JPH11255864A - 液状エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

液状エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置

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JPH11255864A
JPH11255864A JP10057072A JP5707298A JPH11255864A JP H11255864 A JPH11255864 A JP H11255864A JP 10057072 A JP10057072 A JP 10057072A JP 5707298 A JP5707298 A JP 5707298A JP H11255864 A JPH11255864 A JP H11255864A
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epoxy resin
liquid epoxy
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liquid
semiconductor device
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Shinetsu Fujieda
枝 新 悦 藤
Rumiko Hayase
瀬 留美子 早
Shinji Murai
井 伸 次 村
Yasuyuki Hotta
田 康 之 堀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低粘度で流動性、充填性に優れた液状エポキ
シ樹脂組成物、およびこの液状エポキシ樹脂組成物の硬
化物を用いて半導体素子を樹脂封止してなる耐熱衝撃
性、耐湿信頼性優れた樹脂封止型半導体装置を提供する
こと。 【解決手段】 (a)エポキシ樹脂、(b)硬化剤、
(c)潜在性触媒、(d)2つ以上のラジカル重合性二
重結合を有する重合性単量体、(e)ラジカル重合開始
剤、(f)無機質充填剤の各成分を含んでなることを特
徴とする、液状エポキシ樹脂組成物および当該液状エポ
キシ樹脂組成物を用いてなる樹脂封止型半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】[発明の背景]本発明は、液
状エポキシ樹脂組成物およびこの液状エポキシ樹脂組成
物を用いた樹脂封止型半導体装置に関するものである。
特に本発明は、BGA(ボール・グリット・アレイ)実
装、CSP(チップ・サイズ・パッケージ)実装、など
の高薄型実装における半導体装置の封止材料として好適
に用いられる半導体樹脂封止用液状エポキシ樹脂組成物
およびそれを用いた樹脂封止型半導体装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、樹脂封止型半導体装置は、QFP
(クワッド・フラット・パッケージ)などに代表される
従来型パッケージによって半導体素子を、トランスファ
・モールド法により樹脂封止して製造されるものがほと
んどである。
【0003】この方法で製造された樹脂封止型半導体装
置は、半導体素子をエポキシ樹脂組成物等の熱硬化性樹
脂の硬化物により完全に覆うため信頼性に優れており、
また金型で緻密に成型されるためパッケージの外観も良
好であるなど、多くの利点を有するものである。
【0004】しかしながら、近年は、ASIC(Applic
ation Specific IC)に代表されるように、半導体デバイ
スの高密度化、高集積度化、動作の高速化、高ピンカウ
ント化、等の傾向にある。これに伴い、QFPなどの従
来型パッケージよりさらに小型化、薄型化することがで
きる半導体素子のパッケージが要求されている。
【0005】この要求に対して、実装面積をとらず高密
度実装可能なパッケージとして、BGA(ボール・グリ
ッド・アレイ)およびCSP(チッブ・サイズ・パッケ
ージ)、ベア・チップ実装などに代表されるエリア・ア
レイ・パッケージが開発され、次世代の高密度実装法の
主流になるものと注目されている。
【0006】このエリア・アレイ・パッケージには、そ
のパッケージ構造によって各種の実装手法が存在する
が、その中でも、フリップ・チップ接続を用いたものが
最も高密度実装に適しており製品の小型化、薄型化を可
能する。
【0007】ここで、フリップ・チップ接続を用いる半
導体実装法には、基板上にベア・チップを接続するCO
G(チップ・オン・ガラス)、プリント配線基板上にベ
ア・チップを実装するCOB(チップ・オン・ボー
ド)、マルチ・チップ・モジュール、およびその他の実
装法が挙げられる。
【0008】このフリップ・チップ接続を用いた半導体
装置を樹脂封止する方法の特徴は、バンプで接続された
チップと基板との間隙に毛管現象を利用してディスペン
サーから液状樹脂組成物を一定量吐出して充填すること
にある。
【0009】しかしながら、バンプで接続されたチップ
と基板との間隙は、非常に狭く、通常10μm〜100
μmである。従って、チップと基板との間隙に液状樹脂
組成物を十分充填させるには、この間隙よりも最大粒径
が小さい充填剤を液状樹脂組成物に配合する必要があ
り、また、液状樹脂組成物自身が低粘度で流動性、充填
性に優れていることが必要である。
【0010】一方、従来、半導体素子を封止する樹脂組
成物には、ビスフェノール型エポキシ樹脂や脂環式エポ
キシ樹脂を主要成分とし、これらに硬化剤として液状酸
無水物、およびフィラー等を高充填した液状エポキシ樹
脂組成物がほとんどであった。
【0011】しかしながら、上記従来型の液状エポキシ
樹脂組成物で樹脂封止した半導体装置は耐熱性、接着
性、耐湿性が劣るため、ボイドや樹脂クラックが発生し
易すく、さらには耐湿テスト時には発生した樹脂クラッ
ク個所に水分が浸入するなど、の問題が生じていた。
【0012】また、上記従来型の液状エポキシ樹脂組成
物で樹脂封止された半導体装置では、冷熱サイクル試験
を施した際にチップ、バンプ、と硬化した封止樹脂組成
物との熱膨張係数の差によって発生する応力により、樹
脂クラック、チップクラック、バンプクラックが発生
し、製品の信頼性の低下を招いていた。これを防止する
には、耐熱衝撃性の改良が必要であり、それには硬化し
た封止樹脂組成物の熱膨張係数を低減することが有効で
ある。
【0013】硬化した封止樹脂組成物の熱膨張係数を低
減する試みとして、上記従来型の液状エポキシ樹脂組成
物に最大粒径が小さい充填剤を使用することや充填剤を
高充填するなどの方法が考えられるが、充填後の液状エ
ポキシ樹脂組成物の粘度が上昇し、結果として樹脂組成
物の流動性が低下して充填が困難になるという点があ
る。
【0014】さらに、この液状エポキシ樹脂組成物は、
室温に放置した場合、数時間で樹脂組成物の反応に伴う
増粘が観察されることから、ディスペンサーから封止用
エポキシ樹脂組成物の吐出量が変化する、等の作業性の
観点においても問題が生じていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低粘度で流
動性、充填性に優れた液状エポキシ樹脂組成物、および
この液状エポキシ樹脂組成物の硬化物を用いて半導体素
子を樹脂封止してなる、耐熱衝撃性、耐湿信頼性、に優
