JPH0880566A - 埋設パイプ内面のライニング工法 - Google Patents
埋設パイプ内面のライニング工法Info
- Publication number
- JPH0880566A JPH0880566A JP21747894A JP21747894A JPH0880566A JP H0880566 A JPH0880566 A JP H0880566A JP 21747894 A JP21747894 A JP 21747894A JP 21747894 A JP21747894 A JP 21747894A JP H0880566 A JPH0880566 A JP H0880566A
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- Japan
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- resin
- molding machine
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 地中に埋設したパイプ１内側に、樹脂押出し
用の成形機４を挿入し、この成形機４からパイプ１の管
壁内面に拡大するように円管状に樹脂Ａを押出し成形し
つつ、成形機４を樹脂Ａの押出し方向と逆方向に移動さ
せ、同時に円管状に押出し成形された樹脂Ａを円管内側
より加圧することにより、パイプ１内面に樹脂をライニ
ングする。地中に埋設したパイプ１内側に、樹脂押出し
用の成形機４を挿入し、この成形機４からパイプ１の管
壁内面に拡大するようにマンドレル１６に沿わせて円管
状に樹脂Ａを押出し成形しつつ、成形機４を樹脂Ａの押
出し方向と逆方向に移動させることにより、パイプ１内
面に樹脂をライニングする。 【効果】 ライニング樹脂層の肉厚化や管路の屈曲部へ
柔軟に対応でき、簡便な工程・手順により、低コストで
水道管などの既設埋設管を補修できる。
用の成形機４を挿入し、この成形機４からパイプ１の管
壁内面に拡大するように円管状に樹脂Ａを押出し成形し
つつ、成形機４を樹脂Ａの押出し方向と逆方向に移動さ
せ、同時に円管状に押出し成形された樹脂Ａを円管内側
より加圧することにより、パイプ１内面に樹脂をライニ
ングする。地中に埋設したパイプ１内側に、樹脂押出し
用の成形機４を挿入し、この成形機４からパイプ１の管
壁内面に拡大するようにマンドレル１６に沿わせて円管
状に樹脂Ａを押出し成形しつつ、成形機４を樹脂Ａの押
出し方向と逆方向に移動させることにより、パイプ１内
面に樹脂をライニングする。 【効果】 ライニング樹脂層の肉厚化や管路の屈曲部へ
柔軟に対応でき、簡便な工程・手順により、低コストで
水道管などの既設埋設管を補修できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、埋設された水道管、
ガス管などのパイプ内面に樹脂をライニングする、埋設
パイプ内面のライニング工法に関する。
ガス管などのパイプ内面に樹脂をライニングする、埋設
パイプ内面のライニング工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、老朽化した下水道管、上水道管、
ガス管などを補修する手段として、パイプ内面に樹脂を
ライニングする工法が提案されている。その工法として
は、例えば、特公平６−１７０６８号公報に記載の工
法、ＩＮＳ工法、パイプリバース工法、ＥＸ工法などが
挙げられる。
ガス管などを補修する手段として、パイプ内面に樹脂を
ライニングする工法が提案されている。その工法として
は、例えば、特公平６−１７０６８号公報に記載の工
法、ＩＮＳ工法、パイプリバース工法、ＥＸ工法などが
挙げられる。
【０００３】特公平６−１７０６８号公報に記載の工法
は、プラスチック管を施行現場に設置した押出し成形機
により円管状に押出し成形しつつ、円管状から扁平管状
に加工しながら管路内に引込み、かつプラスチック管内
にスチーム等の加熱流体を噴入してプラスチック管の全
長を加熱軟化状態に保持するものである。
は、プラスチック管を施行現場に設置した押出し成形機
により円管状に押出し成形しつつ、円管状から扁平管状
に加工しながら管路内に引込み、かつプラスチック管内
にスチーム等の加熱流体を噴入してプラスチック管の全
長を加熱軟化状態に保持するものである。
【０００４】ＥＸ工法は、ＰＶＣをベースとした硬質プ
