JP2005185405A - 医用画像処理装置、関心領域抽出方法、ならびに、プログラム - Google Patents

医用画像処理装置、関心領域抽出方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 医用画像からの関心領域抽出を効率的におこなう。
【解決手段】 画像処理装置300は、表示装置上に、少なくとも2以上の表示領域を規定し、3次元ボリュームデータに基づいて、対象となる3次元医用画像をいずれかの表示領域に表示する。画像処理装置300は、表示領域上で指定された入力点の座標値を特定すると、少なくとも、特定した座標値を履歴情報としてに記録する。画像処理装置300はさらに、特定された座標が含まれる連続領域を特定する。連続領域が特定されると、履歴情報に基づいて、特定された連続領域を示す画像を対象画像が表示された表示領域とは異なる表示領域に表示することで、いずれかの表示領域上に関心領域のみを示す画像を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像診断等に用いる3次元医用画像を生成する医用画像処理装置、関心領域抽出方法、ならびに、プログラムに関する。
従来より、例えば、CTスキャナやMRI装置などのモダリティ(撮像装置)で人体内部の断層(スライス)画像を撮像して疾病等の診断を行う画像診断が行われている。また、撮像された断層画像から、所定の臓器や器官などの3次元画像を生成して診断を行う手法なども確立しており、精緻かつ正確な診断に寄与している。
このような画像診断においては、撮像された領域から診断対象となる部位(いわゆる、「関心領域」)を選択して抽出する作業がおこなわれる。関心領域の抽出には、フラッド・フィル(Flood Fill)などの手法により、オペレータが指定した任意点を含む連続領域を選択する方法が一般的である。また、関心領域を取り囲むようにオペレータが選択領域を指定する手法も用いられている(例えば、特許文献1)。
すなわち、関心領域の指定は、オペレータによる操作によってなされるものであるため、不要な領域を選択してしまったり、必要な領域の選択が漏れてしまうことがある。例えば、心臓と心臓周辺の血管を関心領域とした場合、連続領域を選択する方法では、画面上で心臓および血管に該当する箇所をクリックするなどにより任意点を入力し、入力した任意点を含む連続領域を、心臓および血管を示す画像として抽出する。このような場合において、例えば、血管の一部が骨などの関心領域以外の部位に接触していると、そのような部位の一部も連続領域として抽出されてしまうことがある。また、オペレータが選択範囲を指定する方法では、関心領域となっている部分を囲むように選択範囲を指定するが、上記のような心臓周辺の血管などといった細かい箇所を正確に選択することは極めて困難である。結果として、いずれの方法を用いても、必要な部位をうまく選択できないといった不都合が生じる。
このように関心領域を正確に抽出(指定)できない場合は、通常、いわゆる「Undo(アンドゥ)」などの操作により、1つ前の操作状態に戻してから再度選択をやり直す手順をとることとなる。したがって、従来の方法では、関心領域の抽出時に、選択操作とアンドゥ操作を何度も繰り返すことになり、効率的ではなかった。
特開平6−70923号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、医用画像の関心領域抽出時に、効率的な作業環境を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる医用画像処理装置は、
生体内部を示す所定の3次元ボリュームデータを用いた3次元医用画像を処理する医用画像処理装置であって、
前記3次元医用画像上で指定された任意点の座標を特定する座標特定手段と、
前記座標特定手段が特定した座標に基づいた連続領域を特定する連続領域特定手段と、
前記連続領域を示す画像と、前記3次元医用画像から当該連続領域を示す画像を除去した画像とをそれぞれ異なる表示領域に表示する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記医用画像処理装置において、
前記座標特定手段は、前記表示領域に表示されている画像上で指定された任意点の座標を特定し、
前記表示制御手段は、一の表示領域上で特定された任意点に基づいた連続領域を示す画像を当該表示領域に表示している画像から除去するとともに、当該連続領域を示す画像を他の表示領域上に表示させることが望ましい。
上記医用画像処理装置において、
前記異なる表示領域は、表示面上で互いに重なり合わない複数の表示領域から構成されていてもよい。
あるいは、
前記異なる表示領域は、表示面上で互いに重なり合う実質的に一の表示領域から構成されていてもよく、この場合、
前記表示制御手段は、前記連続領域を示す画像と、前記3次元医用画像から当該連続領域を示す画像を除去した画像とが重畳するよう、該表示領域に表示することが望ましい。
上記医用画像処理装置は、
少なくとも、前記任意点の指定に関する情報と、前記座標特定手段が特定した座標を示す情報とを対応付けて記録する記録手段をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記連続領域特定手段は、前記記録手段が記録した情報に基づいて、連続領域を特定することが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる関心領域抽出方法は、
コンピュータを用いて、所定の医用画像を加工して関心領域を示す画像を抽出する方法であって、
加工対象となる医用画像を表示する対象画像表示ステップと、
前記対象画像上で指定された入力点を特定する入力点特定ステップと、
前記入力点特定ステップで特定された入力点に基づいた連続領域を特定する連続領域特定ステップと、
前記特定された連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、同時視認可能に表示する表示ステップと、を備え、
前記入力点特定ステップは、前記表示ステップで表示された画像上で指定された入力点をさらに特定し、
前記表示ステップは、表示する複数の画像のうちのいずれかを、関心領域を示す画像として表示する、
ことを特徴とする。
上記関心領域抽出方法において、
前記表示ステップは、前記連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、それぞれ、異なる表示領域に表示してもよい。
あるいは、
前記表示ステップは、前記連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、それぞれ、異なる表示方式で同一の表示領域に表示してもよい。
上記関心領域抽出方法において、
前記表示ステップは、前記関心領域を示す画像とともに、前記対象画像とは異なる他の医用画像を表示してもよい。
