JP2007129404A - カメラシステム - Google Patents
カメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007129404A JP2007129404A JP2005319259A JP2005319259A JP2007129404A JP 2007129404 A JP2007129404 A JP 2007129404A JP 2005319259 A JP2005319259 A JP 2005319259A JP 2005319259 A JP2005319259 A JP 2005319259A JP 2007129404 A JP2007129404 A JP 2007129404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronization signal
- camera
- phase
- signal
- variable frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/20—Image signal generators
- H04N13/204—Image signal generators using stereoscopic image cameras
- H04N13/239—Image signal generators using stereoscopic image cameras using two 2D image sensors having a relative position equal to or related to the interocular distance
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/20—Image signal generators
- H04N13/204—Image signal generators using stereoscopic image cameras
- H04N13/243—Image signal generators using stereoscopic image cameras using three or more 2D image sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N13/00—Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
- H04N13/20—Image signal generators
- H04N13/296—Synchronisation thereof; Control thereof
Abstract
【課題】操作者の制御により、カメラのフレームレートが任意に変化する可変フレームレート撮影が行われる場合においても、外部よりカメラ内部の撮影タイミングの同期制御を正確に行うことができるカメラシステムを提供する。
【解決手段】位相ロック信号208は、所定フレームレートのサブフレーム同期信号202と内部同期信号205の位相の一致・不一致を示す例えば2値の信号である。選択回路211は、位相ロック信号208が2つの信号の位相の一致を示している場合に、入力された可変フレームレートのバリアブルフレーム同期信号210を選択し、撮像に用いる同期信号として駆動回路212へ出力する。
【選択図】図1
【解決手段】位相ロック信号208は、所定フレームレートのサブフレーム同期信号202と内部同期信号205の位相の一致・不一致を示す例えば2値の信号である。選択回路211は、位相ロック信号208が2つの信号の位相の一致を示している場合に、入力された可変フレームレートのバリアブルフレーム同期信号210を選択し、撮像に用いる同期信号として駆動回路212へ出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、種々のフレームレートで撮像可能なカメラ装置を、このカメラ装置の外部で生成された同期信号を用いて制御するカメラシステムに関する。
従来、テレビのライブ中継システムや監視カメラシステムのように、複数台のカメラを用いて撮影した映像を切り換えて1つの表示装置に表示する場合や、右目用と左目用の2台のカメラを用いて撮影する3D映像の撮影システムのように、複数台のカメラで撮影した映像を編集により合成して1つのコンテンツを制作する場合等において、最終の映像コンテンツを時間方向になめらかに表示または合成するために、複数台のカメラの各撮影タイミングを合わせる等の制御が行われる。
複数台のカメラの各撮影タイミングを合わせるためには、各カメラのフレームレートとその位相を揃えるように制御する必要がある。例えば撮影するフレームレートと同等の基準となる外部同期信号を外部からカメラに入力し、カメラ内部の同期結合回路で、その外部同期信号にフレームレートおよび位相が同期した内部同期信号を生成する。その内部同期信号によってカメラの撮影タイミングを制御することにより、外部同期信号に同期した撮影映像が得られる。この外部同期信号を用いて複数台のカメラを制御することで、複数台のカメラの撮影タイミングを揃えることが可能になる。
従来のカメラの同期結合回路は、例えば特許文献1に記載されている。以下、図9を参照し、その基本的構成を説明する。カメラ外部の基準信号発生回路1が生成した外部同期信号2はカメラに入力され、カメラ内部の位相比較回路3に入力される。位相比較回路3には、カメラ内部で生成された内部同期信号8も入力される。位相比較回路3は、外部同期信号2と内部同期信号8の位相を比較し、位相比較結果4を出力する。位相比較結果4は平滑増幅回路5によって平滑直流電圧信号に変換され増幅された後、VCO6(電圧制御型発振器)に入力される。
