JPH1124030A - 液晶駆動装置 - Google Patents
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- JPH1124030A JPH1124030A JP9173718A JP17371897A JPH1124030A JP H1124030 A JPH1124030 A JP H1124030A JP 9173718 A JP9173718 A JP 9173718A JP 17371897 A JP17371897 A JP 17371897A JP H1124030 A JPH1124030 A JP H1124030A
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- G09G3/34—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
- G09G3/36—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 映像信号に含まれる高調波成分や、映像信号
の処理段階で発生される高調波成分を除去ために、映像
信号にフィルタをかける方法は、鮮鋭度が大幅に劣化す
るなどの副作用が強くなる上、アナログ回路でフィルタ
を構成すると、素子のバラつきの影響を受けやすい、と
いう問題があるので、この発明では、高調波成分を有効
に除去することを課題とする。 【解決手段】 サンプリングパルスを発生するタイミン
グ回路4を、PLL回路41と、周期的にクロック位相
をズラしてサンプリング位相を変化させ、信号と画素の
位相関係を周期的に変化させる位相器47と、周期波形
からなり1ライン毎あるいは1フィールド毎にパルス波
で変調される交流信号の入力手段とで構成し、信号と画
素の位相関係を周期的に変化させることによって固定画
素を再構築して、視覚的なフィルタ効果をもたせる。
の処理段階で発生される高調波成分を除去ために、映像
信号にフィルタをかける方法は、鮮鋭度が大幅に劣化す
るなどの副作用が強くなる上、アナログ回路でフィルタ
を構成すると、素子のバラつきの影響を受けやすい、と
いう問題があるので、この発明では、高調波成分を有効
に除去することを課題とする。 【解決手段】 サンプリングパルスを発生するタイミン
グ回路4を、PLL回路41と、周期的にクロック位相
をズラしてサンプリング位相を変化させ、信号と画素の
位相関係を周期的に変化させる位相器47と、周期波形
からなり1ライン毎あるいは1フィールド毎にパルス波
で変調される交流信号の入力手段とで構成し、信号と画
素の位相関係を周期的に変化させることによって固定画
素を再構築して、視覚的なフィルタ効果をもたせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示プロジ
ェクタ等の表示装置を駆動する液晶駆動装置に関する。
ェクタ等の表示装置を駆動する液晶駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、従来の液晶駆動装置のシステム
構成と、各部の構成および機能についてその概略を説明
する。
構成と、各部の構成および機能についてその概略を説明
する。
【0003】図7は、従来の液晶駆動装置について、そ
のシステム全体構成の一例を示す機能ブロック図であ
る。図の符号において、10はRGB信号処理回路、2
0R,20G,20BはRGBドライバ、30R,30
G,30BはLCDパネル、40はタイミング発生器を
示す。
のシステム全体構成の一例を示す機能ブロック図であ
る。図の符号において、10はRGB信号処理回路、2
0R,20G,20BはRGBドライバ、30R,30
G,30BはLCDパネル、40はタイミング発生器を
示す。
【0004】この図7には、カラー画像の各色R,G,
B毎に別個のパネルを使用する3板方式プロジェクタの
場合を示しており、3個のLCDパネル30R,30
G,30Bが配置されている。RGB信号処理回路10
は、映像信号(R,G,B信号)のドライブやカットオ
フ調整等の信号処理を行うために、入力された映像信号
の前処理を行う機能を有している。
B毎に別個のパネルを使用する3板方式プロジェクタの
場合を示しており、3個のLCDパネル30R,30
G,30Bが配置されている。RGB信号処理回路10
は、映像信号(R,G,B信号)のドライブやカットオ
フ調整等の信号処理を行うために、入力された映像信号
の前処理を行う機能を有している。
【0005】また、RGBドライバ20R,20G,2
0Bは、それぞれ各R,G,B信号に対して、クラン
プ、ガンマ、振幅、バイアス調整等の処理を行う機能を
有する信号処理回路であり、この場合には並列化処理が
行われる。LCDパネル30R,30G,30Bは、各
色R,G,B毎の映像信号によって駆動され、図示しな
い光源からの光量を制御する。これらのRGBドライバ
20R,20G,20Bや、LCDパネル30R,30
G,30Bで必要なタイミング信号は、タイミング発生
器40によって生成される。
0Bは、それぞれ各R,G,B信号に対して、クラン
プ、ガンマ、振幅、バイアス調整等の処理を行う機能を
有する信号処理回路であり、この場合には並列化処理が
行われる。LCDパネル30R,30G,30Bは、各
色R,G,B毎の映像信号によって駆動され、図示しな
い光源からの光量を制御する。これらのRGBドライバ
20R,20G,20Bや、LCDパネル30R,30
G,30Bで必要なタイミング信号は、タイミング発生
器40によって生成される。
【0006】図8は、図7に示したRGBドライバにつ
いて、その詳細な構成の一例を示す機能ブロック図であ
る。図の符号において、21はガンマ回路、22はゲイ
ン・バイアス調整回路、23〜27はサンプルホールド
回路を示す。
いて、その詳細な構成の一例を示す機能ブロック図であ
る。図の符号において、21はガンマ回路、22はゲイ
ン・バイアス調整回路、23〜27はサンプルホールド
回路を示す。
【0007】各RGBドライバ20R,20G,20B
は、この図8に示すような構成である。ガンマ回路21
とゲイン・バイアス調整回路22を通過した信号は、サ
ンプルホールド回路23〜27によって、位相の異なる