前記入力点特定ステップは、少なくとも、特定された入力点を示す情報を記録する入力点情報記録ステップをさらに備え、
前記連続領域特定ステップは、前記入力点情報記録ステップで記録された入力点情報に基づいて、連続領域を特定する、
ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の関心領域抽出方法。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、
所定の表示装置上に、少なくとも、1または2以上の表示領域を規定する表示領域規定手段と、
所定の3次元ボリュームデータに基づいて、対象となる3次元医用画像を前記表示領域のいずれかに表示する対象画像表示手段と、
前記表示領域上で指定された入力点の座標値を特定する座標特定手段と、
少なくとも、前記座標特定手段が特定した座標値を記録する記録手段と、
前記記録手段が記録した情報に基づいて連続領域を特定する連続領域特定手段と、
前記連続領域特定手段が特定した連続領域を示す画像を、前記表示領域のいずれかに表示させる表示制御手段と、
を備える医用画像処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、
加工対象となる医用画像を、表示装置上の所定の表示領域に表示する対象画像表示ステップと、
前記対象画像上で指定された入力点を特定する入力点特定ステップと、
少なくとも、特定された入力点を示す情報を記録する記録ステップと、
前記特定された入力点に基づいて、連続領域を特定する連続領域特定ステップと、
前記特定された連続領域を示す画像と、当該連続領域を示す画像を前記対象画像から除去した画像とを、同時視認可能に表示することで、いずれかの画像を関心領域を示す画像として表示する関心領域表示ステップと、
を実行させることで、医用画像を加工して関心領域画像を抽出することを特徴とするプログラム。
本発明によれば、医用画像から関心領域を抽出する際の作業負担および作業時間を低減することができ、効率的に関心領域を抽出することができる。さらに、より有用な画像診断手法を提供することができる。
本発明にかかる実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下に説明する実施の形態においては、所定の医療施設(以下、「医療施設H」とする)における3次元画像診断に本発明が適用される場合を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる画像診断システムの構成を示す図である。図示するように、本実施の形態にかかる画像診断システム1は、通信ネットワーク10と、モダリティ100と、制御端末200と、画像処理装置300、から構成される。
通信ネットワーク10は、医療施設H内で、制御端末200や画像処理装置300を相互接続し、これらの間の情報伝達を媒介する通信ネットワークであり、例えば、DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)などの所定の通信プロトコルに基づいた情報伝達を媒介する。
次にモダリティ100について説明する。モダリティ100は、人体内部を撮像する撮像装置であり、例えば、CTスキャナ(コンピュータ断層撮影装置)、ヘリカルCT、MRI(磁気共鳴画像装置)、PET(ポジトロン断層撮影装置)などである。本実施の形態では、X線を用いて人体内部の断層画像を撮像するCTスキャナをモダリティ100として採用するものとする。
本実施の形態では、モダリティ100(CTスキャナ)は、後述する制御端末200により制御され、患者や受診者など(以下、「受診者等」とする)の人体内部(生体内部)についての断層画像(スライス)を撮像するものである。ここで、本実施の形態では、モダリティ100としてCTスキャナを採用しているので、断層画像を示す情報には、X線吸収係数であるCT値などが含まれる。モダリティ100と制御端末200とは、例えば、DICOMなどの所定の医用画像通信規格に基づいて接続されている。
次に制御端末200について説明する。制御端末200は、ワークステーションなどの所定の情報処理装置から構成され、接続されているモダリティ100の動作を制御するとともに、モダリティ100による撮像により取得される撮像画像データ(元データ)を取得する。図2を参照して制御端末200の構成を説明する。
図2は、制御端末200の構成を示すブロック図である。図示するように、制御端末200は、制御部210と、通信制御部220と、入力制御部230と、出力制御部240と、プログラム格納部250と、記憶部260と、から構成される。
制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる所定の記憶装置(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、制御端末200の各部を制御するとともに、プログラム格納部250に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。
通信制御部220は、例えば、NIC(Network Interface Card)などの所定の通信装置から構成され、制御端末200とモダリティ100および通信ネットワーク10とを接続し、モダリティ100や画像処理装置300との通信を行う。
入力制御部230は、例えば、キーボードやポインティング・デバイスなどの所定の入力装置23を接続し、入力装置23から入力された、制御部210への指示などを受け付けて制御部210に伝達する。
出力制御部240は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置24を接続し、制御部210の処理結果などを必要に応じて出力装置24に出力する。
プログラム格納部250は、例えば、ハードディスク装置やROM(Read Only Memory)などの所定の記憶装置から構成され、制御部210が実行する種々の動作プログラムが格納されている。プログラム格納部250に格納される動作プログラムは、制御端末200の基本動作を司る任意のOS(Operating System:基本ソフトウェア)の他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための、以下に示すような動作プログラムが格納されているものとする。後述する制御端末200による処理は、制御部210がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
(1)「モダリティ制御プログラム」:モダリティ100の制御を行うプログラム
(2)「通信プログラム」:通信制御部220を制御し、モダリティ100との通信や、通信ネットワーク10を介した通信を行うプログラム
