JPH0610941B2 - 電磁接触器の消弧装置 - Google Patents

電磁接触器の消弧装置

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JPH0610941B2
JPH0610941B2 JP6890588A JP6890588A JPH0610941B2 JP H0610941 B2 JPH0610941 B2 JP H0610941B2 JP 6890588 A JP6890588 A JP 6890588A JP 6890588 A JP6890588 A JP 6890588A JP H0610941 B2 JPH0610941 B2 JP H0610941B2
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Fuji Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電磁接触器の電流遮断時の発生アークを磁気
駆動により消弧する装置に係り、特に消弧性能の向上を
図った消弧装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の消弧装置としてはたとえば第10図ないし第1
7図に示すものが知られている。図において電磁接触器
は上部ケース1上に配置された接触子装置20と、接触
子装置20に連結され接触子装置20を開閉操作する下
部ケース2に収納された電磁石装置30と、接触子装置
20にかぶせられ接触子装置20が電流遮断時に発生す
るアークを消弧する消弧装置40とで主要部が構成され
ている。接触子装置20は、上部ケース1上に間隔をお
いて対向するようにねじ締結された主回路端子3,3の
それぞれにねじ4,4により接続され、コ字状にして間
隔をおき対向する固定接触子11,11と、固定接触子
11,11の上側脚片の対向側に固着された固定接点1
2,12および背面側に固着された磁極板13,13
と、固定接触子11,11の対向間を上下方向摺動自在
に案内されたホルダ14の上端に支持され固定接点1
2,12と接離可能な可動接点15,15を有し固定接
点12,12間を橋絡開放する可動接触子16と、可動
接触子16に接触圧力を付与する接触ばね17とを主な
構成要素として備えている。電磁石装置30は、下部ケ
ース2に固定された固定鉄心21と、固定鉄心21に巻
装され励磁コイル22,22と、固定鉄心21に対向配
置され接触子装置20のホルダ14に連結された可動鉄
心23と、可動鉄心23と励磁コイル22,22との間
にスペーサ24を介して弾装された復帰ばね25と、励
磁コイル22,22の片側のみしか図示されていない口
出線26の端子27とを主な構成要素として備えてい
る。消弧装置40は、接触子装置20を極毎に隔壁31
a,31aで仕切って消弧室32,32を画成するとと
もに、消弧室32,32の上側に位置する蓋板31bに
多数個のガス抜き孔31c,31cが設けられた絶縁カ
バー31と、絶縁カバー31の蓋板31bの可動接触子
16の上方位置に熱かしめで固着され、両端が可動接触
子16の両端に接近するようにU字状に形成された短絡
板33と、消弧室32,32の隔壁31a,31a間に
固着接触子11,11それぞれと直交するように間隔を
おき並設された複数個の消弧グリッド34a,34a;
34b,34b…および両側壁に沿う消弧グリッド3
5,35とを主な構成要素として備えている。
以上の構成においてこの従来装置が電流遮断時に発生す
るアーク50は第13図および第15図に示すように可
動接触子16の両端と固定接点12,12との間から消
弧室32,32に向けて吹きとばされる。吹きとばされ
たアーク50は消弧グリッド34a,34a;34b,
34b…35,35および短絡板33へと順次転流して
冷却され、絶縁カバー31のガス抜き孔31c,31c
より外部に排出されて消弧すなわち電流が遮断される。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来装置では、接触子装置20の電流遮断時
の発生アークは、第11図に示すように消弧室32の隔
壁31a,31a間幅および消弧グリッド34,35の
幅が、接触子装置20の可動接触子16の動作領域内壁
幅と同一または小さめとなるので、アーク50への駆動
力が発生部分と消弧する部分の容積が同一か小さくな
る。その結果消弧室32,32内のアーク50の滞畄時
間が長くなり、固定,可動の両接点12,12;15,
15の消耗が大きくなることはもちろんのこと、消弧室
