JPH11105136A - 枝管ライニング材及び管ライニング工法 - Google Patents

枝管ライニング材及び管ライニング工法

Info

Publication number
JPH11105136A
JPH11105136A JP9272672A JP27267297A JPH11105136A JP H11105136 A JPH11105136 A JP H11105136A JP 9272672 A JP9272672 A JP 9272672A JP 27267297 A JP27267297 A JP 27267297A JP H11105136 A JPH11105136 A JP H11105136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lining material
pipe lining
branch pipe
flange forming
main pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9272672A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kamiyama
隆夫 神山
Yasuhiro Yokoshima
康弘 横島
Shigeru Endo
茂 遠藤
Hiroyuki Aoki
啓之 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GET KK
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
Yokoshima and Co
All KK
Original Assignee
GET KK
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
Yokoshima and Co
All KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GET KK, Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd, Yokoshima and Co, All KK filed Critical GET KK
Priority to JP9272672A priority Critical patent/JPH11105136A/ja
Priority to US09/165,277 priority patent/US5971031A/en
Priority to AU87920/98A priority patent/AU733557B2/en
Priority to CA002249632A priority patent/CA2249632A1/en
Priority to TW087116545A priority patent/TW382051B/zh
Priority to DK98308135T priority patent/DK0908661T3/da
Priority to DE69815984T priority patent/DE69815984T2/de
Priority to EP98308135A priority patent/EP0908661B1/en
Priority to KR1019980041812A priority patent/KR100540897B1/ko
Publication of JPH11105136A publication Critical patent/JPH11105136A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/16Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
    • F16L55/179Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders specially adapted for bends, branch units, branching pipes or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/26Lining or sheathing of internal surfaces
    • B29C63/34Lining or sheathing of internal surfaces using tubular layers or sheathings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/16Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders
    • F16L55/162Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders from inside the pipe
    • F16L55/165Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders from inside the pipe a pipe or flexible liner being inserted in the damaged section
    • F16L55/1651Devices for covering leaks in pipes or hoses, e.g. hose-menders from inside the pipe a pipe or flexible liner being inserted in the damaged section the flexible liner being everted

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの削減と品質の安定化及び大量生
産が可能で、使用に際して廃棄処理される部分が生じな
い経済的な枝管ライニング材を提供すること。 【構成】 未硬化の硬化性樹脂を含浸した管状樹脂吸着
材3の一端を外側へ折り返してその端縁を押し広げ、そ
の押し広げ部3aを別部材から成る鍔形成部材4,5で
サンドイッチ状に挟み込んで管状樹脂吸着材3の一端に
鍔6を形成して枝管ライニング材1を構成する。本発明
によれば、枝管ライニング材1は、管状樹脂吸着材3と
別部材である複数の鍔形成部材4,5を結合一体化する
ことによってその一端に鍔6が形成されるため、鍔形成
部材4,5を管状樹脂吸着材3とは別に独立して機械的
に大量生産することが可能となり、この結果、これらの
鍔形成部材4,5の製造コストが下がり、結果的に枝管
ライニング材1の製造コストが削減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枝管の補修に供さ
れる枝管ライニング材と枝管と本管をライニングする管
ライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管等の枝管をライニングするには、
図12に示すように、一端に鍔106を形成して成る枝
管ライニング材101の鍔106を本管(下水管)12
0の枝管開口部(枝管121が本管120に開口する部
分)周縁に密着させた状態で、枝管ライニング材101
を図に破線にて示すように流体圧によって枝管121内
に上方に向かって反転挿入する。そして、この枝管ライ
ニング材101の枝管121内への反転挿入が終了する
と、図12に実線にて示すように枝管ライニング材10