れた樹脂封止型半導体装置を提供することを目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】[本発明の概要] <要旨>本発明は、上記の諸問題に鑑みてなされたもの
である。
【0017】即ち、本発明による液状エポキシ樹脂組成
物(1)〜(3)は、下記に示す各成分を含んでなるこ
とを特徴とするものである。 (1)液状エポキシ樹脂組成物 (a)グリシジルアミン型のエポキシ樹脂、(b)硬化
剤、(c)マイクロカプセル型の潜在性触媒、(d)無
機質充填剤。
【0018】(2)液状エポキシ樹脂組成物 (a)エポキシ樹脂、(b)硬化剤、(c)潜在性触
媒、(d)2つ以上のラジカル重合性二重結合を有する
重合性単量体、(e)ラジカル重合開始剤、(f)無機
質充填剤。
【0019】(3)液状エポキシ樹脂組成物 (a)グリシジルアミン型のエポキシ樹脂、(b)硬化
剤、(c)マイクロカプセル型の潜在性触媒、(d)2
つ以上のラジカル重合性二重結合を有する重合性単量
体、(e)ラジカル重合開始剤、(f)無機質充填剤。
【0020】また、本発明は樹脂封止型半導体装置を提
供するものであって、本発明による樹脂封止型半導体装
置は、半導体素子を上記樹脂封止用液状エポキシ樹脂組
成物の硬化物により封止してなることを特徴とするもの
である。
【0021】<効果>本発明による液状エポキシ樹脂組
成物は、その主構成成分として、グリシジルアミン型の
エポキシ樹脂、マイクロカプセル型の潜在性触媒を含有
すること、または2つ以上のラジカル重合性二重結合を
有する重合性単量体、ラジカル重合開始剤を含有するこ
と、さらにはこれらすべてのものを含有することによ
り、上記先行技術の諸問題を解決することができるもの
である。
【0022】即ち、グリシジルアミン型のエポキシ樹脂
およびマイクロカプセル型の潜在性触媒を含有すること
を特徴とする液状エポキシ樹脂組成物は、従来の液状エ
ポキシ樹脂組成物に比べて、耐熱性、接着性、樹脂クラ
ック耐性に優れている。
【0023】2つ以上のラジカル重合性二重結合を有す
る重合性単量体、ラジカル重合開始剤を含有することを
特徴とする液状エポキシ樹脂組成物は、従来の液状エポ
キシ樹脂組成物に比べて、低粘度性を有し、充填剤を高
充填することができ、貯蔵安定性に極めて優れ、その上
各成分の相容性が良好であるため熱硬化した場合にも均
一な組織を構成することができる。
【0024】また、ラジカル重合開始剤が2つ以上のラ
ジカル重合性二重結合を有する重合性単量体と併用され
るため、2つ以上のラジカル重合性二重結合を有する重
合性単量体は硬化時に重合して高分子量化され、場合に
よっては化学的に異なる方法で架橋された2つの網目構
造からなるIPN(interpenetrating polymer networ
k)が形成されるため、結果として、製造された液状エ
ポキシ樹脂組成物は、従来の液状エポキシ樹脂組成物に
比べて、優れた絶縁性、機械的な特性を有する。従っ
て、本発明における液状エポキシ樹脂組成物により半導
体素子を封止してなる樹脂封止型半導体装置には、従来
型の液状エポキシ樹脂組成物により半導体素子を封止し
てなる樹脂封止型半導体装置においては、しばしば経験
されていた、ホットライフが短命であり、貯蔵安定性、
耐湿信頼性、冷熱クラック性が劣るというような問題点
が認められない。
【0025】[発明の具体的な説明]本発明における液
状エポキシ樹脂組成物は、基本的にはエポキシ樹脂、硬
化剤、触媒、充填剤、およびその他のもの、を含んでな
るものである。
【0026】<液状エポキシ樹脂組成物(1)および
(3)−成分(a)>本発明の液状エポキシ樹脂組成物
(1)および(3)において使用される、成分(a)の
グリシジルアミン型のエポキシ樹脂は、主としてアミン
類にエピクロロヒドリン(ECH)を用いてエポキシ化
したものであればいずれのものであってもよく特に限定
されるものではない。
【0027】従って、芳香族アミン化合物、脂肪族アミ
ン化合物、およびその他のアミン類を主原料として公知
の製造方法でエポキシ化することができ、合成できるも
のであれば特に限定されるものではなく、またこれらの
グリシジルアミン型のエポキシ樹脂は一種または二種
(同種または異種を問わない)以上を混合して使用する
ことが可能である。
【0028】なかでも充填性を考慮すれば、特に室温で
液状の低粘度タイプが特に好ましく、また耐湿信頼性の
点から、特にNa、Clなどのイオン性不純物の少ない
ものが特に好ましい。
【0029】典型的には、下記一般式(化1)〜(化
5)で示される化合物が挙げられる。
【0030】
【化1】
【0031】
【化2】 (式中Rは、炭素数1〜20のアルキル基を示すもので
ある)
【0032】
【化3】
【0033】
【化4】 (式中Rは、炭素数1〜20のアルキル基を示すもので
ある)
【0034】
【化5】
【0035】本発明において使用されるグリシジルアミ
ン型のエポキシ樹脂は、典型的には住友化学より市販さ
れている商品名ELM−100、ELM−120、EL
M−434、日本化薬株式会社製のGOT、GAN等に
より入手可能である。
【0036】<液状エポキシ樹脂組成物(2)−成分
(a)>本発明の液状エポキシ樹脂組成物(2)におい
て使用される成分(a)のエポキシ樹脂は、一般的には
分子中にエポキシ基を2個以上を有するものであればい
ずれのものであってもよく特に限定されるものではな
い。
【0037】従って、グリシジルエーテル型、グリシジ
ルエステル型、グリシジルアミン型の、脂環型、および
その他のいずれの類型に属するエポキシ樹脂であっても
よく、またこれらのエポキシ樹脂は一種または二種(同
種または異種を問わない)以上を混合して使用すること
もできる。
【0038】具体的には、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポ
キシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、オル
ソクレゾールノボラック型エポキシ街脂、ナフトール系
のノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのノボ
ラック型エポキシ樹脂、ナフタレンジオール型エポキシ
樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、1,3−ビス
(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサ
ン、アミノフェノール型エポキシ樹脂、アニリン型エポ
キシ樹脂、トルイジン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ
樹脂、トリまたはテトラ(ヒドロキシフェニル)アルカ
ンから誘導されるエポキシ化合物、ビスヒドロキシビフ
ェニル系エポキシ樹脂、フェノールアラルキル樹脂のエ
ポキシ化物、およびその他のもの、が拳げられる。さら
に低粒度化を考慮してエポキシ基を有した反応性希釈剤
を配合しても良い。
【0039】好ましいエポキシ樹脂は、低粘度で作業性
の容易性を考慮して、室温で粘度が10ポアズ以下のも
のであり、より好ましくは6ポアズ以下、のものであ
る。
【0040】<樹脂封止用エポキシ樹脂組成物(1)〜
(3)−成分(b)>本発明の液状樹脂封止用エポキシ
樹脂組成物(1)〜(3)において使用される成分
(b)の硬化剤は、エポキシ樹脂と反応して橋かけ構造
