JPH10191099A - 同期結合装置 - Google Patents
同期結合装置Info
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- JPH10191099A JPH10191099A JP8341812A JP34181296A JPH10191099A JP H10191099 A JPH10191099 A JP H10191099A JP 8341812 A JP8341812 A JP 8341812A JP 34181296 A JP34181296 A JP 34181296A JP H10191099 A JPH10191099 A JP H10191099A
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Abstract
動的に同期調整が行なわれる映像信号の同期結合装置を
提供する。 【解決手段】 拡張モジュール30内に遅延回路31を
搭載し、PLL回路40からの基準制御信号をこの遅延
回路31を介してPLL回路40のループ内に帰還させ
る。
Description
り、特に映像処理回路の一部に拡張スロットを有する映
像機器に適用される映像信号の同期結合装置に関する。
容易にパソコンに新たな機能の追加をすることができる
ことが知られている。パソコンと同様に、TVカメラで
も例えば雑音圧縮回路等のモジュールを拡張スロットに
より、機能を追加する要望があるが、単純には実現でき
ない事情がある。即ち、TVカメラにおいては、通常、
拡張スロットに追加されたモジュールの信号処理に要す
る時間を無視することができない。
数の放送機器間の同期結合を行う(ゲンロックをかけ
る)ことが要求される場合が多々あり、上記拡張スロッ
トに追加されたモジュールの信号処理に要する時間をも
考慮して、同期を取らなければならない。一般に民生用
もしくは家庭用のカメラやビデオ等の映像機器において
は同期結合機能を持たないためこのような拡張モジュー
ル内の映像処理回路による時間的な遅延は特に問題とは
ならない。しかし業務用もしくは放送用の映像機器の場
合には、外部の基準となる映像信号と同期させながら出
力映像信号を取り出す同期結合機能を有しており、拡張
モジュールを追加することによりこの拡張モジュール内
で遅延が発生した場合、この遅延に対しては所定の同期
結合機能を施す事ができない場合がある。
メラシステムにおける映像出力部の回路構成を示したブ
ロック図である。映像信号を発生する映像信号発生器5
0と、映像信号を処理する映像処理回路10と外部基準
信号(VBS/BBS)から同期信号を分離する同期信
号分離回路20と、この同期信号分離回路20からの水
平駆動信号HDの位相に同期した基準制御信号を出力す
るPLL回路40と、映像処理回路10の出力部に設け
られた拡張スロット内に搭載される拡張モジュール30
とから構成されている。拡張モジュール30内には映像
処理回路10からの出力映像信号を更に映像処理するた
めの映像処理回路31が搭載されている。
ーパスフィルタ42、電圧制御発振器43、周波数シン
セサイザ44及び位相調整回路45がループ状に結合さ
れて構成され、周波数シンセサイザ44からの基準制御
信号は映像処理回路10に供給されるように構成されて
いる。映像信号発生器50ではレンズ60より入射した
光像は駆動回路52により駆動される撮像素子51によ
って光電変換され、映像信号として映像信号発生器50
より出力される。駆動回路52は周波数シンセサイザ4
4から出力される基準制御信号Aにより直接または間接
的に制御される。このため、映像処理回路10に入力さ
れる映像信号は基準制御信号Aに同期している。
から映像処理に必要なパルスであるクランプパルス、ブ
ランキングパルス等を作成する。この基準信号には、水
平駆動信号HD及び垂直駆動信号VDが通常用いられ
る。HD、VDは1本の線で複合信号として伝送される
場合と、別々の線で伝送される場合がある。周波数シン
セサイザ44からクランプパルス、ブランキングパルス
等の映像処理に必要なパルスを直接映像処理回路10に
送る場合もある。以下の説明では、前者の基準制御信号
にHD、VDを用いる方法について説明するが、後者の
方法を用いても実施可能である。
路40の動作は、公知であるため詳細説明は省略する。
同期信号分離回路20から出力される水平駆動信号HD
と周波数シンセサイザ44から出力され位相調整回路4
5を通った水平駆動信号とが位相調整比較器41で比較
され位相差がなくなった状態でPLL回路40はロック
