JPH07319420A - 画素同期装置 - Google Patents

画素同期装置

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Publication number
JPH07319420A
JPH07319420A JP10563494A JP10563494A JPH07319420A JP H07319420 A JPH07319420 A JP H07319420A JP 10563494 A JP10563494 A JP 10563494A JP 10563494 A JP10563494 A JP 10563494A JP H07319420 A JPH07319420 A JP H07319420A
Authority
JP
Japan
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signal
driving
response
video signal
display means
Prior art date
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Pending
Application number
JP10563494A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sasaki
徹 佐々木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、サンプリングパルス信号SPの遅
延に起因する輝度差の発生、及びコントラストの低下を
抑制することを可能とすることを可能とする画素同期装
置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、画素を配列した液晶パネル3と、
映像信号R、G、B及びクロック信号CLKを受け、こ
れらの信号に応答して液晶パネル3を駆動する第1水平
ドライバ11、及び第2水平ドライバ12と、第1水平
ドライバ11に供給される映像信号R、G、Bの位相を
調節する第1可変移相器61R、61G、61Bと、第
2水平ドライバ12に供給される映像信号R、G、Bの
位相を調整する第2可変移相器62とを有する。そし
て、第1、及び第2水平ドライバ11、12の遅延量に
応じて第1可変移相器61、及び第2可変移相器62の
位相が調整され、映像信号R、G、Bのサンプリング点
が適正に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のアナログドラ
イバを用いて駆動される液晶ディスプレイ及びプラズマ
ディスプレイ等のように画素が配列された表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイ、及びプラズマ
ディスプレイ等の画素が配列された表示装置(以下、フ
ラットディスプレイと呼ぶ)が知られている。
【0003】前記フラットディスプレイのうち、例えば
液晶パネルの駆動回路には、映像信号を入力して画素信
号を導出する水平ドライバと、線順次走査のための垂直
ドライバが用いられている。特に、ディスプレイの高精
細化により画素が多く設けられた液晶ディスプレイの駆
動回路においては、多数の画素に対応するために複数個
の水平ドライバが用いられている。
【0004】また、液晶パネルでの多色化、及び多階調
化を実現するために、水平ドライバとして一般的にアナ
ログドライバを用いられている。この場合、前記アナロ
グドライバに中間階調に対応するアナログ電圧を印加す
ることにより中間階調を表示するようになっている。
【0005】図10は、従来の液晶パネルの駆動回路の
ブロック図である。
【0006】図10を参照して、この液晶パネルの駆動
回路は、それぞれ160本の出力端子を有する第1の水
平ドライバ11、第2の水平ドライバ12と、垂直ドラ
イバ2と、液晶パネル3と、映像処理回路5とを含む。
【0007】液晶パネル3は、画素をマトリックス状に
配列したものである。第1の水平ドライバ11は、液晶
パネル3の水平方向の左半分の画素に対応するものであ
り、第2の水平ドライバ12はその右半分の画素に対応
するものである。
【0008】第1の水平ドライバ11は、タイミングジ
ェネレータ11A、及びサンプルホールド回路11Bを
含む。第2の水平ドライバ12は、タイミングジェネレ
ータ12A、及びサンプルホールド回路12Bを含む。
【0009】サンプルホールド回路11B、12Bの各
々は、スイッチSW、コンデンサC、及びバッファアン
プBAを1組とした所定数の素子の組を含む。サンプル
ホールド回路11B、12Bにおける前記素子の組の合
計数は、液晶パネル3の水平方向に配された画素数と同
じ数だけ設けられる。
【0010】タイミングジェネレータ11A、12Aの
それぞれは、クロック信号CLKを受ける。サンプルホ
ールド回路11B、12Bの各々は、映像処理回路8か
ら出力されるアナログR、G、B信号R、G、Bをスイ
ッチSWのそれぞれの一端に受ける。
【0011】更に、サンプルホールド回路11Bは、タ
イミングジェネレータ11Aの出力信号を各スイッチS
Wの制御信号として受ける。サンプルホールド回路12
Bは、タイミングジェネレータ12Aの出力信号を各ス
イッチSWの制御信号として受ける。
【0012】サンプルホールド回路11B、12Bの各
々においては、スイッチSWの他端からの信号をバッフ
ァアンプBA、及びコンデンサCが受ける。
【0013】液晶パネル3は、垂直ドライバ2の出力信
号と、第1の水平ドライバ11、第2の水平ドライバ1
2のそれぞれのバッファアンプBAからの出力信号を受
ける。
【0014】次に、図10の液晶パネルの駆動回路の動
作について説明する。
【0015】映像処理回路5は、供給されたアナログ
R、G、B信号R、G、Bについてγ補正等の映像処理
を行い、その処理結果としてのアナログR、G、B信号
R、G、Bをサンプルホールド回路11B、12Bのそ
れぞれに供給される。
【0016】タイミングジェネレータ11A、12Aの
それぞれは、入力されたクロック信号CLKに基づいて
アナログR、G、B信号R、G、Bの周波数と同じ周波
数のサンプリングパルス信号を発生させる。
【0017】タイミングジェネレータ11A、12Aに
おいて発生されたサンプリングパルス信号のそれぞれ
は、対応するサンプルホールド回路11B、12Bに与
えられる。
【0018】サンプルホールド回路11B、12Bの各
々においては、サンプリングパルス信号の立ち上がりの
タイミングによって各スイッチSWが閉成され、アナロ
グR、G、B信号R、G、Bのサンプリング値が、対応
するコンデンサCにホールドされる。
【0019】このような信号のホールド動作は、1水平
期間において行われる。そして、次の水平期間におい
て、コンデンサCのホールド値が、対応するバッファア
ンプBAを介して、線順次で液晶パネル3に向けて出力
される。
【0020】液晶パネル3では第1の水平ドライバ1
1、及び第2の水平ドライバ12による水平走査と、垂
直ドライバ2による垂直走査とに基づいてアナログR、
G、B信号R、G、Bに対応する画像を表示する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した図
10に示される駆動回路を有する従来のフラットディス
プレイにおいては、次のような問題点があった。
【0022】以下、その問題点について説明する。
【0023】図11は、図10の液晶パネルの駆動回路
における主要な信号波形を示すタイミングチャートであ
る。
【0024】図11においては、アナログR、G、B信
号R、G、B、サンプリングパルス信号SP、及びクロ
ック信号CLKが、第1、及び第2水平ドライバ11、
12のそれぞれについて示される。図10において、X
−X線の左側が第1水平ドライバ11についての波形図
であり、その右側が第2水平ドライバ12についての波
形図である。
【0025】また、サンプリングパルス信号SPは、ク
ロック信号CLKの1パルス毎に、サンプルホールド回
路11B、12BのスイッチSWのそれぞれに順次1パ
ルスずつ与えられるものである。
【0026】しかし、図11においては、サンプリング
パルス信号SPと、アナログR、G、B信号R、G、
B、及びクロック信号CLKとの対応関係を明らかにす
るために各スイッチSWに与えられるサンプリングパル
ス信号SPを時系列的に合成して示してある。
【0027】図10の第1、及び第2水平ドライバ1
1、12のそれぞれは、アナログドライバであるため、
そのアナログドライバを構成する回路の回路定数等の電
気的特性によりサンプリングホールド回路11B、12
Bのそれぞれに供給されるサンプリングパルス信号SP
は、図11に示されるようにクロック信号CLKに対し
て遅延する。
【0028】また、第1、及び第2水平ドライバ11、
12が異なるLSIチップに設けられている場合には、
LSIチップ間での電気的特性がことなる。このような
場合において、LSIチップ間での電気的特性の相違に
よって、サンプルホールド回路11Bに供給されるサン
プリングパルス信号SPと、サンプルホールド回路12
Bに供給されるサンプリングパルス信号SPとの遅延差
は、一般的に10ns以上となる。
【0029】ここで、図10の第1、及び第2水平ドラ
イバ11、12におけるクロック信号CLKに対するサ
ンプリングパルス信号SPの遅延量をそれぞれ5ns、
15nsと仮定する。そして、穴路不R、G、B信号
R、G、Bが2.5Vのバイアスを有し、周波数15M
Hz、振幅5Vp−pの正弦波であると仮定する。
【0030】この場合、図11における第1水平ドライ
バ11側のアナログR、G、B信号R、G、Bの最大値
のサンプリング点Aにおける電位VAは数1で表される
値となる。
【0031】
【数1】
【0032】また、第2水平ドライバ12側の最大値の
サンプリング点Bにおける電位VBは下記数2で表され
る値となる。
【0033】
【数2】
【0034】このように、第1、及び第2水平ドライバ
間でサンプリングパルス信号SPに遅延差があると、サ
ンプリングされた最大値において大きな電位差が生じ
る。その結果、液晶パネル3の画面の左右で輝度差が生
じるという問題がある。
【0035】一方、第1水平ドライバ11側の最小値の
サンプリング点Cにおける電位VCは下記数3で表され
る値になる。
【0036】
【数3】
【0037】また、第2水平ドライバ12側の最小値の
サンプリング点Dにおける電位VDは下記数4で表され
る値となる。
【0038】
【数4】
【0039】ここで、サンプリング点B−D間の電位差
に注目すると、アナログR、G、B信号R、G、Bの振
幅が5Vp−pであるのに対して、B−D間の電位差は
0.78Vでしかない。その結果、液晶パネル3の画像
においてコントラストが低下するという問題がある。
【0040】また、R、G、B信号のそれぞれに対応し
て3枚の液晶パネルを使用する液晶プロジェクタなどの
表示装置では、アナログR、G、B信号R、G、Bの各
信号用の水平ドライバ11のサンプリングパルス信号の
遅延差が生じると、白バランスが崩れてしまうという問
題がある。
【0041】本発明は、上述の欠点に鑑みなされたもの
であり、サンプリングパルス信号SPの遅延に起因する
輝度差の発生、及びコントラストの低下を抑制すること
を可能とすることを可能とする画素同期装置を提供する
ことを目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明は、画素を配列し
た表示手段と、映像信号及びクロック信号を受け、これ
らの信号に応答して前記表示手段を駆動する複数の駆動
手段とを備え、前記駆動手段の各々は前記クロック信号
に応答して、前記表示手段の所定方向に並ぶ画素のそれ
ぞれに応答して前記映像信号をサンプリングするための
サンプリングパルス信号を発生させるパルス発生手段
と、前記サンプリングパルス信号に応答して、前記映像
信号のサンプルホールドを前記表示手段の前記所定方向
に並ぶ画素のそれぞれに対応して行い、そのホールド値
を前記表示手段に供給するサンプルホールド手段とを含
み、前記駆動手段の各々に供給される映像信号の位相を
調節する複数の位相調節手段を備えた画素同期装置であ
る。
【0043】また、本発明は、画素を配列した表示手段
と、映像信号及びクロック信号を受け、これらの信号に
応答して前記表示手段を駆動する第1駆動手段、及び第
2駆動手段とを備え、前記第1、及び第2駆動手段の各
々は前記クロック信号に応答して、前記表示手段の所定
方向に並ぶ画素のそれぞれに応答して前記映像信号をサ
ンプリングするためのサンプリングパルス信号を発生さ
せるパルス発生手段と、前記サンプリングパルス信号に
応答して、前記映像信号のサンプルホールドを前記表示
手段の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行
い、そのホールド値を前記表示手段に供給するサンプル
ホールド手段とを含み、前記第1駆動手段に供給される
映像信号の位相を調節する第1位相調節手段、及び前記
第2駆動手段に供給される第2位相調節手段を備えた画
素同期装置である。
【0044】また、本発明は、赤色信号用の画素を配列
した第1表示手段と、青色信号用の画素を配列した第2
表示手段と、緑色信号用の画素を配列した第3表示手段
と、赤色映像信号及びクロック信号を受け、これらの信
号に応答して前記第1表示手段を駆動する赤色信号用第
1駆動手段、及び赤色信号用第2駆動手段と、青色映像
信号及びクロック信号を受け、これらの信号に応答して
前記第2表示手段を駆動する青色信号用第1駆動手段、
及び青色信号用第2駆動手段と、緑色映像信号及びクロ
ック信号を受け、これらの信号に応答して前記第3表示
手段を駆動する緑色信号用第1駆動手段、及び緑色信号
用第2駆動手段とを備え、前記第1、及び第2駆動手段
の各々は前記クロック信号に応答して、前記表示手段の
各々の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに応答して、前記
映像信号をサンプリングするためのサンプリングパルス
信号を発生させるパルス発生手段と、前記サンプリング
パルス信号に応答して、前記映像信号のサンプルホール
ドを前記表示手段の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれ
に対応して行い、そのホールド値を前記表示手段に供給
するサンプルホールド手段とを含み、前記第1駆動手段
の各々に供給される映像信号の位相を調節する第1位相
調節手段、及び前記第2駆動手段に供給される第2位相
調節手段を備えた画素同期装置である。
【0045】また、本発明は、画素を配列した表示手段
と、ディジタル映像信号及びクロック信号を受け、前記
ディジタル映像信号をディジタル信号からアナログ信号
に変換するD/A変換手段と、前記D/A変換手段から
のアナログ映像信号に応答して前記表示手段を駆動する
複数の駆動手段とを備え、前記駆動手段の各々は前記ク
ロック信号に応答して、前記表示手段の所定方向に並ぶ
画素のそれぞれに応答して前記映像信号をサンプリング
するためのサンプリングパルス信号を発生させるパルス
発生手段と、前記サンプリングパルス信号に応答して、
前記映像信号のサンプルホールドを前記表示手段の前記
所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行い、そのホ
ールド値を前記表示手段に供給するサンプルホールド手
段とを含み、前記D/A変換手段に供給されるクロック
信号の位相を調節する位相調節手段を備えた画素同期装
置である。
【0046】また、本発明は、赤色信号用の画素を配列
した第1表示手段と、青色信号用の画素を配列した第2
表示手段と、緑色信号用の画素を配列した第3表示手段
と、ディジタル赤色映像信号及びクロック信号を受け、
前記ディジタル赤色映像信号をディジタル信号からアナ
ログ信号に変換する第1D/A変換手段と、ディジタル
青色映像信号及びクロック信号を受け、前記ディジタル
青色映像信号をディジタル信号からアナログ信号に変換
する第2D/A変換手段と、ディジタル緑色映像信号及
びクロック信号を受け、前記ディジタル緑色映像信号を
ディジタル信号からアナログ信号に変換する第3D/A
変換手段と、前記第1D/A変換手段からのアナログ赤
色映像信号に応答して前記第1表示手段を駆動する赤色
信号用第1駆動手段、及び赤色信号用第2駆動手段と、
前記第2D/A変換手段からのアナログ青色映像信号に
応答して前記第2表示手段を駆動する青色信号用第1駆
動手段、及び青色信号用第2駆動手段と、前記第3D/
A変換手段からのアナログ緑色映像信号に応答して前記
第3表示手段を駆動する緑色信号用第1駆動手段、及び
緑色信号用第2駆動手段とを備え、前記第1、及び第2
駆動手段の各々は前記クロック信号に応答して、前記表
示手段の各々の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに応答し
て、前記映像信号をサンプリングするためのサンプリン
グパルス信号を発生させるパルス発生手段と、前記サン
プリングパルス信号に応答して、前記映像信号のサンプ
ルホールドを前記表示手段の前記所定方向に並ぶ画素の
それぞれに対応して行い、そのホールド値を前記表示手
段に供給するサンプルホールド手段とを含み、前記第1
駆動手段の各々に供給される映像信号の位相を調節する
第1位相調節手段、及び前記第2駆動手段に供給される
第2位相調節手段を備えた画素同期装置である。
【0047】
【作用】本発明は、上述の如く構成することにより、入
力アナログ信号は複数の位相調整手段により入力アナロ
グ信号の位相が調整され、この位相調整アナログ信号は
は水平ドライバ中のサンプル/ホールド部に供給され
る。そして、水平ドライバ中のタイミングジェネレータ
部では、入力パルスに基づいてサンプリングパルスが作
成され、このサンプリングパルスに従い、上述の矩形波
が再度サンプルホールドされる。次に、サンプル/ホー
ルド部にて保持されたホールド値が線順次で表示パネル
に供給される。
【0048】
【実施例】以下、図面に従い、本発明の実施例を説明す
る。
【0049】図1は、第1実施例によるフラットディス
プレイを構成する回路の要部の概略構成を示すブロック
図である。
【0050】図1を参照して、このフラットディスプレ
イの回路には、チューナ(図示せず)から入力され、映
像検波回路(図示せず)を経た複合映像信号VSと、外
部入力端子(図示せず)から入力された映像信号として
のアナログR、G、B信号R1、G1、B1、及び同期
信号SY1とが供給される。
【0051】このフラットディスプレイの回路は、クロ
マカラー復調回路41、同期分離回路42、タイミング
制御回路43、切り換えスイッチ44、44、44、4
5、映像処理回路5、第1可変移相器61R、61G、
61B、第2可変移相器62R、62G、62B、水平
ドライバ1、垂直ドライバ2、及び液晶パネル3を含
む。
【0052】水平ドライバ1は、第1水平ドライバ1
1、及び第2水平ドライバ12を含む。映像処理回路5
は、ユーザコントロール回路51、γ補正回路52、極
性切替回路53、及びバッファアンプ54を含む。
【0053】複合映像信号VSは、クロマカラー復調回
路41、及び同期分離回路42に供給される。
【0054】クロマカラー復調回路41は、複合映像信
号VSを復調し、アナログR、G、B信号R2、G2、
B2を発生させる。このアナログR、G、B信号R2、
G2、B2のそれぞれは、色差信号と輝度信号とを合成
することによって生成されるものである。アナログR、
G、B信号R2、G2、B2のそれぞれは、切り換えス
イッチSW44、44、44にそれぞれが供給される。
【0055】この切り換えスイッチ44、44、44に
は、アナログR、G、B信号R1、G1、B1も供給さ
れる。スイッチ44、44、44のそれぞれは、所定の
制御信号によって同時に切り換えるものである。
【0056】スイッチ44、44、44は、その動作に
よって、アナログR、G、B信号R1、G1、B1、及
びR2、G2、B2のいずれか一方の組を、液晶パネル
3に表示させるためのアナログR、G、B信号R、G、
Bとしてユーザコントロール回路51に供給する。
【0057】ユーザコントロール回路51は、液晶パネ
ル3に表示される画像のコントラスト、ブライト、及び
ティントのそれぞれを使用者の好みに応じて調整する回
路である。このユーザコントロール回路51には、コン
トラスト制御信号S1、ブライト制御信号S2、及びテ
ィント制御信号S3が供給される。
【0058】ユーザコントロール回路51では、コント
ラスト制御信号S1、ブライト制御信号S2、及びティ
ント制御信号S3のそれぞれに応答して、アナログR、
G、B信号R、G、Bについて、コントラスト、ブライ
ト、及びティントの調整処理を行う。
【0059】その調整処理後のアナログR、G、B信号
R、G、Bは、γ補正回路52、極性切替回路53、及
びバッファアンプ54を経て出力される。その出力信号
それぞれは、第1可変移相器61R、61G、61Bを
介して水平ドライバ1の第1水平ドライバへ供給される
とともに、第2可変移相器62R、62G、62Gを介
して第2水平ドライバ12に供給される。
【0060】アナログR、G、B信号R、G、Bについ
て、γ補正回路52ではγ補正処理が行われる。そし
て、極性切替回路53では信号の極性切替処理が行われ
る。そして、バッファアンプ54ではアナログR、G、
B信号R、G、Bが増幅される。
【0061】同期分離回路42は、複合映像信号VSか
ら同期信号SY2を分離し、分離した同期信号SY2を
切り換えスイッチ45へ供給する。この切り換えスイッ
チ45には、同期信号SY1も供給される。切り換えス
イッチ45は、スイッチ44に供給される制御信号と同
じ制御信号に応答して切り換わるものであり、その動作
によって、同期信号SY1、SY2の一方を選択的にタ
イミング制御回路43に供給する。
【0062】これにより、切り換えスイッチ44におい
てアナログR、G、B信号R1、G1、B1が選択され
る場合は切り換えスイッチ45において同期信号SY1
が選択され、逆に切り換えスイッチ44においてアナロ
グR、G、B信号R2、G2、B2が選択される場合は
切り換えスイッチ45において同期信号SY2が選択さ
れる。
【0063】タイミング制御回路43は、供給された同
期信号に基づいて、水平ドライバ1における第1、及び
第2水平ドライバ11、12と、垂直ドライバ2とを駆
動するためのクロック信号を発生させる。そのクロック
信号は、第1、及び第2水平ドライバ11、12と垂直
ドライバ2とに供給される。
【0064】次に、液晶パネル3の駆動回路について詳
細に説明する。
【0065】図2は、第1実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図2において図10と一致
する部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略す
る。
【0066】図2の駆動回路が図10の駆動回路と異な
るのは、サンプルホールド回路11Bに供給されるアナ
ログR、G、B信号R、G、Bのそれぞれの信号線に第
1可変移相器群61R、61G、61Bが設けられ、サ
ンプルホールド回路12Bに供給されるアナログR、
G、B信号R、G、Bのそれぞれに可変移相器62R、
62G、62Bが設けられていることである。
【0067】第1可変移相器群61R、61G、61
B、及び第2可変移相器群62R、62G、62Bに
は、例えば、可変遅延線が用いられる。動作において、
アナログR、G、B信号R、G、Bのそれぞれは、第1
可変移相器群61R、61G、61Bによって第1の所
定量遅延させられ、また第2可変移相器群62R、62
G、62Bによって第2の所定量遅延させられる。
【0068】図3は、図2の液晶パネルの駆動回路にお
ける主要な信号波形を示すタイミングチャートである。
【0069】図3においては、第1可変移相器群61
R、61G、61B、及び第2可変移相器群62R、6
2G、62Bによって遅延させられる前のアナログR、
G、B信号R0、G0、B0、第1可変移相器群61
R、61G、61Bによる遅延後のアナログR、G、B
信号R1、G1、B1、第2可変移相器群62R、62
G、62Bによる遅延後のアナログR、G、B信号R
2、G2、B2、サンプリングパルス信号SP、及びク
ロック信号CLKが示される。
【0070】図3において、X−X線左側が第1水平ド
ライバ11についての波形図であり、その右側が第2水
平ドライバ12についての波形図である。この波形図に
おいても、図11と同様にサンプリングパルス信号SP
を時系列的に合成して示してある。
【0071】ここで、第1水平ドライバ11におけるサ
ンプリングパルス信号SPのクロック信号CLKに対す
る遅延量が5nsであり、第2水平ドライバ12におけ
るクロック信号CLKに対するサンプリングパルス信号
の遅延量が15nsであると仮定する。また、アナログ
R、G、B信号R、G、Bが、2.5Vのバイアスを有
する周波数15MHz、及び振幅5Vp−pの正弦波で
あると仮定する。
【0072】この仮定条件は、前述の数1〜数4の条件
と同じである。従って、アナログR、G、B信号を第1
可変移相器群61R、61G、61B、及び第2可変移
相器群62R、62G、62Bにより遅延させない場合
は、サンプリングパルス信号SPの遅延に起因して液晶
パネル3の左右画面の輝度差、及びコントラストの低下
が生じることになる。
【0073】更に、ここでは、第1可変移相器群61
R、61G、61BのそれぞれによるアナログR、G、
B信号R1、G1、B1の遅延量を5nsと仮定し、第
2可変移相器群62R、62G、62Bのそれぞれによ
るアナログR、G、B信号R2、G2、B2の遅延量を
15nsと仮定する。
【0074】このような仮定条件の場合、図3における
第1水平ドライバ11側のアナログR、G、B信号R
1、G1、B1の最大値のサンプリング点Eにおける電
位VEは、下記数5に示される値となる。
【0075】
【数5】
【0076】また、第2水平ドライバ12側のアナログ
R、G、B信号R2、G2、B2の最大値のサンプリン
グ点Fにおける電位VFは、下記数6に示される値とな
る。
【0077】
【数6】
【0078】このように、アナログR、G、B信号を適
切に遅延させると、アナログR、G、B信号R1、G
1、B1、R2、G2、B2上でのサンプリング点が信
号の遅延量に応じて移動する。その結果、サンプリング
パルスSPが遅延しても、サンプリング点E、F間の電
位差をなくし得る。従って、液晶パネル3の左右画面間
の輝度差が生じない。
【0079】一方、第1水平ドライバ11側のアナログ
R、G、B信号R1、G1、B1の最小値のサンプリン
グ点Gは、下記数7で表される値になる。
【0080】
【数7】
【0081】また、第2水平ドライバ12側のアナログ
R、G、B信号R2、G2、B2の最小値のサンプリン
グ点Hは、下記数8で示される値になる。
【0082】
【数8】
【0083】ここで、点E−F間の電位差、及び点F−
H間の電位差に注目する。点E−F間、及び点F−H間
の電位差はともに4.46Vp−pである。
【0084】この場合、アナログR、G、B信号R1、
G1、B1、R2、G2、B2の振幅が5Vp−pであ
るのに対し、電位差が4.46Vである。従って、サン
プリングパルス信号SPの遅延に起因するコントラスト
の低下が抑制できる。
【0085】また、この第1の実施例においては、アナ
ログR、G、B信号R0、G0、B0の位相を遅延させ
る例について説明したが、その場合と同様な効果は、ア
ナログR、G、B信号R0、G0、B0の位相を所定量
進めることによっても得られる。具体的には、前述の仮
定条件下において、アナログR、G、B信号R0、G
0、B0の位相を56.7nsだけ進めればよい。
【0086】第2実施例 次に、第2実施例について説明する。
【0087】第2実施例においては、第1実施例で用い
た第1可変移相器群61R、61G、61B、及び第2
可変移相器群62R、62G、62Bを3枚の液晶パネ
ルを用いたディスプレイ装置(以下、3枚式液晶ディス
プレイと呼ぶ)に適用した例を示す。
【0088】このような3枚式液晶ディスプレイとして
は、例えば、液晶プロジェクタが挙げられる。この液晶
プロジェクタでは、R、G、Bの各信号毎に液晶パネル
に画像を形成し、それらを合成した画像をスクリーンに
投影する。
【0089】図4は、第2実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。
【0090】図4を参照して、水平ドライバ110R、
120R、垂直ドライバ2R、及び液晶パネル3Rは、
R信号用のものである。それらの構成は、図2に示され
るものと同じである。アナログR信号Rが伝送される信
号線には第1可変位相器61R、及び第2可変移相器6
2Rが設けられる。これにより、アナログR信号Rは、
第1可変移相器61Rを介して水平ドライバ110R、
また第2可変位相器62Rを介して120Rのそれぞれ
に供給される。
【0091】水平ドライバ110G、120G、垂直ド
ライバ2G、及び液晶パネル3Gは、G信号用のもので
ある。それらの構成は、図2に示されるものと同じであ
る。アナログG信号Rが伝送される信号線には第1可変
位相器61G、及び第2可変移相器62Gが設けられ
る。これにより、アナログG信号Gは、第1可変移相器
61Gを介して水平ドライバ110G、また第2可変位
相器62Gを介して120Gのそれぞれに供給される。
【0092】水平ドライバ110B、120B、垂直ド
ライバ2B、及び液晶パネル3Bは、B信号用のもので
ある。それらの構成は、図2に示されるものと同じであ
る。アナログB信号Rが伝送される信号線には第1可変
位相器61B、及び第2可変移相器62Bが設けられ
る。これにより、アナログB信号Bは、第1可変移相器
61Bを介して水平ドライバ110B、また第2可変位
相器62Bを介して120Bのそれぞれに供給される。
【0093】この3枚式液晶パネルディスプレイにおい
ては、アナログR、G、B信号R1、G1、B1、R
2、G2、B2のそれぞれに対応する画像が、液晶パネ
ル3R、3G、3Bに色別に表示される。
【0094】このような3枚式液晶パネルディスプレイ
においても、第1可変移相器群61R、61G、61
B、及び第2可変移相器群62R、62G、62Bのそ
れぞれの働きにより、アナログR、G、B信号のそれぞ
れが所定量遅延される。このため、第1実施例による駆
動回路と同様に、サンプリングパルス信号SPの遅延に
起因する左右画面間の輝度差の発生、及びコントラスト
の低下が抑制される。
【0095】更に、この3枚式液晶パネルディスプレイ
においては、第1可変移相器群61R、61G、61
B、及び第2可変移相器群62R、62G、62Bのそ
れぞれの働きにより、サンプリングパルス信号SPの遅
延に起因する白バランスの変化が抑制される。
【0096】第3実施例 次に、第3実施例について説明する。
【0097】第3実施例では、サンプリングパルス信号
SPの遅延に起因する左右画面の輝度差の発生、及びコ
ントラストの低下を抑制するためにアナログR、G、B
信号R、G、Bを遅延させる他の例について説明する。
【0098】即ち、第3実施例では、アナログR、G、
B信号R、G、Bのー部がD/A変換帰路により発生さ
れる場合に、そのD/A変換回路においてアナログR、
G、B信号R、G、Bを遅延させる例を示す。
【0099】図5は、第3実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。
【0100】図5において、図2と一致する部分には同
一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0101】図5を参照して、第1可変移相器61は、
D/A変換のタイミングを規定するクロック信号CLK
1を第1の遅延量だけ遅延させ、また第2可変移相器6
2は、D/A変換のタイミングを規定するクロック信号
CLK1を第2の遅延量だけ遅延させる。
【0102】そして、上述の第1可変移相器61の出力
は、第1水平ドライバ11と第2水平ドライバ12の切
り換えに同期する切り換え信号にて制御されるスイッチ
SW1により、第1水平ドライバ11へ信号が供給さ
れ、また第2可変移相器62の出力は、上述のスイッチ
SW1により、第2水平ドライバ12へ信号が供給され
る。
【0103】これにより、第1可変移相器61、または
第2可変移相器62から出力されるCLK1は、第1可
変移相器61、または第2可変移相器62に入力される
前のクロック信号CLK1に対してそれぞれ位相が遅ら
される。これらの第1可変移相器61、及び第2可変移
相器62には、例えば、可変遅延線が用いられる。
【0104】D/A変換回路71には、ディジタルR信
号DRと、第1可変移相器61、または第2可変移相器
62を経たクロック信号CLK1とが供給される。D/
A変換回路71は、クロック信号CLK1に応答してデ
ィジタルR信号DRをD/A変換し、その結果としてア
ナログR信号Rを発生させる。
【0105】D/A変換回路72には、ディジタルG信
号DGと、第1可変移相器61、または第2可変移相器
62を経たクロック信号CLK1とが供給される。D/
A変換回路72は、クロック信号CLK1に応答してデ
ィジタルR信号DGをD/A変換し、その結果としてア
ナログG信号Gを発生させる。
【0106】D/A変換回路73には、ディジタルB信
号DBと、第1可変移相器61、または第2可変移相器
62を経たクロック信号CLK1とが供給される。D/
A変換回路73は、クロック信号CLK1に応答してデ
ィジタルB信号DBをD/A変換し、その結果としてア
ナログB信号Bを発生させる。
【0107】D/A変換回路71から出力されるアナロ
グR信号Rは、映像処理回路501を介して第1、及び
第2水平ドライバ11、12のそれぞれに供給される。
D/A変換回路72から出力されるアナログG信号G
は、映像処理回路502を介して第1、及び第2水平ド
ライバ11、12のそれぞれに供給される。D/A変換
回路73から出力されるアナログB信号Bは、映像処理
回路503を介して第1、及び第2水平ドライバ11、
12のそれぞれに供給される。
【0108】映像処理回路501、502、503は、
図1の映像処理回路5に対応するものである。図5にお
けるその他の回路は、図2のものと同じである。
【0109】図5に示される液晶パネルの駆動回路で
は、クロック信号CLK1が遅延される。このため、ク
ロック信号CLK1に応答してD/A変換を行うD/A
変換回路71、72、73から出力されるアナログR、
G、B信号R、G、Bのそれぞれが所定量遅延されるこ
とになる。
【0110】その結果、第1実施例、及び第2実施例と
同様に、サンプリングパルス信号SPの遅延に起因する
左右画面の輝度差の発生、及びコントラストの低下が抑
制される。
【0111】また、図6は、図5における第1可変移相
器61、及び第2可変移相器62を共通の可変移相器6
にて兼用し、可変移相器6に遅延量を外部入力により切
り換え、2つの遅延量を発生させたものである。
【0112】これにより、可変移相器6からは、第1、
及び第2水平ドライバ11、12の切り換えに同期した
切り換え信号に応じて、位相の遅延量が異なる2種類の
CLK1が出力される。
【0113】第4実施例 次に、第4実施例について説明する。
【0114】第4実施例においては、第3実施例で説明
したD/A変換用のクロック信号CLK1の遅延方法を
3板式の液晶パネルディスプレイに適用した例を示す。
【0115】図7は、第4実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。
【0116】図8の液晶パネルの駆動回路が図5のもの
と異なる第1の点は、映像処理回路401、402、4
03のそれぞれの出力信号がそれぞれの色信号に対応す
る水平ドライバ110R、120R、110G、120
G、110B、120Bに供給されるようになっている
ことである。
【0117】また、図7の液晶パネルの駆動回路が図5
のものと異なる第2の点は、D/A変換回路71、7
2、73のそれぞれに対応して可変移相器601、60
2、603が設けられ、これらの可変移相器601、6
02、603を外部入力により切り換え、それぞれ2つ
の遅延量を発生させたものである。
【0118】これにより、可変移相器601、602、
603からは、第1、及び第2水平ドライバ11、12
の切り換えに同期した切り換え信号に応じて、位相の遅
延量が異なる2種類のCLK1がそれぞれ出力される。
【0119】このため、図7の液晶パネルの駆動回路に
おいては、上述の実施例に比べ、液晶パネル3R、3
G、3Bにおける輝度差の発生、コントラストの低下、
及び白バランスの変化の抑制の効果を大きくすることが
できる。
【0120】第5実施例 次に、第5実施例について説明する。
【0121】第5実施例においては、第1実施例で説明
した第1、及び第2水平ドライバ11、12が共通の入
力端子を有した例を示す。
【0122】図8は、第5実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。
【0123】図8の液晶パネルの駆動回路が図2のもの
と異なる点は、アナログR、G、B信号R、G、Bのそ
れぞれに対応して第1可変移相器61R、61G、61
B、及び第2可変移相器62R、62G、62Bが設け
られ、これらの第1可変移相器61R、61G、61B
と第2可変移相器62R、62G、62Bとを第1、及
び第2水平ドライバの切り換えに同期した切り換え信号
により制御し、共通した映像信号線を介してそれぞれの
アナログR、G、B信号R、G、Bを第1、及び第2水
平ドライバ11、12へ供給されるようになっているこ
とである。
【0124】これにより、第1可変移相器61R、61
G、61Bと第2可変移相器62R、62G、62Bと
では、遅延量が異なる2種類のアナログR、G、B信号
R、G、Bがそれぞれ第1、及び第2水平ドライバ1
1、12へ出力される。
【0125】次に、第6実施例について説明する。
【0126】第6実施例においては、第5実施例で説明
した第1可変移相器61と第2可変移相器62とを共通
の可変移相器で構成した例を示す。
【0127】図9は、第6実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。
【0128】図9の液晶パネルの駆動回路が図8のもの
と異なる点は、第1可変移相器、及び第2可変移相器を
共通の可変移相器6R、6G、6Bにて兼用し、可変移
相器6R、6G、6Bでの遅延量を第1、及び第2水平
ドライバ11、12の切り換えに同期した切り換え信号
により制御し、2つの異なる遅延量を発生させたもので
ある。
【0129】これにより、可変移相器6R、6G、6B
からは、第1、及び第2水平ドライバ11、12の切り
換えに同期した切り換え信号に応じて、位相の遅延量が
異なる2種類のアナログR、G、B信号R、G、Bが出
力される。
【0130】尚、以上の実施例においては、水平ドライ
バが複数設けられた例について説明したが、これに限ら
ず、水平ドライバが1つである場合においても、アナロ
グR、G、B信号を遅延させることにより、液晶パネル
における左右画面の輝度差の発生、及びコントラストの
低下を適正に抑制することができる。
【0131】また、以上に実施例においては、液晶パネ
ルディスプレイについて説明したが、この発明は、液晶
パネルディスプレイに限らず、プラズマディスプレイ装
置等のフラットディスプレイについても適用することが
可能である。
【0132】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成することによ
り、駆動手段に供給される映像信号の位相が位相調節手
段により調節される。これにより、サンプルホールド手
段のサンプリングパルス信号に基づく映像信号のサンプ
リングテンが全体的に調節できる。従って、各画素に対
応するサンプリング点を映像信号のピーク値に近い部分
に設定でき、このために、サンプリングパルス信号の遅
延に起因する輝度差の発生、及びコントラストの低下を
抑制することができる。
【0133】また、本発明は、第1、第2、及び第3駆
動手段に供給される第1、第2、及び第3の映像信号の
それぞれの位相が位相調節手段により調節される。これ
により、各駆動手段において、サンプリングホールド手
段のサンプリングパルス信号に基づく映像信号のサンプ
リング点が全体的に調節できる。従って、第1、第2、
及び第3表示手段の各々における各画素に対応するサン
プリング点を映像信号のピーク値に近い部分に設定でき
る。このために、サンプリングパルス信号の遅延に起因
する輝度差の発生、及びコントラストの低下を各表示手
段毎に抑制することができる。更に、第1、第2、及び
第3の表示手段の映像を合成した場合の白バランスの変
化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるフラットディスプレイを構成
する回路の要部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図3】図2の液晶パネルの駆動回路における主要な信
号波形を示すタイミングチャートである。
【図4】第2実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図5】第3実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図6】第3実施例による第1、及び第2可変移相器を
兼用した時のブロック図である。
【図7】第4実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図8】第5実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図9】第6実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図10】従来の液晶パネルの駆動回路のブロック図で
ある。
【図11】図10の液晶パネルの駆動回路における主要
な信号波形を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 垂直ドライバ 3 液晶パネル 11 第1水平ドライバ 11A タイミングジェネレータ部 11B サンプルホールド回路 12 第2水平ドライバ 12A タイミングジェネレータ部 12B サンプルホールド回路 61R 第1可変移相器 61G 第1可変移相器 61B 第1可変移相器 62R 第2可変移相器 62G 第2可変移相器 62B 第2可変移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素を配列した表示手段と、映像信号及
    びクロック信号を受け、これらの信号に応答して前記表
    示手段を駆動する複数の駆動手段とを備え、前記駆動手
    段の各々は前記クロック信号に応答して、前記表示手段
    の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに応答して前記映像信
    号をサンプリングするためのサンプリングパルス信号を
    発生させるパルス発生手段と、前記サンプリングパルス
    信号に応答して、前記映像信号のサンプルホールドを前
    記表示手段の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応
    して行い、そのホールド値を前記表示手段に供給するサ
    ンプルホールド手段とを含み、前記駆動手段の各々に供
    給される映像信号の位相を調節する複数の位相調節手段
    を備えた画素同期装置。
  2. 【請求項2】 画素を配列した表示手段と、映像信号及
    びクロック信号を受け、これらの信号に応答して前記表
    示手段を駆動する第1駆動手段、及び第2駆動手段とを
    備え、前記第1、及び第2駆動手段の各々は前記クロッ
    ク信号に応答して、前記表示手段の所定方向に並ぶ画素
    のそれぞれに応答して前記映像信号をサンプリングする
    ためのサンプリングパルス信号を発生させるパルス発生
    手段と、前記サンプリングパルス信号に応答して、前記
    映像信号のサンプルホールドを前記表示手段の前記所定
    方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行い、そのホール
    ド値を前記表示手段に供給するサンプルホールド手段と
    を含み、前記第1駆動手段に供給される映像信号の位相
    を調節する第1位相調節手段、及び前記第2駆動手段に
    供給される第2位相調節手段を備えた画素同期装置。
  3. 【請求項3】 赤色信号用の画素を配列した第1表示手
    段と、青色信号用の画素を配列した第2表示手段と、緑
    色信号用の画素を配列した第3表示手段と、赤色映像信
    号及びクロック信号を受け、これらの信号に応答して前
    記第1表示手段を駆動する赤色信号用第1駆動手段、及
    び赤色信号用第2駆動手段と、青色映像信号及びクロッ
    ク信号を受け、これらの信号に応答して前記第2表示手
    段を駆動する青色信号用第1駆動手段、及び青色信号用
    第2駆動手段と、緑色映像信号及びクロック信号を受
    け、これらの信号に応答して前記第3表示手段を駆動す
    る緑色信号用第1駆動手段、及び緑色信号用第2駆動手
    段とを備え、前記第1、及び第2駆動手段の各々は前記
    クロック信号に応答して、前記表示手段の各々の所定方
    向に並ぶ画素のそれぞれに応答して、前記映像信号をサ
    ンプリングするためのサンプリングパルス信号を発生さ
    せるパルス発生手段と、前記サンプリングパルス信号に
    応答して、前記映像信号のサンプルホールドを前記表示
    手段の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行
    い、そのホールド値を前記表示手段に供給するサンプル
    ホールド手段とを含み、前記第1駆動手段の各々に供給
    される映像信号の位相を調節する第1位相調節手段、及
    び前記第2駆動手段に供給される第2位相調節手段を備
    えた画素同期装置。
  4. 【請求項4】 画素を配列した表示手段と、ディジタル
    映像信号及びクロック信号を受け、前記ディジタル映像
    信号をディジタル信号からアナログ信号に変換するD/
    A変換手段と、前記D/A変換手段からのアナログ映像
    信号に応答して前記表示手段を駆動する複数の駆動手段
    とを備え、前記駆動手段の各々は前記クロック信号に応
    答して、前記表示手段の所定方向に並ぶ画素のそれぞれ
    に応答して前記映像信号をサンプリングするためのサン
    プリングパルス信号を発生させるパルス発生手段と、前
    記サンプリングパルス信号に応答して、前記映像信号の
    サンプルホールドを前記表示手段の前記所定方向に並ぶ
    画素のそれぞれに対応して行い、そのホールド値を前記
    表示手段に供給するサンプルホールド手段とを含み、前
    記D/A変換手段に供給されるクロック信号の位相を調
    節する位相調節手段を備えた画素同期装置。
  5. 【請求項5】 赤色信号用の画素を配列した第1表示手
    段と、青色信号用の画素を配列した第2表示手段と、緑
    色信号用の画素を配列した第3表示手段と、ディジタル
    赤色映像信号及びクロック信号を受け、前記ディジタル
    赤色映像信号をディジタル信号からアナログ信号に変換
    する第1D/A変換手段と、ディジタル青色映像信号及
    びクロック信号を受け、前記ディジタル青色映像信号を
    ディジタル信号からアナログ信号に変換する第2D/A
    変換手段と、ディジタル緑色映像信号及びクロック信号
    を受け、前記ディジタル緑色映像信号をディジタル信号
    からアナログ信号に変換する第3D/A変換手段と、前
    記第1D/A変換手段からのアナログ赤色映像信号に応
    答して前記第1表示手段を駆動する赤色信号用第1駆動
    手段、及び赤色信号用第2駆動手段と、前記第2D/A
    変換手段からのアナログ青色映像信号に応答して前記第
    2表示手段を駆動する青色信号用第1駆動手段、及び青
    色信号用第2駆動手段と、前記第3D/A変換手段から
    のアナログ緑色映像信号に応答して前記第3表示手段を
    駆動する緑色信号用第1駆動手段、及び緑色信号用第2
    駆動手段とを備え、前記第1、及び第2駆動手段の各々
    は前記クロック信号に応答して、前記表示手段の各々の
    所定方向に並ぶ画素のそれぞれに応答して、前記映像信
    号をサンプリングするためのサンプリングパルス信号を
    発生させるパルス発生手段と、前記サンプリングパルス
    信号に応答して、前記映像信号のサンプルホールドを前
    記表示手段の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応
    して行い、そのホールド値を前記表示手段に供給するサ
    ンプルホールド手段とを含み、前記第1駆動手段の各々
    に供給される映像信号の位相を調節する第1位相調節手
    段、及び前記第2駆動手段に供給される第2位相調節手
    段を備えた画素同期装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6011534A (en) * 1995-10-05 2000-01-04 Sharp Kabushiki Kaisha Driving circuit for image display device including signal generator which generates at least two types of sampling pulse timing signals having phases that differ from each other
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KR100520620B1 (ko) * 2001-08-23 2005-10-11 세이코 엡슨 가부시키가이샤 전기 광학 패널의 구동 회로, 구동 방법, 전기 광학 장치및 전자 기기
US7145579B2 (en) 2002-01-07 2006-12-05 Nec-Mitsubishi Electric Visual Systems Corporation Display apparatus
JP2015219473A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器

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