JPH07129124A - 画素配列表示装置 - Google Patents

画素配列表示装置

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JPH07129124A
JPH07129124A JP27201493A JP27201493A JPH07129124A JP H07129124 A JPH07129124 A JP H07129124A JP 27201493 A JP27201493 A JP 27201493A JP 27201493 A JP27201493 A JP 27201493A JP H07129124 A JPH07129124 A JP H07129124A
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JP
Japan
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signal
signals
analog
liquid crystal
display
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Application number
JP27201493A
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English (en)
Inventor
Toru Sasaki
徹 佐々木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプリングパルス信号の遅延に起因する輝
度差の発生およびコントラストの低下を抑制する。 【構成】 水平ドライバ11は、タイミングジェネレー
タ11Aおよびサンプルホールド回路11Bを含む。水
平ドライバ12は、タイミングジェネレータ12Aおよ
びサンプルホールド回路12Bを含む。アナログR,
G,B信号R,G,Bは、可変移相器61,62,63
を経てサンプルホールド回路11B,12Bのそれぞれ
に供給される。これにより、サンプルホールド回路11
B,12Bに供給されるアナログR,G,B信号R,
G,Bの位相が調節される。したがって、アナログR,
G,B信号R,G,Bのサンプリング点が適正に調節さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のアナログドラ
イバを用いて駆動される液晶ディスプレイおよびプラズ
マディスプレイなどの画素が配列された表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイおよびプラズマ
ディスプレイ等の画素が配列された表示装置(以下フラ
ットディスプレイと呼ぶ)が知られている。
【0003】前記フラットディスプレイのうちのたとえ
ば液晶ディスプレイにおける液晶パネルの駆動回路に
は、映像信号を入力して画素信号を導出する水平ドライ
バと、線順次走査のための垂直ドライバとが用いられ
る。特にディスプレイの高精細化により画素が多く設け
られた液晶ディスプレイの駆動回路においては、多数の
画素に対応するために複数個の水平ドライバが用いられ
ている。
【0004】また、液晶パネルでの多色化および多階調
化を実現するために、水平ドライバとして一般的にアナ
ログドライバが用いられる。この場合、前記アナログド
ライバに中間階調に対応するアナログ電圧を印加するこ
とにより液晶パネルに中間階調を表示するようになって
いる。
【0005】図10は、従来の液晶パネルの駆動回路の
ブロック図である。図10を参照して、この液晶パネル
の駆動回路は、第1の水平ドライバ11,第2の水平ド
ライバ12、垂直ドライバ2、液晶パネル3および映像
処理回路5を含む。
【0006】液晶パネル3は、画素をマトリックス状に
配列したものである。第1の水平ドライバ11は液晶パ
ネル3の水平方向の左半分の画素に対応するものであ
り、第2の水平ドライバ12は右半分の画素に対応する
ものである。第1の水平ドライバ11は、タイミングジ
ェネレータ11Aおよびサンプルホールド回路11Bを
含む。第2の水平ドライバ12は、タイミングジェネレ
ータ12Aおよびサンプルホールド回路12Bを含む。
【0007】サンプルホールド回路11B,12Bの各
々は、スイッチSW,コンデンサCおよびバッファアン
プBAを1組とした所定数の素子の組を含む。サンプル
ホールド回路11B,12Bにおける前記素子の組の合
計数は、液晶パネル3の水平方向に配された画素数と同
じ数だけ設けられる。
【0008】タイミングジェネレータ11A,12Aの
それぞれは、クロック信号CLKを受ける。サンプルホ
ールド回路11B,12Bの各々は、映像処理回路5か
ら出力されるアナログR,G,B信号R,G,Bをスイ
ッチSWのそれぞれの一端に受ける。
【0009】さらに、サンプルホールド回路11Bは、
タイミングジェネレータ11Aの出力信号を各スイッチ
SWの制御信号として受ける。サンプルホールド回路1
2Bは、タイミングジェネレータ12Aの出力信号を各
スイッチSWの制御信号として受ける。サンプルホール
