JPH11246834A - 無機粉体を含む粘着体およびその無機粉体の融着方法 - Google Patents

無機粉体を含む粘着体およびその無機粉体の融着方法

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JPH11246834A
JPH11246834A JP10329932A JP32993298A JPH11246834A JP H11246834 A JPH11246834 A JP H11246834A JP 10329932 A JP10329932 A JP 10329932A JP 32993298 A JP32993298 A JP 32993298A JP H11246834 A JPH11246834 A JP H11246834A
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fusing
inorganic powder
adherend
self
adhesive
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Yoshirou Chishima
芳郎 千嶋
Takuya Okuda
卓也 奥田
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Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釉薬やホウロウなどの無機物質をむら無く、
より容易な工程で被着体に融着するための粘着体の提
供、およびこの粘着体を用いて無機物質を被着体に融着
する方法を提供する。 【解決手段】 被着体に被着するための粘着体に、熱分
解性粘着剤と、自己融着性のある無機粉体を含有させ
る。また、この粘着体を被着体に被着し、さらに焼成
し、熱分解性粘着剤を熱分解し、除去して、自己融着性
のある無機粉体を被着体に融着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自己融着性のある無機粉体を
含む粘着体、およびその粘着体中に含まれる無機粉体を
被着体に融着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属や陶磁器の鉱物質素などの被着体に
対して、表面平滑性、耐磨耗性、耐腐食性、表面硬度な
どの特性を向上する目的、および装飾目的などのために
表面コーティングが行われている。
【0003】これらの表面コーティングとしては、釉薬
やホウロウなどの無機物質を混合して懸濁液を製造し、
この懸濁液を施ユウという方法で被着体に塗布する方法
がある。この施ユウとは、被覆したい面に懸濁液を浸し
掛け、流し掛け、吹き掛け、塗り掛け、振り掛け、フル
イ掛け、または揮発掛けなどの方法で塗布することであ
る。
【0004】しかしながら、この方法はいわゆるウェッ
ト法であるので、液だれ、塗布むら、曲面への塗布の困
難さなどを生じる。また、一度に形成できる膜厚に限度
があり表面コーティング剤を塗装した後に、さらにコー
ティング剤を塗装するという操作を繰り返し行う必要が
あり、時間もかかり、さらにコストもかかる。このよう
に、ウェット法による表面コーティングでは、作業環境
が悪い、および作業性が低いなどの問題点があった。
【0005】そこで、これらの問題点を解決すべく、ガ
ラスフリット、およびバインダーを主成分とし、必要に
応じて無機粉末を加えて粉末シートを感圧性接着シート
を介して被覆すべき物体上に加圧積層し、次いで焼成す
るコーティング方法が提案された(特開昭63−197
640号公報および特開昭64−73086号公報)。
【0006】しかし、これらの方法においては、先ず、
第1に感圧性接着剤層を別途余分に設ける必要がある。
これに伴う余分の材料およびその調製を必要とし、製造
工程における繁雑性が余儀なくされていた。また、この
方法では細かい部分のコーティングに不都合であるとい
う問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題を解決する
ための本発明の目的は、釉薬やホウロウなどの無機物質
をむら無く、より容易な工程で被着体に融着するよう
に、無機物質に自己融着性のある物質を用い、これを粘
着体とした製品を提供することである。また、この粘着
体を用いて自己融着性のある無機物質を被着体に融着す
る方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の粘着体は、熱分解性粘着剤と、自己融着性
のある無機粉体とを含む。
【0009】この粘着体は、常温で被着体に被着するこ
とができ、さらに、自己融着性のある無機粉体が、一定
の加熱により被着体に融着することができる。
【0010】本発明で用いる自己融着性のある無機粉体
