JPH11242924A - 接点開閉機器の消弧装置 - Google Patents

接点開閉機器の消弧装置

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JPH11242924A
JPH11242924A JP10045493A JP4549398A JPH11242924A JP H11242924 A JPH11242924 A JP H11242924A JP 10045493 A JP10045493 A JP 10045493A JP 4549398 A JP4549398 A JP 4549398A JP H11242924 A JPH11242924 A JP H11242924A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消弧用グリッド板の形状は簡素なままで、ス
ペーサ等を介在させず消弧用グリッド板を的確に固定し
て組立費用が安価な消弧装置を得ること。 【解決手段】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板7
と、接点開閉装置および消弧用グリッド板7を覆うアー
クボックス6およびアークカバー20とを有する接点開
閉機器の消弧装置において、弾性を備えた樹脂により構
成されたアークカバー20に消弧用グリッド板7の配列
方向に延在する薄板リブ20aを設け、アークボックス
6とアークカバー20との結合により薄板リブ20aを
消弧用グリッド板7の端面に押し付けることにより消弧
用グリッド板7を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接点開閉機器の
消弧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12、図13は、従来における接点開
閉機器の消弧装置を示している。接点開閉機器は、両端
に接点1を有し導電体のバーからなる可動接触子2と、
可動接触子2の接点1と対向する接点3を有する固定接
触子4と、可動接触子2を支持して電磁石装置の動きを
可動接触子2に伝えることで接点の開閉を行うクロスバ
ー5と、可動接触子2、固定接触子4およびクロスバー
5からなる接点開閉機構部を覆って各極の導電部間の絶
縁を行う耐熱性樹脂製のアークボックス6とを有してい
る。
【0003】さらに、アークボックス6の内側面に形成
された複数個の縦凹溝6aにそれぞれ嵌め込まれ可動接
触子2に対して垂直な複数個の消弧用グリッド板7と、
ねじ8によりアークボックス6の上面に固定されアーク
ボックス6と共働して外壁部に開口するガス吹き出し開
口部9を構成するアークカバー10と、アークボックス
6とアークカバー10の歯片10aとの間に挟まれて消
弧用グリッド板7を固定する耐熱性のスペーサ片11
と、アークランナ12とを有している。
【0004】上述の構成による接点開閉機器の消弧装置
では、クロスバー5が復帰した際に可動接触子2と固定
接触子4の接点1、3間で発生したアークを消弧用グリ
ッド板7により駆動し、並列配置の消弧用グリッド板7
の間にアークを分断することによって接点間の電流を遮
断している。その際、アークが熱エネルギにより周囲の
部品を昇華させて発生したガスは消弧用グリッド板7の
間を通り、消弧用グリッド板7上部の空間に抜け、さら
にアークカバー10に沿って進み、ガス吹き出し開口部
9より外部に放出される。
【0005】消弧用グリッド板7の間を抜けたガスは、
外部に広い放熱面を持つアークカバー10にぶつかり、
アークの発生元から比較的遠い空間を進むことにより冷
却され、理想的には外部に損傷を与えない温度まで温度
低下した後、放出されるようにしている。
【0006】また、電磁石の吸引力によりクロスバー5
が投入する際、および復帰する際には激しい衝撃が消弧
用グリッド板7を振動させる。このため縦凹溝6aに挿
入された消弧用グリッド板7はスペーサ片11を介して
固定され、開閉音以外のがたつき音の発生や振動による
摩耗損傷を防いでいる。アークカバー10は、消弧用グ
リッド板7を加圧するようにアークボックス6の上部よ
り蓋をし、消弧用グリッド板7の近くでねじ8によって
締結される。
【0007】開閉時、クロスバー5はアークボックス6
に取り付けられたスリーブ状のガイド部材13と摺動
し、摩耗しやすいアークボックス6との接触は避けるよ
うに構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の接
点開閉機器の消弧装置では、アークボックス6およびア
ークカバー10は耐熱性の熱硬化性樹脂で形成され、ア
ークの熱により消弧用グリッド板7が高温となっても溶
融することがないようにされているが、その反面、これ
らの部品には弾力性がなく、消弧用グリッド板7のがた
つきを止めるため、圧入などの固定方法をとることがで
きない。
【0009】このため、弾力性を有するスペーサ片11
を介在させたり、消弧用グリッド板7を曲げ、あるいは
かしめたりしなければ固定できず、消弧用グリッド板7
の形状が複雑で、組立にかなり費用がかかるという問題
点がある。
【0010】また、ガス吹き出し開口部9からは、配線
くずなど、作業時に発生する異物が進入しやすく、消弧