ド回路11B,12Bの各々においては、スイッチSW
の他端からの信号をバッファアンプBAおよびコンデン
サCが受ける。
【0010】液晶パネル3は、垂直ドライバ2の出力信
号と、第1の水平ドライバ11および第2の水平ドライ
バ12のそれぞれのバッファアンプBAからの出力信号
を受ける。
【0011】次に、図10の液晶パネルの駆動回路の動
作について説明する。映像処理回路5においてγ補正等
の映像処理がなされたアナログ映像信号としてのアナロ
グR,G,B信号R,G,Bが、サンプルホールド回路
11B,12Bのそれぞれに入力される。また、クロッ
ク信号CLKがタイミングジェネレータ11A,12A
のそれぞれに入力される。
【0012】タイミングジェネレータ11A,12Aの
それぞれは、入力されたクロック信号CLKに基づいて
アナログR,G,B信号R,G,Bの周波数と同じ周波
数のサンプリングパルス信号を発生させる。前記サンプ
リングパルス信号は、タイミングジェネレータ11Aか
らサンプルホールド回路11Bに与えられるとともにタ
イミングジェネレータ12Aからサンプルホールド回路
12Bに与えられる。
【0013】サンプルホールド回路11B,12Bの各
々においては、サンプリングパルス信号の立上がりおよ
び立下がりのそれぞれのタイミングによって各スイッチ
SWが閉成され、アナログR,G,B信号R,G,Bの
サンプリング値が、対応するコンデンサCにホールドさ
れる。
【0014】このような信号のホールド動作は、1水平
期間において行なわれる。そして、次の水平期間におい
て、コンデンサCのホールド値が、対応するバッファア
ンプBAを介して、線順次で液晶パネル3に向けて出力
される。
【0015】液晶パネル3では、第1の水平ドライバ1
1および第2の水平ドライバ12による水平走査と、垂
直ドライバ2による垂直走査とに基づいてアナログR,
G,B信号R,G,Bに基づく画像を表示する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した図
10に示される駆動回路を有するフラットディスプレイ
においては、次のような問題があった。以下にその問題
について説明する。図11は、図10の液晶パネルの駆
動回路における主要な信号波形を示すタイミングチャー
トである。
【0017】図11においては、アナログR,G,B信
号R,G,B、サンプリングパルス信号SPおよびクロ
ック信号CLKが、第1および第2の水平ドライバ1
1,12のそれぞれについて示される。図11におい
て、x−x線の左側が第1の水平ドライバ11について
の波形図であり、その右側が第2の水平ドライバ12に
ついての波形図である。
【0018】また、サンプリングパルス信号SPは、ク
ロック信号CLKの1パルスごとに、サンプルホールド
回路11B,12BのスイッチSWのそれぞれに順次1
パルスずつ与えられるものである。
【0019】しかし、図11においては、サンプリング
パルス信号SPと、アナログR,G,B信号R,G,B
およびクロック信号CLKとの対応関係を明らかにする
ために各スイッチSWに与えられるサンプリングパルス
信号SPを時系列的に合成して示してある。
【0020】図10の第1および第2の水平ドライバ1
1,12のそれぞれは、アナログドライバであるため、
そのアナログドライバを構成する回路の回路定数等の電
気的特性によりサンプルホールド回路11B,12Bの
それぞれに供給されるサンプリングパルス信号SPは、
図11に示されるようにクロック信号CLKに対して遅
延する。
【0021】また、第1および第2の水平ドライバ1
1,12が異なるLSIチップに設けられている場合に
は、LSIチップ間での電気的特性が異なる。このよう
な場合においては、LSIチップ間での電気的特性の相
違によって、サンプルホールド回路11Bに供給される
サンプリングパルス信号SPと、サンプルホールド回路
12Bに供給されるサンプリングパルス信号SPとの遅
延差は、一般的に10ns以上となる。
【0022】ここで、図10の第1および第2の水平ド
ライバ11,12におけるクロック信号CLKに対する
サンプリングパルス信号SPの遅延量をそれぞれ5n
s,15nsと仮定する。そして、アナログR,G,B
信号R,G,Bが2.5Vのバイアスを有し、周波数1
5MHz、振幅5Vp−pの正弦波であると仮定する。
【0023】この場合、図11における第1の水平ドラ
イバ側のアナログR,G,B信号R,G,Bの最大値の
サンプリング点Aにおける電位VAは下記(1)式で表
わされる値となる。
【0024】
【数1】
【0025】また、第2の水平ドライバ側の最大値のサ
ンプリング点Bにおける電位VBは下記(2)式で表わ
される値となる。
【0026】
【数2】
【0027】このように、第1および第2の水平ドライ
バ間でサンプリングパルス信号SPに遅延差があると、
サンプリングされた最大値において大きな電位差が生じ
る。その結果、液晶パネル3の画面の左右で輝度差が生
じるという問題がある。
【0028】一方、第1の水平ドライバ側の最小値のサ
ンプリング点Cにおける電位VCは下記(3)式で表わ
される値になる。
【0029】
【数3】
【0030】また、第2の水平ドライバ側の最小値のサ
