JP2000052426A - 枝管ライニング材及び管ライニング工法 - Google Patents
枝管ライニング材及び管ライニング工法Info
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カッターによる損傷を受けることがない枝管
ライニング材を提供すること。 【構成】 管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を
含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部1Aの一端に鍔部1
Bを形成して成る枝管ライニング材1において、円筒状
の穿孔保護部材3を前記鍔部1Bに取り付ける。本発明
に係る枝管ライニング材1を用いて施工される管ライニ
ング工法によれば、枝管のライニングが施工された後に
おいては、枝管ライニング材1の鍔部1B近傍が穿孔保
護部材3によって保護されるため、その後の本管ライニ
ング材の穿孔作業においてカッターによって枝管ライニ
ング材1が損傷することがなく、損傷した部分から本管
内に地下水が浸入する等の問題が発生することがない。
ライニング材を提供すること。 【構成】 管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を
含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部1Aの一端に鍔部1
Bを形成して成る枝管ライニング材1において、円筒状
の穿孔保護部材3を前記鍔部1Bに取り付ける。本発明
に係る枝管ライニング材1を用いて施工される管ライニ
ング工法によれば、枝管のライニングが施工された後に
おいては、枝管ライニング材1の鍔部1B近傍が穿孔保
護部材3によって保護されるため、その後の本管ライニ
ング材の穿孔作業においてカッターによって枝管ライニ
ング材1が損傷することがなく、損傷した部分から本管
内に地下水が浸入する等の問題が発生することがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老朽化した枝管の
内周面のライニングに供される枝管ライニング材と該枝
管ライニング材と本管ライニング材を用いて施工される
管ライニング工法に関する。
内周面のライニングに供される枝管ライニング材と該枝
管ライニング材と本管ライニング材を用いて施工される
管ライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路が老朽
化した場合、該管路を地中から掘出することなくその内
周面にライニングを施して当該管路を補修する管ライニ
ング工法が提案され、既に実用に供されている。
化した場合、該管路を地中から掘出することなくその内
周面にライニングを施して当該管路を補修する管ライニ
ング工法が提案され、既に実用に供されている。
【0003】上記管ライニング工法は、その外周面が気
密性の高いフィルムで被覆された可撓性の樹脂吸着材に
未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニン
グ材を流体圧によって管路内に反転挿入した後、該管ラ
イニング材を管路の内周面に押圧し、その状態を保った
まま管ライニング材を加熱等してこれに含浸された硬化
性樹脂を硬化させることによって、硬化した管ライニン
グ材で管路の内周面をライニングして該管路を補修する
工法である。
密性の高いフィルムで被覆された可撓性の樹脂吸着材に
未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニン
グ材を流体圧によって管路内に反転挿入した後、該管ラ
イニング材を管路の内周面に押圧し、その状態を保った
まま管ライニング材を加熱等してこれに含浸された硬化
性樹脂を硬化させることによって、硬化した管ライニン
グ材で管路の内周面をライニングして該管路を補修する
工法である。
【0004】ところで、上記管ライニング工法は下水管
等の本管に合流する枝管に対しても同様に適用すること
ができるが、本発明者等は端部に鍔部を有する枝管ライ
ニング材を用いて枝管をライニングする枝管ライニング
工法を先に提案した。この枝管ライニング工法は、枝管
ライニング材の鍔部を本管の枝管開口部周縁に密着させ
た状態で該枝管ライニング材を流体圧によって枝管内に
本管側から地上に向かって反転挿入してこれを枝管の内
壁に密着させ、その状態を保ったまま枝管ライニング材
を加熱等してこれに含浸された硬化性樹脂を硬化させる
ようにした工法である。
等の本管に合流する枝管に対しても同様に適用すること
ができるが、本発明者等は端部に鍔部を有する枝管ライ
ニング材を用いて枝管をライニングする枝管ライニング
工法を先に提案した。この枝管ライニング工法は、枝管
ライニング材の鍔部を本管の枝管開口部周縁に密着させ
た状態で該枝管ライニング材を流体圧によって枝管内に
本管側から地上に向かって反転挿入してこれを枝管の内
壁に密着させ、その状態を保ったまま枝管ライニング材
を加熱等してこれに含浸された硬化性樹脂を硬化させる
ようにした工法である。
【0005】而して、上記枝管ライニング工法によって
枝管に対するライニングが施工された後、前記工法によ
って本管に対するライニングが本管ライニング材を用い
て行われると、枝管の本管への開口部(枝管開口部)が
本管ライニング材によって塞がれるため、本管ライニン
グ材の穿孔作業が必要になる。
枝管に対するライニングが施工された後、前記工法によ
って本管に対するライニングが本管ライニング材を用い
て行われると、枝管の本管への開口部(枝管開口部)が
本管ライニング材によって塞がれるため、本管ライニン
グ材の穿孔作業が必要になる。
【0006】ところで、口径がφ800m/m以下の本
