JP2001125527A - 映像の鮮鋭度改善装置 - Google Patents

映像の鮮鋭度改善装置

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JP2001125527A
JP2001125527A JP30929199A JP30929199A JP2001125527A JP 2001125527 A JP2001125527 A JP 2001125527A JP 30929199 A JP30929199 A JP 30929199A JP 30929199 A JP30929199 A JP 30929199A JP 2001125527 A JP2001125527 A JP 2001125527A
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JP
Japan
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phase
video signal
frequency component
horizontal
horizontal scanning
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JP30929199A
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English (en)
Inventor
Toshiki Sugata
俊貴 須方
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶デバイスなど各画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御している表示デバイスにおいて、映像
信号の高周波成分の周波数と各画素表示の走査を担う電
気パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭
度低下に対し、見やすい鮮明な映像表示を得ることを目
的とする。 【解決課題】 映像信号の高周波成分に合わせて走査パ
ルスの位相を全体的に調整することのできる走査パルス
全位相調整手段7、あるいは走査パルスの位相を部分的
に調整することのできる走査パルス部分位相調整手段1
0とを備え、映像信号の高周波成分に合わせて走査パル
スの位相を全体的に、あるいは部分的に調整させること
により、見やすい鮮明な映像表示を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶デバイスなど
画素表示の走査を電気パルスによって制御している表示
デバイスにおける、文字のにじみや映像の鮮鋭度低下を
改善する鮮鋭度改善装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶デバイスなど画素表示の走査
を電気パルスによって制御している表示デバイスにおけ
る鮮鋭度改善装置としては、従来のテレビジョン受像器
と同様、映像信号を補正し、高周波成分を強調すること
でだけにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶デバイスなど画素
表示の走査を電気パルスによって制御を行い、画素の集
合体をして画像表示を行う表示デバイスにおける鮮鋭度
改善装置においては、従来のテレビジョン受像器と同
様、映像信号を補正し高周波成分を強調することにだけ
により行っていたため、映像信号の高周波成分の存在す
る水平走査位置と各画素表示の水平方向の走査を担う電
気パルスの位相のずれにより映像信号の高周波成分の位
相が鮮明に表示されず映像の鮮鋭度が低下する恐れがあ
った。従って、視覚上映像の鮮鋭度が無く、見ずらくな
るという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の映像の鮮鋭度改善装置は液晶デバイスなど
画素表示の走査を電気パルスによって制御して行う表示
デバイスにおいて、映像信号の高周波成分の存在する水
平走査位置あるい映像信号の高周波成分の振幅に応じて
画素表示の走査を担う電気パルスの位相を全体的に調整
する走査パルス全体位相調整手段、あるいは電気パルス
の位相を部分的に調整する走査パルス部分位相調整手段
により画素表示の走査制御を行う電気パルスの位相調整
を行い、映像信号のコントラストの変化点である高周波
成分の存在する水平走査位置と表示画素を合わせること
により、鮮明な映像表示を得ることを特徴としたもので
ある。
【0005】本発明によれば、映像信号に過度な高周波
成分の補正を加えることなく、文字のにじみやジッター
のない鮮明な映像表示を提供できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、液晶デバイスなど各画素表示の走査を電気パルスに
よって制御している表示デバイスにおいて、映像信号の
高周波成分の存在する水平走査位置と各画素表示の走査
を担う電気パルスの位相が合っていない事に起因する映
像の鮮鋭度低下に対し、映像信号の高周波成分を検出
し、各画素表示の走査を担う電気パルスの位相を映像信
号の高周波成分の存在する水平走査位置に合わせるよう
に全体的にあるいは部分的に調整し、映像信号のコント
ラストの変化点である高周波成分の存在する水平走査位
置と表示画素を合わせることにより、鮮明な映像表示が
得ることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置としたもの
であり、表示デバイスの画素ピッチと映像信号の高周波
成分の位相とが正確に合い、映像の鮮鋭度の高めること
により見やすくできるという作用を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表
示の走査を担う電気パルスの位相を、最も多く映像信号
の高周波成分の存在する水平走査位置に合わせるように
全体的に調整し、映像信号のコントラストの変化点であ
る高周波成分の存在する水平走査位置と表示画素を合わ
せることにより、鮮明な映像表示が得ることを特徴とし
た映像の鮮鋭度改善装置としたものであり、表示デバイ
スの画素ピッチと映像信号の高周波成分の位相とが正確
に合い、映像の鮮鋭度の高めることにより見やすくでき
るという作用を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表
示の走査を担う電気パルスの位相を、最も振幅の大きい
映像信号の水平高周波成分の存在する水平走査位置に合
わせるように全体的に調整し、映像信号のコントラスト
の変化点である高周波成分の存在する水平走査位置と表
示画素を合わせることにより、鮮明な映像表示が得るこ
とを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置としたものであ
り、表示デバイスの画素ピッチと映像信号の高周波成分
の位相とが正確に合い、映像の鮮鋭度の高めることによ
り見やすくできるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、その水平
位置及び振幅から解像度改善の効果が大きい水平位置を
算出し、各画素表示の走査を担う電気パルスの位相を算
出した水平位置に合わせるように全体的に調整し、映像
信号のコントラストの変化点である高周波成分の存在す
る水平走査位置と表示画素を合わせることにより、鮮明
な映像表示が得ることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装
置としたものであり、表示デバイスの画素ピッチと映像
信号の高周波成分の位相とが正確に合い、映像の鮮鋭度
の高めることにより見やすくできるという作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表
示の走査を担う電気パルスの位相を、最も多く映像信号
の高周波成分の存在する水平走査位置に合わせるように
部分的に調整し、映像信号のコントラストの変化点であ
る高周波成分の存在する水平走査位置と表示画素を合わ
せることにより、鮮明な映像表示が得ることを特徴とし
た映像の鮮鋭度改善装置としたものであり、表示デバイ
スの画素ピッチと映像信号の高周波成分の位相とが正確
に合い、映像の鮮鋭度の高めることにより見やすくでき
るという作用を有する。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表
示の走査を担う電気パルスの位相を最も振幅の大きい映
像信号の水平高周波成分の存在する水平走査位置に合わ
せるように部分的に調整し、映像信号のコントラストの
変化点である高周波成分の存在する水平走査位置と表示
画素を合わせることにより、鮮明な映像表示が得ること
を特徴とした映像の鮮鋭度改善装置としたものであり、
表示デバイスの画素ピッチと映像信号の高周波成分の位
相とが正確に合い、映像の鮮鋭度の高めることにより見
やすくできるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、その水平
位置及び振幅から解像度改善の効果が大きい水平位置を
算出し、各画素表示の走査を担う電気パルスの位相を算
出した水平位置に合わせるように部分的に調整し、映像
信号のコントラストの変化点である高周波成分の存在す
る水平走査位置と表示画素を合わせることにより、鮮明
な映像表示が得ることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装
置としたものであり、表示デバイスの画素ピッチと映像
信号の高周波成分の位相とが正確に合い、映像の鮮鋭度