ンプリング点Dにおける電位VDは下記(4)式で表わ
される値となる。
【0031】
【数4】
【0032】ここで、サンプリング点B−D間の電位差
に注目すると、アナログR,G,B信号R,G,Bの振
幅が5Vp−pであるのに対して、B−D間の電位差は
0.78Vでしかない。その結果、液晶パネル3の画面
においてコントラストが低下するという問題がある。
【0033】また、R,G,B信号のそれぞれに対応し
て3枚の液晶パネルを使用する液晶プロジェクタなどの
表示装置では、液晶パネルごとに水平ドライバが必要と
なる。このような表示装置では、アナログR,G,B信
号の各信号用の水平ドライバのサンプリングパルス信号
の遅延差が生じると、白バランスが崩れてしまうという
問題がある。
【0034】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、サンプリングパルス信号の遅延
に起因する輝度差の発生およびコントラストの低下を抑
制することを可能とする画素配列表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、画素を配列した表示手段、駆動手段および位相調節
手段を備え、駆動手段がパルス発生手段およびサンプル
ホールド手段を含む。
【0036】駆動手段は、映像信号およびクロック信号
を受け、これらの信号に応答して表示手段を駆動する。
【0037】駆動手段に含まれるパルス発生手段は、ク
ロック信号に応答して表示手段の所定方向に並ぶ画素の
それぞれに対応して映像信号をサンプリングするための
サンプリングパルス信号を発生させる。
【0038】駆動手段に含まれるサンプルホールド手段
は、サンプリングパルス信号に応答して、映像信号のサ
ンプルホールドを表示手段の前記所定方向に並ぶ画素の
それぞれに対応して行ない、そのホールド値を表示手段
に供給する。
【0039】位相調節手段は、駆動手段に供給される映
像信号の位相を調節する。請求項2に記載の本発明は、
画素を配列した第1の表示手段、画素を配列した第2の
表示手段、画素を配列した第3の表示手段、第1の駆動
手段、第2の駆動手段、第3の駆動手段、および位相調
節手段を備え、第1の駆動手段が第1のパルス発生手段
および第1のサンプルホールド手段を含み、第2の駆動
手段が第2のパルス発生手段および第2のサンプルホー
ルド手段を含み、第3の駆動手段が第3のパルス発生手
段および第3のサンプルホールド手段を含む。
【0040】第1の駆動手段は、第1の映像信号および
クロック信号を受け、これらの信号に応答して第1の表
示手段を駆動する。第2の駆動手段は、第2の映像信号
およびクロック信号を受け、これらの信号に応答して第
2の表示手段を駆動する。第3の駆動手段は第3の映像
信号およびクロック信号を受け、これらの信号に応答し
て第3の表示手段を駆動する。
【0041】第1の駆動手段に含まれる第1のパルス発
生手段は、クロック信号に応答して第1の表示手段の所
定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して第1の映像信号
をサンプリングするための第1のサンプリングパルス信
号を発生させる。第1の駆動手段に含まれる第1のサン
プルホールド手段は、第1のサンプリングパルス信号に
応答して、第1の映像信号のサンプルホールドを第1の
表示手段の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行
い、そのホールド値を第1の表示手段に供給する。
【0042】第2の駆動手段に含まれる第2のパルス発
生手段は、クロック信号に応答して第2の表示手段の所
定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して第2の映像信号
をサンプリングするための第2のサンプリングパルス信
号を発生させる。第2の駆動手段に含まれる第2のサン
プルホールド手段は、第2のサンプリングパルス信号に
応答して、第2の映像信号のサンプルホールドを第2の
表示手段の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行
い、そのホールド値を第2の表示手段に供給する。
【0043】第3の駆動手段に含まれる第3のパルス発
生手段は、クロック信号に応答して第3の表示手段の所
定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して第3の映像信号
をサンプリングするための第3のサンプリングパルス信
号を発生させる。第3の駆動手段に含まれる第3のサン
プルホールド手段は、第3のサンプリングパルス信号に
応答して、第3の映像信号のサンプルホールドを第3の
表示手段の所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行
い、そのホールド値を第3の表示手段に供給する。
【0044】位相調節手段は、第1、第2および第3の
駆動手段に供給される第1、第2および第3の映像信号
のそれぞれの位相を調節する。
【0045】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、駆動手段に