1を枝管121の内壁に押圧した状態で、該枝管ライニ
ング材101に含浸された熱硬化性樹脂を硬化させる。
すると、枝管121は、硬化した枝管ライニング材10
1によってライニングされる。
【0003】ところで、従来、枝管ライニング材101
は、不織布等の管状樹脂吸着材の一端を外側へ折り曲
げ、その折り曲げ部に硬化性樹脂を含浸させ、その硬化
性樹脂を硬化させることによって前記鍔106を一体に
形成することによって製造されていた(例えば、特許第
2528430号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の枝管
ライニング材101にあっては、その一端に鍔106が
一体に形成されていたため、その製造は専ら職人による
手作業に頼らざるを得ず、品質の安定化と大量生産には
不向きであり、製造コストも高いという問題があった。
【0005】又、枝管ライニング材を在庫品として製造
する場合、種々の長さの枝管に対応できるよう枝管ライ
ニング材を実際の枝管の長さよりも多少長めに製造して
おき、施工に際しては枝管ライニング材を実際の枝管の
長さに切断して使用する方法が採られていたため、枝管
ライニング材にライニングに供されないで廃棄処理され
る無駄な部分が生じ、甚だ不経済であるという問題もあ
った。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、製造コ
ストの削減と品質の安定化及び大量生産が可能で、使用
に際して廃棄処理される部分が生じない経済的な枝管ラ
イニング材を提供することにある。
【0007】ところで、図12に示すように枝管121
のライニングが終了すると、図13に示すように本管ラ
イニング材133が流体圧によって本管120内に反転
挿入され、この本管ライニング材133の本管120内
への反転挿入が終了すると、該本管ライニング材133
に含浸された硬化性樹脂が硬化されて本管120がライ
ニングされる。そして、最後に本管ライニング材133
の枝管開口部を塞ぐ部分が不図示のカッターによって切
除され、図14に示すように枝管121が本管120に
連通せしめられて枝管121と本管120に対する一連
のライニング作業が完了する。
【0008】しかしながら、上記従来の管ライニング工
法においては、枝管ライニング材101の鍔106と本
管ライニング材133との接合一体化が必ずしも完全に
行われず、両者の接合部から地下水等が浸入する可能性
があった。
【0009】従って、本発明の目的とする処は、枝管ラ
イニング材の鍔と本管ライニング材との接合一体化が可
能で、両者の接合部からの水の浸入を確実に防ぐことが
できる管ライニング工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、未硬化の硬化性樹脂を含浸
した管状樹脂吸着材の一端を外側へ折り返してその端縁
を押し広げ、その押し広げ部を別部材から成る少なくと
も2枚の鍔形成部材でサンドイッチ状に挟み込んで管状
樹脂吸着材の一端に鍔を形成して枝管ライニング材を構
成したことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記鍔形成部材を本管の内周面に沿う円弧
曲面状に成形したことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記鍔形成部材を金属又はプラスチ
ックで構成したことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記複数の鍔形成部材をボルト
とナットで結合一体化したことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記鍔形成部材に樹脂充填孔を
形成したことを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は
5記載の発明において、前記鍔形成部材に樹脂移動空間
を形成したことを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記管状樹脂吸着材の一端に形成された押
し広げ部を前記鍔形成部材で気密的に挟み込んだことを
特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記管状樹脂吸着材の一端に形成された押
し広げ部に粗面加工を施したことを特徴とする。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記鍔形成部材の内周部に前記管状樹脂吸
着材に沿う円筒状の凸部を形成し、該凸部の外径を枝管
の内径よりも小さく設定したことを特徴とする。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記鍔形成部材の内周部に前記管状樹脂
吸着材に沿う本管ライニング材板厚減少部を形成したこ
とを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記管状樹脂吸着材と鍔形成部材との間
に引き千切りチューブ、バリヤーライナー、スタートラ
イナー又はパッキン材を挟み込んだことを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記管状樹脂吸着材を多層構造とすると
ともに、その内外面に気密性の高いプラスチックフィル
ムを熱溶着したことを特徴とする。
【0022】請求項13記載の発明は、未硬化の硬化性
樹脂を含浸した管状樹脂吸着材の一端を外側へ折り返し
てその端縁を押し広げ、その押し広げ部を別部材から成
る少なくとも2枚の鍔形成部材でサンドイッチ状に挟み
込んで管状樹脂吸着材の一端に鍔を形成して成る枝管ラ
イニング材をその鍔部を本管の枝管開口部周縁に押圧し
た状態で流体圧によって枝管内に本管側から地上に向か
って反転挿入し、枝管ライニング材を枝管の内周壁に押
圧したまま該枝管ライニング材に含浸された硬化性樹脂
を硬化させて枝管のライニングを行った後、外周面を気
密性の高いフィルムで被覆された管状樹脂吸着材に未硬
化の硬化性樹脂を含浸して成る本管ライニング材を流体
圧によって本管内に反転挿入し、該本管ライニング材を
本管の内周壁に押圧したまま該本管ライニング材に含浸
された硬化性樹脂を硬化させて本管のライニングを行う
ことを特徴とする。
【0023】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記枝管ライニング材の鍔形成部材に
樹脂充填孔と樹脂移動空間を形成し、前記本管ライニン
グ材を本管の内周壁に押圧した状態で該枝管ライニング
材から流出した硬化性樹脂を枝管ライニング材の鍔形成
部材に形成された前記樹脂充填孔を経て樹脂移動空間に
充填してこれを硬化させることを特徴とする。
【0024】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記枝管ライニング材の鍔形成部材の
内周部に本管ライニング材板厚減少部を形成し、本管ラ
イニング材のライニングが終了した後、本管ライニング
材の前記枝管ライニング材の本管ライニング材板厚減少
部によって囲まれた部分に衝撃を加えて該部分を切除す
ることを特徴とする。
【0025】従って、請求項1〜12記載の発明によれ
ば、枝管ライニング材は、管状樹脂吸着材と別部材であ
る複数の鍔形成部材を結合一体化することによってその
一端に鍔が形成されるため、鍔形成部材を管状樹脂吸着
材とは別に独立して機械的に大量生産することが可能と
なり、この結果、これらの鍔形成部材の製造コストが下
がり、結果的に枝管ライニング材の製造コストが削減さ
れる。
【0026】又、枝管ライニング材の製造に際しては、