3相のサンプルホールドパルスにより平列化される。そ
のために、タイミング発生器40の中で基準となるクロ
ックから、SH1,SH2,SH3の3相のパルス信号
が生成されて、各RGBドライバ20R,20G,20
Bへ供給される。3相のパルス信号のうち、SH3はリ
サンプリング用のパルスであり、サンプルホールド回路
23,24からの出力を再度サンプルホールドするため
に使用される。また、出力S3については、このリサン
プリング用パルスSH3によって、1回だけサンプルホ
ールドを行う。
は、この図8に示すような構成である。ガンマ回路21
とゲイン・バイアス調整回路22を通過した信号は、サ
ンプルホールド回路23〜27によって、位相の異なる
3相のサンプルホールドパルスにより平列化される。そ
のために、タイミング発生器40の中で基準となるクロ
ックから、SH1,SH2,SH3の3相のパルス信号
が生成されて、各RGBドライバ20R,20G,20
Bへ供給される。3相のパルス信号のうち、SH3はリ
サンプリング用のパルスであり、サンプルホールド回路
23,24からの出力を再度サンプルホールドするため
に使用される。また、出力S3については、このリサン
プリング用パルスSH3によって、1回だけサンプルホ
ールドを行う。
【0008】図9は、図7に示したLCDパネル周辺部
について、その詳細な構成の一例を示す機能ブロック図
である。図の符号において、30はLCDパネル、31
はHシフトレジスタ、32はVシフトレジスタ、SW1
〜SW3は第1から第3のスイッチを示す。
について、その詳細な構成の一例を示す機能ブロック図
である。図の符号において、30はLCDパネル、31
はHシフトレジスタ、32はVシフトレジスタ、SW1
〜SW3は第1から第3のスイッチを示す。
【0009】LCDパネル30R,30G,30Bは、
それぞれこの図9に示すような構成である。先の図7に
示した液晶表示装置は、LCD表示パネル駆動法とし
て、複数同時サンプリングを行う場合である。このLC
D表示パネル駆動法によれば、各色R,G,Bの映像信
号をRGBドライバ20R,20G,20Bによって平
列化処理することにより、信号帯域の低減と、シフトレ
ジスタのクロック周波数の低下とが可能である、という
利点が得られる。ところで、図7から図9に示したよう
な液晶表示装置の駆動には、映像信号に含まれる高調波
成分や、映像信号の処理段階で発生される高調波成分を
除去する対策の一つとして、映像信号にフィルタをかけ
る方法が知られている。ここで、従来の映像信号のフィ
ルタ処理による妨害波について説明する。
それぞれこの図9に示すような構成である。先の図7に
示した液晶表示装置は、LCD表示パネル駆動法とし
て、複数同時サンプリングを行う場合である。このLC
D表示パネル駆動法によれば、各色R,G,Bの映像信
号をRGBドライバ20R,20G,20Bによって平
列化処理することにより、信号帯域の低減と、シフトレ
ジスタのクロック周波数の低下とが可能である、という
利点が得られる。ところで、図7から図9に示したよう
な液晶表示装置の駆動には、映像信号に含まれる高調波
成分や、映像信号の処理段階で発生される高調波成分を
除去する対策の一つとして、映像信号にフィルタをかけ
る方法が知られている。ここで、従来の映像信号のフィ
ルタ処理による妨害波について説明する。
【0010】図10は、従来の液晶駆動装置における画
面上の映像に妨害を生じる波形と、表示される画像との
一例を示す図で、Aは映像信号の波形とサンプリング位
置の関係、Bはサンプル波形、Cは表示結果を示す。
面上の映像に妨害を生じる波形と、表示される画像との
一例を示す図で、Aは映像信号の波形とサンプリング位
置の関係、Bはサンプル波形、Cは表示結果を示す。
【0011】この図10においては、画素配列が千鳥格
子状の場合を示しており、奇数ラインと偶数ラインとで
サンプリングのタイミングを変えている。この図10
で、Aに示した上向きの矢印は、LCDパネル(30
R,30G,30B)におけるサンプリングのタイミン
グを表わしている。すなわち、この図10の場合には、
映像信号の波形とサンプリング位置との関係は、上向き
の矢印でAに示したように、奇数ラインと偶数ラインと
で異なる位置(タイミング)でサンプリングを行ってい
る。そのため、Bに示すような奇数ラインと偶数ライン
のサンプル波形は、映像信号がLレベルのときは、Lレ
ベルのサンプル波形となり、Hレベルのときは、Hレベ
ルのサンプル波形となる。
子状の場合を示しており、奇数ラインと偶数ラインとで
サンプリングのタイミングを変えている。この図10
で、Aに示した上向きの矢印は、LCDパネル(30
R,30G,30B)におけるサンプリングのタイミン
グを表わしている。すなわち、この図10の場合には、
映像信号の波形とサンプリング位置との関係は、上向き
の矢印でAに示したように、奇数ラインと偶数ラインと
で異なる位置(タイミング)でサンプリングを行ってい
る。そのため、Bに示すような奇数ラインと偶数ライン
のサンプル波形は、映像信号がLレベルのときは、Lレ
ベルのサンプル波形となり、Hレベルのときは、Hレベ
ルのサンプル波形となる。
【0012】また、映像信号がLレベルとHレベルの中
間レベルのときは、例えば偶数ラインのように、中間レ
ベルのサンプル波形が得られる。そして、このBに示し
たサンプル波形の出力によってLCDパネルを駆動する
と、図10のCに示すような画面が表示される。以上の
動作(現象)を要約すれば、従来の液晶駆動装置では、
画素とサンプリングのタイミングとが1対1で対応して
いるので、図10のBに示したような奇数ラインと偶数
ラインのサンプル波形となり、画面上には、Cによう
に、ドット配列の構造に起因するギザギザ模様が強調さ
れた表示となる(例えば特開平7−261148号公
報)。このようなギザギザ模様は、映像の妨害と視認さ
れるため、表示画像の品質が低下される。
間レベルのときは、例えば偶数ラインのように、中間レ
ベルのサンプル波形が得られる。そして、このBに示し
たサンプル波形の出力によってLCDパネルを駆動する
と、図10のCに示すような画面が表示される。以上の
動作(現象)を要約すれば、従来の液晶駆動装置では、
画素とサンプリングのタイミングとが1対1で対応して
いるので、図10のBに示したような奇数ラインと偶数