ラスチックからなるパイプをワイヤーを用いて既設管内
に挿入した後、挿入パイプの内側に蒸気及び空気を吹き
込むことにより、既設管内面の形状通りにパイプを密着
させる工法である。ＩＮＳ工法は、熱硬化性樹脂を含浸
したライナーを水圧によって管渠内に反転挿入し、最後
に管内の水をボイラーで加熱してライナーを硬化させ、
管渠内に新しい管渠を作製する工法である。また、パイ
プリバース工法は、定尺のポリエチレン管を溶着した
後、既設管内に引込み、既設管とポリエチレン管との間
にミルク状セメントを圧入する工法である。
ラスチックからなるパイプをワイヤーを用いて既設管内
に挿入した後、挿入パイプの内側に蒸気及び空気を吹き
込むことにより、既設管内面の形状通りにパイプを密着
させる工法である。ＩＮＳ工法は、熱硬化性樹脂を含浸
したライナーを水圧によって管渠内に反転挿入し、最後
に管内の水をボイラーで加熱してライナーを硬化させ、
管渠内に新しい管渠を作製する工法である。また、パイ
プリバース工法は、定尺のポリエチレン管を溶着した
後、既設管内に引込み、既設管とポリエチレン管との間
にミルク状セメントを圧入する工法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
６−１７０６８号公報に記載の工法では、管路内に引込
む前に円管状から扁平管状に加工する必要があり、また
プラスチック管の全長を加熱軟化状態に保持し、再度円
管状に復元することが必要で、工程が煩雑でしかもコス
トがかさむという問題がある。又、管の肉厚化にも制約
があった。また、ＥＸ工法及びＩＮＳ工法も、上記と同
様の欠点があり、パイプリバース工法においても、工程
・手順が煩雑でコストがかかるという問題がある。従っ
て、パイプへのライニング樹脂層の肉厚化やパイプ屈曲
部に柔軟に対応でき、より簡便で安価に施工できる工法
が要請されている。
６−１７０６８号公報に記載の工法では、管路内に引込
む前に円管状から扁平管状に加工する必要があり、また
プラスチック管の全長を加熱軟化状態に保持し、再度円
管状に復元することが必要で、工程が煩雑でしかもコス
トがかさむという問題がある。又、管の肉厚化にも制約
があった。また、ＥＸ工法及びＩＮＳ工法も、上記と同
様の欠点があり、パイプリバース工法においても、工程
・手順が煩雑でコストがかかるという問題がある。従っ
て、パイプへのライニング樹脂層の肉厚化やパイプ屈曲
部に柔軟に対応でき、より簡便で安価に施工できる工法
が要請されている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】従って、本発明はこれら
従来の工法の問題を解決し得る、即ちライニング樹脂層
の肉厚化やパイプ屈曲部に柔軟に対応でき、より簡便で
安価に施工できる埋設パイプ内面のライニング工法を提
供することを目的とする。即ち、本発明によれば、地中
に埋設したパイプ内側に、樹脂押出し用の成形機を挿入
し、該成形機から該パイプの管壁内面に拡大するように
円管状に樹脂を押出し成形しつつ、該成形機を樹脂の押
出し方向と逆方向に移動させ、かつ前記円管状に押出し
成形された樹脂を円管内側より加圧することにより、パ
イプ内面に樹脂をライニングする埋設パイプ内面のライ
ニング工法（第一工法）、が提供される。
従来の工法の問題を解決し得る、即ちライニング樹脂層
の肉厚化やパイプ屈曲部に柔軟に対応でき、より簡便で
安価に施工できる埋設パイプ内面のライニング工法を提
供することを目的とする。即ち、本発明によれば、地中
に埋設したパイプ内側に、樹脂押出し用の成形機を挿入
し、該成形機から該パイプの管壁内面に拡大するように
円管状に樹脂を押出し成形しつつ、該成形機を樹脂の押
出し方向と逆方向に移動させ、かつ前記円管状に押出し
成形された樹脂を円管内側より加圧することにより、パ
イプ内面に樹脂をライニングする埋設パイプ内面のライ
ニング工法（第一工法）、が提供される。
【０００７】また本発明によれば、地中に埋設したパイ
プ内側に、樹脂押出し用の成形機を挿入し、該成形機か
ら該パイプの管壁内面に拡大するようにマンドレルに沿
わせて円管状に樹脂を押出し成形しつつ、該成形機を樹
脂の押出し方向と逆方向に移動させることにより、パイ
プ内面に樹脂をライニングする埋設パイプ内面のライニ
ング工法（第二工法）、が提供される。なお、本発明の
第一工法では、パイプ内面に樹脂をライニングし、かつ
冷却水の噴霧を行なって樹脂の冷却を促進することが好