用グリッド板7の間隔以下の大きさの異物がであれば、
これが可動接触子2や固定接触子4の部分まで進入して
しまい、接触不良や投入不良による電磁石の焼損を発生
するという問題点がある。
【0011】また、上述のような従来における接点開閉
機器の消弧装置では、アークにより発生したガスは消弧
用グリッド板7の間を抜け、そのままガス吹き出し開口
部9から放出されるので、消弧用グリッド板7を大きく
し、十分に冷却できる距離をとらないと、温度が高いガ
スを放出してしまう。
【0012】このことに対して従来における消弧装置で
は、アークボックス6およびアークカバー10は耐熱性
の熱硬化性樹脂で形成されているので、狭い空間におけ
る細かな突起などは成形時の樹脂の流れ性および強度的
な理由から作ることができず、このため消弧装置は消弧
用グリッド板7の大きさに準じて大きくなるという問題
点がある。
【0013】また、上述のような従来における接点開閉
機器の消弧装置では、放出されたガスはガス吹き出し開
口部9から拡散し、隣り合う消弧装置の外では絶縁性を
低下させている。アークの遮断が完全に行われないよう
な異常時には、この部分で相間短絡が発生しやすく、消
弧装置から制御盤までの距離が短い場合には地絡する可
能性があるという問題点がある。
【0014】また、上述のような従来における接点開閉
機器の消弧装置では、電磁接触器の正面となるアークカ
バー10の表面には様々な情報を伝える銘板が取付けら
れるが、熱せられたガスはアークカバー10にも熱を伝
えるので、通常の紙銘板を利用した場合、簡単に剥がれ
る。そこでアークカバー10への直接印刷をとる場合が
多い。しかし、樹脂による成形部品の表面には印刷がし
にくく、また熱により変色しやすいという問題点があ
る。
【0015】また、上述のような従来における接点開閉
機器の消弧装置では、クロスバー5は、アークボックス
6やアークカバー10と同様、耐熱性の樹脂で構成さ
れ、主にガラス繊維で強化する場合が多い。このため、
摺動性が悪く、摩耗を促進するのでガイド部材13を追
加しなければならないという問題点がある。
【0016】この発明は、従来における接点開閉機器の
消弧装置に於ける上述の如き問題点を解消するためにな
されたもので、消弧用グリッド板の形状は簡素なまま
で、スペーサ等を介在させず消弧用グリッド板を的確に
固定して組立費用が安価な消弧装置を得ること、装置内
部への異物の進入を防止した消弧装置を得ること、ガス
の外部放出までの経路をガス冷却しやすい形状とし、消
弧用グリッド板を小さくして小型の消弧装置を得るこ
と、外部遮蔽物を用いずともガスの拡散を防止すること
ができる消弧装置を得ること、アークカバーへの熱の伝
達を抑制して自由な銘板表示が選択できる消弧装置を得
ること、ガイド部材等の追加部品を必要とすることがな
く安価な消弧装置を得ること、をそれぞれ目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による接点開閉機器の消弧装置は、接点
開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすように配置
された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点開閉装置
および前記消弧用グリッド板を覆うアークボックスおよ
びアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧装置にお
いて、弾性を備えた樹脂により構成されたアークカバー
に前記消弧用グリッド板の配列方向に延在する薄板リブ
が構成され、前記アークボックスと前記アークカバーと
の結合により前記薄板リブを前記消弧用グリッド板の端
面に押し付けることにより前記消弧用グリッド板が固定
されるものである。
【0018】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、アークカバーより複数の突起片が垂直に
形成され、並列に配置された消弧用グリッド板間に前記
突起片が挿入されているものである。
【0019】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、前記突起片はアークカバーより互い違いに設けら
れ、前記アークカバーと前記消弧用グリッド板の上部と
の空隙が千鳥状の空間に仕切られているものである。
【0020】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、前記薄板リブの内側面が波形面であるものである。
【0021】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、消弧用グリッド板の端面と対向するアー
クカバーの下底面が波形面であるものである。
【0022】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、前記アークボックスと前記アークカバー
により形成されるガス吹き出し開口部が傾斜開口してお
り、ガス吹き出し開口部より排出されるガスの流れに方
向性を持たせたものである。
【0023】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、消弧装置の1側面に複数個のガス吹き出し開口部が