管内には人が入ることができないため、本管内に導入さ
れた穿孔ロボットを地上で遠隔操作しながらカッターを
駆動して本管ライニング材の枝管開口部を塞ぐ部分を穿
孔する必要があった。
管内には人が入ることができないため、本管内に導入さ
れた穿孔ロボットを地上で遠隔操作しながらカッターを
駆動して本管ライニング材の枝管開口部を塞ぐ部分を穿
孔する必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、穿孔ロ
ボットの遠隔操作による本管ライニング材の穿孔作業に
は熟練を要し、枝管ライニング材の鍔部やそれ以外の部
分をカッターによって傷付けてしまうことがあり、傷付
いた部分から地下水が本管内に浸入する等の問題が発生
していた。特に、枝管の本管への接続状況等によっては
カッターによる枝管ライニング材の損傷は不可避であっ
た。
ボットの遠隔操作による本管ライニング材の穿孔作業に
は熟練を要し、枝管ライニング材の鍔部やそれ以外の部
分をカッターによって傷付けてしまうことがあり、傷付
いた部分から地下水が本管内に浸入する等の問題が発生
していた。特に、枝管の本管への接続状況等によっては
カッターによる枝管ライニング材の損傷は不可避であっ
た。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、カッターによる損傷を受ける
ことがない枝管ライニング材及び枝管ライニング材を傷
付けることなく本管ライニング材の穿孔を行うことがで
きる管ライニング工法を提供することにある。
で、その目的とする処は、カッターによる損傷を受ける
ことがない枝管ライニング材及び枝管ライニング材を傷
付けることなく本管ライニング材の穿孔を行うことがで
きる管ライニング工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、管状樹脂吸着材に未硬化の
液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部の
一端に鍔部を形成して成る枝管ライニング材において、
円筒状の穿孔保護部材を前記鍔部に取り付け又は鍔部近
傍の内部に埋設したことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、管状樹脂吸着材に未硬化の
液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部の
一端に鍔部を形成して成る枝管ライニング材において、
円筒状の穿孔保護部材を前記鍔部に取り付け又は鍔部近
傍の内部に埋設したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記穿孔保護部材を金属、セラミック、金
属繊維、カーボン繊維又はケブラー繊維で構成したこと
を特徴とする。
明において、前記穿孔保護部材を金属、セラミック、金
属繊維、カーボン繊維又はケブラー繊維で構成したこと
を特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記穿孔保護部材の高さを3m/m
以上に設定したことを特徴とする。
載の発明において、前記穿孔保護部材の高さを3m/m
以上に設定したことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記穿孔保護部材は枝管ライニ
ング後に本管内に突出する凸部を有するものとしたこと
を特徴とする。
3記載の発明において、前記穿孔保護部材は枝管ライニ
ング後に本管内に突出する凸部を有するものとしたこと
を特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記穿孔保護部材は枝管ライニ
ング後に枝管方向に突出する凸部を有するものとしたこ
とを特徴とする。
4記載の発明において、前記穿孔保護部材は枝管ライニ
ング後に枝管方向に突出する凸部を有するものとしたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記管状樹脂吸着材を不織布で構成してそ
の一端を折り返し、その折り返した部分を押し広げ、そ
の押し広げ部に含浸された硬化性樹脂を硬化させて本管
の内周面に沿った円弧曲面状を成す鍔部を形成し、管状
樹脂吸着材の外表面を気密性の高い被覆材で被覆すると
ともに、管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめ、前
記被覆材を管状樹脂吸着材の前記鍔部との境界部から少
なくとも0.5m/mだけ鍔部側に延長させたことを特
徴とする。
明において、前記管状樹脂吸着材を不織布で構成してそ
の一端を折り返し、その折り返した部分を押し広げ、そ
の押し広げ部に含浸された硬化性樹脂を硬化させて本管
の内周面に沿った円弧曲面状を成す鍔部を形成し、管状
樹脂吸着材の外表面を気密性の高い被覆材で被覆すると
ともに、管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめ、前
記被覆材を管状樹脂吸着材の前記鍔部との境界部から少
なくとも0.5m/mだけ鍔部側に延長させたことを特
徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、管状樹脂吸着材に
未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂
含浸部の一端に鍔部を形成し、円筒状の穿孔保護部材を
前記鍔部に取り付け又は鍔部近傍の内部に埋設して成る
枝管ライニング材を用いて枝管のライニングを行った
後、管状樹脂吸収材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せ
しめて成る本管ライニング材を用いて本管のライニング