等を生じるものであればいずれのものであってもよく特
に限定されるものではない。
【0041】従って、ポリフェノール、酸無水物、ポリ
アミン等の重付加型、フェノール樹脂、メラミン樹脂等
の縮合型、およびその他の類型に属する硬化剤であって
もよく、またこれらの硬化剤は一種または二種(同種ま
たは異種を問わない)以上を混合して使用することが可
能である。
【0042】具体的には、フェノールノボラック樹脂、
クレゾールノボラック樹脂、t−ブチルフェノールノボ
ラック樹脂、ノニルフェノールノボラック樹脂、ビスフ
ェノールAのノボラック樹脂、ナフトール系ノボラック
樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、ポリパラオキシ
スチレン、2,2’−ジメトキシ−p−キシレンとフェ
ノールモノマーとの縮合重合化合物等のフェノールアラ
ルキル樹脂、ジシクロペンタジエンーフェノール重合
体、トリス(ヒドロキシフェニル)アルカン等の多官能
フェノール樹脂、テルペン骨格を有するフェノール樹
脂、フタル酸無水物、メチルフタル酸無水物、ヘキサヒ
ドロフタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、メ
チル−テトラヒドロフタル酸無水物、メチルヘキサヒド
ロフタル酸無水物、ナジック酸無水物、メチルナジック
酸無水物、クロレンディック酸無水物、ドデシニルコハ
ク酸無水物、ベンソフェノンテトラカルボン酸無水物、
ピロメリット酸無水物、マレイン酸無水物、およびその
他のもの、が拳げられる。
【0043】〈1〉上記例示の硬化剤のなかで、本発明
の液状エポキシ樹脂組成物(1)および(3)において
使用される成分(b)の硬化剤は、好ましくは、フェノ
ール樹脂、および1分子中にフェノール性水酸基を2個
以上有するアリルフェノール化合物であり、特に好まし
くは室温で液状であり低粘度の樹脂である。
【0044】典型的には、下記一般式(化6)〜(化
9)で示されるものである。
【0045】
【化6】 (式中nは2以上の整数を示すものである)
【0046】
【化7】
【0047】
【化8】
【0048】
【化9】
【0049】典型的には、下記一般式(化10)、(化
11)に示した構造を有する低吸水構造の酸無水物も使
用することも可能である。
【0050】
【化10】 (式中Rは、同一または異なる炭素数1〜20のアルキ
ル基を示すものである)
【0051】
【化11】 (式中Rは、同一または異なる炭素数1〜20のアルキ
ル基を示すものである) なお、上記したフェノール樹脂、アリルフェノール化合
物、酸無水物は、一種または二種(同種または異種を問
わない)以上を組み合わせて使用することが可能であ
る。
【0052】〈2〉上記例示の硬化剤のなかで、本発明
の液状エポキシ樹脂組成物において使用される成分
(b)の硬化剤は、好ましくは、酸無水物である。
【0053】本発明の液状エポキシ樹脂組成物(1)〜
(3)において使用される成分(b)である硬化剤の配
合量は、特に制限されるものではないが、上記エポキシ
樹脂のエポキシ基と上記硬化剤のフェノール性水酸基ま
たは酸無水物基との当量比を0.5〜1.5の範囲にす
ることが望ましい。
【0054】この値が0.5未満では十分な硬化反応が
起こりにくくなる一方、1.5超過では硬化物の特性、
特に耐湿性が劣化しやすくなる。
【0055】<液状エポキシ樹脂組成物(2)−成分
(c)、液状エポキシ樹脂組成物(1)および(3)−
成分(c)> 〈1〉液状エポキシ樹脂組成物(2)において使用され
る成分(c)の潜在性触媒は、一般的に本組成物におい
て使用される潜在性触媒であればいずれのものであって
もよく特に限定されるものではない。ここで、潜在性触
媒とは、所定の条件下(例えば特定温度)で触媒活性を
示す硬化促進剤または硬化触媒といわれるものの範疇に
属するものをいう。
【0056】従って、イミダゾール類、有機ホスフィ
ン、尿素誘導体等のルイス塩基、ルイス塩基塩、有機金
属、ルイス酸、およびその他の類型に属する潜在性触媒
であればいずれのものであってもよく、またこれらの潜
在性触媒は一種または二種(同種または異種を問わな
い)以上を混合して使用することも可能である。
【0057】具体的には、ジシアンジアミド、高融点イ
ミダゾール化合物、有機酸ジヒドラジド類、ジアミノマ
レオニトリル、メラミンおよびその誘導体、ポリアミン
類、およびその他のもののように高温でエポキシ樹脂に
溶解することで触媒活性を示す高融点分散型触媒、アミ
ンイミド化合物、エポキシ樹脂に可溶な第三アミン塩や
イミダゾール塩、およびその他のもののように高温で分
解されて触媒活性を示す塩基性触媒、また三フッ化ホウ
素のモノエチルアミン塩に代表されるルイス酸塩やルイ
ス酸錯体、ブレンステッド酸の脂肪族スルホニウム塩に
代表されるブレンステッド酸塩、およびその他のものの
ような高温解離型のカチオン重合触媒、触媒をポリマー
で微粒子状に包んだマイクロカプセル型の触媒、さらに
は触媒をモレキュラーシーブやゼオライトのような空孔
を有する化合物に吸着させた吸着型触媒、およびその他
の型の触媒、が挙げられる。
【0058】上記例示の潜在性触媒のなかで、樹脂封止
用エポキシ樹脂組成物(2)において使用される成分
(c)の潜在性触媒は、マイクロカプセル型の潜在性触
媒が特に好ましい。
【0059】マイクロカプセル型の潜在性触媒は、マイ
クロカプセルの隔壁を構成するポリマー層が溶解してマ
イクロカプセルが破壊される温度まで触媒活性を抑制す
ることができる隔壁破壊型の潜在性触媒であって、この
触媒を配合することによりエポキシ樹脂粗成物の常温に
おける貯蔵安定性を著しく向上させることができるもの
である。
【0060】本発明におけるマイクロカプセル型の潜在
性触媒としては、イミダゾール系、リン系、ホスフィン
系、およびその他の系がコア成分を構成しているものを
用いることが可能であり、またこれらの触媒は、一種ま
たは二種(同種または異種を問わない)以上を混合して
使用することが可能である。
【0061】その具体例は、イミダゾール系としては旭
化成から入手可能な商品名ノバキュアHX−3721、
HX−3748、HX−3741、HX−3088、H
X−3722、HX−3742、およびその他のもの、
また純度を向上させたものである商品名HX−3921
HP、HX−3941HP、およびその他のもの、さら
に接着性を考慮してコア成分がジシアンジアミドとイミ
ダゾール化合物とからなる商品名HX−3613、およ
びその他のもの、を挙げることができる。
【0062】また、有機ホスフィン系としては、トリフ
ェニルホスフィンをコア成分とした日本化薬から入手可
能な商品名MCE−9950、MCE−9951、およ
びその他のものが挙げられる。
【0063】これらのマイクロカプセルの粒子サイズ
は、好ましくは20μm以下であり、充填性と均一な硬
化性を考慮して、さらに好ましくは5μm以下である。 〈2〉液状エポキシ樹脂組成物(1)および(3)にお
いて使用される成分(c)のマイクロカプセル型の潜在
性触媒は、上記〈1〉液状エポキシ樹脂組成物(2)に
おいて使用される成分(c)の潜在性触媒が、マイクロ
カプセル型の潜在性触媒である場合と同様である。
【0064】液状エポキシ樹脂組成物(2)において使
用される成分(c)および液状エポキシ樹脂組成物
(1)および(3)において使用される成分(c)の配
合量は、それぞれエポキシ樹脂100重量部に対して