図10は、位相比較回路3において、外部同期信号2と内部同期信号8が入力されたときに位相比較結果4を生成する一例を示している。このとき、VCO6の出力信号の位相は、外部同期信号2と内部同期信号8の位相比較結果4に基づいて制御される。位相制御されたVCO6の出力信号が分周回路7によって分周され、カメラの内部同期信号8が生成される。そして、再び内部同期信号8は位相比較回路3に入力され、外部同期信号2と内部同期信号8の位相差が少なくなるように制御される。このように位相比較回路3、平滑増幅回路5、VCO6、分周回路7により構成されたPLL(Phase Locked Loop)回路9により、外部同期信号とカメラ内部の内部同期信号の位相が揃い、カメラの撮影タイミングの制御が実現されている。
また、外部同期結合回路を用いず、外部から供給される外部同期信号と内部同期信号を選択回路により切り換えて、どちらかの同期信号を用いる従来技術が、例えば特許文献2に記載されている。この技術では、所定のフレームレートである画像信号を入力し信号処理する場合には、所定のフレームレートに対応した内部同期信号を用いてフレーム同期制御による画像処理を行い、所定のフレームレート以外のフレームレートの画像信号を入力し信号処理する場合には、外部同期信号を用いて画像処理を行うことで、所定のフレームレート以外の入力画像信号に対しても、所望の画像処理が実現されている。
近年、テレビや映画等の映像制作で使用されるカメラとして、映像に特殊効果を持たせるために、フレームレートを可変させて撮影することが可能なカメラが開発されてきている。例えば撮像信号のフレームレートを再生信号のフレームレートより速くすると、そのときの再生信号のフレームレートで再生された映像はスロー再生映像になり、撮像信号のフレームレートを再生信号のフレームレートより遅くすると、そのときの再生信号のフレームレートで再生された映像は高速再生映像になる。このような種々のフレームレートで動作するカメラの場合、操作者の制御により、カメラのフレームレートを任意に設定することが可能であり、毎フレームにおいて、異なるフレームレートで撮影が行われることもある。このようなカメラを用いた撮影においても、複数台のカメラを用いた場合には、用途に応じて各カメラの撮影タイミングを同期制御して揃える必要が生じる。
特開昭61−141267号公報
特開平4−252584号公報
しかしながら、種々のフレームレートで動作するカメラの場合、操作者の制御によりカメラのフレームレートが任意に変化してしまうため、その変化に応じて、カメラを制御するための同期信号も任意に変化してしまう。この場合、特許文献1に記載された同期結合回路を用いて複数台のカメラの撮影タイミングを同期制御しようとしても、各フレームタイミングでフレームレートの等しい外部同期信号と内部同期信号を生成することができないため、PLL回路によるカメラの撮影タイミングの制御は不可能である。
また、特許文献2に記載されているように、操作者の制御により任意に変化するフレームレートに基づく同期信号を外部同期信号としてカメラに入力して、カメラの内部同期信号と切り換えることでカメラの同期制御を行う場合においても、カメラはカメラ内部のシステムクロックに同期して動作しているため、このシステムクロックに同期していない外部同期信号では正確にカメラの撮影タイミングを制御することは不可能である。また、たとえカメラに入力された外部同期信号を分周してカメラのシステムクロックを生成しようとしても、この外部同期信号のフレームレートが任意に変化してしまうため、所望のシステムクロックを生成することは不可能である。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、操作者の制御により、カメラのフレームレートが任意に変化する可変フレームレート撮影が行われる場合においても、外部よりカメラ内部の撮影タイミングの同期制御を正確に行うことができるカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、同期信号を生成する同期信号発生装置と、前記同期信号に基づいて被写体を撮像するカメラ装置とを有するカメラシステムであって、前記同期信号発生装置は、第1の基準クロック信号を発生する第1クロック発生手段と、前記第1クロック発生手段が発生した前記第1の基準クロックを分周し、所定の周期のサブフレーム同期信号と、周期が変更可能なバリアブルフレーム同期信号とを生成する外部同期信号発生手段とを備え、前記カメラ装置は、第2の基準クロック信号を発生する第2クロック発生手段と、前記第2クロック発生手段が発生した前記第2の基準クロックを分周し、内部同期信号を生成する内部同期信号発生手段と、前記外部同期信号発生手段が生成した前記サブフレーム同期信号と、前記内部同期信号発生手段が生成した前記内部同期信号の位相が一致するように、前記第2の基準クロック信号および/または前記内部同期信号の位相を調整する第1の位相調整手段と、前記サブフレーム同期信号と前記内部同期信号の位相が一致した場合に、前記外部同期信号発生手段が生成した前記バリアブルフレーム同期信号を、撮像に用いる同期信号とする同期信号選択手段とを有することを特徴とするカメラシステムである。