設けられ、隣り合うガス吹き出し開口部より排出される
ガスが互いに遠ざかる方向に吹き出るよう、前記ガス吹
き出し開口部が傾斜開口しているものである。
【0024】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、消弧装置の1側面に複数個のガス吹き出し開口部が
設けられ、隣り合うガス吹き出し開口部より排出される
ガスが上下に遠ざかる方向に吹き出るよう、前記ガス吹
き出し開口部が上下に傾斜開口しているものである。
【0025】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、消弧用グリッド板の端面に沿った空隙が
アークカバーとアークボックスからなる略垂直の通路と
連通接続されてL形通路が画定され、ガス吹き出し開口
部がL形通路をもってアークボックスの側面に開口して
いるものである。
【0026】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、アークカバーが消弧用グリッド板の配置
部上方に対応する位置に断熱空隙が設けられ、当該アー
クカバーが前記断熱空隙によって二重蓋構造になってい
るものである。
【0027】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリッド板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、接点開閉装置のクロスバーを摺動可能に
支持する筒形ガイド部がアークカバーに一体成形されて
いるものである。
【0028】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
は、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直をなすよ
うに配置された複数個の消弧用グリット板と、前記接点
開閉装置および前記消弧用グリット板を覆うアークボッ
クスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器の消弧
装置において、前記アークボックスと前記アークカバー
により形成されるガス吹き出し開口部を前記アークカバ
ーより櫛歯状に形成された複数の突起片により遮蔽され
るものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明に係る接点開閉機器の消弧装置の実施の形態を詳細
に説明する。なお、以下に説明するこの発明の実施の形
態において上述の従来例と同一構成の部分は、上述の従
来例に付した符号と同一の符号を付して、その説明を省
略する。
【0030】実施の形態1.図1〜図4はこの発明によ
る接点開閉機器の消弧装置の実施の形態1を示してい
る。アークカバー20は、全体を熱可塑性樹脂など、弾
性を備えた樹脂の成型品により構成され、消弧用グリッ
ド板7の配列方向(図1で見て左右方向)に延在して消
弧用グリッド板7の上端面を交差させて押さえる薄板リ
ブ20aと、千鳥配置で垂直に突出して消弧用グリッド
板7の間に隙間なく挿入される突起片20bとを一体成
形されている。アークカバー20は、従来のものと同様
に、ねじ8によってアークボックス6の上面部に取り付
けられ、アークボックス6と共働してガス吹き出し開口
部9を画定している。
【0031】上述のような接点開閉機器の消弧装置で
は、アークカバー20をねじ8によってアークボックス
6の上面部に結合することにより、アークカバー20の
薄板リブ20aを、アークボックス6の縦凹溝6aに挿
入された消弧用グリッド板7に直接押し付け、消弧用グ
リッド板7間に喰い込ませるようにして消弧用グリッド
板7を固定している。アークカバー20は弾力性を兼ね
備えているので、常に消弧用グリッド板7を加圧し、消
弧用グリッド板7の動きを制止することができる。
【0032】また、アークカバー20の突起片20bが
消弧用グリッド板7の間に千鳥状に挿入され、消弧用グ
リッド板7を押さえ付けているので、消弧用グリッド板
7の動きを摩擦力を以て制止をすることができる。ま
た、突起片20bは消弧用グリッド板7の間に挿入され
ているので、緩衝材としても有効に機能する。
【0033】上述のような接点開閉機器の消弧装置で
は、アークにより発生したガスは消弧用グリッド板7の
間を通過し、突起片20bにより個々の空間に分散され
る。消弧用グリッド板7の上部の空間は突起片20bに
より千鳥状に区切られてラビリンス状をなしているの
で、ガスは左右に曲がりながら進むことになる。
【0034】この結果、ガスは、直進する場合に比べて
かなり長い時間、消弧装置内に留まることになる。ガス
はその間に十分冷却され、ガス吹き出し開口部9から外
部に放出される。
【0035】異物がガス吹き出し開口部9より侵入した
場合、異物は突起片20bにより押し留められる。突起
片20bは消弧用グリッド板7に隙間なく挿入されてい
るので、突起片20bの間からでなければ、異物は開閉
装置の方向には侵入できない。
【0036】小さな異物の場合には、この部分を通過で
きるが、段違いとなった突起片20bと消弧用グリッド
板7の関係を乗り越えられず、突起片20bを伝ってガ