管状樹脂吸着材の一端に形成された押し広げ部を別途大
量生産された鍔形成部材で挟み込んで両者を結合一体化
することによって鍔を形成することができるため、熟練
した職人によらなくても枝管ライニング材を容易に製造
することができ、高品質の枝管ライニング材を安定して
得ることができる。
【0027】更に、管状樹脂吸着材と鍔形成部材とを別
々に製造して在庫品として保管しておき、ライニングの
施工に際しては管状樹脂吸着材を実際の枝管の長さに切
断し、この切断された管状樹脂吸着材の一端にその都度
鍔形成部材を挟み込んで鍔を形成することによって枝管
ライニング材を得ることもができるため、従来のように
実際の枝管の長さよりも長めに製造された枝管ライニン
グ材を施工に際して実際の枝管の長さに切断する必要が
なく、枝管ライニング材に廃棄処理される無駄な部分が
発生しないために甚だ経済的となって結果的に枝管ライ
ニング材のコストを削減することができる。
【0028】請求項13記載の発明によれば、製造コス
トの削減と品質の安定化及び大量生産が可能な枝管ライ
ニング材を用いて枝管のライニングが施工されるため、
本管ライニングを含むライニング作業を低コストで行う
ことができる。
【0029】請求項14記載の発明によれば、枝管ライ
ニング材側の板厚減少部が本管ライニング材の外周面に
食い込んで該本管ライニング材の所定部分(穿孔すべき
部分)の板厚を局部的に減少させるため、その部分に外
力等の衝撃を加えることによって該部分を破断させるこ
とができ、本管ライニング材が板厚減少部の接触部形状
に沿って正確、且つ、容易に穿孔される。
【0030】請求項15記載の発明によれば、本管に対
するライニングに際して本管ライニング材に含浸されて
いる未硬化の液状硬化性樹脂が本管ライニング材の外周
面から染み出し、その一部は枝管ライニング材の鍔に形
成された樹脂充填孔を通って樹脂移動空間内に流れ込ん
でそのまま硬化するため、枝管ライニング材の鍔と本管
ライニング材とが強固に接合一体化され、両者の接合部
からの水の浸入が確実に防がれる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0032】図1は本発明に係る枝管ライニング材1の
断面図であり、該枝管ライニング材1はその外周面が気
密性の高いプラスチックフィルム2で被覆された管状樹
脂吸着材3を有している。尚、プラスチックフィルム2
としてはポリエチレン、塩化ビニル、ビニロン、ポリウ
レタン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン−ナ
イロン共重合体等のフィルムが用いられ、管状樹脂吸着
材3としてはポリエステル、ナイロン、アクリル、ビニ
ロン等の不織布が用いられる。
【0033】而して、上記管状樹脂吸着材3の一端(図
1おいては上端)は外側に折り返されており、その折り
返された端縁は外側に向かって押し広げられてリング状
の押し広げ部3aを構成している。尚、管状樹脂吸着材
3に前記押し広げ部3aを形成するに際して折り返し部
端縁を押し広げるのが困難な場合には、その部分に長さ
方向の複数の切れ目を入れるようにすれば良い。
【0034】そして、管状樹脂吸着材3の一端の折り返
し部端縁に形成された前記押し広げ部3aは別部材であ
るリング状の上下2枚の鍔形成部材4,5によってサン
ドイッチ状に気密的に挟み込まれており、これによって
管状樹脂吸着材3の一端には鍔6が形成されている。
尚、管状樹脂吸着材3の押し広げ部3aの上下面は粗面
加工されており、該押し広げ部3aと鍔形成部材4,5
との摩擦を大きくして鍔形成部材4,5の押し広げ部3
aからの抜け防止を図っている。
【0035】上記鍔形成部材4,5は金属又はプラスチ
ックで構成されており、これらは図3に示す本管20の
内周面に沿う円弧曲面状に成形され、両者は径方向の各
3箇所(内周部近傍と外周部近傍及びその中間部)に挿
通するボルト7と該ボルト7に螺合するナット8によっ
て結合一体化されている。尚、鍔形成部材4,5はプラ
スチック成形法(インジェクション法)、プレス加工、
ダイキャスト法等によってそれぞれ機械的に単独で(管
状樹脂吸着材とは別に)大量生産される。
【0036】ところで、上側の鍔形成部材4の内周部に
は、管状樹脂吸着材3の折り返された部分の外周面に沿
う円筒状の凸部4aが上方に向かって一体に突設されて
おり、この凸部4aの外径dは図3に示す枝管21の内
径Dよりも小さく(d<D)設定されている。
【0037】又、上側の鍔形成部材4の底面には2つの
リング状の凹溝4b,4cが同心状に形成されており、
同鍔形成部材4には凹溝4b,4cに連通する複数のエ
アー抜き孔4dが穿設されている。
【0038】他方、下側の鍔形成部材5の内周部には、
管状樹脂吸着材3の折り返された部分の内周面に沿う円
筒状の本管ライニング材板厚減少部5aが一体に形成さ
れており、この鍔形成部材5の板厚減少部5aと管状樹
脂吸着材3との間には引き千切りチューブ9の一端が挟
み込まれている。尚、板厚減少部5aの下端部周縁は鋭
利なナイフエッジ状を成している。又、前記引き千切り
チューブ9は管状不織布9aの内周面にプラスチックチ
ューブ9bを被覆して構成されており、その一端は図示
のように外側に折り曲げられ、その端部から延びるプラ
スチックチューブ9bのみが鍔形成部材5の板厚減少部
5aと管状樹脂吸着材3との間に挟み込まれている。
【0039】又、下側の鍔形成部材5には径の異なる内
外の円周上にそれぞれ複数の樹脂充填孔5bが穿設され
ている。
【0040】而して、管状樹脂吸着材3の一端に形成さ
れた前記押し広げ部3aを鍔形成部材部4,5で挟み込
み、両鍔形成部材4,5を前述のようにボルト7とナッ
ト8によって結合一体化することによって管状樹脂吸着
材3の一端に鍔6を形成した状態においては、図示のよ
うに両鍔形成部材4,5の間には上側の鍔形成部材4に
形成された前記凹溝4bと下側の鍔形成部材6によって
リング状の樹脂移動空間Sが形成され、これらの樹脂移
動空間Sには下側の鍔形成部材5に穿設された前記樹脂
充填孔5bが開口している。
【0041】以上のように、本実施の形態に係る枝管ラ
イニング材1においては、その一端に管状樹脂吸着材3
とは別部材である上下2枚の鍔形成部材4,5によって
鍔6が形成されるが、枝管ライニング材1の他端はプラ
スチックフィルム2によって密閉されている。
【0042】而して、本実施の形態に係る枝管ライニン
グ材1は、管状樹脂吸着材3と別部材である上下2枚の
鍔形成部材4,5を結合一体化することによって鍔6が
形成されるため、鍔形成部材4,5を管状樹脂吸着材3
とは別に独立にプラスチック成形法(インジェクション
法)、プレス加工、ダイキャスト法等によってそれぞれ
機械的に大量生産することができ、これらの製造コスト
が下がり、結果的に枝管ライニング材1の製造コストを
削減することができる。
【0043】又、枝管ライニング材1の製造に際して
は、管状樹脂吸着材3の一端に形成された押し広げ部3
aを別途大量生産された鍔形成部材4,5で挟み込んで
両者をボルト7とナット8で結合一体化することによっ
て鍔6を形成することができるため、熟練した職人によ
らなくても枝管ライニング材1を容易に製造することが
でき、高品質の枝管ライニング材1を安定して得ること
ができる。
【0044】更に、管状樹脂吸着材3と鍔形成部材4,
5とを別々に製造して在庫品として保管しておき、ライ
ニングの施工に際しては管状樹脂吸着材3を実際の枝管
21の長さに切断し、この切断された管状樹脂吸着材3
の一端にその都度鍔形成部材4,5を挟み込んで鍔6を
形成することによって枝管ライニング材1を得ることも
ができるため、従来のように実際の枝管の長さよりも長