記憶部260は、例えば、RAMやハードディスク装置などの記憶装置などから構成され、モダリティ100から取得した撮像画像データを格納する。
ここで、モダリティ100から得られる「撮像画像データ」(元データ)は、撮像領域の「3次元ボリュームデータ」を示すものである。この3次元ボリュームデータは、当該領域における座標系情報、および、各座標におけるボクセル値などから構成される。本実施の形態では、モダリティ100として「CTスキャナ」を採用しているので、ボクセル値として「CT値」が用いられるものとする。ここで「CT値」は、「X線吸収係数」を示す値であり、このCT値に基づいて画素値を算出して画像を生成すると、CT値の違いが画像上の明るさの違いとなって現れ、生体(人体)内部を描画した3次元画像を得ることができる。
次に、画像処理装置300について説明する。画像処理装置300は、例えば、ワークステーションなどの所定の情報処理装置から構成され、制御端末200から取得する撮像画像データ(3次元ボリュームデータ)を用いて、3次元診断画像(医用画像)を生成するものである。画像処理装置300の構成を図3を参照して以下説明する。
図3は、画像処理装置300の構成を示すブロック図である。図示するように、画像処理装置300は、制御部310と、通信制御部320と、入力制御部330と、出力制御部340と、プログラム格納部350と、記憶部360と、から構成される。
制御部310は、例えば、CPUやワークエリアとなる所定の記憶装置(RAMなど)から構成され、画像処理装置300の各部を制御するとともに、プログラム格納部350に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。
通信制御部320は、例えば、NICなどの所定の通信装置から構成され、画像処理装置300と通信ネットワーク10とを接続し、制御端末200などとの通信を行う。
入力制御部330は、例えば、キーボードやポインティング・デバイスなどの所定の入力装置33を接続し、入力装置33から入力された、制御部310への指示や各データベースに記録される情報などを受け付けて制御部310に伝達する。
出力制御部340は、例えば、表示装置やプリンタなどの所定の出力装置34を接続し、制御部310の処理結果などを必要に応じて出力装置34に出力する。なお、本実施の形態では、出力装置34として表示装置を用いるものとし、以下「表示装置34」と表記する。
プログラム格納部350は、例えば、ハードディスク装置やROMなどの所定の記憶装置から構成され、制御部310が実行する種々の動作プログラムが格納されている。プログラム格納部350に格納される動作プログラムには、画像処理装置300の基本動作を司る任意のOSの他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための、以下のような動作プログラムが含まれているものとする。後述する画像処理装置300による処理は、制御部310がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
(1)「通信プログラム」:通信制御部320を制御し、通信ネットワーク10を介して制御端末200などと通信を行うプログラム
(2)「DB制御プログラム」:記憶部360の入出力を制御するプログラム
(3)「画像処理プログラム」:制御端末200から取得した撮像画像データに画像処理をおこなうプログラム
(4)「表示制御プログラム」:表示装置34を制御し、画像処理結果の表示制御をおこなうプログラム
記憶部360は、例えば、半導体記憶装置やハードディスク装置などの書き換え可能な記憶媒体を含んだ記憶装置から構成され、画像処理装置300が実行する画像処理に必要な諸データを記憶する。すなわち、記憶部360には、制御端末200から取得した撮像画像データや、画像処理結果である3次元医用画像データなどが格納される他、所定のDB(データベース)を構成して、画像処理に必要なデータを記憶する。
記憶部360には、操作履歴DB361、などのデータベースが構成される。操作履歴DB361は、オペレータによる関心領域選択時の操作履歴を示す情報を時系列順に格納するデータベースである。図4に操作履歴DB361に記録される情報の例を示す。図示するように、操作履歴DB361には、「操作番号」を主キーとしたレコードが作成され、各レコードには、少なくとも、「入力点」、「操作」、「表示領域」、などの項目が用意される。ここで「操作番号」は、一の医用画像における関心領域抽出のための操作に対し、例えば、時系列順に連続して付与される番号であるものとする。
「入力点」には、オペレータが指定した任意点の3次元座標値が記録される。
「操作」は、対応する「入力点」の座標を含む連続領域についてなされた操作を示し、「除去」または「加算」のいずれかが記録される。
なお、項目「入力点」は表示領域毎に分けられている。本実施の形態では、表示装置34上に、少なくとも2つの表示領域が用意されるものとし、一方を「第1の表示領域W1」、他方を「第2の表示領域W2」とする。よって、項目「入力点」は、「W1」と「W2」に分けられ、操作が行われた表示領域に対応する欄に座標情報が記録される。また、各レコードには、後述する「領域抽出処理」で特定される連続領域を示す情報や、後述する「領域分断処理」で参照される入力点集合情報が記録されてもよい。
上記のように構成された画像診断システム1の動作を、図面を参照して以下説明する。なお、本実施の形態では、モダリティ100で取得された撮像データを用いて画像診断用の医用画像を生成する場合に、本発明を適用して関心領域の抽出処理を実行する。なお、関心領域の指定は、医師や技師などのオペレータが任意点を入力するものとする。また、「レイキャスティング手法」を用いた「ボリュームレンダリング」で3次元画像を生成するものとする。
まず、本実施の形態にかかる「撮像処理」を図5に示すフローチャートを参照して説明する。本処理は、モダリティ100と制御端末200との協働により、受診者等の人体内部断層画像(スライス)を取得するためのものであり、主に制御端末200の動作を中心に以下説明する。
撮像動作を実行するにあたり、まず、制御端末200において所定の撮像条件情報が設定される(ステップS101)。ここでは、撮像対象領域の指定や造影剤使用の有無などといった撮像諸条件が設定される。
制御端末200は、ステップS101で設定された撮像条件に従い、モダリティ100を制御する(ステップS102)。すなわち、モダリティ100は、制御端末200の制御により、上記撮像条件に基づいた撮像動作を行う。この結果、モダリティ100は、設定された撮像領域における、撮像画像データ(3次元ボリュームデータ)を取得する。
モダリティ100の撮像動作が終了すると、制御端末200は、モダリティ100から撮像した撮像画像データを取得し(ステップS103)、記憶部260に格納して(ステップS104)、処理を終了する。