また、本発明のカメラシステムにおいて、前記第1の位相調整手段は、前記サブフレーム同期信号と前記内部同期信号の位相を比較する位相比較回路と、前記位相比較回路の出力を平滑直流電圧に変換し増幅する平滑増幅回路とを備え、前記第2クロック発生手段は、前記平滑増幅回路の出力信号により制御される電圧制御型発振器を備えることを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムは、1台の前記同期信号発生装置と、複数台の前記カメラ装置とをさらに有し、各々の前記カメラ装置は、入力された前記サブフレーム同期信号と前記バリアブルフレーム同期信号の位相差を調整する第2の位相調整手段を有することを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムにおいて、前記第2の位相調整手段は、自らの前記カメラ装置に入力された前記バリアブルフレーム同期信号の遅延量が、各々の前記カメラ装置に入力された前記バリアブルフレーム同期信号の遅延量のうち、最も長い遅延量に等しくなるように前記位相差を調整することを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムは、1台の前記同期信号発生装置と、複数台の前記カメラ装置と、前記サブフレーム同期信号と前記バリアブルフレーム同期信号の位相差を前記カメラ装置毎に調整して各々の前記カメラ装置へ個別に出力する個別位相調整手段とをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、バリアブルフレーム同期信号が第2の基準クロックに同期するような制御が行われるので、操作者の制御により、カメラのフレームレートが任意に変化する可変フレームレート撮影が行われる場合においても、外部よりカメラ内部の撮影タイミングの同期制御を正確に行うことができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態によるカメラシステムの構成を示している。図1において、同期信号発生装置100はカメラ200の外部で同期信号を生成する。図2は同期信号発生装置100の内部構成を示している。図2において、Xtal101(第1クロック発生手段)は、カメラ200のシステムクロック(第2の基準クロック)と同じ出力周波数で、周波数変動特性等が同等の性能の第1の基準クロックを生成する水晶発振器である。
Xtal101の出力が分周回路102(外部同期信号発生手段)によって分周され、サブフレーム同期信号104とバリアブルフレーム同期信号105が生成される。サブフレーム同期信号104は所定のフレームレートの同期信号であり、例えば毎秒30フレームを表す同期信号である。バリアブルフレーム同期信号105は、フレームレート設定回路103で設定された種々のフレームレートに対応した可変フレームレートの同期信号である。フレームレート設定回路103は、ユーザによって操作されるボタンやスイッチ、回転式つまみ等から出力される操作信号に基づいてフレームレートを設定する。フレームレートの設定に関しては、撮影前に予め行っておくことも、撮影中に行うことも両方可能であり、フレーム毎に任意のフレームレートを設定することができる。
同期信号発生装置100とカメラ200はケーブルで接続され、同期信号発生装置100から出力されたサブフレーム同期信号104とバリアブルフレーム同期信号105がカメラ200に入力される。カメラ200において、位相調整回路201(第2の位相調整手段)は、ディレイライン等の遅延素子でサブフレーム同期信号104を遅延させたサブフレーム同期信号202を生成する。VCO207(第2クロック発生手段)は、カメラ200のシステムクロックに相当する第2の基準クロックを生成する。分周回路206(内部同期信号発生手段)は第2の基準クロックを分周し、内部同期信号205を生成する。
位相比較回路203は、位相調整回路201によって処理されたサブフレーム同期信号202と、分周回路206によって生成された内部同期信号205の位相を比較し、比較結果に基づいた信号を平滑増幅回路204へ出力する。平滑増幅回路204は、位相比較回路203から出力された信号を平滑直流電圧に変換し、所望の電圧レベルに増幅した信号をVCO207へ出力する。VCO207では、平滑増幅回路204の出力を受けて、位相比較回路203に入力されたサブフレーム同期信号202と内部同期信号205の位相差がなくなるように、VCO207の出力である第2の基準クロックの位相が制御される。
このように位相比較回路203、平滑増幅回路204、VCO207、および分周回路206から構成されたPLL回路により、サブフレーム同期信号202と、カメラ内部で生成された内部同期信号205の位相が揃うように、制御が行われる。実際には、図3に示されるように、カメラ200に入力されたサブフレーム同期信号104には、ケーブル伝送により遅延が発生する。ケーブルの長さが長くなると、その分、同期信号の伝送遅延時間は増加し、例えばケーブル長100mに対し約1μsの時間差が生じるようになる。
この遅延の影響をなくすために、位相調整回路201は、ケーブル遅延を含んだサブフレーム同期信号104を遅延させて、ケーブル伝送前のサブフレーム同期信号104と同位相のサブフレーム同期信号202を生成する。この結果、同期信号発生装置100とカメラ200は、基準クロックの精度で同期タイミングが等しく、位相が固定した状態となる。位相調整回路201がサブフレーム同期信号104に与える遅延量は、例えばサブフレーム同期信号104とサブフレーム同期信号202の波形を表示装置に表示させ、その表示を見ながらユーザがサブフレーム同期信号202の位相をマニュアルで調整することによって決定される。
同期信号発生装置100によって生成され、カメラ200に入力されたバリアブルフレーム同期信号105には、サブフレーム同期信号104と同様に、ケーブル伝送により遅延が発生する。位相調整回路209(第2の位相調整手段)は、バリアブルフレーム同期信号105に遅延処理を行い、遅延量の調整を行ったバリアブルフレーム同期信号210を出力する。バリアブルフレーム同期信号105に与える遅延量の決定方法は、サブフレーム同期信号104に与える遅延量の決定方法と同様である。