の高めることにより見やすくできるという作用を有す
る。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表
示の走査を担う電気パルスの位相を、最も多く映像信号
の高周波成分の存在する水平走査位置に合わせるように
全体的に調整した後、前位相調整で合いきらない映像信
号の水平高周波成分の存在する水平走査位置については
各画素表示の水平方向の走査を担う電気パルスの位相を
水平方向に部分的に微調整し、映像信号のコントラスト
の変化点である高周波成分の存在する水平走査位置と表
示画素を合わせることにより、鮮明な映像表示が得るこ
とを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置としたものであ
り、表示デバイスの画素ピッチと映像信号の高周波成分
の位相とが正確に合い、映像の鮮鋭度の高めることによ
り見やすくできるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、液晶デ
バイスなど各画素表示の走査を電気パルスによって制御
している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波成分
の存在する水平走査位置と各画素表示の走査を担う電気
パルスの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度
低下に対し、映像信号の高周波成分を検出し、その水平
位置及び振幅から解像度改善の効果が大きい水平位置を
算出し、各画素表示の走査を担う電気パルスの位相を算
出した水平位置に合わせるように全体的に調整した後、
前位相調整で合いきらない映像信号の水平高周波成分の
存在する水平走査位置については各画素表示の水平方向
の走査を担う電気パルスの位相を水平方向に部分的に微
調整し、映像信号のコントラストの変化点である高周波
成分の存在する水平走査位置と表示画素を合わせること
により、鮮明な映像表示が得ることを特徴とした映像の
鮮鋭度改善装置としたものであり、表示デバイスの画素
ピッチと映像信号の高周波成分の位相とが正確に合い、
映像の鮮鋭度の高めることにより見やすくできるという
作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図
1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本映像の鮮鋭度改善装置を持つ
液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パルスによって
制御して行う表示デバイスの映像出力回路のブロック構
成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと画像のコント
ラストの変化点である映像信号の高周波成分の位相とを
正確に合わせることにより鮮明な映像表示が得られるこ
とを表わした説明図を示す。
【0016】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号6は下記に示す高周波成分選択回路6−1及び水平走
査補正位置算出回路6−2により構成され、走査パルス
の位相調整を行うための水平走査位置を算出する水平走
査補正位置算出手段A、符号6―1はスライス回路等に
より映像信号高周波成分検出手段4から検出された映像
信号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定値以
上の振幅を持つ成分のみを再検出する高周波成分選択回
路、符号6−2は高周波成分選択回路6−1により検出
された映像信号の高周波成分から走査パルスの位相調整
を行うための水平走査位置を算出する水平走査補正位置
算出回路、符号7は下記に示す水平走査パルス位相調整
回路7−1、位相比較手段7−2及び位相差分検出回路
7−3により構成され、水平走査補正位置算出手段A6
から出力される映像信号の高周波成分の水平走査位置か
ら走査パルスの最適な位相量を算出し、走査パルスの位
相全体を調整する走査パルス全位相調整手段、符号7−
1は水平走査パルス発生手段からの原走査パルスの位相
を後述の位相差分検出回路7−3からの情報を基に調整
する水平走査パルス位相調整回路、符号7−2は水平走
査補正位置算出回路6−2からの水平走査位置と水平走
査パルス位相調整回路7−1により位相調整された走査
パルスの位相比較を行う位相比較手段、符号7―3は位
相比較手段7−2の出力である映像信号の高周波成分の
水平走査位置と水平走査パルス位相の差分をある任意の
時間ごとに統計的に検出し、水平走査パルスの位相調整
度を算出する位相差分検出回路、符号11は入力された
映像信号と走査パルスにより映像を表示する表示デバイ
ス素子である。
【0017】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、14は映像信号の高周波成分の位相に合わせて全
体的に位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調
整を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12
を表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡
を示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス
例14により映像信号例12を表示デバイス上の画素に
駆動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表
示例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト
比が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわか
る。
【0018】次に、図1、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0019】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分選択
回路6−1により、補正度調整手段5によって設定され
た振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベルを持つ高
周波成分のみに再検出される。水平走査補正位置算出回
路6−2ではその映像信号の高周波成分を基に走査パル
スの位相調整を行うための水平走査位置を算出する。
【0020】次に走査パルス全位相調整手段7による走
査パルスの位相調整動作について説明する。まず水平走
査パルス位相調整回路7−1では水平走査パルス発生手
段からの原走査パルスの位相全体を一周期/nずつ可変
しながら変化させる(n値は任意)。
【0021】位相比較手段7−2では水平走査補正位置
算出回路6−2からの水平走査位置と水平走査パルス位
相調整回路7−1により位相調整された走査パルスの位
相比較を常時行い、その差分成分として位相差を検出す
る。位相差分検出回路7−3では映像信号の高周波成分
の水平走査位置と水平走査パルス位相のその差分成分を
ある任意の時間ごとに統計的に検出し、差分成分量が最
も少なくなる位相調整量を水平走査パルス位相調整回路
7−1に情報として送る。水平走査パルス位相調整回路
7−1ではその情報から再度位相調整を行い、鮮鋭度改
善効果が最も効果的に現れる走査パルスとして位相比較
手段7−2と位相差分検出回路7−3を介して表示デバ
イス素子11に入力する。表示デバイス11では映像信
号と走査パルス全位相調整手段7からの走査パルス例1
4に示すような走査パルスによって映像信号を画素上に
順次走査し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い
画像として表示される。
【0022】(実施の形態2)図2は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0023】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号8は下記に示す高周波成分振幅検出回路8−1及び水
平走査補正位置算出回路8−2により構成され、走査パ
ルスの位相調整を行うため、最も振幅の大きい映像信号
の水平高周波成分の水平走査位置を算出する水平走査補
正位置数算出手段B、符号8―1はピークホールド回路
等により映像信号高周波成分検出手段4から検出された
映像信号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定
値以上の範囲から最大振幅の映像信号の水平高周波成分
のみを再検出する高周波成分振幅検出回路、符号8−2
は高周波成分振幅検出回路8−1により検出された映像
信号の高周波成分から走査パルスの位相調整を行うため
の水平走査位置を算出する水平走査補正位置算出、符号
7は下記に示す水平走査パルス位相調整回路7−1、位
相比較手段7−2及び位相差分検出回路7−3により構
成され、水平走査補正位置数算出手段B8から出力され
る映像信号の高周波成分の水平走査位置から走査パルス
の最適な位相量を算出し、走査パルスの位相全体を調整
する走査パルス全位相調整手段、符号7−1は水平走査
パルス発生手段からの原走査パルスの位相を後述の位相
差分検出回路7−3からの情報を基に調整する水平走査
パルス位相調整回路、符号7−2は水平走査補正位置算
出回8−2からの水平走査位置と水平走査パルス位相調
整回路7−1により位相調整された走査パルスの位相比
較を行う位相比較手段、符号7―3は位相比較手段7−