スの流れとは反対に千鳥状に進んで行こうとするもの
の、最終的にはガス吹き出し開口部9から外部に排出さ
れる。
【0037】実施の形態2.図5、図6は、この発明に
よる接点開閉機器の消弧装置の実施の形態2を示してい
る。アークカバー30は、全体を熱可塑性樹脂の成型品
により構成され、消弧用グリッド板7の配列方向(図1
で見て左右方向)に延在して消弧用グリッド板7の上端
面を交差させて押さえる薄板リブ30aを有している。
【0038】薄板リブ30aの内側面は消弧用グリッド
板7の配列方向(図5で見て左右方向)、換言すればガ
ス流れ方向に波打った波形面30bに成形され、また消
弧用グリッド板7に上端面と対向する下底面は消弧用グ
リッド板7の配列方向(図5で見て左右方向)、換言す
ればガス流れ方向に波打った波形面30cに成形されて
いる。
【0039】この実施の形態でも、アークカバー30を
ねじ8によってアークボックス6の上面部に結合するこ
とにより、アークカバー30の薄板リブ30aを、アー
クボックス6の縦凹溝6aに挿入された消弧用グリッド
板7に直接押し付け、消弧用グリッド板7間に喰い込ま
せるようにして消弧用グリッド板7を固定している。ア
ークカバー30は弾力性を兼ね備えているので、常に消
弧用グリッド板7を加圧し、消弧用グリッド板7の動き
を制止することができる。
【0040】消弧用グリッド板7の間を通過したガスは
まず波形面30cの厚い頂点部で受け、熱いガスの吹き
付けによる損傷を受けにくくしている。ガスは波形面3
0b、30cに沿って進む際に乱渦を発生する。これに
より、波形面30b、30cに沿った部分以外の消弧用
グリッド板7の上部の空間全体がかき回され、ガスがガ
ス吹き出し開口部9に直接進むことをできなくしてい
る。
【0041】この結果、ガスは、直進する場合に比べて
かなり長い時間、消弧装置内に留まることになる。ガス
はその間に十分冷却され、ガス吹き出し開口部9から外
部に放出される。
【0042】実施の形態3.図7は、この発明による接
点開閉機器の消弧装置の実施の形態3を示している。こ
の実施の形態では、3相の接点開閉機器において、各相
毎に個別に設けられているガス吹き出し開口部40、4
1、42のうち、両側に位置している2相のガス吹き出
し開口部40、42の側壁40a、42aがそれぞれ外
側方に傾斜している。
【0043】すなわち、互いに隣り合うガス吹き出し開
口部より排出されるガスが互いに遠ざかる方向に吹き出
るよう、ガス吹き出し開口部40、42が外側に傾斜開
口しており、ガス吹き出し開口部40、42より外部に
排出されるガスの流れに方向性を持たせている。
【0044】この消弧装置では、内部で発生したガスが
ガス吹き出し開口部40、41、42より外部に排出さ
れる際、両側に位置している2相のガス吹き出し開口部
40、42より排出されるガスは側壁40a、42aの
傾斜方向に沿って流れる。これにより、ガス吹き出し開
口部40、41、42のそれぞれより排出されるガス
は、矢印A、B、Cにより示されているように、互いに
離れる方向へ流れる。
【0045】これにより、消弧装置外部で隣接相のガス
が繋がることがなく、ガスによる相間短絡によって絶縁
を妨げることがない。
【0046】実施の形態4.図8は、この発明による接
点開閉機器の消弧装置の実施の形態4を示している。こ
の実施の形態では、3相の接点開閉機器において、両側
のガス吹き出し開口部40、42の上下両面40b、4
2bが下向きに傾斜し、中央のガス吹き出し開口部41
の上下両面41bが上向きに傾斜している。すなわち、
互いに隣り合うガス吹き出し開口部より排出されるガス
が上下に遠ざかる方向に吹き出るよう、ガス吹き出し開
口部40、41、42が交互に上下に傾斜開口してい
る。
【0047】この消弧装置では、内部で発生したガスが
ガス吹き出し開口部40、41、42より外部に排出さ
れる際、両側に位置している2相のガス吹き出し開口部
40、42より排出されるガスは、矢印A、Cで示され
ているように、上下両面40b、42bの傾斜方向に沿
って下側へ流れ、中央のガス吹き出し開口部41より排
出されるガスは、矢印Bで示されているように、上下両
面41bの傾斜方向に沿って上側へ流れる。
【0048】これにより、ガス吹き出し開口部40、4
1、42のそれぞれより排出されるガスは、矢印A、
B、Cにより示されているように、互いに離れる方向へ
流れることで、消弧装置外部で隣接相のガスが繋がるこ
とが回避され、ガスによる相間短絡によって絶縁を妨げ
ることがない。
【0049】実施の形態5.図9は、この発明による接
点開閉機器の消弧装置の実施の形態5を示している。こ
の実施の形態では、アークボックス6の上部にL形の屈
曲溝6bが形成され、アークカバー20には屈曲溝6b
に嵌り込む側壁20cが形成され、屈曲溝6bと側壁2
0cとによりガス吹き出し開口部25がL形通路をもっ
てアークボックス6の側面に開口している。
【0050】換言すれば、消弧用グリッド板7の上端面
に沿った空隙20dがアークカバー20とアークボック
ス6からなる略垂直の通路(屈曲溝6bと側壁20cに
より画定される通路)と連通接続されてL形通路が画定
され、ガス吹き出し開口部25がL形通路をもってアー
クボックス6の側面に開口している
【0051】この消弧装置では、消弧用グリッド板7の
