグループ図形を管理するための情報である。図形管理情報22は、管理する階層構造図形を構成する各図形の図形ヘッダ情報25a、25b、各グループ図形を囲むグループ枠図形の図形ヘッダ情報25c、変化基準図形の図形ヘッダ情報25dを有する。さらに、図形管理情報22は、その階層構造図形の全体を表示する画面の座標軸を行列(マトリクス)で定義する変換行列情報26、およびその変換行列情報26から得られるその階層構造図形の座標軸を図形で表示する軸図形情報27を有する。
【0048】
変換行列情報26は、3行2列の行列により6通りの実数で表される情報である。周知の技術によりこの変換行列情報26を用いて実座標を変換して求め、図形を縦方向または横方向に拡大/縮小し、回転し、あるいは斜めに剪断して、画面上に表示することができる。
【0049】
軸図形情報27は、単に座標変換後の座標軸を画面に表示してオペレータに見せるための情報であり、それによりオペレータは変換後の座標軸を視覚的に捕らえることができる。
【0050】
図形/属性管理情報23a〜23dは、図形およびグループ図形内の図形を囲むグループ枠図形および変化基準図形に対する図形ヘッダ情報25a〜25dの有無(1/0)、属性情報28a〜28dの有無(1/0)、およびグループ枠図形に関してはグループ枠図形内の図形を管理するグループ管理情報21−2を記憶するアドレスの3つの情報を有する。なお、このグループ枠図形内には図形の他に下位の階層のグループ図形を含む場合もある。
【0051】
属性管理情報24は、属性情報28a〜28dを管理する情報である。属性情報28a〜28dは対応する図形ヘッダ情報25a〜25dの属性に対する情報であり、図形ヘッダ情報25a〜25dに必ずしも対応する属性情報28a〜28dが設けられるとは限らず、またその逆も真である。
【0052】
属性情報は、図形ヘッダ情報、種別情報、可動点図形の情報、属性値の情報、および属性値の更新時の処理関数へのポインタの情報を有する。ここで、種別情報とは、属性が射影元属性か射影先属性かまたはそれら以外の属性を識別する情報を意味する。可動点図形の情報は、可動点図形の点情報と後述する同期伝播情報のアドレス情報を有する。属性値の更新時の処理関数へのポインタの情報とは、属性値が更新された時に所定の関数に基づいて演算を実行する場合に用いられる関数を記憶するアドレスの情報をいう。
【0053】
同期伝播情報は、所定の図形に対応する変化基準図形のポインタ(アドレス)、その可動点図形(カーソル)のポインタ、およびその変化基準図形に対応する属性図形のポインタ、およびその可動点図形(カーソル)のポインタの各情報、区間番号および区分比に関する情報を有する。区間番号の情報は可動点図形の属する区間の番号で示される情報であり、内分比の情報は変化基準図形、または属性図形上の区間内における可動点図形の位置を演算するための情報である。
【0054】
図形ヘッダ情報は、図形が表示される画面の座標上の位置、図形の幅と高さで決定される大きさ、点、区間、および可動点図形の各情報を有する。以下に図形ヘッダ情報の詳細を説明する。
【0055】
図3は図形ヘッダ情報と点情報の説明図である。図3の(A)は図形ヘッダ情報と図形の形状を決定する点情報を示す図であり、図3の(B)はエクステントの説明図であり、図3の(C)は3つの形状決定点に依存する被参照点の依存度の説明図である。
【0056】
図3の(A)に示すように、図形ヘッダ情報30は、図形が占める矩形(これをエクステントという)の範囲に関する情報、形状決定点の数の情報、その図形を描くときの始点として定義された点情報31−1へのポインタ(アドレス)情報、およびその図形における束縛点として定義された点情報31−2へのポインタ情報を有する。
【0057】
図3の(B)に示すように、図形が多角形のとき、エクステントは点線の矩形で示した範囲の領域である。図形ヘッダ情報30中のエクステント情報は、エクステントの左上角の点の座標(x0,y0)と、エクステントの幅wと、エクステントの高さhの各情報を有する。点情報31は、多角形の頂点に関する位置情報(x1,y1)、(x2,y2)、…や次の点へのポインタ情報を有する。また、図形ヘッダ情報30および点情報31−1、31−2、31−3は、必要に応じて他の各種の属性情報を有する。例えば、点情報31−2の示す点(x2,y2)は、束縛点40と定義され、図形の編集において変形の動作を確定するために図形情報の属性の1つとして定義される。
【0058】
図3の(C)に示すように、被参照点32の位置がa、b、cの3つの形状決定点に依存すると仮定すると、被参照点32の情報には、これらの各形状決定点へのポインタと依存度ka,kb,kc が設定される。a,b,cの各点の座標を (xa,ya),(xb,yb),(xc,yc)とし、被参照点32の座標を(xp,yp)とすると、3点の被参照点32の位置に対する依存度ka,kb,kc は、
xa ka +xb kb +xc kc =xp
ya ka +yb kb +yc kc =yp
ka +kb +kc =1
の連立方程式の解として得られる値である。
【0059】
点情報は、さらに仮想座標情報、実座標情報および数値情報を有する。
仮想座標情報は、仮想座標における点の位置情報(Vx,Vy)であり、実座標情報は、実座標における点の位置情報(Px,Py)であり、数値情報は解放の種類を示す情報である。ここで解放の種類とは、移動、変形、回転、相似拡大をいう。
【0060】
区間情報とは、図形の隣合う2点間の情報を意味する。区間情報は、隣合う2点間の開始点と終了点の各アドレス情報およびその2点間が直線、曲線、円弧の何れかであるかを表す数値情報を有する。
【0061】
可動点図形情報は、その可動点図形の図形形状を決定づける各点の点情報と同期伝播情報のアドレス情報とを有する。
【0062】
グループ枠図形情報は、グループ図形内の図形を矩形の枠で囲んだグループ枠の図形に関する図形ヘッダ情報として記憶され、さらにそのグループ枠の図形の枠内における点情報の中で解放されている点をリストした解放点情報、およびグループ図形内の各図形が記憶されるアドレスの情報を有する。
【0063】
解放点情報は、グループ図形をなす図形において解放されている解放点のアドレス情報とそのグループ図形のグループ枠図形に対応する前記解放点のアドレス情報を有する。以下に具体例をあげて編集情報を説明する。