図4に示されるように、上記のPLL回路の動作により、同期信号発生装置100のサブフレーム同期信号104および第1の基準クロックと、カメラ200の内部同期信号205および第2の基準クロックの全ての位相が揃っている。また、バリアブルフレーム同期信号105も、サブフレーム同期信号104と同様に第1の基準クロックと同位相で生成された信号である。そして、バリアブルフレーム同期信号210に対しても、上記の信号に位相が揃うように遅延処理が行われる。ただし、この遅延処理により、同期信号発生装置100で生成されたバリアブルフレーム同期信号104の開始タイミングとバリアブルフレーム同期信号210の開始タイミングには所定の時間差が生じる。
遅延処理が施されたバリアブルフレーム同期信号210は内部同期信号205と共に選択回路211(同期信号選択手段)に入力される。また、位相ロック信号208が位相比較回路203から選択回路211に入力される。位相ロック信号208は、サブフレーム同期信号202と内部同期信号205の位相の一致・不一致を示す例えば2値の信号であり、選択回路211は、位相ロック信号208が2つの信号の位相の一致を示している場合に、入力されたバリアブルフレーム同期信号210を選択し、撮像に用いる同期信号として駆動回路212へ出力する。
駆動回路212は、撮像素子213を駆動するための回路であり、選択回路211によって選択された同期信号に基づいて撮像素子213を制御するように動作する。撮像素子213は、入射した光を光電変換によって電気信号に変換し撮像信号を出力する光電変換素子である。選択回路211によってバリアブルフレーム同期信号210が選択された場合、撮像素子213はバリアブルフレーム同期信号210の開始タイミングで可変フレームレート撮影動作により撮像信号を出力する。このように、カメラ外部の同期信号発生装置100が生成したバリアブルフレーム同期信号を使用し、カメラ200の可変フレームレートでの撮影動作を外部同期制御することが可能になる。
同期信号発生装置100からカメラ200へサブフレーム同期信号104またはバリアブルフレーム同期信号105が入力されない場合には、カメラ内部のVCO207によって生成された第2の基準クロックに基づいた内部同期信号205が選択回路211によって選択され、撮像素子213は毎秒30フレーム等の所定のフレームレートで駆動される。カメラ200に入力されたサブフレーム同期信号104とバリアブルフレーム同期信号105は、後段に接続された装置へそのまま出力することが可能である。
上述したように、本実施形態によるカメラシステムでは、サブフレーム同期信号202とバリアブルフレーム同期信号210の位相が第1の基準クロックの位相と一致した状態で、第2の基準クロックを分周した内部同期信号205とサブフレーム同期信号202の位相が一致するように制御が行われる。そして、内部同期信号205とサブフレーム同期信号202の位相が一致した場合に、バリアブルフレーム同期信号210がカメラ200の同期信号として選択される。これによって、バリアブルフレーム同期信号210と第2の基準クロックの位相が一致する(バリアブルフレーム同期信号210が第2の基準クロックに同期する)ような制御が行われるので、操作者の制御により、カメラのフレームレートが任意に変化する可変フレームレート撮影が行われる場合においても、外部よりカメラ内部の撮影タイミングの同期制御を正確に行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態では、複数台のカメラを用いて可変フレームレート撮影を行う場合の各カメラの外部同期制御を説明する。図5に示されるように、同期信号発生装置100とカメラ200とカメラ300がケーブルで直列に接続されている。カメラ200とカメラ300は、同一の構成を有するカメラである。図1に示されるように、同期信号発生装置100からカメラ200に入力されたサブフレーム同期信号104とバリアブルフレーム同期信号105はそのままカメラ200から出力される。
カメラ200から出力されたこれらの同期信号はケーブルで伝送されてカメラ300に入力される。カメラ200の動作と同様に、カメラ300においてサブフレーム同期信号は位相調整回路(図1の位相調整回路201)に入力される。位相調整回路によって、カメラ200とカメラ300間のケーブル伝送による遅延をなくすことができ、PLL回路の動作によって、同期信号発生装置100とカメラ200とカメラ300の各同期信号および基準クロックの位相を揃えることができる。
カメラを複数台接続することで、バリアブルフレーム同期信号の伝送遅延時間も徐々に増大する。しかし、最終端のカメラにおけるバリアブルフレーム同期信号の位相調整回路(図1の位相調整回路209)での位相遅延タイミングを基準として、各カメラのバリアブルフレーム同期信号の位相調整を行うことにより、各カメラにおけるバリアブルフレーム同期信号の開始タイミングを揃えることが可能になる。例えば図5のように2台のカメラが接続された場合には、図6に示されるように、カメラ200とカメラ300でのバリアブルフレーム同期信号の、位相調整回路による遅延処理結果のタイミングを揃えればよい。すなわち、各カメラにおいて、入力されたバリアブルフレーム同期信号の遅延量が、各カメラに入力されたバリアブルフレーム同期信号の遅延量のうち、最も長い遅延量に等しくなるように、サブフレーム同期信号とバリアブルフレーム同期信号の位相差を調整すればよい。
上述したように、本実施形態によれば、複数台のカメラの同期制御を外部より正確に行うことができる。また、本実施形態のように、各カメラが直列に接続され、各カメラ間で同期信号発生装置100側のカメラから反対側のカメラへ向かって一定方向にサブフレーム同期信号およびバリアブルフレーム同期信号が伝送される形態では、ケーブルの取り回しが比較的簡単となる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態でも、複数台のカメラを用いて可変フレームレート撮影を行う場合の各カメラの外部同期制御を説明する。図7に示されるように、同期信号発生装置400とカメラ500とカメラ600とカメラ700が、同期信号発生装置400から見て並列に接続されている。カメラ500とカメラ600とカメラ700は、図1に示されるカメラ200と同様の同一の構成を有するカメラである。