ましい。また、本発明（第一工法及び第二工法）の成形
機としては、ギヤポンプとダイスから構成されるもの、
あるいは押出機、ギヤポンプ及びダイスから構成される
ものが好ましい。成形機がギヤポンプとダイスから構成
される場合、押出機は地上に設置される。
プ内側に、樹脂押出し用の成形機を挿入し、該成形機か
ら該パイプの管壁内面に拡大するようにマンドレルに沿
わせて円管状に樹脂を押出し成形しつつ、該成形機を樹
脂の押出し方向と逆方向に移動させることにより、パイ
プ内面に樹脂をライニングする埋設パイプ内面のライニ
ング工法（第二工法）、が提供される。なお、本発明の
第一工法では、パイプ内面に樹脂をライニングし、かつ
冷却水の噴霧を行なって樹脂の冷却を促進することが好
ましい。また、本発明（第一工法及び第二工法）の成形
機としては、ギヤポンプとダイスから構成されるもの、
あるいは押出機、ギヤポンプ及びダイスから構成される
ものが好ましい。成形機がギヤポンプとダイスから構成
される場合、押出機は地上に設置される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。図１は、本発明の工法の一実施例を
概略的に示す説明図である。まず、本発明の工法を実施
するに当っては、埋設パイプ１内の滞留物を高圧ジェッ
ト等により、取り除く。
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。図１は、本発明の工法の一実施例を
概略的に示す説明図である。まず、本発明の工法を実施
するに当っては、埋設パイプ１内の滞留物を高圧ジェッ
ト等により、取り除く。
【０００９】次いで、埋設パイプ１内に、例えば、ギヤ
ポンプ２およびダイス３からなる成形機４を挿入する。
ここで、成形機４は埋設パイプ１内を移動可能なよう
に、キャスター５が付設されている。また、ギヤポンプ
は回転ポンプの一種であり、同形の２個の歯車（回転
子）の噛み合いによって送液するポンプで、液が逆流し
ない構造であり、軽量、構造が簡単であるという特徴を
有するものである。ダイス３は、図２の断面図に示すよ
うに、樹脂等の導入ノズル部６と、埋設パイプ１の管壁
内面側に拡大するように円管状に樹脂を押出すためのダ
イス本体７、及び押出しスリット９とから成る。図２に
おいて、１１は樹脂Ａの流路を示しており、流路１１は
導入ノズル部６において円管状に拡開され、ダイス本体
７ではさらに円管の径が大きくなるように（埋設パイプ
１の管壁内面側に拡大するように）形成されている。
ポンプ２およびダイス３からなる成形機４を挿入する。
ここで、成形機４は埋設パイプ１内を移動可能なよう
に、キャスター５が付設されている。また、ギヤポンプ
は回転ポンプの一種であり、同形の２個の歯車（回転
子）の噛み合いによって送液するポンプで、液が逆流し
ない構造であり、軽量、構造が簡単であるという特徴を
有するものである。ダイス３は、図２の断面図に示すよ
うに、樹脂等の導入ノズル部６と、埋設パイプ１の管壁
内面側に拡大するように円管状に樹脂を押出すためのダ
イス本体７、及び押出しスリット９とから成る。図２に
おいて、１１は樹脂Ａの流路を示しており、流路１１は
導入ノズル部６において円管状に拡開され、ダイス本体
７ではさらに円管の径が大きくなるように（埋設パイプ
１の管壁内面側に拡大するように）形成されている。
【００１０】次に、ギヤポンプ２を稼働して、図示しな
い押出機から溶融状態の樹脂Ａを可撓性パイプ８を介し
て輸送し、次いで、ダイス３の導入ノズル部６に送入す
る。導入ノズル６に送り込まれた樹脂Ａは、ダイス３の
ダイス本体７に送入されるに従って、埋設パイプ１の管
壁内面側に拡大するように円管状に拡大され、押出しス
リット９から埋設パイプ１内に押出される。ここで、埋
設パイプ１の入口付近（樹脂ライニングの最初の部分）
に押出された樹脂Ａは、まず手作業等により円管状に広
げて埋設パイプ１の管壁にライニングできる状態とし、
図３に示すように、その末端部にコンプレッサー、窒素
ボンベ等の加圧装置を接続する。図３はライニング樹脂
Ａの末端部近傍を示す説明図で、ライニング樹脂Ａの末
端部１２は、ガス導入管１４にこれを包囲する状態で止
め具１３にて挟着される。ガス導入管１４はコンプレッ
サー等の加圧装置に接続されており、圧力調節弁１５に
よりガス圧力が調節されてライニング樹脂Ａの内面側を
加圧する。
い押出機から溶融状態の樹脂Ａを可撓性パイプ８を介し
て輸送し、次いで、ダイス３の導入ノズル部６に送入す