を行い、前記本管ライニング材の枝管開口部を塞ぐ部分
を穿孔することを特徴とする。
未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂
含浸部の一端に鍔部を形成し、円筒状の穿孔保護部材を
前記鍔部に取り付け又は鍔部近傍の内部に埋設して成る
枝管ライニング材を用いて枝管のライニングを行った
後、管状樹脂吸収材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せ
しめて成る本管ライニング材を用いて本管のライニング
を行い、前記本管ライニング材の枝管開口部を塞ぐ部分
を穿孔することを特徴とする。
【0016】従って、請求項1〜6記載の枝管ライニン
グ材を用いて施工される請求項7記載の管ライニング工
法によれば、枝管のライニングが施工された後において
は、枝管ライニング材の鍔部近傍が穿孔保護部材によっ
て保護されるため、その後の本管ライニング材の穿孔作
業においてカッターによって枝管ライニング材が損傷す
ることがなく、損傷した部分から本管内に地下水が浸入
する等の問題が発生することがない。
グ材を用いて施工される請求項7記載の管ライニング工
法によれば、枝管のライニングが施工された後において
は、枝管ライニング材の鍔部近傍が穿孔保護部材によっ
て保護されるため、その後の本管ライニング材の穿孔作
業においてカッターによって枝管ライニング材が損傷す
ることがなく、損傷した部分から本管内に地下水が浸入
する等の問題が発生することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係る枝管ライニング材の断
面図、図2は穿孔保護部材の断面図である。
面図、図2は穿孔保護部材の断面図である。
【0019】図1に示す枝管ライニング材1は、管状樹
脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る
硬化性樹脂含浸部1Aの一端を外側へ折り返して硬化し
た鍔部1Bを形成し、硬化性樹脂含浸部1Aの外面全体
と鍔部1Bの硬化性樹脂含浸部1Aの外面に連繋する一
部(内周面)を気密性の高いプラスチッフィルム2で被
覆するとともに、鍔部1Bの外面(図1の下面)に円筒
状の穿孔保護部材3を取り付けて構成されている。尚、
該枝管ライニング材1の硬化性樹脂含浸部1Aのエンド
部はプラスチックフィルム2によって気密的に密閉され
ている。又、本実施の形態では硬化性樹脂含浸部1Aの
外面全体と鍔部1Bの硬化性樹脂含浸部1Aの外面に連
繋する一部(内周面)を気密性の高いプラスチッフィル
ム2で被覆したが、このプラスチックフィルム2は管状
樹脂吸着材の硬化性樹脂含浸部1Aと鍔部1Bとの境界
部よりも鍔部1B側に少なくとも0.5m/mだけ延長
させておく必要がある。
脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る
硬化性樹脂含浸部1Aの一端を外側へ折り返して硬化し
た鍔部1Bを形成し、硬化性樹脂含浸部1Aの外面全体
と鍔部1Bの硬化性樹脂含浸部1Aの外面に連繋する一
部(内周面)を気密性の高いプラスチッフィルム2で被
覆するとともに、鍔部1Bの外面(図1の下面)に円筒
状の穿孔保護部材3を取り付けて構成されている。尚、
該枝管ライニング材1の硬化性樹脂含浸部1Aのエンド
部はプラスチックフィルム2によって気密的に密閉され
ている。又、本実施の形態では硬化性樹脂含浸部1Aの
外面全体と鍔部1Bの硬化性樹脂含浸部1Aの外面に連
繋する一部(内周面)を気密性の高いプラスチッフィル
ム2で被覆したが、このプラスチックフィルム2は管状
樹脂吸着材の硬化性樹脂含浸部1Aと鍔部1Bとの境界
部よりも鍔部1B側に少なくとも0.5m/mだけ延長
させておく必要がある。
【0020】上記管状樹脂吸着材はポリエステル、ポリ
プロピレン、アクリル等の不織布で構成されており、こ
れに含浸される未硬化の液状硬化性樹脂としては不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニールエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂が使用される。又、前記プラスチッ
クフィルム2はインフレーション法によって単層又は多
層のシームレスのチューブ状に成形され、その材質とし
ては、ポリウレタン、ポリエチレン、ナイロン、エチレ
ンビニールアルコール、アドマー、アイオノマー、塩化
ビニール等が選定される。そして、このプラスチックフ
ィルム2は、熱溶着、ボンディング又はコーティングに
よって硬化性樹脂含浸部1Aの樹脂吸着材外面全体と鍔
部1Bの樹脂吸着材内周面に被着される。
プロピレン、アクリル等の不織布で構成されており、こ
れに含浸される未硬化の液状硬化性樹脂としては不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニールエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂が使用される。又、前記プラスチッ
クフィルム2はインフレーション法によって単層又は多
層のシームレスのチューブ状に成形され、その材質とし
ては、ポリウレタン、ポリエチレン、ナイロン、エチレ
ンビニールアルコール、アドマー、アイオノマー、塩化
ビニール等が選定される。そして、このプラスチックフ
ィルム2は、熱溶着、ボンディング又はコーティングに
よって硬化性樹脂含浸部1Aの樹脂吸着材外面全体と鍔
部1Bの樹脂吸着材内周面に被着される。
【0021】又、枝管ライニング材1の鍔部1Bは管状
樹脂吸着材の一端を外側へ折り返して押し広げ、その押
し広げ部に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビ
ニールエステル樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、
シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて予め硬化
させることによって構成され、これは後述の本管10
(図3参照)の曲率に略等しい円弧曲面状に湾曲した形
状に成形されている。
樹脂吸着材の一端を外側へ折り返して押し広げ、その押
し広げ部に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビ
ニールエステル樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、
シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて予め硬化
させることによって構成され、これは後述の本管10
(図3参照)の曲率に略等しい円弧曲面状に湾曲した形
状に成形されている。
【0022】ところで、前記穿孔保護部材3はステンレ
ス(SUS)等の金属、セラミック、金属繊維、カーボ
ン繊維又はケプラー繊維で構成され、図2に詳細に示す
ように、その外周の中間高さ位置にはフランジ3aが鍔
部1Bの形状に沿って円弧曲面状に形成され、このフラ
ンジ3aには複数の円孔3a−1が穿設されている。そ
して、この穿孔保護部材3は、そのフランジ3aを鍔部
1Bの外面(図1の下面)に当接せしめ、該フランジ3
aに穿設された複数の円孔3a−1及び鍔部1Bに挿通
するボルト4と該ボルト4に螺合するナット5によって
締め付けられて鍔部1Bの外面に図1に示すように取り
付けられている。このとき、穿孔保護部材3のフランジ
3aよりも下側の高さh1 の凸部(枝管ライニング後に
本管10内に突出する部分)3bが鍔部1Bの下方に突
出し、フランジ3aよりも上側の高さh2 の凸部(枝管
ライニング後に枝管11方向に突出する部分)3cが反
転前の硬化性樹脂含浸部1Aの外面を部分的に覆ってこ
れを保護している。尚、穿孔保護部材3の高さH(=h
1 +h2 )は3m/m以上に設定される。
ス(SUS)等の金属、セラミック、金属繊維、カーボ
ン繊維又はケプラー繊維で構成され、図2に詳細に示す
ように、その外周の中間高さ位置にはフランジ3aが鍔
部1Bの形状に沿って円弧曲面状に形成され、このフラ
ンジ3aには複数の円孔3a−1が穿設されている。そ
して、この穿孔保護部材3は、そのフランジ3aを鍔部
1Bの外面(図1の下面)に当接せしめ、該フランジ3
aに穿設された複数の円孔3a−1及び鍔部1Bに挿通
するボルト4と該ボルト4に螺合するナット5によって
締め付けられて鍔部1Bの外面に図1に示すように取り
付けられている。このとき、穿孔保護部材3のフランジ
3aよりも下側の高さh1 の凸部(枝管ライニング後に
本管10内に突出する部分)3bが鍔部1Bの下方に突
出し、フランジ3aよりも上側の高さh2 の凸部(枝管
ライニング後に枝管11方向に突出する部分)3cが反
転前の硬化性樹脂含浸部1Aの外面を部分的に覆ってこ
れを保護している。尚、穿孔保護部材3の高さH(=h
1 +h2 )は3m/m以上に設定される。
【0023】次に、本発明に係る管ライニング工法を図
3乃至7に基づいて説明する。尚、図3乃至図7は本発
明に係る管ライニング工法をその工程順に示す断面図で
ある。
3乃至7に基づいて説明する。尚、図3乃至図7は本発
明に係る管ライニング工法をその工程順に示す断面図で
ある。
【0024】図3において、10は本管、11は本管1
0に合流する小径の枝管であって、本発明に係る管ライ
ニング工法においては、前記枝管ライニング材1を用い
て枝管のライニングを行った後、後述の本管ライニング
材6を用いて本管10のライニングを行い、最後に本管
ライニング材6の枝管開口部を塞ぐ部分の穿孔を行う。
0に合流する小径の枝管であって、本発明に係る管ライ
ニング工法においては、前記枝管ライニング材1を用い
て枝管のライニングを行った後、後述の本管ライニング
材6を用いて本管10のライニングを行い、最後に本管
ライニング材6の枝管開口部を塞ぐ部分の穿孔を行う。
【0025】先ず、枝管11のライニングについて説明
する。
する。
【0026】枝管11のライニングは図1に示した枝管
ライニング材1を用いてなされるが、枝管ライニング材
1は不図示の作業用ロボットを用いて本管10内に導入
され、図3に示すように、その鍔部1Bが本管10の枝
管開口部周縁に密着された状態で、エアー圧等の流体圧
によって硬化性樹脂含浸部1Aが枝管11内に本管10
側から地上に向かって反転挿入される。
ライニング材1を用いてなされるが、枝管ライニング材
1は不図示の作業用ロボットを用いて本管10内に導入
され、図3に示すように、その鍔部1Bが本管10の枝
管開口部周縁に密着された状態で、エアー圧等の流体圧
によって硬化性樹脂含浸部1Aが枝管11内に本管10
側から地上に向かって反転挿入される。
【0027】そして、枝管ライニング材1の硬化性樹脂
含浸部1Aの枝管11内への反転挿入が枝管11の全長
に亘って終了すると、該枝管ライニング材1の内部に流
体圧を作用させて硬化性樹脂含浸部1Aを枝管11の内
壁に押圧したまま、該硬化性樹脂含浸部1Aを加熱して
これに含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる。すると、
硬化した枝管ライニング材1によって枝管11の内周面
にライニングが施されて該枝管11が補修される。
含浸部1Aの枝管11内への反転挿入が枝管11の全長
に亘って終了すると、該枝管ライニング材1の内部に流
体圧を作用させて硬化性樹脂含浸部1Aを枝管11の内
壁に押圧したまま、該硬化性樹脂含浸部1Aを加熱して