32,32も成形および加工性の優れたポリエステル系
やガラスナイロン系の合成樹脂の使用が大部分であるこ
とから、焼損が速やくて隔壁31aに孔があき相間短絡
あるいは外部へのアーク噴出などの事故を起こすことが
あるという問題点があった。
この発明の目的は前述した従来の問題点を除去し、本体
装置を大形化することなく電流遮断時の接点間アーク滞
畄時間が短縮され接点とともに消弧室の消耗が少なくな
り長寿命化された電磁接触器の消弧装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は前述の目的を達成するために、コ字状にして
間隔をおき対向配置され上側脚片の対向側に固定接点が
背面側に磁極板がそれぞれ固着された2個を一対とする
固定接触子,該固定接触子の対向間を上下方向摺動自在
なホルダに支持され前記固体接点間を橋絡開放する可動
接点を備えた可動接触子でなる接触子装置に付属される
消弧装置であって、前記接触子装置を極毎に区画する消
弧室の隔壁に前記固定接触子のそれぞれを囲む上側の広
がる段部が形成され上方が開口された絶縁枠と、該絶縁
枠に固着され前記可動接触子の上方に位置するとともに
両端が可動接触子の両端に接近するように形成された短
絡板と、前記消弧室の段部それぞれに対向係止されコ字
状にして前記接触子装置の開極部近傍が狭幅になる焼結
材料によるアーク吸収枠と、前記消弧室内壁間に前記固
定接触子のそれぞれと直交するように間隔をおき並設さ
れた複数個の消弧グリッドと、前記絶縁枠の上面に着脱
可能に取付けられ前記消弧グリッドの間隔位置に多数個
のガス抜き孔が設けられた絶縁蓋とを備えたことであ
る。
〔作用〕
この発明による消弧装置においては、消弧室内壁および
消弧グリッドの幅を広げるとともに接触子装置の開極部
近傍が狭幅になる焼結材によるアーク吸収枠を設けたこ
とにより、消弧室内に内圧の差が生じるとともに消弧グ
リッドの面積が大きくなるので電流遮断時の接点間発生
アークの消弧室内滞畄時間あ短縮され接点とともに消弧
室の消耗が少なくなって長寿命化される。
〔実施例〕
第1図ないし第8図はこの発明による電磁接触器の消弧
装置の一実施例を示す図で、第1図は電磁接触器の縦断
面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図
は第1図のB矢視図、第4図は接点開離途中の要部縦断
面図、第5図は第4図のC−C線に沿う断面図、第6図
は接点開離完了時の要部縦断面図、第7図は第6図のD
−D線に沿う断面図、第8図は要部分解斜視図である。
図において前述した第10図の従来装置と同一部分には
同一符号を付すことで対応させ相違点について説明す
る。この実施例において従来装置と相違する点は、本体
装置を大型化することなく消弧装置70の消弧室61,
61と消弧グリッド62a,62a;62b,62b…
および63,63の幅方向の寸法を接触子装置20の可
動接触子16の動作領域内壁幅より拡大させるととも
に、消弧室61,61の内壁に接触子装置20の開極部
近傍が狭幅になる耐弧性のよいケラミック等の焼結材料
によりコ字状に形成されたアーク吸収枠64,64が設
けられていることである。そのために消弧室61,61
は絶縁枠65と着脱可能な絶縁蓋66とに分割され、絶
縁枠65には接触子装置20を極毎に仕切る隔壁65
a,65aおよび対向内壁65b,65bに上方が広く
なる段部65c,65cを設けられ、隔壁65a,65
aには消弧グリッド62a,62a;62b,62b…
および63,63を落し込み装着可能な、第8図に示す
間隔をおく当該数の溝65dが設けられている。そして
段部65c,65cにアーク吸収枠64,64が係止さ
れ、アーク吸収枠64,64の上方への移動防止は、消
弧グリッド62a,62a;62b,62b…および6
3,63それぞれに形成された溝65dの底部に係止さ
れる段部62a1,62a1;62b1,62b1;…
63a,63aを介しての絶縁蓋66の取付けによりな
されている。そして絶縁蓋66には絶縁枠65に取付け
た際に消弧グリッド間に当たる位置に多数個のガス抜き
孔66aが設けられている。
以上の構成において、この消弧装置70は接触子装置2
0による電流遮断時の発生アーク50前述した第10図
の従来装置同様に第4図および第6図に示すように可動
接触子16の両端と固定接点12,12との間から消弧
室61,61に向けて駆動される。駆動されたアーク5
0はアーク吸収枠64,64に吹き付けられると同時
に、消弧グリッド62a,62a;62b,62b…お
よび63,63にも吹き付けられる。そして消弧室6