は、釉薬、ホウロウ、遠赤外線放射粉体、または蛍光顔
料であってもよく、熱分解性粘着剤が、自己融着性のあ
る無機粉体100重量部を基準として、5〜100重量
部含む。
【0011】本発明の自己融着性のある無機粉体を被着
体に融着する方法は、熱分解性粘着剤と自己融着性のあ
る無機粉体とを含む粘着体を被着体に被着する工程と、
粘着体を被着した被着体を加熱して、該熱分解性粘着剤
を熱分解させ熱分解性粘着剤を粘着体より除去する工程
と、この工程により得られた被着体を加熱して、自己融
着性のある無機粉体を被着体に融着させる工程と、を具
える。
【0012】また、前述の熱分解性粘着剤を熱分解させ
る工程と、無機粉体を被着体に融着させる工程とを同一
工程で行ってもよい。上述のようにして、本発明では、
自己融着性を有する無機粉体が融着された被着体を提供
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明についてさらに詳細に説明
する。
【0014】本発明の粘着体は、熱分解性粘着剤、自己
融着性のある無機粉体を含み、例えば、流体状、シート
状、塊状などの形状をなすことができる。
【0015】ここで、熱分解性粘着剤は、アクリル系、
ゴム系、セルロース系などの樹脂で特に限定はないが、
アクリル系のものが好ましい。特に、アクリル酸エステ
ルおよびメタクリル酸エステルなどが好ましい。
【0016】本発明の自己融着性のある無機粉体として
は、一定の熱がかかると溶けて被着体に融着するもので
あれば限定はないが、釉薬粉体、フェライト粉体、ホウ
ロウ、ガラスなどが挙げられる。これらは、無機粉体と
してはほぼ同様の効果を示す。さらに、熱効率性や発光
性などの特性を必要とする製品の用途に応じて、自己融
着性のある無機粉体として遠赤外線放射粉体や蛍光顔料
などを混合して用いてもよい。
【0017】また、自己融着性のある無機粉体の粒径
は、30μm以下、好ましくは5μm以下、さらに好ま
しくは2μm以下である。この無機粉体の粒径が30μ
mより大きいと、平滑面を有する粘着体が得られない。
【0018】この熱分解性粘着剤は、自己融着性のある
無機粉体100重量部に対して、5〜100重量部、好
ましくは10〜80重量部、さらに好ましくは20〜5
0重量部である。ここで熱分解性粘着剤が100重量部
より多いと、焼成の際に多くの熱分解性粘着剤を熱分解
させなければらず、より時間と加熱を必要とする。ま
た、5重量部より少ないと粘着性が発現されず、粘着体
化が不可能となる。
【0019】本発明で用いる熱分解性粘着剤と自己融着
性のある無機粉体との分散体を得るために用いる媒体と
しては通常に用いられるトルエン、酢酸エチル、メチル
エチルケトン(MEK)、エタノール、メタノール、ま
たは水系(エマルション)などが挙げられ、特に好まし
いのは、トルエン、酢酸エチル、MEKなどである。
【0020】また、必要に応じて添加剤を用いてもよ
い。添加剤としては、粘着付与剤、可塑剤、分散剤、消
泡剤、増粘剤などを挙げることができる。ここで、粘着
付与剤は適度な粘着性を与えることを目的とし、例え
ば、ロジンエステル系、水素添加ロジンパステル系、テ
ルペンフェノール系などがあり、可塑剤は可塑性または
粘性向上を目的とし、例えば、フタル酸ジオクチル(D
OP)、アジピン酸系、グリコールエステル系などがあ
り、分散剤は溶液中への無機粉体の分散向上を目的と
し、例えば、界面活性剤、パルミチン酸、ステアリン酸
などがある。
【0021】さらに、本発明の粘着体の品質に悪影響を
与えないものであれば、その他の添加剤も添加すること
ができる。
【0022】本発明では、図1に示したように、自己融
着性のある無機粉体を被着体に融着させる。先ず、前述
の分散体を得るためにボールミル、三本ロールなどの混
合方法で媒体および熱分解性粘着剤に自己融着力のある
無機粉体を分散して、無機粉体の凝縮物が少なく均一に
なるようにする。
【0023】この自己融着性のある無機粉体1、熱分解
性粘着剤2、および媒体を含む分散体をコーターを用い
て剥離フィルム3上に塗布し、これをドライヤーを用い
て温度約60〜120℃で乾燥し、厚さが10〜300
μmの均一な層を作り、粘着体4を得る。その後、粘着
体4の、剥離フィルム3の貼付面と反対の面に保護フィ
ルムである剥離フィルム5を貼付し、この状態で数日間
にわたって養生する。
【0024】こうして製造された粘着体4を、剥離フィ
ルム5を剥がして被着体6に被着する(図1の工程
a)。この被着は、この時点で、熱分解性粘着剤2が接
着性を示すので、常温により、また正確に被着体6に被
着できる。被着後、剥離フィルム3を剥がして(図1の
工程b)焼成炉で焼成し、熱分解性粘着剤を熱分解さ
せ、粘着体4より除去し、自己融着性のある無機粉体の
融着物7のみが被着体に残る(図1の工程c)。前述の
熱分解性粘着剤を除去する工程と無機粉体を融着する工