ラインのサンプル波形となり、画面上には、Cによう
に、ドット配列の構造に起因するギザギザ模様が強調さ
れた表示となる(例えば特開平7−261148号公
報)。このようなギザギザ模様は、映像の妨害と視認さ
れるため、表示画像の品質が低下される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶駆動装置の
場合、映像信号に含まれる高調波成分や、映像信号の処
理段階で発生される高調波成分を除去ために、映像信号
にフィルタをかける方法を採用すると、鮮鋭度が大幅に
劣化するなどの副作用が強い、という問題が生じる。ま
た、フィルタをアナログ回路で構成すると、素子のバラ
つきの影響を受けやすい、という問題もある。この発明
では、これらの映像信号に含まれて画面上の映像を妨害
して、画質劣化の原因となると共に、映像信号の処理段
階で発生される高調波成分を有効に除去することによっ
て、高画質の表示を可能にすることを課題とする。
場合、映像信号に含まれる高調波成分や、映像信号の処
理段階で発生される高調波成分を除去ために、映像信号
にフィルタをかける方法を採用すると、鮮鋭度が大幅に
劣化するなどの副作用が強い、という問題が生じる。ま
た、フィルタをアナログ回路で構成すると、素子のバラ
つきの影響を受けやすい、という問題もある。この発明
では、これらの映像信号に含まれて画面上の映像を妨害
して、画質劣化の原因となると共に、映像信号の処理段
階で発生される高調波成分を有効に除去することによっ
て、高画質の表示を可能にすることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、サ
ンプリングパルスを発生させるタイミング回路を、電圧
制御型発振器と発振周波数を入力信号に同期させるため
の位相比較器と比較結果を平滑化するフィルタなどで構
成されるPLL回路と、周期的にクロック位相をズラし
てサンプリング位相を変化させて、信号と画素の位相関
係を周期的に変化させる位相器と、周期波形からなり、
1ライン毎あるいは1フィールド毎にパルス波で変調さ
れる交流信号の入力手段とで構成し、交流信号と画素の
位相関係を周期的に変化させることによって固定画素を
再構築して、視覚的なフィルタ効果をもたせている。
ンプリングパルスを発生させるタイミング回路を、電圧
制御型発振器と発振周波数を入力信号に同期させるため
の位相比較器と比較結果を平滑化するフィルタなどで構
成されるPLL回路と、周期的にクロック位相をズラし
てサンプリング位相を変化させて、信号と画素の位相関
係を周期的に変化させる位相器と、周期波形からなり、
1ライン毎あるいは1フィールド毎にパルス波で変調さ
れる交流信号の入力手段とで構成し、交流信号と画素の
位相関係を周期的に変化させることによって固定画素を
再構築して、視覚的なフィルタ効果をもたせている。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の液晶駆動
装置において、そのタイミング発生器に、タイミング回
路ブロック内のPLL回路から出力されたサンプリング
ブロックの位相を制御可能な可変移相器と、この可変移
相器の位相を周期的に変化させる交流電圧信号の入力手
段とを設け、信号と画素の位相関係を周期的に変化させ
るようにしている。
装置において、そのタイミング発生器に、タイミング回
路ブロック内のPLL回路から出力されたサンプリング
ブロックの位相を制御可能な可変移相器と、この可変移
相器の位相を周期的に変化させる交流電圧信号の入力手
段とを設け、信号と画素の位相関係を周期的に変化させ
るようにしている。
【0016】請求項3の発明では、請求項1の液晶駆動
装置において、そのタイミング発生器に、タイミング回
路ブロック内のPLL回路内部にクロックの位相を制御
可能な可変移相器と、この可変移相器の位相を周期的に
変化させる交流電圧信号の入力手段とを設け、信号と画
素の位相関係を周期的に変化させている。
装置において、そのタイミング発生器に、タイミング回
路ブロック内のPLL回路内部にクロックの位相を制御
可能な可変移相器と、この可変移相器の位相を周期的に
変化させる交流電圧信号の入力手段とを設け、信号と画
素の位相関係を周期的に変化させている。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の液晶駆動装置に
ついて、その実施の形態を図で説明する。この発明の液
晶駆動装置では、画素構造が原因で発生される妨害成分
を、表示する画素の位相を制御することにより、空間周
波数フィルタ効果によって除去する点に特徴を有してお
り、そのために、RGBドライバとLCDパネルにタイ
ミング信号を供給するタイミング発生器を改良してい
る。理解を容易にするために、まず、この発明の液晶駆
動装置について、その固有の動作(作用)を次の図2に
よって説明する。
ついて、その実施の形態を図で説明する。この発明の液
晶駆動装置では、画素構造が原因で発生される妨害成分
を、表示する画素の位相を制御することにより、空間周
波数フィルタ効果によって除去する点に特徴を有してお
り、そのために、RGBドライバとLCDパネルにタイ
ミング信号を供給するタイミング発生器を改良してい
る。理解を容易にするために、まず、この発明の液晶駆
動装置について、その固有の動作(作用)を次の図2に
よって説明する。
【0018】図2は、この発明の液晶駆動装置におい
て、空間周波数フィルタを付加した場合の画面上の映像
に妨害を生じる波形と、表示される画像との一例を示す
図で、Dは映像信号の波形とサンプリング位置、Eはサ
ンプル波形、Fは表示結果を示す。
て、空間周波数フィルタを付加した場合の画面上の映像
に妨害を生じる波形と、表示される画像との一例を示す
図で、Dは映像信号の波形とサンプリング位置、Eはサ
ンプル波形、Fは表示結果を示す。
【0019】この図2は、従来の技術で説明した図10
に対応しており、同じく画素配列が千鳥格子状の場合を
示している。また、両者の対応関係を明瞭にするため
に、映像信号の波形も、同様に変化する場合である。先
の図10においては、奇数ラインと偶数ラインとでサン
プリングのタイミングを変えており、この関係は常に一
定である。これに対して、この発明の液晶駆動装置を示
す図2の場合には、映像信号の波形とサンプリング位置