これに含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる。すると、
硬化した枝管ライニング材1によって枝管11の内周面
にライニングが施されて該枝管11が補修される。
【0028】而して、枝管11のライニングが終了した
状態では、図3に示すように、枝管ライニング材1の鍔
部1Bに取り付けられた穿孔保護部材3の凸部3bが本
管10内に突出し、同穿孔保護部材3の凸部3cは鍔部
1Bの内周面と硬化性樹脂含浸部1Aの内周面の鍔部1
Bに連なる部分を部分的に覆って保護する。
状態では、図3に示すように、枝管ライニング材1の鍔
部1Bに取り付けられた穿孔保護部材3の凸部3bが本
管10内に突出し、同穿孔保護部材3の凸部3cは鍔部
1Bの内周面と硬化性樹脂含浸部1Aの内周面の鍔部1
Bに連なる部分を部分的に覆って保護する。
【0029】以上のように枝管11に対するライニング
が終了すると、次に本管10に対してライニングが施工
される。
が終了すると、次に本管10に対してライニングが施工
される。
【0030】即ち、図4に示すように、本管ライニング
材6をエアー圧等の流体圧によって反転させながら本管
10内に挿入するが、本管ライニング材6は、その外周
面が気密性の高いプラスチックフィルム7で被覆された
管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめ
て構成されている。尚、プラスチックフィルム7と管状
樹脂吸着材及び液状硬化性樹脂としては、枝管ライニン
グ材1に用いられたものと同様のものが使用される。
材6をエアー圧等の流体圧によって反転させながら本管
10内に挿入するが、本管ライニング材6は、その外周
面が気密性の高いプラスチックフィルム7で被覆された
管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめ
て構成されている。尚、プラスチックフィルム7と管状
樹脂吸着材及び液状硬化性樹脂としては、枝管ライニン
グ材1に用いられたものと同様のものが使用される。
【0031】而して、図5に示すように、本管ライニン
グ材6の本管10内への反転挿入が本管10の全長に亘
って終了すると、本管ライニング材6の内部に流体圧を
作用させて該本管ライニング材6を本管10の内壁に押
圧したまま、この本管ライニング材6を任意の加熱手段
によって加熱してこれに含浸された熱硬化性樹脂を硬化
させる。すると、硬化した本管ライニング材6によって
本管10の内周面にライニングが施されて該本管10が
補修され、枝管11の鍔部1Bは本管ライニング材6に
接合されて両者が一体化される。
グ材6の本管10内への反転挿入が本管10の全長に亘
って終了すると、本管ライニング材6の内部に流体圧を
作用させて該本管ライニング材6を本管10の内壁に押
圧したまま、この本管ライニング材6を任意の加熱手段
によって加熱してこれに含浸された熱硬化性樹脂を硬化
させる。すると、硬化した本管ライニング材6によって
本管10の内周面にライニングが施されて該本管10が
補修され、枝管11の鍔部1Bは本管ライニング材6に
接合されて両者が一体化される。
【0032】ところで、以上のようにして本管10の内
周面が本管ライニング材6によってライニングされる
と、本管10の枝管開口部(枝管11が本管10に開口
する部分)が本管ライニング材6によって塞がれるた
め、図6に示すように本管ライニング材6の枝管開口部
を塞ぐ部分を穿孔して枝管11と本管10とを連通させ
る必要がある。
周面が本管ライニング材6によってライニングされる
と、本管10の枝管開口部(枝管11が本管10に開口
する部分)が本管ライニング材6によって塞がれるた
め、図6に示すように本管ライニング材6の枝管開口部
を塞ぐ部分を穿孔して枝管11と本管10とを連通させ
る必要がある。
【0033】即ち、図6に示すように、本管ライニング
材6の穿孔作業に際しては本管10内に穿孔ロボット1
2が導入されるが、該穿孔ロボット12は、油圧で駆動
されてそのヘッド12aが図6の矢印a方向に進退し、
且つ、b方向に回転可能であって、これには牽引ロープ
13,14が連結されており、上部にはモニター用のT
Vカメラ15が設置されている。又、この穿孔ロボット
12のヘッド12aには油圧シリンダ16が取り付けら
れており、該油圧シリンダ16の図示矢印c方向に上下
動するロッド16aには油圧モータ17が支持されてい
る。そして、油圧モータ17の出力軸17aには穿孔保
護部材3の口径よりも小さな外径を有するカッター18
が取り付けられており、このカッター18は上下面及び
外周面に切削歯が形成されており、その上面中心部には
リーマ18aが取り付けられている。
材6の穿孔作業に際しては本管10内に穿孔ロボット1
2が導入されるが、該穿孔ロボット12は、油圧で駆動
されてそのヘッド12aが図6の矢印a方向に進退し、
且つ、b方向に回転可能であって、これには牽引ロープ
13,14が連結されており、上部にはモニター用のT
Vカメラ15が設置されている。又、この穿孔ロボット
12のヘッド12aには油圧シリンダ16が取り付けら
れており、該油圧シリンダ16の図示矢印c方向に上下
動するロッド16aには油圧モータ17が支持されてい
る。そして、油圧モータ17の出力軸17aには穿孔保
護部材3の口径よりも小さな外径を有するカッター18
が取り付けられており、このカッター18は上下面及び
外周面に切削歯が形成されており、その上面中心部には
リーマ18aが取り付けられている。
【0034】而して、穿孔ロボット12に設置された前
記TVカメラ15と枝管11内に導入されたTVカメラ
19によって本管10内と枝管11内を地上でそれぞれ
モニタリングしながら、牽引ロープ13又は14を引っ
張ることによって穿孔ロボット12を本管10内で移動
させてカッター18を所定位置に位置決めする。その