する。従って、外部基準信号Pと基準信号Aの水平位相
は同期する。
ングチャートを用いて概略を説明する。外部基準信号P
(BBS)と周波数シンセサイザ44から出力される基
準信号Aの水平位相が既に同期して、垂直位相のみがず
れている状態を考える。外部基準信号Pと同期信号分離
回路20の内部に含まれる図示しない低域濾波器(ロー
パスフィルター)出力の関係は図14に示すように表わ
され、この低域濾波器の出力が、LOWレベルとなった
とき、水平同期信号に同期して、V・resetパルス
を出力する。ここでH4,H5,H6,H7は垂直同期
(V−sync)の期間とする。実際の外部基準信号P
(VBS,BBS)は図14とは異なるが、説明のため
簡略化して図14の如く示す(他の図も同じ)。なお、
等価パルスを図では省略して説明しているが、これは動
作に影響が無いためである。
reset信号により周波数シンセサイザ44は図14
の如く、図示しないカウンタをリセットして、H5より
順次同期信号を出力する。この様にして、外部基準信号
Pと周波数シンセサイザ44から出力される基準信号A
との水平と垂直の位相が同期する。従って、映像信号Q
は外部基準信号Pと同期する。
入力される映像信号はPLL回路40からの基準制御信
号に同期して処理されて出力される。通常拡張スロット
に拡張モジュール30が追加されていない場合には、拡
張スロットには単に映像信号を通過させる接続ボードが
入れられている。図15は図13に示す回路において外
部基準信号P、映像処理回路10からの出力信号Q及び
拡張モジュール30内の映像処理回路31から出力され
る出力信号Rの映像出力波形を示したものである。拡張
モジュールが追加されていない場合には図に示すように
それぞれの信号P,Q,Rは同期して出力される。しか
し拡張モジュールが追加されて映像処理回路31による
遅延が発生すると出力される映像信号Rの位相は図15
に示すようにTD だけ遅延した映像出力信号R’となっ
て出力される。このため外部基準信号Pに対して映像処
理回路31から出力される出力信号R’は図に示すように
遅延時間TD だけ遅延されて出力されてしまう。
号の位相を早くするためにPLL回路40内の位相調整
回路45を再調整して遅延時間TD だけ基準制御信号A
が早く出力されるようにしなければならない。このた
め、TD の値が大きい場合はこれをカバーするだけの位
相調整回路45の位相調整量を必要とするため、回路規
模が大きくなってしまう。又、別の映像処理を行なうた
めに拡張モジュール30の処理を変更し異なる映像処理
回路31を用いた場合、遅延量が変化してしまう。この
場合再び位相調整回路45の調整を行なわなければなら
ない。このように従来の同期結合装置では拡張モジュー
ルを追加したり処理を変更する度に位相調整回路45の
再調整を必要とし非常に使い勝手が悪いという問題点が
あった。
を解決するために、映像信号をPLL回路の出力である
基準制御信号に基づいて処理し、第1の映像出力信号を
出力する第1の映像処理回路と、拡張モジュール内に搭
載され前記第1の映像出力信号に対して更に処理を加え
て第2の映像出力信号を出力する第2の映像処理回路と
を有する同期結合装置において、前記拡張モジュール内
に遅延回路を搭載し、前記基準制御信号を前記遅延回路
を介して前記PLL回路のループ内に帰還させるように
した同期結合装置とする。
器における動作は重要ではないため、以降の説明は映像
処理回路10への映像信号入力以後のブロックについて
行う。
の形態を示す回路ブロック図である。なお図13に示す
従来の構成と同一部分には同一符号を付しその詳細説明
は省略する。従来の同期結合装置と異なる点は、拡張モ
ジュール30内に映像処理回路31と共に遅延回路32
を設け、周波数シンセサイザ44からの基準制御信号B
をこの遅延回路32を介してPLL回路40のループに
帰還させるようにしている点である。具体的には遅延回
路32からの出力信号Cが位相調整回路45に入力され
るように構成する。
ためのタイミングチャートである。拡張スロットに拡張
モジュール30が追加されていない場合には拡張スロッ
トには単に映像信号を通過させる接続ボードが入れられ
ている。この時周波数シンセサイザ44からの基準制御
信号Bには何の処理も行なわれずにそのまま位相調整回
路45を介して位相比較器41に送られるため図2
(a)に示すように制御信号A,B,Cは従来と同様の
タイミングとなる。
追加されて映像処理回路31が挿入され、映像処理回路
10からの出力映像信号Qと映像処理回路31からの出