1,61と消弧グリッド62a,62a;62b,62
b…および63,63が可動接触子16の動作領域内壁
幅より広幅になっていることから、遮断時の内圧に差を
生じてアーク50がガス抜き孔66aより排出されやす
くなる。そして消弧グリッド62a,62a;62b,
62b;…および63,63の表面積が増しているので
冷却効果も向上する。その結果第9図にこの実施例によ
るアーク滞畄時間51と従来装置によるアーク滞畄時間
52とを比較して示すように、この実施例の場合は短縮
され、固定,可動の両接点12,12;15,15の消
耗が少なくなると同時にガス吸収枠64,64で開極部
近傍が覆われた絶縁枠65の損傷も大幅に少なくなり長
寿命となる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、消弧室および消弧グリッドの幅を可
動接触子の動作領域内域幅より広くするとともに、消弧
室内壁に接触子装置の開極部近傍を囲む焼結材料にコ字
状のアーク吸収枠を設けたことにより、アーク滞畄時間
が短縮されて接触子装置の接点消耗が少なく、接点とと
もに長寿命化された電磁接触器の消弧装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの発明による電磁接触器の消弧
装置の一実施例を示す図で、第1図は電磁接触器の縦断
面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図
は第1図の矢印B方向から見た要部平面図、第4図は接
点開離途中の要部縦断面図、第5図は第4図のC−C線
に沿う断面図、第6図は接点開離完了時の要部縦断面
図、第7図は第6図のD−D線に沿う断面図、第8図は
要部分解斜視図、第9図は実施例と従来装置とのアーク
滞畄時間比較して表わした特性図、第10図ないし第1
7図は従来の電磁接触器の消弧装置の一例を示す図で、
第10図は電磁接触器の縦断面図、第11図は第10図
のE−E線に沿う断面図、第12図は第10図の矢印F
方向より見た要部平面図、第13図は接点開離途中の要
部縦断面図、第14図は第13図のG−G線に沿う断面
図、第15図は接点開離完了時の要部縦断面図、第16
図は第15図のH−H線に沿う断面図、第17図は要部
分解斜視図である。 11……固定接触子、12……固定接点、13……磁極
板、14……ホルダ、15……可動接点、16……可動
接触子、20……接触子装置、61……消弧室、62
a,62b,62c,63……消弧グリッド、64……
アーク吸収枠、65……絶縁枠、65a……隔壁、65
c……段部、66……絶縁蓋、66a……ガス抜き孔、
70……消弧装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字状にして間隔をおき対向配置され上側
    脚片の対向側に固定接点が背面側に磁極板がそれぞれ固
    着された2個を一対とする固定接触子,該固定接触子の
    対向間を上下方向摺動自在なホルダに支持され前記固体
    接点間を橋絡開放する可動接点を備えた可動接触子でな
    る接触子装置に付属される消弧装置であって、前記接触
    子装置を極毎に区画する消弧室の隔壁に前記固定接触子
    のそれぞれを囲む上側の広がる段部が形成され上方が開
    口された絶縁枠と、該絶縁枠に固着され前記可動接触子
    の上方に位置するとともに両端が可動接触子の両端に接
    近するように形成された短絡板と、前記消弧室の段部そ
    れぞれに対向係止されコ字状にして前記接触子装置の開
    極部近傍が狭幅になる焼結材料によるアーク吸収枠と、
    前記消弧室内壁間に前記固定接触子のそれぞれと直交す
    るように間隔をおき並設された複数個の消弧グリッド
    と、前記絶縁枠の上面に着脱可能に取付けられ前記消弧
    グリッドの間隔位置に多数個のガス抜き孔が設けられた
    絶縁蓋とを備えてなることを特徴とする電磁接触器の消
    弧装置。
JP6890588A 1988-03-23 1988-03-23 電磁接触器の消弧装置 Expired - Lifetime JPH0610941B2 (ja)

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JP3411206B2 (ja) 1997-12-26 2003-05-26 三菱電機株式会社 接点開閉機器の消弧装置

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