図8は同期信号発生装置400の構成を示している。Xtal401は、各カメラのシステムクロック(第2の基準クロック)と同じ出力周波数で、周波数変動特性等が同等の性能の第1の基準クロックを生成する水晶発振器である。Xtal401の出力が分周回路402によって分周され、サブフレーム同期信号404とバリアブルフレーム同期信号405が生成される。サブフレーム同期信号404は所定のフレームレートの同期信号であり、例えば毎秒30フレームを表す同期信号である。バリアブルフレーム同期信号405は、フレームレート設定回路403で設定された種々のフレームレートに対応した可変フレームレートの同期信号である。
サブフレーム同期信号404とバリアブルフレーム同期信号405は、信号分配回路406によって複数組の同期信号として複製され、出力される。3台のカメラに対して可変フレームレート撮影のための外部同期制御を行う場合には、サブフレーム同期信号とバリアブルフレーム同期信号の信号組を1組として、合計3組の信号が生成される。それら3組の同期信号は、各組毎に個別に位相調整が可能な個別位相調整回路407(個別位相調整手段)によって処理される。個別位相調整回路407は、同期信号発生装置400と3台のカメラ間に接続された各ケーブルのケーブル長に依存した信号の伝送遅延時間をなくすような位相調整処理を行う。
すなわち、個別位相調整回路407は、サブフレーム同期信号とバリアブルフレーム同期信号の位相差をカメラ毎(上記の信号組毎)に調整し、各カメラへ個別に各信号を出力する。これにより、同期信号発生装置400から、カメラ500とカメラ600とカメラ700の可変フレームレート撮影動作を同一の撮影タイミングで外部同期制御することが可能になる。
上述したように、本実施形態によっても、複数台のカメラの同期制御を外部より正確に行うことができる。本実施形態では、同期信号発生装置400から見て、各カメラが並列に同期信号発生装置400に接続されているので、第2の実施形態と比較して、ケーブル伝送による遅延をなるべく抑えることができる。また、個別位相調整回路407を同期信号発生装置400に設けたことによって、カメラに位相調整回路(図1における位相調整回路201および209)を設ける必要がなくなるので、第1および第2の実施形態と比較して、カメラをより安価に構成することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、第2および第3の実施形態におけるカメラの数は、上述した例に限定されない。また、図7に示される構成のカメラシステムにおいて、同期信号発生装置400を同期信号発生装置100に代え、サブフレーム同期信号とバリアブルフレーム同期信号の位相差がカメラ側で調整されるようにしてもよい。
100,400・・・同期信号発生装置、101,401・・・Xtal、102,206,402・・・分周回路、103,403・・・フレームレート設定回路、200,300,500,600,700・・・カメラ、201,209・・・位相調整回路、203・・・位相比較回路、204・・・平滑増幅回路、206・・・分周回路、207・・・VCO、211・・・選択回路、212・・・駆動回路、213・・・撮像素子、406・・・信号分配回路、407・・・個別位相調整回路
Claims (5)
- 同期信号を生成する同期信号発生装置と、前記同期信号に基づいて被写体を撮像するカメラ装置とを有するカメラシステムであって、
前記同期信号発生装置は、
第1の基準クロック信号を発生する第1クロック発生手段と、
前記第1クロック発生手段が発生した前記第1の基準クロックを分周し、所定の周期のサブフレーム同期信号と、周期が変更可能なバリアブルフレーム同期信号とを生成する外部同期信号発生手段とを備え、
前記カメラ装置は、
第2の基準クロック信号を発生する第2クロック発生手段と、
前記第2クロック発生手段が発生した前記第2の基準クロックを分周し、内部同期信号を生成する内部同期信号発生手段と、
前記外部同期信号発生手段が生成した前記サブフレーム同期信号と、前記内部同期信号発生手段が生成した前記内部同期信号の位相が一致するように、前記第2の基準クロック信号および/または前記内部同期信号の位相を調整する第1の位相調整手段と、
前記サブフレーム同期信号と前記内部同期信号の位相が一致した場合に、前記外部同期信号発生手段が生成した前記バリアブルフレーム同期信号を、撮像に用いる同期信号とする同期信号選択手段と、
を有することを特徴とするカメラシステム。 - 前記第1の位相調整手段は、
前記サブフレーム同期信号と前記内部同期信号の位相を比較する位相比較回路と、
前記位相比較回路の出力を平滑直流電圧に変換し増幅する平滑増幅回路とを備え、
前記第2クロック発生手段は、前記平滑増幅回路の出力信号により制御される電圧制御型発振器を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。 - 1台の前記同期信号発生装置と、複数台の前記カメラ装置とをさらに有し、
各々の前記カメラ装置は、入力された前記サブフレーム同期信号と前記バリアブルフレーム同期信号の位相差を調整する第2の位相調整手段を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラシステム。 - 前記第2の位相調整手段は、
自らの前記カメラ装置に入力された前記バリアブルフレーム同期信号の遅延量が、各々の前記カメラ装置に入力された前記バリアブルフレーム同期信号の遅延量のうち、最も長い遅延量に等しくなるように前記位相差を調整する
ことを特徴とする請求項3に記載のカメラシステム。 - 1台の前記同期信号発生装置と、
複数台の前記カメラ装置と、
前記サブフレーム同期信号と前記バリアブルフレーム同期信号の位相差を前記カメラ装置毎に調整して各々の前記カメラ装置へ個別に出力する個別位相調整手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラシステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319259A JP2007129404A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | カメラシステム |
US11/586,416 US20070097224A1 (en) | 2005-11-02 | 2006-10-25 | Camera system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319259A JP2007129404A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | カメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007129404A true JP2007129404A (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=37995740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005319259A Pending JP2007129404A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | カメラシステム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20070097224A1 (ja) |
JP (1) | JP2007129404A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301146A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Fujitsu Ltd | 撮像装置におけるフレーム同期方法および装置 |
JP2013038786A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 3dメガネ及び3dメガネの駆動方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4692586B2 (ja) * | 2008-07-15 | 2011-06-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置及び撮像方法 |
JP2011119785A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-16 | Fujitsu Ltd | カメラ制御装置及びカメラ制御方法 |
FR2967324B1 (fr) | 2010-11-05 | 2016-11-04 | Transvideo | Procede et dispositif de controle du dephasage entre cameras stereoscopiques |
JP2013196380A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | クロック生成装置、及び情報処理装置 |
US9124801B2 (en) * | 2012-07-26 | 2015-09-01 | Omnivision Technologies, Inc. | Image processing system and method using multiple imagers for providing extended view |
FR3005542A1 (fr) * | 2013-05-07 | 2014-11-14 | St Microelectronics Grenoble 2 | Systeme d'acquisition d'image multi-capteur |
JP6194819B2 (ja) * | 2014-03-03 | 2017-09-13 | Smk株式会社 | 画像処理システム |
CN109936677B (zh) * | 2017-12-15 | 2021-07-27 | 浙江舜宇智能光学技术有限公司 | 应用于多目相机的视频同步方法 |
US11863712B1 (en) * | 2021-10-06 | 2024-01-02 | Samsara Inc. | Daisy chaining dash cams |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04109771A (ja) * | 1990-08-30 | 1992-04-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 水平同期信号発生回路 |
JPH04287499A (ja) * | 1991-03-16 | 1992-10-13 | Murata Mfg Co Ltd | パネルスピーカ |
JPH10191099A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-21 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 同期結合装置 |