力映像信号Rの位相差がTD と仮定する。この場合周波
数シンセサイザ44から基準制御信号Bの水平駆動信号
HDは遅延回路32によってTD だけ遅延された後、位
相調整回路45を介して位相比較器41に送られる。す
るとPLL回路40によって周波数シンセサイザ44は
TD だけ速い位相で動作することになる。従って図2
(b)に示すようなタイミングで制御信号A,B,Cが
出力されることになり最終的に出力される映像信号Rの
位相は拡張スロット内の拡張モジュール30の有無に係
わらず外部基準信号Pの水平位相と同じ位相で出力され
ることになる。
い場合の垂直同期についてまず説明する。周波数シンセ
サイザ44から出力される基準信号Aの水平位相は外部
基準信号PとPLL回路40により図2(b)の如く位
相差TD で同期する。
信号は外部基準信号よりTD だけ位相が進んでいるた
め、V・reset信号が出力されたとき、水平駆動信
号は既に立ち上がっているが、V・reset信号が立
上った期間がH5となり、順次H6,H7を出力する。
垂直駆動信号は外部基準信号に対し時間TD だけ位相が
進んだ状態で同期する。従って、映像信号Rは外部基準
信号と垂直位相についても同期する。垂直周期にN個の
水平周期が含まれる場合には図3(a)に示すようなタ
イミングチャートとなる。
より長い場合、例えばTD =1.3H(1水平期間の
1.3倍の時間)とすると、外部基準信号Pと基準信号
Aの水平位相はみかけ上TD ′=0.3Hずれるだけで
あるため、V・reset信号が出力されたとき、基準
信号Aの水平駆動信号をH5とすると、映像信号Rは拡
張モジュール30で1H以上遅延するため、外部基準信
号と垂直の位相がずれてしまう。このため図3(b)に
示すようなタイミングチャートとなる。
知であるため、周波数シンセサイザ44から出力する垂
直の位相を切り換えスイッチにより手動で補正すること
ができる。即ち、上記の例ではV・reset信号がハ
イレベルとなった時、基準信号Aの水平期間をH5から
H6に変更すれば図4の如く外部基準信号Pと映像信号
Rの垂直同期が一致する。また、拡張モジュールに遅延
量の識別信号を発生する手段を設けて、自動的に周波数
シンセサイザ44から出力する垂直の位相を切り換える
ことも可能である。このように、遅延量TD が1H以上
の場合でも遅延回路32の遅延量をこの遅延時間に等し
く設定しておけば補正を行なうことができる。
を“ゼロ”として、実施例を説明したが、Aからブラン
キングパルス、クランプパルス等を作成するための時間
や、これらのパルスで映像を処理する場合のタイミング
等を考慮して、AとBに一定の位相差を設けても良い。
垂直同期については、さまざまな方法が本実施の形態に
適用できる。
を示したブロック図である。図1に示す実施の形態では
拡張モジュール30の出力部には新たな映像処理回路は
無く拡張モジュール30からの信号がそのまま映像出力
として外部に出力されている。映像機器の種類によって
はこのような拡張モジュール30の使用例も考えられる
が、図5に示すように2つの映像処理回路10及び70
の間に拡張モジュール30を挿入して使用する場合が多
い。図5に示すような装置の場合拡張モジュール30の
出力段に接続された映像処理回路70に対し必要な各種
の制御パルスを周波数シンセサイザ44で生成する事が
不可能となる。従って図5に示すような回路構成を採用
した場合、拡張モジュール30の出力段に接続される映
像処理回路70に供給される基準制御信号をどのように
供給するかが問題となる。
ロック図である。本実施の形態ではPLL回路40内に
周波数シンセサイザ44及び46を設け周波数シンセサ
イザ44からの制御信号Bを遅延回路32を介して出力
し、この出力を周波数シンセサイザ46に入力させる。
そして周波数シンセサイザ46の出力を位相調整回路4
5を介して位相比較器41に供給するように構成する。
又映像処理回路70に対する基準制御信号は周波数シン
セサイザ46から供給するように構成する。周波数シン
セサイザ44,46は電圧制御発振器43の発振出力に
応じてHDの位相を変化させるため、周波数シンセサイ
ザ44,46の出力は常に同一の周期となる。電圧制御
発振器43、周波数シンセサイザ44,46は制御回路
80によって制御されており、その詳細動作は後述す
る。
チャートを示したもので拡張モジュール30内の映像処
理回路31による信号の遅延時間をTD とした場合のタ
イミングチャートを示している。拡張モジュールを使用
して映像処理回路2の31で遅延TD が生じたにもかか
わらず、遅延回路32を挿入しない場合には図7に示す