おいてパルス発生手段がサンプリングパルス信号を発生
させる。そして、サンプルホールド手段がサンプリング
パルス信号に応答してサンプリングした映像信号を表示
手段に供給する。駆動手段に供給される映像信号は、位
相調節手段により位相が調節される。その位相の調節に
よって、映像信号におけるサンプリング点を調節するこ
とが可能である。
【0046】請求項2に記載の本発明によれば、第1の
駆動手段において第1のパルス発生手段が第1のサンプ
リングパルス信号を発生させる。そして、第1のサンプ
ルホールド手段が第1のサンプリングパルス信号に応答
してサンプリングした第1の映像信号を第1の表示手段
に供給する。
【0047】第2の駆動手段において第2のパルス発生
手段が第2のサンプリングパルス信号を発生させる。そ
して、第2のサンプルホールド手段が第2のサンプリン
グパルス信号に応答してサンプリングした第2の映像信
号を第2の表示手段に供給する。
【0048】第3の駆動手段において第3のパルス発生
手段が第3のサンプリングパルス信号を発生させる。そ
して、第3のサンプルホールド手段が第3のサンプリン
グパルス信号に応答してサンプリングした第3の映像信
号を第3の表示手段に供給する。
【0049】第1、第2および第3の駆動手段に供給さ
れる第1、第2および第3の映像信号のそれぞれは、位
相調節手段により位相が調節される。その位相の調節に
よって、第1、第2および第3の映像信号の各々におけ
るサンプリング点を調節することが可能である。
【0050】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0051】第1実施例 図1は、第1実施例によるフラットディスプレイを構成
する回路の要部の概略構成を示すブロック図である。
【0052】図1を参照して、このフラットディスプレ
イの回路には、チューナ(図示せず)から入力され、映
像検波回路(図示せず)を経た復号映像信号VSと、外
部入力端子(図示せず)から入力された映像信号として
のアナログR,G,B信号R1,G1,B1および同期
信号SY1とが供給される。
【0053】このフラットディスプレイの回路は、クロ
マカラー復調回路41、同期分離回路42、タイミング
制御回路43、切換スイッチ44,44,44,45、
映像処理回路5、可変移相器61,62,63、水平ド
ライバ1、垂直ドライバ2および液晶パネル3を含む。
【0054】水平ドライバ1は、第1の水平ドライバ1
1および第2の水平ドライバ12を含む。映像処理回路
5は、ユーザコントロール回路51、γ補正回路52、
極性切替回路53およびバッファアンプ54を含む。
【0055】復号映像信号VSは、クロマカラー復調回
路41および同期分離回路42に供給される。
【0056】クロマカラー復調回路41は、復号映像信
号VSを復調し、アナログR,G,B信号R2,G2,
B2を発生させる。このアナログR,G,B信号R2,
G2,B2のそれぞれは、色差信号と輝度信号とを合成
することによって生成されるものである。アナログR,
G,B信号R2,G2,B2のそれぞれは、切換スイッ
チ44,44,44にそれぞれが供給される。
【0057】この切換スイッチ44,44,44には、
アナログR,G,B信号R1,G1,B1も供給され
る。スイッチ44,44,44のそれぞれは、所定の制
御信号によって同時に切換わるものである。
【0058】スイッチ44,44,44は、その動作に
よって、アナログR,G,B信号R1,G1,B1およ
びR2,G2,B2のいずれか一方の組を、液晶パネル
3に表示させるためのアナログR,G,B信号R,G,
Bとしてユーザコントロール回路51に供給する。
【0059】ユーザコントロール回路51は、液晶パネ
ル3に表示される画像のコントラスト、ブライトおよび
ティントのそれぞれを使用者の好みに応じて調整する回
路である。このユーザコントロール回路51には、コン
トラスト制御信号S1、ブライト制御信号S2およびテ
ィント制御信号S3が供給される。
【0060】ユーザコントロール回路51では、コント
ラスト制御信号S1、ブライト制御信号S2およびピン
ト制御信号S3のそれぞれに応答して、アナログR,
G,B信号R,G,Bについて、コントラスト、ブライ
トおよびティントの調整処理を行なう。
【0061】その調整処理後のアナログR,G,B信号
R,G,Bは、γ補正回路52、極性切替回路53およ
びバッファアンプ54を経て出力される。その出力信号
は、可変移相器61,62,63を介して水平ドライバ
1の第1および第2の水平ドライバ11,12のそれぞ
れに供給される。
【0062】アナログR,G,B信号R,G,Bについ
て、γ補正回路52ではγ補正処理が行なわれる。そし
て、極性切替回路53では信号の極性切替処理が行なわ
れる。そして、バッファアンプ54ではアナログR,
G,B信号R,G,Bが増幅される。
【0063】同期分離回路42は、複合映像信号VSか
ら同期信号SY2を分離し、分離した同期信号SY2を
切換スイッチ45へ供給する。この切換スイッチ45に
は、同期信号SY1も供給される。切換スイッチ45