次に、本実施の形態にかかる「医用画像生成処理」を図6に示すフローチャートを参照して説明する。この「医用画像生成処理」では、所定の3次元医用画像を加工して、例えば、診断対象となる「関心領域」を抽出する。また、「医用画像生成処理」は、画像処理装置300の制御部310が「画像処理プログラム」や「表示制御プログラム」などを実行することによって実現されるものであり、例えば、オペレータによる所定の操作により開始される。
「医用画像生成処理」が開始されると、画像処理装置300の制御部310は、制御端末200の記憶部260から、対象とする撮像画像データ(3次元ボリュームデータ)を通信ネットワーク10を介して取得し(ステップS201)、制御部310のRAMなどに用意される所定のメモリ領域に展開する。制御部310は、取得した3次元ボリュームデータを用いて、関心領域抽出の対象となる「初期画像」(対象画像)を生成して表示装置34に表示する(ステップS202)。
この場合の表示例を図7に示す。図示するように、表示装置34上の表示画面D1には、第1の表示領域W1と第2の表示領域W2とが並列して規定される。画像処理装置300の制御部310は、表示制御プログラムに基づいて出力制御部340を制御することにより、生成した初期画像を第1の表示領域W1に表示させる。
初期画像の表示例を図8に示す。図8は、表示画像の例を模式的に示す図である。図示するように、表示画面D1の表示領域W1には、初期画像として、心臓画像HT、心臓周辺の血管画像VL、および、骨画像BNが表示されている。本実施の形態では、初期画像で示される各部位のうち、「心臓」と「心臓周辺の血管」を「関心領域」とする。
また、図7に示すように、表示画面D1上には、操作種別を選択するための操作種別ボタンOBと、関心領域抽出の終了を指示するための終了ボタンTBが表示されている。本実施の形態では、操作種別として「除去」と「加算」が用意され、これらの操作種別を択一的に選択するための、例えば、「ラジオボタン」などが操作種別ボタンOBとして配置される。
本実施の形態においては、「除去」は第1の表示領域W1に表示されている画像の一部を除去する操作であり、「加算」は第2の表示領域W2に表示されている画像の一部を第1の表示領域W1に表示されている画像に加算する操作であるものとする。すなわち、「初期画像」が表示された状態では、第2の表示領域W2に表示画像がないため、「除去」が選択されることになる。
初期画像第1の表示領域W1に表示すると、制御部310は、入力制御部330を制御し、操作種別ボタンOBの選択、および、第1の表示領域W1上における任意点の入力を受け付ける(ステップS203)。すなわち、例えば、ポインティング・デバイス(マウスなど)である入力装置33の操作に応じて、カーソルなどのポインタを表示画面D1上で表示して、操作種別ボタンOBの選択、および、第1の表示領域W1または第2の表示領域W2上でのクリック操作などの入力を受け付ける。すなわち、オペレータの操作により、操作種別のいずれかが選択されるとともに、第1の表示領域W1に表示された初期画像上で、所望する関心領域が指定される。本実施の形態では、心臓と心臓周辺の血管を関心領域としているので、例えば、操作種別として「除去」を選択し、第1の表示領域W1に表示されている初期画像上で、非関心領域である骨画像BNの部分にポインタを合わせてクリックする。
このような操作による入力があると、制御部310は記憶部360の操作履歴DB361にアクセスし、「操作番号」を初期値(例えば「001」)としたレコードを新規に作成する(ステップS204)。
次に制御部310は、入力された操作種別、当該操作が行われた表示領域、および、入力点の3次元座標(以下、「入力情報」とする)を特定する(ステップS205)。ここで、「操作種別」は操作種別ボタンOBのいずれが選択されているかにより、操作が「除去」であるか「加算」であるかを判別する。また、「表示領域」は、入力点の表示画面D1上の2次元座標基づいて、いずれの表示領域上で指定されたかを特定する。
また、「入力点の3次元座標」は、表示画面D1上の入力点を示す位置(2次元座標)に基づいて、対応する3次元ボリュームデータ上のボクセル(3次元座標)を特定する。ここでは、表示画面D1上の入力点から3次元ボリュームデータに対し、法線ベクトル方向の仮想レイ照射により特定する。すなわち、本実施の形態では、3次元ボリュームデータを用いたレイキャスティング手法により3次元的な2次元画像を表示しているため、図9の概念図に示すように、あたかも3次元ボリュームデータの一部が表示画面D1に投影されているかのように仮想的なレイ(光線)を演算することで画像を表示(正射影表示)している。したがって、表示画面D1(より詳細には第1の表示領域W1または第2の表示領域W2)上の入力点から、3次元ボリュームデータに対し法線ベクトル方向の仮想レイを演算し、3次元ボリュームデータ上で仮想レイが到達したボクセルを求めることで、入力点の3次元座標を得ることができる。
入力情報を特定すると、制御部310は、ステップS204で作成した操作履歴DB361のレコードに、ステップS205で特定した入力情報(すなわち、座標値と操作種別)を記録する(ステップS206)。ここでは、項目「入力点」に、特定したボクセルの3次元座標値(x1、y1、z1)が記録される。ここでは、初期画面は第1の表示領域W1に表示しているので、「W1」に対応する欄に座標値を記録する。また、項目「操作」には「除去」が記録される。
特定した入力情報を操作履歴DB361に記録すると、制御部310は、入力点に対応する領域を抽出するための「領域抽出処理」(ステップS300)を実行する。この「領域抽出処理」を図10に示すフローチャートを参照して説明する。なお、説明を容易にするため、以下に定義する記号を用いることとする。
・Wx:入力がおこなわれた表示領域
・Wy:Wxに対する他方の表示領域
・Pz:表示画面上での入力点およびその3次元座標
・Vx:Wxに属する3次元ボリュームデータ
・Vy:Wyに属する3次元ボリュームデータ
・Pzi:入力点集合
・Sv:連続領域のボリュームデータ
ここで、「x」および「y」には、表示領域W1またはW2を識別するための「1」または「2」が代入されるものとする。すなわち、入力がおこなわれた表示領域が表示領域W1であれば、「x=1, y=2」となり、入力がおこなわれた表示領域が表示領域W2であれば、「x=2, y=1」となる。また、「z」は入力回数(操作回数)を示すものとする。
制御部310は、入力のあった表示領域Wxに属するボリュームデータVxから、入力点Pzを含んだ連続領域Svを特定する(ステップS301)。ここでは、例えば、「フラッド・フィル(Flood Fill)」などの手法により連続領域Svを特定する。
制御部310は、取得した連続領域Sv内に、これまでの入力点集合Pziが含まれているか否かを判別する(ステップS302)。ここで、入力点集合Pziは、操作履歴DB361の項目「入力点」の「W1」、「W2」双方に記録された3次元座標値を参照することで求めるものとする。すなわち、入力点集合Pziは、現在の操作より前の操作で指定された入力点の集合(過去の入力点)である。