2の出力である映像信号の高周波成分の水平走査位置と
水平走査パルス位相の差分をある任意の時間ごとに統計
的に検出し、水平走査パルスの位相調整度を算出する位
相差分検出回路、符号11は入力された映像信号と走査
パルスにより映像を表示する表示デバイス素子である。
【0024】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、14は映像信号の高周波成分の位相に合わせて全
体的に位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調
整を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12
を表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡
を示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス
例14により映像信号例12を表示デバイス上の画素に
駆動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表
示例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト
比が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわか
る。
【0025】次に、図2、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。
【0026】同期分離回路2では入力された映像信号か
ら同期信号のみ抽出し、水平走査パルス発生手段3に入
力される。水平走査パルス発生手段3では入力された同
期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に基
づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基となる
原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7に
入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像のコ
ントラストの変化点を検出するために必要な映像信号の
高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出する。
【0027】検出された映像信号の高周波成分は高周波
成分振幅検出回路8−1により、ピークホールド回路等
により補正度調整手段5によって設定された振幅レベル
に以上で最大振幅の高周波成分のみに再検出される。水
平走査補正位置算出回路8−2ではその映像信号の高周
波成分を基に走査パルスの位相調整を行うための水平走
査位置を算出する。
【0028】次に走査パルス全位相調整手段7による走
査パルスの位相調整動作について説明する。まず水平走
査パルス位相調整回路7−1では水平走査パルス発生手
段からの原走査パルスの位相全体を一周期/nずつ可変
しながら変化させる(n値は任意)。位相比較手段7−
2では水平走査補正位置算出回路6−2からの水平走査
位置と水平走査パルス位相調整回路7−1により位相調
整された走査パルスの位相比較を常時行い、その差分成
分として位相差を検出する。位相差分検出回路7−3で
は映像信号の高周波成分の水平走査位置と水平走査パル
ス位相のその差分成分をある任意の時間ごとに統計的に
検出し、差分成分量が最も少なくなる位相調整量を水平
走査パルス位相調整回路7−1に情報として送る。
【0029】水平走査パルス位相調整回路7−1ではそ
の情報から再度位相調整を行い、鮮鋭度改善効果が最も
効果的に現れる走査パルスとして位相比較手段7−2と
位相差分検出回路7−3を介して表示デバイス素子11
に入力する。表示デバイス11では映像信号と走査パル
ス全位相調整手段7からの走査パルス例14に示すよう
な走査パルスによって映像信号を画素上に順次走査し、
画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い画像として表
示される。
【0030】(実施の形態3)図3は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。図1におい
て、符号1は映像信号入力、符号2は入力された映像信
号から同期信号を分離する同期分離回路、符号3は同期
分離回路2により検出された映像信号の同期信号から表
示デバイスの水平方向の走査を制御する原走査パルスを
発生させる水平走査パルス発生手段、符号4は微分回路
等により映像信号の高周波成分を抽出し検出する映像信
号高周波成分検出手段、符号5は、映像信号の高周波成
分として検出する振幅レベルを設定し、解像度改善度合
を調整する補正度調整手段、符号9は下記に示す高周波
成分選択回路9―1、高周波成分水平走査位置数検出回
路9−2、高周波成分振幅検出回路9−3、検出値乗算
回路9−4、水平走査補正位置算出回路9−5により構
成され、走査パルスの位相調整を行うための水平走査位
置を映像信号の高周波成分の走査水平位置分布と振幅と
で総合的に算出する水平走査補正位置数算出手段C、符
号9―1はスライス回路等により映像信号高周波成分検
出手段4から検出された映像信号の高周波成分の中から
補正度調整手段5の設定値以上の振幅を持つ成分のみを
再検出する高周波成分選択回路、符号9−2は高周波成
分選択回路9−1により検出された映像信号の高周波成
分から任意の周波数ごとに映像信号の高周波成分の数を
算出する水平走査補正位置数算出回路、符号9―3は高
周波成分選択回路9−1により検出された映像信号の高
周波成分の振幅を個別に検出する高周波成分振幅検出回
路、検出値乗算回路9−4は高周波成分水平走査位置数
検出回路9−2からの映像信号の高周波成分の数の分布
情報と高周波成分振幅検出回路9−3からの映像信号の
高周波成分の振幅情報を一定の重みつけで乗算し、一つ
のデータとして算出する検出値乗算回路、符号9−5は
検出値乗算回路9−4により算出されたデータから走査
パルスの位相調整を行うための水平走査位置を算出する
水平走査補正位置算出回路である。符号7は下記に示す
水平走査パルス位相調整回路7−1、位相比較手段7−
2及び位相差分検出回路7−3により構成され、水平走
査補正位置数算出手段C9からの映像信号の高周波成分
の走査水平位置分布と振幅とで総合的に算出された水平
走査補正位置の情報から走査パルスの最適な位相量を算
出し、走査パルスの位相全体を調整する走査パルス全位
相調整手段、符号7−1は水平走査パルス発生手段から
の原走査パルスの位相を後述の位相差分検出回路7−3
からの情報を基に調整する水平走査パルス位相調整回
路、符号7−2は水平走査補正位置算出回路9−5から
の水平走査位置と水平走査パルス位相調整回路7−1に
より位相調整された走査パルスの位相比較を行う位相比
較手段、符号7―3は位相比較手段7−2の出力である
映像信号の高周波成分の水平走査位置と水平走査パルス
位相の差分をある任意の時間ごとに統計的に検出し、水
平走査パルスの位相調整度を算出する位相差分検出回
路、符号11は入力された映像信号と走査パルスにより
映像を表示する表示デバイス素子である。
【0031】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、14は映像信号の高周波成分の位相に合わせて全
体的に位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調
整を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12
を表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡
を示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス
例14により映像信号例12を表示デバイス上の画素に
駆動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表
示例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト
比が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわか
る。
【0032】次に、図3、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0033】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分選択
回路9−1により、補正度調整手段5によって設定され
た振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベルを持つ高
周波成分のみに再検出される。
【0034】水平走査補正位置数算出回路9−2では高
周波成分選択回路9−1によって検出された映像信号の
高周波成分の本数を任意の周波数f1(f1=走査周波
数/l:l>1で値は任意)ごとに算出する。一方、高
周波成分振幅検出回路9―3では高周波成分選択回路9
−1により検出された映像信号の高周波成分の振幅を個
別に検出する。
【0035】検出値乗算回路9−4では映像信号の高周
波成分のデータとして高周波成分水平走査位置数検出回
路9−2からの任意周波数fごとの本数情報(例えば
M)と高周波成分振幅検出回路9−3からの振幅情報
(例えばV)を一定の重みつけ(例えばα、β)で乗算
し、一つのデータ(例えばH:上記の例の場合はH=α
×M+β×V)として算出する。