JP2002290787A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2005039707A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Sony Corp | 撮像装置と同期信号発生装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4673981A (en) * | 1984-03-23 | 1987-06-16 | Massachusetts Institute Of Technology | Unrecordable video signals |
JP3531630B2 (ja) * | 2001-08-07 | 2004-05-31 | 日本電気株式会社 | クロック生成回路 |
-
2005
- 2005-11-02 JP JP2005319259A patent/JP2007129404A/ja active Pending
-
2006
- 2006-10-25 US US11/586,416 patent/US20070097224A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04109771A (ja) * | 1990-08-30 | 1992-04-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 水平同期信号発生回路 |
JPH04287499A (ja) * | 1991-03-16 | 1992-10-13 | Murata Mfg Co Ltd | パネルスピーカ |
JPH10191099A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-21 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 同期結合装置 |
JP2002290787A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2005039707A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Sony Corp | 撮像装置と同期信号発生装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301146A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Fujitsu Ltd | 撮像装置におけるフレーム同期方法および装置 |
JP2013038786A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Samsung Electronics Co Ltd | 3dメガネ及び3dメガネの駆動方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20070097224A1 (en) | 2007-05-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007129404A (ja) | カメラシステム | |
JP4182124B2 (ja) | 画像表示装置、ドットクロック位相調整回路及びクロック位相調整方法 | |
JP4917345B2 (ja) | 同期信号生成装置、デジタルカメラ、及び同期信号生成方法 | |
WO2005009031A1 (ja) | 撮像装置と同期信号発生装置 | |
WO2020061785A1 (zh) | 视频帧同步系统、视频处理设备和视频帧同步方法 | |
JP4812693B2 (ja) | 撮像装置におけるフレーム同期方法および装置 | |
EP0966153B1 (en) | Video signal synchronizing apparatus | |
JP3251518B2 (ja) | 同期結合装置 | |
JP3642953B2 (ja) | ヘッド分離型ccdカメラの同期調整方法 | |
JP4178684B2 (ja) | 外部同期システムおよびこれを用いたカメラシステム | |
KR100713391B1 (ko) | 흑백 카메라 라인-락에서의 동기신호 절환장치 | |
JP2000050150A (ja) | 撮像装置 | |
JP2017049544A (ja) | 表示システム、表示装置、及び表示システムの制御方法 | |
Ye et al. | Camera Capture and Frame-Rate Synchronization in a Multi-Camera System | |
JPH0452037B2 (ja) | ||
JPH06113185A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007049666A (ja) | 映像出力系統 | |
JPH03165667A (ja) | クロック発生装置 | |
JP2009100315A (ja) | 映像信号処理システム及び表示方法 | |
JP2000092373A (ja) | カメラシステムおよびその制御方法 | |
JP2009076963A (ja) | 映像信号処理装置 | |
JPH04265079A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2003345331A (ja) | 画像表示用クロック生成回路 | |
JPH07107456A (ja) | テレビドアホン装置 | |
JPS63234776A (ja) | テレビジヨンカメラの外部同期回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110111 |