程は別でもよく、同一で行ってもよい。焼成温度は、材
料により異なるが、熱分解性粘着剤の熱分解温度より高
く、自己融着性のある無機粉体の焼結温度または融点よ
り高い温度ならよい。通常は、300℃以上である。
【0025】被着体6としては、特に制限はないが、陶
磁器、金属、ガラスなどが挙げられ、粘着体4を被着体
に被着する前に、粘着体4を所望の図柄や絵文字に切っ
ておくことにより、焼成後に、所望の装飾が被着体の表
面に形成される。使用例としては、食器、洗濯機、スト
ーブ、建築用パネル、化学用装置、浴槽、ガス器具、工
芸品などが挙げられる。
【0026】以下に本発明における実施例について説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0027】
【実施例】実施例1 本実施例では、釉薬を含んだ粘着体及びこの粘着体を使
用して被着体に釉薬を融着させる。
【0028】 釉薬粉体 100重量部 組成:Sio2-Al2O3-Fe2O3-CaO-MgO-K2O-Na2O 平均粒径:3μm 熱分解性粘着剤 50重量部 ラウリルメタクリレート 固形分50%品 可塑剤 フタル酸ジオクチル 2.5重量部 トルエン 35重量部 この混合物をボールミルの混合機にいれて、約60分間
にわたって混合し、均一な分散体を得た。
【0029】これを幅300mmの剥離フィルム3(ポ
リエチレンテレフタレート[PET]、125μm)の
上にコーターを用いて5m/分の速さで塗布した。次い
でこれをドライヤーを用いて、温度90℃で1分間にわ
たって乾燥し、同様に均一な厚さ50μmの粘着体4を
得た。その後、剥離フィルム3の貼付面と反対の面に剥
離フィルム5(PET、38μm)を貼付けた。
【0030】次いで、粘着体4の剥離フィルム5を剥が
し、被着体6である幅70mm、長さ150mmの大き
さの金属(ステンレス板)の表面に合わせて被着した。
【0031】このときの粘着シート4のステンレス板上
への密着度はJIS規格に基づく粘着力測定の方法によ
り測定したところ、良好であった。
【0032】さらに、前述の剥離フィルム3を剥離した
後、これを焼成炉で、まず350℃で20分間にわたっ
て焼成し、熱分解性粘着剤を熱分解させて除去した。そ
の後、別に1100℃に昇温した焼成炉に前記熱分解性
粘着剤を除去した被着体を入れ、60分間にわたって焼
成して、自己融着性のある無機粉体を被着体に融着し
た。以上のようにして、被着体6のステンレス板表面に
釉薬を融着した。こうして得られた焼成後の、被着体6
の表面形状を目視により確認すると、かなり良好な面状
態であった。
【0033】実施例2 実施例1と同じ釉薬を含んだ粘着体を使用して熱分解性
粘着剤の除去及び無機粉体の融着の行程を同一にして被
着体に釉薬を融着させる。
【0034】実施例1の分散体を実施例1と同様にして
剥離フィルム3および5を両面に貼付した釉薬の粘着体
を製造した。次いで、焼成温度1100℃で60分間に
わたって焼成して被着体6のステンレス板表面に釉薬を
融着した。粘着体4のステンレス板上への密着度および
焼成後の被着体6の表面形状を実施例1と同様調べたと
ころ、どちらも良好な状態であった。
【0035】実施例3 本実施例は、ホウロウを含んだ粘着体及びこの粘着体を
使用して被着体にホウロウを融着させる。
【0036】 ホーローフリット 100重量部 組成:SiO2 −Al23 −B23 −Na2 O−TiO2 平均粒径:5μm 熱分解性粘着剤 50重量部 ラウリルメタクリレート 固形分50%品 ロジン系粘着付与剤 5重量部 MEK 50重量部 この混合物を実施例1と同様にして剥離フィルム3およ
び5を両面に貼付したホウロウの粘着体4を製造した。
【0037】次いで、被着体としてステンレス板の代わ
りに鉄板を用い、焼成温度850℃で60分間にわたっ
て焼成して被着体6の鉄板表面にホウロウフリットを融
着した。
【0038】粘着体4の鉄板上への密着度および焼成後
の被着体6の表面形状を実施例1と同様に調べたとこ
ろ、どちらも良好であった。
【0039】実施例4 本実施例では、遠赤外線放射粉体含有鉛ガラス粉体を含
んだ粘着体及びこの粘着体を使用して、被着体に遠赤外
線放射粉体含有鉛ガラスを融着させる。
【0040】 遠赤外線放射粉体(昭和タイタニウム(株)製のG2) 50重量部 組成:TiO2 平均粒径:2μm 鉛系ガラス粉体 50重量部 粒径:5μm 熱分解性粘着剤 50重量部 ラウリルメタクリレート 固形分50%品 ロジン系粘着付与剤 6重量部 MEK 35重量部 この混合物を実施例1と同様にして剥離フィルム3およ
び5を両面に貼付した遠赤外線放射粉体含有鉛ガラスの
粘着体4を製造した。
【0041】次いで、被着体としてステンレス板の代わ
りに鉄板を用い、焼成温度580℃で60分間にわたっ
て焼成して被着体6の鉄板表面に遠赤外線放射粉体含有
鉛ガラスを融着した。
【0042】粘着体4の鉄板上への密着度および焼成後
の被着体6の表面形状を実施例1と同様に調べたとこ
ろ、どちらも良好であった。
【0043】また、ストーブの発熱体の周囲の壁面にこ
の焼成物を形成させることにより、発熱体から放射され
た遠赤外線が反射され、熱効率が向上した。
【0044】実施例5 本実施例は、蛍光顔料含有鉛ガラス粉体を含んだ粘着体
及びこの粘着体を使用して被着体に蛍光顔料鉛ガラス粉
体を融着させる。
【0045】 蛍光顔料(オーロレインボーNo. 160) 50重量部 組成:BaMg2 Al1627:EuMo 平均粒径:4.0±1.0μm 鉛系ガラス粉体 50重量部 粒径:5μm 熱分解性粘着剤 50重量部 ラウリルメタクリレート 固形分50%品 ロジン系粘着付与剤 6重量部 MEK 35重量部 この混合物を実施例1と同様にして剥離フィルム3およ
び5を両面に貼付した蛍光顔料含有鉛ガラスの粘着体4
を製造した。
【0046】次いで、被着体としてステンレス板の代わ
りに鉄板を用い、焼成温度580℃で60分間にわたっ
て焼成して被着体6の鉄板表面に蛍光顔料含有鉛ガラス
を融着した。
【0047】粘着体4の鉄板上への密着度および焼成後
の被着体6の表面形状を実施例1と同様に調べたとこ
ろ、どちらも良好であった。
【0048】また、この焼成物に紫外線を照射すること
により、発光した。
【0049】さらに、実施例1〜5で得られた製造品は
焼成体であるため、耐候性に優れていた。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液垂れや、塗布むらなどの無い良い作業環境で、しかも
被着体に、簡単な操作で容易に自己融着性のある無機粉
体を融着でき、作業性の向上が達成される。
【0051】また、本発明によれば、例えば、食器、洗
濯機、ストーブ、建築用パネルなどに容易に施ユウする
ことができる。
【0052】さらに、施ユウしたい基板の用途に応じた
自己融着性のある無機粉体を用いることによって、施ユ
ウされた製品がより機能性のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られる粘着シート中に含まれる
自己融着性のある無機粉体を被着体に融着する工程を表
す図である。
【符号の説明】
1 自己融着性のある無機粉体 2 熱分解性粘着剤 3、5 剥離フィルム 4 粘着体 6 被着体 7 無機粉体の融着物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23D 5/00 C23D 5/00 N 5/04 Z 5/04 B22F 3/10 J

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱分解性粘着剤と、自己融着性のある無
    機粉体とを含むことを特徴とする粘着体。
  2. 【請求項2】 前記自己融着性のある無機粉体が、釉薬
    であることを特徴とする請求項1に記載の粘着体。
  3. 【請求項3】 前記自己融着性のある無機粉体が、ホウ
    ロウであることを特徴とする請求項1に記載の粘着体。
  4. 【請求項4】 前記自己融着性のある無機粉体が、遠赤
    外線放射粉体であることを特徴とする請求項1に記載の
    粘着体。
  5. 【請求項5】 前記自己融着性のある無機粉体が、蛍光
    顔料であることを特徴とする請求項1に記載の粘着体。
  6. 【請求項6】 前記熱分解性粘着剤が、自己融着性のあ
    る無機粉体100重量部を基準として、5〜100重量
    部含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の粘着体。
  7. 【請求項7】 自己融着性のある無機粉体を被着体に融
    着する方法であって、 熱分解性粘着剤と自己融着性のある無機粉体とを含む粘
    着体を被着体に被着する工程と、 粘着体を被着した被着体を加熱して、前記熱分解性粘着
    剤を熱分解させ熱分解性粘着剤を粘着体より除去する工
    程と、 前記工程により得られた被着体を加熱して、自己融着性
    のある無機粉体を被着体に融着させる工程と、 を具えることを特徴とする前記自己融着性のある無機粉
    体を被着体に融着する方法。
  8. 【請求項8】 前記熱分解性粘着剤を熱分解させる工程
    と、前記無機粉体を被着体に融着させる工程とを同一工
    程で行うことを特徴とする請求項7に記載の自己融着性
    のある無機粉体を被着体に融着する方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の方法によって
    自己融着性を有する無機粉体が融着された被着体。
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