0.1〜30重量部が好ましい。0.1重量部未満では
硬化速度が低下して生産性が不十分となる一方、30重
量部超過では良好を貯蔵安定性を得ることが困難とな
る。
【0065】<液状エポキシ樹脂組成物(2)および
(3)−成分(d)>液状エポキシ樹脂組成物(2)お
よび(3)において使用される成分(d)の2つ以上の
ラジカル重合性二重結合を有する重合性単量体は、ラジ
カル重合反応を起こしやすい2つ以上のラジカル重合性
二重結合を有する単量体であれはいずれのものであって
もよく特に限定されるものではない。
【0066】従って、ビニル型単量体、アクリル型単量
体、ビニリデン型単量体、ビニレン型単量体、およびそ
の他のジエン型単量体、いくつかのカルボニル型単量
体、およびその他の型の単量体、であって2つ以上のラ
ジカル重合性二重結合を有する単量体であれはいずれの
類型に属するものであってもよく、またこれら単量体は
一種または二種(同種または異種を問わない)以上混合
して使用することが可能である。
【0067】具体的には、ジアリルフタレート、ジビニ
ルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレ−トおよびその誘導体、およびそ
の他のもの、が挙げられる。
【0068】典型的には、下記一般式〔化12〕で示さ
れる、2つ以上のラジカル重合性荷重結合を有する重合
性単量体であればよい。
【0069】
【化12】 (式中、Rは同一でも異なるものであってもよく、水素
原子、ハロゲン原子、炭素原子の数が1〜5の置換もし
くは非置換のアルキル基、ニトロ基、ニトリル基、アル
コキシ基、又は置換もしくは非置換のアリール基を示す
ものである。数nは2〜6の整数である。)
【0070】液状エポキシ樹脂組成物(2)および
(3)において使用される成分(d)の配合量は、液状
エポキシ樹脂組成物(2)および(3)100重量部に
対して0.1〜30重量部が好ましい。
【0071】0.1重量部未満では液状エポキシ樹脂組
成物(1)〜(3)の粘度が高くなってその取り扱いが
厄介となる一方、30重量部超過では硬化時の収縮が顕
著となる。
【0072】<液状エポキシ樹脂組成物(2)および
(3)−成分(e)>液状エポキシ樹脂組成物(2)お
よび(3)において使用される成分(e)のラジカル重
合開始剤は、上記成分(d)の2つ以上のラジカル重合
性二重結合を有する重合性単量体を重合させるラジカル
重合開始剤であればいずれのものも使用することができ
特に限定されるものではない。
【0073】従って、過酸化物、アゾ化合物、アジド化
合物、ジスルフィド結合を有する化合物、ピナコール、
グリニヤール試薬、レドックス開始剤、遷移金属化合
物、およびその他の化合物、のいずれの類型に属するも
のであってもよく、またこれらラジカル重合開始剤は一
種または二種(同種または異種を問わない)以上混合し
て使用することが可能である。
【0074】具体的には、t−ブチルパーベンゾゾエー
ト、t−ブチルパーオクトエート、クメンヒドロパーオ
キサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジベンゾイルパ
ーオキサイド、およびその他の有機過酸化物、アゾビス
イソブチロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド、およびその他のもの、が挙げられる。
【0075】液状エポキシ樹脂組成物(2)および
(3)において使用される成分(e)の配合量は、上記
成分(d)100重量部に対して0.1〜30重量部が
好ましい。
【0076】0.1重量部未満では硬化速度が低下して
生産性が不十分となる一方、30重量部超過では硬化速
度が速すぎるため硬化物の機械的特性等が低下する傾向
がある。
【0077】更に、上記成分(c)と上記成分(e)の
配合比((e)/(c))は、0.1〜10の範囲が好
ましい。この範囲外では、硬化物の機械的特性等が低下
する傾向がある。
【0078】また、液状エポキシ樹脂組成物(2)およ
び(3)において使用される成分(c)と成分(e)と
の合計の配合量は、液状エポキシ樹脂組成物(2)およ
び(3)において使用されるその他の成分である、成分
(a)、成分(b)、および成分(d)の合計100重
量部に対して、0.1〜30重量部が好ましい。
【0079】0.1重量部未満では硬化速度が低下して
生産性が不十分となる一方、30重量部超過では硬化速
度が速すぎるため硬化物の機械的特性等が低下する傾向
がある。
【0080】なお、液状エポキシ樹脂組成物(2)およ
び(3)においては、より貯蔵安定性を得るために、さ
らに安定化剤を添加することもできる。
【0081】このような安定化剤としては、公知の、熱
安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤、重合禁
止剤、およびその他のもの、の中から適宜選定され使用
されるものであればいずれのものであってもよく特に限
定されるものではない。
【0082】従って、硫酸塩、炭酸塩などの塩化物、酸
化物、金属セッケン、有機金属化合物、およびその他の
熱安定剤、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系、
トリアゾール系、およびその他の光安定剤や紫外線吸収
剤、フェノール系、アミン系、S、P、およびSe等の
化合物、およびその他の抗酸化剤、安定ラジカル、金属
塩、フェノール系、ベンゾキノン系、およびその他の重
合禁止剤、およびその他のもの、を安定化剤としてする
ことができ、またこれらの安定剤は一種または二種(同
種または異種を問わない)以上を組み合わせて使用して
もよい。
【0083】特に、液状エポキシ樹脂組成物(2)およ
び(3)の貯蔵安定性を良好にするには、上記安定剤の
中でも、例えば、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチ
ルエーテル、2,6−ジ−t−ブチルー4−メチルフェ
ノール等のフェノール系化合物を単独で使用するか、ま
たはN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン、および
その他のアミン塩、有機スズ化合物、およびその他のも
のと組み合わせて使用することが好ましい。
【0084】<液状エポキシ樹脂組成物(1)−成分
(d)、液状エポキシ樹脂組成物(2)および(3)−
成分(f)>。
【0085】本発明の液状エポキシ樹脂組成物(1)〜
(3)において使用される無機質充填剤としては、本発
明の液状エポキシ樹脂組成物(1)〜(3)の粘度性、
流動性、充填性を十分考慮した無機質充填剤であればい
ずれのものであってもよく特に限定されるものではな
い。
【0086】従って、溶融シリカ、結晶性シリカ、ガラ
ス、タルク、アルミナ、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、マグネシア、窒化ケイ素、窒化ホ
ウ素、窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ベリ
リウム、雲母、およびその他のものを使用することで
き、またこれらのものは一種または二種(同種または異
種を問わない)以上を混合して使用することができる。
【0087】本発明においては、これらのうち溶融シリ
カ、結晶性シリカが特に好ましい。無機質充填剤の形状