めに製造された枝管ライニング材を施工に際して実際の
枝管の長さに切断する必要がなく、枝管ライニング材1
に廃棄処理される無駄な部分が発生しないために甚だ経
済的となって結果的に枝管ライニング材1のコストを削
減することができる。
【0045】ここで、本発明に係る枝管ライニング材の
別形態を図2に示す。尚、図2は別形態に係る枝管ライ
ニング材1’の断面図であり、本図においては図1に示
したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それ
らについての説明は省略する。
【0046】図2に示す枝管ライニング材1’において
も、管状樹脂吸着材3の一端に形成された押し広げ部3
aを別部材である上下2枚の鍔形成部材4’,5’で挟
み込むことによって、その一端に鍔6’が形成される
が、下側の鍔形成部材5’の外径は上側の鍔形成部材
4’のそれよりも小さく、下側の鍔形成部材5’は上側
の鍔形成部材4’の下面の内周部近傍に形成された凹部
4b’に嵌め込まれて該凹部4b’と共に管状樹脂吸着
材3の押し広げ部3aを挟み込んでおり、両鍔形成部材
4’,5’はボルト7とナット8によって結合一体化さ
れている。尚、管状樹脂吸着材3の押し広げ部3aの上
下面は粗面加工されており、該押し広げ部3aと鍔形成
部材4’,5’との摩擦を大きくして鍔形成部材4’,
5’の押し広げ部3aからの抜け防止を図っている。
又、鍔形成部材4’,5’はプラスチック成形法(イン
ジェクション法)、プレス加工、ダイキャスト法等によ
ってそれぞれ機械的に単独で(管状樹脂吸着材3とは別
に)大量生産される。
【0047】而して、上側の鍔形成部材4’,5’に形
成された凹部4b’と下側の鍔形成部材5’との間には
リング状の樹脂移動空間S’が形成されており、この樹
脂移動空間S’には下側の鍔形成部材5’に穿設された
複数の樹脂充填孔5b’が開口している。尚、下側の鍔
形成部材5’の内周部には本管ライニング材板厚減少部
5a’が一体に形成されている。
【0048】又、上側の鍔形成部材4’には複数の樹脂
充填孔4e’が穿設されており、この鍔形成部材4’の
内周部と管状樹脂吸着材3との間には、管状樹脂吸着材
3に内装された管状のバリヤーライナー又はスタートラ
イナー10及びパッキン材11が挟み込まれている。
【0049】尚、図示しないが、管状樹脂吸着材3を多
層構造とするとともに、その内外面に気密性の高いプラ
スチックフィルムを熱溶着しても良い。
【0050】次に、図1に示した枝管ライニング材1と
後述の本管ライニング材33(図8参照)を用いて施工
される本発明に係る管ライニング工法を図3〜図11に
基づいて説明する。尚、図3〜図11は本発明に係る管
ライニング工法をその工程順に示す断面図であり、図1
0は図9のA部拡大詳細図である。
【0051】先ず、図1に示した枝管ライニング材1を
用いて施工される枝管ライニング工法を図3〜図7に基
づいて説明する。
【0052】枝管ライニング工法の施工に際しては、枝
管ライニング材1の管状樹脂吸着材3に未硬化の液状硬
化性樹脂が公知の方法によって含浸される。尚、硬化性
樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ビニールエステル樹脂等の熱硬化性樹脂が使用される。
【0053】図3において、20は本管、21は本管に
合流する枝管であって、本管20内には作業ロボット2
2、圧力バッグ23等が引き込まれている。尚、作業ロ
ボット22は油圧で駆動されものであって、その上部に
はモニター用のテレビカメラ24が設置されている。
【0054】而して、圧力バッグ23内には前記枝管ラ
イニング材1が挿入されており、該枝管ライニング材1
の前記引き千切りチューブ9の開放端は圧力バッグ23
に取り付けられている。そして、枝管ライニング材1の
一端に形成された鍔6は、前記作業ロボット22のヘッ
ド22aに着脱自在に取り付けられたセッティングアー
ム25に支持されており、この鍔6とセッティングアー
ム25の間にはエアーマット26が介設されている。
【0055】更に、前記セッティングアーム25と圧力
バッグ23とはガイドチューブ27によって連結されて
おり、ガイドチューブ27の長さは引き千切りチューブ
9の長さよりも短く設定されている。
【0056】以上において、不図示の牽引ロープを引っ
張ることによって作業ロボット22、圧力バッグ23等
は本管20内を一体的に移動するが、テレビカメラ24
によって本管20内を地上でモニタリングしながら、図
3に示すように枝管ライニング材1の鍔6を枝管21の
開口部に位置決めする。尚、このとき、枝管ライニング
材1の鍔6を構成する上側の鍔形成部材4の内周部に突
設された凸部4a(図1参照)が枝管21の開口部周壁
に嵌合して枝管ライニング材1の位置決めのガイドとし
て機能する。
【0057】次に、不図示のコンプレッサーを駆動して
圧力バッグ23とエアーマット26に圧縮エアーをそれ
ぞれ供給すると、図3に示すようにエアーマット26が
膨張して枝管ライニング材1の鍔6を枝管21の開口部
周縁に密着せしめる。
【0058】又、圧力バッグ23内に圧縮エアーが供給
されると、図4に示すように、圧力バッグ23内の枝管
ライニング材1は圧縮エアーの圧力を受けて反転しなが
ら枝管21内に本管20側から地上に向かって挿入され
ていく。
【0059】そして、枝管ライニング材1の枝管21内
への反転挿入が終了すると、図5に示すように、枝管ラ
イニング材1の端部にカップ28を取り付け、このカッ
プ28に接続されたエアーホース29から枝管ライニン
グ材1内に圧縮エアーを供給し、枝管ライニング材1を
枝管21の内周壁に押圧した状態で、ポンプ30を駆動
して温水タンク31内の温水を温水ホース32を経て枝
管ライニング材1内に注入すると、枝管ライニング材1
(管状樹脂吸着材3)に含浸された熱硬化性樹脂が加熱
されて硬化し、この硬化した枝管ライニング材1によっ
て枝管21はその内周面がライニングされて補修及び補
強される。
【0060】以上のようにして枝管21がライニングさ
れると、枝管ライニング材1内の温水が抜き取られ、不
図示の牽引ロープによって圧力バッグ23が図6の矢印
方向(右方)に引かれる。すると、圧力バッグ23と作
業ロボット22とはガイドチューブ27によって連結さ
れているため、作業ロボット22も圧力バッグ23と共
に本管20内を一体に移動し、枝管ライニング材1の鍔
6(鍔形成部材5)と管状樹脂吸着材1との間に挟み込
まれた引き千切りチューブ9がその端部のプラスチック
チューブ9b(図1参照)部分から引き千切られ、この
引き千切られた引き千切りチューブ9は圧力バッグ23
等と共に本管20内を移動して本管20内から取り除か
れて回収される。
【0061】すると、図7に示すように、枝管21内に
は硬化した枝管ライニング材1のみが残り、ここに一連
の枝管ライニング作業が終了するが、このとき、枝管ラ
イニング材1の鍔6においては鍔形成部材5の内周部に
一体に形成された本管ライニング材板厚減少部5aが図
示のように本管20内に突出している。
【0062】而して、枝管21に対するライニングが終
了すると、次に本管20に対してライニングが施工され
るが、以下に本管ライニング工法を図8〜図11に基づ
いて説明する。
【0063】本管20に対するライニングの施工に際し
ては、図8に示すように、本管ライニング材33が圧縮
エアー等の流体圧によって本管20内に反転挿入される
が、この本管ライニング材33は、その外周面が気密性
の高いプラスチックフィルム33aで被覆された管状樹
脂吸着材33bに未硬化の液状硬化性樹脂(本実施の形
態では、熱硬化性樹脂)を含浸せしめて構成されてい