との関係は、第1の状態として、Dに上向きの矢印で示
したように、奇数ラインと偶数ラインとで異なる位置
(タイミング)でサンプリングを行うが、図示しない第
2の状態では、奇数ラインと偶数ラインとを入れ換え
て、逆の位置(タイミング)でサンプリングを行う。
に対応しており、同じく画素配列が千鳥格子状の場合を
示している。また、両者の対応関係を明瞭にするため
に、映像信号の波形も、同様に変化する場合である。先
の図10においては、奇数ラインと偶数ラインとでサン
プリングのタイミングを変えており、この関係は常に一
定である。これに対して、この発明の液晶駆動装置を示
す図2の場合には、映像信号の波形とサンプリング位置
との関係は、第1の状態として、Dに上向きの矢印で示
したように、奇数ラインと偶数ラインとで異なる位置
(タイミング)でサンプリングを行うが、図示しない第
2の状態では、奇数ラインと偶数ラインとを入れ換え
て、逆の位置(タイミング)でサンプリングを行う。
【0020】すなわち、この図2に上向きの矢印で示し
たDのサンプリングの位相が、ライン毎に変化され、さ
らに、フィールド毎に変化される。したがって、サンプ
ル波形は、この図2にEで示したようになる。詳しくい
えば、例えば図2のEに示した奇数ラインの場合、1画
素に対して2つのサンプリングのタイミングが対応して
いるので、1つの画素はフィールド毎に2つの異なる明
るさを表示することになる。この点は、図2のEに示し
た偶数ラインについても、同様である。
たDのサンプリングの位相が、ライン毎に変化され、さ
らに、フィールド毎に変化される。したがって、サンプ
ル波形は、この図2にEで示したようになる。詳しくい
えば、例えば図2のEに示した奇数ラインの場合、1画
素に対して2つのサンプリングのタイミングが対応して
いるので、1つの画素はフィールド毎に2つの異なる明
るさを表示することになる。この点は、図2のEに示し
た偶数ラインについても、同様である。
【0021】このように、2つの異なる明るさの画素を
重ね合わせて表示すると、ユーザの目には、視覚的積分
効果によって2つの明るさの平均の明るさとして知覚さ
れるので、この部分の画素は、図2にFで示したよう
に、中間調の明るさとして表現されることになる。この
図2で表示結果を示すFの画像と、先の図10に示した
Cの画像とを比較すれば、図2のFの画像の方が中間調
の部分が拡がり、ギザギザ模様の弱まった画像が得られ
ることが分かる。換言すれば、映像妨害が低減されてい
ることが理解される。このような映像妨害が低減された
画像を表示するために、この発明の液晶駆動装置では、
先の図7に示したタイミング発生器40を改良してい
る。次に、この発明の液晶駆動装置で使用するタイミン
グ発生器について、その実施の形態を説明する。
重ね合わせて表示すると、ユーザの目には、視覚的積分
効果によって2つの明るさの平均の明るさとして知覚さ
れるので、この部分の画素は、図2にFで示したよう
に、中間調の明るさとして表現されることになる。この
図2で表示結果を示すFの画像と、先の図10に示した
Cの画像とを比較すれば、図2のFの画像の方が中間調
の部分が拡がり、ギザギザ模様の弱まった画像が得られ
ることが分かる。換言すれば、映像妨害が低減されてい
ることが理解される。このような映像妨害が低減された
画像を表示するために、この発明の液晶駆動装置では、
先の図7に示したタイミング発生器40を改良してい
る。次に、この発明の液晶駆動装置で使用するタイミン
グ発生器について、その実施の形態を説明する。
【0022】図1は、この発明の液晶駆動装置で使用さ
れるタイミング発生器の詳細構成について、その実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。図の符号にお
いて、4はタイミング発生器、41はPLL回路、42
は位相比較器、43はローパスフィルタ、44はVCO
(電圧制御型発振器)、45は分周器、46はタイミン
グ発生部、47は移相器を示す。
れるタイミング発生器の詳細構成について、その実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。図の符号にお
いて、4はタイミング発生器、41はPLL回路、42
は位相比較器、43はローパスフィルタ、44はVCO
(電圧制御型発振器)、45は分周器、46はタイミン
グ発生部、47は移相器を示す。
【0023】タイミング発生器4は、この図1に示した
ように、PLL回路41とタイミング発生部46、およ
び移相器47から構成されている。また、PLL回路4
1は、従来と同様に、位相比較器42、ローパスフィル
タ43、VCO44、分周器45とによって構成されて
いる。このPLL回路41は、RGB信号処理回路10
によって検出された映像タイミングの位相と、VCO4
4の発振出力が分周器45により分周されたパルス信号
の位相とを一致させるように動作する。そして、タイミ
ング発生部46は、このVCO44の発振出力から生成
されるクロック信号に基いて、タイミング信号を発生す
る。
ように、PLL回路41とタイミング発生部46、およ
び移相器47から構成されている。また、PLL回路4
1は、従来と同様に、位相比較器42、ローパスフィル
タ43、VCO44、分周器45とによって構成されて
いる。このPLL回路41は、RGB信号処理回路10
によって検出された映像タイミングの位相と、VCO4
4の発振出力が分周器45により分周されたパルス信号
の位相とを一致させるように動作する。そして、タイミ
ング発生部46は、このVCO44の発振出力から生成
されるクロック信号に基いて、タイミング信号を発生す
る。
【0024】移相器47は、タイミング発生器4の外部
から入力されるコントロール入力電圧により、出力電圧
の位相遅延量を変化させる。そのため、コントロール入
力電圧を変化させることによって、タイミング発生部4
6のタイミング出力SH1,SH2,SH3の位相が変
化され、出力信号S1,S2,S3の位相も変化され
る。この場合に、コントロール入力電圧を1ライン毎あ
るいは1フィールド毎にパルス波で変調して、映像の位
相を画素に対して周期的に変化させれば、位相の変化分
がカットオフ周波数となる空間周波数フィルタが実現さ
れる。以上が、この発明の液晶駆動装置で使用するタイ