【0064】
図4は本発明の一実施例の階層構造図形を示す図である。図4に示すように本実施例の階層構造図形は逆三角形41と星形42とグループ枠図形43および変化基準図形44からなり、グループ枠図形43の内部には円45と三角形46がある。これらの図形に関する情報が編集情報として何処に記憶されるかについて図2を参照しつつ以下に説明する。逆三角形41と星形42の図形の情報は、図形ヘッダ情報25aと25bとして記憶される。グループ枠図形43の図形の情報はそのグループ枠図形がグループ枠図形情報25cとして記憶され、グループ枠図形情報25cに対応する図形/属性管理情報23c内にグループ枠図形43のグループ管理情報のアドレス21−2が記憶されている。それゆえ、そのアドレスにおけるグループ管理情報21−2が有する図形ヘッダ情報に円44と三角形45の図形の情報は記憶される。
【0065】
階層構造図形におけるグループ図形のグループ内へ編集領域を限定する場合の編集方法について、以下に説明する。
図5は本発明の一実施例によるフォーカスインとフォーカスアウトの説明図であり、(A)はグループ図形をフォーカスインする前の図であり、(B)はグループ図形をフォーカスインした後の図である。
図5の(A)は円51と逆三角形52からなるグループ図形を囲む矩形のグループ枠図形50と、四角形54と三角形55とが図形表示領域に作成された画面を示す。編集領域を所定のグループ図形内に限定する操作(フォーカスイン)を行うと、図5の(A)に示されるグループ枠図形50と四角形54と三角形55が画面から消え、図5の(B)に示されるように四角形54と三角形55のみ残され、さらにグループ図形内の座標軸の図形57が画面に表示される。以降、このグループ図形外の図形に無関係にグループ図形内の図形のみの編集を行うことができる。特にグループ図形内の図形のみ座標変換をしたいときに有効である。限定されたグループ図形の編集領域を解除する操作(フォーカスアウト)を行うと画面は図5の(B)から(A)に戻り、画面全体の図形の編集ができる。これは編集情報における所定の図形管理情報のみをアクセスできるように制御されているからである。
【0066】
図6はフォーカスインの処理のフローチャートである。本図以降、図中Sに続く数字はステップ番号を示す。最初、表示装置11の画面の上部に示されるメニューからフォーカスインを選択し、位置指定装置12により入力すると、処理装置10のCPUは、選択された図形が1つか否かを判別する(ステップS1)。ステップS1の判別結果がYESのときは、選択された図形ヘッダ情報に係る図形/属性情報がグループ管理情報を保持しているか否かを判別する(ステップS2)。ステップS2の判別結果がYESのときは、編集情報における編集中グループの図形/属性管理情報が保持するグループ管理情報を設定する(ステップS3)。ステップS3終了後、図形表示領域を再描画し(ステップS4)、属性表示領域を再描画する(ステップS5)。
ステップS1の判別結果がNOのときは、処理を終了する。
ステップS2の判別結果がNOのときは、処理を終了する。
【0067】
図7はフォーカスアウトの処理のフローチャートである。編集情報が保持する編集中のグループ管理情報を保持する上位階層の図形またはグループ図形があるか否かを判別する(ステップS1)。ステップS1の判別結果がYESのときは、編集情報が保持する編集中のグループ管理情報を保持する上位階層の図形またはグループ図形を、編集情報を保持する編集中のグループ管理情報に設定する(ステップS2)。ステップS2の終了後、図形表示領域を再描画し(ステップS3)、属性表示領域を再描画する(ステップS4)。
【0068】
図8はグループ図形を45°回転させた後、フォーカスインしたときの操作例を示す図であり、(A)は逆三角形61と正方形62からなるグループ図形を囲む矩形のグループ枠図形60と2つの四角形64、65が図形表示領域に作成された画面を示す図であり、(B)は図形枠60で囲まれるグループ図形を45°回転した図であり、(C)は(B)において編集領域をこのグループ図形にフォーカスインしたときの画面を示す図である。図8の(B)に示されるグループ枠図形60と2つの四角形64、65は画面から消え、三角形61と正方形62のみ残され、さらに45°回転したグループ図形内の座標軸を示す軸図形67が画面に表示される。図8の(B)と(C)で示されるように、グループ図形内の座標軸の軸図形67がグループ図形の回転角と同一角度回転された座標軸で示されることが判る。
【0069】
図9はグループ図形の外部からグループ図形内の図形を回転させてグループの座標系を変更する処理のフローチャートである。処理装置10におけるCPUは、選択されたグループ枠図形を矩形に変形する(ステップS1)。グループ枠図形の変形前の形状と変形後の形状の差から変換行列Tを演算する(ステップS2)。変形後のグループ枠図形の座標行列G’=T×G(TとGは後述する)を演算する(ステップS3)。次に図形の実座標行列を演算する(ステップS4)。図形表示領域を再描画する(ステップS5)。
【0070】
ここで、実座標と仮想座標について説明する。この実座標と仮想座標の2つを導入する理由は、実座標と仮想座標の何れか一方、または両方の座標変換の処理が必要であるので、その処理を効率良く実行するためである。実座標とは、ウィンドウ画面の左上を原点としてドット(画素)数で画面上の位置を決定するXY座標をいう。ウィンドウ画面上の位置は実座標で(Px,Py )と表される。仮想座標とは、実座標を決定するに際し、所定の座標を回転したり、移動したりするときに所定の座標に座標変換行列を乗算して得られた座標を実座標とするときの所定の座標をいう。実座標(Px,Py )に対応する仮想座標は(Vx,Vy )と表される。
(Px,Py )=T×(Vx,Vy )
ここで、Tは2×3の変換行列であり、一般的に任意の2次元座標を実現可能とする。
階層構造をなす各階層のグループ図形の変換行列をそれぞれG0,G1,…, Gn とすると、
T=G0 ×G1 ×…×Gn
で表される。
【0071】