ここで、連続領域Sx内に入力点集合Pziが含まれている場合(ステップS302:Yes)、制御部310は対象領域を詳細に峻別するための「領域分断処理」(ステップS400)を実行する(詳細後述)。
一方、連続領域Sv内に入力点集合Pziが含まれていない場合(ステップS302:No)、制御部310は、当該表示領域Wxに属する3次元ボリュームデータVxから、ステップS301で取得した連続領域Svを除去する(ステップS303)。そして、除去後の3次元ボリュームデータVxに基づく画像を当該表示領域Wxに表示する(ステップS304)。
制御部310はさらに、他方の表示領域Wyに属する3次元ボリュームデータVyに、ステップS301で取得した連続領域Svを加算する(ステップS305)。そして、加算後の3次元ボリュームデータVyに基づく画像を表示領域Wyに表示する(ステップS306)。
制御部310は、記憶部360の操作履歴DB361にアクセスし、ステップS205で特定した座標値を、項目「入力点」の表示領域Wyに対応する欄に記録するとともに、項目「操作」に「加算」を記録する(ステップS307)。
ステップS302で「連続領域Sv内に入力点集合Pziが含まれている」と判別された際に実行する「領域分断処理」を図11に示すフローチャートを参照して説明する。
制御部310は、ステップS301で取得した連続領域Sv内において、ステップS206で特定した入力点Pzを起点としてリージョングローイングをおこなう(ステップS401)。
制御部310は、ステップS401で実行したリージョングローイングの範囲に、入力点集合Pziのいずれかが含まれたか否かを判別し(ステップS402)、範囲内に入力点集合Pziのいずれかが含まれると(ステップS402:Yes)、リージョングローイングを停止する(ステップS403)。ここで、リージョングローイングを停止した時点の範囲、すなわち、入力点集合Pziのいずれかを含んでいる範囲のボリュームを「ボリュームVa」とする。
制御部310は、ステップS403で停止させたリージョングローイングの範囲に基づいて、入力点集合Pziのいずれもを含まない範囲のボリューム(以下、「ボリュームVb」とする)を特定する(ステップS404)。
ここでは、例えば、リージョングローイング結果の体積値などに基づいて、ボリュームVbを特定する。すなわち、制御部310は、ボリュームVaの体積値Va-sizeを演算した後、連続領域Sv内で、入力点Pzを起点としたリージョングローイングを再度実行する。制御部310は、リージョングローイングの範囲についての体積値Vb-sizeを随時求め、先に演算した体積値Va-sizeに対する所定の割合(例えば、1/2など)となった時点でリージョングローイングを停止し、この範囲のボリュームを「ボリュームVb」とする。
制御部310は、連続領域SxのボリュームからボリュームVbを除去し(ステップS405)、図10に示す「領域抽出処理」のステップS303に戻る。すなわち、ボリュームVb除去後の連続領域Sxのボリュームを表示領域Wxに属するボリュームデータVxから除去し、当該連続領域Sxのボリュームを表示領域Wyに属するボリュームデータVyに加算する。
上記「領域抽出処理」のステップS307で操作履歴DB361への記録がおこなわれると、図6に示す「医用画像生成処理」に戻る。制御部310は、終了ボタンTBが選択されることによる終了指示の有無を判別し(ステップS207)、終了指示があるまでステップS203以降の各処理を繰り返す(ステップS207:No)。
一方、終了指示が入力されると(ステップS207:Yes)、本処理を終了する。
上記各処理による動作概念を、表示例や概念図などの図面を参照して以下説明する。
ここでは、図8に示す「初期画像」の表示状態から、表示領域W1上に関心領域を抽出する動作を説明する。また、初期画像表示状態における、3次元ボリュームデータと表示画面との関係を図12に示す。上述のように、本実施の形態では、レイキャスティングを用いたボリュームレンダリングによって画像を表示するため、3次元ボリュームデータが所定のメモリ領域に展開され、展開された3次元ボリュームデータがあたかも表示画面に投影されるかのごとく演算が行われる。
本実施の形態では、図12に示すように、表示画面D1上に規定された表示領域W1、W2のそれぞれに対応したメモリ領域が用意され、各メモリ領域に3次元ボリュームデータが展開される。以下、表示領域W1に対応する3次元ボリュームデータを「ボリュームV1」、表示領域W2に対応する3次元ボリュームデータを「ボリュームV2」とする。このように、表示領域毎に3次元ボリュームデータが展開されるが、座標系についてはボリュームV1およびボリュームV2で共通であるものとする。以下、「関心領域」を心臓画像HTと血管画像VLとし、この関心領域を抽出する場合を例に説明する。
上記初期画像が表示された状態の表示領域W1およびW2を図13(a)に示す。すなわち、上記「医用画像処理」(図6)におけるステップS202の状態である。ここで、表示領域W1に表示されている心臓画像HT、血管画像VL、および、骨画像BNから、非関心領域である骨画像BNを除去していく。すなわち、関心領域を示す画像を表示領域W1に残し、非関心領域を示す画像を表示領域W2に表示させる。具体的には、表示画面D1上の操作種別ボタンOB(図7参照)で「除去」を選択し、図13(a)に示すように、非関心領域である骨画像BN上にポインタを合わせクリックする(ステップS204)。ここでの入力点を「入力点P1」とする。また、表示領域W1上で入力がおこなわれているので、「入力がおこなわれた表示領域」を示す記号WxはW1を示し、他方の表示領域を示す記号WyはW2を示すことになる。
このように画像上で入力点P1が指定されると、3次元ボリュームデータ上の対応するボクセル(3次元座標)が特定され、操作履歴DB361に記録される。ここでは、初回操作であるので、操作番号を「001」とするレコードが作成され、項目「入力点」の「W1」に対応する欄に特定された3次元座標が記録される。また、操作種別ボタンOBの選択に基づいて「操作」が「除去」であると判別され、項目「操作」に「除去」が記録される(ステップS204〜S206)。
次に、入力点P1の3次元座標に基づいた「領域抽出処理」(図10)が実行される。すなわち、入力点P1を含んだ連続領域Svが特定される(ステップS301)。ここでは、任意点P1は初回入力であるので、入力点集合Pziは存在しない(ステップS302:No)。したがって、特定された連続領域Svが初期画像から除去された画像が表示領域W1に表示され(ステップS303、S304)、当該連続領域Svが表示領域W2に表示される(ステップS305、S306)。
