JP2959667B2 - 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法 - Google Patents

枝管ライニング材及び枝管ライニング工法

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JP2959667B2 JP6313088A JP31308894A JP2959667B2 JP 2959667 B2 JP2959667 B2 JP 2959667B2 JP 6313088 A JP6313088 A JP 6313088A JP 31308894 A JP31308894 A JP 31308894A JP 2959667 B2 JP2959667 B2 JP 2959667B2
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Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L55/16Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
    • F16L55/179Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders specially adapted for bends, branch units, branching pipes or the like

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本管から分岐する枝管
のライニングに供される枝管ライニング材とこれを用い
た枝管ライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路が老朽
化した場合、該管路を地中から掘出することなく、その
内周面にライニングを施して当該管路を補修する管ライ
ニング工法が知られている。
【0003】即ち、上記管ライニング工法は、その外周
面が気密性の高いフィルムで被覆された可撓性の管状樹
脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニング
材を流体圧によって管路内に反転させながら挿入すると
ともに、管路内周面に該管ライニング材を押圧し、その
状態を保ったまま管ライニング材を加温等してこれに含
浸された硬化性樹脂を硬化させることによって、管路の
内周面にライニングを施す工法である。
【0004】ところで、本管から分岐する枝管に対して
も上記工法を適用することができるが、その例を図8に
示す。
【0005】即ち、図8は従来の枝管ライニング工法を
示す断面図であり、本管130内に導入された作業用ロ
ボット112にセットノズル115を支持せしめ、該セ
ットノズル115に反転用の圧力バッグ113を取り付
け、該圧力バッグ113に内装された枝管ライニング材
101の一端に形成された鍔103を外側に折り返して
これを前記セットノズル115上にセットする。
【0006】次に、前記作業用ロボット112を駆動し
てセットノズル115を上動させてこれにセットされた
枝管ライニング材101の鍔103を図示のように本管
130の枝管開口部周縁に密着させ、例えば不図示のコ
ンプレッサーを駆動してエアーホース124を介して圧
縮エアーを前記圧力バッグ113内に供給すれば、枝管
ライニング材101は圧縮エアーの圧力を受けて反転し
ながら枝管131内を本管130から地上(上方)に向
かって順次挿入されていく。
【0007】そして、図示のように枝管ライニング材1
01の枝管131内への反転挿入がその全長に亘って終
了すると、該枝管ライニング材101を枝管130の内
周面に押圧したまま、枝管ライニング材101を任意の
方法によって加温等してこれに含浸された熱硬化性樹脂
を硬化させれば、枝管131は、硬化した枝管ライニン
グ材101によってその内周面がライニングされて補修
される。
【0008】上記枝管ライニング材101の硬化が終了
すると、地上に開口する桝131a部分に突出した枝管
ライニング材101の反転端部分を切除し、作業用ロボ
ット112を圧力バッグ113と共に本管130から取
り除けば、一連の枝管ライニング作業が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地上の