図10はグループ図形の外部からグループ図形内の図形を回転させてグループの座標系を変更するときの軸座標の演算処理のフローチャートである。図形管理情報で記憶された全ての図形ヘッダ情報について実座標を演算する(ステップS1)。変換された図形ヘッダ情報がグループ枠図形であるか否か判別し(ステップS2)、ステップS2の判別結果がYESのとき実座標を計算する(ステップS3)。ステップS2の判別結果がNOのときは、処理を終了する。
【0072】
図11はグループ図形にフォーカスインした状態で座標変換を行ったときの、図形の作成操作例を示す図であり、(A)は四角形71、円72からなるグループ図形70を示す図であり、(B)はグループ図形70にフォーカスインした図であり、(C)はグループ図形70の座標軸の図形を変形した図であり、(D)はグループ図形70の座標軸を変形した後に、仮想座標系では長方形の図形が実座標系では直角でない平行四辺形74として描かれた図であり、(E)はフォーカスアウトした後のグループ図形を示す図であり、(F)はフォーカスアウトした後のグループ図形を画面の横(X軸)方向に拡大した図である。
図11の(F)に示されるように、グループ図形にフォーカスインした状態でそのグループ図形の座標変換を行うと、それ以降にグループ内部で作成される図形の形状は、新たに変換された座標系に基づいて変更されることが判る。
【0073】
図12はグループ図形にフォーカスインした状態における座標変換の処理のフローチャートである。
処理装置10におけるCPUは、選択されたグループ図形の座標軸の図形(軸図形)を変形する(ステップS1)。変形された軸図形から変換行列Tを演算する(ステップS2)。編集情報が記憶している現在編集中のグループ管理情報に記憶された図形管理情報の座標の変換行列を演算し設定する。G’=TG(ステップS3)。図形管理情報についてはTの逆行列T-1を乗算する(ステップS4)。図形管理情報で実座標を演算し(ステップS5)、図形表示領域を描画する(ステップS6)。
【0074】
多段階層に作成されたグループ図形に対しグループ図形の各座標の変換行列を与えて変更することもできる。その場合、最上位の階層におけるグループの座標の変換行列をG0 、n階層のグループの座標の変換行列をGn とすれば、n階層のグループにおける図形の画面上での実座標Pは、下記の式で計算される。
[Px,Py]=G0 G1 …Gn [Vx,Vy]
【0075】
図13は解放点の説明図である。図示されるように、グループ枠図形80の内部には、グループ図形を構成する図形、折れ線81と三角形82がある。前述したように、グループ枠図形情報は解放点情報を含む。解放点情報の1つはグループ枠図形80の内部の図形上の解放点HP2の情報であり、その解放点は複数個設定することができる。解放点情報の他の1つは、グループ枠図形80の内部の図形、折れ線81または三角形82上の点で、解放点HP2に対応する解放元の点HP1の情報である。この解放元の点HP1は解放点HP2の数だけあり、各解放元の点HP1に対応する各解放点HP2の中間には仮想の各解放点RPが設けられる。解放元の点HP1と仮想の各解放点RPの関係付けの処理に対し、仮想の各解放点RPと解放点HP2の関係付けの処理を実行することにより解放元の点HP1の予め設定した変形、回転、相似拡大、モード依存の解放の種類に応じた図形の変化に対応して、解放点HP2の予め設定した前記解放の種類(解放元の点HP1と同じ)に応じた図形の変化が実現できる。
【0076】
図14は解放点の作成処理のフローチャートである。
マウス入力により解放元の点HP1を選択する(ステップS1)。
解放の種類、すなわち変形、回転、相似拡大または依存モードを指定する(ステップS2)。
選択された点は解放可能な点であるか否かを、解放元の点HP1がグループ枠図形の内部の図形における形状決定点であるか否かにより判別する(ステップS3)。
ステップS3でYESと判別されたときは、グループ枠図形80の内部に解放点HP2を作成し、点情報を設定する(ステップS4)。
解放元の点HP1 の点情報に解放の種類を設定する(ステップS5)。
解放元の点HP1と解放点HP2の間を情報交換するための仮想の解放点RPを作成し、解放元の点情報および解放点情報としてHP1、HP2を設定する(ステップS6)。
【0077】
図15は解放点の操作処理のフローチャートである。
マウス入力等により解放点HP2に対する位置の変更を指示する(ステップS1)。
解放点HP2に対応する仮想の解放点RPと、解放元の点HP1を得る(ステップS2)。
解放元の点HP1の属する図形81を得る(ステップS3)。
解放元の点HP1の解放の種類をマウスにて指定する(ステップS4)。
図形81を変形、回転、相似拡大、または依存モードに応じた変形を実行する(ステップS5)。
変形後の解放元の点HP1の位置に合わせて、解放点HP2の位置を設定する(ステップS6)。
【0078】
図16は本発明の解放点による図形編集の具体例を示す図である。本図は針F1とメモリ板F2からなるメータを示し、針の1点を解放点HP2とすることにより針F1の目盛り板F2上の指示位置を変更することができる。このようにメータという図形を作成するための情報を1つの部品として図形の編集ができ、かつメータ内部の針という図形の要素を、針の1点を解放することによりグループ枠図形の内部にあるグループ図形を構成する図形を編集できる。
【0079】
図17は射影の操作手順の説明図であり、(A)〜(E)の各図には2つの属性処理画面が示され、(A)は左側に属性a1、右側に属性a2をそれぞれを示し、射影元の属性a1を選択するステップを示す図であり、(B)は属性a1の射影を実行開始するステップを示す図であり、(C)は射影先の属性処理の名称を入力するステップの図であり、(D)は右側に射影先の属性a3が作成され、と同時に右側に射影元の属性a1のview(外観)が変化する様を示す図であり、(E)は射影先の属性a3の属性値の変化により射影元の属性a1の属性値が変化する様を示す図である。
【0080】
図18は射影による属性の結合の操作手順を示す図であり、(A)〜(E)の各図には2つの属性処理画面が示され、(A)は右側に射影先の属性a3を選択するステップを示す図であり、その結果右側の射影元の属性a1の外観が変化する様を示す図であり、(B)は射影先の属性a3の属性値を他の属性a2の属性値にカーソルを参照させるステップを示す図であり、(C)は射影先の属性a3および射影元の属性a1のカーソルの外観が変化するステップを示す図であり、(D)は右側の属性処理画面における属性の変化に応じて左側の属性a1のview(外観)が変化する様を示す図である。なお、表示装置における属性表示領域は、図17と図18の左右両側に示した2つの属性処理画面に対応して2つ設けてもよいが、2つの属性表示画面を1つの属性表示領域に交互に表示してもよい。