としては、破砕状、球状、亜球状、繊維状、隣ペン状、
およびその他の形状のものを使用することでき、これら
の形状は一種または二種以上を混合して使用してもよ
い。
【0088】これらのうち特に液状エポキシ樹脂組成物
の細部間隙への充填性を考慮して、平均粒径10μm以
下であって、球状、亜球状の充填剤が特に好ましい。
【0089】なお、耐クラック性の補強効果を狙って、
繊維状のものも使用することができる。
【0090】繊維状の無機質充填剤としては、チタニ
ア、ホウ酸アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、チ
タン酸カリウム、塩基性マグネシウム、酸化亜鉛、グラ
ファイト、マグネシア、硫酸カルシウム、ホウ酸マグネ
シウム、ニホウ化チタン、α−アルミナ、クリソタイ
ル、ワラストナイト、およびその他のウィスカー類、E
ガラス繊維、シリカアルミナ繊維、シリカガラス繊維、
およびその他の非晶質繊維、炭化ケイ素繊維、ジルコニ
ア繊維、γ−アルミナ繊維、α−アルミナ繊維、PAN
系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、およびその他の結晶性
繊維、およびその他の繊維を使用することができ、また
これらの繊維は一種または二種(同種または異種を問わ
ない)以上を混合して使用することが可能である。
【0091】繊維状無機質充填剤としては、平均繊維径
5μm以下、最大繊維長10μm以下のものが細部への
充填性の点で好ましい。
【0092】〈1〉本発明の液状エポキシ樹脂組成物
(1)において使用される成分(d)の無機質充填剤
は、液状エポキシ樹脂組成物(1)の総量に対して40
重量%以上、80重量%以下の範囲で使用できる。無機
質充填剤が40重量%未満では硬化物の熱膨張率が大き
くなって耐熱衝撃性が不十分となる一方、80重量%超
過では樹脂封止用エポキシ樹脂組成物の流動性が不十分
となり間隙への充填性が低下して、未充填などの発生原
因となる。
【0093】〈2〉本発明の液状エポキシ樹脂組成物
(2)および(3)において使用される成分(f)の無
機質充填剤は、上記無機質充填剤の説明のなかでも、特
に平均粒径1〜10μm、最大粒径30μm以下の第1
球状シリカ、および第1球状シリカよりも小さく平均粒
径0.01〜2μmの第2球状シリカ(微粒球状シリ
カ)の粒径の異なる2種類の球状シリカによって構成さ
れるものが好ましい。
【0094】このような粒径の異なる2種類の球状シリ
カ(球状シリカおよび微粒球状シリカ)によって構成さ
れる無機質充墳剤は、最密充填構造を取り易くなるの
で、良好な流動性を有する液状エポキシ樹脂粗成物を得
ることが可能となる。また、このような構成による無機
質充填剤の使用は、液状エポキシ樹脂組成物の粘度をさ
らに低下させる作用を有しおり、また無機質充墳剤をさ
らに高充填することができる効果を有する。
【0095】なお、上記第1球状シリカの平均粒径が1
μm未満では、液状エポキシ樹脂組成物の粘度が高くな
ってその流動性が低下してしまう一方、この第1球状シ
リカの平均粒径が10μm超過(あるいは平均粒径が1
0μm以下であっても最大粒径が30μm超過)では、
半導体素子と基板との聞の間隙への充填性が悪くなり半
導体装置の成形性が低下する。
【0096】半導体素子と基板との間の間隙の寸法は、
典型的には、約10〜100μmであることから、この
ことを考慮して充填剤の最大粒径を決定したものであ
る。なお、第1球状シリカの平均粒径は、好ましくは6
μmであり、最大粒径は、好ましくは25μm以下、よ
り好ましくは20μm以下、である。
【0097】また、上記第2球状シリカの平均粒径が
0.01μm未満では微粒子間の凝集傾向が増して液状
エポキシ樹脂組成物の流動性が低下する一方、この第2
球状シリカの平均粒径が2μm超過では第1球状シリカ
による空隙を埋められず、最密充填構造を形成しにくく
なるため、良好な流動性が得られなくなる。なお、第2
球状シリカの平均粒径は、0.1〜1μmであることが
より好ましい。
【0098】この第2球状シリカ(微粒球状シリカ)の
配合量は、無機質充填剤全体量に対して0.1〜40重
量%であることが好ましい。
【0099】0.1重量%未満では液状エポキシ樹脂組
成物の粘度が十分に低くならない一方、40重量超過で
は最密充填構造を形成しにくくなるために樹脂組成物の
流動性が低下するおそれがある。
【0100】本発明の液状エポキシ樹脂組成物(2)お
よび(3)において使用される成分(f)の無機質充填
剤には、上記したようにその他の無機質充填剤を併用す
ることができるが、液状エポキシ樹脂組成物の流動性や
貯蔵安定性、半導体素子と基板のとの間の間隙への充填
性を損なわないように、その配合量等を決定することが
望まれる。
【0101】従って、本発明の液状エポキシ樹脂組成物
(2)および(3)において使用される成分(f)の無
機質充填剤の配合量は、本発明である液状エポキシ樹脂
組成物(2)および(3)に対して40〜85重量%で
あることが好ましい。
【0102】この配合量が40重量%未満では硬化物の
熱膨張係致が大きくなる傾向があるため、この組成物を
用いて封止した半導体装置は冷熟サイクル条件下におい
て損傷を受け易くなる一方、無機質充填剤の総配合量が
85重量%超過では液状エポキシ樹脂組成物の粘度が高
くなりすぎて半導体素子と基板との間隙への充填性が悪
くなり、半導体装置の成形性が低下するおそれがある。
【0103】<液状エポキシ樹脂組成物(1)〜(3)
−任意の成分>本発明における液状エポキシ樹脂組成物
(1)〜(3)は、上記各成分を必須成分として調製、
製造されるものである。ここで「必須成分として含有す
る」ということは、挙示された成分のみからなるという
意味ではなくて、本発明の趣旨を損なわない限り任意の
成分を含んでも良いことを意味するものである。
【0104】従って、下記に例示する任意の成分を含ん
でも良い。
【0105】〈1〉熱可塑性樹脂、ゴム成分、各種オリ
ゴマー、およびその他のもの。耐クラック性を向上させ
るために、本発明の液状エポキシ樹脂組成物の弾性率を
下げる目的でなどで添加されるものである。熱可塑性樹
脂の具体例としては、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエス
テル樹脂、フエノキシ樹脂、ブチラール樹脂、MBS樹
脂、ABS樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、フ
ッ素ゴム、およびその他のもの、がある。
【0106】〈2〉各種プラスチック粉末、例えば各種
エンジニアリングプラスチック粉末、およびその他のも
の。低応力性を付与するために添加されるものである。
低応力性を付与する上記成分の最大粒子は、10μm以
下で、好ましくは、5μm以下である。本発明の液状エ
ポキシ樹脂組成物中の各成分の粒子サイズより大きい場
合には、充填時に未充填が発生してしまう。
【0107】〈3〉さらに必要に応じて、シランカップ
リング剤、およびその他のフィラー表面処理剤、接着性
付与剤、天然ワックス類、合成ワックス類、直鎖脂肪酸
やその金属塩、酸アミド類、パラフィン類、およびその
他の離型剤、カーボンブラック、二酸化チタン、および
その他の顔料、ハロゲン化合物、リシ化合物、およびそ
の他の難燃化剤、三酸化アンチモン、およびその他の難
燃助剤、シリコーン化合物、有機ゴム、およびその他の