【0036】次に水平走査補正位置算出回路9−5は検
出値乗算回路9−4により算出されたデータから映像の
鮮鋭度を向上させるために最適な走査パルスの水平走査
位置を算出する。次に走査パルス全位相調整手段7によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず水
平走査パルス位相調整回路7−1では水平走査パルス発
生手段からの原走査パルスの位相全体を一周期/nずつ
可変しながら変化させる(n値は任意)。
【0037】位相比較手段7−2では水平走査補正位置
算出回路9−5からの水平走査位置と水平走査パルス位
相調整回路7−1により位相調整された走査パルスの位
相比較を常時行い、その差分成分として位相差を検出す
る。位相差分検出回路7−3では映像信号の高周波成分
の水平走査位置と水平走査パルス位相のその差分成分を
ある任意の時間ごとに統計的に検出し、差分成分量が最
も少なくなる位相調整量を水平走査パルス位相調整回路
7−1に情報として送る。
【0038】水平走査パルス位相調整回路7−1ではそ
の情報から再度位相調整を行い、鮮鋭度改善効果が最も
効果的に現れる走査パルスとして位相比較手段7−2と
位相差分検出回路7−3を介して表示デバイス素子11
に入力する。表示デバイス11では映像信号と走査パル
ス全位相調整手段7からの走査パルス例14に示すよう
な走査パルスによって映像信号を画素上に順次走査し、
画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い画像として表
示される。
【0039】(実施の形態4)図4は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0040】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号6は下記に示す高周波成分選択回路6−1及び水平走
査補正位置算出回路6−2により構成され、走査パルス
の位相調整を行うための水平走査位置を算出する水平走
査補正位置算出手段A、符号6―1はスライス回路等に
より映像信号高周波成分検出手段4から検出された映像
信号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定値以
上の振幅を持つ成分のみを再検出する高周波成分選択回
路、符号6−2は高周波成分選択回路6−1により検出
された映像信号の高周波成分から走査パルスの位相調整
を行うための水平走査位置を算出する水平走査補正位置
算出回路、符号10は下記に示す位相比較手段10−
1、位相差分検出回路10−2、水平走査パルス位相調
整回路10−3、走査パルス選択スイッチ10−4によ
り構成され、水平走査補正位置数算出手段A6から出力
される映像信号の高周波成分の水平走査位置から走査パ
ルスの最適な位相量を算出し、走査パルスの位相を部分
的に調整する走査パルス全位相調整手段、符号10−1
は水平走査補正位置算出回路6−2からの水平走査位置
と水平走査パルス発生手段3からの原走査パルスの位相
比較を行う位相比較手段、符号10−2は位相比較手段
10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平走査
位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて原走
査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないかの判
断を任意の周波数ごとに行う位相差分検出回路、符号1
0−3は位相比較手段10−1の出力である映像信号の
高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相差
分から原走査パルスの位相調整度を算出する水平走査パ
ルス位相調整回路、符号10―4は位相差分検出回路1
0−2の情報を基に水平走査パルス発生手段3からの原
水平走査パルスと、水平走査パルス位相調整回路10−
3からの位相調整後の走査パルスとの切替えを行う走査
パルス選択スイッチ、符号11は入力された映像信号と
走査パルスにより映像を表示する表示デバイス素子であ
る。
【0041】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、15は映像信号の高周波成分の位相に合わせて部
分的位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調整
を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12を
表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡を
示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス例
11により映像信号例12を表示デバイス上の画素に駆
動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表示
例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト比
が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわかる。
【0042】次に、図4、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0043】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分選択
回路6−1により、補正度調整手段5によって設定され
た振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベルを持つ高
周波成分のみに再検出される。水平走査補正位置算出回
路6−2ではその映像信号の高周波成分を基に走査パル
スの位相調整を行うための水平走査位置を算出する。
【0044】次に走査パルス部分位相調整手段10によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず位
相比較手段10−1では水平走査補正位置算出回路6−
2からの水平走査位置と水平走査パルス発生手段3から
の原走査パルスとの位相比較を常時行い、その差分成分
として位相差を検出する。位相差分検出回路10−2で
は位相比較手段10−1の出力である映像信号の高周波
成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相差分の度
合に応じて原走査パルスの位相調整を行うか、あるいは
行わないかの判断を任意の周波数ごとに行い、走査パル
ス選択スイッチ10―4の切替え制御を行う。
【0045】一方、水平走査パルス位相調整回路10−
3では常時、位相比較手段10−1の出力である映像信
号の高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスとの
位相差分から最適な原走査パルスの位相調整度を算出
し、位相調整を行い、走査パルス選択スイッチ10−4
に入力される。走査パルス選択スイッチ10−4では位
相差分検出回路10−2の切替制御信号を基に水平走査
パルス発生手段3からの原水平走査パルスと、水平走査
パルス位相調整回路10−3からの位相調整後の走査パ
ルスとの切替えを常時行い、表示デバイス11の走査パ
ルスとして出力する。表示デバイス11では映像信号と
走査パルス部分位相調整手段10からの走査パルス例1
5に示すような走査パルスによって映像信号を画素上に
順次走査し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い
画像として表示される。
【0046】(実施の形態5)図5は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0047】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号8は下記に示す高周波成分振幅検出回路8−1及び水
平走査補正位置算出回路8−2により構成され、走査パ
ルスの位相調整を行うため、最も振幅の大きい映像信号
の水平高周波成分の水平走査位置を算出する水平走査補
正位置数算出手段B、符号8―1はピークホールド回路
等により映像信号高周波成分検出手段4から検出された
映像信号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定
値以上の範囲から最大振幅の映像信号の水平高周波成分
のみを再検出する高周波成分振幅検出回路、符号8−2
は高周波成分振幅検出回路8−1により検出された映像
信号の高周波成分から走査パルスの位相調整を行うため
の水平走査位置を算出する水平走査補正位置算出、符号
10は下記に示す位相比較手段10−1、位相差分検出
回路10−2、水平走査パルス位相調整回路10−3、
走査パルス選択スイッチ10−4により構成され、水平
走査補正位置数算出手段B8から出力される映像信号の
高周波成分の水平走査位置から走査パルスの最適な位相
量を算出し、走査パルスの位相を部分的に調整する走査
パルス部分位相調整手段、符号10−1は水平走査補正
位置算出回路8−2からの水平走査位置と水平走査パル
ス発生手段3からの原走査パルスの位相比較を行う位相
比較手段、符号10−2は位相比較手段10−1の出力
である映像信号の高周波成分の水平走査位置と原水平走
査パルスの位相差分の度合に応じて原走査パルスの位相
調整を行うか、あるいは行わないかの判断を任意の周波
数ごとに行う位相差分検出回路、符号10−3は位相比