ここで、非関心領域である骨画像BN上で入力点P1を指定しているので、取得される連続領域Svは骨画像BNのみを示すものであることが期待される。しかし、血管画像VLの一部が骨画像BNに接触している場合などには、当該血管画像VLの一部も連続領域Svに含まれてしまうことがある。このような状態の表示例を図13(b)に示す。
図示するように、表示領域W2には、骨画像BNを示す画像とともに、血管画像VLの一部を示す画像が表示されている。血管画像VLは関心領域であるので、表示領域W2に表示されている血管画像VLの画像を表示領域W1に表示させるための操作をおこなう。すなわち、図13(c)に示すように、表示領域W2に表示されている血管画像VLの一部を示す画像上にポインタを合わせクリックする(図中の点P2)。ここでは、表示領域W2上で入力されたので、上記各処理におけるWxはW2となり、WyはW1となる。また、表示領域W2上の画像を表示領域W1上の画像に加算するための操作なので、操作種別ボタンOBで「加算」を選択する。
このような入力がおこなわれると、上述の場合と同様に、入力点の3次元座標値および操作種別が操作履歴DB361に記録される。この操作は2回目であるため、操作番号を「002」とするレコードが作成される。そして、表示領域W2上での入力であるので、当該レコードにおける項目「入力点」の「W2」に対応する欄に3次元座標値が記録される。また項目「操作」には「加算」が記録される。
そして、入力点P2を含んだ連続領域Svを演算するが、今回の入力は初回ではないため、入力点集合Pziが存在する。したがって、演算した連続領域Svに入力点集合Pziが含まれる場合と含まれない場合とに判別される。図13の例では、前回の操作で骨画像BN上の点P1を指定しているため、連続領域Svに入力点P1が含まれるか否かが判別される。具体的には、入力点P2に基づいて演算された連続領域Svが、表示領域W2に表示されている血管画像VLのみを示すものであれば、連続領域Svに入力点P1が含まれることはない。一方、連続領域の演算精度や、血管画像VLと骨画像BNとの接触度合などによっては、入力点P2に基づいて演算される連続領域Svに、骨画像BNの一部が含まれてしまうことになる。本例では、後者である場合を例に以下説明を続ける。
すなわち、入力点P2に基づいて演算した連続領域Svの範囲が、表示領域W2上の血管画像VLのみならず、骨画像BNの一部にまで及んでいる場合には、連続領域Sv内に入力点P1が含まれる可能性がある。この場合には、上記「領域分断処理」(図11)が実行される。ここでは、入力点P2を起点に、連続領域Sv内で、入力点P1が含まれるまでリージョングローイングをおこなってボリュームVaを取得し(ステップS401〜S403)、取得したボリュームVaに基づいて、入力点P1の含まない範囲のボリュームVbを特定する(ステップS404)。
つまり、入力点P1は骨画像BN上で指定されたものであり、入力点P2は血管画像VL上で指定されたものであるから、入力点P2を起点としたリージョングローイングで得られたボリュームVaに基づいて、入力点P1を含まない範囲のボリュームVbを求めることで、血管画像VLのみを示す範囲を特定しようとする。
ボリュームVbが特定されると、図14(a)に示すように、当該ボリュームVbに対応する画像が表示領域W1上に加算表示されるとともに、表示領域W2上の連続領域Svに対応する画像からボリュームVbに対応する画像が除去される。
ここで、図14(a)に示すように、関心領域である血管画像VLが表示領域W1に表示されることになるが、例えば、連続領域の抽出精度や、血管画像VLと骨画像BNとの接触度合によっては、依然として、骨画像BNの一部が血管画像VLに付随することもある。したがって、表示領域W1に表示されている骨画像BNを除去するための操作をおこなう。
すなわち、操作種別ボタンOBで「除去」を選択し、図14(b)に示すように、表示領域W1に表示されている骨画像BN上にポインタを合わせることで、入力点P3を指定する。本操作は3回目であるため、操作履歴DB361に、操作番号を「003」とするレコードが作成される。そして、表示領域W1上での入力であるので、当該レコードにおける項目「入力点」の「W1」に対応する欄に、入力点P3の3次元座標値が記録される。また項目「操作」には「除去」が記録される。
指定された入力点P3に基づいて、連続領域Svや必要に応じてボリュームVbを特定することで、図14(c)に示すように、表示領域W1に表示されている骨画像BNのみを表示領域W1から除去するとともに、表示領域W2に加算表示する。これにより、表示領域W1には、関心領域である心臓画像HTと血管画像VLのみが表示され、表示領域W2には、非関心領域である骨画像BNのみが表示される。すなわち、表示領域W1上で関心領域が抽出される。
以上説明したように、表示画面D1上に2つの表示領域W1およびW2を用意し、一方の表示領域上で指定された領域を当該表示領域から除去して他方の表示領域に表示させるので、2つの表示領域上に表示されている画像を同時に視認しながら、連続的な操作で関心領域を抽出することができる。したがって、従来の関心領域抽出のように、領域指定が不適当であった場合に1つ前の操作に戻ってやり直す必要がない。すなわち、関心領域抽出におけるオペレータの作業負担や作業時間が大幅に低減される。また、表示領域W1およびW2のいずれに表示される画像も、共通の座標系を有する3次元ボリュームデータに基づいて描画している。これにより、各表示領域上で独立して、あるいは、両表示領域上で連動して、画像の表示方向や不透明度、色情報などを随時変更して表示することができ、複雑な領域を指定する場合でも、容易に入力点を指定することができる。
なお、上記実施の形態では、説明を容易にするため、3回の操作で関心領域を抽出したが、実際にはさらに多くの入力点指定が必要となることはいうまでもない。したがって、実際には操作履歴DB361に多数のレコードが記録されることになり、多数の入力点を含んだ入力点集合が存在することになる。このような場合において、上記「領域分断処理」では、入力点集合のいずれをも含まない範囲となるようにボリュームVbを特定しているので、入力点集合が大きいほど、より高い抽出精度で抽出できるといった効果も有する。すなわち、対象の形状が複雑で多数の入力点指定が必要となる状況において、作業が進行するにつれ(すなわち、より細かい部分の領域指定段階で)抽出精度が相対的に高くなり、結果的に関心領域抽出における作業負担や作業時間が低減する。
なお、上記実施の形態では、表示画面D1上の表示領域を2つとしたが、表示領域の数は2以上であれば任意である。例えば、上記のような表示領域W1およびW2の他に、第3の表示領域W3を表示画面D1上に配置し、表示領域W1上で抽出された関心領域のボリュームと、他のボリュームとを合成した画像を表示領域W3上に表示してもよい。すなわち、表示領域W1とW2は関心領域抽出作業に使用し、表示領域W3はその結果を利用した画像表示に使用する。