は、スイッチ44に供給される制御信号と同じ制御信号
に応答して切換わるものであり、その動作によって、同
期信号SY1,SY2の一方を選択的にタイミング制御
回路43に供給する。
【0064】これにより、切換スイッチ44においてア
ナログR,G,B信号R1,G1,B1が選択される場
合は切換スイッチ45において同期信号SY1が選択さ
れ、逆に、切換スイッチ44においてアナログR,G,
B信号R2,G2,B2が選択される場合は切換スイッ
チ45において同期信号SY2が選択される。
【0065】タイミング制御回路43は、供給された同
期信号に基づいて、水平ドライバ1における第1および
第2の水平ドライバ11,12と、垂直ドライバ2とを
駆動するためのクロック信号を発生させる。そのクロッ
ク信号は、第1および第2の水平ドライバ11,12と
垂直ドライバ2とに供給される。
【0066】次に、液晶パネル3の駆動回路について詳
細に説明する。図2は、第1実施例による液晶パネルの
駆動回路のブロック図である。図2において図10と一
致する部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略
する。
【0067】図2の駆動回路が図10の駆動回路と異な
るのは、サンプルホールド回路11B,12Bのそれぞ
れに供給されるアナログR,G,B信号R,G,Bの信
号線のそれぞれに可変移相器61,62,63が設けら
れていることである。
【0068】可変移相器61,62,63には、たとえ
ば、可変遅延線が用いられる。動作において、アナログ
R,G,B信号R,G,Bのそれぞれは、可変移相器6
1,62,63によって所定量遅延させられる。
【0069】図3は、図2の液晶パネルの駆動回路にお
ける主要な信号波形を示すタイミングチャートである。
【0070】図3においては、可変移相器61,62,
63によって遅延させられる前のアナログR,G,B信
号R0,G0,B0、その遅延後のアナログR,G,B
信号R,G,B、サンプリングパルス信号SPおよびク
ロック信号CLKが示される。
【0071】図3において、x−x線左側が第1の水平
ドライバ11についての波形図であり、その右側が第2
の水平ドライバ12についての波形図である。この図3
においても、図11と同様にサンプリングパルス信号S
Pを時系列的に合成して示してある。
【0072】ここで、第1の水平ドライバ11における
サンプリングパルス信号SPのクロック信号CLKに対
する遅延量が5nsであり、第2の水平ドライバ12に
おけるクロック信号CLKに対するサンプリングパルス
信号SPの遅延量が15nsであると仮定する。また、
アナログR,G,B信号R,G,Bが、2.5Vのバイ
アスを有する周波数15MHzおよび振幅5Vp−pの
正弦波であると仮定する。
【0073】この仮定条件は、前記(1)〜(4)式の
条件と同じ条件である。したがって、アナログR,G,
B信号を遅延させない場合は、サンプリングパルス信号
SPの遅延に起因して液晶パネル3の左右画面の輝度差
およびコントラストの低下が生じることになる。
【0074】さらに、ここでは、可変移相器61,6
2,63のそれぞれによるアナログR,G,B信号R,
G,Bの遅延量を10nsと仮定する。
【0075】このような仮定条件の場合、図3における
第1の水平ドライバ側のアナログR,G,B信号R,
G,Bの最大値のサンプリング点Eにおける電位VE
は、下記(5)式に示される値となる。
【0076】
【数5】
【0077】また、第2の水平ドライバ側のアナログ
R,G,B信号R,G,Bの最大値のサンプリング点F
における電位VFは、下記(6)式に示される値とな
る。
【0078】
【数6】
【0079】このように、アナログR,G,B信号を適
切に遅延させると、アナログR,G,B信号R,G,B
上でのサンプリング点が信号の遅延量に応じて移動す
る。その結果、サンプリングパルス信号SPが遅延して
も、サンプリグ点E,F間の電位差をなくし得る。した
がって、液晶パネル3の左右画面間の輝度差が生じな
い。
【0080】一方、第1の水平ドライバ11側のアナロ
グR,G,B信号R,G,Bの最小値のサンプリング点
Gは、下記(7)式で表わされる値になる。
【0081】
【数7】
【0082】また、第2の水平ドライバ12側のアナロ
グR,G,B信号R,G,Bの最小値のサンプリング点
Hは、下記(8)式で示される値になる。
【0083】
【数8】
【0084】ここで、点E−F間の電位差および点F−
H間の電位差に注目する。点E−F間および点F−H間
の電位差はともに4.46Vp−pである。
【0085】この場合、アナログR,G,B信号R,
G,Bの振幅が5Vp−pであるのに対し、電位差が
4.46Vである。したがって、サンプリングパルス信
号SPの遅延に起因するコントラストの低下が抑制でき
る。
【0086】また、この第1の実施例においては、アナ
ログR,G,B信号R,G,Bの位相を遅延させる例に
ついて説明したが、その場合と同様の効果は、アナログ
R,G,B信号R,G,Bの位相を所定量進めることに
よっても得られる。具体的には、前記仮定条件下におい
て、アナログR,G,B信号R,G,Bの位相を56.