較手段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水
平走査位置と原水平走査パルスの位相差分から原走査パ
ルスの位相調整度を算出する水平走査パルス位相調整回
路、符号10―4は位相差分検出回路10−2の情報を
基に水平走査パルス発生手段3からの原水平走査パルス
と、水平走査パルス位相調整回路10−3からの位相調
整後の走査パルスとの切替えを行う走査パルス選択スイ
ッチ、符号11は入力された映像信号と走査パルスによ
り映像を表示する表示デバイス素子である。
【0048】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、15は映像信号の高周波成分の位相に合わせて部
分的に位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調
整を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12
を表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡
を示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス
例15により映像信号例12を表示デバイス上の画素に
駆動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表
示例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト
比が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわか
る。
【0049】次に、図5、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0050】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分振幅
検出回路8−1により、ピークホールド回路等により補
正度調整手段5によって設定された振幅レベルに以上で
最大振幅の高周波成分のみに再検出される。水平走査補
正位置算出回路8−2ではその映像信号の高周波成分を
基に走査パルスの位相調整を行うための水平走査位置を
算出する。
【0051】次に走査パルス部分位相調整手段10によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず位
相比較手段10−1では水平走査補正位置算出回路8−
2からの水平走査位置と水平走査パルス発生手段3から
の原走査パルスとの位相比較を常時行い、その差分成分
として位相差を検出する。位相差分検出回路10−2で
は位相比較手段10−1の出力である映像信号の高周波
成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相差分の度
合に応じて原走査パルスの位相調整を行うか、あるいは
行わないかの判断を任意の周波数f2(f2=走査周波
数/m:m>1で値は任意)ごとに行い、走査パルス選
択スイッチ10―4の切替え制御を行う。
【0052】一方、水平走査パルス位相調整回路10−
3では常時、位相比較手段10−1の出力である映像信
号の高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスとの
位相差分から最適な原走査パルスの位相調整度を算出
し、位相調整を行い、走査パルス選択スイッチ10−4
に入力される。走査パルス選択スイッチ10−4では位
相差分検出回路10−2の切替制御信号を基に水平走査
パルス発生手段3からの原水平走査パルスと、水平走査
パルス位相調整回路10−3からの位相調整後の走査パ
ルスとの切替えを常時行い、表示デバイス11の走査パ
ルスとして出力する。表示デバイス11では映像信号と
走査パルス部分位相調整手段10からの走査パルス例1
5に示すような走査パルスによって映像信号を画素上に
順次走査し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い
画像として表示される。
【0053】(実施の形態6)図6は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0054】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号9は下記に示す高周波成分選択回路9―1、高周波成
分水平走査位置数検出回路9−2、高周波成分振幅検出
回路9−3、検出値乗算回路9−4、水平走査補正位置
算出回路9−5により構成され、走査パルスの位相調整
を行うための水平走査位置を映像信号の高周波成分の走
査水平位置分布と振幅とで総合的に算出する水平走査補
正位置数算出手段C、符号9―1はスライス回路等によ
り映像信号高周波成分検出手段4から検出された映像信
号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定値以上
の振幅を持つ成分のみを再検出する高周波成分選択回
路、符号9−2は高周波成分選択回路9−1により検出
された映像信号の高周波成分から任意の周波数ごとに映
像信号の高周波成分の数を算出する水平走査補正位置数
算出回路、符号9―3は高周波成分選択回路9−1によ
り検出された映像信号の高周波成分の振幅を個別に検出
する高周波成分振幅検出回路、検出値乗算回路9−4は
高周波成分水平走査位置数検出回路9−2からの映像信
号の高周波成分の数の分布情報と高周波成分振幅検出回
路9−3からの映像信号の高周波成分の振幅情報を一定
の重みつけで乗算し、一つのデータとして算出する検出
値乗算回路、符号9−5は検出値乗算回路9−4により
算出されたデータから走査パルスの位相調整を行うため
の水平走査位置を算出する水平走査補正位置算出回路で
ある。
【0055】符号10は下記に示す位相比較手段10−
1、位相差分検出回路10−2、水平走査パルス位相調
整回路10−3、走査パルス選択スイッチ10−4によ
り構成され、水平走査補正位置数算出手段C9から出力
される映像信号の高周波成分の水平走査位置から走査パ
ルスの最適な位相量を算出し、走査パルスの位相を部分
的に調整する走査パルス部分位相調整手段、符号10−
1は水平走査補正位置算出回路9−5からの水平走査位
置と水平走査パルス発生手段3からの原走査パルスの位
相比較を行う位相比較手段、符号10−2は位相比較手
段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平走
査位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて原
走査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないかの
判断を任意の周波数ごとに行う位相差分検出回路、符号
10−3は位相比較手段10−1の出力である映像信号
の高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相
差分から原走査パルスの位相調整度を算出する水平走査
パルス位相調整回路、符号10―4は位相差分検出回路
10−2の情報を基に水平走査パルス発生手段3からの
原水平走査パルスと、水平走査パルス位相調整回路10
−3からの位相調整後の走査パルスとの切替えを行う走
査パルス選択スイッチ、符号11は入力された映像信号
と走査パルスにより映像を表示する表示デバイス素子で
ある。
【0056】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、15は映像信号の高周波成分の位相に合わせて部
分的に位相調整を行った走査パルス例、17はパルス調
整を行う前の原走査パルス例13により映像信号例12
を表示デバイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡
を示した表示例、18はパルス調整を行った走査パルス
例11により映像信号例12を表示デバイス上の画素に
駆動させた場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表
示例17と表示例18を比較すれば映像のコントラスト
比が改善され、映像の鮮鋭度が高められたことがわか
る。
【0057】次に、図6、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0058】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分選択
回路9−1により、補正度調整手段5によって設定され
た振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベルを持つ高
周波成分のみに再検出される。
【0059】水平走査補正位置数算出回路9−2では高
周波成分選択回路9−1によって検出された映像信号の
高周波成分の本数を任意の周波数f1(f1=走査周波
数/l:l>1で値は任意)ごとに算出する。一方、高
周波成分振幅検出回路9―3では高周波成分選択回路9
−1により検出された映像信号の高周波成分の振幅を個
別に検出する。検出値乗算回路9−4では映像信号の高
周波成分のデータとして高周波成分水平走査位置数検出
回路9−2からの任意周波数fごとの本数情報(例えば
M)と高周波成分振幅検出回路9−3からの振幅情報
(例えばV)を一定の重みつけ(例えα、β)で乗算
し、一つのデータ(例えばH:上記の例の場合はH=α
×M+β×V)として算出する。次に水平走査補正位置
算出回路9−5は検出値乗算回路9−4により算出され
たデータから映像の鮮鋭度を向上させるために最適な走
査パルスの水平走査位置を算出する。
【0060】次に走査パルス部分位相調整手段10によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず位
相比較手段10−1では水平走査補正位置算出回路9−
5からの水平走査位置と水平走査パルス発生手段3から
の原走査パルスとの位相比較を常時行い、その差分成分
として位相差を検出する。位相差分検出回路10−2で
は位相比較手段10−1の出力である映像信号の高周波
成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相差分の度
合に応じて原走査パルスの位相調整を行うか、あるいは
行わないかの判断を任意の周波数f2(f2=走査周波
数/m:m>1で値は任意)ごとに行い、走査パルス選
択スイッチ10―4の切替え制御を行う。
【0061】一方、水平走査パルス位相調整回路10−
3では常時、位相比較手段10−1の出力である映像信
号の高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスとの
位相差分から最適な原走査パルスの位相調整度を算出
し、位相調整を行い、走査パルス選択スイッチ10−4
に入力される。走査パルス選択スイッチ10−4では位
相差分検出回路10−2の切替制御信号を基に水平走査
パルス発生手段3からの原水平走査パルスと、水平走査
パルス位相調整回路10−3からの位相調整後の走査パ
ルスとの切替えを常時行い、表示デバイス11の走査パ
ルスとして出力する。
【0062】表示デバイス11では映像信号と走査パル
ス部分位相調整手段10からの走査パルス例15に示す
ような走査パルスによって映像信号を画素上に順次走査
し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い画像とし
て表示される。
【0063】(実施の形態7)図7は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0064】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号6は下記に示す高周波成分選択回路6−1及び水平走
査補正位置算出回路6−2により構成され、走査パルス
の位相調整を行うための水平走査位置を算出する水平走
査補正位置算出手段A、符号6―1はスライス回路等に
より映像信号高周波成分検出手段4から検出された映像
信号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定値以
上の振幅を持つ成分のみを再検出する高周波成分選択回
路、符号6−2は高周波成分選択回路6−1により検出
された映像信号の高周波成分から走査パルスの位相調整
を行うための水平走査位置を算出する水平走査補正位置
算出回路、符号7は下記に示す水平走査パルス位相調整
回路7−1、位相比較手段7−2及び位相差分検出回路
7−3により構成され、水平走査補正位置算出手段A6
から出力される映像信号の高周波成分の水平走査位置か
ら走査パルスの最適な位相量を算出し、走査パルスの位
相全体を調整する走査パルス全位相調整手段、符号7−
1は水平走査パルス発生手段からの原走査パルスの位相
を後述の位相差分検出回路7−3からの情報を基に調整
する水平走査パルス位相調整回路、符号7−2は水平走
査補正位置算出回路6−2からの水平走査位置と水平走
査パルス位相調整回路7−1により位相調整された走査
パルスの位相比較を行う位相比較手段、符号7―3は位
相比較手段7−2の出力である映像信号の高周波成分の
水平走査位置と水平走査パルス位相の差分をある任意の
時間ごとに統計的に検出し、水平走査パルスの位相調整
度を算出する位相差分検出回路である。符号10は下記
に示す位相比較手段10−1、位相差分検出回路10−
2、水平走査パルス位相調整回路10−3、走査パルス
選択スイッチ10−4により構成され、走査パルス全位
相調整手段7から出力される全体的に位相調整された走
査パルスに対し、さらに映像信号の水平高周波成分に対
し全体的な位相調整で合いきらない水平走査位置につい
ては部分的に位相微調整を行い、さらなる映像の鮮鋭度
の向上を図る走査パルス部分位相調整手段、符号10−
1は水平走査補正位置数算出手段A6から出力される映
像信号の高周波成分の水平走査位置と位相差分検出回路
7−3からの全体的な位相調整がなされた走査パルスの
位相比較を行う位相比較手段、符号10−2は位相比較
手段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平
走査位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて
原走査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないか
の判断を任意の周波数ごとに行う位相差分検出回路、符
号10−3は位相比較手段10−1の出力である映像信
号の高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位
相差分から原走査パルスの位相調整度を算出する水平走
査パルス位相調整回路、符号10―4は位相差分検出回
路10−2の情報を基に水平走査パルス発生手段3から
の原水平走査パルスと、水平走査パルス位相調整回路1
0−3からの位相調整後の走査パルスとの切替えを行う
走査パルス選択スイッチ、符号11は入力された映像信
号と走査パルスにより映像を表示する表示デバイス素子
である。
【0065】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、14は映像信号の高周波成分の位相に合わせて全
体的に位相調整を行った走査パルス例、16は映像信号
の高周波成分の位相に合わせて全面的に及び部分的に位
相調整を行った走査パルス例、17はパルス調整を行う
前の原走査パルス例13により映像信号例12を表示デ
バイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡を示した
表示例、18はパルス調整を行った走査パルス例16に
より映像信号例12を表示デバイス上の画素に駆動させ
た場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表示例17
と表示例18を比較すれば映像のコントラスト比が改善
され、映像の鮮鋭度が高められたことがわかる。
【0066】次に、図7、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。同期分
離回路2では入力された映像信号から同期信号のみ抽出
し、水平走査パルス発生手段3に入力される。
【0067】水平走査パルス発生手段3では入力された
同期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に
基づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基とな
る原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7
に入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像の
コントラストの変化点を検出するために必要な映像信号
の高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出す
る。検出された映像信号の高周波成分は高周波成分選択
回路6−1により、補正度調整手段5によって設定され
た振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベルを持つ高
周波成分のみに再検出される。水平走査補正位置出回路
6−2ではその映像信号の高周波成分を基に走査パルス
の位相調整を行うための水平走査位置を算出する。
【0068】次に走査パルス全位相調整手段7による走
査パルスの位相調整動作について説明する。まず水平走
査パルス位相調整回路7−1では水平走査パルス発生手
段からの原走査パルスの位相全体を一周期/nずつ可変
しながら変化させる(n値は任意)。位相比較手段7−
2では水平走査補正位置算出回路6−2からの水平走査
位置と水平走査パルス位相調整回路7−1により位相調
整された走査パルスの位相比較を常時行い、その差分成
分として位相差を検出する。位相差分検出回路7−3で
は映像信号の高周波成分の水平走査位置と水平走査パル
ス位相のその差分成分をある任意の時間ごとに統計的に
検出し、差分成分量が最も少なくなる位相調整量を水平
走査パルス位相調整回路7−1に情報として送る。
【0069】水平走査パルス位相調整回路7−1ではそ
の情報から再度位相調整を行い、鮮鋭度改善効果が最も
効果的に現れる走査パルスとして位相比較手段7−2と
位相差分検出回路7−3を介して走査パルス部分位相調
整手段10に入力される。
【0070】次に走査パルス部分位相調整手段10によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず位
相比較手段10−1では水平走査補正位置数算出手段A
6から出力される映像信号の高周波成分の水平走査位置
と位相差分検出回路7−3からの全体的な位相調整がな
された走査パルスの位相比較を常時行い、その差分成分
として位相差を検出する。
【0071】位相差分検出回路10−2では位相比較手
段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平走
査位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて原
走査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないかの
判断を任意の周波数f2(f2=走査周波数/m:m>
1で値は任意)ごとに行い、走査パルス選択スイッチ1
0―4の切替え制御を行う。一方、水平走査パルス位相
調整回路10−3では常時、位相比較手段10−1の出
力である映像信号の高周波成分の水平走査位置と原水平
走査パルスとの位相差分から最適な原走査パルスの位相
調整度を算出し、位相調整を行い、走査パルス選択スイ
ッチ10−4に入力される。
【0072】走査パルス選択スイッチ10−4では位相
差分検出回路10−2の切替制御信号を基に水平走査パ
ルス発生手段3からの原水平走査パルスと、水平走査パ
ルス位相調整回路10−3からの位相調整後の走査パル
スとの切替えを常時行い、表示デバイス11の走査パル
スとして出力する。表示デバイス11では映像信号例1
2と走査パルス部分位相調整手段10からの走査パルス
例16に示すような走査パルスによって映像信号を画素
上に順次走査し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の
高い画像として表示される。
【0073】(実施の形態8)図8は本映像の鮮鋭度改
善装置を持つ液晶デバイスなど画素表示の走査を電気パ
ルスによって制御して行う表示デバイスの映像出力回路
のブロック構成図、図9は表示デバイスの画素ピッチと
画像のコントラストの変化点である映像信号の高周波成
分の位相とを正確に合わせることにより鮮明な映像表示
が得られることを表わした説明図を示す。
【0074】図1において、符号1は映像信号入力、符
号2は入力された映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路、符号3は同期分離回路2により検出された映
像信号の同期信号から表示デバイスの水平方向の走査を
制御する原走査パルスを発生させる水平走査パルス発生
手段、符号4は微分回路等により映像信号の高周波成分
を抽出し検出する映像信号高周波成分検出手段、符号5
は、映像信号の高周波成分として検出する振幅レベルを
設定し、解像度改善度合を調整する補正度調整手段、符
号9は下記に示す高周波成分選択回路9―1、高周波成
分水平走査位置数検出回路9−2、高周波成分振幅検出
回路9−3、検出値乗算回路9−4、水平走査補正位置
算出回路9−5により構成され、走査パルスの位相調整
を行うための水平走査位置を映像信号の高周波成分の走
査水平位置分布と振幅とで総合的に算出する水平走査補
正位置数算出手段C、符号9―1はスライス回路等によ
り映像信号高周波成分検出手段4から検出された映像信
号の高周波成分の中から補正度調整手段5の設定値以上
の振幅を持つ成分のみを再検出する高周波成分選択回
路、符号9−2は高周波成分選択回路9−1により検出
された映像信号の高周波成分から任意の周波数ごとに映
像信号の高周波成分の数を算出する水平走査補正位置数
算出回路、符号9―3は高周波成分選択回路9−1によ
り検出された映像信号の高周波成分の振幅を個別に検出
する高周波成分振幅検出回路、検出値乗算回路9−4は
高周波成分水平走査位置数検出回路9−2からの映像信
号の高周波成分の数の分布情報と高周波成分振幅検出回
路9−3からの映像信号の高周波成分の振幅情報を一定
の重みつけで乗算し、一つのデータとして算出する検出
値乗算回路、符号9−5は検出値乗算回路9−4により
算出されたデータから走査パルスの位相調整を行うため
の水平走査位置を算出する水平走査補正位置算出回路で
ある。符号7は下記に示す水平走査パルス位相調整回路
7−1、位相比較手段7−2及び位相差分検出回路7−
3により構成され、水平走査補正位置数算出手段C9か
ら出力される映像信号の高周波成分の水平走査位置から
走査パルスの最適な位相量を算出し、走査パルスの位相
全体を調整する走査パルス全位相調整手段、符号7−1
は水平走査パルス発生手段からの原走査パルスの位相を
後述の位相差分検出回路7−3からの情報を基に調整す
る水平走査パルス位相調整回路、符号7−2は水平走査
補正位置算出回路9−5からの水平走査位置と水平走査
パルス位相調整回路7−1により位相調整された走査パ
ルスの位相比較を行う位相比較手段、符号7―3は位相
比較手段7−2の出力である映像信号の高周波成分の水
平走査位置と水平走査パルス位相の差分をある任意の時
間ごとに統計的に検出し、水平走査パルスの位相調整度
を算出する位相差分検出回路である。符号10は下記に
示す位相比較手段10−1、位相差分検出回路10−
2、水平走査パルス位相調整回路10−3、走査パルス
選択スイッチ10−4により構成され、走査パルス全位
相調整手段7から出力される全体的に位相調整された走
査パルスに対し、さらに映像信号の水平高周波成分に対
し全体的な位相調整で合いきらない水平走査位置につい
ては部分的に位相微調整を行い、さらなる映像の鮮鋭度
の向上を図る走査パルス部分位相調整手段、符号10−
1は水平走査補正位置数算出手段A6から出力される映
像信号の高周波成分の水平走査位置と位相差分検出回路
7−3からの全体的な位相調整がなされた走査パルスの
位相比較を行う位相比較手段、符号10−2は位相比較
手段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平
走査位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて
原走査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないか
の判断を任意の周波数f2(f2=走査周波数/m:m
>1で値は任意)ごとに行う位相差分検出回路、符号1
0−3は位相比較手段10−1の出力である映像信号の
高周波成分の水平走査位置と原水平走査パルスの位相差
分から原走査パルスの位相調整度を算出する水平走査パ
ルス位相調整回路、符号10―4は位相差分検出回路1
0−2の情報を基に水平走査パルス発生手段3からの原
水平走査パルスと、水平走査パルス位相調整回路10−
3からの位相調整後の走査パルスとの切替えを行う走査
パルス選択スイッチ、符号11は入力された映像信号と
走査パルスにより映像を表示する表示デバイス素子であ
る。
【0075】図9において符号12は映像原信号例、1
3は映像信号に対する画素表示の走査を担う原走査パル
ス例、14は映像信号の高周波成分の位相に合わせて全
体的に位相調整を行った走査パルス例、16は映像信号
の高周波成分の位相に合わせて全体的に及び部分的に位
相調整を行った走査パルス例、17はパルス調整を行う
前の原走査パルス例13により映像信号例12を表示デ
バイス上の画素に駆動させた場合の画素の濃淡を示した
表示例、18はパルス調整を行った走査パルス例16に
より映像信号例12を表示デバイス上の画素に駆動させ
た場合の画素の濃淡を示した表示例であり、表示例17
と表示例18を比較すれば映像のコントラスト比が改善
され、映像の鮮鋭度が高められたことがわかる。
【0076】次に、図8、図9を参照しつつ、動作を説
明する。通常、映像原信号例12に示すような映像信号
入力1は、映像信号を画像として表示するための表示デ
バイス素子11と原走査パルスを算出するために必要な
映像同期信号を検出する同期分離回路2及び走査パルス
位相調整のために必要な映像信号の高周波成分を検出す
る映像信号高周波成分検出手段4に入力される。
【0077】同期分離回路2では入力された映像信号か
ら同期信号のみ抽出し、水平走査パルス発生手段3に入
力される。水平走査パルス発生手段3では入力された同
期信号の周波数と表示デバイス素子12の画素数等に基
づき、表示デバイス素子12の走査を行う上で基となる
原走査パルスを算出し、走査パルス全位相調整手段7に
入力する。映像信号高周波成分検出手段4では画像のコ
ントラストの変化点を検出するために必要な映像信号の
高周波成分を微分回路等に通すこと等により検出する。
【0078】検出された映像信号の高周波成分は高周波
成分選択回路9−1により、補正度調整手段5によって
設定された振幅レベルに応じて、ある一定の振幅レベル
を持つ高周波成分のみに再検出される。水平走査補正位
置数算出回路9−2では高周波成分選択回路9−1によ
って検出された映像信号の高周波成分の本数を任意の周
波数f1(f1=走査周波数/l:l>1で値は任意)
ごとに算出する。一方、高周波成分振幅検出回路9―3
では高周波成分選択回路9−1により検出された映像信
号の高周波成分の振幅を個別に検出する。
【0079】検出値乗算回路9−4では映像信号の高周
波成分のデータとして高周波成分水平走査位置数検出回
路9−2からの任意周波数fごとの本数情報(例えば
M)と高周波成分振幅検出回路9−3からの振幅情報
(例えばV)を一定の重みつけ(例えα、β)で乗算
し、一つのデータ(例えばH:上記の例の場合はH=α
×M+β×V)として算出する。次に水平走査補正位置
算出回路9−5は検出値乗算回路9−4により算出され
たデータから映像の鮮鋭度を向上させるために最適な走
査パルスの水平走査位置を算出する。
【0080】次に走査パルス全位相調整手段7による走
査パルスの位相調整動作について説明する。まず水平走
査パルス位相調整回路7−1では水平走査パルス発生手
段からの原走査パルスの位相全体を一周期/nずつ可変
しながら変化させる(n値は任意)。位相比較手段7−
2では水平走査補正位置算出回路9−5からの水平走査
位置と水平走査パルス位相調整回路7−1により位相調
整された走査パルスの位相比較を常時行い、その差分成
分として位相差を検出する。位相差分検出回路7−3で
は映像信号の高周波成分の水平走査位置と水平走査パル