これにより、例えば、同じ患者の以前撮影された医用画像を比較のために半透明にして合成したり、他のモダリティで撮像した医用画像(例えば、主として腫瘍が写っている画像、など)を診断対象のボリュームデータと合成して表示したり、予め作成した画像(例えば、骨のみ、血管のみ、を示す画像)を診断対象のボリュームデータと合成して表示することができる。すなわち、同一受診者についての経過観察や、正常部位と異常部位との比較表示などができ、より有用な画像診断に資することができる。このような場合においても、本発明を適用することで、例えば、表示領域W3上で指定した領域を表示領域W3から除去して表示領域W2に表示するといった表示制御をおこなってもよい。
また、上記実施の形態では、表示画面D1上に、表示領域W1とW2とが並列するよう規定したが、表示領域W1とW2とが重なり合った実質的に同一の表示領域として規定してもよい。この場合、表示領域W1に表示する画像と、表示領域W2に表示する画像とが重畳するように表示させる。このとき、一方の画像について、例えば、透明度や明度、カラー値、などといった所定の表示パラメータを変更した異なる表示方式で表示させることで、同一の表示領域上に重畳して表示しても、指定された領域を示す画像と、対象画像から指定された領域が除去された画像とを識別可能に表示させることができる。
上記実施の形態では「表示領域W1に関心領域が抽出される」ものとしたが、関心領域か否かは操作者が任意に決定する事項である。したがって、いずれの表示領域に関心領域を表示させるかも任意となる。すなわち、上記実施の形態では、表示領域W1上の初期画像から「非関心領域」を順次除去した結果、表示領域W1に関心領域画像のみを残留させたが、表示領域W1上の初期画像から「関心領域」を除去していけば、表示領域W2に関心領域画像のみが表示されることになる。
また、上記実施の形態では、「除去」あるいは「加算」の別を、操作種別ボタンOBの操作により指定したが、「表示領域W1上での指定は除去」、「表示領域W2上での指定は加算」というように、入力がおこなわれた表示領域によって操作が一義的に決定できるのであれば、操作種別ボタンOBの表示や、操作種別の指定入力を省略してもよい。この場合、入力点がいずれの表示領域上で指定されたかを判別することで、操作種別がいずれであるかを自動的に判別して、操作履歴DB361に記録してもよい。
上記実施の形態では、規定された表示領域毎にボリュームデータを展開するメモリ領域を用意し、各メモリ領域間でボリュームの加算・削除をおこなうことで、一方の表示領域に関心領域画像を表示させたが、ボリュームデータをどのように用いて処理するかは任意である。例えば、入力点が指定される毎に、特定される連続領域のボリュームデータをメモリ領域に展開してもよい。そして、新たな入力点が指定された際に、その入力点が過去の入力点に属する連続領域上に存在する場合に、その連続領域を分断することで新たな連続領域を特定する。
また、上記実施の形態では、既に特定された連続領域を利用して新たな連続領域を特定したが、連続領域の特定方法はこれに限られない。例えば、連続領域が特定される毎に、初期画像のボリュームデータから連続領域を特定してもよい。この場合、例えば、一方の表示領域に属する入力点全てを含み、他方の表示領域に属する入力点を全て含まない連続領域を初期画像のボリュームデータから特定する。
また、上記実施の形態における「領域分断処理」では、入力点の一点からリージョングローイングをおこなうことで領域分断をおこなったが、これに限らず、例えば、複数点を用いて領域分断をおこなってもよい。例えば、指定された2点間を通る線分で分断したり、指定された複数の入力点を全て含むように連続領域を特定したり、入力点集合を含む曲線、あるいは、入力点集合を用いて作成された曲線(例えば、ベジェ曲線、スプライン曲線、回帰曲線、など)を含む面を分断することで連続領域を特定してもよい。
上記実施の形態では、オペレータが任意点を入力することで関心領域を指定したが、関心領域の指定方法はこれに限られず任意である。例えば、これまでの入力履歴を蓄積しておき、この入力履歴情報に示されている入力点を指定してもよい。あるいは、制御部310の演算によって自動的に任意点を指定してもよい。
上記実施の形態では、対象画像を構成するボリュームデータが画面上に正射影表示されるように画面表示する場合を示したが、画像の表示手法はこれに限られず任意のものとすることができる。例えば、仮想内視鏡などに用いられる遠近法表示で画像表示する場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、撮像動作をおこなうモダリティ100、モダリティ100を制御する制御端末200、医用画像の生成・処理をおこなう画像処理装置300というように、ボリュームデータの取得から医用画像の生成・処理までに必要な機能を別個の装置により実現するようにしたが、これらの機能のすべて、あるいは、いずれかをいずれの装置で実現するかは任意である。すなわち、モダリティ100や制御端末200が、単独であるいは協働して、上述した「医用画像生成処理」、「領域抽出処理」、「領域分断処理」などを実行してもよい。この場合、モダリティ100及び/又は制御端末200は、上述した画像処理装置300の構成を包含した構成を有するものとする。
上記実施の形態にかかる画像処理装置300は、専用装置で構成可能であることはもとより、例えば、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータ装置などで構成することもできる。この場合、上記各処理を実現するためのプログラムの一部または全部を汎用コンピュータ装置にインストールし、OSなどの制御下で実行することにより、画像処理装置300を構成することができる。この場合のプログラム配布形態は任意である。例えば、CD−ROMなどの記録媒体に格納して配布可能であることはもとより、搬送波に重畳させることで通信媒体(インターネットなど)を介して配布することができる。
以上説明したように、本発明によれば、医用画像を生成・処理する際の関心領域抽出の作業効率を向上させることができる。また、より有用な画像診断手法を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる画像診断システムの構成を示す図である。 図1に示す制御端末の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す画像処理装置の記憶部に構成される「操作履歴DB」に記録される情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる「撮像処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる「医用画像生成処理」を説明するためのフローチャートである。 図6に示す「医用画像生成処理」で表示される「表示画面」の例を示す図である。 図6に示す「医用画像生成処理」により表示される「初期画像」の表示例を示す図である。 図6に示す「医用画像生成処理」における「入力情報の特定」の原理を説明するための模式図である。 図6に示す「医用画像生成処理」で実行される「領域抽出処理」を説明するためのフローチャートである。 図10に示す「領域抽出処理」で実行される「領域分断処理」を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態における表示画面とボリュームデータとの概念的な関係を説明するための模式図である。 本実施の形態における各処理による表示結果の例を時系列順に示す図である。 本実施の形態における各処理による表示結果の例を時系列順に示す図である。