る。尚、プラスチックフィルム33aと管状樹脂吸着材
33b及び液状硬化性樹脂としては枝管ライニング材1
に用いられたものと同様のものが使用される。
【0064】而して、図9に示すように、本管ライニン
グ材33の本管20内への反転挿入が本管20の全長に
亘って終了すると、本管ライニング材33の内部に流体
圧を作用させて該本管ライニング材33を本管20の内
周壁に押圧する。すると、本管ライニング材33の外周
面に枝管ライニング材1側の板厚減少部5aの鋭利な先
端エッジ部が接触し、該板厚減少部5aの先端エッジ部
が図示のように本管ライニング材33の外周面に食い込
んで該本管ライニング材33のその部分の板厚を局部的
に減少させる。
【0065】又、上述のように本管ライニング材33が
流体圧によって本管20の内周壁に押圧されると、該本
管ライニング材33に含浸されている未硬化の液状硬化
性樹脂が本管ライニング材33の外周面から染み出し、
その一部は枝管ライニング材1の鍔6に形成された樹脂
充填孔5bを通って樹脂移動空間S内に流れ込む。
【0066】そして、本管ライニング材33を本管20
の内周壁に押圧した状態で、本管ライニング材33を任
意の加熱手段によって加熱してこれに含浸された熱硬化
性樹脂を硬化させると、硬化した本管ライニング材33
によって本管20の内周面がライニングされて補修され
るが、本管ライニング材33の板厚が局部的に減少した
部分はそのままの状態で硬化するため、その部分は他の
部分に比して強度が弱くなっている。
【0067】従って、図11に示すように、高水圧ホー
ス34の先端に取り付けられた高圧水逆噴射ノズル35
を地上から枝管21内に挿入し、高水圧ホース34に高
圧水を供給してこれを高圧水逆噴射ノズル35の後端面
から逆噴射させれば、高圧水逆噴射ノズル35が逆噴射
される高圧水の反力によって下方へ移動して本管ライニ
ング材33の枝管開口部を塞ぐ部分(枝管ライニング材
33の板厚減少部によって囲まれた部分)に衝撃力を加
えるため、本管ライニング材33の板厚が減少した部分
に局部的に高い応力が発生し、この部分が破断して本管
ライニング材33の枝管開口部を塞ぐ部分が図示のよう
に丸く打ち抜かれて落下する。この結果、枝管21は本
管20内に開口して両者が連通せしめられ、ここに枝管
21と本管20に対するライニングが完了する。
【0068】而して、本発明に係る管ライニング工法に
おいては、前述のように製造コストの削減と品質の安定
化及び大量生産が可能な枝管ライニング材1が使用され
るため、本管ライニングを含むライニング作業を低コス
トで行うことができる。
【0069】又、本発明に係る管ライニング工法におい
ては、枝管ライニング材1側の板厚減少部5aが本管ラ
イニング材33の外周面に食い込んで該本管ライニング
材33の所定部分(穿孔すべき部分)の板厚を局部的に
減少させるため、その部分に外力を作用させることによ
って該部分を破断させることができ、本管ライニング材
33が板厚減少部5aの接触部形状に沿って正確、且
つ、容易に穿孔され、従来の切削工具を用いた人力によ
る穿孔作業や穿孔ロボットを用いた遠隔操作による穿孔
作業に伴う作業環境や作業性の悪化を招くことなく、硬
化した本管ライニング材33の穿孔を作業性良く、且
つ、正確に行って枝管21を本管20に連通させること
ができる。
【0070】更に、前述のように本管20に対するライ
ニングに際して本管ライニング材33に含浸されている
未硬化の液状硬化性樹脂が本管ライニング材33の外周
面から染み出し、その一部は枝管ライニング材1の鍔6
に形成された樹脂充填孔5bを通って樹脂移動空間S内
に流れ込んでそのまま硬化するため、枝管ライニング材
1の鍔6と本管ライニング材33とが強固に接合一体化
され、両者の接合部からの水の浸入が確実に防がれる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
〜12記載の発明によれば、枝管ライニング材は、管状
樹脂吸着材と別部材である複数の鍔形成部材を結合一体
化することによってその一端に鍔が形成されるため、鍔
形成部材を管状樹脂吸着材とは別に独立して機械的に大
量生産することが可能となり、この結果、これらの鍔形
成部材の製造コストが下がり、結果的に枝管ライニング
材の製造コストが削減される。
【0072】又、枝管ライニング材の製造に際しては、
管状樹脂吸着材の一端に形成された押し広げ部を別途大
量生産された鍔形成部材で挟み込んで両者を結合一体化
することによって鍔を形成することができるため、熟練
した職人によらなくても枝管ライニング材を容易に製造
することができ、高品質の枝管ライニング材を安定して
得ることができる。
【0073】更に、管状樹脂吸着材と鍔形成部材とを別
々に製造して在庫品として保管しておき、ライニングの
施工に際しては管状樹脂吸着材を実際の枝管の長さに切
断し、この切断された管状樹脂吸着材の一端にその都度
鍔形成部材を挟み込んで鍔を形成することによって枝管
ライニング材を得ることもができるため、従来のように
実際の枝管の長さよりも長めに製造された枝管ライニン
グ材を施工に際して実際の枝管の長さに切断する必要が
なく、枝管ライニング材に廃棄処理される無駄な部分が
発生しないために甚だ経済的となって結果的に枝管ライ
ニング材のコストを削減することができる。
【0074】請求項13記載の発明によれば、製造コス
トの削減と品質の安定化及び大量生産が可能な枝管ライ
ニング材を用いて枝管のライニングが施工されるため、
本管ライニングを含むライニング作業を低コストで行う
ことができる。
【0075】請求項14記載の発明によれば、枝管ライ
ニング材側の板厚減少部が本管ライニング材の外周面に
食い込んで該本管ライニング材の所定部分(穿孔すべき
部分)の板厚を局部的に減少させるため、その部分に外
力等の衝撃を加えることによって該部分を破断させるこ
とができ、本管ライニング材が板厚減少部の接触部形状
に沿って正確、且つ、容易に穿孔される。
【0076】請求項15記載の発明によれば、本管に対
するライニングに際して本管ライニング材に含浸されて
いる未硬化の液状硬化性樹脂が本管ライニング材の外周
面から染み出し、その一部は枝管ライニング材の鍔に形
成された樹脂充填孔を通って樹脂移動空間内に流れ込ん
でそのまま硬化するため、枝管ライニング材の鍔と本管
ライニング材とが強固に接合一体化され、両者の接合部
からの水の浸入が確実に防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る枝管ライニング材の断面図であ
る。
【図2】本発明の別形態に係る枝管ライニング材の断面
図である。
【図3】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図4】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図5】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図6】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図7】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図8】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図9】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図で
ある。
【図10】図9のA部拡大詳細図である。
【図11】本発明に係る管ライニング工法を示す断面図
である。
【図12】従来の管ライニング工法を示す断面図であ