ようなタイミングで各信号A〜D、Q、Rが出力され
る。即ち、映像信号Rの水平位相は基準信号PからTD
遅れてしまう。しかし信号処理回路31の遅延時間TD
と等しい遅延時間を有する遅延回路32を挿入する事に
より図8に示すようなタイミングで信号が出力される。
駆動信号HDと周波数シンセサイザ44から出力され遅
延回路32で時間TD 遅れた基準信号Cが周波数シンセ
サイザ46を遅延なく通過し、位相調整回路45を通っ
た水平駆動信号HDが位相調整比較器41で比較され位
相差がなくなった状態でPLL回路40はロックする。
従って、基準信号Aの水平駆動信号HDは図8の如く同
期信号分離回路20から出力される水平駆動信号HDか
ら時間TD だけ進む。
準信号Pと基準信号Aの水平位相がすでに同期している
場合を考える。周波数シンセサイザ44と周波数シンセ
サイザ46は同一の電圧制御発振器43の出力により駆
動されるため、それぞれが出力するHD,VDは周期は
変わらず、位相のみがずれることになる。周波数シンセ
サイザ44の水平位相は、既に説明した如く、信号Pよ
り時間TD 進んで同期する。周波数シンセサイザ46は
周波数シンセサイザ44より時間TD 遅れたパルスを基
準としてHDを出力するため、基準信号Dと外部基準信
号の水平位相は一致している。従って、同期信号分離回
路20から出力されるV・reset信号が周波数シン
セサイザ46に供給されると、従来技術の項で説明した
如くその出力である基準信号Dの垂直位相も一致する。
遅延回路32で遅延したVDB を受け取った時点で、周
波数シンセサイザ44は一時的に停止する。そして、周
波数シンセサイザ46がH1となったとき周波数シンセ
サイザ44は動作を再開する。即ち、周波数シンセサイ
ザ44はH1から時間TD のところで停止して、その状
態を保持し、周波数シンセサイザ46がH1となったと
き動作を再開するため基準信号Bと基準信号Dの位相差
がTD で保たれる。
(a)の如くである場合を考える。VDB が周波数シン
セサイザ44から出力されて、周波数シンセサイザ46
が受け取るまでの時間はTD である。いまこのTD を
2.5Hの時間であるとする。周波数シンセサイザ44
がVDB を出力して、2.5Hの時間(水平周期の2.
5倍の時間)が経過したときに、VDB は図9(a)の
基準信号Cのタイミングで周波数シンセサイザ46と制
御回路80に入力され周波数シンセサイザ44が一時的
に停止する。そのため、基準信号BはH3のままとな
る。VDB が出力された時点では基準信号Dの水平位相
はHN−4であるが、周波数シンセサイザ46は動作を
停止しない。そして図9(b)の様な位相関係の時、周
波数シンセサイザ44は動作を再開する。従って、映像
処理回路70に必要な制御信号が所定の位相関係を保っ
て確保できる。尚、周波数シンセサイザ46から位相調
整器45へのパルス位相は基準制御信号Cと同一であ
る。この方式によればTD の値によらず、基準信号Aと
基準信号Dの位相差を設けることができる。
44の動作の停止と再開について、詳細に説明する。図
6に示した制御回路80は、セット端子Sが周波数シン
セサイザ46と遅延回路32に接続され、リセット端子
Rが周波数シンセサイザ46のリセット端子に接続され
たフリップフロップ3とスイッチ4とで構成される。電
圧制御発振器43の出力はフリップフロップ3の出力に
よって制御されるスイッチ(SW)4を経由して周波数
シンセサイザ44に入力される。
御発振器43の出力が直接入力される。フリップフロッ
プ3の出力がロウレベルの時、SW4はオンとなり、フ
リップフロップ3の出力がハイレベルの時、SW4はオ
フとなる。
ルでSW4がオンであるとする。周波数シンセサイザ4
4の出力である基準信号BのVDB が遅延回路32を経
てフリップフロップ3のS入力に入力されると、フリッ
プフロップ3の出力は変化し、ハイレベルとなり、周波
数シンセサイザ44はクロック入力信号である電圧制御
発振器43の出力がなくなるため、停止する。
号Dの水平駆動信号のH1の立ち上がりと同期してリセ
ットパルスをフリップフロップ3のR入力に出力すると
フリップフロップ3の出力はロウレベルとなりSW4は
オンされ、再び周波数シンセサイザ44は動作を開始す
る。従って、VDB を出力した時点を基準として考える
と、周波数シンセサイザ44は時間TD の後に停止す
る。そして、周波数シンセサイザ46が基準信号Dとし
て水平駆動信号H1を出力したとき動作を開始する。
即ち、基準信号Bの垂直駆動信号VDB と基準信号Dの
垂直駆動信号VDD の位相差が時間TD である場合、図
