JPH11245302A - 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 - Google Patents
枝管ライニング材及び枝管ライニング工法Info
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- JPH11245302A JPH11245302A JP10048011A JP4801198A JPH11245302A JP H11245302 A JPH11245302 A JP H11245302A JP 10048011 A JP10048011 A JP 10048011A JP 4801198 A JP4801198 A JP 4801198A JP H11245302 A JPH11245302 A JP H11245302A
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- B29C63/26—Lining or sheathing of internal surfaces
- B29C63/28—Lining or sheathing of internal surfaces applied by "rubber" bag or diaphragm
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C63/00—Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
- B29C63/26—Lining or sheathing of internal surfaces
- B29C63/34—Lining or sheathing of internal surfaces using tubular layers or sheathings
- B29C63/36—Lining or sheathing of internal surfaces using tubular layers or sheathings being turned inside out
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/16—Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライニング後の枝管内周面の表面状態を良好
に保つことができる枝管ライニング工法を提供するこ
と。 【構成】 管状樹脂吸着材2の一端に鍔3を形成し、流
体圧密閉部材5を前記鍔3に隣接する内周部に取り付け
て成る枝管ライニング材1を用いて施工される枝管ライ
ニング工法として、圧力バッグ13の一端開口部に取り
付けられた先端ノズル16を前記枝管ライニング材1の
流体圧密閉部材5に差し込み、該先端ノズル16と流体
圧密閉部材5との間に介在する弾性体17によって両者
を密閉した後、枝管ライニング材1の鍔3を枝管11の
開口部周縁に密着させた状態で前記圧力バッグ13内に
圧力流体を供給して枝管ライニング材1の管状樹脂吸着
材2を枝管11内に反転挿入し、該管状樹脂吸着材1を
枝管11内壁に押圧した状態でこれに含浸された硬化性
樹脂を硬化させた後、前記先端ノズル16を流体圧密閉
部材5から引き抜いて圧力バッグ13を枝管ライニング
材1から引き離す。
に保つことができる枝管ライニング工法を提供するこ
と。 【構成】 管状樹脂吸着材2の一端に鍔3を形成し、流
体圧密閉部材5を前記鍔3に隣接する内周部に取り付け
て成る枝管ライニング材1を用いて施工される枝管ライ
ニング工法として、圧力バッグ13の一端開口部に取り
付けられた先端ノズル16を前記枝管ライニング材1の
流体圧密閉部材5に差し込み、該先端ノズル16と流体
圧密閉部材5との間に介在する弾性体17によって両者
を密閉した後、枝管ライニング材1の鍔3を枝管11の
開口部周縁に密着させた状態で前記圧力バッグ13内に
圧力流体を供給して枝管ライニング材1の管状樹脂吸着
材2を枝管11内に反転挿入し、該管状樹脂吸着材1を
枝管11内壁に押圧した状態でこれに含浸された硬化性
樹脂を硬化させた後、前記先端ノズル16を流体圧密閉
部材5から引き抜いて圧力バッグ13を枝管ライニング
材1から引き離す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枝管のライニング
に供される枝管ライニング材とこれを用いた枝管ライニ
ング工法に関する。
に供される枝管ライニング材とこれを用いた枝管ライニ
ング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路(本
管)が老朽化した場合、該管路を地中から掘出すること
なく、その内周面にライニングを施して当該管路を補修
する管ライニング工法が知られている。
管)が老朽化した場合、該管路を地中から掘出すること
なく、その内周面にライニングを施して当該管路を補修
する管ライニング工法が知られている。
【0003】上記管ライニング工法は、外周面が気密性
の高いフィルムで被覆された可撓性の管状樹脂吸着材に
硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニング材を流体圧
によって管路内に反転挿入し、反転された管ライニング
材を管路内周面に押圧した状態で該管ライニング材に含
浸された硬化性樹脂を硬化させることによって管路をラ
イニングして補修する工法である。
の高いフィルムで被覆された可撓性の管状樹脂吸着材に
硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニング材を流体圧
によって管路内に反転挿入し、反転された管ライニング
材を管路内周面に押圧した状態で該管ライニング材に含
浸された硬化性樹脂を硬化させることによって管路をラ
イニングして補修する工法である。
【0004】ところで、下水管等の本管に合流する枝管
に対しても上記工法を適用することができるが、その例
を図17に示す。
に対しても上記工法を適用することができるが、その例
を図17に示す。
【0005】即ち、図17は従来の枝管ライニング工法
を示す断面図であり、同図において113は本管110
内に挿入された反転用の圧力バッグであって、この圧力
バッグ113と枝管ライニング材101とは切り離され
ていなければならないため、枝管ライニング材101に
圧力を及ぼすための密閉チューブ130を圧力バッグ1
13に接続しておく必要がある。
を示す断面図であり、同図において113は本管110
内に挿入された反転用の圧力バッグであって、この圧力
バッグ113と枝管ライニング材101とは切り離され
ていなければならないため、枝管ライニング材101に
圧力を及ぼすための密閉チューブ130を圧力バッグ1
13に接続しておく必要がある。
【0006】而して、圧力バッグ113内に圧縮エアー
等を供給し、密閉チューブ130と枝管ライニング材1
01を枝管111内に反転挿入し、図示の状態を保った
まま枝管ライニング材101に含浸された硬化性樹脂を
硬化させた後、密閉チューブ130を枝管111(枝管
ライニング材101)から引き抜けば、硬化した枝管ラ
イニング材101によって枝管111がライニングされ
て補修される。
等を供給し、密閉チューブ130と枝管ライニング材1