後、油圧モータ17を駆動してカッター18を回転駆動
しながら、油圧シリンダ16を駆動して油圧モータ17
とカッター18を上方へ移動させれば、本管ライニング
材6の枝管開口部を塞ぐ部分(穿孔保護部材3によって
囲まれた部分)がカッター18によって切削されるが、
このとき、枝管ライニング材1の鍔部1Bの内周と硬化
性樹脂含浸部1Aの内周面の一部は金属製の穿孔保護部
材3によって覆われて保護されているため、これらの部
分がカッター18によって傷付くことがなく、傷付いた
部分から地下水等が本管10内に浸入する等の不具合が
発生することがない。
記TVカメラ15と枝管11内に導入されたTVカメラ
19によって本管10内と枝管11内を地上でそれぞれ
モニタリングしながら、牽引ロープ13又は14を引っ
張ることによって穿孔ロボット12を本管10内で移動
させてカッター18を所定位置に位置決めする。その
後、油圧モータ17を駆動してカッター18を回転駆動
しながら、油圧シリンダ16を駆動して油圧モータ17
とカッター18を上方へ移動させれば、本管ライニング
材6の枝管開口部を塞ぐ部分(穿孔保護部材3によって
囲まれた部分)がカッター18によって切削されるが、
このとき、枝管ライニング材1の鍔部1Bの内周と硬化
性樹脂含浸部1Aの内周面の一部は金属製の穿孔保護部
材3によって覆われて保護されているため、これらの部
分がカッター18によって傷付くことがなく、傷付いた
部分から地下水等が本管10内に浸入する等の不具合が
発生することがない。
【0035】而して、上述のようにカッター18によっ
て本管ライニング材6の枝管開口部を完全に切除すれ
ば、図7に示すように枝管11が本管10に開口して両
者が連通せしめられる。
て本管ライニング材6の枝管開口部を完全に切除すれ
ば、図7に示すように枝管11が本管10に開口して両
者が連通せしめられる。
【0036】尚、本管10の口径がφ800m/m以上
であるために該本管10の中に人が入れる場合には、穿
孔保護部材3を枝管11のライニングが終了した後に本
管10側から枝管ライニング材1の鍔部1Bに取り付け
るようにしても良い。又、図8に示すように、枝管ライ
ニング材1の鍔部1Bに複数の円孔8を穿設すれば、本
管ライニング材6の硬化時に該本管ライニング材6から
染み出た液状硬化性樹脂が円孔6に流入して硬化するた
め、枝管ライニング材1の鍔部1Bと本管ライニング材
6とが一層強固に接合一体化される。
であるために該本管10の中に人が入れる場合には、穿
孔保護部材3を枝管11のライニングが終了した後に本
管10側から枝管ライニング材1の鍔部1Bに取り付け
るようにしても良い。又、図8に示すように、枝管ライ
ニング材1の鍔部1Bに複数の円孔8を穿設すれば、本
管ライニング材6の硬化時に該本管ライニング材6から
染み出た液状硬化性樹脂が円孔6に流入して硬化するた
め、枝管ライニング材1の鍔部1Bと本管ライニング材
6とが一層強固に接合一体化される。
【0037】ところで、以上説明した枝管ライニング1
においては穿孔保護部材3を鍔部1Bに取り付けたが、
図9及び図10に示すように鍔部1B’,1B”の各近
傍内部に埋設しても良い。尚、図9及び図10は本発明
の別実施形態に係る枝管ライニング材1’,1”の部分
断面図である。
においては穿孔保護部材3を鍔部1Bに取り付けたが、
図9及び図10に示すように鍔部1B’,1B”の各近
傍内部に埋設しても良い。尚、図9及び図10は本発明
の別実施形態に係る枝管ライニング材1’,1”の部分
断面図である。
【0038】図9に示す枝管ライニング材1’は不織布
から成る管状樹脂吸着材である第1の層1A’−1と第
2の層1A’−2とで2層構造を構成しており、各層1
A’−1,1A’−2の一端は外側に折り返されて硬化
した鍔部1B’を構成している。そして、鍔部1B’近
傍の第1の層1A’−1と第2の層1A’−2との間に
穿孔保護部材3’が介設されている。尚、第1の層1
A’−1の内周面と第2の層1A’−2の外周面は気密
性の高いプラスチックフィルム2’−1,2’−2によ
ってそれぞれ被覆されている。
から成る管状樹脂吸着材である第1の層1A’−1と第
2の層1A’−2とで2層構造を構成しており、各層1
A’−1,1A’−2の一端は外側に折り返されて硬化
した鍔部1B’を構成している。そして、鍔部1B’近
傍の第1の層1A’−1と第2の層1A’−2との間に
穿孔保護部材3’が介設されている。尚、第1の層1
A’−1の内周面と第2の層1A’−2の外周面は気密
性の高いプラスチックフィルム2’−1,2’−2によ
ってそれぞれ被覆されている。
【0039】而して、枝管ライニング材1’の製造に際
しては、第1の層1A’−1の一端が外側へ折り返され
て押し広げられ、その押し広げ部に穿孔保護部材3’が
被せられる。そして、第2の層1A’−2の一端が外側
へ折り返されて押し広げられ、その押し広げ部が穿孔保
護部材3’の上に被せられ、各層1A’−1,1A’−
2の押し広げ部に硬化性樹脂が含浸され、この硬化性樹
脂が硬化することによって、一端に硬化した鍔部1B’
を有する枝管ライニング材1’が得られ、その鍔部1
B’の近傍内部には穿孔保護部材3’が埋設されてい
る。
しては、第1の層1A’−1の一端が外側へ折り返され
て押し広げられ、その押し広げ部に穿孔保護部材3’が
被せられる。そして、第2の層1A’−2の一端が外側
へ折り返されて押し広げられ、その押し広げ部が穿孔保
護部材3’の上に被せられ、各層1A’−1,1A’−
2の押し広げ部に硬化性樹脂が含浸され、この硬化性樹
脂が硬化することによって、一端に硬化した鍔部1B’
を有する枝管ライニング材1’が得られ、その鍔部1
B’の近傍内部には穿孔保護部材3’が埋設されてい
る。
【0040】又、図10に示す枝管ライニング材1”に
おいては、鍔部1B”の内周部に凸部1B”−1が形成