【0081】
図19と図20は属性射影の作成処理手段のフローチャートである。
図17を参照しつつ以下に図19とグループ20に示すフローチャートを説明する。
なお、属性情報a1,a2は、図形/属性情報c1,c2、および同期伝播情報g1,g2にそれぞれ対応する。
射影する属性情報a1を選択する〔図17の(A)と(B)を参照〕(ステップS1)。
射影先の属性管理情報を指定する〔図17の(C)を参照〕(ステップS2)。
射影先の属性管理情報に新たな属性情報a2を1つ作成する〔図17の(D)を参照〕(ステップS3)。〔以下ステップS13まで図17の(D)を参照する。〕
射影先のグループ管理情報に新たな図形/属性管理情報c1を1つ作成する(ステップS4)。
c1の属性情報にa2を設定する(ステップS5)。
a2の種別を一般属性(射影元属性または射影先属性の何れでもない属性)、射影元属性、または射影先属性の何れかに指定する(ステップS6)。
新たな同期伝播情報g1を1つ作成し、図形/属性管理情報c1に設定する(ステップS7)。
g1の変化基準図形1にa1の値域表示図形を指定し、
可動点図形1にa1の可動点図形を指定し、
変化基準図形2にa2の値域表示図形を指定し、
可動点図形2にa2の可動点図形を指定する(ステップS8)。
a1の可動点図形の同期伝播情報にg1を設定する(ステップS9)。
a2の可動点図形の同期伝播情報にg1を設定する(ステップS10)。
a1の可動点図形の位置から属する区間番号と内分比を求め、g1の区間番号と内分比に設定する(ステップS11)。
g1の区間番号と内分比からa2上での可動点図形の位置を求め、対応する位置に移動する(ステップS12)。
a1の種別を射影済と設定する(ステップS13)。
a1およびa2をその種別と位置の情報に従って再描画する〔図17の(E)を参照〕(ステップS14)。
【0082】
図21は属性射影の更新時の処理のフローチャートである。
マウス入力または属性値を更新するプログラムインターフェースまたは可動点図形が参照している他の属性の更新によってa1の可動点図形の位置を変更する指示がでる(ステップS1)。
a1の可動点の位置から区間番号と内分比を求めg1に設定する(ステップS2)。
g1の区間番号と内分比を基にa2の可動点図形を対応する位置に移動する(ステップS3)。
a2の可動点図形の位置から属性の値を求め、属性値として設定する。属性値は可動点図形のx座標をv、値域表示図形の点列の先頭x座標をs、最後尾のx座標をeとした場合、属性値=(V−s)/(e−s)で表される(ステップS4)。
a2の更新時処理は設定されているか判別する(ステップS5)。
ステップS5の判別結果がYESのとき、a2の属性値の更新時処理その処理を呼び出す(ステップS6)。
a1およびa2を変更された位置情報に従い描画する(ステップS7)。
【0083】
図22と図23は可動点図形の作成処理のフローチャートである。
なお、属性情報a1,a2は、図形/属性情報c1,c2、および同期伝播情報g1,g2、および可動点図形s1,s2にそれぞれ対応する。
マウス入力により点列と区間の属性(直線/円弧)を指定する(ステップS1)。
位置属性図形情報s1を新規に作成し、点と区間を指定された情報により作成する(ステップS2)。
指定された個数の点列をもつ属性情報a3を作成する(ステップS3)。
属性情報a3の各区間の長さをs1に対応する区間の長さで比例して配分する(ステップS4)。
同期伝播情報g2を作成する(ステップS5)。
この同期伝播情報とは、射影元図形の属性情報に対して射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、射影先図形の属性情報に対しては射影元図形の属性情報のアドレスを伝達するための射影元図形と射影先図形の中間にある情報である。
g2の変化基準図形1にs1の値域表示図形を指定し、
可動点図形1にs1の可動点図形を指定し、
変化基準図形2にa3の値域表示図形を指定し、
可動点図形2にa3の可動点図形を指定する(ステップS6)。
a3の可動点図形の同期伝播情報をg2に設定する(ステップS7)。
s1の可動点図形の同期伝播情報をg2に設定する(ステップS8)。
現在のグループ管理情報に新たな図形/属性管理情報c2を作成し、図形ヘッダ情報にS1、属性情報にa3、同期伝播情報にg2を設定する(ステップS9)。
s1の可動点図形の位置をs1の全区間の長さの和の半分の位置とする(ステップS10)。
s1の可動点図形の位置からその属する区間番号と、その区間でのその位置の内分比を求めg2に設定する(ステップS11)。
a3の可動点図形の位置を計算し、可動点図形を移動する(ステップS12)。
s1およびa3を再描画する(ステップS13)。
【0084】
図24は可動点図形の位置による属性値変更処理手段のフローチャートである。
マウスの移動またはプログラムの呼び出し、参照図形の移動により、s1の可動点に対して(x,y)への移動が呼び出される(ステップS1)。
s1の可動点図形の位置を計算し、移動させる(ステップS2)。
s1の可動点図形の位置の属する区間番号と内分比をg2に設定する(ステップS3)。
a3の可動点図形をg2の区間番号と内分比に従って移動する(ステップS4)。
a3の可動点図形の位置から属性値を求め、属性値として設定する。属性値は可動点図形のx座標をv、値域表示図形の点列の先頭x座標をs、最後尾のx座標をeとした場合、
属性値=(v−s)/(e−s)から求められる(ステップS5)。
a3の値更新時処理は設定されているか判別する(ステップS6)。
ステップS6の判別結果YESのときはa3の属性値の更新処理時その処理を呼び出す(ステップS7)。ステップS6の判別結果NOのときは終了する。
s1およびa3を再描画する(ステップS8)。
【0085】