01を枝管111内に反転挿入し、図示の状態を保った
まま枝管ライニング材101に含浸された硬化性樹脂を
硬化させた後、密閉チューブ130を枝管111(枝管
ライニング材101)から引き抜けば、硬化した枝管ラ
イニング材101によって枝管111がライニングされ
て補修される。
【0007】しかしながら、上記方法では、枝管111
の長さの変化に応じて適当な長さの密閉チューブ130
をその都度用意しなければならず、密閉チューブ130
の取り替え作業が必要であった。
の長さの変化に応じて適当な長さの密閉チューブ130
をその都度用意しなければならず、密閉チューブ130
の取り替え作業が必要であった。
【0008】そこで、図18及び図19に示す枝管ライ
ニング工法が先に提案された。
ニング工法が先に提案された。
【0009】即ち、図18及び図19は従来の枝管ライ
ニング工法を示す断面図であり、本工法においては、圧
力バッグ213と枝管ライニング材201との気密的な
接続は引き剥しチューブ230によってなされ、該引き
剥しチューブ230の一端は枝管ライニング材201に
仮接着されている。尚、図において、231はガイドチ
ューブ、232は枝管ライニング材201の鍔203を
本管210の内壁に押圧するためのエアーマット、21
2は本管210内に導入された管内作業用ロボットであ
る。
ニング工法を示す断面図であり、本工法においては、圧
力バッグ213と枝管ライニング材201との気密的な
接続は引き剥しチューブ230によってなされ、該引き
剥しチューブ230の一端は枝管ライニング材201に
仮接着されている。尚、図において、231はガイドチ
ューブ、232は枝管ライニング材201の鍔203を
本管210の内壁に押圧するためのエアーマット、21
2は本管210内に導入された管内作業用ロボットであ
る。
【0010】而して、図18に示すように枝管ライニン
グ材201の鍔203を本管210の内壁に押圧した状
態で圧力バッグ213内に圧縮エアーを供給すれば、枝
管ライニング材201は圧縮エアーの圧力を受けて枝管
211内を反転しながら図示矢印方向に挿入される。そ
して、枝管ライニング材201の枝管211内への反転
挿入が終了すると、該枝管ライニング材201に含浸さ
れた硬化性樹脂が硬化せしめられ、硬化した枝管ライニ
ング材201によって枝管211がライニングされて補
修される。
グ材201の鍔203を本管210の内壁に押圧した状
態で圧力バッグ213内に圧縮エアーを供給すれば、枝
管ライニング材201は圧縮エアーの圧力を受けて枝管
211内を反転しながら図示矢印方向に挿入される。そ
して、枝管ライニング材201の枝管211内への反転
挿入が終了すると、該枝管ライニング材201に含浸さ
れた硬化性樹脂が硬化せしめられ、硬化した枝管ライニ
ング材201によって枝管211がライニングされて補
修される。
【0011】上述のように枝管がライニングされると、
図19に示すように圧力バッグ213が矢印方向に移動
せしめられる。すると、圧力バッグ213と管内作業用
ロボット212とはガイドチューブ231によって連結
されているため、管内作業用ロボット212も同方向に
移動し、枝管ライニング材201に仮接着されていた引
き剥しチューブ230は仮接着部分から引き剥されて枝
管ライニング材201から切り離される。
図19に示すように圧力バッグ213が矢印方向に移動
せしめられる。すると、圧力バッグ213と管内作業用
ロボット212とはガイドチューブ231によって連結
されているため、管内作業用ロボット212も同方向に
移動し、枝管ライニング材201に仮接着されていた引
き剥しチューブ230は仮接着部分から引き剥されて枝
管ライニング材201から切り離される。
【0012】従って、本工法によれば、圧力バッグ21
3と枝管ライニング材201との気密的な接続は引き剥
しチューブ230によってなされるため、枝管211の
長さが変化しても同じ引き剥しチューブ230を使用す
ることができ、図17に示した工法における密閉チュー
ブ130の取り替え作業が不要となる。
3と枝管ライニング材201との気密的な接続は引き剥
しチューブ230によってなされるため、枝管211の
長さが変化しても同じ引き剥しチューブ230を使用す
ることができ、図17に示した工法における密閉チュー
ブ130の取り替え作業が不要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記枝
管ライニング工法によれば、引き剥しチューブ230を
引き剥した場合、該引き剥しチューブ230が完全に引
き剥がれないでその一部が枝管ライニング材201の内
周面に残り、その残った部分がバリとなって枝管211
の内面状態が悪化したり、枝管211内の流動物がその
バリに付着する等の問題が発生していた。
管ライニング工法によれば、引き剥しチューブ230を
引き剥した場合、該引き剥しチューブ230が完全に引
き剥がれないでその一部が枝管ライニング材201の内
周面に残り、その残った部分がバリとなって枝管211
の内面状態が悪化したり、枝管211内の流動物がその
バリに付着する等の問題が発生していた。
【0014】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ライニング後の枝管内周面の
表面状態を良好に保つことができる枝管ライニング材及
び枝管ライニング工法を提供することにある。
で、その目的とする処は、ライニング後の枝管内周面の
表面状態を良好に保つことができる枝管ライニング材及
び枝管ライニング工法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、未硬化の硬化性樹脂を含浸
した管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成して成る枝管ライ
ニング材において、弾性体の押圧を受けて流体圧を密閉
する密閉壁面を構成する円筒状の流体圧密閉部材を前記
鍔に隣接する内周部に取り付けたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、未硬化の硬化性樹脂を含浸
した管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成して成る枝管ライ
ニング材において、弾性体の押圧を受けて流体圧を密閉
する密閉壁面を構成する円筒状の流体圧密閉部材を前記
鍔に隣接する内周部に取り付けたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記管状樹脂吸着材の一端に該管状樹脂吸
着材とは別体で前記流体圧密閉部材を兼ねる鍔を取り付
けたことを特徴とする。
明において、前記管状樹脂吸着材の一端に該管状樹脂吸
着材とは別体で前記流体圧密閉部材を兼ねる鍔を取り付
けたことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記流体圧密閉部材は枝管ライニン
グ後に枝管内に突出する突出部を有するものとしたこと
を特徴とする。
載の発明において、前記流体圧密閉部材は枝管ライニン
グ後に枝管内に突出する突出部を有するものとしたこと
を特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記流体圧密閉部材は枝管ライ
ニング後に本管内に突出する突出部を有するものとした
ことを特徴とする。
3記載の発明において、前記流体圧密閉部材は枝管ライ
ニング後に本管内に突出する突出部を有するものとした
ことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、前記流体圧密閉部
材を金属又は硬質プラスチックで構成したことを特徴と
する。
材を金属又は硬質プラスチックで構成したことを特徴と
する。
【0020】請求項6記載の発明は、未硬化の硬化性樹
脂を含浸した管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成し、弾性
体の押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成する
円筒状の流体圧密閉部材を前記鍔に隣接する内周部に取
り付けて成る枝管ライニング材を用いて施工される枝管
ライニング工法として、前記枝管ライニング材の鍔を除
く管状樹脂吸着材を収納して成る圧力バッグの一端開口
部に取り付けられた円筒状の先端ノズルを前記枝管ライ
ニング材の流体圧密閉部材に差し込み、該先端ノズルと
流体圧密閉部材との間に介在する弾性体によって両者を
密閉した後、枝管ライニング材の鍔を枝管開口部周縁に
密着させた状態で前記圧力バッグ内に圧力流体を供給し
て枝管ライニング材の管状樹脂吸着材を枝管内に本管側
から地上に向かって反転挿入し、該管状樹脂吸着材を枝
管内壁に押圧した状態でこれに含浸された硬化性樹脂を
硬化させた後、前記先端ノズルを流体圧密閉部材から引
き抜いて前記圧力バッグを枝管ライニング材から引き離
すようにしたことを特徴とする。
脂を含浸した管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成し、弾性
体の押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成する
円筒状の流体圧密閉部材を前記鍔に隣接する内周部に取
り付けて成る枝管ライニング材を用いて施工される枝管
ライニング工法として、前記枝管ライニング材の鍔を除
く管状樹脂吸着材を収納して成る圧力バッグの一端開口
部に取り付けられた円筒状の先端ノズルを前記枝管ライ
ニング材の流体圧密閉部材に差し込み、該先端ノズルと
流体圧密閉部材との間に介在する弾性体によって両者を
密閉した後、枝管ライニング材の鍔を枝管開口部周縁に
密着させた状態で前記圧力バッグ内に圧力流体を供給し
て枝管ライニング材の管状樹脂吸着材を枝管内に本管側
から地上に向かって反転挿入し、該管状樹脂吸着材を枝
管内壁に押圧した状態でこれに含浸された硬化性樹脂を
硬化させた後、前記先端ノズルを流体圧密閉部材から引
き抜いて前記圧力バッグを枝管ライニング材から引き離
すようにしたことを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記先端ノズルの外周に前記弾性体を取り
付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の内周部に差し
込んで前記弾性体を流体圧密閉部材の内周面に押圧する
ことを特徴とする。
明において、前記先端ノズルの外周に前記弾性体を取り
付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の内周部に差し
込んで前記弾性体を流体圧密閉部材の内周面に押圧する
ことを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記先端ノズルの内周に前記弾性体を取り
付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の本管側に突出
する突出部の外周部に差し込んで前記弾性体を流体圧密
閉部材の突出部の外周面に押圧することを特徴とする。
明において、前記先端ノズルの内周に前記弾性体を取り
付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の本管側に突出
する突出部の外周部に差し込んで前記弾性体を流体圧密
閉部材の突出部の外周面に押圧することを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項6,7又は
8記載の発明において、前記弾性体を流体圧の作用で膨
張させることを特徴とする。
8記載の発明において、前記弾性体を流体圧の作用で膨
張させることを特徴とする。
【0024】従って、請求項1〜5記載の枝管ライニン
グ材を用いて施工される請求項6〜9記載の枝管ライニ
ング工法によれば、圧力バッグと枝管ライニング材との
気密的な接続は先端ノズルと流体圧密閉部材の間に介在
する弾性体によってなされ、枝管ライニング終了後は先
端ノズルを流体密閉部材から引き抜くことによって圧力
バッグが枝管ライニング材から引き離されるため、従来
の引き剥しチューブが不要となり、枝管には枝管ライニ
ング材のみが残ることとなり、ライニング後の枝管内周
面の表面状態が良好に保たれる。
グ材を用いて施工される請求項6〜9記載の枝管ライニ
ング工法によれば、圧力バッグと枝管ライニング材との
気密的な接続は先端ノズルと流体圧密閉部材の間に介在
する弾性体によってなされ、枝管ライニング終了後は先
端ノズルを流体密閉部材から引き抜くことによって圧力
バッグが枝管ライニング材から引き離されるため、従来
の引き剥しチューブが不要となり、枝管には枝管ライニ
ング材のみが残ることとなり、ライニング後の枝管内周
面の表面状態が良好に保たれる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明に係る枝管ライニング材の断
面図、図2は同枝管ライニング材の鍔部分の拡大断面図
である。
面図、図2は同枝管ライニング材の鍔部分の拡大断面図
である。
【0027】図1に示す枝管ライニング材1は未硬化の
硬化性樹脂を含浸して成る管状樹脂吸着材2の一端を外
側へ折り返し、その折り返された部分に硬化した鍔3を
一体に形成して構成されており、管状樹脂吸着材2の外
表面は気密性の高いプラスチックフィルム4で被覆され
ている。ここで、鍔3は、これに含浸された硬化性樹脂
を予め硬化させることによって本管10(図8参照)の
内壁形状に沿った円弧曲面状を保っている。
硬化性樹脂を含浸して成る管状樹脂吸着材2の一端を外
側へ折り返し、その折り返された部分に硬化した鍔3を
一体に形成して構成されており、管状樹脂吸着材2の外
表面は気密性の高いプラスチックフィルム4で被覆され
ている。ここで、鍔3は、これに含浸された硬化性樹脂
を予め硬化させることによって本管10(図8参照)の
内壁形状に沿った円弧曲面状を保っている。
【0028】尚、管状樹脂吸着材2はポリエステル、ナ
イロン、アクリル、ビニロン等の不織布で構成され、こ
れに含浸される硬化性樹脂としては例えば不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂等が
使用される。又、前記プラスチックフィルム4としては
ポリエチレン、塩化ビニール、ビニロン、ポリウレタ
ン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン−ナイロ
ン共重合体等のフィルムが用いられる。
イロン、アクリル、ビニロン等の不織布で構成され、こ
れに含浸される硬化性樹脂としては例えば不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂等が
使用される。又、前記プラスチックフィルム4としては
ポリエチレン、塩化ビニール、ビニロン、ポリウレタ
ン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン−ナイロ
ン共重合体等のフィルムが用いられる。
【0029】ところで、本発明に係る枝管ライニング材
1の鍔3に隣接する内周部には円筒状の流体圧密閉部材
5が取り付けられている。この流体圧密閉部材5は金属
又は硬質プラスチックによるインジェクション法によっ
て一体成形され、その中間高さ位置の外周にリング状の
フランジ5aを有し、該フランジ5aよりも上方の突出
部5bは枝管ライニング終了後に枝管11(図8参照)
内に突出し、フランジ5aよりも下方の突出部5cは枝
管ライニング後に本管10に突出する。そして、この流
体圧密閉部材5はそのフランジ5aが図示のように鍔3
に挟持されることによって前述のように枝管ライニング
材1の鍔3に隣接する内周部に取り付けられており、そ
の内周面は後述の弾性体17(図8参照)の押圧を受け
て流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
1の鍔3に隣接する内周部には円筒状の流体圧密閉部材
5が取り付けられている。この流体圧密閉部材5は金属
又は硬質プラスチックによるインジェクション法によっ
て一体成形され、その中間高さ位置の外周にリング状の
フランジ5aを有し、該フランジ5aよりも上方の突出
部5bは枝管ライニング終了後に枝管11(図8参照)
内に突出し、フランジ5aよりも下方の突出部5cは枝
管ライニング後に本管10に突出する。そして、この流
体圧密閉部材5はそのフランジ5aが図示のように鍔3
に挟持されることによって前述のように枝管ライニング
材1の鍔3に隣接する内周部に取り付けられており、そ
の内周面は後述の弾性体17(図8参照)の押圧を受け
て流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
【0030】而して、図2に詳細に示すように、枝管ラ
イニング材1の鍔3に含浸されて硬化した硬化性樹脂は
管状樹脂吸着材2の鍔3に隣接する部位に高さhの硬化
部を形成するが、この硬化部の高さhは周方向に変化し
て一定ではない。このため、従来の枝管ライニング材に
あっては、管状樹脂吸着材の折り曲げ部高さ(図2の高
さHに相当)は一定ではなかった。
イニング材1の鍔3に含浸されて硬化した硬化性樹脂は
管状樹脂吸着材2の鍔3に隣接する部位に高さhの硬化
部を形成するが、この硬化部の高さhは周方向に変化し
て一定ではない。このため、従来の枝管ライニング材に
あっては、管状樹脂吸着材の折り曲げ部高さ(図2の高
さHに相当)は一定ではなかった。
【0031】ところで、枝管のライニング作業において
枝管ライニング材の鍔を枝管開口部に正確に位置決めす
るには枝管ライニング材(管状樹脂吸着材)の折り曲げ
部高さHは大きい方が好ましいが、余り高くすると遠隔
操作される管内作業用ロボットによって本管内を移動せ
しめられる枝管ライニング材の折り曲げ部が本管の内壁
に接触してこれに傷が付くという問題が発生する。
枝管ライニング材の鍔を枝管開口部に正確に位置決めす
るには枝管ライニング材(管状樹脂吸着材)の折り曲げ
部高さHは大きい方が好ましいが、余り高くすると遠隔
操作される管内作業用ロボットによって本管内を移動せ
しめられる枝管ライニング材の折り曲げ部が本管の内壁
に接触してこれに傷が付くという問題が発生する。
【0032】従って、枝管ライニング材の折り曲げ部高
さHは、枝管ライニング材の本管内での移動中に該枝管
ライニング材の折り曲げ部が本管内壁に接触しない範囲
で最大に設定すべきであるが、このように設定すること
は前述の理由によって事実上不可能であった。
さHは、枝管ライニング材の本管内での移動中に該枝管
ライニング材の折り曲げ部が本管内壁に接触しない範囲
で最大に設定すべきであるが、このように設定すること
は前述の理由によって事実上不可能であった。
【0033】然るに、本発明に係る枝管ライニング材1
にあっては、鍔3に隣接する内周部に流体圧密閉部材5
を取り付けたため、図2に示すように流体圧密閉部材5
の鍔3の上面よりも高さH1 (h<H1 <H)だけ上方
へ突出する突出部5bの上端部に管状樹脂吸着材2が当
たってこれに重なり、その折り曲げ高さHが硬化部の高
さhに拘らず常に一定となり、この折り曲げ高さHを最
適値(本管10の内壁に接触しない範囲内での最大値)
に保つことができる。
にあっては、鍔3に隣接する内周部に流体圧密閉部材5
を取り付けたため、図2に示すように流体圧密閉部材5
の鍔3の上面よりも高さH1 (h<H1 <H)だけ上方
へ突出する突出部5bの上端部に管状樹脂吸着材2が当
たってこれに重なり、その折り曲げ高さHが硬化部の高
さhに拘らず常に一定となり、この折り曲げ高さHを最
適値(本管10の内壁に接触しない範囲内での最大値)
に保つことができる。
【0034】次に、本発明の別形態に係る枝管ライニン
グ材1を図3〜図7にそれぞれ示す。
グ材1を図3〜図7にそれぞれ示す。
【0035】図3に示す枝管ライニング材1において
は、流体圧密閉部材5が複数のボルト6とナット7によ
って鍔3に取り付けられている。即ち、流体圧密閉部材
5のフランジ5aが鍔3の下面に押し当てられ、流体圧
密閉部材5はフランジ5aと鍔3に挿通する複数のボル
ト6と各ボルト6に螺合するナット7によって鍔3に取
り付けられている。尚、この流体圧密閉部材5もフラン
ジ5aの上下に突出部5b,5cを有している。
は、流体圧密閉部材5が複数のボルト6とナット7によ
って鍔3に取り付けられている。即ち、流体圧密閉部材
5のフランジ5aが鍔3の下面に押し当てられ、流体圧
密閉部材5はフランジ5aと鍔3に挿通する複数のボル
ト6と各ボルト6に螺合するナット7によって鍔3に取
り付けられている。尚、この流体圧密閉部材5もフラン
ジ5aの上下に突出部5b,5cを有している。
【0036】又、図4に示す枝管ライニング材1におい
ては、流体圧密閉部材5が図1に示したと同様の手法で
取り付けられているが、この流体圧密閉部材5の上端部
周縁は内側に折り曲げられて屈曲部5dを形成してお
り、該屈曲部5dには断面横コ字状の空間が形成されて
いる。尚、この流体圧密閉部材5もフランジ5aの上下
に突出部5b,5cを有している。
ては、流体圧密閉部材5が図1に示したと同様の手法で
取り付けられているが、この流体圧密閉部材5の上端部
周縁は内側に折り曲げられて屈曲部5dを形成してお
り、該屈曲部5dには断面横コ字状の空間が形成されて
いる。尚、この流体圧密閉部材5もフランジ5aの上下
に突出部5b,5cを有している。
【0037】一方、図5〜図7に示す枝管ライニング材
1は管状樹脂吸着材2の一端に該管状樹脂吸着材2とは
別体の鍔8を取り付けて構成されており、これらの枝管
ライニング材1においては鍔8は流体圧密閉部材を兼ね
ている。尚、各鍔8は金属又は高質プラスチックによる
インジェクション法によって一体成形されている。
1は管状樹脂吸着材2の一端に該管状樹脂吸着材2とは
別体の鍔8を取り付けて構成されており、これらの枝管
ライニング材1においては鍔8は流体圧密閉部材を兼ね
ている。尚、各鍔8は金属又は高質プラスチックによる
インジェクション法によって一体成形されている。
【0038】即ち、図5に示す枝管ライニング材1にお
いては、鍔8の円筒状突出部8a(枝管ライニング終了
後に枝管11内に突出する部分)の外周に管状樹脂吸着
材2の外側へ折り返された一端が嵌め込まれてバンド9
によって締め付けられて固定されている。尚、この鍔8
には枝管ライニング終了後に本管10に突出する突出部
は設けられていない。
いては、鍔8の円筒状突出部8a(枝管ライニング終了
後に枝管11内に突出する部分)の外周に管状樹脂吸着
材2の外側へ折り返された一端が嵌め込まれてバンド9
によって締め付けられて固定されている。尚、この鍔8
には枝管ライニング終了後に本管10に突出する突出部
は設けられていない。
【0039】又、図6に示す枝管ライニング材1におい
ては、鍔8が図5に示す枝管ライニング材1と同様に管
状樹脂吸着材2の一端折り返し部に取り付けられている
が、この鍔8には枝管ライニング終了後に枝管11内に
突出する突出部8aと本管10内に突出する突出部8b
の双方が形成されている。
ては、鍔8が図5に示す枝管ライニング材1と同様に管
状樹脂吸着材2の一端折り返し部に取り付けられている
が、この鍔8には枝管ライニング終了後に枝管11内に
突出する突出部8aと本管10内に突出する突出部8b
の双方が形成されている。
【0040】更に、図7に示す枝管ライニング材1にお
いては、鍔8は上下の分割片8A,8Bで構成されてお
り、管状樹脂吸着材2の一端折り返し部の端部周縁は外
側に押し広げられ、その押し広げられた部分が鍔8の上
下の分割片8A,8Bで挟持されている。そして、鍔8
の上下の分割片8A,8Bと管状樹脂吸着材2の一端押
し広げ部は、これらに挿通する複数のボルト6と各ボル
ト6に螺合するナット7によって締付一体化されてい
る。尚、鍔8の上下の分割片8A,8Bには枝管ライニ
ング終了後に枝管11内に突出する円筒状の突出部8
c,8dがそれぞれ形成されている。
いては、鍔8は上下の分割片8A,8Bで構成されてお
り、管状樹脂吸着材2の一端折り返し部の端部周縁は外
側に押し広げられ、その押し広げられた部分が鍔8の上
下の分割片8A,8Bで挟持されている。そして、鍔8
の上下の分割片8A,8Bと管状樹脂吸着材2の一端押
し広げ部は、これらに挿通する複数のボルト6と各ボル
ト6に螺合するナット7によって締付一体化されてい
る。尚、鍔8の上下の分割片8A,8Bには枝管ライニ
ング終了後に枝管11内に突出する円筒状の突出部8
c,8dがそれぞれ形成されている。
【0041】次に、図1に示した枝管ライニング材1を
用いて施工される本発明に係る枝管ライニング工法を図
8〜図11に基づいて説明する。尚、図8〜図11は本
発明に係る枝管ライニング工法をその工程順に示す断面
図である。
用いて施工される本発明に係る枝管ライニング工法を図
8〜図11に基づいて説明する。尚、図8〜図11は本
発明に係る枝管ライニング工法をその工程順に示す断面
図である。
【0042】図において、10は本管、11は本管10
に合流する枝管であって、本管10内には管内作業用ロ
ボット12、反転用圧力バッグ13、枝管ライニング材
1等が引き込まれている。
に合流する枝管であって、本管10内には管内作業用ロ
ボット12、反転用圧力バッグ13、枝管ライニング材
1等が引き込まれている。
【0043】ところで、上記管内作業用ロボット12は
油圧で駆動されものであって、そのヘッド部12aには
油圧シリンダ14が取り付けられ、該油圧シリンダ14
の上下に摺動するロッド14a(図9参照)にはセッテ
ィングアーム15が取り付けられている。そして、セッ
ティングアーム15には円筒状の先端ノズル16が挿通
支持されており、この先端ノズル16の上端部外周には
リング状の弾性体17が嵌着され、同先端ノズル16の
下端部外周には前記圧力バッグ13の一端開口部が取り
付けられている。尚、管内作業用ロボット12には油圧
ホース18と牽引ロープ19が取り付けられ、上部には
モニター用のTVカメラ20が設置されており、油圧ホ
ース18は地上に設置された不図示の油圧ポンプに接続
され、TVカメラ20は同じく地上に設置された不図示
のモニター装置に電気ケーブル21を介して接続されて
いる。
油圧で駆動されものであって、そのヘッド部12aには
油圧シリンダ14が取り付けられ、該油圧シリンダ14
の上下に摺動するロッド14a(図9参照)にはセッテ
ィングアーム15が取り付けられている。そして、セッ
ティングアーム15には円筒状の先端ノズル16が挿通
支持されており、この先端ノズル16の上端部外周には
リング状の弾性体17が嵌着され、同先端ノズル16の
下端部外周には前記圧力バッグ13の一端開口部が取り
付けられている。尚、管内作業用ロボット12には油圧
ホース18と牽引ロープ19が取り付けられ、上部には
モニター用のTVカメラ20が設置されており、油圧ホ
ース18は地上に設置された不図示の油圧ポンプに接続
され、TVカメラ20は同じく地上に設置された不図示
のモニター装置に電気ケーブル21を介して接続されて
いる。
【0044】又、前記圧力バッグ13の他端(閉塞端)
にはエアーホース22と牽引ロープ23が接続されてお
り、エアーホース22は地上に設置された不図示のコン
プレッサーに接続されている。
にはエアーホース22と牽引ロープ23が接続されてお
り、エアーホース22は地上に設置された不図示のコン
プレッサーに接続されている。
【0045】而して、図8及び図9に示すように、枝管
ライニング材1はその鍔3が前記セッティングアーム1
5上にセットされており、該鍔3を除く未反転の管状樹
脂吸着材2は圧力バッグ13内に収納されている。又、
前記先端ノズル16は枝管ライニング材1の流体圧密閉
部材5内に下方から差し込まれており、このとき、先端
ノズル11の上端外周部に嵌着された弾性体17は流体
圧密閉部材5の内周面に押圧されて先端ノズル16と流
体圧密閉部材5とを気密にシールしている。尚、流体圧
密閉部材5の内周面は弾性体17の押圧を受けて流体圧
を密閉する密閉壁面を構成している。
ライニング材1はその鍔3が前記セッティングアーム1
5上にセットされており、該鍔3を除く未反転の管状樹
脂吸着材2は圧力バッグ13内に収納されている。又、
前記先端ノズル16は枝管ライニング材1の流体圧密閉
部材5内に下方から差し込まれており、このとき、先端
ノズル11の上端外周部に嵌着された弾性体17は流体
圧密閉部材5の内周面に押圧されて先端ノズル16と流
体圧密閉部材5とを気密にシールしている。尚、流体圧
密閉部材5の内周面は弾性体17の押圧を受けて流体圧
を密閉する密閉壁面を構成している。
【0046】以上において、図8に示すように、例えば
牽引ロープ23を左方(矢印方向)に引いて一体に組み
付けられた管内作業用ロボット12、圧力バッグ13、
枝管ライニング材1等を本管10内で同方向に移動させ
るが、このとき、枝管ライニング材1の折り曲げ高さH
(図2参照)が前述のように最適値(本管10の内壁に
接触しない範囲内での最大値)に保たれるため、枝管ラ
イニング材1が本管10の内壁に接触してこれが損傷を
受けることがない。
牽引ロープ23を左方(矢印方向)に引いて一体に組み
付けられた管内作業用ロボット12、圧力バッグ13、
枝管ライニング材1等を本管10内で同方向に移動させ
るが、このとき、枝管ライニング材1の折り曲げ高さH
(図2参照)が前述のように最適値(本管10の内壁に
接触しない範囲内での最大値)に保たれるため、枝管ラ
イニング材1が本管10の内壁に接触してこれが損傷を
受けることがない。
【0047】そして、管内作業用ロボット12に設置さ
れた前記TVカメラ20によって本管10内を地上でモ
ニタリングしながら、図9に示すように枝管ライニング
材1の鍔3を枝管11の開口部に位置決めし、その後、
油圧シリンダ14のロッド14aを上動させて枝管ライ
ニング材1の鍔3を枝管11の開口部周縁に密着させる
が、前述のように枝管ライニング材1の折り曲げ高さH
(図2参照)が最適値(本管10の内壁に接触しない範
囲内での最大値)に保たれているため、鍔3の位置決め
が容易且つ確実になされる。
れた前記TVカメラ20によって本管10内を地上でモ
ニタリングしながら、図9に示すように枝管ライニング
材1の鍔3を枝管11の開口部に位置決めし、その後、
油圧シリンダ14のロッド14aを上動させて枝管ライ
ニング材1の鍔3を枝管11の開口部周縁に密着させる
が、前述のように枝管ライニング材1の折り曲げ高さH
(図2参照)が最適値(本管10の内壁に接触しない範
囲内での最大値)に保たれているため、鍔3の位置決め
が容易且つ確実になされる。
【0048】而して、図9に示す状態では圧力バッグ1
3内には枝管ライニング材1で区画される密閉空間Sが
形成されるが、前述のように先端ノズル16と流体圧密
閉部材5とは弾性体17によって気密にシールされてい
るため、密閉空間Sには高い気密性が確保されている。
3内には枝管ライニング材1で区画される密閉空間Sが
形成されるが、前述のように先端ノズル16と流体圧密
閉部材5とは弾性体17によって気密にシールされてい
るため、密閉空間Sには高い気密性が確保されている。
【0049】上記状態において、地上に設置された不図
示のコンプレッサーを駆動して圧縮エアーをエアーホー
ス22から圧力バッグ13内の密閉空間Sに供給する
と、枝管ライニング材1の管状樹脂吸着材2は圧縮エア
ーの圧力を受けて図9に破線にて示すように枝管11内
を本管10側から地上に向かって反転挿入される。
示のコンプレッサーを駆動して圧縮エアーをエアーホー
ス22から圧力バッグ13内の密閉空間Sに供給する
と、枝管ライニング材1の管状樹脂吸着材2は圧縮エア
ーの圧力を受けて図9に破線にて示すように枝管11内
を本管10側から地上に向かって反転挿入される。
【0050】そして、図10に示すように、枝管ライニ
ング材1の管状樹脂吸着材2の枝管11内への反転挿入
が終了すると、管状樹脂吸着材2を枝管11の内壁に押
圧したまま、該管状樹脂吸着材2に含浸された硬化性樹
脂を任意の方法によって硬化させれば、この硬化した枝
管ライニング材1によって枝管11はその内周面がライ
ニングされて補修及び補強される。
ング材1の管状樹脂吸着材2の枝管11内への反転挿入
が終了すると、管状樹脂吸着材2を枝管11の内壁に押
圧したまま、該管状樹脂吸着材2に含浸された硬化性樹
脂を任意の方法によって硬化させれば、この硬化した枝
管ライニング材1によって枝管11はその内周面がライ
ニングされて補修及び補強される。
【0051】以上のようにして枝管11がライニングさ
れると、油圧シリンダ14のロッド14aを下動させて
先端ノズル16を枝管ライニング材1の流体圧密閉部材
5から引き抜く。すると、先端ノズル16とこれに取り
付けられた圧力バッグ13が枝管ライニング材1から引
き離されるため、牽引ロープ23を図11の左方(矢印
方向)引っ張って圧力バッグ13や管内作業用ロボット
12等を同方向に移動させてこれらを本管10内から取
り除けば、枝管11には枝管ライニング材1のみが残る
こととなり、ここに枝管11に対する一連のライニング
作業が完了する。
れると、油圧シリンダ14のロッド14aを下動させて
先端ノズル16を枝管ライニング材1の流体圧密閉部材
5から引き抜く。すると、先端ノズル16とこれに取り
付けられた圧力バッグ13が枝管ライニング材1から引
き離されるため、牽引ロープ23を図11の左方(矢印
方向)引っ張って圧力バッグ13や管内作業用ロボット
12等を同方向に移動させてこれらを本管10内から取
り除けば、枝管11には枝管ライニング材1のみが残る
こととなり、ここに枝管11に対する一連のライニング
作業が完了する。
【0052】而して、以上説明した本発明に係る枝管ラ
イニング材1を用いて施工される本発明に係る枝管ライ
ニング工法によれば、圧力バッグ13と枝管ライニング
材1との気密的な接続は先端ノズル16と流体圧密閉部
材5の間に介在する弾性体17によってなされ、枝管ラ
イニング終了後は先端ノズル16を流体密閉部材5から
引き抜くことによって圧力バッグ13が枝管ライニング
材1から引き離されるため、従来の引き剥しチューブが
不要となり、枝管11には枝管ライニング材1のみが残
ることとなり、ライニング後の枝管11の内周面の表面
状態が良好に保たれる。
イニング材1を用いて施工される本発明に係る枝管ライ
ニング工法によれば、圧力バッグ13と枝管ライニング
材1との気密的な接続は先端ノズル16と流体圧密閉部
材5の間に介在する弾性体17によってなされ、枝管ラ
イニング終了後は先端ノズル16を流体密閉部材5から
引き抜くことによって圧力バッグ13が枝管ライニング
材1から引き離されるため、従来の引き剥しチューブが
不要となり、枝管11には枝管ライニング材1のみが残
ることとなり、ライニング後の枝管11の内周面の表面
状態が良好に保たれる。
【0053】ここで、図3〜図7にそれぞれ示した各枝
管ライニング材1の枝管ライニング施工時における密閉
状態を図12〜図16の部分断面図にそれぞれ示す。
管ライニング材1の枝管ライニング施工時における密閉
状態を図12〜図16の部分断面図にそれぞれ示す。
【0054】図3に示した枝管ライニング材1において
は、図12に示すように、リング状の弾性体17が上端
内周部に固着された先端ノズル16が流体圧密閉部材5
の突出部5c外周に下方から差し込まれて弾性体17が
突出部5cの外周面に押圧され、先端ノズル16と流体
圧密閉部材5とは弾性体17によって気密にシールさ
れ、この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライ
ニング材1との気密的な接続がなされている。尚、この
場合は、流体圧密閉部材5の突出部5cの外周面が弾性
体17の押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成
している。
は、図12に示すように、リング状の弾性体17が上端
内周部に固着された先端ノズル16が流体圧密閉部材5
の突出部5c外周に下方から差し込まれて弾性体17が
突出部5cの外周面に押圧され、先端ノズル16と流体
圧密閉部材5とは弾性体17によって気密にシールさ
れ、この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライ
ニング材1との気密的な接続がなされている。尚、この
場合は、流体圧密閉部材5の突出部5cの外周面が弾性
体17の押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成
している。
【0055】図4に示した枝管ライニング材1において
は、図13に示すように、リング状の弾性体17a,1
7bが上端内外周部に固着された先端ノズル16が流体
圧密閉部材5の上端部に形成された屈曲部15dの空間
内に下方から差し込まれている。ここで、一方の弾性体
17bはエアーホース24を介してコンプレッサー25
に接続されており、コンプレッサー25から圧縮エアー
をエアーホース24を介して弾性体17bに供給するこ
とによって該弾性体17bが膨張するため、両弾性体1
7a,17bが先端ノズル16と流体圧密閉部材5に一
層強い力で押圧され、先端ノズル16と流体圧密閉部材
5とは両弾性体17a,17bによってより確実にシー
ルされ、これらの弾性体17a,17bによって圧力バ
ッグ13と枝管ライニング材1との気密的な接続が確実
になされている。
は、図13に示すように、リング状の弾性体17a,1
7bが上端内外周部に固着された先端ノズル16が流体
圧密閉部材5の上端部に形成された屈曲部15dの空間
内に下方から差し込まれている。ここで、一方の弾性体
17bはエアーホース24を介してコンプレッサー25
に接続されており、コンプレッサー25から圧縮エアー
をエアーホース24を介して弾性体17bに供給するこ
とによって該弾性体17bが膨張するため、両弾性体1
7a,17bが先端ノズル16と流体圧密閉部材5に一
層強い力で押圧され、先端ノズル16と流体圧密閉部材
5とは両弾性体17a,17bによってより確実にシー
ルされ、これらの弾性体17a,17bによって圧力バ
ッグ13と枝管ライニング材1との気密的な接続が確実
になされている。
【0056】図5に示した枝管ライニング材1において
は、図14に示すように、リング状の弾性体17が上端
外周部に嵌着された先端ノズル16が流体圧密閉部材を
兼ねる鍔8の突出部8a外周に下方から差し込まれて弾
性体17が突出部8aの内周面に押圧され、先端ノズル
16と鍔8とは弾性体17によって気密にシールされ、
この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライニン
グ材1との気密的な接続がなされている。尚、この場合
は、鍔8の突出部8aの内周面が弾性体17の押圧を受
けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
は、図14に示すように、リング状の弾性体17が上端
外周部に嵌着された先端ノズル16が流体圧密閉部材を
兼ねる鍔8の突出部8a外周に下方から差し込まれて弾
性体17が突出部8aの内周面に押圧され、先端ノズル
16と鍔8とは弾性体17によって気密にシールされ、
この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライニン
グ材1との気密的な接続がなされている。尚、この場合
は、鍔8の突出部8aの内周面が弾性体17の押圧を受
けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
【0057】図6に示した枝管ライニング材1において
は、図15に示すように、リング状の弾性体17が上端
内周部に固着された先端ノズル16が流体圧密閉部材を
兼ねる鍔8の突出部8b外周に下方から差し込まれて弾
性体17が突出部8bの外周面に押圧され、先端ノズル
16と鍔8とは弾性体17によって気密にシールされ、
この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライニン
グ材1との気密的な接続がなされている。尚、この場合
は、鍔8の突出部8bの外周面が弾性体17の押圧を受
けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
は、図15に示すように、リング状の弾性体17が上端
内周部に固着された先端ノズル16が流体圧密閉部材を
兼ねる鍔8の突出部8b外周に下方から差し込まれて弾
性体17が突出部8bの外周面に押圧され、先端ノズル
16と鍔8とは弾性体17によって気密にシールされ、
この弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライニン
グ材1との気密的な接続がなされている。尚、この場合
は、鍔8の突出部8bの外周面が弾性体17の押圧を受
けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成している。
【0058】図7に示した枝管ライニング材1において
は、図16に示すように、リング状の弾性体17が上端
外周部に嵌着された先端ノズル16が鍔8の分割片8B
の内周に下方から差し込まれている。ここで、弾性体1
7はエアーホース24を介してコンプレッサー25に接
続されており、コンプレッサー25から圧縮エアーをエ
アーホース24を介して弾性体17に供給することによ
って弾性体17が膨張するため、該弾性体17が鍔8の
分割片8Bの内周面に一層強い力で押圧され、先端ノズ
ル16と鍔8とは弾性体17によってより確実にシール
され、該弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライ
ニング材1との気密的な接続が確実になされている。
尚、この場合は、鍔8の分割片8Bの突出部8dの内周
面が弾性体8dの押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁
面を構成している。
は、図16に示すように、リング状の弾性体17が上端
外周部に嵌着された先端ノズル16が鍔8の分割片8B
の内周に下方から差し込まれている。ここで、弾性体1
7はエアーホース24を介してコンプレッサー25に接
続されており、コンプレッサー25から圧縮エアーをエ
アーホース24を介して弾性体17に供給することによ
って弾性体17が膨張するため、該弾性体17が鍔8の
分割片8Bの内周面に一層強い力で押圧され、先端ノズ
ル16と鍔8とは弾性体17によってより確実にシール
され、該弾性体17によって圧力バッグ13と枝管ライ
ニング材1との気密的な接続が確実になされている。
尚、この場合は、鍔8の分割片8Bの突出部8dの内周
面が弾性体8dの押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁
面を構成している。
【0059】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
〜5記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求項
6〜9記載の枝管ライニング工法によれば、圧力バッグ
と枝管ライニング材との気密的な接続は先端ノズルと流
体圧密閉部材の間に介在する弾性体によってなされ、枝
管ライニング終了後は先端ノズルを流体密閉部材から引
き抜くことによって圧力バッグが枝管ライニング材から
引き離されるため、従来の引き剥しチューブが不要とな
り、枝管には枝管ライニング材のみが残ることとなり、
ライニング後の枝管内周面の表面状態が良好に保たれる
という効果が得られる。