7nsだけ進めればよい。
【0087】第2実施例 次に第2実施例について説明する。第2実施例において
は、第1実施例で用いた可変移相器61,62,63
を、3枚の液晶パネルを用いたディスプレイ装置(以
下、3枚式の液晶パネルディスプレイと呼ぶ)に適用し
た例を示す。
【0088】このような3枚式の液晶パネルディスプレ
イとしては、たとえば、液晶プロジェクタが挙げられ
る。この液晶プロジェクタでは、R,G,Bの各色信号
ごとに液晶パネルに画像を形成し、それらを合成した画
像をスクリーンに投影する。
【0089】図4は、第2実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図4を参照して、水平ドラ
イバ110R,120R、垂直ドライバ2Rおよび液晶
パネル3Rは、R信号用のものである。それらの構成
は、図2に示されるものと同じである。アナログR信号
Rが伝送される信号線には可変移相器61が設けられ
る。これにより、アナログR信号Rは、可変移相器61
を介して水平ドライバ110R,120Rのそれぞれに
供給される。
【0090】水平ドライバ110G,120G、垂直ド
ライバ2Gおよび液晶パネル3Gは、G信号用のもので
ある。それらの構成は、図2に示されるものと同じであ
る。アナログG信号Gが伝送される信号線には可変移相
器62が設けられる。これにより、アナログG信号G
は、可変移相器62を介して水平ドライバ110G,1
20Gのそれぞれに供給される。
【0091】水平ドライバ110B,120B、垂直ド
ライバ2Bおよび液晶パネル3Bは、B信号用のもので
ある。それらの構成は、図2に示されるものと同じであ
る。アナログB信号Bが伝送される信号線には可変移相
器63が設けられる。これにより、アナログB信号B
は、可変移相器63を介して水平ドライバ110B,1
20Bのそれぞれに供給される。
【0092】この3板式の液晶パネルディスプレイにお
いては、アナログR,G,B信号R,G,Bのそれぞれ
に対応する画像が、液晶パネル3R,3G,3Bに色別
に表示される。
【0093】このような3板式の液晶パネルディスプレ
イにおいても、可変移相器61,62,63のそれぞれ
の働きにより、アナログR,G,B信号R,G,Bのそ
れぞれが所定量遅延される。このため、第1実施例によ
る駆動回路と同様に、サンプリングパルス信号SPの遅
延に起因する左右画面間の輝度差の発生およびコントラ
ストの低下が抑制される。
【0094】さらに、この3板式の液晶パネルディスプ
レイにおいては、可変移相器61,62,63のそれぞ
れの働きにより、サンプリングパルス信号SPの遅延に
起因する白バランスの変化が抑制される。
【0095】第3実施例 次に、第3実施例について説明する。第3実施例では、
サンプリングパルス信号SPの遅延に起因する左右画面
の輝度差の発生およびコントラストの低下を抑制するた
めにアナログR,G,B信号R,G,Bを遅延させる他
の例について説明する。
【0096】すなわち、第3実施例では、アナログR,
G,B信号R,G,BがD/A変換回路により発生され
る場合に、そのD/A変換回路においてアナログR,
G,B信号R,G,Bを遅延させる例を示す。
【0097】図5は、第3実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図5において図2と一致す
る部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略す
る。
【0098】図5を参照して、可変移相器6は、D/A
変換のタイミングを規定するクロック信号CLK1を遅
延させる。これにより、可変移相器6から出力されるC
LK1は、可変移相器6に入力される前のクロック信号
CLK1に対して位相が遅らされる。この可変移相器6
には、たとえば、可変遅延線が用いられる。
【0099】D/A変換回路71には、ディジタルR信
号DRと、可変移相器6を経たクロック信号CLK1と
が供給される。D/A変換回路71は、クロック信号C
LK1に応答してディジタルR信号RをD/A変換し、
その結果としてアナログR信号Rを発生させる。
【0100】D/A変換回路72には、ディジタルG信
号DGと可変移相器6を経たクロック信号CLK1とが
供給される。D/A変換回路72は、クロック信号CL
K1に応答してディジタルG信号DGをD/A変換し、
その結果としてアナログG信号Gを発生させる。
【0101】D/A変換回路73には、ディジタルB信
号DBと可変移相器6を経たクロック信号CLK1とが
供給される。D/A変換回路73は、クロック信号CL
K1に応答してディジタルB信号DBをD/A変換し、
その結果としてアナログB信号Bを発生させる。
【0102】D/A変換回路71から出力されるアナロ
グR信号Rは、映像処理回路501を介して第1および
第2の水平ドライバ11,12のそれぞれに供給され
る。D/A変換回路72から出力されるアナログG信号
Gは、映像処理回路502を介して第1および第2の水
平ドライバ11,12のそれぞれに供給される。D/A
変換器73から出力されるアナログB信号Bは、映像処
理回路503を介して第1および第2の水平ドライバ1
1,12のそれぞれに供給される。
【0103】映像処理回路501,502,503は、
図1の映像処理回路5に対応するものである。図5にお
けるその他の回路は、図2のものと同じである。
【0104】図5に示される液晶パネルの駆動回路で
は、クロック信号CLK1が遅延される。このため、ク
ロック信号CLK1に応答してD/A変換を行なうD/
A変換回路71,72,73から出力されるアナログ
R,G,B信号R,G,Bのそれぞれが所定量遅延され
ることになる。
【0105】その結果、第1実施例および第2実施例と
同様に、サンプリングパルス信号SPの遅延に起因する
左右画面の輝度差の発生およびコントラストの低下が抑
制される。
【0106】第4実施例 次に第4実施例について説明する。第4実施例において
は、図5の液晶パネルの駆動回路におけるD/A変換用
のクロック信号CLK1の位相の調節をPLL回路で行
なうものについて説明する。
【0107】図6は、第4実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図6において、図5と一致
する部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略す
る。図6の液晶パネルの駆動回路が図5のものと異なる
のは、PLL回路8が設けられていることである。
【0108】図6を参照して、PLL回路8は、可変移