桝131aが設置されている周辺の状況によっては、枝
管ライニング材101の桝131a部分に突出する反転
端部分の切除作業が必ずしも可能でない場合があり、斯
かる場合には枝管131に対して前記工法をそのまま適
用することができないという問題がある。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、本管側から全ての作業を行う
ことができ、地上の状況に拘らず常に確実に枝管のライ
ニングを可能ならしめる枝管ライニング材及び枝管ライ
ニング工法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、硬化性樹脂を含浸して成る
管状樹脂吸収材の一端に鍔を形成するとともに、同管状
樹脂吸収材の鍔近傍外周に引き剥しチューブを接着して
成る枝管ライニラング材において、一端が閉止された管
状の引き剥しエンドの他端開口部を前記管状樹脂吸収材
の他端外周部に嵌合し、該引き剥しエンドをこれよりも
厚さの薄いフィルムを介して管状樹脂吸収材の外周部に
熱溶着したことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、硬化性樹脂を含浸
して成る管状樹脂吸収材の一端に鍔を形成するととも
に、同管状樹脂吸収材の鍔近傍外周に引き剥しチューブ
を接着し、一端が閉止された管状の引き剥しエンドの他
端開口部を前記管状樹脂吸収材の他端外周部に嵌合し、
該引き剥しエンドをこれよりも厚さの薄いフィルムを介
して管状樹脂吸収材の外周部に熱溶着して成る枝管ライ
ニング材をその鍔を折り返し、且つ、鍔以外の部分を圧
力バッグ内に収容した状態で本管内に導入し、該枝管ラ
イニング材の鍔を本管の枝管開口部周縁に密着させた状
態で前記圧力バッグ内に圧縮エアーを供給して枝管ライ
ニング材をエアー圧によって枝管内に本管側から地上に
向かって反転挿入し、前記引き剥しエンドに連結された
エアー抜きホースを圧力バッグと枝管ライニング材とで
構成される密閉空間内に引き込み、枝管ライニング材を
枝管の内周面に押圧したまま、前記密閉空間内の圧縮エ
アーを温水で置換して枝管ライニング材を温水で加熱
し、該枝管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化
させた後、前記引き剥しエンドを引き剥してこれを取り
除くことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の枝管ライニング材を用いて施工
される請求項2記載の枝管ライニング工法によれば、反
転端に引き剥しエンドを引き剥し可能に取り付けて構成
される枝管ライニング材を流体圧によって枝管内に本管
側から地上に向かって反転挿入し、該枝管ライニング材
が硬化すると前記引き剥しエンドを引き剥して取り除く
ようにしたため、枝管ライニング材の反転端の地上側で
の切断作業が不要となり、全ての作業を本管側で行うこ
とができ、この結果、地上の状況に拘らず常に確実に枝
管のライニングを本管側から実施することが可能とな
る。
【0014】又、引き剥しエンドをこれよりも厚さの薄
いフィルムを介して管状樹脂吸収材の外周部に熱溶着し
たため、枝管ライニング材が硬化した後に 引き剥しエ
ンドを枝管ライニング材から容易に引き剥すことができ
る。
【0015】更に、引き剥しエンドに連結されたエアー
抜きホースを圧力バッグと枝管ライニング材とで構成さ
れる密閉空間内に引き込み、枝管ライニング材を枝管の
内周面に押圧したまま、密閉空間内の圧縮エアーを温水
で置換するようにしたため、密閉空間内の圧縮エアーの
殆どは密閉空間の上部に開口するエアー抜きホースを通
って密閉空間外へ排出されて密閉空間の大部分は温水で
満たされることとなり、少なくとも枝管ライニング材の
全ての部分を温水によって確実に加熱してこれに含浸さ
れた硬化性樹脂を均一に硬化させることができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0017】図1は本発明に係る枝管ライニング材の断
面図、図2は図1のA部(反転端部)拡大詳細図であ
る。
【0018】図1に示す枝管ライニング材1は、不織布
から成る管状樹脂吸収材2を含んで構成され、その一端
は外方へ折り返されてフランジ状の鍔3を構成してい
る。そして、管状樹脂吸収材2の鍔3を除く部分には未