図25は本発明の射影手段により作成または編集した図形の具体例を示す図であり、(A)は左側にメータを示し、右側に解放されたカーソルをもつスライダを示す図であり、(B)は図25の(A)のスライダのカーソルをマウスにより上へ押し上げた後のメータとスライダを示す図であり、(C)は2つの属性表示画面の内、左側に射影元であるメータの属性a1を示し、右側にスライダの属性a2と、スライダの属性a2の射影先のスライダの属性a3を示す図である。図の(A)、(B)、(C)が示すように、射影により、一方の図形の属性値が変化すると、他方の図形の属性値も変化することが判る。
【0086】
図26は本発明の座標変換による編集の説明図であり、(A)は円形の柱時計を示す図であり、(B)は従来技術により座標変換してX軸方向に円形の柱時計を拡大し楕円形とした時計において、時計の針が楕円形の時計の外側にはみ出した状態を示す図であり、(C)は本発明により座標変換してX軸方向に円形の柱時計を拡大しても時計の針が楕円形となった時計の外側にはみ出さないことを示す図である。
【0087】
図27は本発明による補間演算の説明図であり、(A)は直線補間、(B)は円弧補間の説明図である。図の(A)が示するように、直線上の2点(0,0)と(Xe,Ye )の間における任意の1点(X,Y)は次式で与えられる。
α=(Xe x+Ye y)/(Xe2+Ye2)とすると、
α<0のとき、 X=Y=0
0≦α≦1のとき、 X=αXe 、Y=αYe
1<αのとき、は、 X=Xe 、Y=Ye
図の(B)が示すように、半径がrで角度がτ=φと半径がrで角度がτ=θの円弧上の2点間における任意の1点(X,Y)は次式で与えられる。
τ=tan -1(y/x)として(但し(x,y)は任意の点を示す)、
τ<φのとき、 X=r×cosφ,Y=r×sinφ
φ≦τ≦φのとき、X=r×cosτ,Y=r×sinτ
θ<τのとき、 X=r×cosθ,Y=r×sinθ
【0088】
図28は本発明の補間演算により編集した図形の実施例を示す図である。本図は本発明による編集装置の1画面を示し、画面の左側2列で示される各種記号は図形の作成または編集用のツールである。画面の上部にアルファベットで示されている8つの語は8つの機能のメニューを示す。画面の左上から右下にかけて図形表示領域が表示され、上からアキレス、亀およびスライダの各図形が示され、各図形の直下に変化基準図形b1、b2、b3が順に示されている。画面の右下には属性表示領域が示され、上から順にアキレス、亀およびスライダに対応する属性図形が示されている。属性表示領域における各属性を予め設定することにより、図形表示領域に表示されるスライダのカーソルを左から右へ移動させると、アキレスが亀の2倍の速度で歩いて左から右へ移動し、図中にGOALと描かれた縦線の位置で丁度アキレスが亀を追い越す画面を編集ができる。
(付記1) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して前記処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、図形または複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集方法において、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の前記図形または前記グループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成し、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を前記画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成し、
前記属性図形を射影元属性図形に選択し、
他方の前記図形または前記グループ図形に対する属性図形として、前記射影元属性図形を射影した射影先属性図形を、属性表示領域に作成し、
前記射影元図形の属性情報に対しては前記射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、前記射影先図形の属性情報に対しては前記射影元図形の属性情報のアドレスを伝達する同期伝播情報を介して情報交換し、
前記一方の図形またはグループ図形の前記属性の変化に応じて、前記他方の図形またはグループ図形の前記属性の変化を生じるように図形を編集することを特徴とする図形編集方法。
(付記2) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集方法において、
複数の図形からなるグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にある所定の図形における少なくとも1点を解放点とし、
その解放点と前記グループ枠図形とをグループ枠図形情報として記憶し、
前記解放点を含む図形を除いた前記グループ枠図形の内部の図形を固定図形情報として記憶し、
前記固定図形情報に記憶された図形をそのまま変更せずに表示し、
前記解放点を含む図形のみを、独立に移動、変形、回転または相似拡大し、
前記所定の図形を独立に変化させて表示し、
前記グループ図形を編集することを特徴とする図形編集方法。
(付記3) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、図形と複数の図形からなるグループ図形が複数個集まって階層構造をなす図形集合であるメイン階層構造図形を作成または編集する図形編集方法において、
前記メイン階層構造図形における所定のグループ図形からなる下位のサブ階層構造図形を管理するサブグループ管理情報と前記メイン階層構造図形を管理するメイングループ管理情報の各々は座標変換情報を備え、
前記サブ階層構造図形を編集するときは、
前記メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、前記サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて座標変換し、
その変換された座標により、前記サブ階層構造図形を表示し、
前記メイン階層構造図形を編集することを特徴とする図形編集方法。
(付記4) 前記グループ図形を管理するグループ管理情報の座標変換情報は、前記グループ管理情報が管理する各階層における各グループ管理情報の各座標変換情報の積で求められる付記3に記載の図形編集方法。