低応力付与剤、ハイドロタルサイト類、およびその他の
イオン捕捉剤、石油樹脂、ロジン、テルペン、インデン
樹脂、およびその他の粘着性付与剤、およびその他の各
種添加剤を適宜配合してもよい。
【0108】<液状エポキシ樹脂組成物−配合、製造>
本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、所定の原料を通常
良く知られている方法により製造することができる。
【0109】より具体的には、本発明の液状エポキシ樹
脂組成物は、原料である各成分を所定量用意して、万能
混合機、同芯二軸ミキサーなどの混合機に供給して混合
撹拌する方法、あるいは予め混合させた後、さらに三本
ロール、ボールミル、らいかい機、ホモジナィザーを用
いてフィラー成分と樹脂成分とを均一に混合する方法、
およびこれらの方法の一種または二種以上を組み合わせ
て使用すること、によって得ることができる。
【0110】得られる本発明の液状エポキシ樹脂組成物
は、60℃における粘度が100ポイズ以下が好まし
く、50ポイズ以下であることが特に好ましい。
【0111】100ポイズ超過ではフリップ・チップ接
続されたチップと基板との間の間隙への充填性が悪くな
って、半導体装置の成形性が低下するおそれがある。
【0112】なお、得られた本発明の液状エポキシ樹脂
組成物は、半導体素子の樹脂封止用の組成物として使用
されるだけでなく、他の用途においても使用することが
できるものである。
【0113】典型的には、精密電子部品、精密電気部
品、白動車部品、航空宇宙材料、摺動材料、耐熱積層
板、マウント剤、注型材料分野、耐熱接着剤、耐熱塗
料、およびその他の分野においても使用することが可能
である。
【0114】<樹脂封止型半導体装置−製造、および利
用>上記によって製造された本発明の液状エポキシ樹脂
組成物は、半導体樹脂封止用の機械の一部であるディス
ペンサーに充填され、BGA、CSP、COG、および
CORやマルチ・チップ・モジュール、およびその他の
もの、のフリップ・チップ接続によってチップ半導体素
子を基板上に接続してなる半導体装置の樹脂封止用に有
効に使用される。
【0115】本発明の樹脂封止型半導体装置は、典型的
には、上記のようにフリップ・チップ接続されたチップ
と基板との間の間隙にディスペンサーに充填されている
液状エポキシ樹脂組成物を一定量吐出させて充填した
後、約120〜150℃の温度で約2〜6時間加熱して
硬化させるなどの、一般的な樹脂封止法によって、容易
に製造することができる。
【0116】なお、本発明の液状エポキシ樹脂組成物に
よって樹脂封止される半導体素子(チップ)は、例え
ば、ダイオード、トランジスタ、サイリスタ、IC、L
SI、超LSI、CCD、RAM、DRAM、ROM、
およびその他の素子、が挙げられるが特にこれらに限定
されるものではない。
【0117】さらに、本発明による樹脂封止型半導体装
置は、パソコン、電子演算機、制御機械、液晶ディスプ
レイ、カード、電卓、時計、電子体温計、テープレコー
ダー、VTR、小型、およびその他のもの機械、電子機
器、家電製品、およびその他のもの、の製造に用いられ
るが特にこれらに限定されるものではない。
【0118】
【実施例】本発明を下記実施例によってさらに詳細に説
明する。なお、本発明は、下記実施例に何ら制限される
ものではない。 〈1〉実施例1〜7および比較例1〜3は、以下に示す
各成分を原料として用いた。また、以下に示す各成分の
定義は、下記表1および表3に示す成分と同じである。
【0119】(a)エポキシ樹脂 エポキシ樹脂1は、グリシジルアミン型のエポキシ樹脂
である。
【0120】(エポキシ当量105、粘度15ポアズ
(25℃)、住友化学社製、ELM−100) エポキシ樹脂2は、グリシジルアミン型のエポキシ樹脂
である。
【0121】(エポキシ当量115、粘度19ポアズ
(25℃)、住友化学社製、ELM−120) エポキシ樹脂3は、ビスフェノールF型エポキシ樹脂で
ある。
【0122】(エポキシ当量168、粘度29.5ポア
ズ(25℃)、油化シェルエポキシ社製、エピコート8
07)
【0123】(b)硬化剤 硬化剤1は、フェノールノボラック樹脂である。
【0124】(水酸基当量135、粘度47.4ポアズ
(25℃)、明和化成社製、MEH−8005) 硬化剤2は、アリルフェノール樹脂である。(水酸基当
量154、粘度150ポアズ(25℃)、三井東圧社
製、BPA−CA) 硬化剤3は、アリルフェノール樹脂である。(水酸基当
量 149、粘度 8ポアズ(25℃)、三井東圧社
製、BPF−ST−CA) 硬化剤4は、メチルテトラヒドロ無水フタル酸である。
(酸無水物当量166、粘度0.62ポアズ(25
℃)、新日本理化製社製、MH−700)
【0125】(c)マイクロカプセル型の潜在性触媒 マイクロカプセル型の潜在性触媒は、イミダゾール系マ
イクロカプセル型の潜在性触媒である。
【0126】(反応開始温度87℃、旭化成社製、HX
−3088)
【0127】(d)無機質充填剤 充填剤1は、球状シリカである。
【0128】(平均粒径3.3μm、最大粒径15μ
m) 充填剤2は、球状シリカである。
【0129】(平均粒径1.5μm、最大粒径5μm)
【0130】(e)シランカップリング剤 シランカップリング剤は、エポキシシランカップリング
剤である。(日本ユニカー社製、A−187) 下記表1(実施例1〜7、比較例1〜3)の組成表に従
って、上記の各成分を配合し、万能混合機により十分混
合した後、三本ロールを用いて10分間混練して(回転
数 200rpm、室温)、所望の液状エポキシ樹脂組成
物を得た。
【0131】
【表1】 得られた、上記実施例1〜7、比較例1〜3にかかる液
状エポキシ樹脂組成物について、下記の一般的な特性に
ついて測定し、その結果を下記表2に記載した。
【0132】なお、粘度以外の他の特性測定において
は、上記液状エポキシ樹脂組成物を温度100℃で1時
間、さらに温度150℃で4時間の熱処理を行って硬化
させて、試験片を得ることにより行った。
【0133】(1)粘度 東機産業社製のE型粘度計を用いて、回転数2rpm、温
度25℃で測定した。 (2)ガラス転移点および熱膨張率 セイコー電子社製のTMAを用いて、試験片を測定し
た。 (3)曲げ強度および曲げ弾性率 JlS K−6911の手法に従い、試験片を測定し
た。 (4)吸水率 TABAI社製の高温恒湿槽(85℃、85%、168
時間)を用いて、試験片を測定した。
【0134】また、得られた、上記実施例1〜7、比較
例1〜3にかかる液状エポキシ樹脂組成物をディスペン
サーに供給して、プラスチック基板とチップをバンプ接
続(ハンダバンプを100個)させたテスト用半導体素
子(12mm×12mmチップ)との間隙(50μm)
に上記液状エポキシ樹脂組成物を一定量吐出させて樹脂
封止した(基板温度は60℃であった)。完全に樹脂封
止した後に、温度100℃で1時間、温度150℃で4
時間、の熱処理を行って硬化させた。硬化処理後、得ら
れた樹脂封止型半導体装置について、下記の条件の下に
イニシャル不良チエックを行った後、冷熱サイクルテス
ト、耐湿信頼性テストを実施して、その結果を下記表2
に記載した。
【0135】(5)イニシャル不良チェック イニシャル不良チェックは半導体素子を基板に実装した
後、下記の冷熱サイクルテスト、耐湿信頼性評価を行な
う前にするものであってデバイスのオープン不良チェッ