る。
【図13】従来の管ライニング工法を示す断面図であ
る。
【図14】従来の管ライニング工法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 枝管ライニング材 3 管状樹脂吸着材 3a 押し広げ部 4,5 鍔形成部材 4a 凸部 5a 本管ライニング材板厚減少部 5b 樹脂充填孔 6 鍔 7 ボルト 8 ナット 9 引き千切りチューブ 10 バリヤーライナー(スタートライナー) 11 パッヒキン材 20 本管 21 枝管 33 本管ライニング材 S 樹脂移動空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:08 B29L 23:00 (72)発明者 神山 隆夫 神奈川県平塚市代官町31番27号株式会社湘 南合成樹脂製作所内 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有限 会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2−12−4株式会社ゲ ット内 (72)発明者 青木 啓之 埼玉県所沢市林1丁目194番地の4株式会 社オール内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未硬化の硬化性樹脂を含浸した管状樹脂
    吸着材の一端を外側へ折り返してその端縁を押し広げ、
    その押し広げ部を別部材から成る少なくとも2枚の鍔形
    成部材でサンドイッチ状に挟み込んで管状樹脂吸着材の
    一端に鍔を形成して成ることを特徴とする枝管ライニン
    グ材。
  2. 【請求項2】 前記鍔形成部材を本管の内周面に沿う円
    弧曲面状に成形したことを特徴とする請求項1記載の枝
    管ライニング材。
  3. 【請求項3】 前記鍔形成部材を金属又はプラスチック
    で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の枝管
    ライニング材。
  4. 【請求項4】 前記複数の鍔形成部材をボルトとナット
    で結合一体化したことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の枝管ライニング材。
  5. 【請求項5】 前記鍔形成部材に樹脂充填孔を形成した
    ことを特徴とする請求項1〜3又は4記載の枝管ライニ
    ング材。
  6. 【請求項6】 前記鍔形成部材に樹脂移動空間を形成し
    たことを特徴とする請求項1〜4又は5記載の枝管ライ
    ニング材。
  7. 【請求項7】 前記管状樹脂吸着材の一端に形成された
    押し広げ部を前記鍔形成部材で気密的に挟み込んだこと
    を特徴とする請求項1記載の枝管ライニング材。
  8. 【請求項8】 前記管状樹脂吸着材の一端に形成された
    押し広げ部に粗面加工を施したことを特徴とする請求項
    1記載の枝管ライニング材。
  9. 【請求項9】 前記鍔形成部材の内周部に前記管状樹脂
    吸着材に沿う円筒状の凸部を形成し、該凸部の外径を枝
    管の内径よりも小さく設定したことを特徴とする請求項
    1記載の枝管ライニング材。
  10. 【請求項10】 前記鍔形成部材の内周部に前記管状樹
    脂吸着材に沿う本管ライニング材板厚減少部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の枝管ライニング材。
  11. 【請求項11】 前記管状樹脂吸着材と鍔形成部材との
    間に引き千切りチューブ、バリヤーライナー、スタート
    ライナー又はパッキン材を挟み込んだことを特徴とする
    請求項1記載の枝管ライニング材。
  12. 【請求項12】 前記管状樹脂吸着材を多層構造とする
    とともに、その内外面に気密性の高いプラスチックフィ
    ルムを熱溶着したことを特徴とする請求項1記載の枝管
    ライニング材。
  13. 【請求項13】 未硬化の硬化性樹脂を含浸した管状樹
    脂吸着材の一端を外側へ折り返してその端縁を押し広
    げ、その押し広げ部を別部材から成る少なくとも2枚の
    鍔形成部材でサンドイッチ状に挟み込んで管状樹脂吸着
    材の一端に鍔を形成して成る枝管ライニング材をその鍔
    部を本管の枝管開口部周縁に押圧した状態で流体圧によ
    って枝管内に本管側から地上に向かって反転挿入し、枝
    管ライニング材を枝管の内周壁に押圧したまま該枝管ラ
    イニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させて枝管の
    ライニングを行った後、外周面を気密性の高いフィルム
    で被覆された管状樹脂吸着材に未硬化の硬化性樹脂を含
    浸して成る本管ライニング材を流体圧によって本管内に
    反転挿入し、該本管ライニング材を本管の内周壁に押圧
    したまま該本管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を
    硬化させて本管のライニングを行うことを特徴とする管
    ライニング工法。
  14. 【請求項14】 前記枝管ライニング材の鍔形成部材に
    樹脂充填孔と樹脂移動空間を形成し、前記本管ライニン
    グ材を本管の内周壁に押圧した状態で該枝管ライニング
    材から流出した硬化性樹脂を枝管ライニング材の鍔形成
    部材に形成された前記樹脂充填孔を経て樹脂移動空間に
    充填してこれを硬化させることを特徴とする請求項13
    記載の管ライニング工法。
  15. 【請求項15】 前記枝管ライニング材の鍔形成部材の
    内周部に本管ライニング材板厚減少部を形成し、本管ラ
    イニング材のライニングが終了した後、本管ライニング
    材の前記枝管ライニング材の本管ライニング材板厚減少
    部によって囲まれた部分に衝撃を加えて該部分を切除す
    ることを特徴とする請求項13記載の管ライニング工
    法。
JP9272672A 1997-10-06 1997-10-06 枝管ライニング材及び管ライニング工法 Ceased JPH11105136A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9272672A JPH11105136A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 枝管ライニング材及び管ライニング工法
US09/165,277 US5971031A (en) 1997-10-06 1998-10-02 Branch pipe liner bag and pipe lining method
AU87920/98A AU733557B2 (en) 1997-10-06 1998-10-02 Branch pipe liner bag and pipe lining method
CA002249632A CA2249632A1 (en) 1997-10-06 1998-10-05 Branch pipe liner bag and pipe lining method
TW087116545A TW382051B (en) 1997-10-06 1998-10-06 Liner material of branch pipes and manufacturing method for pipe liner