る。導入ノズル６に送り込まれた樹脂Ａは、ダイス３の
ダイス本体７に送入されるに従って、埋設パイプ１の管
壁内面側に拡大するように円管状に拡大され、押出しス
リット９から埋設パイプ１内に押出される。ここで、埋
設パイプ１の入口付近（樹脂ライニングの最初の部分）
に押出された樹脂Ａは、まず手作業等により円管状に広
げて埋設パイプ１の管壁にライニングできる状態とし、
図３に示すように、その末端部にコンプレッサー、窒素
ボンベ等の加圧装置を接続する。図３はライニング樹脂
Ａの末端部近傍を示す説明図で、ライニング樹脂Ａの末
端部１２は、ガス導入管１４にこれを包囲する状態で止
め具１３にて挟着される。ガス導入管１４はコンプレッ
サー等の加圧装置に接続されており、圧力調節弁１５に
よりガス圧力が調節されてライニング樹脂Ａの内面側を
加圧する。
【００１１】次いで、ギヤポンプ２とダイス３からなる
成形機４は、樹脂Ａの押出し方向とは逆方向（図１では
左方向）に移動しながら、樹脂Ａをダイス３から埋設パ
イプ１内に押出し成形していく。ここで、樹脂Ａをダイ
ス３から既設埋設パイプ１の管壁内面側に拡大する円管
状に押出し成形した後、当該樹脂Ａを円管内面側より空
気などによって加圧することにより、埋設パイプ１の管
壁内面に樹脂Ａをライニングする。そして、樹脂Ａの埋
設パイプ１の管壁内面へのライニングが完了した後、樹
脂Ａが冷却固化して埋設パイプ１の管壁内面へ密着固定
するまで、円管状の樹脂Ａの内面側から加圧しながら、
好ましくはダイス３の押出しスリット９側に設けた噴霧
ノズル１０より冷却水等の噴霧を行なって樹脂Ａの冷却
を促進する。
成形機４は、樹脂Ａの押出し方向とは逆方向（図１では
左方向）に移動しながら、樹脂Ａをダイス３から埋設パ
イプ１内に押出し成形していく。ここで、樹脂Ａをダイ
ス３から既設埋設パイプ１の管壁内面側に拡大する円管
状に押出し成形した後、当該樹脂Ａを円管内面側より空
気などによって加圧することにより、埋設パイプ１の管
壁内面に樹脂Ａをライニングする。そして、樹脂Ａの埋
設パイプ１の管壁内面へのライニングが完了した後、樹
脂Ａが冷却固化して埋設パイプ１の管壁内面へ密着固定
するまで、円管状の樹脂Ａの内面側から加圧しながら、
好ましくはダイス３の押出しスリット９側に設けた噴霧
ノズル１０より冷却水等の噴霧を行なって樹脂Ａの冷却
を促進する。
【００１２】図４は、本発明の工法の他の実施例を概略
的に示す説明図である。上記の図１に示す実施例では、
ダイス３より円管状に押出し成形された樹脂Ａを円管内
面側から加圧することにより、埋設パイプ１の内面に樹
脂Ａをライニングしているのに対し、図４に示す実施例
においては、マンドレル１６を設け、マンドレル１６に
沿わせて円管状に樹脂Ａを押出すことにより、埋設パイ
プ１の内面に樹脂Ａをライニングするものである。その
他の構成は、図１および図３と同様である。また、マン
ドレル１６の内側部に、冷却水を流通させる等の冷却機
構を内蔵させて、ライニング樹脂Ａの冷却を促進するこ
とが好ましい。
的に示す説明図である。上記の図１に示す実施例では、
ダイス３より円管状に押出し成形された樹脂Ａを円管内
面側から加圧することにより、埋設パイプ１の内面に樹
脂Ａをライニングしているのに対し、図４に示す実施例
においては、マンドレル１６を設け、マンドレル１６に
沿わせて円管状に樹脂Ａを押出すことにより、埋設パイ
プ１の内面に樹脂Ａをライニングするものである。その
他の構成は、図１および図３と同様である。また、マン
ドレル１６の内側部に、冷却水を流通させる等の冷却機
構を内蔵させて、ライニング樹脂Ａの冷却を促進するこ
とが好ましい。
【００１３】本発明では、以上の工程を行ないながら、
埋設パイプ１の管壁内面への樹脂ライニングを実施す
る。本発明の工法の対象となる埋設パイプ１としては、
特に制限はないが、例えば、鋳鉄管から作製されている
下水道管、上水道管、ガス管などを挙げることができ
る。本発明でライニング用として使用する樹脂Ａとして
も特にその種類に制限はないが、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が、加熱に
より溶融し、冷却により固化するため、好ましい。
埋設パイプ１の管壁内面への樹脂ライニングを実施す
る。本発明の工法の対象となる埋設パイプ１としては、
特に制限はないが、例えば、鋳鉄管から作製されている
下水道管、上水道管、ガス管などを挙げることができ