(付記5) 前記グループ管理情報の座標変換情報は、前記グループ管理情報が管理する全ての階層の中で最上位の階層におけるグループ管理情報の座標変換情報である付記3に記載の図形編集方法。
(付記6) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、複数の図形を作成または編集する図形編集方法において、
所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大、色、等により属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた可動点図形を有する変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成し、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を画面上の位置の変化に置き換える属性図形を属性表示領域に作成し、
前記属性の変化に対応する前記変化基準図形上の前記可動点図形の位置を補間演算して数値データとして求め、
求めた前記数値データに応じて前記変化基準図形の前記可動点図形の位置を変化させ、
前記変化基準図形の前記可動点図形の位置の変化に応じて前記属性図形の可動点図形の位置を変化させ、
前記属性図形の可動点図形の位置の変化から前記所定の図形の属性の変化を数値データに換算し、
複数の図形を編集することを特徴とした図形編集方法。
(付記7) 前記図形編集装置は、
前記属性の変化に応じて、前記数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示する付記6に記載の図形編集方法。
(付記8) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して前記処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、図形または複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集装置において、
前記図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の前記図形または前記グループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段(14)と、
前記図形編集処理手段(14)で作成した図形を前記図形表示領域に表示する図形表示処理手段(16)と、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を前記画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段(15)と、
前記属性編集処理手段(15)で作成した属性図形を前記属性表示領域に表示する属性表示処理手段(17)と、を備え、
前記属性編集処理手段(15)は、
前記属性図形を射影元属性図形に選択し、
他方の前記図形または前記グループ図形に対する属性図形として、前記射影元属性図形を射影した射影先属性図形を、属性表示領域に作成し、
前記射影元図形の属性情報に対しては前記射影先図形の属性情報のアドレスを伝達し、前記射影先図形の属性情報に対しては前記射影元図形の属性情報のアドレスを伝達する同期伝播情報を介して情報交換し、
前記一方の図形またはグループ図形の前記属性の変化に応じて、前記他方の図形またはグループ図形の前記属性の変化を生じるように図形を編集する属性射影作成処理手段を備えることを特徴とする図形編集装置。
(付記9) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、複数の図形からなるグループ図形を作成または編集する図形編集装置において、
前記図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の前記図形または前記グループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段(14)と、
前記図形編集処理手段(14)で作成した図形を前記図形表示領域に表示する図形表示処理手段(16)と、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を前記画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段(15)と、
前記属性編集処理手段(15)で作成した属性図形を前記属性表示領域に表示する属性表示処理手段(17)と、を備え、
前記図形表示処理手段(14)は、
複数の図形からなるグループ図形を囲むグループ枠図形の内部にある所定の図形における少なくとも1点を解放点とし、
その解放点と前記グループ枠図形とをグループ枠図形情報として記憶し、
前記解放点を含む図形を除いた前記グループ枠図形の内部の図形を固定図形情報として記憶し、
前記固定図形情報に記憶された図形をそのまま変更せずに表示し、
前記解放点を含む図形のみを、独立に移動、変形、回転または相似拡大し、
前記所定の図形を独立に変化させて表示するように、前記グループ図形を編集する解放点作成処理手段を、さらに備えることを特徴とする図形編集装置。
(付記10) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、図形と複数の図形からなるグループ図形が複数個集まって階層構造をなす図形集合であるメイン階層構造図形を作成または編集する図形編集装置において、
前記図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の前記図形または前記グループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段(14)と、
前記図形編集処理手段(14)で作成した図形を前記図形表示領域に表示する図形表示処理手段(16)と、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を前記画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段(15)と、