DK98308135T DK0908661T3 (da) 1997-10-06 1998-10-06 Foringspose til forgreningsrør og fremgangsmåde til foring af rør
DE69815984T DE69815984T2 (de) 1997-10-06 1998-10-06 Auskleidung eines Abzweigrohres und Auskleidungsverfahren
EP98308135A EP0908661B1 (en) 1997-10-06 1998-10-06 Branch pipe liner bag and pipe lining method
KR1019980041812A KR100540897B1 (ko) 1997-10-06 1998-10-07 지관라이닝재및관라이닝공법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9272672A JPH11105136A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 枝管ライニング材及び管ライニング工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11105136A true JPH11105136A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17517191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9272672A Ceased JPH11105136A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 枝管ライニング材及び管ライニング工法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5971031A (ja)
EP (1) EP0908661B1 (ja)
JP (1) JPH11105136A (ja)
KR (1) KR100540897B1 (ja)
AU (1) AU733557B2 (ja)
CA (1) CA2249632A1 (ja)
DE (1) DE69815984T2 (ja)
DK (1) DK0908661T3 (ja)
TW (1) TW382051B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3971013B2 (ja) * 1998-02-27 2007-09-05 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
JP3839597B2 (ja) * 1998-10-26 2006-11-01 株式会社湘南合成樹脂製作所 管ライニング工法
JP3839605B2 (ja) * 1998-12-22 2006-11-01 株式会社湘南合成樹脂製作所 マンホール用ライニング材
US6540439B2 (en) * 2000-06-27 2003-04-01 Terre Hill Silo Company Junction seal between a liner of an underground structure and a penetrating pipe
GB0100876D0 (en) * 2001-01-12 2001-02-21 Lattice Intellectual Property Lining Pipes
US20040020544A1 (en) * 2002-04-05 2004-02-05 Takao Kamiyama Pressure bag and method of lining branch pipe
US7670086B2 (en) * 2005-11-23 2010-03-02 Lmk Enterprises, Inc. Method of repairing a manhole chimney using a stretchable sleeve
JP2007283572A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 管ライニング工法
US7503349B2 (en) * 2007-01-12 2009-03-17 Shonan Gosei-Jushi Seisakusho K.K. Lateral pipe lining material and lateral pipe lining method using same
US7975726B2 (en) * 2007-08-27 2011-07-12 Lmk Enterprises, Inc. Device and method for repairing pipe
GB2467242B (en) * 2007-10-29 2011-07-27 Shell Int Research Method of radially expanding a tubular element
CA2710802C (en) * 2008-01-04 2016-05-31 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Method of drilling a wellbore
US8465690B1 (en) * 2010-07-01 2013-06-18 John Heisler Fluid inversion liner apparatus
WO2012016323A1 (en) * 2010-08-05 2012-02-09 Liqui-Force Sewer Services, Inc. Lateral liner launcher device and method of installation
US9945505B2 (en) * 2015-05-15 2018-04-17 Lmk Technologies, Llc Method and apparatus for repairing a pipe using a transition tube
US11326732B2 (en) 2017-04-12 2022-05-10 improved Infrastructure Solutions, LLC Underground pipe repair device with detectable annular body and related systems and methods
US10309575B2 (en) 2017-04-12 2019-06-04 Inner Cure Technologies Underground pipe repair device with radial annular spacers and related systems and methods
US9933105B1 (en) 2017-04-12 2018-04-03 InnerCure Technologies, LLC Underground pipe repair device with radial stepped annular spacer and related systems and methods
US10514125B1 (en) 2017-04-12 2019-12-24 InnerCure Technologies, LLC Underground pipe repair device with retention device and related systems and methods

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3968552A (en) * 1974-10-24 1976-07-13 Hunter John J Method and apparatus for forming plastic lined junction in lined pipe
US4077610A (en) * 1976-01-06 1978-03-07 Senichi Masuda Method and apparatus for passing an article through an interior of a pipe
US4238264A (en) * 1979-01-15 1980-12-09 The Continental Group, Inc. Aerosol barrier package with a bag adhesively attached to the curl
JP2554411B2 (ja) * 1991-05-31 1996-11-13 株式会社ゲット 枝管ライニング材及びその製造方法
JP2530553B2 (ja) * 1993-03-23 1996-09-04 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
GB9225528D0 (en) * 1992-12-07 1993-01-27 Insituform Group Ltd Improvements relating to the lining of pipelines and passageways
US5451284A (en) * 1992-12-25 1995-09-19 Nippon Kokan Koji Kabushiki Kaisha Self-mobile work vehicle moveable through pipeline and method and apparatus for lining interconnecting branch pipe using the vehicle
JP2530552B2 (ja) * 1993-03-23 1996-09-04 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
JP2528430B2 (ja) 1993-08-31 1996-08-28 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング材の製造方法
JP2528429B2 (ja) * 1993-08-31 1996-08-28 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
JP3238021B2 (ja) * 1993-09-20 2001-12-10 日本鋼管工事株式会社 枝管用ライニング材とその施工方法及びライニング装置
JP2564092B2 (ja) * 1993-09-28 1996-12-18 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
AT403391B (de) * 1994-03-01 1998-01-26 Klug Kanal Leitungs Und Umwelt Verfahren zur herstellung dichter einmündungen von hausanschlussrohren und ähnlichen zuflussrohren in abwasserkanäle
JP2605220B2 (ja) * 1994-07-05 1997-04-30 株式会社湘南合成樹脂製作所 枝管ライニング工法
JP2974132B2 (ja) * 1997-02-04 1999-11-08 株式会社湘南合成樹脂製作所 管ライニング工法
US6202587B1 (en) * 1998-11-16 2001-03-20 Jervis B. Webb International Company Method and apparatus for warning individuals of unsafe zones

Also Published As

Publication number Publication date
EP0908661A3 (en) 2000-01-05
AU8792098A (en) 1999-04-22
TW382051B (en) 2000-02-11
US5971031A (en) 1999-10-26
KR19990036897A (ko) 1999-05-25
KR100540897B1 (ko) 2006-03-28
DK0908661T3 (da) 2003-10-06
EP0908661A2 (en) 1999-04-14
AU733557B2 (en) 2001-05-17
CA2249632A1 (en) 1999-04-06
DE69815984T2 (de) 2004-05-27
DE69815984D1 (de) 2003-08-07
EP0908661B1 (en) 2003-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11105136A (ja) 枝管ライニング材及び管ライニング工法
JP2974132B2 (ja) 管ライニング工法
KR100538438B1 (ko) 지관라이닝재및관라이닝방법
US7311121B2 (en) Lateral pipe lining material and lateral pipe lining method
JPH10278115A (ja) 枝管ライニング材及び管ライニング工法
EP0978681B1 (en) Branch pipe liner bag and pipe lining method
JP3839597B2 (ja) 管ライニング工法
KR100488670B1 (ko) 지관라이닝재및관라이닝공법
JPH11245302A (ja) 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法
JP2000037777A (ja) 枝管ライニング材、枝管ライニング工法及び管ライニング工法
JP2000037776A (ja) 鍔部材、枝管ライニング材の製造方法と枝管及び管ライニング工法
JP2644437B2 (ja) 枝管ライニング工法
KR19990013994A (ko) 지관개구부 표적용 지그 및 관라이닝공법
JP2000062026A (ja) 鍔形成部材、枝管ライニング材、枝管ライニング工法及び管ライニング工法
EP0911568B1 (en) A branch pipe lining assembly and a pipe lining method
JPH11240071A (ja) 枝管ライニング材及び管ライニング工法
JP2000018466A (ja) 鍔付枝管とその取付構造及び管ライニング工法
JPH1177829A (ja) 枝管開口部目印用治具及び管ライニング工法
JPH0880566A (ja) 埋設パイプ内面のライニング工法
JP2006159757A (ja) 枝管ライニング材及び枝管のライニング方法
JPH0957852A (ja) 枝管用鍔付スタートライナー及び管ライニング工法
JPH10202745A (ja) 枝管ライニング材及び管ライニング工法
JPH0617069B2 (ja) 埋設管枝管部内面の硬質チューブライニング工法
JPH11207820A (ja) 枝管ライニング材及び枝管ライニング工法
AU4753302A (en) Pipe lining method

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20070123