クと動作チェックとを調べるものである。 (6)冷熱サイクルテスト(耐熱衝撃性評価) 上記得られた樹脂封止型半導体装置について、冷熱サイ
クル試験(TCT試験)を行った。このテストは、上記
得られた樹脂封止半導体装置を、−65℃で30分間冷
却した後、室温で5分間放置し、さらに150℃で30
分間加熱するという、冷熱サイクルを繰り返して行った
後、デバイスの動作チェックを行って不良発生率を調べ
るものである。 (7)耐湿信頼性評価 上記得られた樹脂封止型半導体装置について、プレッシ
ャークッカー試験(PCT試験)により耐湿信頼性評価
を行った。この評価は、上記得られた樹脂封止型半導体
装置を、121℃、2気圧の飽和水蒸気雰囲気中に放置
して不良発生率を調べることにより行った。
【0136】更に、図1に示すようにガラスバンプを有
したガラスチップを用いて、ガラスバンプの先端にエポ
キシ樹脂系の接着剤を塗布してガラス基板に圧着固定
し、間隙が30μmであるテスト用ガラス製半導体素子
(12mm×12mmチップ)を作成した。続いて、得
られた上記実施例1〜7、比較例1〜3にかかる液状エ
ポキシ樹脂組成物を用いて、上記ガラス基板とガラスチ
ップとの間の間隙に充填して図2に示すような樹脂封止
型ガラス製半導体装置を試作した。
【0137】得られた樹脂封止型ガラス製半導体装置の
充填性を評価するために、下記の測定、評価を行い下記
表2に記載した。
【0138】(8)注入樹脂の外観 樹脂封止型ガラス製半導体装置に充填された上記液状エ
ポキシ樹脂の均一性を顕微鏡観察により観察した。均一
の場合には(○)で評価した。 (9)ボイドの発生の有無 樹脂封止型ガラス製半導体装置に充填された上記液状エ
ポキシ樹脂の内部にボイドが発生しているか否かの有無
を超音波探傷装置により観察した。発生していない場合
には(○)とした。 (10)フローマークの発生の有無 樹脂封止型ガラス製半導体装置に充填された上記液状エ
ポキシ樹脂にフローマークが発生しているか否かの有無
を目視により観察した。発生していない場合には○とし
た。 (11)充填時間の測定 上記液状エポキシ樹脂組成物を用いて、ガラス基板とガ
ラスチップとの間隙(30μm)に充填している際に充
填量が15μmに到達するまでの時間(min)を測定
した。 (12)剥離個所の発生の有無 樹脂封止型ガラス製半導体装置に剥離個所が発生してい
るか否かの有無を顕微鏡観察、超音波探傷装置により観
察した。発生していない場合には(○)とした。 (13)接着性 接着性は、樹脂封止型ガラス製半導体装置内部のガラス
チップとガラス基板界面かへのインクの侵入距離(m
m)を測定することにより評価した。
【0139】具体的には、試験用樹脂封止型ガラス製半
導体装置をプレッシャークッカーにレッドインクを入れ
て、温度128℃、2.5気圧雰囲気中で処理した後、
水洗浄して水分拭き取リ、ガラスチップ−ガラス基板の
層間へのインクの浸入を顕微鏡を用いて観察し測定し
た。
【0140】
【表2】 上記表2に示す結果から、以下のことが分かる。
【0141】本発明品の液状エポキシ樹脂組成物(実施
例1〜7)は、その粘度が107ポアズ未満を示し、比
較例(比較例1〜3)の粘度(140ポアズ以上)と対
比しても、低粘度性であり流動性が良好であることが分
かる。このことは、本発明品の液状エポキシ樹脂組成物
の充填性が好ましいことを示している。
【0142】本発明品の液状エポキシ樹脂組成物は、グ
リシジルアミン型ののエポキシ樹脂を用いているので、
比較例に比べてガラス転移点が高く、熱膨張率も低いた
め半導体素子を樹脂封止する組成物として好ましいこと
が分かる。特にグリシジルアミン型ののエポキシ樹脂と
硬化剤として酸無水物を用いた実施例7のガラス転移点
は高い値(194℃)を示している。
【0143】本発明品の液状エポキシ樹脂組成物を用い
て半導体素子を樹脂封止してなる半導体装置は、比較例
(最低でも4.7%)と比べて、イニシャルチェックの
不良率が0%であり、また冷熱サイクルテスト、耐湿信
頼性テストにおける不良個数は、比較例と比べてほとん
どなく、優れた耐熱衝撃性、耐湿信頼性、を有すること
がわかる。
【0144】本発明品の液状エポキシ樹脂組成物を用い
てガラスチップを樹脂封止してなる樹脂封止型ガラス製
半導体装置は、比較例に比べて充填したエポキシ樹脂組
成物の外観が良好であり、またボイド、フローマーク、
および剥離箇所の発生が見られず、さらに充填時間が短
く(最大8分、比較例は最大25分)、接着性が優れて
おり、成型安定性、充填性、および耐湿信頼性、に優れ
ていることがわかる。 〈2〉実施例8〜14および比較例4〜10は、以下に
示す各成分を原料として用いた。また、以下に示す各成
分の定義は、下記表3および表4に示す成分と同じであ
る。
【0145】(a)エポキシ樹脂 エポキシ樹脂Aは、ビスフェノールF型エポキシ樹脂で
ある。(エポキシ当量169、粘度30ポアズ(25
℃)、油化シェルエポキシ社製、エピコート807) エポキシ樹脂Bは、ビスフェノールA型エポキシ樹脂で
ある。(エポキシ当量189、粘度37ポアズ(25
℃)、油化シェルエポキシ社製、エピコート828) エポキシ樹脂Cは、グリシジルアミン型のエポキシ樹脂
である。(エポキシ当量105、粘度15ポアズ(25
℃)、住友化学社製、ELM−100)
【0146】(b)硬化剤 硬化剤は、メチルテトラヒドロ無水フタル酸である。
(酸無水物当量168、粘度0.6ポアズ(25℃)、
新日本理化製社製、MH−700)
【0147】(c)硬化促進剤 硬化促進剤Aは、イミダゾール系マイクロカプセル型の
潜在性触媒である。(反応開始温度87℃、旭化成社
製、HX−3088) 硬化促進剤Bは、イミダゾール系マイクロカプセル型の
潜在性触媒である。(反応開始温度65℃、旭化成社
製、HX−3722) 硬化促進剤Cは、高融点分解型潜在性触媒である。(反
応開始温度120℃、ジシアンジアミド) 硬化促進剤Dは、1,8−ジアザビシクロ(5,4,
0)ウンデンセン−7である。(サンアプロ社製、DB
U)
【0148】(d)2つ以上のラジカル重合性二重結合
を有する重合性単量体(表3,4では単にラジカル重合
性単量体という)ジアリルフタレート
【0149】(e)ラジカル重合開始剤 パークD(日本油化社製、ジクミルパーオキサイド)
【0150】(f)無機質充填剤 充填剤Aは、球状シリカである。(平均粒径4μm、最
大粒径12μm、日本化学工学社製、MK−04) 充填剤Bは、球状シリカである。(平均粒径6μm、最
大粒径16μm、電気化学工業社製、FB−5S) 充填剤Cは、球状シリカである。(平均粒径10μm、最
大粒径37μm、電気化学工学社製、FB−10S) 充填剤Dは、球状シリカである。(平均粒径17μm、最
大粒径75μm、電気化学工学社製、FB−48) 充填剤Eは、破砕状シリカである。(平均粒径5μm、
最大粒径20μm、東芝セラミック社製、USG−5A) 充填剤Fは、破砕状シリカである。(平均粒径0.5μ
m、最大粒径1μm、龍森社製、SO−25H)
【0151】なお、上記無機質充填剤のうち充填剤A、
Bは本明細書中に記載した第1球状シリカに相当するも
のであり、充填剤Fは本明細書中に記載した第2球状シ
リカに相当するのである。
【0152】(e)シランカップリング剤 シランカップリング剤は、エポキシシランカップリング
剤である。(日本ユニカー社製、A−187)
【0153】下記表3(実施例8〜14)、下記表4