前記属性編集処理手段(15)で作成した属性図形を前記属性表示領域に表示する属性表示処理手段(17)と、を備え、
前記図形表示処理手段(14)は、
前記メイン階層構造図形における所定のグループ図形からなる下位のサブ階層構造図形を管理するサブグループ管理情報と前記メイン階層構造図形を管理するメイングループ管理情報の各々は座標変換情報を備え、
前記サブ階層構造図形を編集するときは、
前記メイングループ管理情報の座標変換情報に基づくことなく、前記サブグループ管理情報の座標変換情報に基づいて、座標変換処理手段により座標変換し、
その変換された座標により、前記サブ階層構造図形を表示し、
前記メイン階層構造図形を編集するグループ図形処理作成手段を、さらに備えることを特徴とする図形編集装置。
(付記11) 前記グループ図形を管理するグループ管理情報の座標変換情報は、前記グループ管理情報が管理する各階層における各グループ管理情報の各座標変換情報の積で求められる付記10に記載の図形編集装置。
(付記12) 前記グループ管理情報の座標変換情報は、前記グループ管理情報が管理する全ての階層の中で最上位の階層におけるグループ管理情報の座標変換情報である付記10に記載の図形編集装置。
(付記13) 画面に表示する図形を作成または編集する処理装置(10)と、作成または編集した図形を画面に表示する表示装置(11)と、前記表示装置(11)の画面上の位置を指定して処理装置(10)に入力する位置指定装置(12)とを備え、複数の図形を作成または編集する図形編集装置において、 前記図形編集装置は、
2つの図形間、図形とグループ図形間、または2つのグループ図形間でそれぞれ、一方の前記図形または前記グループ図形における、移動、変形、回転または相似拡大、色、等による属性の変化を、画面上の位置の変化に置き換える変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成する図形編集処理手段(14)と、
前記図形編集処理手段(14)で作成した図形を前記図形表示領域に表示する図形表示処理手段(16)と、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を前記画面上の位置の変化に置き換えた属性図形を属性表示領域に作成する属性編集処理手段(15)と、
前記属性編集処理手段(15)で作成した属性を前記属性表示領域に表示する属性表示処理手段(17)と、を備え、
前記図形編集処理手段(14)は、
所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大、色、等により属性の変化を画面上の位置の変化に置き換えた可動点図形を有する変化基準図形を前記画面上の図形表示領域に作成し、
前記属性の変化に対応する前記変化基準図形上の前記可動点図形の位置を補間演算して数値データとして求め、
求めた前記数値データに応じて前記変化基準図形の前記可動点図形の位置を変化させ、複数の図形を編集する可動点図形位置決定手段を備え、
前記属性編集処理手段(15)は、
前記変化基準図形に対応する前記属性の変化を画面上の位置の変化に置き換える属性図形を属性表示領域に作成し、
前記変化基準図形の前記可動点図形の位置の変化に応じて前記属性図形の可動点図形の位置を変化させ、
前記属性図形の可動点図形の位置の変化から前記所定の図形の属性の変化を数値データに換算し、複数の図形を編集する属性変更処理手段を備えることを特徴とした図形編集装置。
(付記14) 前記図形編集装置は、
前記属性の変化に応じて、前記数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示する付記13に記載の図形編集装置。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の図形編集装置およびその方法の属性射影作成処理手段によれば、図形間または図形とグループ図形間に相互関係をもたせ、例えば一方の図形が移動、変形、回転または相似拡大により変化するとき、その図形と相互関係をもたせた他方の図形またはグループ図形をその変化に応じて同様に変化するように編集できる。より具体的には、一方の図形が正逆回転すれば、相互関係をもたせた他方の図形は上下に移動する。
【0090】
また、本発明の図形編集装置およびその方法の解放点作成処理手段によれば、複数の図形からなるグループ図形内の所望の図形における形状決定点の中から解放点を設けることにより、グループ図形中その所望の図形のみを独立に移動、変形、回転または相似拡大して編集できる。それゆえ、グループ図形の編集が従来より自由になる。より具体的には、メータと針のように針だけをメータの中で自由に動かすことができる。
【0091】
また、本発明の図形編集装置およびその方法の座標編集処理手段によれば、図形とグループ図形が複数個集まって階層構造をなす階層構造図形において、所定図形または所定グループ図形(グループ図形はさらに下位のサブ階層構造図形を含むことができる)を独立に座標変換して編集できる。より具体的には、サブ階層構造図形が歪んだ座標軸の座標系をもつとき、サブ階層構造図形のグループ図形にフォーカスインして作成した四角形はフォーカスアウト後に歪んだ形状の四角形となって表示される。
【0092】
さらに、本発明の図形編集装置およびその方法の可動点図形位置の決定処理手段と属性変更処理手段によれば、所定の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化を定量的に捕らえ、その変化に応じて数値データを表示し、または他の図形の移動、変形、回転または相似拡大による変化として表示するよう編集できる。より具体的には、太陽が東から昇り西へ沈むとき、太陽の現在位置に応じて画面全体の明暗を変化させたり、または時計で時刻表示させたりできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形編集装置の基本構成図である。
【図2】編集情報の概略構成図である。
【図3】図形ヘッダ情報と点情報の説明図であり、(A)は図形ヘッダ情報と図形の形状を決定する点情報を示す図であり、(B)はエクステントの説明図であり、(C)は3つの形状決定点に依存する被参照点の依存度の説明図である。
【図4】本発明の一実施例の階層構造図形を示す図である。