ス位相のその差分成分をある任意の時間ごとに統計的に
検出し、差分成分量が最も少なくなる位相調整量を水平
走査パルス位相調整回路7−1に情報として送る。水平
走査パルス位相調整回路7−1ではその情報から再度位
相調整を行い、鮮鋭度改善効果が最も効果的に現れる走
査パルスとして位相比較手段7−2と位相差分検出回路
7−3を介して走査パルス部分位相調整手段10に入力
される。
【0081】次に走査パルス部分位相調整手段10によ
る走査パルスの位相調整動作について説明する。まず位
相比較手段10−1では水平走査補正位置数算出手段A
6から出力される映像信号の高周波成分の水平走査位置
と位相差分検出回路7−3からの全体的な位相調整がな
された走査パルスの位相比較を常時行い、その差分成分
として位相差を検出する。
【0082】位相差分検出回路10−2では位相比較手
段10−1の出力である映像信号の高周波成分の水平走
査位置と原水平走査パルスの位相差分の度合に応じて原
走査パルスの位相調整を行うか、あるいは行わないかの
判断を任意の周波数f2(f2=走査周波数/m:m>
1で値は任意)ごとに行い、走査パルス選択スイッチ1
0―4の切替え制御を行う。一方、水平走査パルス位相
調整回路10−3では常時、位相比較手段10−1の出
力である映像信号の高周波成分の水平走査位置と原水平
走査パルスとの位相差分から最適な原走査パルスの位相
調整度を算出し、位相調整を行い、走査パルス選択スイ
ッチ10−4に入力される。
【0083】走査パルス選択スイッチ10−4では位相
差分検出回路10−2の切替制御信号を基に水平走査パ
ルス発生手段3からの原水平走査パルスと、水平走査パ
ルス位相調整回路10−3からの位相調整後の走査パル
スとの切替えを常時行い、表示デバイス11の走査パル
スとして出力する。表示デバイス11では映像信号と走
査パルス部分位相調整手段10からの走査パルス例16
に示すような走査パルスによって映像信号を画素上に順
次走査し、画素表示例18に示すような鮮鋭度の高い画
像として表示される。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明の映像の鮮鋭度改
善装置によれば、液晶デバイスなど各画素表示の走査を
電気パルスによって制御している表示デバイスにおい
て、映像信号周波数と各画素表示の走査を担う電気パル
スの位相が合っていない事に起因する映像の鮮鋭度低下
に対し、映像信号の高周波成分を検出し、各画素表示の
走査を担う電気パルスの位相を全体的にあるいは部分的
に映像信号の高周波成分に応じて調整することにより、
鮮明な映像表示が得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図2】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図3】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図4】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図5】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図6】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図7】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図8】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【図9】本発明の一実施の形態における映像の鮮鋭度改
善装置の映像出力回路のブロック構成図と説明図
【符号の説明】
1 映像信号入力 2 同期分離回路 3 水平走査パルス発生手段 4 映像信号高周波成分検出手段 5 補正度調整手段 6 水平走査補正位置算出手段A 6―1 高周波成分選択回路 6−2 水平走査補正位置算出回路 7 走査パルス全位相調整手段 7−1 水平走査パルス位相調整回路 7−2 位相比較手段 7―3 位相差分検出回路 8 水平走査補正位置算出手段B 8−1 高周波成分振幅検出回路 8−2 水平走査補正位置算出回路 9 水平走査補正位置算出手段C 9―1 高周波成分選択回路 9−2 高周波成分水平走査位置数検出回路 9−3 高周波成分振幅検出回路 9−4 検出値乗算回路 9−5 水平走査補正位置算出回路 10 走査パルス部分位相調整手段 10−1 位相比較手段 10−2 位相差分検出回路 10−3 水平走査パルス位相調整回路 10−4 走査パルス選択スイッチ 11 表示デバイス 12 映像原信号例 13 原走査パルス例 14 位相調整を全体的に行った走査パルス例 15 位相調整を部分的に行った走査パルス例 16 位相調整を全体的及び部分的に行った走査パルス
例 17 パルス調整前の画素表示例、 18 パルス調整後の画素表示例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B Fターム(参考) 2H093 NC16 NC25 NC52 NC62 ND04 ND23 5C006 AC21 AF72 BB11 BC14 BC16 BF14 FA16 FA54 5C058 AA06 BA01 BA35 BB25 5C080 AA10 BB05 DD01 EE01 EE29 JJ01 JJ02 JJ04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の高周波
    成分を検出し、各画素表示の走査を担う電気パルスの位
    相を映像信号の高周波成分の水平走査位置に応じて調整
    することを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置。
  2. 【請求項2】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、各画素表示の水平方向の走査を担う
    電気パルスの位相全体を最も多く映像信号の水平高周波
    成分の存在する水平走査位置に合わせることを特徴とし
    た映像の鮮鋭度改善装置。
  3. 【請求項3】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、各画素表示の水平方向の走査を担う
    電気パルスの位相全体を最も振幅の大きい映像信号の水
    平高周波成分の存在する水平走査位置に合わせることを
    特徴とした映像の鮮鋭度改善装置。
  4. 【請求項4】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、その水平位置及び振幅から解像度改
    善の効果が大きい水平位置を算出し、各画素表示の水平
    方向の走査を担う電気パルスの位相全体を算出した水平
    走査位置に合わせることを特徴とした映像の鮮鋭度改善
    装置。
  5. 【請求項5】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、各画素表示の水平方向の走査を担う
    電気パルスの位相を水平方向に部分的に調整し、映像信
    号の水平高周波成分の存在する水平走査位置に合わせる
    ことを特徴とした映像の鮮鋭度改善置。
  6. 【請求項6】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、各画素表示の水平方向の走査を担う
    電気パルスの位相を水平方向に部分的に調整し、最も振
    幅の大きい映像信号の水平高周波成分の存在する水平走
    査位置に合わせることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装
    置。
  7. 【請求項7】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、その水平位置及び振幅から解像度改
    善の効果が大きい水平位置を算出し、各画素表示の水平
    方向の走査を担う電気パルスの位相を水平方向に部分的
    に調整し、算出した水平走査位置に合わせることを特徴
    とした映像の鮮鋭度改善装置。
  8. 【請求項8】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、各画素表示の水平方向の走査を担う
    電気パルスの位相全体を最も多く映像信号の水平高周波
    成分の存在する水平走査位置に合わせること及び前位相
    調整で合いきらない映像信号の水平高周波成分の存在す
    る水平走査位置については各画素表示の水平方向の走査
    を担う電気パルスの位相を水平方向に部分的に微調整す
    ることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置。
  9. 【請求項9】 各画素表示の走査を電気パルスによって
    制御している表示デバイスにおいて、映像信号の水平高
    周波成分を検出し、その水平位置及び振幅から解像度改
    善の効果が大きい水平位置を算出し、各画素表示の水平
    方向の走査を担う電気パルスの位相全体を算出した水平
    走査位置に合わせること及び前位相調整で合いきらない
    映像信号の水平高周波成分の存在する水平走査位置につ
    いては各画素表示の水平方向の走査を担う電気パルスの
    位相を水平方向に部分的に微調整し、さらに効果を高め
    ることを特徴とした映像の鮮鋭度改善装置。
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