符号の説明
1 画像診断システム
10 通信ネットワーク
100 モダリティ
200 制御端末
300 画像処理装置

Claims (12)

  1. 生体内部を示す所定の3次元ボリュームデータを用いた3次元医用画像を処理する医用画像処理装置であって、
    前記3次元医用画像上で指定された任意点の座標を特定する座標特定手段と、
    前記座標特定手段が特定した座標に基づいた連続領域を特定する連続領域特定手段と、
    前記連続領域を示す画像と、前記3次元医用画像から当該連続領域を示す画像を除去した画像とをそれぞれ異なる表示領域に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記座標特定手段は、前記表示領域に表示されている画像上で指定された任意点の座標を特定し、
    前記表示制御手段は、一の表示領域上で特定された任意点に基づいた連続領域を示す画像を当該表示領域に表示している画像から除去するとともに、当該連続領域を示す画像を他の表示領域上に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記異なる表示領域は、表示面上で互いに重なり合わない複数の表示領域から構成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記異なる表示領域は、表示面上で互いに重なり合う実質的に一の表示領域から構成され、
    前記表示制御手段は、前記連続領域を示す画像と、前記3次元医用画像から当該連続領域を示す画像を除去した画像とが重畳するよう、該表示領域に表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  5. 少なくとも、前記任意点の指定に関する情報と、前記座標特定手段が特定した座標を示す情報とを対応付けて記録する記録手段をさらに備え、
    前記連続領域特定手段は、前記記録手段が記録した情報に基づいて、連続領域を特定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  6. コンピュータを用いて、所定の医用画像を加工して関心領域を示す画像を抽出する方法であって、
    加工対象となる医用画像を表示する対象画像表示ステップと、
    前記対象画像上で指定された入力点を特定する入力点特定ステップと、
    前記入力点特定ステップで特定された入力点に基づいた連続領域を特定する連続領域特定ステップと、
    前記特定された連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、同時視認可能に表示する表示ステップと、を備え、
    前記入力点特定ステップは、前記表示ステップで表示された画像上で指定された入力点をさらに特定し、
    前記表示ステップは、表示する複数の画像のうちのいずれかを、関心領域を示す画像として表示する、
    ことを特徴とする関心領域抽出方法。
  7. 前記表示ステップは、前記連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、それぞれ、異なる表示領域に表示する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の関心領域抽出方法。
  8. 前記表示ステップは、前記連続領域を示す画像と、前記対象画像から前記連続領域を示す画像を除去した画像とを、それぞれ、異なる表示方式で同一の表示領域に表示する、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の関心領域抽出方法。
  9. 前記表示ステップは、前記関心領域を示す画像とともに、前記対象画像とは異なる他の医用画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の関心領域抽出方法。
  10. 前記入力点特定ステップは、少なくとも、特定された入力点を示す情報を記録する入力点情報記録ステップをさらに備え、
    前記連続領域特定ステップは、前記入力点情報記録ステップで記録された入力点情報に基づいて、連続領域を特定する、
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の関心領域抽出方法。
  11. コンピュータを、
    所定の表示装置上に、少なくとも、1または2以上の表示領域を規定する表示領域規定手段と、
    所定の3次元ボリュームデータに基づいて、対象となる3次元医用画像を前記表示領域のいずれかに表示する対象画像表示手段と、
    前記表示領域上で指定された入力点の座標値を特定する座標特定手段と、
    少なくとも、前記座標特定手段が特定した座標値を記録する記録手段と、
    前記記録手段が記録した情報に基づいて連続領域を特定する連続領域特定手段と、
    前記連続領域特定手段が特定した連続領域を示す画像を、前記表示領域のいずれかに表示させる表示制御手段と、
    を備える医用画像処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. コンピュータに、
    加工対象となる医用画像を、表示装置上の所定の表示領域に表示する対象画像表示ステップと、
    前記対象画像上で指定された入力点を特定する入力点特定ステップと、
    少なくとも、特定された入力点を示す情報を記録する記録ステップと、
    前記特定された入力点に基づいて、連続領域を特定する連続領域特定ステップと、
    前記特定された連続領域を示す画像と、当該連続領域を示す画像を前記対象画像から除去した画像とを、同時視認可能に表示することで、いずれかの画像を関心領域を示す画像として表示する関心領域表示ステップと、
    を実行させることで、医用画像を加工して関心領域画像を抽出することを特徴とするプログラム。
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