(比較例4〜10)の組成表に従って、上記の各成分を
配合し、万能混合機により30分撹拌混合した後、三本
ロールを用いて混練して(回転数200rpm 、室温、1
0分)、所望の均質な液状エポキシ樹脂組成物を得た。
【0154】
【表3】
【0155】
【表4】 得られた、上記実施例8〜14、比較例4〜10にかか
る液状エポキシ樹脂組成物について、下記の一般的な特
性について測定し、その結果を下記表5、6に記載し
た。
【0156】(1)粘度 東機産業社製のE型粘度計を用いて、回転数6rpm、
温度25℃で測定した。
【0157】(2)貯蔵安定性 上記液状エポキシ樹脂組成物について、製造直後の粘度
と1ヶ月後経過後の粘度を測定して、製造直後に対する
1ヶ月後の粘度増加倍率を求めた。なお、保存温度は3
0℃であり、粘度測定は、共に東機産業社製のE型粘度
計を用いて、回転数6rpm、温度25℃で測定した。
【0158】(3)ガラス転移点および熱膨張係数 上記液状エポキシ樹脂組成物を温度120℃で2時間、
さらに温度150℃で2時間の熱処理を行って硬化させ
て試験片を得た後に、ガラス転移点および熱膨張係数を
測定した。測定はセイコー電子社製を用いて行った。次
に、フリップ・チップ接続を用いた半導体素子の樹脂封
止における成形性の評価を測定するために、チップと基
板との間の間隙に上記液状エポキシ樹脂組成物を充填す
ることによりその充填性を調べた。
【0159】(4)成形性評価(充填性) 試験用半導体素子(7mm×7mm)を、セラミックス
基板上にバンプによりフェイスダウン方式で接続して半
導体装置を作製した。得られた半導体装置のセラミック
基板をヒーターで60℃に加熱し、この状態でチップと
セラミック基板との間の間隙(30μm)に上記液状エ
ポキシ樹脂組成物を流し込んで、その充填性を超音波探
傷装置により観察した。なお、充填性の評価は、充填率
95%以上を(○)、充填率70%を(△)、充填率5
0%未満を(×)、として表した。次に、上記液状エポ
キシ樹脂組成物を充填した後に、温度120℃で2時
間、さらに温度150℃で2時間の熱処理を行って硬化
させて樹脂封止型半導体装置を作成し、下記の条件の下
に、耐熱衝撃性評価、耐湿信頼性評価を行って、その結
果を下記表5、6に記載した。
【0160】(5)耐熱衝撃性評価(冷熱サイクルテス
ト) 上記得られた樹脂封止型半導体装置について、冷熱サイ
クル試験(TCT試験)を行った。このテストは、上記
得られた樹脂封止半導体装置を、−65℃で30分間冷
却した後、室温で5分間放置し、さらに150℃で30
分間加熱するという、冷熱サイクルを繰り返して行った
後、デバイスの動作チェックを行って不良発生率を調べ
るものである。
【0161】(6)耐湿信頼性評価 上記得られた樹脂封止型半導体装置について、プレッシ
ャークッカー試験(PCT試験)により耐湿信頼性の評
価を行った。この評価は、上記得られた樹脂封止型半導
体装置を、121℃、2気圧の飽和水蒸気雰囲気中に放
置して不良発生率を調べるものである。
【0162】
【表5】
【0163】
【表6】 上記表5、6の結果から下記のことがわかる。
【0164】本発明の液状エポキシ樹脂組成物は、粘度
が最大でも60ポイズであり、比較例の粘度(最小で1
50ポアズ)と比べても、低粘度で、流動性が良好であ
ることがわかる。このことから本発明の液状エポキシ樹
脂組成物は、比較例に比べて充填性に優れていることが
わかる。
【0165】また、1ヶ月貯蔵経過後の粘度増加は最大
でも1.05倍であり、比較例(最小で1.0倍)と比
べても、粘度増加は低くく、貯蔵安定性は極めて優れて
いる。
【0166】本発明の液状エポキシ樹脂組成物を硬化さ
せてなる硬化物は、半導体封止用として適切な範囲の熱
膨張係数を有しており、またグリシジルアミン型のエポ
キシ樹脂を用いている実施例12、14は、特にガラス
転移温度も高いことがわかる。
【0167】さらに、本発明の液状エポキシ樹脂組成物
による基板と半導体素子との間の間隙への充填性は良好
であり、具体的には充填率が95%以上であって未充填
なものは観察されなかった。これに対して比較例による
充填性は、具体的には充填率が50%未満と低く、特に
充填剤の最大粒径が本発明の範囲を外れる液状エポキシ
樹脂組成物(比較例6)は、充填剤の目詰りが発生しや
すく間隙への充填性が悪かった。また本発明の球状シリ
カとは異なる破砕状シリカを配合した液状エポキシ樹脂
組成物(比較例9)は、粘度が著しく高い(280ポア
ズ)ために、流動性、充填性が著しく劣っている。
【0168】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、低粘度で流動性、充填性がよく、半導体素子と基板
との間の間隙に充填する際の作業安定性に優れ、またそ
の硬化物のガラス転移温度、熱膨張係数等が、樹脂封止
用に用いるのに適したバランス特性を有するエポキシ樹
脂組成物を得ることができる。
【0169】また、本発明の液状エポキシ樹脂組成物の
硬化物を用いて半導体素子を封止してなる本発明の樹脂
封止型半導体装置は、耐熱衝撃性、および耐湿信頼性を
有するものである。
【0170】従って、本発明の樹脂封止型半導体装置
は、電子機器の高密度実装化、高集積度化、半導体デバ
イスの高密度化、動作の高速化、高ピンカウント化、お
よびパッケージの小型化、薄型化に対応することが可能
であり、その工業的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液状エポキシ樹脂組成物により樹脂封
止する前のガラスバンプを有したガラスチップの断面図
を示すものである。
【図2】本発明の液状エポキシ樹脂組成物を用いて樹脂
封止した樹脂封止型ガラス製半導体装置の外観図を示す
ものである。
【符号の説明】
1 本発明の液状エポキシ樹脂組成物の硬化物 2 ガラスバンプ 3 ガラスチップ 4 エポキシ樹脂接着剤 5 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 田 康 之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)〜(d)の各成分を含んでなる
    ことを特徴とする、液状エポキシ樹脂組成物。 (a)グリシジルアミン型のエポキシ樹脂、(b)硬化
    剤、(c)マイクロカプセル型の潜在性触媒、(d)無
    機質充填剤。
  2. 【請求項2】下記(a)〜(f)の各成分を含んでなる
    ことを特徴とする、液状エポキシ樹脂組成物。 (a)エポキシ樹脂、(b)硬化剤、(c)潜在性触
    媒、(d)2つ以上のラジカル重合性二重結合を有する
    重合性単量体、(e)ラジカル重合開始剤、(f)無機
    質充填剤。
  3. 【請求項3】下記(a)〜(f)の各成分を含んでなる
    ことを特徴とする、液状エポキシ樹脂組成物。 (a)グリシジルアミン型のエポキシ樹脂、(b)硬化
    剤、(c)マイクロカプセル型の潜在性触媒、(d)2
    つ以上のラジカル重合性二重結合を有する重合性単量
    体、(e)ラジカル重合開始剤、(f)無機質充填剤。
  4. 【請求項4】半導体素子を請求項1〜3に記載された液
    状エポキシ樹脂組成物の硬化物により封止してなること
    を特徴とする、樹脂封止型半導体装置。
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