ミング発生器4の構成と機能である。
から入力されるコントロール入力電圧により、出力電圧
の位相遅延量を変化させる。そのため、コントロール入
力電圧を変化させることによって、タイミング発生部4
6のタイミング出力SH1,SH2,SH3の位相が変
化され、出力信号S1,S2,S3の位相も変化され
る。この場合に、コントロール入力電圧を1ライン毎あ
るいは1フィールド毎にパルス波で変調して、映像の位
相を画素に対して周期的に変化させれば、位相の変化分
がカットオフ周波数となる空間周波数フィルタが実現さ
れる。以上が、この発明の液晶駆動装置で使用するタイ
ミング発生器4の構成と機能である。
【0025】この図1に示したタイミング発生器4を使
用すれば、先の図2に関連して説明したように、サンプ
リングの位相を、ライン毎に変化させ、さらに、フィー
ルド毎に変化させることができる。ところで、先の図2
に関連して説明した映像妨害の低減効果は、次のような
理論によっても実証することができる。ここでは、次の
図3に示すような空間周波数フィルタの等価回路につい
て、説明する。
用すれば、先の図2に関連して説明したように、サンプ
リングの位相を、ライン毎に変化させ、さらに、フィー
ルド毎に変化させることができる。ところで、先の図2
に関連して説明した映像妨害の低減効果は、次のような
理論によっても実証することができる。ここでは、次の
図3に示すような空間周波数フィルタの等価回路につい
て、説明する。
【0026】図3は、この発明の液晶駆動装置において
使用する空間周波数フィルタについて、その等価回路を
示す図である。図の符号において、51は移相器、52
は加算器を示す。
使用する空間周波数フィルタについて、その等価回路を
示す図である。図の符号において、51は移相器、52
は加算器を示す。
【0027】この図3の移相器51は、入力X(t)に対
して、出力Y(t)として、
して、出力Y(t)として、
【数1】 Y(t)=X(t−τ) ……(1) を発生する。なお、τは定数である。ここで、入力X
(t)は、
(t)は、
【数2】 X(t)=sin ωt ……(2) である。この図3の場合には、その出力Y(t)は、
【数3】 Y(t)=sin ωt + sin ω(t−τ) =2 cos ω(τ/2)・sin ω〔t+(τ/2)〕 ……(3) となる。
【0028】したがって、Y(t)の振幅が周波数特性を
有していることが分かる。ここで、その振幅成分をAと
すると、
有していることが分かる。ここで、その振幅成分をAと
すると、
【数4】 A=|2 cos ω(τ/2)| ……(4) となる。この式(4)による波形を図に示すと、次の図
4のようになる。
4のようになる。
【0029】図4は、図3に示した空間周波数フィルタ
の周波数特性を示す図である。図の横軸は周波数、縦軸
は振幅成分である。
の周波数特性を示す図である。図の横軸は周波数、縦軸
は振幅成分である。
【0030】この図4や、先の式(4)から、振幅成分
Aが0になるときの周波数は、
Aが0になるときの周波数は、
【数5】 ω(τ/2)=〔(2n+1)/2〕π ……(5) となることが分かる。なお、n=0,1,2,3,……
の整数である。この式(5)において、ω=2πf,n
=0とすると、
の整数である。この式(5)において、ω=2πf,n
=0とすると、
【数6】 f=1/(2τ) ……(6) となる。すなわち、この場合には、定数τのみで決定さ
れることが分かる。
れることが分かる。
【0031】この式(6)において、定数τの値を、画
面上の1画素分に相当する時間として、τ=25〔n
s〕とすれば、振幅成分Aが0になるときの周波数f
は、
面上の1画素分に相当する時間として、τ=25〔n
s〕とすれば、振幅成分Aが0になるときの周波数f
は、
【数7】 f=1/(2×25×10~9) =20〔MHz〕 ……(7) であることが分かる。以上の動作によって、映像の妨害
となる高調波成分を、正確かつ長期にわたって、安定し
て除去することが可能になる。この場合に、映像信号に
フィルタをかけるための回路は不要であるから、安価に
実現することもできる。
となる高調波成分を、正確かつ長期にわたって、安定し
て除去することが可能になる。この場合に、映像信号に
フィルタをかけるための回路は不要であるから、安価に
実現することもできる。
【0032】第1実施例 図5は、図1に示したタイミング発生器について、その
詳細な構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。
図における符号は図1と同様である。
詳細な構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。
図における符号は図1と同様である。
【0033】この図5に示したタイミング発生器では、
先の図1に示した移相器47が、PLL回路41の内部
に設けられている。この移相器47は、分周器45から
タイミング発生部46へ供給される基準クロックの位相
を変化させるよう動作する。この図5の場合にも、その
位相変化は、移相器47に与えられるコントロール入力
によって制御され、先の図1と同様な動作が行われる。
しかし、この図5の回路では、位相コントロールをPL
Lループ内で行っているので、交流波形(コントロール
波形)の周期に対してPLL回路41の応答時定数を十
分に長く設定する必要がある。このように設定すれば、
位相変化が画面内で発生される、という不都合を回避す
ることができる。
先の図1に示した移相器47が、PLL回路41の内部
に設けられている。この移相器47は、分周器45から
タイミング発生部46へ供給される基準クロックの位相
を変化させるよう動作する。この図5の場合にも、その
位相変化は、移相器47に与えられるコントロール入力
によって制御され、先の図1と同様な動作が行われる。
しかし、この図5の回路では、位相コントロールをPL
Lループ内で行っているので、交流波形(コントロール
波形)の周期に対してPLL回路41の応答時定数を十
分に長く設定する必要がある。このように設定すれば、
位相変化が画面内で発生される、という不都合を回避す
ることができる。
【0034】なお、交流波形の周期は、水平周波数と同
程度であれば、視覚上は格別問題は生じない。以上のよ
うに、この第1実施例では、サンプリングパルスを発生
させるタイミング回路を、タイミング回路ブロック内の
PLL回路41から出力されたサンプリングブロックの
位相を制御可能な可変移相器47と、この可変移相器4
7の位相を周期的に変化させる交流電圧信号とを設け、
信号と画素の位相関係を周期的に変化させることによ
り、視覚的なフィルタ効果をもたせるようにしている。
程度であれば、視覚上は格別問題は生じない。以上のよ
うに、この第1実施例では、サンプリングパルスを発生
させるタイミング回路を、タイミング回路ブロック内の
PLL回路41から出力されたサンプリングブロックの
位相を制御可能な可変移相器47と、この可変移相器4
7の位相を周期的に変化させる交流電圧信号とを設け、
信号と画素の位相関係を周期的に変化させることによ
り、視覚的なフィルタ効果をもたせるようにしている。
【0035】第2実施例 図6は、図1に示したタイミング発生器について、その
詳細な構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。
図における符号は図1と同様であり、48は加算器を示
す。
詳細な構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。
図における符号は図1と同様であり、48は加算器を示
す。
【0036】この図6に示すタイミング発生器では、先
の図1や図5の回路に設けられていた移相器47が取り
除かれ、代りに、加算器48が付加されている点に特徴
を有している。この新たに付加された加算器48は、図
6に示したように、ローパスフィルタ43の出力側で、
VCO44の入力側に配置されている。このように、加
算器48をフィルタ部に設け、位相コントロール用の交
流波形を重畳させても、先の図1の回路と同様な動作を
行うことができる。すなわち、この図6の場合には、V
CO44の発振クロックの位相が周期的にコントロール
される。そのため、このVCO44の発振クロックが、
分周器45により分周されてタイミング発生部46へ出
力されると、タイミング発生部46で生成されるサンプ
リング位相も同様に変化し、図1と同様の効果が得られ
る。
の図1や図5の回路に設けられていた移相器47が取り
除かれ、代りに、加算器48が付加されている点に特徴
を有している。この新たに付加された加算器48は、図
6に示したように、ローパスフィルタ43の出力側で、
VCO44の入力側に配置されている。このように、加
算器48をフィルタ部に設け、位相コントロール用の交
流波形を重畳させても、先の図1の回路と同様な動作を
行うことができる。すなわち、この図6の場合には、V
CO44の発振クロックの位相が周期的にコントロール
される。そのため、このVCO44の発振クロックが、
分周器45により分周されてタイミング発生部46へ出
力されると、タイミング発生部46で生成されるサンプ
リング位相も同様に変化し、図1と同様の効果が得られ
る。
【0037】なお、この図6の回路の場合にも、先の第
1実施例で説明した図5の回路と同様に、位相コントロ
ールをPLLループ内で行っているので、交流波形(コ
ントロール波形)の周期に対してPLL回路41の応答
時定数を十分に長く設定する必要があり、時定数の制約
はあるが、実用上は格別問題にならない。以上のよう
に、この第2実施例では、サンプリングパルスを発生さ
せるタイミング回路を、タイミング回路ブロック内のP
LL回路41内部にクロックの位相を制御可能な可変移
相器47と、この可変移相器47の位相を周期的に変化
させる交流電圧信号とを設け、信号と画素の位相関係を
周期的に変化させることにより、視覚的なフィルタ効果
をもたせるようにしている。
1実施例で説明した図5の回路と同様に、位相コントロ
ールをPLLループ内で行っているので、交流波形(コ
ントロール波形)の周期に対してPLL回路41の応答
時定数を十分に長く設定する必要があり、時定数の制約
はあるが、実用上は格別問題にならない。以上のよう
に、この第2実施例では、サンプリングパルスを発生さ
せるタイミング回路を、タイミング回路ブロック内のP
LL回路41内部にクロックの位相を制御可能な可変移
相器47と、この可変移相器47の位相を周期的に変化
させる交流電圧信号とを設け、信号と画素の位相関係を
周期的に変化させることにより、視覚的なフィルタ効果
をもたせるようにしている。
【0038】
【発明の効果】請求項1の液晶駆動装置では、サンプリ
ングパルスを発生させるタイミング回路を、電圧制御型
発振器と発振周波数を入力信号に同期させるための位相
比較器と比較結果を平滑化するフィルタなどで構成され
るPLL回路と、周期的にクロック位相をズラしてサン
プリング位相を変化させて、信号と画素の位相関係を周
期的に変化させる位相器と、周期波形からなり、1ライ
ン毎あるいは1フィールド毎にパルス波で変調される交
流信号の入力手段とで構成し、交流信号と画素の位相関
係を周期的に変化させることによって固定画素を再構築
し、視覚的なフィルタ効果をもたせている。したがっ
て、第1に、従来の液晶駆動装置において画面上の映像
を妨害し、画質劣化の原因となる高調波成分を除去する
ことができる。第2に、従来の技術では除去することが
困難であったサンプリングや画素構造が原因の高調波成
分についても、除去することが可能になる。第3に、映
像信号を操作する代りに、表示する画素位置を制御して
いるので、空間周波数フィルタを安価に実現することが
できる。第4に、信号処理のフィルタを使用しないの
で、鮮鋭度の劣化も少ない、等の多くの優れた効果が得
られる。
ングパルスを発生させるタイミング回路を、電圧制御型
発振器と発振周波数を入力信号に同期させるための位相
比較器と比較結果を平滑化するフィルタなどで構成され
るPLL回路と、周期的にクロック位相をズラしてサン
プリング位相を変化させて、信号と画素の位相関係を周
期的に変化させる位相器と、周期波形からなり、1ライ
ン毎あるいは1フィールド毎にパルス波で変調される交
流信号の入力手段とで構成し、交流信号と画素の位相関
係を周期的に変化させることによって固定画素を再構築
し、視覚的なフィルタ効果をもたせている。したがっ
て、第1に、従来の液晶駆動装置において画面上の映像
を妨害し、画質劣化の原因となる高調波成分を除去する