間を通過したガスは消弧用グリッド板7の上部とアーク
カバー20との間の横長の空間を進み、その後に側壁2
0cによって屈曲溝6bに誘導され、向きを変えてガス
吹き出し開口部25より外部に排出される。
【0052】この結果、ガスは、直進する場合に比べて
かなり長い時間、消弧装置内に留まることになる。ガス
はその間に十分冷却され、ガス吹き出し開口部25から
外部に放出される。
【0053】また、ガスは、ガス吹き出し開口部25よ
り外部に排出される間に、数回向きを変えて流れること
による圧損により勢いを弱められる。これにより、地絡
の虞れがある制御盤等の外部の金属体までガスを運ぶ力
がなくなり、またガスの排出位置が下げられ、接点開閉
機器上部に設置された外部の金属体から離されているこ
とにより、この部分にガスが流れなくなり、金属体によ
る地絡が回避される。
【0054】実施の形態6.図10は、この発明による
接点開閉機器の消弧装置の実施の形態6を示している。
アークカバー50は、比較的摺動性のよい材料により構
成され、アークボックス6の上面に開口している嵌合孔
6cに嵌合してクロスバー5を摺動可能に支持する筒形
ガイド部50aと、消弧用グリッド板7の配置部上方に
対応する位置に設けられた断熱空隙50bとを有し、断
熱空隙50bにより二重蓋構造になっている。なお、筒
形ガイド部50aはアークカバー50と一体成形されて
いる。アークカバー50の上表面50cには銘板51が
貼られている。
【0055】この消弧装置では、アークボックス6とク
ロスバー5とは直接接触して摺動することはなく、比較
的摺動性のよい材料からなるアークカバー50の筒形ガ
イド部50aとクロスバー5との間で摺動が行われる。
組立は嵌合孔6cに筒形ガイド部5を嵌め込むだけです
むので、アークボックス6にアークカバー50をかぶせ
る要領となんら変わることはない。
【0056】また、上述のような消弧装置では、ガスに
より熱せられるアークカバー50が断熱空隙50bによ
り二重蓋構造になっているから、アークカバー50の上
表面50cには熱が伝わり難く、アークカバー50の上
表面50cが高温になることがない。これにより、アー
クカバー50の上表面50cに貼られた銘板51が熱に
より剥がれたり、銘板51の印刷が変色することがな
い。
【0057】実施の形態7.図11は、この発明による
接点開閉機器の消弧装置の実施の形態7を示している。
この実施の形態では、接点開閉機器において、ガス吹き
出し開口部40、41、42の上面より櫛歯状の突起片
40c、41c、42cを形成し、開口部を細隙に分断
している。
【0058】これにより、消弧装置外部からの異物侵入
を櫛歯状の突起片40c、41c、42cで防ぐことが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による接点開閉機器の消弧装置によれば、弾性を備え
た樹脂により構成されたアークカバーに形成された薄板
リブを消弧用グリッド板の端面に押し付けることによ
り、消弧用グリッド板を固定しているから、別部品のス
ペーサを組み付ける手間が省け、組立が簡単になるとと
もに部品数も減り、安価になり、また消弧用グリッド板
の動きを確実に規制でき、衝撃の振動によるがたつき音
の発生や消弧用グリッド板を固定する部分の摩耗を防止
できるという効果がある。
【0060】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、アークカバーより垂直に形成された複数の突
起片が並列に配置された消弧用グリッド板間に挿入され
ているから、消弧用グリッド板の動きを規制でき、また
消弧用グリッド板の間の隙間を埋めることにより、ガス
吹き出し開口部より進入した異物が通過できる範囲が制
限され、異物侵入を防止できるという効果がある。
【0061】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、突起片はアークカバーより互い違いに設けら
れ、アークカバーと消弧用グリッド板の上部との空隙が
千鳥状の空間に仕切られているから、アークにより発生
したガスの直接的な放出を妨げ、ガスの流出経路を延長
することで、ガスの冷却が十分に行われ、消弧装置全体
を小型化できるという効果がある。
【0062】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、消弧用グリッド板固定用の薄板リブの内側面
が波形面であるから、アークにより発生したガスが通過
時に乱渦が発生し、放出までの時間を遅らせることで、
ガスの冷却が十分に行われ、消弧装置全体を小型化でき
るという効果がある。
【0063】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂直を
なすように配置された複数個の消弧用グリッド板と、前
記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆うアー
クボックスおよびアークカバーとを有する接点開閉機器
の消弧装置において、消弧用グリッド板の端面と対向す
るアークカバーの下底面が波形面であることにより、ア
ークにより発生したガスが通過時に乱渦が発生し、放出
までの時間を遅らせることで、ガスの冷却が十分に行わ