る。本発明でライニング用として使用する樹脂Ａとして
も特にその種類に制限はないが、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が、加熱に
より溶融し、冷却により固化するため、好ましい。
【００１４】また、ダイス３から円管状に押出された樹
脂Ａは、その内面側よりコンプレッサー等の加圧装置か
ら送られる空気などによって加圧され、埋設パイプ１の
管壁に押し付けられてライニングされる。この場合の加
圧力としては、微加圧であればよく、例えば、０．００
０１〜０．１ｋｇ／ｃｍ2 （ゲージ圧）程度で十分であ
る。さらに、パイプ内面の樹脂ライニングに冷却水の噴
霧を行なう手段としては、例えば、ダイス３内に冷却水
用の流路１７と、ダイス３の押出しスリット９側の中心
部に水噴霧用の噴霧ノズル１０を設けること等が挙げら
れる。
脂Ａは、その内面側よりコンプレッサー等の加圧装置か
ら送られる空気などによって加圧され、埋設パイプ１の
管壁に押し付けられてライニングされる。この場合の加
圧力としては、微加圧であればよく、例えば、０．００
０１〜０．１ｋｇ／ｃｍ2 （ゲージ圧）程度で十分であ
る。さらに、パイプ内面の樹脂ライニングに冷却水の噴
霧を行なう手段としては、例えば、ダイス３内に冷却水
用の流路１７と、ダイス３の押出しスリット９側の中心
部に水噴霧用の噴霧ノズル１０を設けること等が挙げら
れる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の工法によ
れば、小型・軽量の成形機を直接パイプ内に挿入し、パ
イプ内でライニング用樹脂を押出し成形するため、ライ
ニング樹脂層の肉厚化や管路の屈曲部へも柔軟に対応で
き、しかも、簡便な工程・手順により、低コストで水道
管などの既設埋設管を補修することができる。
れば、小型・軽量の成形機を直接パイプ内に挿入し、パ
イプ内でライニング用樹脂を押出し成形するため、ライ
ニング樹脂層の肉厚化や管路の屈曲部へも柔軟に対応で
き、しかも、簡便な工程・手順により、低コストで水道
管などの既設埋設管を補修することができる。
【図１】本発明の工法の一実施例を概略的に示す説明図
である。
である。
【図２】ダイスの一例を示す断面図である。
【図３】ライニング樹脂Ａの末端部近傍を示す説明図で
ある。
ある。
【図４】本発明の工法の他の実施例を概略的に示す説明
図である。
図である。
１…埋設パイプ、２…ギヤポンプ、３…ダイス、４…成
形機、５…キャスター、６…導入ノズル部、７…ダイス
本体、８…可撓性パイプ、９…押出しスリット、１０…
噴霧ノズル、１１…樹脂の流路、１２…ライニング樹脂
の末端部、１３…止め具、１４…ガス導入管、１５…圧
力調節弁、１６…マンドレル、１７…冷却水用の流路、
Ａ…樹脂又はライニング樹脂。
形機、５…キャスター、６…導入ノズル部、７…ダイス
本体、８…可撓性パイプ、９…押出しスリット、１０…
噴霧ノズル、１１…樹脂の流路、１２…ライニング樹脂
の末端部、１３…止め具、１４…ガス導入管、１５…圧
力調節弁、１６…マンドレル、１７…冷却水用の流路、
Ａ…樹脂又はライニング樹脂。
Claims (5)
- 【請求項１】 地中に埋設したパイプ内側に、樹脂押出
し用の成形機を挿入し、該成形機から該パイプの管壁内
面に拡大するように円管状に樹脂を押出し成形しつつ、
該成形機を樹脂の押出し方向と逆方向に移動させ、かつ
前記円管状に押出し成形された樹脂を円管内側より加圧
することにより、パイプ内面に樹脂をライニングする埋
設パイプ内面のライニング工法。 - 【請求項２】 パイプ内面に樹脂をライニングし、同時
に冷却水の噴霧を行なって樹脂の冷却を促進する請求項
１記載のライニング工法。 - 【請求項３】 地中に埋設したパイプ内側に、樹脂押出
し用の成形機を挿入し、該成形機から該パイプの管壁内
面に拡大するようにマンドレルに沿わせて円管状に樹脂
を押出し成形しつつ、該成形機を樹脂の押出し方向と逆
方向に移動させることにより、パイプ内面に樹脂をライ
ニングする埋設パイプ内面のライニング工法。 - 【請求項４】 成形機が、ギヤポンプとダイスから構成
される請求項１〜３のいずれかに記載のライニング工
法。 - 【請求項５】 成形機が、押出機、ギヤポンプ及びダイ
スから構成される請求項１〜３のいずれかに記載のライ