ことができる。第2に、従来の技術では除去することが
困難であったサンプリングや画素構造が原因の高調波成
分についても、除去することが可能になる。第3に、映
像信号を操作する代りに、表示する画素位置を制御して
いるので、空間周波数フィルタを安価に実現することが
できる。第4に、信号処理のフィルタを使用しないの
で、鮮鋭度の劣化も少ない、等の多くの優れた効果が得
られる。
【0039】請求項2の液晶駆動装置では、請求項1の
液晶駆動装置において、そのタイミング発生器に、タイ
ミング回路ブロック内のPLL回路から出力されたサン
プリングブロックの位相を制御可能な可変移相器と、こ
の可変移相器の位相を周期的に変化させる交流電圧信号
の入力手段とを設け、信号と画素の位相関係を周期的に
変化させている。このような構成のタイミング発生器を
使用しても、請求項1の液晶駆動装置と同様の効果が得
られる。
液晶駆動装置において、そのタイミング発生器に、タイ
ミング回路ブロック内のPLL回路から出力されたサン
プリングブロックの位相を制御可能な可変移相器と、こ
の可変移相器の位相を周期的に変化させる交流電圧信号
の入力手段とを設け、信号と画素の位相関係を周期的に
変化させている。このような構成のタイミング発生器を
使用しても、請求項1の液晶駆動装置と同様の効果が得
られる。
【0040】請求項3の液晶駆動装置では、請求項1の
液晶駆動装置において、そのタイミング発生器に、タイ
ミング回路ブロック内のPLL回路内部にクロックの位
相を制御可能な可変移相器と、この可変移相器の位相を
周期的に変化させる交流電圧信号の入力手段とを設け、
信号と画素の位相関係を周期的に変化させている。この
ような構成のタイミング発生器を使用しても、請求項1
の液晶駆動装置と同様の効果が得られる。
液晶駆動装置において、そのタイミング発生器に、タイ
ミング回路ブロック内のPLL回路内部にクロックの位
相を制御可能な可変移相器と、この可変移相器の位相を
周期的に変化させる交流電圧信号の入力手段とを設け、
信号と画素の位相関係を周期的に変化させている。この
ような構成のタイミング発生器を使用しても、請求項1
の液晶駆動装置と同様の効果が得られる。
【図1】この発明の液晶駆動装置で使用されるタイミン
グ発生器の詳細構成について、その実施の形態の一例を
示す機能ブロック図である。
グ発生器の詳細構成について、その実施の形態の一例を
示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の液晶駆動装置において、空間周波数
フィルタを付加した場合の画面上の映像に妨害を生じる
波形と、表示される画像との一例を示す図である。
フィルタを付加した場合の画面上の映像に妨害を生じる
波形と、表示される画像との一例を示す図である。
【図3】この発明の液晶駆動装置において使用する空間
周波数フィルタについて、その等価回路を示す図であ
る。
周波数フィルタについて、その等価回路を示す図であ
る。
【図4】図3に示した空間周波数フィルタの周波数特性
を示す図である。
を示す図である。
【図5】図1に示したタイミング発生器について、その
詳細な構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。
詳細な構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。
【図6】図1に示したタイミング発生器について、その
詳細な構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。
詳細な構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。
【図7】従来の液晶駆動装置について、そのシステム全
体構成の一例を示す機能ブロック図である。
体構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示したRGBドライバについて、その詳
細な構成の一例を示す機能ブロック図である。
細な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図9】図7に示したLCDパネル周辺部について、そ
の詳細な構成の一例を示す機能ブロック図である。
の詳細な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図10】従来の液晶駆動装置における画面上の映像に
妨害を生じる波形と、表示される画像との一例を示す図
である。
妨害を生じる波形と、表示される画像との一例を示す図
である。
4……タイミング発生器、41……PLL回路、42…
…位相比較器、43……ローパスフィルタ、44……V
CO、45……分周器、46……タイミング発生部、4
7……移相器、48……加算器
…位相比較器、43……ローパスフィルタ、44……V
CO、45……分周器、46……タイミング発生部、4
7……移相器、48……加算器
Claims (3)
- 【請求項1】 映像信号を一定周期でサンプリングし、
パネル上にカラー画像を表示する液晶表示装置の駆動装
置において、 サンプリングパルスを発生させるタイミング回路は、 電圧制御型発振器と、発振周波数を入力信号に同期させ
るための位相比較器と、比較結果を平滑化するフィルタ
などで構成されるPLL回路と、 周期的にクロック位相をズラしてサンプリング位相を変
化させて、信号と画素の位相関係を周期的に変化させる
位相器と、 周期波形からなり、1ライン毎あるいは1フィールド毎
にパルス波で変調される交流信号の入力手段とを備え、 交流信号と画素の位相関係を周期的に変化させることに
よって固定画素を再構築し、視覚的なフィルタ効果をも
たせたことを特徴とする液晶駆動装置。 - 【請求項2】 サンプリングパルスを発生させるタイミ
ング回路は、タイミング回路ブロック内のPLL回路か
ら出力されたサンプリングブロックの位相を制御可能な
可変移相器と、この可変移相器の位相を周期的に変化さ
せる交流電圧信号の入力手段とを備え、信号と画素の位
相関係を周期的に変化させることを特徴とする上記請求
項1記載の液晶駆動装置。 - 【請求項3】 サンプリングパルスを発生させるタイミ
ング回路は、タイミング回路ブロック内のPLL回路内
部にクロックの位相を制御可能な可変移相器と、この可