れ、消弧装置全体を小型化できるという効果がある。ま
た、ガスが直接吹き付けられる部分は波形面の頂点部で
あることにより、損傷しにくく、また表面積を増やし、
放熱しやすい形状となっている。
【0064】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、ガス吹き出し開口部が傾斜開口しており、ガ
ス吹き出し開口部より排出されるガスの流れに方向性を
持たせたてあることにより、外部でのガスによる悪影響
を未然に防ぐことができるという効果がある。
【0065】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、隣り合うガス吹き出し開口部より排出される
ガスが互いに遠ざかる方向に吹き出るよう、ガス吹き出
し開口部が傾斜開口しているから、放出後のガスが互い
に交わることがなく、絶縁を低下させずにすむという効
果がある。
【0066】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、隣り合うガス吹き出し開口部より排出される
ガスが上下に遠ざかる方向に吹き出るよう、ガス吹き出
し開口部が交互に上下に傾斜開口しているから、放出後
のガスが互いに交わることがなく、絶縁を低下させずに
すむという効果がある。
【0067】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、ガス吹き出し開口部がL形通路をもってアー
クボックスの側面に開口しているから、ガス通路が延長
され、放出までの時間を遅らせることで、ガスの冷却が
十分に行われ、消弧装置全体を小型化できるという効果
がある。
【0068】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、アークカバーが断熱空隙によって二重蓋構造
になっているから、アークカバーの外表面には熱が伝わ
りにくく、アークカバーの外表面において自由な銘板表
示が選択できるという効果がある。
【0069】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、接点開閉装置のクロスバーを摺動可能に支持
する筒形ガイド部がアークカバーに一体成形されている
から、摺動性の悪い組み合せを避ける別部品を必要とせ
ず、より安価にすることができるという効果がある。
【0070】つぎの発明による接点開閉機器の消弧装置
によれば、ガス吹き出し開口部が櫛歯状の突起片により
遮蔽されており、櫛歯の隙間以上の大きさを有する異物
の侵入を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態1を示す正断面図である。
【図2】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態1を示す側断面図である。
【図3】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態1を示す分解斜視図である。
【図4】 実施の形態1における消弧用グリッド板の固
定構造を示す説明図である。
【図5】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態2を示す正断面図である。
【図6】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態2を示す分解斜視図である。
【図7】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態3の要部を示す平断面図である。
【図8】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態4の要部を示す斜視図である。
【図9】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の実
施の形態5を示す正断面図である。
【図10】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の
実施の形態6を示す正断面図である。
【図11】 この発明による接点開閉機器の消弧装置の
実施の形態7の要部を示す斜視図である。
【図12】 接点開閉機器の消弧装置の従来例を示す正
断面図である。
【図13】 接点開閉機器の消弧装置の従来例を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
2 可動接触子,4 固定接触子,5 クロスバー,6
アークボックス,6a 縦凹溝,6b 屈曲溝,7
消弧用グリッド板,8 ねじ,12 アークランナ,2
0 アークカバー20,20a 薄板リブ,20b 突
起片,20c側壁,30 アークカバー,30a 薄板
リブ,30b,30c 波形面,9,25,40,4
1,42 ガス吹き出し開口部側壁,50 アークカバ
ー,50a 筒形ガイド部,50b 断熱空隙,51
銘板。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
    直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 弾性を備えた樹脂により構成されたアークカバーに前記