ニング工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21747894A JPH0880566A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 埋設パイプ内面のライニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21747894A JPH0880566A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 埋設パイプ内面のライニング工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880566A true JPH0880566A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16704867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21747894A Withdrawn JPH0880566A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 埋設パイプ内面のライニング工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880566A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015123104A1 (en) * | 2014-02-12 | 2015-08-20 | Baker Hughes Incorporated | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
| JP2019529197A (ja) * | 2016-09-27 | 2019-10-17 | アクアライナー・リミテッドＡｑｕａｌｉｎｅｒ Ｌｉｍｉｔｅｄ | ダクトをライニングするためのシステムに用いられるピグ |
| US11148327B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-10-19 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method for forming a mud motor stator |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21747894A patent/JPH0880566A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015123104A1 (en) * | 2014-02-12 | 2015-08-20 | Baker Hughes Incorporated | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
| US9610611B2 (en) | 2014-02-12 | 2017-04-04 | Baker Hughes Incorporated | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
| US10413936B2 (en) * | 2014-02-12 | 2019-09-17 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
| US11198152B2 (en) | 2014-02-12 | 2021-12-14 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
| JP2019529197A (ja) * | 2016-09-27 | 2019-10-17 | アクアライナー・リミテッドＡｑｕａｌｉｎｅｒ Ｌｉｍｉｔｅｄ | ダクトをライニングするためのシステムに用いられるピグ |
| US11148327B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-10-19 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method for forming a mud motor stator |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |