JP3230405B2 - 液晶表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその駆動方法

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JP3230405B2 JP00333095A JP333095A JP3230405B2 JP 3230405 B2 JP3230405 B2 JP 3230405B2 JP 00333095 A JP00333095 A JP 00333095A JP 333095 A JP333095 A JP 333095A JP 3230405 B2 JP3230405 B2 JP 3230405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラ一体型V
TRや液晶プロジェクタ等に用いられる液晶表示装置及
びその駆動方法に関し、更に詳しくは、垂直解像度の高
い高画素液晶表示装置の駆動方法を改善した液晶表示装
置及びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTRや液晶プロジ
ェクタに代表される液晶表示装置付機器の普及とともに
液晶表示装置への高性能化の要求が高まり、液晶表示装
置の高解像度化や高画質化が進行している。このような
状況の下で、液晶表示装置も大型の液晶パネル及び映像
を数十倍に拡大して表示する液晶プロジェクタ用パネル
を中心に高解像度化が進み、有効走査線数480本を備
えた高画素液晶表示装置が現出している。
【0003】一方、テレビジョンの走査方式はアナログ
信号の帯域圧縮法である飛越し走査方式(以下、単に
「インタレース」と記す)が採用されている。前述の高
画素液晶表示装置でテレビジョン信号(ビデオ信号)を
再生しようとする場合、インタレース信号を順次走査方
式(以下、単に「ノンインタレース」と記す)に変換し
てインタレース信号に無い走査線を新たに生成して表示
する必要がある。つまり、液晶表示装置の駆動方法は交
流駆動が原則であり、このため電子式ビューファインダ
EVF(Electronic View Finder)等の画素数の少ない液
晶表示装置では走査線数を有効走査線数の半分の略24
0本として交流駆動していた。しかし、前述の高画素液
晶表示装置では有効走査線数略480本を備えているた
め、インタレース信号に存在しない走査線(ライン)を
生成するノンインタレース変換が必要となるためであ
る。このように1フィールドのインタレース信号をノン
インタレース変換して新たな補間走査線を生成する方法
の主なものとして次の2方式が知られている。
【0004】その一つは、ライン補間方式であり前記ラ
イン補間方式は、同一フィールド内の隣接走査線にライ
ン相関があることを利用して直前の走査線(ライン)を
そのまま用いて補間走査線を生成する方式である。その
二つ目は、フィールド補間方式であり前記フィールド補
間方式は、各フィールド毎に関連するフィールド映像を
入力して表示するものである。即ち、nフィールドには
nフィールドの映像を入力し、(n+1)フィールドに
は(n+1)フィールドの映像を入力し、これらを組み
合わせてフレームとして表示する方式である。また、こ
れらを組み合わせた動き適応型ライン補間方式も存在し
ている。本発明はインタレース信号をノンインタレース
信号に変換するノンインタレース変換回路に係わるもの
であり、以下にその構成例を示して説明する。
【0005】従来技術の液晶表示装置におけるノンイン
タレース変換回路を図3及び図4を参照して説明する。
【0006】初めに、図3(a)〜(c)を参照して従
来技術の第1例(ライン補間方式)のノンインタレース
変換回路の構成と動作を説明する。同図(a)におい
て、一例として示したインタレース変換回路の基本構成
は、インタレース信号である映像信号Aが入力される入
力端子2、映像信号AをR、G、Bのコンポーネント信
号に変換するデコーダ3、映像信号Aから水平同期H-S
ync や垂直同期V-Sync を分離・生成する同期分離4、
アナログRGBをディジタルRGBに変換するA/D変
換5、2倍速変換のために1回書込み・2回読出しを行
うラインメモリ6、ディジタルRGBをアナログRGB
に変換するD/A変換7、各種制御信号やクロックを生
成するタイミング・ジェネレータ8、そして映像を映出
する液晶表示装置1で大略構成されている。
【0007】前記液晶表示装置1の細部構成は、主にサ
ンプルホールドやシフトレジスタでなる水平走査回路9
や、垂直走査回路10が内挿され、前記水平走査回路9
には信号線Cが、前記垂直走査回路10には走査線(ラ
イン)Dがマトリクス状に配列されており、それらの交
差部には図示を省略したが薄膜トランジスタTFT(Thi
n Film Transistor)等を備えて構成されている。
【0008】そして、図3(a)の入力端子2に入力さ
れたインタレース信号である映像信号Aはデコーダ3に
入力される。前記デコーダ3ではコンポジットビデオ構
成の映像信号Aを液晶表示装置1の駆動に適合したR、
G、Bのコンポーネント信号に変換するとともにカラ
ー、ピクチャー、色相等の調整回路が付加されて(図示
省略)アナログRGBとして次段のA/D変換5に送出
される。同期分離4は映像信号AからH-Sync やV-Syn
c を分離・生成して次段のタイミング・ジェネレータ8
に送出するとともにV-Sync は前記液晶表示装置1に入
力する。A/D変換5では後述するタイミング・ジェネ
レータ8から出力されたクロック1を基準としてアナロ
グRGBをディジタルRGBに変換する。
【0009】ラインメモリ6では、詳細は後述するが1
ライン分の映像信号を記憶して、タイミング・ジェネレ
ータ8の発生する制御信号Bに応動して2回読出しを行
うことにより2倍速ノンインタレースのディジタルRG
B信号を生成する。前記ラインメモリ6から出力された
ディジタルRGBは次段のD/A変換7によりディジタ
ル→アナログ変換されてノンインタレースのアナログR
GBとして液晶表示装置1に入力される。なお、実際の
アナログRGBはシグナルドライバ(図示省略)により
所定レベルの交流信号として液晶表示装置1に印加され
て映像表示の用途に供される。タイミング・ジェネレー
タ8ではVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧
制御発信器)やH-Sync V-Sync の同期信号を基にクロ
ック1、クロック2、制御信号B、更に2倍速の水平同
期信号2H-Sync を生成して、各々A/D変換5、D/
A変換7、ラインメモリ6、液晶表示装置1に供給す
る。
【0010】液晶表示装置1は、前述のD/A変換7か
ら入力されたノンインタレースの交流アナログRGB、
及び2H−Sync V−Sync の同期信号を受取
するとともに水平走査回路9や垂直走査回路10に供給
する。図示を省略したTFTでは、垂直走査回路10に
接続された走査線(ライン)Dから供給される走査信号
の選択パルス入力に応動して、水平走査回路9に接続さ
れた信号線Cを介して映像信号を取り込む。映像信号は
蓄積容量及び液晶セル(図示省略)に供給される。前記
液晶セルでは各画素の映像レベルに応じて供給された映
像信号電圧により液晶分子を印加電圧方向に捩れて倒立
させ、この液晶分子と偏光板による旋光性を利用して液
晶表示装置1の画像表示がなされる。
【0011】図3(b)を参照して第1例の従来技術の
ノンインタレース変換回路のタイミングチャート図を説
明する。図3(b)において、前述のラインメモリにイ
ンタレースのディジタルRGBが入力されてノンインタ
レース変換回路の動作がスタートする。前記ラインメモ
リには(n−1)H、nH、(n+1)Hの各ラインに
対応した入力信号が入力される。そして、タイミング・
ジェネレータが発生する制御信号を基に2倍速処理にお
ける読出し動作を行い、出力信号(n−1)H・(n−
1)H、nH・nH、(n+1)H・(n+1)Hの倍
速信号を出力する。
【0012】更に、図3(c)を参照して第1例の従来
技術の液晶表示装置の表示例を説明する。図3(c)に
おいて、インタレース処理の場合、i)2フィールド合
成映像はii)2フィールド各々の表示映像に分解する
ことができる。つまり、nフィールドでは図示の如き1
フィールド分の映像が表示され、(n+1)フィールド
では1ラインずれた1フィールドの間欠映像が表示さ
れ、これらが合成されて1フレームが構成さている。ま
た、ノンインタレース処理の場合、i)2フィールド合
成映像はiii)ライン補間における表示映像として表
示される。つまり、ライン補間方式であるため、nフレ
ームの表示映像は例えば1ラインと2ラインに同一映像
が合成されて表示される。同様に、(n+1)フレーム
の表示映像は1ラインと2ラインに同一映像が合成され
て表示されることになる。
【0013】次に、図4(a)、(b)を参照して従来
技術の第2例(フィールド補間方式)のノンインタレー
ス変換回路の構成と動作を説明する。同図(a)におい
て、第2例の従来技術のノンインタレース変換回路の回
路構成は、入力端子、デコーダ、同期分離とを第1例と
同一構成要素として備え(図示省略)、新たにA/D変
換15、奇数フィールド(以下、単に「Odd」と記
す)用のフィールドメモリ11や、偶数フィールド(以
下、単に「Even」と記す)用のフィールドメモリ1
2、これらを加算するOdd・Even加算器13、D
/A変換17、タイミング・ジェネレータ/メモリ・コ
ントローラ18、そして水平走査回路9や垂直走査回路
10が内挿された液晶表示装置1等を備えて構成されて
いる。
【0014】そして、A/D変換15にはコンポーネン
ト信号であるアナログRGBが入力される。前記A/D
変換15ではタイミング・ジェネレータ/メモリ・コン
トローラ18から出力されるクロック1を基準としてデ
ィジタルRGBに変換後、Oddフィールド信号はOd
d用フィールドメモリ11に、Evenフィールド信号
はEven用フィールドメモリ12に各々入力される。
【0015】Odd用フィールドメモリ11やEven
用フィールドメモリ12では、1フィールド分の映像信
号を記憶して、前記タイミング・ジェネレータ/メモリ
・コントローラ18が発生する制御信号Eを基に、倍速
ディジタルRGB(Odd)や倍速ディジタルRGB
(Even)を生成して次段のOdd・Even加算器
13に出力する。前記Odd・Even加算器13では
倍速処理された各フィールド信号をタイミング・ジェネ
レータ/メモリ・コントローラ18が発生する制御信号
Fを基に、前後2フィールドから1ラインずつ交互に読
出すことによりノンインタレース映像を生成する。D/
A変換17では、クロック2を基にディジタル→アナロ
グ変換後、終段の液晶表示装置1に出力する。タイミン
グ・ジェネレータ/メモリ・コントローラ18は前述の
ような各種処理回路に必要な制御信号であるクロック
1、2、制御信号E、F、倍速水平同期信号である2H
Sync等を生成して出力する。
【0016】また、図4(b)を参照して第2例の従来
技術のノンインタレース変換回路のタイミング図を説明
する。 1)Odd+Evenを示す図において、Odd用フィ
ールドメモリにOddの入力信号(n−1)H、nH、
(n+1)Hが入力され、Even用フィールドメモリ
にEvenの入力信号(n+262)H、(n+26
3)H、(n+264)Hが入力されたとすると、これ
らのOdd信号やEven信号は前述のOdd用フィー
ルドメモリやEven用フィールドメモリにて2倍速処
理されるとともにOdd・Even加算器にて加算・合
成されて各フィールド毎のライン出力を得る。つまり、
1)Odd+Evenを示す図における出力信号は(n
−1)H、(n+262)H、nH、(n+263)
H、(n+1)H、(n+264)Hの1ライン毎にフ
ィールド信号が異なる合成信号を得る。
【0017】第2フレームに移行して、2)Even+
Oddを示す図においても同様に、Even用フィール
ドメモリにEvenの入力信号(n+261)H、(n
+262)H、(n+263)Hと入力され、Odd用
フィールドメモリに入力信号(n−1)H、nH、(n
+1)Hと入力されたとすると、これらのEven信号
とOdd信号は前述のEven用フィールドメモリやO
dd用フィールドメモリにて2倍速処理されるとともに
Odd・Even加算器にて加算・合成されて出力信号
として(n+261)H、(n−1)H、(n+26
2)H、nH、(n+263)H、(n+1)Hの1ラ
イン毎にフィールド信号が異なる合成信号を得る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の高
画素液晶表示装置でインタレース表示を行う場合には次
のような問題点がある。その1として、各画素への信号
書込み周期が2倍となりフリッカが目立つ。その2とし
て、直前のフレームで白色(または黒色)だった部分に
新たな映像信号が書込まれた場合、時間方向で積分され
てコントラストが低下する。その3として、インタレー
ス表示用の液晶表示装置として水平電極を1本置きにア
クセスする特別なパネル構造や駆動方式が必要となり汎
用性が損なわれる等の問題点があり、従来技術の液晶表
示装置ではCRT(ブラウン管)のようにインタレース
信号を自然な画質で表示することは困難であった。
【0019】また、この高画素液晶表示装置の駆動方法
であるインタレース信号をノンインタレース信号に変換
するノンインタレース変換回路としてライン補間方式
や、フィールド補間方式や、これらを組み合わせた動き
適応型ライン補間方式が存在しているが、各々次のよう
な問題点がある。
【0020】ライン補間方式は、フィールド内の直前の
走査線をそのまま補間走査線として用いる方式であり、
2本の走査線を同一信号で駆動するため、従来技術の液
晶表示装置の図面を引用するならば、図3(c)に示す
如く横線が太く二重表示され垂直解像度の低下に繋が
り、現行のテレビ放送システムのフルラインを完全に再
現することはできない。また、フィールド補間方式で
は、時間軸のずれた2つの画面を用いてライン加算・合
成するため、動画像の輪郭がギザギザを有して表示され
るという問題点がある。更に、これらを組み合わせた動
き適応型ライン補間方式では、動き信号を検出するため
の動き検出回路や静止画・動画別の処理回路等の大幅な
ハードウェアの追加が必要となり、画質的にも動画物体
の後方に2重像(ゴースト)が視覚される等の問題点が
ある。
【0021】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、高画素液晶表示装置のノンインタレース変換回路で
あるライン補間方式における垂直解像度の低下や、フィ
ールド補間方式における動画像の輪郭がギザギザ感、そ
してこれらを組み合わせた動き適応型ライン補間方式に
おけるハードウェアの大幅な追加の必要性等の問題点を
改善し、インタレース信号をCRTのように自然な画質
で表示する液晶表示装置及びその駆動方法を提供しよう
とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明のインタレース信号を倍速ノンインタレー
ス信号に変換して映像を表示する液晶表示装置では、ア
ナログRGB信号をディジタルRGB信号に変換するA
/D変換回路や、インタレース信号を倍速ノンインタレ
ース信号に変換するメモリ回路や、ディジタルRGB信
号をアナログRGB信号に変換して倍速映像信号を出力
するD/A変換器や、直前の走査線の平均輝度やランダ
ムに算出した所定の電圧レベルを有する階調信号を発生
する階調発生器、これら倍速映像信号や階調信号とを入
力してタイミング・ジェネレータが発するスイッチ信号
を基に切り替えるスイッチ回路を備えた。
【0023】更に、本発明の液晶表示装置の駆動方法で
は、前記スイッチ回路により倍速映像信号と階調信号と
を1走査線毎に切り替えることとした。また、映像信号
と階調信号とを1走査線毎に切り替えるタイミングは1
フレーム毎に逆転することとして前記課題を解決した。
【0024】
【作用】本発明の液晶表示装置では、インタレース信号
から倍速映像信号を出力するノンインタレース変換回路
を備えた。また、所定の電圧レベルを有する階調信号を
発生する階調発生器やスイッチ回路を備え、原映像信号
と階調信号を切り替えるようにしたため、液晶表示装置
の反転周波数は2倍速のノンインタレースのまま駆動可
能となり、映像信号はフリッカの目立たないインタレー
スで表示することが可能となる。
【0025】また、本発明の液晶表示装置の駆動方法で
は、インタレース信号を倍速ノンインタレース信号に変
換するノンインタレース変換回路を備えた。また、飛び
越しデータとなる所定の電圧レベルを有する階調信号を
発生する階調発生器を備え、ノンインタレース変換回路
で生成したインタレース時に存在しない映像信号期間に
は階調発生器で作成した飛び越しデータと置き換え、2
倍速の原映像信号と交互に表示することとしたため、フ
リッカの目立たないインタレース表示をすることができ
る。
【0026】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して本発明の液晶
表示装置及びその駆動方法の実施例を説明する。なお、
従来技術の液晶表示装置及びその駆動方法の構成と同一
の部分には同一の参照符号を付し、それらの構成や動作
の説明を省略する。
【0027】初めに、図1を参照して本発明の液晶表示
装置におけるノンインタレース変換回路の構成と動作を
説明する。図1(a)において本発明のノンインタレー
ス変換回路の構成は、入力端子、デコーダ、同期分離、
A/D変換等を従来技術のノンインタレース変換回路と
同一構成要素として備え(図示省略)、新たに2倍速処
理のため1回書込み・2回読出しを行いノンインタレー
スのディジタルRGBに変換するラインメモリ26、デ
ィジタルRGB→ノンインタレースのアナログRGB
に変換するD/A変換27、制御信号E、クロック2、
スイッチ信号、2HSync等を発生するタイミング・ジ
ェネレータ28、階調信号(3ch)を発生する階調
発生器21、スイッチ(3ch)22、そして液晶表示
装置1で大略構成されている。
【0028】そして、ラインメモリ26に入力されたイ
ンタレースのディジタルRGBは、詳細は後述するが1
ライン分の映像信号を記憶して、タイミング・ジェネレ
ータ28の発生する制御信号Eを基に2回読出しを行い
2倍速ノンインタレースのディジタルRGBを生成す
る。ラインメモリ26から出力されたディジタルRGB
は次段のD/A変換27によりクロック2を基準として
ディジタル→アナログ変換を行いノンインタレースのア
ナログRGBとしてスイッチ(3ch)22に出力さ
れる。
【0029】更に、本発明の主要部であるスイッチ(3
ch)22は、例えばアナログスイッチ等でなり、入力
されたノンインタレースのアナログRGBと、階調発
生器21で生成された階調信号(3ch)とを、スイ
ッチ信号を基に1ライン毎に切り替え、インタレース
のアナログRGBを生成して液晶表示装置1に出力す
る。階調発生器21は、詳細は後述するがビデオ信号に
おけるペディスタル・レベル(略黒色)と白ピークレベ
ル間の所定の電圧レベルである階調信号(3ch)を
生成して前記スイッチ(3ch)22に出力する。
【0030】タイミング・ジェネレータ28では、VC
O(図示せず)やH-Sync 、V-Sync の同期信号を基に
制御信号E、クロック2、スイッチ信号、2倍速の2
H-Sync を生成して、各々ラインメモリ26、D/A変
換27、スイッチ(3ch)22、そして液晶表示装置
1に供給する。前記液晶表示装置1は従来技術と同様の
動作で映像を映出する。このように、スイッチ(3c
h)22でノンインタレースのアナログRGBと階調
信号(3ch)を切り替えることにより、反転周波数
はノンインタレースのまま、映像信号はフリッカの目立
たないインタレースで表示することが可能となる。
【0031】次に、図1(b)のタイミング図を参照し
て本発明の液晶表示装置及びその駆動方法の原理を説明
する。
【0032】図1(b)において、符号は図1(a)
を併用して説明するならば、D/A変換27から出力さ
れたノンインタレースのアナログRGBであり、符号
は階調発生器21が発生する飛越しラインのデータとな
る階調信号(3ch)であり、符号はタイミング・ジ
ェネレータ28が発生するスイッチ信号であり、そして
符号はスイッチ(3ch)22の出力であるインタレ
ースのアナログRGBである。なお、上述の例では、
スイッチ信号が“ハイレベル”の時に原映像信号を、
“ローレベル”で飛越しデータである階調信号を選択す
るものとした。
【0033】図1(a)におけるスイッチ(3ch)2
2に図1(b)に示す如き(ア)原映像信号と、
(イ)ノンインタレース変換により作成した映像信号が
交互に入力されたものとする。階調信号(3ch)は
後述する方法により生成される飛び越しデータである。
スイッチ信号は、ノンインタレースのアナログRGB
と、階調信号(3ch)とを1ライン毎に交互に選
択するための矩形波であり、液晶表示装置1のカラム
(信号)電極の印加電圧の極性反転波形と同様としても
良い。
【0034】そして、新たに生成されたインタレースの
アナログRGBの構成は、図示のようにスイッチ信号
が“ローレベル”のとき(ア)原映像信号を出力し、
スイッチ信号が“ハイレベル”のとき(イ)ノンイン
タレース変換により作成した映像信号に代えて階調信号
(飛越しデータ)を出力する。以下同様に(ア)原映像
信号→飛越しデータ→(ア)原映像信号→飛越しデータ
と順次出力するようになされており、この関係は次のフ
レームで逆転する。このように、インタレース時に存在
しない(イ)ノンインタレースにより作成した映像信号
に代えて階調発生器で作成した階調信号(3ch)を
出力することでインタレースのアナログRGBを構成
することとした。
【0035】ここで、本発明のポイントである階調信号
(飛び越しデータ)が出力されるラインは、インタレー
ス表示における飛び越し部と同様の役目を果たす。この
階調信号(3ch)を白レベルや黒レベルに設定すれ
ば、次のフレームで書き込む信号が中間調の場合の液晶
の応答速度を上げる効果や、残像を低減する効果があ
る。但し、白レベル又は黒レベルの表示時間と映像信号
の表示時間が等しいときには、時間的に積分されて信号
のコントラストが低下する。このような場合には、バッ
クライトやディスプレイを視る環境に応じてR、G、B
の階調レベルを所望の値に設定できるようにボリューム
VRを設けるか、(ア)原映像信号の輝度レベルの平均
値(RGB同様)を基に階調信号(3ch)の電圧レ
ベルを自動的に定めるようにすれば良い。以下、この方
法について説明する。
【0036】図2を参照して本発明のインタレース変換
回路の階調発生器の構成と動作を説明する。同図(a)
はボリュームVR調整型回路、同図(b)はライン毎の
平均値演算による自動調整型回路である。図2(a)に
おいて、ボリュームVR調整型回路は、電源VCC、ボ
リュームVR、アース端子31、バッファアンプ32、
アナログスイッチ等のスイッチ33、ブランキング信号
を入力する入力端子34、そして階調信号(3ch)
を出力する出力端子35等から構成される。
【0037】そして、例えば直流5Vである電源VCC
とアース端子31間に接続されたボリュームVRで所定
の電圧レベルを選択後、バッファアンプ32によりイン
ピーダンス整合が図られスイッチ33に入力される。一
方、不図示のタイミング・ジェネレータ等により発生さ
れたブランキング期間Hや映像期間Jからなるブランキ
ング信号Gを入力端子34から入力する。スイッチ33
において、例えばブランキング期間Hを0Vとして、映
像期間Jを0〜5Vの直流電圧として入力端子34に入
力する。こうして、ブランキング信号Gに同期するよう
に直流電圧を切り替えることにより所定の階調信号(3
ch)を生成して出力端子35に出力する。
【0038】次に、図3(b)における平均値演算によ
る自動調整型回路は、本発明のインタレース変換回路と
同一構成要素であるラインメモリ26、D/A変換2
7、スイッチ(3ch)22、液晶表示装置1、そして
階調発生器21を備えて構成される。前記階調発生器2
1の内部構成は平均値演算回路(CPU)36、D/A
37、入力端子38を備えたスイッチ39等から構成さ
れる。
【0039】そして、図2(b)のラインメモリ26に
入力されたインタレース信号であるディジタルRGB
は、1ライン分の映像信号を記憶して制御信号Eを基に
2回読出しを行うことにより2倍速のディジタルRGB
を出力する。前記ラインメモリ26から出力された2倍
速のR、G、Bの各信号データを例えば10ビットを階
調発生器21に取込む。前記階調発生器21では平均値
演算回路(CPU)36において2進数で加算して平均
値を論理演算する。その時の信号データ数はR、G、B
各10ビットの場合は最高処理データ数が、 640×30=19200個 となるが、全ラインデータを取込む必要はなく、例えば
1ライン当たり10ポイントの検出数にすることによ
り、 10×30=300個 の加算で済み、平均値演算回路(CPU)の負担を軽減
することができる。
【0040】その後、階調発生器21内のD/A37に
おいてディジタル→アナログ変換してスイッチ39に入
力する。一方、スイッチ39の入力端子38には前述と
同様にブランキング信号Gが入力されて、前記ブランキ
ング信号Gに同期した平均値演算による階調信号(3c
h)をスイッチ(3ch)22に印加する。スイッチ
信号は前述のタイミング・ジェネレータ28から出力
される切り替え信号である。このように階調信号(3c
h)をライン毎に検出して自動調整型回路で生成する
ことにより、表示映像の絵柄に適応した階調信号を得る
ことができ、より自然なインタレース表示を実現するこ
とができる。
【0041】本発明は前記実施例に限定されず、種々の
実施形態を採ることができる。例えば前記実施例ではラ
イン補間方式に本発明を適用した例について説明した
が、フィールド補間方式や動き適応型ライン補間方式に
も適用可能である。また、本発明の液晶表示装置への入
力信号をアナログとした場合について説明したが、入力
信号がディジタルの場合にはスイッチ回路数が増加する
(フレーム間変調による疑似階調表示FRC(Frame Rat
e Control)や誤差拡散等がなければ最高30ビットのス
イッチ回路数となる)程度の差異があるのみで基本回路
は同様に適用可能である。更に、液晶モード方式には特
に限定されず強誘電液晶やその他のディスプレイデバイ
スにも応用可能なことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置及びその駆動方法によれば、原映像信号と、階調信
号とを切り替えてインタレース信号を生成して表示する
ようにしたため、階調信号が出力されるラインはインタ
レース表示における飛び越し部分の役目を果たし、反転
周波数はノンインタレースのまま、映像信号はフリッカ
の目立たないインタレースで表示することが可能とな
る。
【0043】また、ノンインタレースのままインタレー
スとほぼ同じ画質で表示できるため、動画時の画ボケや
垂直解像度の劣化のないCRTとほぼ同程度の画質を実
現することが可能となり、TN液晶で見られる中間調領
域での輝度変化に対する反応の遅さによる残像が低減さ
れる。更に、本発明の液晶表示装置及びその駆動方法は
特別なパネル構造や駆動方式を必要せず、簡単な回路を
付加するだけで実現できるため、状況やユーザの所望に
よりインタレース表示とノンインタレース表示とを切り
替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置及びその駆動方法を示
す図であり、(a)はノンインタレース変換回路を示す
ブロック図であり、(b)はノンインタレース変換回路
の原理を示すタイミング図である。
【図2】 本発明のノンインタレース変換回路の階調発
生器の構成を示す図であり、(a)はボリュームVR調
整型回路のブロック図であり、(b)は平均値演算によ
る自動調整型回路を示すブロック図である。
【図3】 従来技術のノンインタレース変換回路の第1
例を示す図であり、(a)はライン補間方式を示すブロ
ック図であり、(b)は入力信号と出力信号を示すタイ
ミングチャート図であり、(c)はインタレース及びノ
ンインタレースの表示例を模式的に示す図である。
【図4】 従来技術のノンインタレース変換回路の第2
例を示す図であり、(a)はフィールド補間方式を示す
ブロック図であり、(b)は入力信号と出力信号を示す
タイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2、38 入力端子 3 デコーダ 4 同期分離 5、15 A/D変換 6、26 ラインメモリ 7.17.27 D/A変換 8、28 タイミング・ジェネレータ 9 水平走査回路 10 垂直走査回路 11 Odd用フィールドメモリ 12 Even用フィールドメモリ 13 Odd・Even加算器 18 タイミング・ジェネレータ/メモリ・コントロ
ーラ 21 階調発生器 22 スイッチ(3ch) 31 アース端子 32 バッファアンプ 33、39 スイッチ 34、38 入力端子 35 出力端子 36 平均値演算回路(CPU) 37 D/A A 映像信号 B.E.F 制御信号 C 信号線 D 走査線(ライン) G ブランキング信号 H ブランキング期間 J 映像期間 VCC 電源 VR ボリューム ノンインタレースアナログRGB 階調信号(3ch) スイッチ信号 インタレースアナログRGB

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース信号を倍速ノンインタレー
    ス信号に変換して映像を表示する液晶表示装置であっ
    て、 アナログRGB信号をディジタルRGB信号に変換する
    A/D変換器と、 前記インタレース信号を該倍速ノンインタレース信号に
    変換するメモリ手段と、 前記ディジタルRGB信号を前記アナログRGB信号に
    変換して倍速映像信号を出力するD/A変換器と、 階調信号を発生する階調発生器と、 前記倍速映像信号と前記階調信号とを切り替えるスイッ
    チ手段と、 前記スイッチ手段を制御するスイッチ信号を発生するタ
    イミング発生器とを具備したことを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記階調信号の電圧レベルはテレビジョ
    ン信号の黒レベルから白レベルの間の所定電圧レベルで
    あることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記階調信号の電圧レベルを直前の走査
    線の映像信号の平均輝度から算出する平均値演算手段を
    具備したことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記階調発生器は、前記階調信号の電圧
    レベルを1走査線毎に倍速映像信号と無関係に変化させ
    る機能を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ手段は、各フレームの最初
    の走査線以降から前記倍速映像信号と前記階調信号とを
    フレーム毎に交互に切り替える制御手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 インタレース信号を倍速ノンインタレー
    ス信号に変換して映像を表示する液晶表示装置の駆動方
    法であって、 アナログRGB信号をディジタルRGB信号に変換する
    A/D変換手段と、 前記インタレース信号を該倍速ノンインタレース信号に
    変換するメモリ手段と、 前記ディジタルRGB信号を前記アナログRGB信号に
    変換して倍速映像信号を出力するD/A変換手段と、 階調信号を発生する階調発生手段と、 前記倍速映像信号と前記階調信号とを入力して切り替え
    るスイッチ手段と、 前記スイッチ手段を制御するスイッチ信号を発生するタ
    イミング発生手段とを備え、 前記スイッチ手段により前記倍速映像信号と前記階調信
    号とを1走査線毎に切り替えることを特徴とする液晶表
    示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記階調信号の電圧レベルはテレビジョ
    ン信号の黒レベルから白レベルの間の所定電圧レベルで
    あることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の
    駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記階調信号の電圧レベルを直前の走査
    線の映像信号の平均輝度から算出することを特徴とする
    請求項6に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記階調発生器は、前記階調信号の電圧
    レベルを1走査線毎に倍速映像信号と無関係に変化させ
    ることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の駆
    動方法。
  10. 【請求項10】 前記スイッチ手段は、各フレームの最
    初の走査線以降から前記倍速映像信号と前記階調信号と
    をフレーム毎に交互に切り替えることを特徴とする請求
    項6に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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