〜5記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求項
6〜9記載の枝管ライニング工法によれば、圧力バッグ
と枝管ライニング材との気密的な接続は先端ノズルと流
体圧密閉部材の間に介在する弾性体によってなされ、枝
管ライニング終了後は先端ノズルを流体密閉部材から引
き抜くことによって圧力バッグが枝管ライニング材から
引き離されるため、従来の引き剥しチューブが不要とな
り、枝管には枝管ライニング材のみが残ることとなり、
ライニング後の枝管内周面の表面状態が良好に保たれる
という効果が得られる。
【図1】本発明に係る枝管ライニング材の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る枝管ライニング材の鍔部分の拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
図である。
【図4】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
図である。
【図5】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
図である。
【図6】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
図である。
【図7】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
図である。
【図8】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図9】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
である。
【図10】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面
図である。
図である。
【図11】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面
図である。
図である。
【図12】図3に示した枝管ライニング材の枝管ライニ
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
【図13】図4に示した枝管ライニング材の枝管ライニ
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
【図14】図5に示した枝管ライニング材の枝管ライニ
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
【図15】図6に示した枝管ライニング材の枝管ライニ
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
【図16】図7に示した枝管ライニング材の枝管ライニ
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
ング施工時における密閉状態を示す部分断面図である。
【図17】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
【図18】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
【図19】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
る。
1 枝管ライニング材 2 管状樹脂吸着材 3 鍔 5 流体圧密閉部材 5b,5c 突出部 8 鍔(流体圧密閉部材) 8a〜8d 突出部 10 本管 11 枝管 13 圧力バッグ 16 先端ノズル 17 弾性体 17a,17b 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:08 B29L 23:00 (72)発明者 神山 隆夫 神奈川県平塚市代官町31番27号株式会社湘 南合成樹脂製作所内 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有限 会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2−12−4株式会社ゲ ット内 (72)発明者 青木 啓之 埼玉県所沢市林1丁目194−4株式会社オ ール内
Claims (9)
- 【請求項1】 未硬化の硬化性樹脂を含浸した管状樹脂
吸着材の一端に鍔を形成して成る枝管ライニング材にお
いて、 弾性体の押圧を受けて流体圧を密閉する密閉壁面を構成
する円筒状の流体圧密閉部材を前記鍔に隣接する内周部
に取り付けたことを特徴とする枝管ライニング材。 - 【請求項2】 前記管状樹脂吸着材の一端に該管状樹脂
吸着材とは別体で前記流体圧密閉部材を兼ねる鍔を取り
付けたことを特徴とする請求項1記載の枝管ライニング
材。 - 【請求項3】 前記流体圧密閉部材は枝管ライニング後
に枝管内に突出する突出部を有することを特徴とする請
求項1又は2記載の枝管ライニング材。 - 【請求項4】 前記流体圧密閉部材は枝管ライニング後
に本管内に突出する突出部を有することを特徴とする請
求項1,2又は3記載の枝管ライニング材。 - 【請求項5】 前記流体圧密閉部材は金属又は硬質プラ
スチックで構成されることを特徴とする請求項1〜3又
は4記載の枝管ライニング材。 - 【請求項6】 未硬化の硬化性樹脂を含浸した管状樹脂
吸着材の一端に鍔を形成し、弾性体の押圧を受けて流体
圧を密閉する密閉壁面を構成する円筒状の流体圧密閉部
材を前記鍔に隣接する内周部に取り付けて成る枝管ライ
ニング材を用いて施工される枝管ライニング工法であっ
て、 前記枝管ライニング材の鍔を除く管状樹脂吸着材を収納
して成る圧力バッグの一端開口部に取り付けられた円筒
状の先端ノズルを前記枝管ライニング材の流体圧密閉部
材に差し込み、該先端ノズルと流体圧密閉部材との間に
介在する弾性体によって両者を密閉した後、枝管ライニ
ング材の鍔を枝管開口部周縁に密着させた状態で前記圧
力バッグ内に圧力流体を供給して枝管ライニング材の管
状樹脂吸着材を枝管内に本管側から地上に向かって反転
挿入し、該管状樹脂吸着材を枝管内壁に押圧した状態で
これに含浸された硬化性樹脂を硬化させた後、前記先端
ノズルを流体圧密閉部材から引き抜いて前記圧力バッグ
を枝管ライニング材から引き離すことを特徴とする枝管
ライニング工法。 - 【請求項7】 前記先端ノズルの外周に前記弾性体を取
り付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の内周部に差
し込んで前記弾性体を流体圧密閉部材の内周面に押圧す
ることを特徴とする請求項6記載の枝管ライニング工
法。 - 【請求項8】 前記先端ノズルの内周に前記弾性体を取
り付け、先端ノズルを前記流体圧密閉部材の本管側に突
出する突出部の外周部に差し込んで前記弾性体を流体圧
密閉部材の突出部の外周面に押圧することを特徴とする
請求項6記載の枝管ライニング工法。 - 【請求項9】 前記弾性体を流体圧の作用で膨張させる
ことを特徴とする請求項6,7又は8記載の枝管ライニ
ング工法。
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