され、この凸部1B”−1が形成された鍔部1B”とこ
れに連なる硬化性樹脂含浸部1A”の内部に穿孔保護部
材3”が埋設されている。尚、管状樹脂吸着材の硬化性
樹脂含浸部1A”と鍔部1B”の内周部は気密性の高い
プラスチックフィルム2”によって被覆されており、硬
化性樹脂含浸部1A”と鍔部1B”との境界部からの圧
力流体の漏れがプラスチックフィルム2”によって確実
に防がれる。
おいては、鍔部1B”の内周部に凸部1B”−1が形成
され、この凸部1B”−1が形成された鍔部1B”とこ
れに連なる硬化性樹脂含浸部1A”の内部に穿孔保護部
材3”が埋設されている。尚、管状樹脂吸着材の硬化性
樹脂含浸部1A”と鍔部1B”の内周部は気密性の高い
プラスチックフィルム2”によって被覆されており、硬
化性樹脂含浸部1A”と鍔部1B”との境界部からの圧
力流体の漏れがプラスチックフィルム2”によって確実
に防がれる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
〜6記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求項
7記載の管ライニング工法によれば、枝管のライニング
が施工された後においては、枝管ライニング材の鍔部近
傍が穿孔保護部材によって保護されるため、その後の本
管ライニング材の穿孔作業においてカッターによって枝
管ライニング材が損傷することがなく、損傷した部分か
ら地下水が本管内に浸入する等の問題を解消することが
できる。
〜6記載の枝管ライニング材を用いて施工される請求項
7記載の管ライニング工法によれば、枝管のライニング
が施工された後においては、枝管ライニング材の鍔部近
傍が穿孔保護部材によって保護されるため、その後の本
管ライニング材の穿孔作業においてカッターによって枝
管ライニング材が損傷することがなく、損傷した部分か
ら地下水が本管内に浸入する等の問題を解消することが
できる。
【図1】本発明に係る枝管ライニング材の断面図であ
る。
る。
【図2】穿孔保護部材の詳細断面図である。
【図3】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明に係る枝管ライニング材の変形例を示す
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の別実施形態に係る枝管ライニング材の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図10】本発明の別実施形態に係る枝管ライニング材
の部分断面図である。
の部分断面図である。
1,1’,1” 枝管ライニング材 1A,1A” 硬化性樹脂含浸部 1A’−1 第1の層(硬化性樹脂含浸部) 1A’−2 第2の層(硬化性樹脂含浸部) 1B,1B’,1B” 鍔部 2,2” プラスチックフィルム(被覆
材) 2’−1,2’−2 プラスチックフィルム(被覆
材) 3,3’,3” 穿孔保護部材 3b,3c 凸部 6 本管ライニング材 10 本管 11 枝管
材) 2’−1,2’−2 プラスチックフィルム(被覆
材) 3,3’,3” 穿孔保護部材 3b,3c 凸部 6 本管ライニング材 10 本管 11 枝管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592004301 株式会社オール 埼玉県所沢市林1丁目194番地の4 (72)発明者 神山 隆夫 神奈川県平塚市代官町31番27号株式会社湘 南合成樹脂製作所内 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有限 会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2−12−4株式会社ゲ ット内 (72)発明者 青木 啓之 埼玉県所沢市林1丁目194番地の4株式会 社オール内 Fターム(参考) 4F211 AA36C AD16 AD18 AD19 AD23 AG08 AG24 AG29 AH43 SA14 SC03 SD04 SD11 SD18 SD23 SH16 SH21 SJ01 SJ22 SP12 SW25
Claims (7)
- 【請求項1】 管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹
脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部の一端に鍔部を
形成して成る枝管ライニング材において、 円筒状の穿孔保護部材を前記鍔部に取り付け又は鍔部近
傍の内部に埋設したことを特徴とする枝管ライニング
材。 - 【請求項2】 前記穿孔保護部材を金属、セラミック、
金属繊維、カーボン繊維又はケブラー繊維で構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の枝管ライニング材。 - 【請求項3】 前記穿孔保護部材の高さを3m/m以上
に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の枝管
ライニング材。 - 【請求項4】 前記穿孔保護部材は枝管ライニング後に
本管内に突出する凸部を有することを特徴とする請求項
1,2又は3記載の枝管ライニング材。 - 【請求項5】 前記穿孔保護部材は枝管ライニング後に
枝管方向に突出する凸部を有することを特徴とする請求
項1〜3又は4記載の枝管ライニング材。 - 【請求項6】 前記管状樹脂吸着材を不織布で構成して
その一端を折り返し、その折り返した部分を押し広げ、
その押し広げ部に含浸された硬化性樹脂を硬化させて本
管の内周面に沿った円弧曲面状を成す鍔部を形成し、管
状樹脂吸着材の外表面を気密性の高い被覆材で被覆する
とともに、管状樹脂吸着材に硬化性樹脂を含浸せしめ、