9(b)からも解るように、周波数シンセサイザ44が
VDB を出力してから時間TD の後に、フリップフロッ
プ3のS端子にパルスが入力される。
基準信号Dの垂直駆動信号VDD の位相差が時間TD で
あるため、同時にフリップフロップ3のR端子にリセッ
トパルスが入力される。同時にR端子とS端子にパルス
が入力されたとき、このフリップフロップ3は出力が動
かない様にしてある。このため垂直同期は乱れない。
無視できない場合、AとDのパルスを時間tD だけ早く
(位相を進ませて)出力する。映像処理回路70は拡張
モジュールの如く入れ替えをしないため、遅延時間tD
は一定であり、容易に実現できる。即ち、映像信号の1
水平周期をTH とすると、AはBから(TH −tD )遅
れて立ち上がるようにすれば良い。PLLがロックして
いるため、TH に変動がないためである。本実施の形態
においてもTD が1Hより大きくても小さくても問題な
く動作するため第1の実施の形態の如く、垂直位相を手
動で補正する必要がない。
示す回路ブロック図である。本実施の形態では拡張モジ
ュール30内に2つの遅延回路32,33を設け周波数
シンセサイザ44からの制御信号Bを遅延回路32を介
して位相調整回路45に供給する。又、周波数シンセサ
イザ44からの他の制御信号Eを遅延回路33を介して
出力し、これを映像処理回路70の基準制御信号Dとす
る。
チャートを示したものである。図11は遅延回路32,
33が挿入されなかった場合のタイミングチャート、図
12は遅延回路32,33が挿入された場合のタイミン
グチャートをそれぞれ示している。
映像処理回路31によって遅延時間TD が発生すると周
波数シンセサイザ44はその遅延時間の分だけ速い位相
で動作をする。従って映像処理回路70のための制御信
号Dを周波数シンセサイザ44からそのまま生成したの
では位相が早くなってしまう。そこで遅延回路33を設
け、ここで映像処理回路70のための制御信号の位相合
わせをするようにする。ここで遅延回路32,33の遅
延量は同一とし、この遅延量は映像処理回路31の遅延
時間TD と同一としておく。
用いられる映像機器について行なったが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、映像同期機能が必要なすべ
ての映像機器に適用出来ることはいうまでもない。
HD 、VD を使用したが、水平と垂直の位相の基準とな
り得る信号であればどのような信号でも構わない。更
に、HD 、VD の伝送方法として、複合信号として1本
の線で伝送せずに、別々の線で伝送する場合は、それぞ
れに対して、遅延回路32が必要となる。更に、基準制
御信号A〜Dは1つの信号とは限らず、従来技術で述べ
た如くクランプパルス、ブランキングパルス等の複数の
信号であっても良い。この場合、A〜Dの通路はバスラ
インと考え、各バスラインに付いて信号の数だけ遅延回
路が必要となる。
映像処理回路の遅延量に対応する遅延時間を持つ遅延回
路を拡張モジュール内に設け、周波数シンセサイザから
の基準制御信号をこの遅延回路を介してPLLループ内
に帰還するように構成したため、拡張モジュールの遅延
量が自動的に補正される。従って拡張モジュールを追加
したり交換したりする度にPLL回路の再調整を行なう
必要が無いため、操作性の優れた同期結合装置を提供す
る事ができるという利点がある。
結合系統を示すブロック回路図。
ト。
ト。
ト。
のブロック図。
ャート。
ャート。
ャート。
ク図。
グチャート。
グチャート。
ムにおける映像出力部の回路構成を示したブロック図。
チャート。
チャート。
ンセサイザの動作を説明するためのブロック図。
Claims (7)
- 【請求項1】 映像信号をPLL回路の出力である第1
の基準制御信号に基づいて処理し第1の映像出力信号を
出力する第1の映像処理回路と、拡張モジュール内に搭
載され前記第1の映像出力信号に対して更に処理を加え
て第2の映像出力信号を出力する第2の映像処理回路と
を有する同期結合装置において、 前記拡張モジュール内に遅延回路を搭載し、第2の基準
制御信号を前記遅延回路を介して前記PLL回路のルー
プ内に帰還させるようにした事を特徴とする同期結合装
置。 - 【請求項2】 前記遅延回路の遅延時間を前記第1と第
2の映像出力信号間の遅延時間と等しく設定した事を特
徴とする請求項1記載の同期結合装置。 - 【請求項3】 映像信号をPLL回路の出力である第1
の基準制御信号に基づいて処理して第1の映像出力信号
を出力する第1の映像処理回路と、拡張モジュール内に