相器81、位相比較器82、電圧制御発振器83、分周
器84および分周器85を含む。
【0109】水平同期信号HSYが可変移相器81を介
して位相比較器82に入力信号として与えられる。ここ
で可変移相器81には、たとえば、可変遅延線が用いら
れる。さらに、位相比較器82には、電圧制御発振器8
3および分周器84を介した帰還信号を受ける。位相比
較器82は、前記入力信号と前記帰還信号との位相差に
応じた電圧の信号を電圧制御発振器83に供給する。
【0110】電圧制御発振器83は、位相比較器82か
ら供給される信号の電圧に応じて、出力信号の周波数を
変化させる。これにより、電圧制御発振器83の出力信
号の位相が位相比較器82の入力信号の位相に同期され
る。
【0111】電圧制御発振器83の出力信号は、分周器
84を介して位相比較器82に帰還されるとともに分周
器85を介してD/A変換用のクロック信号CLK2と
してD/A変換回路71,72,73のそれぞれに供給
される。
【0112】このPLL回路8においては、PLL回路
8から出力されるクロック信号CLK2の位相が、位相
比較器82に入力される遅延された水平同期信号HSY
の位相と一致させられる。このため、前記遅延された水
平同期信号HSYに同期するクロック信号CLK2に応
答してD/A変換されたアナログR,G,B信号R,
G,Bは、通常の映像信号よりも信号が遅延されること
になる。
【0113】このように、アナログR,G,B信号R,
G,Bが遅延されるので、サンプリングパルス信号SP
の遅延に起因する左右画面の輝度差の発生およびコント
ラストの低下が抑制される。
【0114】第5実施例 次に、第5実施例について説明する。第5実施例におい
ては、図6に示されるPLL回路を含む液晶パネルの駆
動回路のその他の例について説明する。
【0115】図7は、第5実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図7において図6と一致す
る部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略す
る。図7の液晶パネルの駆動回路が図6のものと異なる
のは、PLL回路80の構成である。
【0116】詳しく説明すると、図7のPLL回路80
においては、図6の可変移相器81が設けられておら
ず、その代わりに、可変直流電源86および加算器87
が設けられているということである。
【0117】PLL回路80においては、位相比較器8
2から出力される信号の電圧に可変直流電源86の電源
電圧が加えられ、その電圧が電圧制御発振器83に供給
される。このように供給される信号の電圧に応じて電圧
制御発振器83が出力信号の周波数を変化させる。
【0118】このため、可変直流電源86の発生電圧を
調節することにより、電圧制御発振器83が発生させる
出力信号の位相が調節されることになる。その結果、P
LL回路80から出力されるD/A変換用のクロック信
号CLK3の位相を変化させることが可能である。
【0119】第6実施例 次に、第6実施例について説明する。第6実施例におい
ては、第3実施例で説明したD/A変換用のクロック信
号CLK1の遅延方法を3板式の液晶パネルディスプレ
イに適用した例を示す。
【0120】図8は、第6実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図8において、図4および
図5と一致する部分には同一の参照符号を付し、その説
明を省略する。
【0121】図8の液晶パネルの駆動回路が図5のもの
と異なるのは、映像処理回路401,402,403の
それぞれの出力信号がそれぞれの色信号に対応する水平
ドライバ110R,120R、110G,120Gおよ
び110B,120Bに供給されるようになっているこ
とである。
【0122】この図8の液晶パネルの駆動回路において
も、図5のものと同様の効果が得られる。
【0123】第7実施例 次に、第7実施例について説明する。第7実施例におい
ては、図8の液晶パネルの駆動回路におけるD/A変換
用のクロック信号CLK1を遅延させる構成のその他の
例を示す。
【0124】図9は、第7実施例による液晶パネルの駆
動回路のブロック図である。図9において、図8と一致
する部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略す
る。
【0125】図9の液晶パネルの駆動回路が図8のもの
と異なるのは、D/A変換回路71,72,73のそれ
ぞれに対応して可変移相器601,602,603が設
けられていることである。これにより、クロック信号C
LK1は、可変移相器601,602,603のそれぞ
れによってD/A変換回路71,72,73ごとに遅延
させられる。その結果、アナログR,G,B信号R,
G,Bのそれぞれの遅延量を異ならせることができる。
【0126】これにより、図9の液晶パネルの駆動回路
においては、図8のものと比べて、液晶パネル3R,3
G,3Bにおける輝度差の発生、コントラストの低下お
よび白バランスの変化の抑制の効果を大きくすることが
できる。
【0127】なお、以上の実施例においては、水平ドラ
イバが複数設けられた例について説明したが、これに限
らず、水平ドライバが1つである場合においても、アナ
ログR,G,B信号を遅延させることにより、液晶パネ
ルにおける左右画面の輝度差の発生およびコントラスト
の低下を適正に抑制することができる。
【0128】また、以上の実施例においては、液晶パネ
ルディスプレイについて説明したが、この発明は、液晶
パネルディスプレイに限らず、プラズマディスプレイ装
置等のフラットディスプレイについても適用することが
可能である。
【0129】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、駆動
手段に供給される映像信号の位相が位相調節手段により
調節される。これにより、サンプルホールド手段のサン
プリングパルス信号に基づく映像信号のサンプリング点
が全体的に調節できる。したがって、各画素に対応する
サンプリング点を映像信号のピーク値に近い部分に設定
でき、このために、サンプリングパルス信号の遅延に起
因する輝度差の発生およびコントラストの低下を抑制す
ることができる。
【0130】請求項2に記載の本発明によれば、第1、
第2および第3の駆動手段に供給される第1、第2およ
び第3の映像信号のそれぞれの位相が位相調節手段によ
り調節される。これにより、各駆動手段において、サン
プルホールド手段のサンプリングパルス信号に基づく映