    消弧用グリッド板の配列方向に延在する薄板リブが構成
    され、前記アークボックスと前記アークカバーとの結合
    により前記薄板リブを前記消弧用グリッド板の端面に押
    し付けることにより前記消弧用グリッド板が固定される
    ことを特徴とする接点開閉機器の消弧装置。
  2. 【請求項2】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
    直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 アークカバーより複数の突起片が垂直に形成され、並列
    に配置された消弧用グリッド板間に前記突起片が挿入さ
    れていることを特徴とする接点開閉機器の消弧装置。
  3. 【請求項3】 前記突起片はアークカバーより互い違い
    に設けられ、前記アークカバーと前記消弧用グリッド板
    の上部との空隙が千鳥状の空間に仕切られていることを
    特徴とする請求項2に記載の接点開閉機器の消弧装置。
  4. 【請求項4】 前記薄板リブの内側面が波形面であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の接点開閉機器の消弧装
    置。
  5. 【請求項5】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
    直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 消弧用グリッド板の端面と対向するアークカバーの下底
    面が波形面であることを特徴とする接点開閉機器の消弧
    装置。
  6. 【請求項6】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
    直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 前記アークボックスと前記アークカバーにより形成され
    るガス吹き出し開口部が傾斜開口しており、ガス吹き出
    し開口部より排出されるガスの流れに方向性を持たせた
    ことを特徴とする接点開閉機器の消弧装置。
  7. 【請求項7】 消弧装置の1側面に複数個のガス吹き出
    し開口部が設けられ、隣り合うガス吹き出し開口部より
    排出されるガスが互いに遠ざかる方向に吹き出るよう、
    前記ガス吹き出し開口部が傾斜開口していることを特徴
    とする請求項6に記載の接点開閉機器の消弧装置。
  8. 【請求項8】 消弧装置の1側面に複数個のガス吹き出
    し開口部が設けられ、隣り合うガス吹き出し開口部より
    排出されるガスが上下に遠ざかる方向に吹き出るよう、
    前記ガス吹き出し開口部が上下に傾斜開口していること
    を特徴とする請求項6に記載の接点開閉機器の消弧装
    置。
  9. 【請求項9】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略垂
    直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 消弧用グリッド板の端面に沿った空隙がアークカバーと
    アークボックスからなる略垂直の通路と連通接続されて
    L形通路が画定され、ガス吹き出し開口部がL形通路を
    もってアークボックスの側面に開口していることを特徴
    とする接点開閉機器の消弧装置。
  10. 【請求項10】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略
    垂直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 アークカバーが消弧用グリッド板の配置部上方に対応す
    る位置に断熱空隙が設けられ、当該アークカバーが前記
    断熱空隙によって二重蓋構造になっていることを特徴と
    する接点開閉機器の消弧装置。
  11. 【請求項11】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略
    垂直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 接点開閉装置の可動接触子を支持するクロスバーを摺動
    可能に支持する筒形ガイド部がアークカバーに一体成形
    されていることを特徴とする接点開閉機器の消弧装置。
  12. 【請求項12】 接点開閉装置の外側に可動接触子と略
    垂直をなすように配置された複数個の消弧用グリッド板
    と、前記接点開閉装置および前記消弧用グリッド板を覆
    うアークボックスおよびアークカバーとを有する接点開
    閉機器の消弧装置において、 前記アークボックスと前記アークカバーにより形成され
    るガス吹き出し開口部を前記アークカバーより櫛歯状に
    形成された複数の突起片により遮蔽したことを特徴とす
    る接点開閉機器の消弧装置。
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