硬化の液状熱硬化性樹脂が含浸されており、該部分の内
面には気密性の高いプラスチックフィルム4がコーティ
ングされている。尚、管状樹脂吸収材2を構成する不織
布の材質としてはポリエステル、ポリプロピレン、ナイ
ロン、アクリル、ビニロン等が選定され、これに含浸さ
れる熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂等が用いられる。又、前記プラスチックフィ
ルム4の材質としては、ポリウレタン、ポリエチレン、
ポリエチレン/ナイロン共重合体、塩化ビニール等が選
定される。
【0019】ところで、管状樹脂吸収材2の一端に形成
された前記鍔3は後述の本管30(図3参照)に等しい
曲率で円弧状に湾曲する曲面を構成しており、その外径
は後述の枝管31(図3参照)の内径よりも大きく設定
されており、これに含浸された硬化性樹脂が硬化するこ
とによって該鍔3はその形状を保持している。
【0020】又、管状樹脂吸収材2の外側には所定長さ
の引き剥しチューブ5が通され、該引き剥しチューブ5
の一端は管状樹脂吸収材2の鍔3の近傍外周に引き剥し
可能に接着され、他端は開放されている。尚、引き剥し
チューブ5の材質には前記プラスチックチューブ4と同
様のものが選定される。
【0021】他方、管状樹脂吸収材2の他端(反転端)
には、管状の引き剥しエンド6が引き剥し可能に取り付
けられている。この引き剥しエンド6は、図2に詳細に
示すように、その一端が締結具7によって閉止され、他
端開口部は管状樹脂吸収材2の外周に嵌合され、これと
管状樹脂吸収材2とは両者に溶着された厚さの薄い(引
き剥しエンド6よりも厚さの薄い)プラスチックフィル
ム9によって接続されている。そして、この引き剥しエ
ンド6には、前記ボルト7とナット8によって牽引ロー
プ10とエアー抜きホース11が接続されている。
【0022】次に、上記枝管ライニング材1を用いて施
工される本発明に係る枝管ライニング工法を図3乃至図
7に基づいて説明する。尚、図3乃至図6は本発明に係
る枝管ライニング工法をその工程順に示す断面図、図7
は図6のB部拡大詳細図である。
【0023】図3において、30は下水管等の本管、3
1は本管30から分岐する小径の枝管であって、本管3
0内には、地上で予め組付一体化された作業用ロボット
12、圧力バッグ13、枝管ライニング材1等が引き込
まれている。
【0024】上記作業用ロボット12は、油圧で駆動さ
れてそのヘッド14が図3の矢印a,b方向に進退し、
且つ、矢印c方向に回転するものであって、ヘッド14
にはフランジ状のセットノズル15が支持されている。
又、この作業用ロボット12の上部にはモニター用のT
Vカメラ16が設置されている。そして、作業用ロボッ
ト12の前後には牽引ロープ17,18が取り付けられ
ており、一方の牽引ロープ17は前記圧力バッグ13に
接続され、他方の牽引ロープ18は地上まで延設されて
いる。
【0025】一方、前記圧力バッグ13は、2つの可撓
性チューブ19,20を円筒状のジョイント21で接続
するとともに、一方のチューブ19の開口端をキャップ
22によって閉塞して構成されており、他方のチューブ
20の開口端は前記セットノズル15の筒状部15aに
取り付けられている。
【0026】そして、前記枝管ライニング材1はその鍔
3が前記セットノズル15上にセットされており、他の
未反転部分(管状樹脂吸収材2の鍔3を除く部分と引き
剥しエンド6)はセットノズル15を通って圧力バッグ
13内に収納されている。このとき、引き剥しエンド6
に接続された前記牽引ロープ10は前記キャップ22に
取り付けられ、前記エアー抜きホース11はキャップ2
2を貫通して圧力バッグ13外へ延出し、その端部には
バルブ23が取り付けられている。
【0027】又、管状樹脂吸収材2の外周に取り付けら
れた前記引き剥しチューブ5も圧力バッグ13内に収納
されており、該引き剥しチューブ5の開口端は前記チュ
ーブ20と共に前記ジョイント21の外周に取り付けら
れている。
【0028】而して、圧力バッグ13内には、枝管ライ
ニング材1と引き剥しチューブ5で閉塞される密閉空間
が形成され、該密閉空間は前記キャップ22に取り付け
られたエアー・温水ホース24を介して地上に設置され
たコンプレッサー25に接続されるとともに、エアー・
温水ホース24から分岐する温水ホース26を介して温
水槽27に接続されている。そして、温水ホース26の
途中にはバルブ28と温水ポンプ29が接続され、エア
ー・温水ホース24にはバルブ32が接続されている。
【0029】以上において、前記牽引ロープ18又は圧
力バッグ13(温水ホース11及びエアーホース24)
を引っ張ることによって作業用ロボット12とこれに支
持された枝管ライニング材1や圧力バッグ13等は本管
30内を一体的に移動するが、前記TVカメラ16によ
って本管30内をモニタリングしながら、図3に示すよ
うに、枝管ライニング材1の鍔3を枝管31の開口部に
位置決めし、作業用ロボット12のヘッド14を矢印a
方向に上動させて枝管ライニング材1の鍔3を本管30
の枝管開口部(本管30に枝管31が開口する部分)の
周縁壁に押圧してこれを密着せしめる。
【0030】次に、前記バルブ23,28を閉じてバル
ブ32を開けた状態で、前記コンプレッサー25を駆動
してエアー・温水ホース24を経て圧縮エアーを圧力バ
ッグ13内の前記密閉空間に供給すると、図4に示すよ
うに、枝管ライニング材1は圧縮エアーの圧力を受けて
反転しながら枝管31内を本管30から地上側(上方)
に向かって順次挿入されていく。尚、このとき、密閉空
間は引き剥しチューブ5によって気密にシールされてい
る。
【0031】ここで、枝管ライニング材1の管状樹脂吸
収材2の長さは枝管31の長さよりも短く設定されてお
り、図4に示すように枝管ライニング材1の枝管31内
への反転挿入が終了すると、該枝管ライニング材1の管
状樹脂吸収材2は枝管31の一部(本管31から所定長
さ部分)の内周壁に部分的に押圧され、このとき、引き
剥しエンド6は図示のように反転され、これに接続され
たエアー抜きホース11は密閉空間S内に引き込まれ
る。又、引き剥しエンド6と管状樹脂吸収材2とを接続
する前記プラスチックフィルム9は密閉空間内に臨んで
いる。
【0032】次に、バルブ32を閉めてバルブ23,2
8を開けた状態で、前記温水ポンプ29を駆動して温水
を温水ホース26及びエアー・温水ホース24を経て密
閉空間内に供給すれば、密閉空間内の圧縮エアーはエア
ー抜きホース11を経て大気中に放出され、一方、枝管
ライニング材1は図4に示すように枝管31の内周壁に
押圧された状態で加熱され、管状樹脂吸収材2に含浸さ
れた熱硬化性樹脂が硬化し、枝管31は、硬化した管状
樹脂吸収材2によってその内周面の一部が部分的にライ
ニングされて補修される。
【0033】尚、上記枝管ライニング材1の硬化作業に
おいては、密閉空間内の圧縮エアーの殆どは密閉空間の
上部に開口するエアー抜きホース11を通って密閉空間
外へ排出されて密閉空間の大部分は温水で満たされるこ
ととなり、少なくとも枝管ライニング材1の全ての部分
を温水によって確実に加熱してこれに含浸された硬化性
樹脂を均一に硬化させることができる。
【0034】而して、上述のように枝管ライニング材1
の管状樹脂吸収材2が硬化すると、密閉空間から温水を
抜き、図5に示すように、作業用ロボット12のヘッド
14を図示矢印b方向に下動させてセットノズル15を
枝管ライニング材1の鍔3から引き離した後、エアー抜
きホース11等を図示矢印方向(図5の左方)に引く。
【0035】すると、圧力バッグ13とこれに牽引ロー
プ17を介して接続された作業用ロボット12、圧力バ
ッグ13のジョイント21に取り付けられた引き剥しチ
ューブ5及び牽引ロープ10を介してキャップ22に接
続された引き剥しエンド6が同方向に引かれ、引き剥し
チューブ5は枝管ライニング材1の管状樹脂吸収材2の
内周面から引き剥され、引き剥しエンド6はプラスチッ
クフィルム9が管状樹脂吸収材2の内周面から引き剥さ
れることによって管状樹脂吸収材2から引き離される。
【0036】従って、エアー抜きホース11、作業用ロ
ボット12、圧力バッグ13、引き剥しチューブ5及び
引き剥しエンド6は本管30内を一体的に移動して本管
30内から取り除かれ、図6に示すように、枝管31内
には硬化した枝管ライニング材1の鍔3と管状樹脂吸収
材2が残され、ここに枝管31に対する一連のライニン
グ作業が終了する。尚、ライニングが終了した枝管31
の内壁には、図7に詳細に示すように、プラスチックフ
ィルム4を介して管状樹脂吸収材2がライニングされて
いる。
【0037】以上のように、本実施例においては、反転
端に引き剥しエンド6を引き剥し可能に取り付けて構成
される枝管ライニング材1を流体圧によって枝管31内