像信号のサンプリング点が全体的に調節できる。したが
って、第1、第2および第3の表示手段の各々における
各画素に対応するサンプリング点を映像信号のピーク値
に近い部分に設定できる。
【0131】このために、サンプリングパルス信号の遅
延に起因する輝度差の発生およびコントラストの低下を
各表示手段ごとに抑制することができる。さらに、第
1、第2および第3の表示手段の映像を合成した場合の
白バランスの変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるフラットディスプレイを構成
する回路の要部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図3】図2の液晶パネルの駆動回路における主要な信
号波形を示すタイミングチャートである。
【図4】第2実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図5】第3実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図6】第4実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図7】第5実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図8】第6実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図9】第7実施例による液晶パネルの駆動回路のブロ
ック図である。
【図10】従来の液晶パネルの駆動回路のブロック図で
ある。
【図11】図10の液晶パネルの駆動回路における主要
な信号波形を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,11,12,110R,120R,110G,12
0G,110B,120B 水平ドライバ 3,3R,3G,3B 液晶パネル 6,61〜63,601〜603 可変移相器 11A,12A タイミングジェネレータ 11B,12B サンプルホールド回路 71,72,73 D/A変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素を配列した表示手段と、 映像信号およびクロック信号を受け、これらの信号に応
    答して前記表示手段を駆動する駆動手段とを備え、 前記駆動手段は、 前記クロック信号に応答して、前記表示手段の所定方向
    に並ぶ画素のそれぞれに対応して前記映像信号をサンプ
    リングするためのサンプリングパルス信号を発生させる
    パルス発生手段と、 前記サンプリングパルス信号に応答して、前記映像信号
    のサンプルホールドを前記表示手段の前記所定方向に並
    ぶ画素のそれぞれに対応して行ない、そのホールド値を
    前記表示手段に供給するサンプルホールド手段とを含
    み、 前記駆動手段に供給される映像信号の位相を調節する位
    相調節手段を備えた、画素配列表示装置。
  2. 【請求項2】 画素を配列した第1の表示手段と、 画素を配列した第2の表示手段と、 画素を配列した第3の表示手段と、 第1の映像信号およびクロック信号を受け、これらの信
    号に応答して前記第1の表示手段を駆動する第1の駆動
    手段と、 第2の映像信号およびクロック信号を受け、これらの信
    号に応答して前記第2の表示手段を駆動する第2の駆動
    手段と、 第3の映像信号およびクロック信号を受け、これらの信
    号に応答して前記第3の表示手段を駆動する第3の駆動
    手段とを備え、 前記第1の駆動手段は、 前記クロック信号に応答して、前記第1の表示手段の所
    定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して前記第1の映像
    信号をサンプリングするための第1のサンプリングパル
    ス信号を発生させる第1のパルス発生手段と、 前記第1のサンプリングパルス信号に応答して、前記第
    1の映像信号のサンプルホールドを前記第1の表示手段
    の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行な
    い、そのホールド値を前記第1の表示手段に供給する第
    1のサンプルホールド手段とを含み、 前記第2の駆動手段は、 前記クロック信号に応答して、前記第2の表示手段の所
    定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して前記第2の映像
    信号をサンプリングするための第2のサンプリングパル
    ス信号を発生させる第2のパルス発生手段と、 前記第2のサンプリングパルス信号に応答して、前記第
    2の映像信号のサンプルホールドを前記第2の表示手段
    の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行な
    い、そのホールド値を前記第2の表示手段に供給する第
    2のサンプルホールド手段とを含み、 前記第3の駆動手段は、 前記クロック信号に応答して、前記第3の表示手段の所
    定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して前記第3の映像
    信号をサンプリングするための第3のサンプリングパル
    ス信号を発生させる第3のパルス発生手段と、 前記第3のサンプリングパルス信号に応答して、前記第
    3の映像信号のサンプルホールドを前記第3の表示手段
    の前記所定方向に並ぶ画素のそれぞれに対応して行な
    い、そのホールド値を前記第3の表示手段に供給する第
    3のサンプルホールド手段とを含み、 前記第1、第2および第3の駆動手段に供給される第
    1、第2および第3の映像信号のそれぞれの位相を調節
    する位相調節手段を備えた、画素配列表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100455883B1 (ko) * 1996-11-08 2005-01-17 소니 가부시끼 가이샤 액티브매트릭스 표시장치
JP2005195831A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sony Corp 表示装置及び表示装置の駆動方法
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