前記被覆材を管状樹脂吸着材の前記鍔部との境界部から
少なくとも0.5m/mだけ鍔部側に延長させたことを
特徴とする請求項1記載の枝管ライニング材。 - 【請求項7】 管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹
脂を含浸せしめて成る硬化性樹脂含浸部の一端に鍔部を
形成し、円筒状の穿孔保護部材を前記鍔部に取り付け又
は鍔部近傍の内部に埋設して成る枝管ライニング材を用
いて枝管のライニングを行った後、管状樹脂吸収材に未
硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る本管ライニン
グ材を用いて本管のライニングを行い、前記本管ライニ
ング材の枝管開口部を塞ぐ部分を穿孔することを特徴と
する管ライニング工法。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223061A JP2000052426A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 枝管ライニング材及び管ライニング工法 |
US09/368,300 US6158473A (en) | 1998-08-06 | 1999-08-03 | Branch pipe liner bag and pipe lining method |
CA002279624A CA2279624A1 (en) | 1998-08-06 | 1999-08-04 | Branch pipe liner bag and pipe lining method |
KR1019990032066A KR20000017095A (ko) | 1998-08-06 | 1999-08-05 | 지관 라이닝재 및 관라이닝공법 |
DK99306227T DK0978681T3 (da) | 1998-08-06 | 1999-08-05 | Foringspose til grenrör og fremgangsmåde til rörforing |
EP99306227A EP0978681B1 (en) | 1998-08-06 | 1999-08-05 | Branch pipe liner bag and pipe lining method |
DE69916541T DE69916541T2 (de) | 1998-08-06 | 1999-08-05 | Auskleidung eines Abzweigrohres und Auskleidungsverfahren |
CN99110785A CN1245109A (zh) | 1998-08-06 | 1999-08-06 | 支管内衬材料及管内加衬工法 |
AU43512/99A AU770104B2 (en) | 1998-08-06 | 1999-08-11 | Branch pipe liner bag and pipe lining method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223061A JP2000052426A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 枝管ライニング材及び管ライニング工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000052426A true JP2000052426A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16792229
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10223061A Pending JP2000052426A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 枝管ライニング材及び管ライニング工法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US6158473A (ja) |
EP (1) | EP0978681B1 (ja) |
JP (1) | JP2000052426A (ja) |
KR (1) | KR20000017095A (ja) |
CN (1) | CN1245109A (ja) |
AU (1) | AU770104B2 (ja) |
CA (1) | CA2279624A1 (ja) |
DE (1) | DE69916541T2 (ja) |
DK (1) | DK0978681T3 (ja) |
Cited By (4)
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JP5584344B1 (ja) * | 2013-10-24 | 2014-09-03 | ヨネ株式会社 | 更生管の分岐方法及び分岐部構造 |
US20180133918A1 (en) * | 2015-04-07 | 2018-05-17 | Shonan Gosei-Jushi Seisakusho K.K. | Drilling apparatus and drilling method |
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JP3839605B2 (ja) * | 1998-12-22 | 2006-11-01 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | マンホール用ライニング材 |
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