変移相器の位相を周期的に変化させる交流電圧信号の入
力手段とを備え、信号と画素の位相関係を周期的に変化
させることを特徴とする上記請求項1記載の液晶駆動装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173718A JPH1124030A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 液晶駆動装置 |
IDP980930A ID20498A (id) | 1997-06-30 | 1998-06-29 | Cairan kristal untuk alat penggerak |
KR1019980024764A KR19990007417A (ko) | 1997-06-30 | 1998-06-29 | 액정 구동 장치 |
US09/107,219 US6346936B2 (en) | 1997-06-30 | 1998-06-29 | Liquid crystal driving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9173718A JPH1124030A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 液晶駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124030A true JPH1124030A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15965865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9173718A Pending JPH1124030A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 液晶駆動装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6346936B2 (ja) |
JP (1) | JPH1124030A (ja) |
KR (1) | KR19990007417A (ja) |
ID (1) | ID20498A (ja) |
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JP2003066888A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-03-05 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置、その駆動方法および駆動回路、電子機器 |
JP2014191339A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Canon Inc | 画像表示装置およびその制御プログラム |
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US7048779B1 (en) | 2003-11-24 | 2006-05-23 | Pittsburgh Mineral And Environmental Technology, Inc. | Method of removing mercury from exhaust gases of coal fired power plants and associated apparatus |
TWM274548U (en) * | 2005-03-18 | 2005-09-01 | Innolux Display Corp | Liquid crystal display device |
TWI399732B (zh) * | 2008-08-13 | 2013-06-21 | Sitronix Technology Corp | And a control chip for a color order type liquid crystal display device |
JP2011164356A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Canon Inc | 表示装置および表示方法 |
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JPH08171363A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-07-02 | Sony Corp | 表示装置 |
JPH08234703A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-13 | Sony Corp | 表示装置 |
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-
1997
- 1997-06-30 JP JP9173718A patent/JPH1124030A/ja active Pending
-
1998
- 1998-06-29 ID IDP980930A patent/ID20498A/id unknown
- 1998-06-29 US US09/107,219 patent/US6346936B2/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-29 KR KR1019980024764A patent/KR19990007417A/ko not_active Application Discontinuation
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JP2014191339A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Canon Inc | 画像表示装置およびその制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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