【図5】本発明の一実施例によるフォーカスインとフォーカスアウトの説明図であり、(A)はグループ図形をフォーカスインする前の図であり、(B)はグループ図形をフォーカスインした後の図である。
【図6】フォーカスインの処理のフローチャートである。
【図7】フォーカスアウトの処理のフローチャートである。
【図8】グループ図形を45°回転させた後、フォーカスインしたときの操作例を示す図であり、(A)は逆三角形と正方形からなるグループ図形を囲む矩形のグループ枠図形と2つの四角形が図形表示領域に作成された画面を示す図であり、(B)は図形枠で囲まれるグループ図形を45°回転した図であり、(C)は(B)において編集領域をこのグループ図形にフォーカスインしたときの画面を示す図である。
【図9】グループ図形の外部からグループ図形内の図形を回転させてグループの座標系を変更する処理のフローチャートである。
【図10】グループ図形の外部からグループ図形内の図形を回転させてグループの座標系を変更するときの軸座標の演算処理のフローチャートである。
【図11】グループ図形にフォーカスインした状態で座標変換を行ったときの、図形の作成操作例を示す図であり、(A)は四角形、円からなるグループ図形を示す図であり、(B)はグループ図形にフォーカスインした図であり、(C)はグループ図形の座標軸の図形を変形した図であり、(D)はグループ図形の座標軸を変形した後に、仮想座標系では長方形の図形が実座標系では直角でない平行四辺形として描かれた図であり、(E)はフォーカスアウトした後のグループ図形を示す図であり、(F)はフォーカスアウトした後のグループ図形を画面の横(X軸)方向に拡大した図である。
【図12】グループ図形にフォーカスインした状態における座標変換の処理のフローチャートである。
【図13】解放点の説明図である。
【図14】解放点の作成処理のフローチャートである。
【図15】解放点の操作処理のフローチャートである。
【図16】本発明の解放点による図形編集の具体例を示す図である。
【図17】射影の操作手順の説明図であり、(A)〜(E)の各図には2つの属性処理画面が示され、(A)は左側に属性a1、右側に属性a2をそれぞれを示す図であり、(B)は属性a1の射影を実行開始するステップを示す図であり、(C)は射影先の属性処理の名称を入力するステップの図であり、(D)は右側に射影先の属性a3が作成され、と同時に右側に射影元の属性a1の外観が変化する様を示す図であり、(E)は射影先の属性a3の属性値の変化により射影元の属性a1の属性値が変化する様を示す図である。
【図18】射影による属性の結合の操作手順を示す図であり、(A)〜(E)の各図には2つの属性処理画面が示され、(A)は右側に射影先の属性a3を選択するステップを示す図であり、(B)は射影先の属性a3の属性値を他の属性a2の属性値にカーソルを参照させるステップを示す図であり、(C)は射影先の属性a3および射影元の属性a1のカーソルの外観が変化するステップを示す図であり、(D)は右側の属性処理画面における属性の変化に応じて左側の属性a1の外観が変化する様を示す図である。
【図19】属性射影の作成処理手段の前半フローチャートである。
【図20】属性射影の作成処理手段の後半フローチャートである。
【図21】属性射影の更新時の処理のフローチャートである。
【図22】可動点図形の作成処理の前半フローチャートである。
【図23】可動点図形の作成処理の後半フローチャートである。
【図24】可動点図形の位置による属性値変更処理手段のフローチャートである。
【図25】本発明の射影手段により作成または編集した図形の具体例を示す図であり、(A)は左側にメータを示し、右側に解放されたカーソルをもつスライダを示す図であり、(B)は(A)のスライダのカーソルをマウスにより上へ押し上げた後のメータとスライダを示す図であり、(C)は2つの属性表示画面の内、左側に射影元であるメータの属性a1を示し、右側にスライダの属性a2と、スライダの属性a2の射影先のスライダの属性a3を示す図である。
【図26】本発明の座標変換による編集の説明図であり、(A)は円形の柱時計を示す図であり、(B)は従来技術により座標変換してX軸方向に円形の柱時計を拡大し楕円形とした時計において、時計の針が楕円形の時計の外側にはみ出した状態を示す図であり、(C)は本発明により座標変換してX軸方向に円形の柱時計を拡大しても時計の針が楕円形となった時計の外側にはみ出さないことを示す図である。
【図27】本発明による補間演算の説明図であり、(A)は直線補間、(B)は円弧補間の説明図である。
【図28】本発明の補間演算により編集した図形の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…処理装置
11…表示装置
12…位置指定装置
13…図形情報記憶部
14…図形編集処理手段
15…属性編集処理手段
16…図形表示処理手段
17…属性表示処理手段
18…図形表示領域
19…属性表示領域

Claims (2)

  1. 入力手段によって入力されたユーザの指定に基づいて、複数の図形が集まって階層構造をなす階層構造図形を編集する図形編集方法において、
    前記ユーザの指定に基づいて、メイン階層の下位に位置する下位階層の図形の少なくとも1点を解放点として指定し、
    前記下位階層の前記解放点を含む図形を除いた図形を固定図形情報として記憶し、
    前記固定情報を変更せず表示し、
    前記解放点を含む図形のみ、メイン階層からのユーザの指定を受付け、独立して移動、変形、回転または相似拡大する、
    ことを特徴とする図形編集方法。
  2. 入力手段によって入力されたユーザの指定に基づいて、複数の図形が集まって階層構造をなす階層構造図形を編集する図形編集装置において、
    前記ユーザの指定に基づいて、メイン階層の下位に位置する下位階層の図形の少なくとも1点を解放点として指定し、該解放点を含む図形を除いた図形を固定図形情報として記憶する指定手段と、
    前記固定情報を変更せず表示し、前記解放点を含む図形のみ、メイン階層からのユーザの指定を受付け、独立して移動、変形、回転または相似拡大する図形表示処理手段と、
    を有することを特徴とする図形編集装置。
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