に本管30側から地上に向かって反転挿入し、該枝管ラ
イニング材1が硬化すると前記引き剥しエンド6を引き
剥してこれを取り除くようにしたため、枝管ライニング
材1の反転端の地上側での切断作業が不要となり、全て
の作業を本管30側で行うことができ、この結果、地上
の状況に拘らず常に確実に枝管31のライニングを実施
することが可能となる。
【0038】
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求項2記
載の枝管ライニング工法によれば、反転端に引き剥しエ
ンドを引き剥し可能に取り付けて構成される枝管ライニ
ング材を流体圧によって枝管内に本管側から地上に向か
って反転挿入し、該枝管ライニング材が硬化すると前記
引き剥しエンドを引き剥して取り除くようにしたため、
枝管ライニング材の反転端の地上側での切断作業が不要
となり、全ての作業を本管側で行うことができ、この結
果、地上の状況に拘らず常に確実に枝管のライニングを
本管側から実施することができるという効果が得られ
る。
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る枝管ライニング材の断面図であ
る。
【図2】図1のA部(反転端部)拡大詳細図である。
【図3】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
【図5】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
【図6】本発明に係る枝管ライニング工法を示す断面図
である。
【図7】図6のB部の拡大詳細図である。
【図8】従来の枝管ライニング工法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 枝管ライニング材 2 管状樹脂吸収材 3 鍔 4 プラスチックチューブ 5 引き剥しチューブ 6 引き剥しエンド 9 プラスチックチューブ 10 牽引ロープ 11 エアー抜きホース 12 作業用ロボット 13 圧力バッグ 15 セットノズル 30 本管 31 枝管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有 限会社 横島内 (56)参考文献 特開 平6−210733(JP,A) 実開 昭62−80625(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性樹脂を含浸して成る管状樹脂吸収
    材の一端に鍔を形成するとともに、同管状樹脂吸収材の
    鍔近傍外周に引き剥しチューブを接着して成る枝管ライ
    ニング材において、 一端が閉止された管状の引き剥しエンドの他端開口部を
    前記管状樹脂吸収材の他端外周部に嵌合し、該引き剥し
    エンドをこれよりも厚さの薄いフィルムを介して管状樹
    脂吸収の外周部に熱溶着したことを特徴とする枝管ラ
    イニング材。
  2. 【請求項2】 硬化性樹脂を含浸して成る管状樹脂吸収
    材の一端に鍔を形成するとともに、同管状樹脂吸収材の
    鍔近傍外周に引き剥しチューブを接着し、一端が閉止さ
    れた管状の引き剥しエンドの他端開口部を前記管状樹脂
    吸収材の他端外周部に嵌合し、該引き剥しエンドをこれ
    よりも厚さの薄いフィルムを介して管状樹脂吸収材の外
    周部に熱溶着して成る枝管ライニング材をその鍔を折り
    返し、且つ、鍔以外の部分を圧力バッグ内に収容した状
    態で本管内に導入し、該枝管ライニング材の鍔を本管の
    枝管開口部周縁に密着させた状態で前記圧力バッグ内に
    圧縮エアーを供給して枝管ライニング材をエアー圧によ
    って枝管内に本管側から地上に向かって反転挿入し、前
    記引き剥しエンドに連結されたエアー抜きホースを圧力
    バッグと枝管ライニング材とで構成される密閉空間内に
    引き込み、枝管ライニング材を枝管の内周面に押圧した
    まま、前記密閉空管内の圧縮エアーを温水で置換して枝
    管ライニング材を温水で加熱し、該枝管ライニング材に
    含浸された硬化性樹脂を硬化させた後、前記引き剥しエ
    ンドを引き剥してこれを取り除くことを特徴とする枝管
    ライニング工法。
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