搭載され前記第1の映像出力信号に対して更に処理を加
えて第2の映像出力信号を出力する第2の映像処理回路
と、前記第2の映像出力信号に対して、前記PLL回路
の出力である第2の基準制御信号に基づいて更に処理を
加えて第3の映像出力信号を出力する第3の映像処理回
路とを有する同期結合装置において、 前記拡張モジュール内に遅延回路を搭載すると共に前記
PLL回路のループ内に第1及び第2の周波数シンセサ
イザを設け、前記第1の周波数シンセサイザから出力さ
れる前記第1の基準制御信号を前記遅延回路を介して前
記第2の周波数シンセサイザに帰還させ、前記第2の周
波数シンセサイザからの出力を前記第2の制御信号とし
て用いる事を特徴とする同期結合装置。 - 【請求項4】 前記遅延回路の遅延時間を前記第1と第
2の映像出力信号間の遅延時間と等しく設定した事を特
徴とする請求項3記載の同期結合装置。 - 【請求項5】 前記PLL回路のループ内で前記第1の
周波数シンセサイザへの入力をオン・オフするスイッチ
と、このスイッチの開閉を制御するフリップフロップと
からなる制御回路を設け、 前記フリップフロップのセット、リセット端子をそれぞ
れ前記第2の周波数シンセサイザのセット、リセット端
子に接続することを特徴とする請求項3記載の同期結合
装置。 - 【請求項6】 映像信号をPLL回路の出力である第1
の基準制御信号に基づいて処理し第1の映像出力信号を
出力する第1の映像処理回路と、拡張モジュール内に搭
載され前記第1の映像出力信号に対して更に処理を加え
て第2の映像出力信号を出力する第2の映像処理回路
と、前記第2の映像出力信号に対して前記PLL回路の
出力である第2の基準制御信号に基づいて更に処理を加
えて第3の映像出力信号を出力する第3の映像処理回路
とを有する同期結合装置において、 前記拡張モジュール内に第1及び第2の遅延回路を搭載
すると共に前記PLL回路のループ内に周波数シンセサ
イザを設け、前記周波数シンセサイザから出力される前
記第1の基準制御信号を前記第1の遅延回路を介して前
記PLL回路のループ内に帰還させ、前記周波数シンセ
サイザから出力される前記第2の基準制御信号を前記第
2の遅延回路を介して前記第3の映像処理回路に供給す
るようにした事を特徴とする同期結合装置。 - 【請求項7】 前記第1及び第2の遅延回路の遅延時間
を前記第1及び第2の映像出力信号間の遅延時間と等し
く設定した事を特徴とする請求項6記載の同期結合装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34181296A JP3251518B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 同期結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34181296A JP3251518B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 同期結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191099A true JPH10191099A (ja) | 1998-07-21 |
JP3251518B2 JP3251518B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=18348956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34181296A Expired - Fee Related JP3251518B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 同期結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251518B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006217419A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Leader Electronics Corp | ログ機能及び警告機能を持つゲンロック装置 |
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1996
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